[ education ] の記事一覧

2019.11.25

卒業生・修了生は、学園の宝です!

教員として、大きく嬉しいことの一つが、
卒業生・修了生が元気であること
そして成長し続けて、活躍してくれていることです。

 [aikoa]20191125

そのような成長、活躍を思い描きながら教員は、現役の学生に向き合います。教育・研究を通じて、多くのことを学んでもらい、成長するための壁を越えてもらうことを願い、励まし、伴走し、ときにはじっと見守りながら、成長を後押ししています。

学生時代を本学で過ごし、時折、訪ねてきてくれて元気な姿を見せてくれると本当に嬉しくなります。最近では、SNSなどにアップされる写真、情報を通じて活躍を知ることができ、元気のエネルギーをもらっています。

先週の木曜日1限目は、
大学院WEEKとして、立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科を修了した4名の大学院修了生が来校してくれて、学部3回生に向かって、シンポジウム形式で、大学院で学んだこと、良かったことを中心に発表してくれました。それぞれの発表を聴いて、一段と成長した修了生を誇りに思えました。まさに、我々「スポ健」の宝です。嬉しすぎて、珍しく!?写真を撮り忘れてしまいました(ですので本日の写真は内容と違います)。

(それぞれの発表内容)
西 純平さん(北嵯峨高校保健体育教員・野球部監督)
産業社会学部を卒業した後に、コーチングの研究を深めるために修士課程を修了。
大学院では、1)独自性(自分たちだけができること)、2)伝える力(プレゼンテーション能力)、3)訴える力(ストーリー性)を身につけた。
物事を極める、深めることを大学院で学んだ。大学院へ行ったことは大きかった!

中山侑紀さん(大塚製薬株式会社)
同志社大学スポーツ健康科学部を卒業して、大学院修士課程に進学。社会に出て必要な「伝わるチカラ」を2年間で身につけられた。伝わるためには、話が組みたっているか、アプトプットする能力が必要。その力を大学院で身につけられた。「大学院進学は、遠回りではなく、近道である!」

小島千尋さん(国立スポーツ科学センター)
学部1期生として入学。学部時代に、「研究を通して科学的視点からアスリートの競技力向上に貢献したい」という強い動機をもち、国立スポーツ科学センターをキャリアの先として決める。そのためには、博士号取得が不可欠。今年3月博士号を取得して、念願叶って、国立スポーツ科学センター研究員に。大学院では、社会に出たときに、すぐに応用できる能力や知識・スキルを身につけることができ、「即戦力として活躍できる人材に成長できる」というメッセージを頂いた。

森嶋琢真さん(法政大学)
研究科1期生生として入学、そのご修士、博士と進み、学振PDで海外の大学、筑波大学で研究員。
大学院で身につける力は、①科学的根拠に裏打ちされた高度な専門知識、②答えが分からない問いに取り組む力。学部とは違い、誰も分からない、知らない問いを立て、それを解決する醍醐味を味わえることを伝えてもらいました。

(質疑応答の内容から)
質疑応答で、発表者の皆さんから出てきた
スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科の魅力として、
1)教員が素晴らしい
2)先生との距離感が近い
3)多様性(文理融合、社会人院生を含めた多世代融合など)がある
という回答がありました。

本日、発表してくれた4名の皆さんは、修了後にも自己成長をさせ、発展し続けている素晴らしい修了生です。スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科の10年間の大きな成果であると実感し、これまで進めてきた教育・研究ならびに環境整備などの方向性が間違いないことを実感させてくれました。

発表者のみなさん、我々教職員にとって大きな振り返りにもなりました。ありがとうございました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
写真の通り、先週末は素晴らしい天気でした。活動も充実できますね。
くれぐれも体調にはお気をつけください。
【忠】

