[ education ] の記事一覧

2017.01.11

年明けて、学生が学び舎に戻ってきました

今日のBKCは、いっそう寒中らしい朝でした。
学生たちもこの寒さの中、キャンパスに戻ってきています。

早速、ゼミが再開。
新年1回目のゼミは、来週行われる卒業論文の口頭試問に向けた発表準備。そして、卒業アルバムの写真撮影、学部のHPを一新するとのことで、そのムービー撮り、とにぎやかなスタートとなりました。


卒業アルバム用の写真撮影中。手前のプロのカメラマンさんに、表紙のゼミ集合写真を撮っていただきました。やっぱり仕上がりが違う!大切な記念の写真になりました。ありがとうございました。


こちらは、学部HPのムービー用の撮影中。ゼミ学生からのメッセージも組み込まれるようです。NG少なく、私よりもはるかにスムーズに終わっていました。私は学生から「先生、がんばって~」と言われながらの撮影になりました(苦笑)。


今日は、午前中に1回生向けのキャリア企画が予定されていますし、夕方以降には新4回生向けの就職活動決起集会が行われることになっています。
人の生き方に正解などはないと思いますが、学生・卒業生たちが(そして私も…)、何か思いがけない出来事を経験したときに、戻ってこられる場所がこのスポ健であればいいなと思います。一緒に考えて行こうね!というメッセージを伝える機会になることを願っています。

ippo

2017.01.09

成人の日

本日は成人の日 です。
新成人のみなさん おめでとうございます。

成人は、法律で 「年齢二十歳をもって、成年とする」と規定されており、20歳以上がいわゆる大人となります。

大人になると、お酒が飲めるようになったり、ローンの賃貸契約ができるようになったりします。一方で、国民年金の加入義務が発生し、裁判員に選ばれることもあります。当然のことながら、大人としての責任を負うことが生じてきます。

年始に、「海賊とよばれた男」(百田尚樹著)を読みました。ある日本の石油会社の創業者をモデルに書かれた歴史・経済小説です。ただ、主人公の生き方、考え方は、社員は家族である。信頼に基づいて仕事をするので、タイムカードなし、定年なし、首切りなし、という極めてまれなスタイルである。また、会社のためだけでなく、「日本(社会)」のためになるような働き方を社員に教育しているところに感じ入りました。会社は、社会のための公器である、という思想です。新成人を含め、これから成人に向かわれる方、成人式を過ぎた方にもお勧めしたい本です。

話は変わりますが、先週の土曜日に東京であった大学スポーツに関する研究会で、ある大学のスポーツ強化に携わる方より、「何よりも指導者が第一である」 という言葉を拝聴しました。先の本ではありませんが、リーダー、指導者によって人財は磨かれる機会を多く持てるのでしょう。こちらの言葉も肝に銘じておくものと深く勉強させてもらいました。成人の日からかなり年数が経ちますが、まだまだ修行を重ねる必要性と重要性を感じます。

今年も皆様からのご指導をお願いいたします。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
「一投に賭ける」上原善広著も年始に読んだ本です。ヤリ投げで世界と渡り合った溝口選手の取材を通じた回顧録です。同世代で、大学時代に試合で一緒したこと(記録は雲泥の差です)がありますが、この本を読んで溝口選手の凄まじいトレーニング、そして脳科学を意識した神経系制御への工夫はさすがと感心しました。また、ハンマー投げ・室伏選手のコーチをしていたことも初めて知り、室伏選手のトレーニング、考え方との共通点にも納得がいきました。
【忠】


2017.01.08

健康運動指導士養成講習会

温かいお正月が過ぎて、新年の仕事が始まりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

本年の初仕事は先日大阪YMCAで行われました健康運動指導士講習会でした。
今回の講演は「包括的運動プログラム」と
「ロコモティブシンドロームと運動器退行性疾患」の2コマを担当しました。
参加者は120名程度で、老若男女を問わず学生から医療関係者まで
様々な職種の皆さまが参加されていました。
今回は120単位習得の健康運動指導士養成講習会の一部で
全ての方々が、これから3月の資格認定試験に向けて勉強されています。
3月試験はスポ健の学生も数名ですが受験する予定となっています。



2コマともに90分間で、包括的プログラムは健康関連体力と運動処方の実際、
ロコモと運動器退行性疾患は、サルコペニア、ロコモ、介護予防の話をしました。
受講生は120単位の取得が必要で、およそ3か月間をかけて講習を受けていきます。
1週間連続の授業が合計3回と、かなりハードな講習となります。
今回受講された方は、主にスポーツ施設のスタッフ、保健師、管理栄養士、
介護福祉施設、高校教諭、一般企業とかなり多岐にわたっていました。
どの分野でも健康づくり事業や健康経営が注目されているためと思われます。

