[ international ] の記事一覧

2016.02.07

スポ健な人 (27) Tatsuki くん

今日は、スポーツ健康科学部では、
学部個別配点方式の入試日です。
明日 2/8 と 明後日2/9 は、センター併用方式、
3/5 が後期分割方式
の受験が待っています。
http://ritsnet.ritsumei.jp/admission/general/schedule.html

受験生の皆さんが、悔いの残らないよう
ベストの力を発揮されることを願っています。

今回、紹介したいスポ健なひとは、Tatsuki 君 (2回生) です。
今学期、私は彼の英語を担当していて、
実験の被験者として協力してもらった際に、話を聞きました。



Q:「Tatsuki 君が、将来目標としているものは何ですか?」
A:「卒業後に、オランダで 『フィジオセラピー (Physiotherapy)』 を学ぶことです。」

Q:「『フィジオセラピー』とは何ですか?」
A:「オランダで、アスレチックトレーナー (AT) を行う資格です。
  オランダでは、スポーツ現場に関わる資格として、
  開業することが認められています。」

Q:「なぜアメリカの AT ではないのですか?」
A:「自分の希望として、サッカーの現場に関わりたいというのがあって、
  サッカーが盛んなヨーロッパで、AT として働きたいと思ったためです。」

Q:「他のヨーロッパの国ではなく、なぜオランダなのですか?」
A:「『フィジオセラピー (Physiotherapy)』の資格自体は、
 ドイツやスペインにもあります。ただオランダでは、
 学部レベルで『フィジオセラピー (Physiotherapy)』を学んで、
 大学院で「スポーツフィジオセラピー (Sports Physiotherapy)』という
 上級資格を取れるのも魅力だったので、オランダで学ぶことを考えています。」

Q:「オランダ語の勉強はどうしているのですか?」
A:「これまでは教科書を中心に勉強してきました。
  最近オランダ人と知り合いになったので、
  オランダ語を教えてもらおうと思っています。
  卒業後は、まずオランダの語学学校に入学して、
  オランダ語能力テストに合格して、
  向こうの大学に編入することを考えています。」

Q: 「オランダの大学なら、英語で学べるのでは?」
A:「確かに英語コースもある大学が多いので、そこに行けば
  英語で学位が取れますが、サッカーの現場や
  クリニックで働く際には、オランダ語が必要なので、
  オランダ語を勉強しています」

AT を目指す学生はこれまでに見てきたのですが、
フィジオセラピー (Physiotherapy)』という資格が
ヨーロッパにあるのを、不勉強なため知りませんでした。
今回、Tatsuki 君と話すことで、新しい視野が広がりました。
ぜひ彼には、オランダで「フィジオセラピー (Physiotherapy)』を学んで
ヨーロッパサッカーの現場で活躍してもらいたいと思います。

それでは、また。失礼致します。

2016.02.04

英国・ユニバーサル社とのミーティング

この時期の定例となったユニバーサル社とのミーティングにロンドンを訪問しました。

この会社は、いち早くTABATAトレーニングの商業化を目的に
It's meを含めて立命館大学との事業協定を結びtabataofficialとして、
トレーニングの普及の世界展開しています。

TABATAトレーニング特設サイト
http://goo.gl/GwAacv

ミーティングには、副社長のAngelaとアドバイザーのJohnny, さらに日本人弁護士のKen一さんが参加しました。
また、立命館大学ロンドンオフィスのuphill本さんが加わりました。やっと、認知されるようになってきたTABATAトレーニングの日本での展開について議論しました。
契約の3年間の延長と積極的な日本での展開の方向性が確認されました。

メールのやりとりでは、なかなか分からないニュアンスが実際に会って話すと、よくわかります。今後も、ロンドン訪問は続けたいと思っています。



もう1つの話題

 ロンドンには、大英博物館をはじめ多くの博物館があります。
その中で 昨日、地下鉄のサウスケンジントン近くのScience museum に行ってきました。
特別展示として “チャーチルの科学者“がありました。

偉大なイギリス首相であったチャーチルは、政治力の高さで有名ですが、
科学に非常に興味をもっていたことはあまり知られていないようです。
戦争時ということもあり、軍事技術への援助もしていますが、
神経や筋肉が動くときに発生するアクションポテンシャルの研究を行ったHodgkinやHuxlayらの基礎生理学者の研究に大いなる興味をもったようです。(薄紫色の写真(Nerve and Brain)

