2018.02.05
[ education ] の記事一覧
2018.02.03
時々の初心
大学院の口頭試問に備え、少し早めに床についたせいか4時に目が覚め、いつものようにラジオのスイッチを入れたら、いきなり”時々の初心忘るべからず”と生き方についてのインタビューが紹介されていました。”初心忘るべからず”は良く耳にしますが、時々の初心忘るべからずははじめて耳にしました。世阿弥の「花鏡」で述べられているとか(恥不勉強)。
妙に気になったので、調べてみましたら(「教育名言辞典」寺崎昌男,東京図書)、年齢を重ね、上手になった後で慣れが出てくるのを戒めて初舞台の賢明さを忘れるなという言葉で有り、さらに、”老後の初心忘るべからず”では、60歳を過ぎて名人と言われる域に達したとしても、絶えず初心に立ち返って精進がなければならないことを戒めたものである、とのこと。初心の大切さや懸命さを大切にして努力することの意義を説いたものではありますが、初心は常に不変である必要はなく、年齢や境遇の変化に応じて、自分自身を向上させるに応じて変化していくものであり、慣れで無自覚に過ごすことの問題点を戒めたものと勝手に解釈しました。その意味では、初心はいつでも無限の可能性を持つのではないかと思い、今からの初心もあり得るのではないかと思っています。
3回生の後期試験の最終日であり、大学院の口頭試問が終わったので、この日の晩、ゼミ生としてのこの1年の振り返り、特にスポーツ心理を選択し何を自ら学んだかと、これからの覚悟(卒論&就活)=時々の初心について語りながら一時を過ごしました。(老ブロガー・ハル)
以下は、学部生のゼミに積極的に加わり、この間ゼミ生としての勉強の仕方、過ごし方を示してくれた院生の少し感傷っぽい一文を紹介します。
2018.01.27
厳しい寒さの中で
1年のうちで最も寒さの厳しい頃とされる大寒、その名に違わず今季一番の寒さどころか、数年に一度の大雪とか。郷里の新潟市内では、例年なら10数センチ程度の積雪が、今年は80センチもあり、雪下ろしをしないといけない程の積雪で「大変だわね」との連絡がありました。此方では、帰宅時の冷え切った夜、見上げると澄み切った夜空にオリオン座の輝がすぐに目に入り、白い息を吐きながら頬をほてらせ、つい星座に見とれてしまったりしています。
早いもので冬至を過ぎて一月ほどですが、日が次第に長くなっていることを実感でき、確実に春が日に日に近づいて来ていると感じさせられ、立春が待ち遠しくなってきます。
先週金曜日で今年度の講義が終わり、今は後期試験のまっただ中。琵琶湖線の車内、シャトルバスの中はもちろんのこと、キャンパス内はいつもの賑わいとは異なり、試験教室や図書館等に皆黙々と向かって歩いている感じがします。セントラルアーク内でも、普段なら談笑の場となって賑やかなのに、この期間はテキストやノートパソコンを広げ、食い入るように見つめながら何かメモをとったりしており、その真剣さが、コーヒーとクレープを味わいつつ休んでいる此方にも伝わってくるような感じがします。学年末試験=今年度の最後のふんばり、がんばれ!
勉強でもスポーツでも真剣に打ち込んでいる姿には、人を魅了するものがあります。将来の限りない可能性への挑戦であり、自らの成長への努力でありますが、それはまた、社会の一員として我が国の将来に明るい希望をもたらしてくれるものと確信しています。期待せずにはおれません。(老ブロガー・ハル)
2018.01.25
超音波勉強会
2018.01.23
教職自主ゼミの活動2
2018.01.22
成長を実感
2018.01.21
森の幼稚園(その2)
2018.01.20
それぞれの挑戦
寒に入り、寒い日が続き、立春が待ち遠しく感じられる昨今、とかく部屋に閉じこもりがちな毎日ですが、週末にはこの時期を象徴するかのようなイベントがありました。受験生にとってはこれからの人生を左右するかもしれないセンター入試、地元の期待と栄誉を担って覇を競った全国都道府県対抗女子駅伝2018、いずれも”一朝にして目標が達成されるものでないことは言うまでもありません。偉業を達成する、人より一歩先を進むためには、時には修行僧のようなストイックな日々の取り組みが求められる”ということを、月曜日、うっすらと一面に雪の積もった早朝のグランドに残された足跡を見て感じました。努力に即効性はなく、今日も明日も続けることの大切さは今も昔も変わらないと。
そして、今日は卒業論文の口頭試問がありました。”4年間の学びの集大成”と力作を誇らしげに発表する学生。”もっと頑張っておけば良かった”と反省の思いが滲んだ内容の学生。それぞれの思いは異なっても、限られた時間の中でまとめ上げた集中力と気力でもって取り組んだ過程で得たものの大きさは、これからの人生に大いに役立つものと思います。ゼミ生の多くは日頃のクラブ経験で感じた身近な心理的な問題意識を基に取り組みました。以下はO君の感想です。
私は,「試合展開における選手の競技不安が競技成績に与える影響-ソフトテニスプレーヤーの心拍数と競技不安尺度:STAIを用いて-」をテーマとして研究を行いました。競技不安は全てのスポーツ選手の抱える問題であり、“あがり”と共に古くて新しい問題でもあります。
勝敗とファーストサーブの成功確率を競技成績と設定し,リードしている時、されている時、同点の時などの状況別に、サービス動作開始時間と競技不安,生理的反応の3つの要因との関係について調べました。その結果,競技不安を感じている方が高いパフォーマンスを発揮できることを見いだしました。このことは防衛的悲観主義にも関わることであり,現場に活かすには,「男子のソフトテニスのダブルスの試合に限り,最悪の場合を想定し,試合に臨むまたは進めることで良い競技成績に繋がる」ということを定量的(客観的)に示すことができました。最後に,卒業論文作成にあたり,実験参加者、貴重なアドバイスをしてくれたゼミの仲間に感謝します。
卒論作成といった土壇場でのゼミ生のつながりは貴重な財産になると思います。(老ブロガー・ハル)
2018.01.18
お疲れ様でした
2018.01.17
小さな賢人
そのキャンディを渡された兄弟は、戸惑いながらキャンディを受け取り…。