[ education ] の記事一覧

2017.01.24

シラバスの作成

後期の授業が終わり、キャンパスではこの1年の学びを総括する定期試験やレポート課題の提出が行われています。
学生のみなさんは、改めて学修の成果を点検して、次年度からの学びに活かしてほしいと思います。

一方、この時期、我々教員も今年度の指導を踏まえて次年度の講義科目・実習科目等の指導内容(科目の目標、授業計画、参考図書、関連科目、評価方法等)の策定を行なっています。担当科目領域における最新の研究成果を取り込むことやゲストスピーカーの招聘の検討、アクティブラーニング等の指導方法の工夫など、講義・実習科目を通じたよりよい学びが提供できるように検討しております。そして、それらから「シラバス(syllabus)」と呼ばれる講義概要を作成し、WEBを通じて公開することとなっています。新しい年度になると、これらのシラバスをもとに学生のみなさんは受講する講義を選択することになるとともに、あらかじめ示された内容をもとに授業内容の事前学修を行うこととなります。また、シラバスは我々教員にとっても、授業を滞りなく進めることができたり、授業の改善につなげることができるなど、多くの意義があるものとなります。

立命館大学にて開講されてる科目はすべて、以下のサイトより検索することで、講義概要が閲覧できるようになっています。

立命館大学 オンラインシラバス

立命館大学スポーツ健康科学部・スポーツ健康科学研究科に進学を検討されている方々、ぜひどのような学びができるのか、本サイトにアクセスし、気になる科目や担当教員を検索し、その講義・実習科目のシラバスをご確認ください。




※追記
今年度の学びは一段落というところですが、すでに来年度に向けてゼミ生たちは動き出しています。いまは、次年度行う予定となっている小学校児童を対象とした介入研究の準備を行っているところです。連日遅くまでアイディアを出し合っています。どのような成果がでるのか、とても楽しみにしています。



タイトルピクチャは、「山茶花(さざんか)」です。花の少ないこの時期に鮮やかな色を見せるこの花の花言葉は「困難に打ち克つ」だそうです。山茶花のようにひたむきに努力したいものです。


【ken】

2017.01.23

Mの力 「スポーツ健康科学キャリア形成プロジェクト」

立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科には、いわゆる修士号取得を目指す博士課程前期課程とその上の博士号取得を目指す博士課程後期課程があります。

日常的に、前者をM、後者をD と呼んでいます。

表題のMの力は、まさに博士課程前期課程(修士)でつけられる力 ということです。
今年度は、この「Mの力」という言葉で、本研究科のMの魅力をアピールしてきました。その内容は、下記のブログをご覧ください。

パンフレット
https://www.ritsumei.ac.jp/page.jsp?id=120821&date=2016-08-08
【智】先生のブログ記事
https://www.ritsumei.ac.jp/shs/blog/archive/detail/?date=2016-09-03
https://www.ritsumei.ac.jp/page.jsp?id=120821&date=2016-09-10




Mの中では、修士論文に取り組むとともに、コースワーク(授業)にも取り組みます。

私が担当している科目は、 「スポーツ健康科学キャリア形成プロジェクト」です。まさに、キャリアを考える授業です。

シラバスには次のように概要を書いています。
 スポーツ健康科学キャリアプロジェクトでは、身体運動科学領域及びスポーツ人文社会科学領域、並びに、キャリア形成の観点から実践的にスポーツ健康科学を学ぶ。 特に、セミナー等によって、身体運動科学領域に関する内容、スポーツ人文社会科学領域に関する内容、及び、キャリア形成に関する内容を理解する。それを受けて、受講生主体の討論、グループワーク、プレゼンテーション等を通して、実践的にスポーツ健康科学を社会等に適用する。

 各分野のゲスト講師のキャリアを紹介してもらい、そのキャリアを題材にして自らが進んでいくキャリアとの共通点、相違点を出して、自らのキャリアを深めたり、自らの研究内容と隣接分野の研究内容(同級生)と結びつけて新しいテーマを考えたりもしました。さらには、GROWモデルをつくりながらキャリアを考え、そして10年後までのキャリアプランも授業の中で披露してもらいました。

 最終課題は、次のような内容のビデオ作成です。
 ・時間設定は10年後
 ・配役は、10年後に未来予想した自分を演じる
 ・シナリオ、場面設定自由
 ・芝居(ビデオ)時間は6分
 ・衣装自由(ただし各自で)
 ・1グループ4-5名

