[ education ] の記事一覧

2017.10.26

先週の台風の中

こんにちは、shinoです。

先週末の台風はすごかったですね。
今週も初めからスッキリしない天気が続いています。
やっと今日は良くなった感じですが・・・

気温もグッと低くなったような気がします。
みなさん、風邪などはひかれてませんでしょうか?


そんな先週末の台風がまさに近づいている真っ最中、
私はまたまたラグビートップリーグのマッチドクターに行ってまいりました。

今回は万博記念競技場です。
トップリーグの前に、トップウエストリーグの試合がありました。
ラグビーのプロ・社会人リーグでは、トップリーグ、トップチャレンジリーグと順にありまして、
その下のカテゴリーで社会人リーグのトップウエストリーグがあります。
名前の通り、西日本の社会人チームがリーグ戦を行っています。

今回は、その試合のマッチドクターも含めて、2試合に出務してきました。


毎試合前に行う担架搬送のトレーニングです。

マッチドクター、チームドクターは、試合中は基本的にピッチサイドに居て、試合が終わるまでチェックしています。
怪我している選手を見かけたら、すぐにグランドに入って行けるように待機しているわけです。


第1試合のキックオフは11:30でしたが、その時点で結構雨が降っていました。



ラグビーは、サッカーなどと同じように、基本的には全天候型スポーツなので、雨でも試合は全く関係ありません。

なので、私も試合中はピッチサイドにいて、待機していました。
傘も差せないので、ウインドブレーカーの上に薄い雨合羽を着て、試合を観ていました。

第1試合は特に大きなけが人もできることなく、無事に終了しました。
それは非常に喜ばしいことなんですが、怪我や脳震盪で倒れる選手がいない場合、
私たちはグランドに入ることもありません。
したがって、ずっとピッチサイドに居て、試合を観ているだけになります。

先週はその時点でかなり雨も強くなってまして、非常に寒かったです。

第2試合は14:00キックオフでした。
第1試合と同じく、ピッチサイドに立って試合をチェックしていました。
出場している選手も、サブで待機している選手もコンディションを整えるのが大変だったと思います。
よって大きい怪我が出るんじゃないかと思って、
かなり心配していましたが・・・・



なんと、この試合も大きな怪我人は出ませんでした。

したがって、私たちはずっとピッチサイドに立って試合を観ているだけになりました。
雨は止むどころか、ますます酷くなる一方でしたので、
当然、ずぶ濡れで、身体の芯から冷え切りました。

選手と同じく、メディカル、レフリー、運営スタッフも、
なかなかコンディションを保つのが大変な試合でした。

風邪ひかなくてよかった。

何より選手に大きな怪我がなくてよかったと思います。

2017.10.24

各種研修会への参加

 「台風21号」・・・10月中旬以降にこんな巨大台風が日本直撃するなど、やはり地球温暖化(海水温の高温化)が原因なのでしょうか。また、台風が発生するかもしれないと言われています。大阪・京都・滋賀は、日常生活をしていると交通の便も良く、距離的にも近い感覚がありますが、昨日の様な状況では、高速道路は大渋滞で全く動かず、JRは不通(大幅な遅延)、一般道も大渋滞。各所で大きな影響が出ました。

 今回は、一週間中に参加した研修会の様子をお知らせします。
 19日の木曜日、【智】先生の3回生ゼミで、「球技(バレーボール)」の授業づくり演習が行われました。バレーボールの特性や用具の準備、基本的なスキルの指導法などについて実技を入れながらの講義でした。参加する生徒の体格や運動能力を考慮した単元計画の立て方や授業の進め方について大変勉強になりました。


 20日の金曜日、立命館附属中高等学校(長岡京・宇治・守山・慶祥)の保健体育科を担当されている先生方(30人を超える)の研修会に朱雀キャンパスに行って来ました。このような教科単位の研修会は初めての取り組みということで、まず各附属学校の体育授業の取り組みや生徒の実態等を交流し、次に新学習指導要領では体育授業がどのように変わるのかなどについて研修しました。
その後、グループに分かれて意見交流が行われ、附属学校の課題を明確にして、体育授業の活性化を図る方向の意見が出されました。
[私と【智】先生が講師として参加しておりました。写真を撮ることを忘れていて、文字のみですみません]


