大学では、講義、演習、実験、実習等、様々なタイプの授業があります。
その中で、講義、といわれるタイプの授業は、大変堅苦しいものです。
立命館大学スポーツ健康科学部の講義は、およそ90分。それが、15回あります。
ですので、90分×15回=1,350分の時間、学生は、教員の話を聞くことになります。
90分、ずっと聞き続けていると飽きることが、往々にしてあります。
そのため、アクティブ・ラーニング、という参加型の授業を実践する教員も増えてきています。
【 智 】も、そのような学生参加型の講義を取り入れようと、種々試みています。
写真は、教員を志望している教職の科目の様子です。
写真1 アクティブ・ラーニングの試み!(1)
具体的には、以下のようにしています。
①4人一組になります。
②4人でそれぞれ、教科書のある章について、ABCDと分担する箇所を決めます。
③各班のAの人はある机に、Bの人は別の机に、と言う風に担当者毎に集まります。
そして、それぞれが担当する箇所について、内容の確認→質問の作成→小テスト問題の作成を行います。
④元の班に戻ります。
⑤ABCDと順番に、それぞれが自分の担当箇所について、他のメンバーに、指導をします。
こんな感じです。これは、ジグソー法と呼ばれる指導方法を参考にしています。
写真2 アクティブ・ラーニングの試み!(2)
やってみると、大変面白いことがあります。
普段はとても物静かで、大人しいのに、指導の役になると、すごく、活発に話す学生さん。
いつもは、少し居眠りをしているのかな、という感じの学生さんが、生き生きと活動し始めたりします。
それとは逆に、講義では、よく質問をしたり、こちらの話を聞いていたりするのに、急に大人しくなったりする学生さん。
不思議な感じです。
ともあれ、やいのやいの、ざわざわ、という感じで、学びが進んでいきます。
そして、最後に、私から、確認の内容を簡単に講義します。
これから、学校教育現場では、このアクティブ・ラーニングがどんどん取り入れようとしています。
大学も、高度な内容を講義内容を位置づけながら、学生参加型の講義を取り入れていくことが必要なのでしょうね。
それでは、良い週末を!
【 智 】