[ education ] の記事一覧

2017.06.26

トビタテ

今週は、表題に関わってのブログです。

詳しくは下記の文科省のHPをみてもらいたいのですが、日本の若者を、海外へ送り出しグローバルな人財になってもらうことをねらいとした奨学金制度です。

この制度は、非常に充実した内容ですので、留学を考えている学生のみなさんは、チャレンジして欲しいです。

今回、見事にこの奨学生となった4回生のN田君からメッセージをもらいましたので、紹介します。


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こんにちは。
私は今回、「トビタテ!留学Japan日本代表プログラム」という留学支援の奨学金に第7期生として採用して頂けることになりました。

このトビタテという奨学金は、文部科学省が日本の企業の支援を受けて行う留学促進キャンペーンで、産・官・学が連携して日本人学生の留学者数を増加させることを目標にしています。
トビタテの特徴は、独自性の高い留学計画を積極的に採用することで、なので、トビタテの面接には独自の留学計画と考えを持っている変人ばかりが集まります。そんな世にも面白い奨学金がトビタテ!留学Japanです。

僕は4回生の夏季休暇と春期休暇を使って、オランダで「フィジオセラピスト」というトレーナーの下でインターンシップさせて頂けることになり、その留学計画に対してトビタテから支援を頂けることになりました。

今では、海外留学の奨学金は増えて来て立命から応募できるものも増えてきましたが、僕のような独自の計画を支援してくれる奨学金はなかなかないので、そういった独自なことにチャレンジしたい人にはおススメの奨学金です!

特に、スポ健の学びはもうそれがすでに独自なもので、トビタテには持ってこいなので、スポ健の学びを使って何かにチャレンジしたいなーと思っている人は、トビタテの制度を使って海外に行っちゃうのも面白いと思います!!
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N田君がこの留学での成果をあげて、さらにスポ健での学びと合わさって、さらにグローバルな視野と活躍ができることを期待しています。
留学を検討している皆さんは、是非、下記をご覧ください。

トビタテ!留学Japan HP
http://www.tobitate.mext.go.jp

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 COI拠点での研究成果の一部を、お台場にある日本科学未来館で展示されることになりました。半年間展示されますので、お台場に行かれる方は是非、お立ち寄りください。詳細はまた別の機会で紹介します。


先週はその展示に使うビデオ撮影のため、日本科学未来館へ行ってきました。その帰りの新幹線は、「大雨」のため、小田原で約3時間停まってしまいました。人生2度目の新幹線停車でした。
【忠】

2017.06.24

前半期リーグ戦を終えて

 多くのクラブは春季リーグ等を終え、それぞれの結果を残し、それぞれの反省と課題を抱え、次期に向けた課題=新たな挑戦と達成のための秘策を練っているのではないかと思います。シーズン中の実力発揮に対する不安とプレッシャー、時には絶体絶命とも思えるようなピンチを幾度となく克服してきた自信。戦術や技術に関すること、チーム内の人間関係の改善、さらには修学上の問題等々。やらなければいけない課題が山のようにある中で心安まる穏やかな日々はなかったのではないかと、ほぼ半世紀前の我が身を思い起こしつつ、つらくてもやるべきことに挑んでいる学生諸君には敬意を評したいと思います。世代が変わっても、学生選手の心というか、心理的な問題はおそらく共通しているのではないかと、学生との会話の中で思ったりしています。

 部長をしているアイスホッケー部も、先週決勝戦で惜しくも関西大学に敗れましたが、今週から8月の合宿まではオフとなり、来月末に行われる定期試験に集中し、是非“意地”を見せてくれるように伝えました。好きで自ら進んで始めたスポーツとは言え、今では伸び悩みにより、また、他の部員との比較や評価から日々の練習が苦痛に感じられることがあるかもしれないが、そのような場合、始めた頃の毎日の練習時間が待ち遠しかったことを是非思い出して欲しいと思っています。そして来期には存分に力を発揮してもらいたいと願っています。(老ブロガー・ハル)

2017.06.19

イノベーション

先週の朝食実習は、基礎演習のBクラス(【Moto】先生担当)でした。

毎回、元気なクラス写真を撮らせてもらっています。
いつも、朝食実習のお世話をしていただいているab研の院生のお二人の写真です。いつもありがとうございます。


今回のテーブルは、女性2人、男性二人、そしてオリター1人の卓袱台におじゃまさせてもらいました。他愛もない会話でしたが、明るく、楽しく食事をさせていただき、元気もいただきました。