2019.11.23

2019ムロオ関西大学ラグビーAリーグ

11月に入り、秋晴れの週末が続いています。
17日(日)に、2019ムロオ関西大学ラグビーAリーグの試合を観戦してきました。
試合会場は滋賀県大津市にある大津市皇子山陸上競技場です。
第一試合は、立命館大学対京都産業大学が、
第二試合には同志社大学対天理大学の試合が組まれていました。
大津市は今月初めまで開催されていたラグビーワールドカップのフィジーとウェルズの公認キャンプ地です。
ですので、「試合観戦」だけではなく、ラグビーワールドカップの影響が大学ラグビーにも及んでいるのかという点にも興味がありました。
試合の組み合わせもあるのでしょうが、スタンドには熱心な大学OBやコアな大学ラグビーファンの方も数多く見られました。

(ゆ)20191123-1


今シーズンは苦戦中の立命館大学のラグビー部ですが、17日は、京都産業大学に28-17で勝利しました。
マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたのはスポーツ健康科学部の藤高将君です。
試合にはスポーツ健康科学部で学ぶ学生たちが多く出場しています。
月曜日1限に、2回生の研究入門を担当しているのですが、
試合を観戦すると、コンタクトがある競技をしながら翌日の1限への出席、そして課題と心身を休める暇はあるのかなと心配になります。
しかしながら、勝利した後ということもあり、皆スタジアムではイキイキとしていました。
大学の運動部活動の活動は、誰もができることではありません。
だからこそ両方あきらめることなく両方に挑戦し続けて欲しいと思います。

(ゆ)20191123-2
11月30日には、12時から同志社大学との試合が西京極総合運動公園陸上競技場兼競技場で予定されています。
私も足を運ぶ予定ですので、是非皆さんも応援に駆けつけていただければと思います。

関西ラグビーフットボール協会のHPはこちらからhttp://rugby-kansai.or.jp/gameinfo
立命館大学ラグビー部のHPはこちらからhttp://www.ritsumeirugby.com/


写真は立命館大学と京都産業大学戦の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください

#ラグビー場に足を運ぶと
#懐かしい面々と再会
#スタジアムで学生たちに声をかけてもらうと
#とてもとても嬉しいです

2019.11.19

学生ワークショップ:キャリア・トランジション

こんにちは、かわいです。

学生がキャリア形成をテーマに研究に取り組んでいます。

キャリア形成の中でトランジション(移行ではなく、転機の方の意味です)

を言語化していくことが大切だというメッセージを込めてワークショップを

実施してくれました。


 (kawai)20191119


4回生の学生が就職活動で言語化した経験談を調査し、

クイズ形式にして実施してくれました。

例えば、
部活動のキャプテンになりました。

しかし、自分がチームのために何ができるのか見つけることができなかった。

全国を目指せる人は、モチベーションが高いが他の人達はそこまでモチベーション

を保てるわけでもない。あなたならどうしますか?


正解を探すというよりかは、実際に学生たちが取り組んでいる活動に

意味を形成しながら言語化することが大事ということを学びました。


3回生のみなさんにも有意義なワークショップをどんどん開発していってもらいたいですね。


かわい

2019.11.18

フレミングの右手・左手?

先週の木曜日、3回生ゼミは、スポーツ指導実習室を使って、実習ならびワークショップを行いました。
その際に、集合写真を撮りました。
FBなどでアップしたところ、
「この指のポーズは何を表しているのですか?昔、理科の授業でフレミングの右手・左手の法則というのを習ったことがありましたが.....。」という質問を受けました。

  [aikoa]20191118-1

これは、フレミングの法則のように、親指、人差し指、中指を直行するように立てているのは、
3つの座標で、人生を考えましょうということです。
ひとつの軸は、自分の軸(自らの成長)、
もう一つは、自分の所属する組織・団体の発展の軸、
そして社会・世界の軸。

この3つを常に意識して、みずからの活動・発展を考えなさいと学生たちに教えています。
つまり、この3つの軸が全てよしとなるように。もちろん、時にはどれかの軸に寄ることもあるでしょうが、
これら3つの軸を意識して、自らのキャリア、人生を進めていきましょうということを教えています。
その意識を忘れずに、強めてもらうために、このポーズも教えています。
よかったら皆さんも活用ください。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
秋も深まってきました。朝夕は冷え込みがきつくなっています。
すがすがしい秋を楽しんでください。
くれぐれも体調にはお気をつけください。
  

【忠】
 

2019.11.17

2019年度 大学院 Week が実施されています

朝晩冷え込む日が続いていますが、
みなさまいかがお過ごしですか?