 先週の最終講義日にて、4つの班から秀逸のビデオを披露してもらいました。院生(M1)は、中間発表の前日にもかかわらず、かなりのレベルのビデオを作成してくれました。何よりも、院生がみずからの10年後をイメージし、視覚化、言語化できているところが素晴らしいといえます。まとめの挨拶でも話しをしましたが、そこまでのレベルまでイメージできればほとんどのことができると確信しています。
 10年後の同窓会での再会が今から楽しみです。思い描いたキャリアへ進めるよう、これからも「Mの力」を充実させていきます。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週は卒業論文の口頭試問、M1の中間発表、今日は、修士論文の締め切り日。来週が修士論文の口頭試問です。以降も次のようなイベントが続きます。
2/03 9:00-16:30 D1,D2中間発表会 アカデミックラウンジ
2/01 JISS との合同シンポジウム  アカデミックラウンジ
2/06 14:00-18:00 スポーツ健康科学研究センターシンポジウム
2/11 8:00-17:30 修士論文公聴会 アカデミックラウンジ

【忠】

2017.01.22

本年度の最終授業が終了しました!

BKCキャンパスにもようやく雪が降るようになりました。
寒さが厳しくなってきましたが
皆様いかがお過ごしでしょうか。



先週で平成28年度の後期授業が終了しました。
最終週は学生の発表会を中心に後期授業の締めが行われます。
私が担当しているのは、3回生、4回生ゼミと健康運動指導論、
運動処方特論です。

健康運動指導論では最終授業に健康運動指導士認定試験の
模擬問題を実施しました。
これまで3年間にわたって、本学の健康運動指導士認定試験
を受験したスポ健生の情報を元に作成しました。
合格率は60%以上でしたがほとんどの学生が下回っていましたので
受験に当たってはさらに知識をつむ必要がありそうでした。



学部4回生ゼミは、sanaゼミも無事に卒業論文を全員提出し
最終授業では卒業論文の口頭試問が行われました。
それぞれが健康と運動や体型に関するテーマで取り組んだ
卒業論文の成果を、5分間という短い時間でしたが
しっかりと発表されていました。皆さんお疲れ様でした!

運動処方特論は大学院M1の授業です。
今回は6名の受講者でした。
授業の後半はそれぞれの院生の研究分野で用いられる測定を
私を含め受講者全員を対象に実施し、最後の授業で
お互いの測定項目同士の関連を解析し発表しました。
参加者のデータも評価されますので個人的な興味も加わり非常に盛り上がりました。
考察では先行研究を引用し、データの解釈も行われました。
来年の修士論文作成に向けて後1年、がんばってください!


Good day!

sana

2017.01.21

2017年度のゼミ 始動!


早いもので、2016年度の卒業論文の提出が終わり、
今週は、卒業論文の口頭試問です。

口頭試問が始まる前の今週の月曜日、1月16日(月)に、
新3回生とゼミの活動が開催されました。

新しいメンバーと出会うことは、大変嬉しいことです。
なかなか、フレッシュなメンバー揃いです。

月曜日に、
「このブログに載せるよ~。」
 と言ったところ、
「ブログ見てます~。」
 と言った返事が帰ってきたり、
 なんだか、嬉しそうです。

写真1 2017年度新3回生! 【 智 】ゼミ



 面白かったことは、奥に座っている一人の学生さんが、
 大きく手を挙げ、それに呼応して、みんなが対応していく、
 そんな感じの広がりでした。

それでは、良い週末を!

【 智 】

2017.01.19

口頭試問、お疲れ様でした!

昨日のippo先生のブログであった通り、今週の火曜日と本日の木曜日に卒業論文の口頭試問がありました。

私のゼミも火曜日に口頭試問を行いました。

発表の様子は以下の通り。私のゼミの本年度卒業予定者10名全員しっかり発表できました。



I君:スマートウェアの医療応用に関して発表しました.


U君:スマートウェアを用いた今までにない新しい生体計測について発表しました.


O君:長時間走動作時の疲労と腰部加速度の関係について発表しました.


KMR君:慣性センサを用いた自動二輪車運転技術評価方法に関して発表しました.


KDR君:スマートウェアを用いた睡眠時心電図計測について発表しました.


KND君:ランニングシューズのソールの物理特性が走行や歩行動作に与える影響に関して発表しました.


STFKさん:水中で心電図を測る新しい方法について発表しました.


SNG君:永久気管孔造設患者のための嗅覚補助装置について基礎検討結果について発表しました.


B君:動画処理を用いたラグビーのフェイント動作の解析について発表しました.


M君:筋電図計測と筋電気刺激を組み合わせた新しいシステムについて発表しました.


前日まで発表の練習をがんばっていた甲斐もあり、緊張しながらも全員持ち時間もしっかり守って発表できました。
よく頑張りました.本当にお疲れ様!