6週目に入り、「あいコア」(ICORE)精神の、キーワードの5つを説明し終えたので(聞いていない方クラスは、ブログを読み返して下さい)、

『今日のひと言』は、頭をひねりながら考えました。

そしてでてきたのが、
イノベーション
 です。

辞書をしらべると、革新 改革 刷新 工夫などの訳。また、教科書なのでは、産業、工業の分野での技術革新として知られています。

 イノベーションも色んなレベルで語られる言葉ですが、今回のひと言では、次のように説明しました。

単なる新しい技術導入を指すのではなく
こんなものが欲しかった
社会の課題(問題)を解決するもの
生活・社会を変えてしまうもの
      を含んで社会貢献すること

 まさに、世の中が変わるような製品、サービス、システムを指します。そのような『イノベーション』を起こせる人財に、皆さんはなれます、と激励しました。そのためにも、朝はしっかり食べましょう、ということで、美味しい朝食を頂きました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 父母教育懇談会で、秋田にいってきました。立命館大学には、47都道府県からの学生があつまっています。近畿圏以外は、毎年、大学関係者、都道県を訪問して、保護者のみなさんと懇談しながら、大学の様子、学生生活、キャリアのことなどをお話しします。秋田からの本学在校生は、47都道府県の中で最も少ない(現在26名)と聞きました。今回訪問してみて、地理的距離、ならびに移動時間を含めて、「遠くまで」決意を固めた在校生は、少数でも大きな魅力と影響力を持っています!とお話しさせてもらいました。今年は、7/9に静岡も行かせてもらいます。

今週の金曜日に、BKCにて、次のシンポジウムが開催されます。
「人口減少の2060年問題解決へ- 少子高齢化を新しい視点でデザインする -」
 第3期R-GIRO研究プログラム キックオフシンポジウムで、【naru】先生がリーダーをつとめる拠点の紹介もあります。是非どうぞ!
https://www.ritsumei.ac.jp/rgiro/db/event_symposium20170623.pdf 
【忠】

2017.06.17

奈良県校友会に参加して

 先週の土曜日、天理市において2017年度の総会が開催されました。校友35万人中奈良県在住校友は全国第6位とか。南都銀行立命会、奈良交通わだつみ会、奈良県庁立鹿会、奈良市役所立命会、やまと郡山立命会、天理立命会、奈良建設会、奈良・生駒地区立命会、南和会等々の職域、地域の会があり、それぞれ多数の方々の参加があり、改めて未来人材育成基金等、現役学生への修学、経済支援等の物心両面にわたる厚い支援に、本学の伝統の強さを感じました。

 昨年、卒業生でなくても本学園の教職員及びその経歴者も会員になることができるということで、学生部長としてご支援いただいている校友会に感謝のつもりで会員になり、参加しました。その席で、「スポーツ健康科学と学生スポーツについて」講演するようにとの要請を受け、今年、1時間程紹介した次第です。建山常務理事の来賓挨拶の後、学部紹介では、ヒト、ひと、人、ICOREの標語と意味と研究の紹介を、学生スポーツについては課外活動の現状と2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた支援の紹介、新たな奨学金政策等について話しました。講演のあと、最新の機器に触れ、健康コモンズをはじめ、優れた教育環境の基で勉学のできる後輩の飛躍的な成長のために、何がしかを残してあげようとの会長の総括を頂きました。




 天理教の第38母屋での開催でした。ホテルと迎賓館を兼ね備えたような施設で、奈良盆地が一望でき、耳成山、畝傍山、香具山の大和三山、さらに奥に見える金剛山や二上山を望むことができ、手前の庭園と共に、“青丹によし寧楽の都は咲く花の薫ふがごとく云々”とうたわれた地にいると悠久の歴史を刻んできた土地柄に思いをいたしたりしておりました。