 21日の土曜日、京都市教育委員会主催の第12期「京都教師塾」が京都市総合教育センターが開催され、視察に行って来ました。大学3回生・大学院M1の中で、京都市の教員を希望している学生を対象として行われている講座で、今回は250人が参加しているとの事でした。午前中は入塾式、午後からは講演とグループ討議が行われました。

 講演会は、大谷大学教授(元堀川高校校長)の荒瀬克己先生から、「教師に求められるもの」と題して話があり、参加者は熱心にメモをとりながら真剣に聞いていました。その後、グループに分かれ講演会の振り返り、また「どのような教師になりたいか」をテーマに討議が行われました。
(内部の撮影は控えさせて頂きました)


【司】

2017.10.21

授業風景二題

その日の仕事を終え帰宅の道、住んだ夜空に月が皓々と輝いている様子が懐かしく感じるほど、雨や肌寒い日が続いています。昨年は残暑が続き急に晩秋、初冬に入ったような感があります。日が暮れるとともに吹いてくる秋の涼やかな風を楽しむことなく、今年もこのまま・・・・?かと気になるところです。

月曜日の授業で、自我同一性の確立、自立、モラトリアム人間、青い鳥症候群(自分探し)など青年期特有の彷徨について話をしていたとき、ふと武者小路実篤氏の「この道より我を活かす道なしこの道を歩く」を思いだしました。教員生活40年を支えてくれた言葉でもあります。よく人は向き不向きを話題にしますが、自分のことでも意外とわからないもの、続けてみて、歩み続けてそれが天職?となるのではと思っています。

高校の教員になることを夢みて歩んだ道でしたが途中で挫折、大学に残りやがて附属の校長兼務(前任校)となった時、形は異なるが高校教員の夢の一端を実現することができ、念いはかなうものと実感しました。中・高生の今の学びが将来どのようにつながるのかを理解してもらうため、1週間、午前中、大学の各講座から先生に来てもらい、専門の分野を中・高生にもわかるように講義をしてもらうアカデミック・ガイダンスを実施しました。爾来20年程経ちますが、まだ続いているようです。

 昨日(水曜日)立命館慶祥中学2年生の模擬授業を担当する機会を得ました。受講姿勢の良さ、質問に対する発言の多さは大学生も見習ってほしい程であり、また、生徒達のノリの良さについつい引き込まれてしまいました。テーマは「トップアスリートになるために~スポーツ心理学への誘い」でした。近い将来、高大連携の選手育成プログラムに載るような選手が出てくれればと期待している次第です(老ブロガー・ハル)。

以下はTAとして活躍してくれた福永君の感想です。

『TAをさせていただいた福永智大です。スポーツや運動におけるルーティンやあがりについての講義で、馴染みの深い内容ということもあり、生徒たちは興味津々に講義を聞いていました。私自身も、スポーツ心理学の基礎を見直す良い機会となりました。

授業前には「お願いします」、授業後には「ありがとうございました」、さらにドアを出るときには「失礼します」と気持ちの良い挨拶をしてくれた姿に感心しました。勉学だけでなく、「人間力」もしっかりと身に付けており、同じ系列の立命館大学生として誇りを感じました。

今回の講義を通し、スポーツ心理学の面白さや、奥深さを感じてくれたと確信しています。このような素晴らしい生徒さん達が、近い将来立命館大学スポーツ健康科学部に入学してくれる日が待ち遠しいです』