サルコペニアは今回の大きなテーマでしたが
ウィキペディアでなんと私の論文が紹介されていました。

⇒リンク先はこちらから
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%9A%E3%83%8B%E3%82%A2

この論文は、握力や腹囲でサルコペニアを簡易に評価するものです。
2010年に体力科学に掲載された論文で、その年の学会論文賞を受賞しました。
まだ今後検証が必要と書かれていましたが、
前回にもご紹介したハワイでの研究データベースを使用し
日本人を対象とした疾患発症や総死亡との関連を縦断的に検討する予定です。
興味のある学生の皆さん、大学院を受験して是非ハワイで研究しましょう!

Good day!

sana

2017.01.07

頑張れ、受験生!


私の自宅から見える一本の「木」です。

写真1 木




葉っぱは、一枚もありません。
何の木かすら、分かりません。

ですが、4月になると。。。


写真2 木




この木の名前は、「桜」です。
自分の人生を生ききって、咲き誇っています。

今、受験生として、スポーツ健康科学部を受験しようと
思っている人の中には、大変厳しい状況の人もいるかと思います。

写真1の木の状況に、自分の姿を重ねて見ているかも知れません。

ですが、これから、皆さんは、どのように活躍しいくのか、
まだ、誰にも分かりません。


写真2の木のように、
「このような人生を歩むのか」
ということが
後になって、分かるのかも知れません。

ですが、どうか、最後まで、青年らしく、
挑戦を続けてください。

皆さんが、青年らしく、生ききることを祈っています。

それでは、良い週末を!

【 智 】

2017.01.03

謹賀新年

恙無く年があらたまり、穏やかな正月を迎えております。
昨今は、かつての正月の雰囲気とは異なり、元日から多くの商店が営業をしていたり、門松や注連縄などを飾る家も少なく、新しい年を無事迎えられたことに対するお祝いのムードはだんだんなくなってきていますが、元旦、初日の出を拝み、寺社仏閣へ初詣に出かけたあと、親族や旧友に挨拶・近況を報告しあい、新しい年への展望を確認するといったことが、歳を重ねることにその意味の重要性を増してきているように思われます。

2017年に各紙の特集のなかで特に気になったのは、「AI(Artificial Intelligence)」の急速な進出・拡大についてです。ディープラーニング(深層学習)という技術により、人間らしい理解が可能となり、さまざまな分野で適応され、2020年代にはホワイトカラーの仕事の半分が機械に取って代わられるかもしれないということです。また、クリエイティブな仕事である小説の執筆や音楽の作曲にもAIが進出してきているとのこと、そうした未来予想図のなか、我々人間に必要とされるリテラシーはどのようなものなのか?やはり、「祝祭としての身体」(清水ら)ではないでしょうか?我々のみが持ちうる身体は、理知的で機械的であると当時に、偶発的で非合理的でもあります。その最も代表的な例が、世界各地に伝わる祝祭における我々の営為です。たとえば、バヌアツのペンテコステ島のランドダイブのような、どう合理的に説明しようとしても理解が不能な営為を我々の文化は内包してきました。そして、その最たるものが、古代オリンピア、そして近代オリンピックといえるかもしれません。どれだけ後発的な価値を見出そうとしても、オリンピックの祝祭的意味と、そこで蠢く身体性はAIには理解できないのではないでしょうか?

正月に、初詣に訪れた神社で首を垂れ、柏手を打つという身体動作と祝祭が結びついた営為を、多くの人が受け入れ行っている様子を改めて観て、AIと共存しつつ力強く未来を生き抜く鍵がそこにあるような気がしました。