 懇親会では、校友の天理教眞柱中山様の開会の挨拶に続き、本学応援団(チアも含め)の演舞等盛会の内に5時間以上にわたる総会を終えました。最後に蛇足ながら、小生の名の記されている高校の卒業証書を頂きましたと奈良市の職員をしている校友が来てくれ、一時二十余年ほど前の世界に浸ることができました。(老ブロガー・ハル)

2017.06.15

今週のゼミ風景

こんにちは、shinoです。

梅雨入りしていますが、いい天気の日が続いています。
こういう天気は空(カラ)梅雨というそうなんです。
梅雨の時期の雨は蒸し暑くて大変なので、降らないと嬉しい感じなんですが、
こうも降らないと、夏場の渇水が少し心配になってきます。



さて、今週は、私のゼミの授業の話をしたいと思います。

以前のブログにも書いたのですが、私のゼミは、主にスポーツ傷害に関することを勉強します。

私のゼミを志望する学生は、

現在もしくは将来にトレーナーとして活躍したいと思っている。
医療や福祉関係の仕事を考えている。
スポーツの指導者になる上で、傷害の知識と処置技術を習得したいと思っている。

なんてことを考えている子がほとんどです。

私は、ゼミ授業の最初のオリエンテーションの時に、みんながこのゼミに来て何をどんなふうに勉強したいかを、紙に書いてもらうようにしています。

したがって、スポーツ傷害についての勉強をするのですが、その方法は毎年異なっています。

しかし、必ず出るのが、『テーピングを巻けるようになりたい』という意見なので、
現役のアスレチックトレーナー(AT)として仕事としている学部の大学院生にお願いをして、テーピングの実技指導をしてもらっています。

ということで、今年も本日と次週の2回に分けて、テーピングの実技授業を行うことにしました。

学部2回生で履修する「基礎スポーツ医学外科系」という授業の中で、テーピングの実技授業を行うのですが、受講者数が200名を超える授業なので、残念ながら、全員が巻くことができるぐらいの練習をする時間が十分にありません。

このゼミ内の授業では、2名1組になって、心ゆくまで巻きまくって、練習してもらうようにしています。
少人数で、ATの先生と私の2名が居ますので、結構しっかり指導することができていると思います。





ゼミ生達も、初めはテーピングを手で切ることもなかなか手間取っていますが、少しコツを教えて、練習すれば、たった1回の授業でも、終わりごろには、少し様になってきます。

次回のゼミも引き続きテーピングの実技授業をします。
次回授業の最後には、しっかりしたテーピングが巻けるようになります・・・・なってくれると思います。

是非ともテーピング技術を習得して、実際のスポーツ現場で使えるようになって欲しいです。

2017.06.14

学生の近況:研究室でのひととき

1回生がスポ健で学ぶことになって2か月が過ぎました。ずいぶんと馴染んでいる様子で、スポ健に通うのが楽しい!という声を聴くことも増えたように思います。
まだ全員が同じほどではないかもしれませんが、大学環境に適応してくれているかなぁと思うと安心します。

先日は、私の研究室を訪ねてくれた1回生と一緒に、昼休みにパン祭りをしました。
1回生のキャリア形成科目で、「お楽しみ先生」企画として、スポ健の先生が登壇しています。私もその一人でしたが、「パンが大好き(パン食い虫)」と自己紹介をしたことがきっかけで企画してくれた会でした。
ちょうど【忠】先生も来室してくださっていたので、より一層楽しい茶話会・ランチになりました。

(いい笑顔が詰まった空間になりました!)

それぞれの特技や最近のできごとなど、話は尽きることがありませんでした。私にとって、このように学生と過ごすことはとても楽しく、うれしい時間です。
他の教員とも接する機会、興味の広がりに繋がっていくような、そんな機会の一つになればいいなと思っています。

ippo

2017.06.10

地域の中の大学

先日、OICのフユーチャープラザ1階のレストラン(Garden Terrace Lion)でアイスホッケー部OB/OG総会があり、少し早めに行き久しぶりにキャンパス内を見て回りました。国際試合の開催予定があるスタンド付のホッケー場、将来の建設予定地として広場では地域の人たちがサッカーを楽しんでおりました。“里山”の大切さを学ぶ教育施設?としての“山“はまだまだ時間がかかるかと思われる状況でした。また、岩倉公園では休日の為か家族連れだって、ジョギングやボール遊びをはじめ、さまざまな遊具(安全を配慮して地面は柔らかなゴムブロックが敷き詰められています)で思い思いの活動をされていました。さながら遊園地のような賑わいで、まるで外国のように大学から町(茨木市)が発展したような感を抱かせる様子でした。