2017.10.19

今週の講義

こんにちは、shinoです。

今週は雨が多いですね。
やっと少し晴れ間がでましたが、また週末に台風がくるようですね。
かなり寒くなりました。

スポ腱の2回生後期には、私が担当する基礎スポーツ医学II外科系という授業があります。
その中で、心肺蘇生とテーピングの実習を毎年行っています。

今週は心肺蘇生の実習を行いました。

実習内容は、心肺蘇生用の人形に心臓マッサージと、人工呼吸を行います。

前週に心肺蘇生の講義を行い、しっかり予習した上で臨むようにしています。
なので、だいたい、心臓マッサージの方法(どの位置に、どんな姿勢で、どの程度の強さ、ペースで行うか)、人工呼吸の方法は分かっているはずです。

実際、やってみると・・・方法はみんな分かっていました。
前週での授業をちゃんと受けて、勉強してくれてたようです。


でも、いざ、やってみると・・・



なかなかうまくいきません。

特に人工呼吸が難しかったようです。
みんな赤い顔をしながら必死で、人工呼吸をしています。



・・・が、やっぱり難しいです。うまく息を吹き込むには、少しコツが必要です。

昼休みも利用して行うので約2時間半を使いますが、240名の学生が2台の人形に行うため、
1人が実習できる時間は、かなり少ないです。

心肺蘇生は、机上では簡単そうに見えますが、
実際にやってみると、なかなか難しく、
必死で一生懸命しないといけないものだということは、この実習でも十分理解してもらえたと思います。

もっと勉強するには、
各地の消防署や日本ACLS協会が定期的にBLS, ACLS(心肺蘇生法)の講習会を開催していますので、
それに参加するのが一番いいと思います。
詳しくは、日本ACLS協会HPで確認して下さい。URL:http://acls.jp/

これを機に、もう1回、心肺蘇生についてしっかり勉強して、
できれば講習会に参加して欲しいと思います。

2017.10.16

学位授与式

10月7日の土曜日に、朱雀キャンパスのホールで
20017年度秋季学位授与式が行われました。
各研究科から課程博士35名が誕生しました!

スポーツ健康科学研究科からは、
小西可奈さんが、「博士学位」が授与されました。

   

学長の式辞にもありましたが、
学位には、学部卒業の時の「学士」
博士前期もしくは修士課程修了の「修士」
そして博士課程修了の「博士」
があり、通常、学位といえば「博士」をさします。

その分野の専門家として独り立ちして、研究を進められる研究者、と認定されるものです。
いわば研究者にとってのパスポートのようなものです。取得するには、かなりの時間、エネルギー、労力(実験・調査、執筆など)が伴います。もちろん、一人ではなく、指導教員、関係教員、研究仲間、家族の支えの中で、達成されます。

学位授与式は、学長が一人一人、学位記を読み上げ、取得者がそれを聞き、受け取る様をひな壇から拝見させてもらっています。いずれの取得者も達成感と安堵感、そしてこれからの期待が入り混じった素敵な表情をされています。特に学位記を受け取られた折にみせられる、感謝の念は、みているこちらも熱い想いになります。
壇上から降りられる際に、「ありがとうございました!」とつぶやかれる方を何人も目にしました。感激とともに自然な感謝があふれ出てくる瞬間なのでしょう。

学位取得者の今後、益々の活躍と発展を心から祈念しています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
10月26日木曜日、13:30-16:45 
立命館大学びわこくさつキャンパス
エポック立命21にて

立命館大学「卓越大学院プログラム構想博士人材育成シンポジウム
『アクティブライフデザインをリードする
  超創人材育成プログラムの構築に向けて』

を開催します。

これからの博士人財の育成に向けてあらたなプログラムを検討しており、その構想報告と
今後の未来像について
パネルディスカッションを通じて深めていきます。

是非ともご参加いただきますようお願い申し上げます。
https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=352966
【忠】

2017.10.14

今につながる想い出

 日中は少し暑さが残るものの、秋晴れの日が続き、家の近くの田んぼでは稲刈りを終え、籾殻を燃やす煙が、アカネ色に染まった夕焼けの空を靄が立ちこめたように覆い、秋の深まりを感じさせます。一面田園風景の越後平野のまっただ中に育った幼い頃、あぜ道を裸足で走り回った想い出につながり、懐かしさ共に、一種の安らぎを覚えるエピソード記憶として残っています。このように、故郷での子どもの頃の日に経験した忘れがたい風景が深く心に刻みこまれ、半世紀以上も前の出来事と共にありありと蘇ってきたりしますが、原風景、原体験とも言われ、その人の深層意識として、心の在り方、考え方にも影響を与えたりしているのではないかと考えられています