現在、立命館大学では、大学院Week が
全学で実施されています。
https://www.ritsumei.ac.jp/gr/exam_event/information/#section1

昨日も、スポ健では、大学院の院試が実施されたのですが、
平行して、2020年度の大学院進学希望者向けの
説明会が行われています。

今回、11/11 日に BKC で行われた説明会を覗かせてもらいました。
当日は、学内からと、学外からの希望者が参加してくれており、
Motoyuki 副学部長が、熱のこもった説明をされていました。
また、大学院生のSeina さんからは、学生のリアルな目線で、
どんな大学院生活を送っているか、またどういったことに
気をつけていくことが必要かなど、非常に「実践的」な
アドバイスをしてくれていました。

 (atsushi)20191117-03

ぜひ今回の説明会や今後行われる説明会に来られた方が
スポーツ健康科学研究科に入学し、
素晴らしい先生方や先輩学生と共に
研究活動を行われることを期待しています
https://www.ritsumei.ac.jp/gr/

それでは、また。失礼致します。
良い休日を
Atsushi

2019.11.13

回顧

Hassyです。
諸々あり、更新が遅くなりました・・・
(この分だと、新しいプリンター(初代は1枚毎に紙詰まりを起こし、そのストレスにこの3週間耐えていました)の設置は早くて明日のラボミーティング時にゼミ生に手伝ってもらう時か・・?暗にお願いの気持ちを込めて。。笑)

私の学生時代の回顧(暴露)です。
いわゆる卒研を開始する4年生時まで、ほぼ部活に明け暮れ、学業に関して学びと自負できるものは殆ど無く過ごしていました。
もちろん必要単位は取得していましたよ。ただし、gradeは気にせず、有効評価を得られれば良しとしていました。まあ、時代が時代でしたし、教員も学生もそのあたりのコンセンサスはとれていた?ようにも思います・・と言い訳しておきます。。

したがって??、、私の最初の教科書といった類のものは学術論文でした。
指導教員からテーマの大枠をもらって、そこから関連する論文を探して、図書館行ってコピーするか、どっさりと先輩らの見たい論文も承ってどっさりと台車に何冊(1冊も厚くて重い!)も載せて持ち帰り、コピーして返却する、ということをしていたわけです。
まあ、今みたくonlineで簡単にPDFを落とし込んで、、といったことはできない時代でした。

それで、先行論文に基づいて実験計画を立て、実験して、出た結果を解釈するにも先行研究のお世話になり、、ということで、、自習を繰り返すわけです。
通常ある程度の基礎知識を積み上げ、そこからテーマ設定し、、となると思いますが、回顧すると、ある意味いきなり実践的な学びから始めたわけで。。
でもそれはそれで良かったと思っています。
もちろん、もっと基礎的な学びや教養を深めていれば、また違った方向に行ったかもしれず、わかりませんが、やはり実際に手を動かして、抽出された課題・疑問を解決できる「何か」を調べ、必要な知識を積み上げる、というサイクルは、少なくとも当時の私にはフィットしていました。

今、3回生ゼミで、そうしたサイクルを暗中模索しております。
 (th)20191113-z3
もちろん、個性がありますので、どれがフィットするのかはわかりません。
じっくり練り上げるのもいい学びだし、どんどん実行してエラーして、そこから学び直すのもありだと思います。
ただ、今の卒研生はあとひと月で卒論提出。。。
追い込みの時期です。
当然私も追い込みの時期で、満足のいく成果物を提出できるよう共に頑張りたいと思います。

2019.11.12

関西地区大学ボランティアセンター連絡協議会

こんにちは、かわいです。


関西地区大学ボランティアセンター連絡協議会は、
関西地区の大学ボランティアセンターのボランティアコーディネーションの
専門性向上とネットワーク強化をめざして職員・関係者の連絡・研修を担っている
組織です。