 OICの近隣に住んでいる前の大学の教え子からの年賀状に、「立命館での運動遊びが子供との愛着形成に大変役立っています。先生とここでお会いできるのを楽しみにしています。」とも書いてあり、ここでも運動(遊び)の効用と大学の評価に、こちらも嬉しくなって幸せな気分になりました。幼児心理を学んだせいか、愛情とか、絆とは言わず、愛着形成を使っている点は、まだ忘れていないなとも思ったりしました。愛着によって人間は人から愛されること、他人を愛すること、他人を信じること、自分に自信を持つことを学び取ることができると言われており、孫の年齢にあたるその子の健やかな成長と近い将来本学に入学してくれることを期待したいと思います。(老ブロガー・ハル)

2017.06.09

真に怖いのは弱さを攻撃に変えた者なのだ。

1回生の付き添いで、京都衣笠キャンパス隣の平和ミュージアムに行ってきました。
去年も2回ほど訪れたのでこれで3回目になりますが、改めて常設展の資料の多さや充実した企画展の内容に驚かされます。
被害者の視点だけでなく、加害者としての立場からも多くの説明がなされており、バランスのとれた展示だなぁと毎回同じように感心してしまいます。



残酷な現実を目の当たりにするとついつい人ごとのように思えてしまいがちですが、すべて同じ“人”が行った行為だと思うと、いついかなる時代にも起こり得ることのだと身につまされる思いです。

実は、こうした人が他者を攻撃するメカニズムについては多くの研究が行われていますが、他集団への攻撃行動は実験状況ではほとんど再現されていません(例えばMummendey & Otten, 1998)。
私も研究で様々な状況を設定して他集団への攻撃行動を測定していますが、「匿名性が守られている(誰が攻撃したかわからない)こと」「反撃される可能性がないこと」「コストがかからないこと」といった限定的な状況下で、やっと些細なレベルの攻撃行動(相手の課題を邪魔する、等)が出る、といった感じです。それくらい、「他者を攻撃してはいけない」という社会的な規範や倫理観は強いのです。

研究者の立場としては研究ができないので困りますが(苦笑)、これは社会的にはとても明るい話です。そもそも攻撃なんてしなくていいのが一番ですからね。
しかし、その一方で、現実の社会では、国家をはじめとした多くの集団間で問題が生じています。これはなぜなのでしょうか?

もちろん社会システムや政治的な立場も大きな影響を及ぼしているはずですが、それらを構築する“人の心”のレベルを考えた時、その動機は恐怖(fear)と搾取(greed)の2種類があるだろうと言われています。特に恐怖は厄介です。相手の攻撃を予測して先に攻撃をしてやろうということですが、その「相手の攻撃の予測」にもバイアスがかかってしまう(「攻撃してくるに違いない」と思い込んでしまう)からです。

さらに、これらの動機が先ほども言ったような社会的な規範や倫理観によって抑制されている間はよいのですが、正当化されることで行動に移されてしまいます。
個人的にもこの正当化の過程は興味があって博論の実験の一部になっているのですが、自己肯定感が他の集団によって脅威にさらされたとき、攻撃を正当化するようなイデオロギーに触れると攻撃行動が表出しやすくなることが示されました(杉浦・清水・坂田,2014)。
“攻撃を正当化するイデオロギー”というのは、例えば立場の高い集団なら「自分たちはこんなに相手の集団のためにしてあげているのに」、立場の低い集団なら「平等の実現のためにはいかなる手段も仕方ない」といった信念や価値観のことです。
短い文章を読ませただけでも行動に違いが出たくらいなので、新聞、テレビ、インターネットを介せば正当化の材料は山ほど出てくるでしょう。一つの実験の結果なのでまだまだ検討の余地がありますが、「正当化」は攻撃を抑制するうえで重要な過程だと思っています。

こうやって書くと絶望的な気持ちになりますが、もちろん集団間での良好な関係を保つためにはどうしたらいいのかという研究もたくさんされています。
また、「暴力の人類史(上下巻)」という2015年のスティーブン・ピンカーの本では、古代から現代にかけて暴力は減り続けているということが圧倒的な量のデータで示されています。

個人的には、自分の意見を持ち、その意見が本当に正しいのかどうかを考え続けることが必要なのかなと思います。自分の考えは本当に正しいのか、物事をバイアスをかけてみていないか…、こうした疑問はおそらく他者への興味や理解へとつながるでしょう。

1回生のみなさん、全クラス平和ミュージアムの見学が終わったこの機会に一度立ち止まって、自分にできることを考えてみてはいかがでしょうか?