 

 臨床スポーツ心理学では、“アスリートの自伝的記憶、幼少期における原風景・原体験をどのように受け止めているか、それらの特徴や現時点での競技行動とのつながりについて、どのように意味づけているか”についてみた研究手法があります(ナラティブ・アナリシス)。

最近の小生のカウンセリング事例のなかでも、現在直面している競技行動の問題点の背景に認められる必然性を原体験とのつながりから課題の整理を行なった学生(クライエント)がおります。

 学生時代の体育史の講義で、イギリスの近代スポーツ興隆を支えたパブリックスクールでのフットボール、クリケット等スポーツの導入の意図(集団への自己犠牲の精神やnoblesse obligeなどの倫理観)と成果について教わったことを思い出します。特に、ナポレオンを破ったArthur Wellesley, 1st Duke of Wellington 17691852)が言った「ワーテルローの戦いはここで(イートン校の運動場)勝ち取られた」(異論があり疑義が唱えられていますが・・・・)名言は、スポーツの原体験と言えるのではないかと思います。

競技スポーツとの関わり方や継続を規定していると思われるこのような“アスリートの原体験”について卒論に取り組んでいるゼミ生がおり、結果が楽しみでもあります。(老ブロガー・ハル)


2017.10.12

今日は雨ですね。

こんにちは、shinoです。

今週序盤はいい天気が続いていましたが、本日は雨模様ですね。
まだ日中は暑さが残る日もありますが、徐々に秋らしくなってきました。

秋といえば、食欲の秋でもありますが、スポ健ではもちろん、スポーツの秋ですよね。

私はラグビーを中心にドクターとして携わっていますので、
ラグビー関係の話が多くなってしまうのですが、
それだけでなく、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップを成功させるためにも、
日本でのラグビー人気を上げなくてはいけません。

ということで、本日もラグビーの話です。

今、ラグビーはシーズン真っ盛りです。
これからお正月まで、プロ、社会人から大学、高校、中学に至るまで、
毎週、各地でラグビーの試合が開催されています。

このブログでもラグビーの試合のドクター(マッチドクター)として、
試合に参加している様子を報告してきましたが、
プロリーグだけでなく、大学学生リーグや高校の県大会まで、
いろいろなカテゴリーの試合にドクター(医務委員)として試合場に参加します。

トップ(プロ)リーグでは、怪我や脳震盪に対して国際基準に合わせたかなり厳密な評価を行い、
試合中でもすぐに対処できるようにしています。
大学、高校、中学においても、
プロほど厳密ではありませんし、全ての試合で行えるわけではありませんが、
怪我や脳震盪に対する速やかな対処を行えるよう、我々が医務委員として待機することが多いです。
だから、この時期の週末は、いろいろな試合に出向きます。

先週末もトップ(プロ・社会人)リーグで、マッチドクターをしてきました。
今回は奈良県天理市のグランドが試合会場でした。
奈良県もなかなかラグビーが盛んな都市です。
お正月にある高校ラグビー選手権大会や、関西学生リーグにも奈良県の学校が強豪校として出てしているので、何となく盛んなイメージはあるかと思います。

今回の試合会場はそれほど大きくないですが、お客さんも結構来ていただき、盛り上がっていましたよ。




奈良県ということもあって、試合会場は木々に囲まれており、気持ちのいい場所です。

私はマッチドクターとして参加していましたが、
今回、出番は全くありませんでした。
ということは、大きな怪我や脳震盪も発生せず、落ち着いていたということです。良かった。

これからスポーツが盛り上がってくるシーズンです。
皆さんも怪我無く、安全に楽しんで下さい。

2017.10.09

サステナブルウィーク

先週、BKCはサステナブルウィーク でした。
http://site-1096863-3189-8132.strikingly.com/

       