イギリス生理学協会の機関誌であるJournal of Physiology (London )は、
当時から、運動生理学を含む生理学の最高のメディアです。

視野の広い宰相に英国で育まれた基礎生理学が、今、立命館大学スポーツ健康科学部で
競技力向上のためのスポーツ生理学や、健康科学として発展しています。

2016.01.08

日本語について

施光恒さんの著書「英語化は愚民化」を読みました。サブタイトルにもあるとおり、教育や産業の分野において英語化を無理に進める事が日本の国力の低下を招く、という立場から警鐘を鳴らす一冊です。

私としては施さんとは若干異なる意見だな、と思う箇所も多々ありましたが、全体的に重要な考え方を明快に主張されている本だと思いました。それは

・日本人にとって日本語は非常に大切である。抽象的思考、論理的思考の礎になるのは母国語である。またこれまで日本語により膨大な文学的・文化的蓄積がなされてきている。
・日本では従来も様々な工夫を通して外来の知識を日本語に翻訳し、文化の中に取り入れてきた。明治維新の際にも外来の知識を日本語化し日本の文化の中に取り込む事に力が注がれた。
・それにより国民の中での「知識格差」の発生を防ぐことができた。(そうでなければ外国語に堪能な一部の層に高度な知識が独占される状態が起きたと考えられる)。

といった考え方です。他にも数々の主張が為されており、基本的に筋の通ったものであると思いました。

私はこれまで5年程米国・英国で生活して来ました。当然周囲は英語のネイティブスピーカーばかりで、「英語が上手い」という意味ではほぼ満点の人ばかりでした。そうすると、考えてみれば当たり前のことですが、英語がものすごく上手いか程々に上手いかといった相違はどうでも良くなります。大切なのは言っていることの内容であったり、話している人の人柄であったり、なのです。

勿論コミュニケーションを成立させるための英語力は必要です。特に研究者にとっては海外への情報発信、海外からの情報収集は非常に重要なアクティビティで、この分野で高い能力を持つことは大きな武器になります。武器としての英語の重要性は幾ら強調してもし過ぎることはないでしょう。

コミュニケーションができるという前提を満たしたうえで、お互い刺激に満ちた会話が出来る様、普段からアンテナを張って知識と教養を高めましょう。私の経験では日本の映画とか文学、文化について質問されることも結構ありました。黒澤明さんとか村上春樹さんの名前を知っている方は海外にもかなり多いと思っておいた方が良いでしょう。和食とか、着物とか、武道とかの質問もよくされると思います。グローバル化の進む現代だからこそ、日本語を大切にし、自分の母国の事をよく知っておく必要があるな、と改めて思いました。


2015.12.25

Merry Christmas

本日はクリスマス、昨日はクリスマスイブでした。皆さんはどの様に過ごされましたか?私はいつもより多少早く帰宅したり、今朝子供達にプレゼントを渡したりしましたが他には特に変わらない2日間です。特に今年は大学が本日25日で御用納めになるため、何かと業務をこなしている間に夜になってしまった、という形です。

日本ではテレビドラマや映画等で「特別な日」とされる事の多いクリスマスですが、海外ではどの様に過ごすか、体験したことのある学生さんは居るでしょうか?私はこれまでアリゾナ州フェニックスで、そしてスコットランドのアバディーンでクリスマスを過ごす機会がありました。ニューヨークやロンドンのような大都市ではないので注意は必要ですが、そこで見たクリスマスは日本のそれとはかなり異なるものでした。

ダウンタウンでは殆どの店が閉っていたり、夕方4時とか5時とかまでの営業で、通常よりも遙かに淋しい状態でした。ごくまれにアジア系のレストランが開いていると、そこは逆に1~2時間待たないと入れない程行列していたりしました。友人に聞いたところクリスマスは「家族で過ごす日」と考えているとのこと。友達(彼氏・彼女?)と出かけるのではなく家族で集まってゆっくりする人が多い様でした。そういう意味では日本の大晦日や正月に近い位置づけなのかも知れません。

その他にも感謝祭、復活祭、spring break 等々、アメリカとイギリスに住んでいた時には様々なイベントを体験する事ができました。そういう意味でも留学は良い勉強になりますから、学生さんには強くお勧めします。