あかん、つい自分の研究に関連することなので長々と話してしまいました。
重い話で終わるのはこのblogらしくないので、衣笠キャンパス近くのおすすめのお店情報で締めようと思います!(笑)

フルーツパーラー&カフェの「クリケット」さんです。
フルーツサンドが絶品です。平和ミュージアムから徒歩5,6分で行けますよ!



向かいにおいしいパン屋さん(ブランジェリー ブリアン)もあるので、ぜひ一度行ってみてください。

2017.06.07

大学に結集する智

表紙の写真は、「世界で最も美しい本」と言われるケルズの書があるところ、トリニティ・カレッジ・ダブリン(の博物館)です。
ケルズの書は、8~9世紀ころに制作された聖書の写本だそうです。スコットランドやアイルランドの修道士たちによって装飾されたという、その絵柄、カリグラフィー、色合いなどすばらしい!! の一言につきました。

そこからの旧図書館「ロングルーム 【下の写真:カラー版で】」と最古のアイリッシュ・ハープ(ダブリン生まれのギネスビールもハープをロゴにしていますよね)。興奮しすぎたのか、写真の手振れがこの場所の分だけひどいのですが、なんとか1枚。
ハリーポッターの世界のよう。

先人たちの智が結集したところ、そしてこれから新たに智を深化させていくところが図書館であり、大学でありたいと改めて感じました。

(この土地でみた虹 : この国の民話に、妖精が虹の根元に黄金壺を隠して管理している、という話があるそうですよ。そんな話も生まれそうな雰囲気です。)

ippo

2017.06.06

保健教育について

 今週末から近畿地方も「梅雨」に入るかもしれないと天気予報では言ってましたが、ここ数日は天気が良く、清々しい日が続きます。先週末の近畿地方は、異常気象の影響でしょうか、突風と雷が激しかったようですね。「ようですね」って・・・先週末も高知県に行っておりまして、近畿地方荒天情報は家族から聞きました。玄関戸の隙間から、ものすごい勢いで風が入り込み、ゴーッという音が不気味に響いていたようです。地球温暖化はどこまで環境に影響を及ぼすのでしょうか。世界のリーダーの動きを見るにつけ不安になる今日この頃です。

 5月30日(火)に博士課程後期院生さんの「先端スポーツ健康科学特論Ⅰ」という講義がアカデミックラウンジで開講されました。講師として、スポーツ庁政策課教科調査官の森 良一先生をお迎えして、「保健科教育の考え方」と題してご講義を頂き、私も拝聴させて頂きました。

 森調査官は今回改訂される学習指導要領の作成に深く関わっておられるので、改訂の趣旨等を詳細に説明して頂きました。「何を知っているか・何ができるか」「知っている事・出来る事をどう使うか」「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」について、保健科教育としてどのようにアプローチするべきなのかを具体例を交えて説明して頂きました。日本の保健指導内容は、小学校かから中学校、高等学校と学年が進行するにつれ、質・量ともに増えていますが、これは、人が生涯を通じて自らの健康を適切に管理し改善していく資質や能力を育成する事を目的としています。


 「自らの健康を適切に管理」という文言を見て、冷静に自分の事を振り返ってみると、慢性の肩こりや頭痛、運動不足や暴飲暴食など不摂生な日々を送っている事を猛省しました。
 厳しい夏を乗り切るために、時間を作り出して、ウォーキングをしたり、食を節制する事に真剣に取り組まなければと思いました。・・・がその後、森調査官との懇親会でビールと焼酎が進み、飲みすぎでフラフラしている自分がいて、自己管理する事の難しさを痛感した一日でした。反省・・・(反省だけならサルでもできるって、昔CMであったような)