ご存じのように、2015年の9月25日-27日、ニューヨーク国連本部において、「国連持続可能な開発サミット」が開催され、150を超える加盟国首脳の参加のもと、その成果文書として、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました(下記参照)。

http://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/
その時に、17の目標からなる ”持続可能な開発目標(SDGs)” が掲げられました。
これは、人間, 地球, 繁栄のための行動計画です。
http://www.unic.or.jp/files/sdg_logo_ja.pdf

これからの持続ある繁栄のための17の目標の中で、3つめに
『あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する』 
が掲げられています。

 新生児死亡率を下げ、薬物乱用を無くし、交通事故の死傷者をへらし、質の高い医療、医薬品が届くようにし、・・・・と続き、
最後に、「すべての国々、特に開発途上国の国家・世界規模な健康危険因子の早期警告、危険因子緩和及び危険因子管理のための能力を強化する。」 とあります。

 まさに生活習慣病のリスクファクターを早期警告、管理ならびに、リスクファクターを低減するための健康習慣(睡眠、食事、運動)を強化することが目標としてあげられています。

 その観点で、今回のサステナブルウィークにおいて、本学部の学生が、1週間、朝8時から8時半の時間に、エクササイズを提供していました。
     

 是非、朝からの運動習慣、身につけていきましょう!

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
上記に書いたように、運動習慣は非常に大切です。でもなかなか実践するのは難しいようです。
そこで、お勧めが、COIで開発しました『ACTIVE5』です。ジュニア、一般、シニアの3世代が同じ音楽で同時にでき、かつ動きはそれぞれの目的にあわせてあり、さらに、シンクロする動作もあり、楽しみながらできるエクササイズです。3分です。毎朝の新しい習慣に加えてもらえると嬉しいです。家庭でも、職場でも、会議の前にでも。
3世代シンクロ、各世代バージョンがあります。ご活用ください。
http://www.activeforall.jp/topics/244/

本日は、「体育の日」。出雲駅伝の日です。
13時スタートです。立命館大学も出場します。TV中継もあります。
こちらにもご注目のほど。
http://www.izumo-ekiden.jp/
【忠】

2017.10.07

心の中はすでに晩秋か?

 今日(104日)は中秋の名月。この日、住んでいる奈良では、猿沢池の西側にある采女神社の例祭が催されます。この神社は、奈良時代、帝に仕えた采女(うぬめ、後宮で帝の給仕をする女官の職名)が、帝の寵愛が衰えたのを嘆いて猿沢池の池畔の柳に衣を掛け、入水したその霊を慰めるために建てられた。しかし、采女は我が身を投じた池を見るにしのびないと一夜のうちに社を後ろ向きにした(大和物語)とされているせいもありますが、神社そのものはうっかりすると見過ごしてしまう程の小さな社ですが、今ではすっかり観光化された采女祭りは、市中の花扇奉納行列後、夜には雅楽の演奏の流れる中、猿沢の池に浮かべた2隻の管絃船(龍頭・鷁首)に乗ったうぬめ役の女性が身代わりの花扇を池に投じて、入水したうぬめの霊を慰める行事となっています。

まさに秋の到来を告げる行事ではありますが、学生にとっては卒論作成に向け、一段と拍車がかかる頃でもあり、また日の短さとともに焦りを感じ、学生一人一人の取り組む姿勢・態度など性格がよくわかる頃でもありますし、焦っているのは学生だけでなく教員も同じ?ではないかと思っています。以下に学生の心境を語ってもらいました。