写真はアバディーン大学のクリスマスのライトアップです。ご覧の通りかなり落ち着いたライトアップで、派手に盛り上がるというよりは落ち着いた時間を過ごす、という雰囲気が感じられるのではないでしょうか。ちなみに後ろの建物は講義棟で、私もここで授業をしていました。1495 年に創設された大学ですので、殆ど全ての建物が非常に伝統のある重厚なものでした。


2015.12.18

翻訳サイト

私はこれまで翻訳サイトを使ったことがありませんでした。英語の文章を読むのがそもそも好きでしたし、私が学生の頃には翻訳ソフトとかサイトが存在していなかったので身近に感じる機会もありませんでした。学生さんにも、最初は苦労しても自力で読み・書きをして実力を付けて欲しいので翻訳サイトの使用は勧めません。この種のサイトを使っている間は次のレベルに上れないと思うので、スポ健の学生さんには一切使って欲しくないと思います。

ですがそれはそれとして、どの程度のクオリティの結果が得られるのか?興味があったので実験してみました。

方法としては英文の記事(私の博士論文から改編・抜粋しました)を某翻訳サイトを使って「翻訳」してみました。以下がその入力と出力です。

【原文】
One of the most distinctive characteristics of human locomotion is bipedality. This is the only case in which full-time bipedal locomotion is observed in existing mammals. There is little doubt that human ancestors started walking on two legs rather than four between 5 and 3 million years ago, as this statement is supported by the evidence in fossils and footprints.
【翻訳】
人間の運動の最も特徴的な特徴の一つはbipedalityです。これは、フルタイムで二足歩行は、既存の哺乳動物で観察されている場合のみです。この文は、化石や足跡で証拠によってサポートされているように、ヒトの祖先は、400万5~3年前の2足歩行ではなく、開始ことは間違いありません。

【原文】
Research on prehistoric remains indicates the sudden appearance of a very unusual higher primate, one that walked on two legs rather than four, in the Pliocene epoch. These new higher primates, the australopithecines, first appeared in East Africa around 5 million years ago and in South Africa around 3.5 million years ago.
【翻訳】
先史時代の遺跡の研究は、鮮新世に、二本足ではなく4に歩いた非常に珍しい高い霊長類、1の突然の出現を示しています。これらの新しい高等霊長類、australopithecinesは、最初の約5万年前に東アフリカでと約3.5万年前に南アフリカで登場しました。

【原文】
Among all, the skeleton of Australopithecus afarensis A.L. 288-1 (better known as “Lucy”), recovered in 1974 from the Hadar area of Ethiopia, is by far the most complete record of locomotor morphology of early hominids currently available.
【翻訳】
中でも、エチオピアのハダル領域から1974年に回収された(より良い「ルーシー」として知られている)アウストラロピテクスafarensis AL288から1の骨格は、現在利用可能な初期の原人の運動形態のこれまでで最も完全なレコードです。


さすがにそれっぽい単語が並んではいますが、文章としては非常に読みづらく、全くダメダメな出力と言えるでしょう。そもそも「翻訳」というのは非常に知的な仕事だと思います。原文の意味を完全に理解したうえで、内容を翻訳先の言語の構造にあてはめなくてはなりません。また読者の前提知識や意欲、目的意識等を想定しなければ適切な翻訳はできません。現時点では翻訳サイト等のサービスはそのレベルに達していないと考えて良いでしょう。

語学を習得する一番の楽しみはコミュニケーションの幅が広がる事だと思います。読む・書く・聞く・話す能力を高めることでコミュニケーションできる相手の数も増え、意思の疎通も深まります。矢張りそのコミュニケーションは翻訳サイトやアプリに頼らず、自力でリアルタイムに出来る様になって欲しいと思います。ということで、皆さん、語学の力をつけましょう!