今年1年が皆様にとって大いに実りある1年となりますようお祈りいたします。




【ken】

2016.12.31

今年、2016年を振り返り、来年、2017年の一層の飛躍を期す


今日は、2016年最終回のブログです。

今年最終日のブログテーマは、
「今年、2016年を振り返り、来年、2017年の一層の飛躍を期す」
です。

皆さん、今年一年は如何でしたでしょうか。
とんな年でしたでしょうか。

今年4月2日に土曜日ブログの1回目を担当してから、
今日で、40回目に当たります。

今年の私のブログを、少しだけ、振り返ってみたいと思います。

4月から、
新入生歓迎、人社系大学院、事務の方の話題、歓送迎会、
そして、5月には、爆破予告もありました。

特に、ゼミの学び、大学院生の学び、大学外の学校の話題、
日本体育学会でのスポーツ健康科学研究科の話題、
卒業論文の話題等を取り上げました。

本当に、あっという間の一年でした。


写真1 入学式の様子(その1) 学部1回生の様子




写真2 入学式の様子(その2) 先生方の様子




写真3 入学式の様子(その3) 大学院生と先生方の様子




写真4 事務室のみなさんと執行部との昼食会




写真5 西園寺育英奨学金給付証書授与式




写真6 大学院生・博士課程前期課程 ポスター発表




写真7 大学院生・博士課程後期課程 発表会




写真8 日本体育学会ランチョンセミナー
    立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科の挑戦
   「Mの力」の創造




写真9 あいコア会の様子




写真10 スポーツ健康科学部・研究科の外部評価



さて、私の今年一年の振り返りです。

私は、歴史が好きなのですが、久々にNHKの大河ドラマ
「真田丸」
を1年間通して観ることが出来ました。

最終回では、
どうして千成びょうたんを大阪城に戻したのか。。。
大藏卿は。。。
秀頼の決断は。。。
勝ち戦であったのに。。。
どうして。。。
等々、多々思いました。

翻って、どんな組織においても、
有象無象、志のない人の群れ、烏合の衆では、
大事は成し遂げられない、
と強く思います。
そして、その上で、いつ事を起こすのか、
「時」の見極めを誤らないこと、
が大切と思います。

志を高く掲げているか...
時を見誤るような曇った心、曇った眼になっていないか...
そして、私たちは烏合の衆になっていないか...

皆さんとともに、
益々飛躍できるように、

私自身、気を引き締めて、
新年に臨みたいと思います。


それでは、良いお年を!

【 智 】

2016.12.29

文章が表わすもの

先日,義父が出版する医学書のゲラ(校正用に刷ったもの)をみる機会がありました.



義父は医師で医学博士でもありますので,医用工学が専門の私にとっては比較的近い分野の専門家でもあります.

ただ,これまでお互いの専門分野の話をすることが少なかったので,専門家としてどのようなことを考え,どのように仕事をしていたのかについては,深くは知りませんでした.
義父の本は,これまでの臨床経験と大学や専門学校での講義の経験を踏まえ,看護師,理学療法士といったコメディカルの方々とそれを志す学生に向けたもので,臨床現場での治療・診断や様々な疾患について,図や写真をたくさん使ってわかりやすくまとめてありました.

こういった原稿を読んでいると,内容の端々から,医師として,何を大切にしてきたのか,今後医学を志す人に何を伝えたいのかといった知識以外の部分も読み取れます.また,消化器外科が専門と聞いていましたので,消化器外科のスペシャリストだと理解していましたが,内容からは,ジェネラリストに近い側面も持っていることも初めて知りました.

このように,まとまった文書からは著者の心情や人間性など,目的以外のものが読み取れることがよくあります.12月は,卒業論文の提出がありましたので,研究室の学生の卒業論文を毎日読んでいました.もちろん,初めての「論文」ですので,この分野の論文としての書き方や体裁などは,まだまだ発展途上のところもあります.ただ,文章からは,どんな想いで研究をしてきたのか,何が重要だと思っているのかなどがよく分かります.また,一番頑張った箇所についても,話すよりも正直にわかります.

1月は卒業論文の口頭試問(口頭発表会)があります.プレゼンテーションの時間は短いですが,卒業論文に込めた想いも一緒にアピールしてもらえればと思います.


木曜日担当の私にとっては,今年最後のブログの更新です.
久しぶりにブログ担当になってから,もう9カ月も経ちました.
ブログももちろんですが,今年もたくさんの方にお世話になりました.
ありがとうございました.来年もよろしくお願いいたします.
良いお年をお迎えください.

naru

2016.12.25

最近のsanaゼミの活動報告

We Wish You a Merry Christmas♬

今週は長時間の濃霧でほとんど日照時間がなかった日がありました。
早朝から夕方までこのようなことは初めてでした。
大津市の方がひどかったようですが、ひと山を越えて山科までいくと
まったくなくなってしまいました。琵琶湖の水が影響しているのでしょうか。