次の学部/研究科の大きな発表会としては、2月11日(土)の修士論文公聴会になります。
公聴会後、毎年恒例の研究科同窓会も行います。
大学院生の発表、そして懐かしい顔を見れるのを楽しみにしています。

naru



2017.01.18

卒業論文 口頭試問 (火曜日版)

4回生の集大成、卒業論文の口頭試問(火曜日ゼミの分)が昨日開催されました。
ippoゼミは、ozawaゼミと合同で行いました。

私が教室に行った時には、4回生たちがいつもとかなり違う身なり(スーツ姿)で、緊張した面持ちで、てきぱきと準備をしていました。
雪が降り積もった寒い朝でしたが、教室はすでにあたたかく、学生たちがかなり早い時間から揃って、発表に備えていたんだろうと思いました。


 (”ゆとり世代”の自分たちに関わっての研究発表中)

最後に、「卒論をやってみてどうでしたか?」とたずねたところ、ippoゼミから「楽しかった!」と即答でした。
思いがけないプレゼントをもらってしまった気分でした。私は、卒論・研究活動は楽しいことなんだと思っている人間ですので。

楽しんで創り上げた力作の卒論。タイトルだけでもご紹介。

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   ・ 時系列的なモチベーションの変化とその促進要因の検討
   ・ 新参者に対するメンターの対応が親密関係の構築に及ぼす影響
   ・ 販売接客における雑談が消費者意識・行動に及ぼす影響
   ・ ”ゆとり世代”の思い込みが自身のモチベーションに及ぼす影響

   ・ スポーツチームにおけるハーフタイム中のムードがチームパフォーマンスに及ぼす栄養
   ・ 動機スタイルの違いが野球のスイングスピードに及ぼす影響
   ・ リーダー継承がフォロワーに及ぼす心理的影響
   ・ リーダーのフィードバックがチーム・パフォーマンスに及ぼす栄養-性差に着目して-

   ・ チーム内の関係性の時間的変動と競技成績との関連分析-ダブルダッチを対象として-
   ・ 複数リーダーのリーダーシップスタイルがフォロワーの帰属意識に及ぼす影響
   ・ 下位チーム選手のモチベーション向上に有効な条件の検討-ラグビーチームをケースにして-
   ・ 選手層別にみた効果的なフィードバックの解明
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 (口頭試問が終わって…良かったと思う発表をお互いに投票中・・・突然はじまってビックリ!)

ゼミ生には、ずっと、卒論の経験は社会に出てからも役に立つことだと伝えてきました。卒論で培ってきた物事の捉え方、作業の進め方、周囲への感謝や仲間との協力が大切だという気持ち、などなど。
自分たちが一生懸命にやってきたことには自信をもって、社会に出てからも突き進んでほしいなぁと願っています。

ippo

2017.01.17

雪化粧

週末から降り続いた雪で、キャンパスは真っ白の雪化粧を施しています。
キャンパス内のあちこちに、学生さんが作った「ゆきだるま」が登場し、ユーモラスなポーズで久しぶりの積雪を楽しんでいる様子が伺えます。南国育ちの私も、なかなかこれだけの雪を見ることはないため、朝からキャンパス内をいろいろと歩いてみました。


クインススタジアムのRマークが浮き彫りに!


BKCグリーンフィールドは、ホワイトフィールドへ衣替え?


スポーツ健康コモンズ裏にある調整池周辺は、まるで墨絵のような美しさ。

天候が回復し、まもなくこれらの雪も解けてしまいます。儚い雪化粧を楽しみましょう。


※追記
教育研究連携を結んでいる草津市において、来たる1月27日(金)13:30〜16:50 草津アミカホールにて、“草津市学校教育フォーラム〜「教育のまち くさつ」を語ろう〜”が開催されます。そのなかで、草津市スポーツ保健課、草津市小学校・中学校体育連盟、立命館大学スポーツ健康科学部との連携において推進されてきた「草津市小中学校体力向上プロジェクト」の実践事例が報告されるようです。
お近くの方は、是非ご参加ください。



【ken】

2017.01.16

年明け “初実験”

昨日、一昨日は、センター入試でした。受験生のみなさん、ご苦労さまでした。非常に寒い天候でした。これからも入試が続きます。くれぐれも体調には注意してください。

先週、土曜日は、今年に入って、研究室の初実験でした。写真のように、スポーツパフォーマンス測定室で、ウエイトリフティングの実験を行いました。



この実験を行うきっかけになったのは、京都府で長年多くの優秀選手を育ててこられた先生からの相談からでした。ウエイトリフティングは、スナッチ、ならびにクリーン&ジャークの2種目の合計重量によって順位が決まります。自分の体重よりも重い重量を、頭上まで持ち上げます。瞬発的に力を発揮する最もパワーが必要な競技です。