(写真は私が愛用しているシソーラス(類義語辞典)です。文章を書いていると、使っている単語がイマイチしっくり来ない、という事が良くあります。その際に類義語を調べてより良い表現を考えなおします。)


2015.12.10

スタンフォード大学にて打合せを行いました!@ただいま帰国中です

この度、アメリカ屈指の大学であるスタンフォード大学(カリフォルニア州パロアルト市)に訪問しました。

広大な敷地に、多数の学生や大学院生が学んでいます。
また、研究大学として22名のノーベル賞受賞者を輩出しています。 





It's me
が指差しているのは、
これまでのスタンフォード大学ノーベル賞の次はIt's meだとと夢見ていることをしまします。
一方、表紙の写真は、スタンフォード大学のこれまでのオリンピック出場選手のリスト、
これもその次はIt's meになればいいな思っているとことを夢見ていることを示しています。


立命館大学スポーツ健康科学部も研究の発展と競技力の向上を目指していますが、
スタンフォード大学は、本学部の目標の一つです。


スタンフォード大学訪問の目的は、
It's meを含む本学部とスタンフォード大学医学部との
共同研究の詳細打ち合わせでした。
内容は、世界中の最大酸素摂取量が非常に高い(男性では75ml/kg/min、女性では65ml/kg/minより高い)人
の遺伝子を網羅的に探索して、それらの方々の持つ遺伝子特性を明らかにするというものです。


これらの結果は競技力向上に役立つことは、明らかですが、
そのようなsuper athletesの持つ遺伝子は健康にもいいだろうということで
健康増進の研究にも有効だろうということも視野に入っています。

 
まさしく健康とスポーツを対象としている本学部の理念にあった共同研究です。

2015.11.13

Word Smart

久しぶりに留学関連の話題を。
私がアメリカの大学院に留学した際にはTOEFLの他にGREという試験を受ける必要がありました。どちらの試験も当時とは少し形態が変わっていますが、現在でも受験する必要があるのは一緒だと思います。TOEFLの正式名称はTest of English as a Foreign Language。つまり「外国語としての英語」です。要するにアメリカへ留学する学生が、大学での講義を理解し問題無く生活する英語力を備えているか?が問われます。それに対してGREの正式名称はGraduate Record Examinationで、ナカナカ適切な日本語訳を思いつきませんが、日本でいうところのセンター試験の大学院版、という感じでしょうか。英語のネイティブスピーカーでない事は全く勘案されず、アメリカの大学生と同じ土俵で受験しなくてはいけません。そしてその中にある「Verbal」の科目、つまりアメリカの大学生にとっての「国語」が、一般的な日本人にとっては最も苦労するところだと思います。

理由は、TOEFLでほぼ満点を取る実力を持っている人ですら一度も見たことの無いような単語が立て続けに出てくるためです。しかも文脈の中から意味を推定する事が難しい問題構成が多く、シンプルに膨大なボキャブラリーが要求されます。

私はこのセクションの攻略のため写真の「Word Smart I, II」を利用しました。GREに頻出する英単語をまとめた単語帳です。高校・大学受験等で使う単語帳のボリュームアップ版と思って頂いて結構です。
最初の2ページに掲載されている単語を列挙してみます。
abase
abet
abeyance
abjure
abomination
aboriginal
abound
abrogate
accede
accentuate
いくつ解るでしょうか(いくつ見たことがあるでしょうか)?
Word Smart I, IIを両方丸暗記すれば、大概の文章は辞書無しで読める様になることを保証します。英語の好きな方、留学を志す方は試してみてください。



2015.10.16

100年予測

ジョージ・フリードマン著(櫻井祐子訳)「100年予測」を読みました。21世紀に起こる政治・経済・軍事的な出来事を予測した一冊です。著者による前書きを一部抜粋します。

”私は水晶玉など持っていない。その代わり、不完全かもしれないが、過去を理解し未来を予測する上で、これまで確かに役に立ってきた手法を持っている。無秩序に見える歴史の根底にある秩序を見出し、その秩序がどの様な出来事や傾向、技術をもたらすかを予測するのが、私の使命である。100年先のことを予測するなど、軽薄な取り組みに思われるかもしれない。だが本書を読み進まれるうちに、それが合理的で筋の通ったプロセスであり、軽薄でなどない事を分かって頂ければと願っている。”

この本の中で米国、ロシア、中国等と並び日本、トルコ、ポーランド、メキシコが世界の激動の中心になるだろう、と書かれています。未来の事ですので当然不確定要素が多々あります。その不確定性を認識した上で著者なりのロジックを組み立てたシナリオが描かれている、という形です。

本書の末尾の解説の稿には「未来予測は絶対に外れる-内容よりもアプローチに着目せよ」と書かれています。また書店に行くと同様の書籍が複数見つかりますが、描かれているシナリオは著者によって十人十色です。ですのでどれか一冊を読んで予測が当たっているかいないかというスタンスでは無く、多くのロジックを一旦理解した上で自分なりの考えを組み立てるという事が必要かと思います。