立命館大学では、学生がボランティア活動に取り組みたいと思った時に、
サービス・ラーニングセンターに足を運べば情報を得ることができます。
https://www.ritsumei.ac.jp/slc/
BKCでは、アドセミナリオ1Fです。

連絡協議会で職員・関係者の皆さんの議論に講師として参加してきました。

学生の成長をどう理解したらいいのか、どう評価すればいいのか

大事なことは学生のためになることだという原則を確認しながら、
議論が積み重ねられていました。
参加されたプロフェッショナルの皆さんの視点は鋭く、私の役割は
それをまとめて組織的なアクションにつなげていくことでした。
 (kawai)20191112
(せっかく撮っていただいたのに、動き回っていたので、ぶれぶれですね)

短い時間でしたが、収束点をラフスケッチしてプロトタイプを
作成することができました。今後は、このプロトタイプがどう発展していくか
に関わっていきながら、大学の関わるボランティア活動に貢献していきたい
と思います。

かわい

2019.11.11

立命館大学アクティブライフ文化超創コンソーシアム 第2回セミナー

先週の金曜日に、
立命館大学アクティブライフ文化超創コンソーシアム 第2回セミナー @京都経済センター
「企業のインナー・アウターブランディング」
に参加してきました。

「アクティブライフ文化超創コンソーシアム」については、下記にありますように、
少子高齢化やそれに伴う生産年齢人口の減少をはじめとする社会規模の課題解決のためには、企業や行政、地域、健康・医療機関が一体となり実施する柔軟で先進的な学術研究が必要です。そこで、コンソーシアムを形成して、多方面からの参加者によって、課題解決を果たしていこうというものです。
https://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1134

お二人の講演がありました。今回は、そのお一人の 
小林 香織さん(NPOフィット・フォー・マザー・ジャパン理事長)の講演を少し紹介します。

テーマは、
「本当に知ってる?働く女性の健康課題 -インナーブランディングの第1歩ー」

   

女性の健康課題、とりわけ職場での女性特有の健康問題が、健康経営にとって極めて重要です。
働く女性にとっての職場での悩みの第1位は、月経随伴症(月経痛など)です。この点に関して、月経周期についてのホルモンとその調整メカニズムの解説がありました。おそらく、中学、高校の保健体育の授業で習っている内容です。このようなメカニズムとその周期に伴う症状を、男女問わずに理解して、気楽に相談できる職場であることが、女性にとっても男性にとっても働きやすい職場になる、ということでした。
 最近いわれている、Health Literacy(ヘルスリテラシー、健康についての基礎理解)が、充実している職場かそうでないかによって、会社全体の風土、志気にも影響するということを学びました。
 ヘルスリテラシーは、スポーツ健康科学部・同研究科で学んだ学生・院生にとっては、しっかりと身につけている内容ですが、実践レベルとして高めておくことが求めまれます。
 講演の中で、「更年期」の話題もありました。これは男女ともに経験するものですが、男性がゆるやかに進むのに対して、女性は急激な変化で進みます。また、ネガティブなイメージで捉えられますが、更年期の期間は人生の中でも長くなっていますので、より幸せで充実した「幸年期」、もしくはしっかり考えるという意味で「考年期」と捉えて、過ごせるようにヘルスリテラシーを高めて行動することについてもお話しいただきました。

 女性の健康問題をしっかりと考えて実践する企業、団体ならびに社会は、益々発展するでしょう。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週末は、素晴らしい天気でした。朝、大学周辺を歩いていましたら、中学生、ならびに社会人の方が、道路周辺のゴミを拾っておられました。ありがとうござます。キレイな街は皆さんの望むところです。天気と同様、この活動にも清々しくなりました。
   

そういえば、金曜日の朝、朱雀キャンパス近くで、ゴミ拾いをしている本学職員さんたちを見かけました。職員さんの自主的な活動にも感謝です。大学も街の一部です。キレイな街、キャンパスは良いですね。
【忠】