4回生の福永智大です。私は今『運動学習におけるフィードバックの内容の違いがパフォーマンスに与える影響』(仮)についての卒業論文を書いています。

周りの友人は夏休み前から実験をしていましたが、「まだやらなくていいだろう」と高をくくっていました。夏休み前から取り掛かる予定であったのにも関わらず、学生生活最後の夏休みということもあり、遊びとバイトに費やしてしまい、気が付くと卒業論文に全く手をつけていませんでした(でも後悔は・・・していません・・・それなりに意味があった)。9月に入り非常に焦りを感じた私は、連日休むことなく30人の被験者を集め、つい最近実験が無事に終わり、今はデータ処理に追われています。パソコンに疎い私は、データ処理に苦難を極めていますが、佐久間先生にアドバイスを頂き、統計学の書籍を読むなどして、なんとかやっている状況です。

ゼミ生とは論文の進捗状況について牽制し合うのではなく、助け合い協力して卒論を進めていきたいと思います。9月末の時点で0文字だった男子大学生が2ヶ月で20000文字書いて無事卒業する話、ビリギャル!を凌ぐ私にご期待ください。」・・・・期待しています。(老ブロガー・ハル)

2017.10.06

行くぞ!!

お疲れ様です。購入予定の新しいタブレットパソコンを選ぶのが最近の気分転換、Hitomiです。

迷いますね。そんなにPCに詳しくないので毎回こういう時選ぶのに時間がかかります。

個人的に、タブレットと言えばSurfaceと iPadのイメージですが、メインPCがWindowsなので、やっぱりタブレットもOSは合わせたほうがいいかな。

ただ、以前Surfaceを使っていた時に、初期不良で1回交換し、さらにその後キーボードを2回壊す(それぞれShiftキー・Ctrlキーが取れるという死活問題)という、抜群の相性の悪さをみせたので若干トラウマがあります。(この話をするとだいたい「カバンにそのまま入れなければいいんじゃない…?」と言われます)

Let’s noteのXZシリーズもかなり気になっています。私は「丈夫だから」という理由でLet’s note派なのですが、Let’s noteは結構先生方の間でも人気が高いですよね。難点は…高いこと(笑)だからこそ買えるうちに…。

おすすめPCがあればご一報ください。まずはクレオテックのSさんに相談だー!

というわけで、今週も新しく始まった授業の様子をご紹介します。

まず、研究入門Ⅱ。こちらは、リサーチ・クエスチョンのたて方、論文の構成などこれから研究計画を立てていく上での基礎知識について、全体で説明がありました。



T彦先生がご登壇です。『仮説と予想は違う』というのはとても重要だし、適切な表現で「なるほど、そういう言い方をすればいいのか!」と腑に落ちました。今度、私もこっそり使わせてもらいます。

社会科学系の担当として私も少しお話しさせてもらいました。自然科学との違いを説明はしましたが、せっかく文理融合の学部ですので、自然科学/社会科学、文系/理系という枠にあまりこだわりすぎないようにして、まずは広い発想でテーマを考えてもらえたらいいなと思います。

余談ですが、約200名を前にして去年すっごく緊張した記憶があるんですが、今年は意外と落ち着いてできた気がします。馴れってすごい。やっぱり暴露療法って効果あるんだなぁ…と思いました。
(暴露療法…不安障害を改善するために行われる行動療法のひとつで、強い不安や恐怖を感じる刺激にあえて曝すことで刺激に慣れていく方法。中途半場にやるとむしろ悪化する危険もあるので注意。)

こちらは基礎演習Ⅱです。ゼミナール大会の準備がいよいよ始まったので論文ガイダンスです。Moto先生にご登壇いただきました。



すごく分かりやすい…。

こちらもちょっとだけ調査系論文の書き方について私も前に出て話したのですが、「全く専門知識がない対象に対して、専門的なことを説明する」のがいかに難しいことであるか実感しました。
自然と口から専門用語が出てくるんですが、喋りながら『あれ?これって1回生分かるのかな?』と不安になったりして、相手を考慮した説明の仕方について改めて考えさせられました。

そんなこんなで、今週は研究の基礎について、意外と普段考えてないことを改めて考えるいい機会だったな~と思います。

小集団科目、後期は前期といきなり雰囲気が変わって大変ですが、1回生も2回生も頑張ってください。

Hitomi

P.S.

Happy Birthday!!!