今回は、専門演習でのsanaゼミの様子を紹介したいと思います。
3回生は12名で、現在卒論のテーマ決めを文献ベースで進めています。
来年度の測定に向けて、3Fスポーツ健康科学実験室の測定装置の
使用方法の習得と測定練習を行っています。
来年度は、肥満者測定に加えて、小学生の体力測定も予定しています。
測定方法は大学院M2のTaishi君にも協力していただき進めています。
教室での授業とは違って、体を動かすので
3回生の皆さんも表情豊かに実習に取り組んでいます。



4回生は、無事卒業論文を全員提出することができました。
4年間の集大成ということで早い時期からスタートはしていたつもりでしたが
やはり、おしりに火が付くまではなかなか本格的に進まず
いつもぎりぎりの提出となってしまいます。
提出が終わると皆、朗らかな様子でしたが、
1月17日の口頭試問が最終試験ですので
気を抜かずに、最後の準備をしていただきたいと思います。



4回生はすでに全員のキャリアが決まっています。
今年の4回生の就職先は、全日空、山崎製パン、滋賀銀行、大津市役所など
例年同様、多種多様な職種についていきます。
社会人となっても卒業論文で一生懸命取り組んだことを時々思い出していただき
新たな壁を次々と乗り越えていってください。
応援しています!

Good day!

sana

2016.12.24

1回生の学びの集大成! ゼミナール大会とその運営

1回生の学びの集大成の一つが、ゼミナール大会です。

英語部門、スポーツ健康科学部門の2部門から構成され、
それぞれ、最優秀賞、優秀賞が選ばれます。
そして、学生の投票で選ばれる学生賞があります。

英語部門から3題発表があり、
最優秀賞は、「カルテット」チームによる
What color is the best for your Concentration?
優秀賞は、「Bilinguals」チームによる
アスリートの異文化への適応能力と競技成績の関係
でした。


写真1 英語部門 最優秀賞 「カルテット」





スポーツ健康科学部から8題発表があり、
最優秀賞は、「夏子の部屋」チームによる
ヒートテックの謎の迫る~スポーツの場においてヒートテック素材を効果的に使用するには~
優秀賞は、
「Perfume」チームによる
記憶力と香り
「意識高い系」チームによる
高等学校の運動部活動における補欠選手と正選手のモチベーションの比較
「一番真面目なチーム」による
立命館大学体育会における法人化の有効性の検討

でした。

写真2 スポーツ健康科学部門 最優秀賞 「夏子の部屋」



受賞したチームは、きっと、「頑張った甲斐があった!」と思っていることと思います。
審査員として参加した【 智 】も、よく頑張ったなぁと思いました。

それと、とても嬉しかったことがもう一点。

1回生の学生委員の陰の力です!

写真3 学生委員の人達(1)



前日は、夜8時30分まで、最終リハーサルを行っていたとお聞きしました。

裏方に徹する、このことができる人達が、1回生にいた、と思うと、
大変嬉しく思いました。また、とても温かな気持ちになりました。
ありがとう!

写真4 学生委員の人達(2)と教職員




それでは、良い週末を!

【 智 】

2016.12.22

SEMICON Japan 2016

2016年12月14日-16日に東京ビッグサイトで行われた.SEMICON Japan 2016に研究室の3回生が参加しました.

SEMICON Japan はマイクロエレクトロニクス関連の国際展示会で,3日間でのべ6万人以上が参加した非常に大きな展示会です.

なぜ私の研究室の3回生がこの展示会に参加したかといえば,この展示会の中で開催された「プリエレアイデアコンテスト」に3回生でアイデアを出し合い,開発したものをエントリーしていたからです.

今回はいつも研究室でスマートウェアの電極や配線に使用している導電性シートを活用し,新しいものを考えました.

それがこちら↓「ぬくぬくペットフォルダー」です.




導電性シートは薄く伸縮性があります.いつもは配線として使用しているのですが,今回は電気を流し,ヒーターとして使用しています.電気を流すことによりヒーター部分が発熱し,その名の通り,布袋の中にあるペットボトルが暖められます.つまり,発熱する布を開発したことになります.このように考えると電気を流しただけと思われるかもしれませんが,作ってみると以外と複雑です.

電流を流し過ぎると発熱しすぎてペットボトルを暖め過ぎる,もしくは,ヒーターが焼き切れて危険です.また,もともとヒーター用の素材ではありませんので,電流と発熱量の関係も不明です.電流と発熱量の関係,ペットボトルを暖めるのに必要な熱量などなど,調査と理論の構築を行い,それを実際に確かめてみることが必要です.それらを3回生だけで行いました.

残念ながら,入賞することはできなかったのですが,よく頑張りました.

今後に期待しています!

naru