単純な競技のように見えて、持ち上げ方、リフティングスタイル、テクニックは様々あります。先生からの相談は、どのようなあげ方が、高校生を指導する場合に有効か、またどのようなタイプ(体型・体格、筋力など)にどのようなテクニックが当てはまるのか、ということを一緒に研究して欲しい、というものでした。

この相談に基づいて実験計画、実施をスポーツ健康科学部・特任助教 佐藤隆彦先生が、全面的にサポートしてもらい、実験することになりました。もちろん、研究室のM1ならびに4月から研究科のM1になるM0の二人も手伝ってくれました。

実験の詳細な結果は、学会、論文にまとめていくことになります。当たり前ですが、世の中に、スポーツ健康科学研究者として貢献する大きな一つは、論文として知恵を残していくことになります。

20年前に、初めて英文誌に掲載されたのは、次のウエイトリフティングの研究でした。まさに、成人になる期間を経て、もう一度ウエイトリフティング実験ができたことを嬉しく思うとともに、発展してきたスポーツ健康科学の知恵の蓄積に基づいて解析していきたいと感じています。

T. Isaka,  J.Okada,  K.Funato
Kinematic Analysis of the Barbell During the Snatch Movement of Elite Asian Weight Lifters
Journal of applied biomechanics 12(4) · November 1996
DOI: 10.1123/jab.12.4.508

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>


先週の金曜日の昼休みを利用して、BKCの新年懇親会が開催されました。吉田総長より、本学部4回生の梅原紗月さん(女子陸上競技部)と奥井悠子さん(ボート部)の2名が、2016年度の体育会活動にて収めた優秀な成績により表彰されました。二人の活動成果も素晴らしいものですが、二人が大勢の教職員の前で行った挨拶も素晴らしいものでした。学生アスリートのロールモデルとして、これからさらに発展してもらいたいと願っています。
【忠】

2017.01.15

BKCにくまモンがやってきました

急に寒さが厳しくなってきました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。



先日、BKCキャンパスにくまモンがやってきました。
くまモンは「地域参加学習入門」という授業の一環で
熊本から来られたようです。
この授業を担当されているのは山口洋典先生で
スポ健の学生もサービスラーニング等で以前から
お世話になっています。
シラバスでは、「大学生の学びの場はキャンパス内にとどまるものではない。
ボランティア活動などの、地域へ参加する活動を通じても、
かけがえのない学びを得ることができる。
本講義では多くのゲストスピーカーが登場する。
いずれも日常の学生生活では出会えない人ばかりなので、
臆せずに質問等を行ってほしい」
そのゲストスピーカーとしてくまモンが招聘されたようです。
でもはしゃぎすぎて熊本の役所のSPの女性に怒られていました。



sanaゼミの原田君もこの活動に関わっています。
熊本(K)をスポーツ(S)の力でひとつ(1)に
という意味のKS1という団体で
熊本の西原村に訪れ、現地の方と触れ合うきっかけを作るため、
運動によるコミュニティ作りの支援をしているそうです。
資金調達のために、クラウドファンディングにも挑戦中です。

⇒URLはこちらです。
https://camp-fire.jp/projects/view/14807%E2%80%AC

もしご賛同いただけるようでしたら
是非ご協力ください!


Good day!

sana

2017.01.14

大学生の学び 【頑張れ! 受験生!!】


今日は、1月14日(土)。

今日と明日は、センター試験です。

大学では、様々な学びがあります。
大学によっても、学部によっても、異なります。
ですが、学ぶ、ということは、同じです。

写真は、立命館大学スポーツ健康科学部【 智 】ゼミの3回生の学びの一部です。

写真に写っている幾人かの人達は、将来、教員になりたいと考えています。
それで、スポーツ健康科学部で学んでいることを、高校生をイメージして、模擬的に指導しています。

写真1は、ポジティブシンキングについてです。

写真1 ポジティブシンキングの模擬授業




写真2は、トレーニングについてです。

写真2 トレーニングの模擬授業




そして、写真3は、それらを、アクティブ・ラーニングという手法によって、生徒役の学生と学んでいる所です。



写真3 アクティブ・ラーニングによる模擬授業




いかがでしょうか。

なんだか、楽しそうでしょ?!
将来に向けた学びを進めている、そんな感じがしませんか!?
大学では、この写真で紹介したような学びや異なる学びが待っています。

全国の会場で、センター試験を受けている皆さん、
どうか、持てる力を全て出し切って、

ポジティブシンキングで、

大学受験を勝ち取ってください!


それでは、良い週末を!

【 智 】