2019.11.10

GAT Step-Up Course キャリア形成セミナー vol.3

朝晩が冷え込んでくるようになりましたね
みなさま体調など崩しておられませんか。

今回は、今週の14日に GAT Step-Up Course の一環として、
開催される「キャリア形成セミナー vol.3」について紹介します。

スポ健の GAT プログラムは、
正課の授業を行うだけでなく、
課外での学生サポートも実施しています。

 (atsushi)20191027-01

スポ健の GAT プログラムを目指して入学してきた学生でも、
ATC の仕事をイメージだけで捉えていて、
実際に ATC がどのような環境で活躍しているのか、
充分に理解できていないことがあります。

そこで、Masa 先生や Yuka 先生が中心となって、
実際に様々な分野で活躍している ATC の方を
お招きして、学生たちに ATC としてのキャリアの
イメージを掴んでもらうことが
このセミナーの目的です。

今回は、テキサス州の病院で働かれている
Shiho 氏をお招きしてのセミナーとなります。

ぜひ ATC を目指す学生達の視野を
大きく広げる機会になってもらえることを期待しています。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を
Atsushi

2019.11.08

発表に関して

みなさん、嶋村です。ちょっと遅めの更新です。。。さて今日は先週の言語学の話の続きは次回にして、今日は研究発表の心構えについてちょっと話したいと思います。なんでかというと来週 P の中間発表があるからです。なので万が一学生さんがこのブログを読んでいてくれていて、参考にしてくれていたらな~なんてね。。。


さて、いい発表しようと思えば、「自分の考えたことは・調べたことはとても大事ですごくおもしろいよ!」ってことをオーディエンスにわかってもらうことを一番の目標にすべきだと思います。


「大事」というところを納得させようと思えば、きちんと大きな視点で問題設定できていることが必要です。いくらオリンピックの話をしようが言語学の話をしようが、それが個人の興味のレベルで止まっていては、「興味ないもん」と無視されてしまうかも知れません。もちろんいくら頑張っても全員に興味を持ってもらうことはできませんが、なるべく耳を傾けてもらえる様に努力すべきです。そのためには客観的事実に基づき、なぜ自分が研究していることにそれをする意義があるのかを説明する必要があります。もちろん専門家ばかりが集まる学会ならこの辺は多少端折ってもいいかも知れませんが、一般の人や自分が研究していることに馴染みがない人に向けて話すときは、まず「聞いてみよう」と思わせる努力が必要です。よく学生に「なんでそれを研究するの?」と聞きますが、「僕は・私は~だと思って、~はどうかなって思ったんです~」みたいな**(自粛)みたいな答えが返ってきますが、この返答に「思った・思う」が入ってはいけません。「なぜならば」で始まり研究背景の説明があり「思う」と使わず「である」で答えられる様になってください。


「おもしろい」とは「実に興味深い」ということです(なんかそんなセリフが出てくるドラマが昔ありましたが)」。考え出したアイデアで独創的でかつ設定した問題を解決するだけでなく何かしらのプラスαのメリットがあるとなおいいですね。プラスαの部分は帰結(consequecne)と言ったりしますが、それは大体予測とその検証からなります。「この主張・理論が正しければ、~の様な現象も予測する」と言ったものです。その予測が実際観察されたらその主張や理論の蓋然性は強化されます。


そして発表といえば欠かせないのはスライドですね。僕は Keynote か Beamer ですが多分多くの人は Microsoft の PPT を使っているのではないでしょうか?文字は小さすぎず、文字ばかり載せないでください。たまに馬鹿みたいに1枚のスライドに色々情報を載せてくる奴がいますが、それはダメです。学会では僕はいつも1スライドにつき1分以内を心掛けていますし短ければ 30 ~ 40 秒ほどです。あと効果的に箇条書きを使って何がポイントかをしっかり書いてください。話す内容をそのままスライドに貼るのはダメです。ま、スライドの作り方はネットに溢れているし、ここであまり言っても仕方ありませんが。。。


最後に質疑応答はどの様な質問が出るかを想定してある程度準備しておくべきだと思います。そして答えが分からなければ「今のところ分からないけど今後の研究で考える」とはっきり言いましょう。もし、あなたの研究が誠実で理不尽でなければそれで大丈夫です。


というわけで来週発表する人には頑張って欲しいと思います。ではでは、また来週。