大学生の皆さんにすると、例えば卒業後すぐ民間企業に就職したとして、一般的な「定年」の時までだけでも50年位(今後ますます伸びていくかも知れませんが)ありますし、勿論その後の人生もあるわけです。その間の世界がどうなっていくのか?考えても予想通りにはならないでしょうが、アンテナを張って、自分なりに考えることは必ずプラスになると思います。そのための一冊として紹介します。この本を読んだとしても、内容を鵜呑みにするのではなく、自らの考えを練る題材にしてください。もちろん新聞、ニュース番組、インターネットなどからの情報収集も忘れずに。







2015.10.11

スポ健な人 (16) : 海外インターシップ

世間では、三連休の中日ですね。
皆様いかがお過ごしですか。

今週からは、スポ健で頑張っている人を紹介する
「スポ健な人」を再開したいと思います。
今回、紹介したいのは、ハワイ大学で行われた
海外インターシップに参加した4人の学生です。

彼らは、スポ健で実施している GAT プログラムによる
アスレチックトレーナー資格 (ATC) 取得を目指している学生達です。
(GAT プログラムについては、以下を参照して下さい
https://www.ritsumei.ac.jp/shs/education/strength/global.html/ )

今回、それらの学生が、GAT プログラムの前段階として、
George 先生と共に、夏休みに、ハワイでの
2週間のインターシップに参加してきました。
その様子を、火曜のお昼休みに、英語で発表してくれたので、
私も、興味津々で、聞きに行ってきました。

発表を聞いていると、朝早くから、現地の高校や大学を訪問する
インターシップで、充実した学びを送ったことが伝わってきました。
また今回のインターシップは、Hi-ATEC (Hawaii International
-Athletic Training Educational Clinic) Program  という、
ハワイでアスレチックトレーニングを学ぶ学生を
海外から集めるという企画の
第一弾となったということも報告がありました。
今後は、立命スポ健の学生だけでなく、諸外国の学生と共に、
アスレチックトレーニングを学ぶという仕組みが非常に面白いと思います。

このインターシップには他の学生の関心も高く、30人以上の学生が
聴講し、会場となったアカデミックラウンジは熱気に包まれていました。



ぜひこれらの学生が GAT プログラムを通じて、
ATC を取得してもらいたいのと同時に、
他の学生も、どんどん海外で学んでいってもらいたいと思います。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を


2015.10.09

深夜特急 読了

「深夜特急」全6巻を読了しました。筆者は以下のような道筋をたどります。
4巻「シルクロード」:パキスタン、アフガニスタン、イラン
5巻「トルコ・ギリシャ・地中海」:トルコ、ギリシャ、地中海クルーズ
6巻「南ヨーロッパ・ロンドン」:イタリア、モナコ、フランス、スペイン、ポルトガル、イギリス
一部船も使っていますが、基本全て路線バスを使って旅しています。この様にしてイギリスまで行けるという事は、可能だと言われれば「そうだろうなあ・・・」とは思いますが、島国の日本に生まれ育った私としては今ひとつピンと来ないなというのが正直な所です。

旅の途中、国境を越えたところで急に物価が変わる、という描写が何回かありました。その国の経済状態によってホテルやレストランの値段が明らかに変わっていたようです。ヨーロッパに向かうにつれて徐々に物価が上がっていくとの事。この本が最初に発行されたのは 1986年ですのでかなり以前の情報にはなりますが、現在同じルートをたどるとどう感じるのでしょうか。そもそも同じルートはまだ通行できるのでしょうか?当時と現在の情勢を対比したら随分変わっているだろうな、と思いました。

これは所謂「紀行文」のジャンルの作品ですが、昨年も何冊か紀行文を読みました。さくら剛さんの作品で、書店で平積みになっていた本の表紙にインパクトを受けて衝動買いしたものです。読んでみたら思いの外面白く(「笑える」という意味でも面白く)あっと言う間に読んでしまいました。ネットで書籍を検索・購入するのが容易な今日この頃ですが、実店舗に行ってみると当初目的とは別に興味を惹かれるものを見つけたり、時間が無くて保留していた事を思い出したりします。幸い草津にも南草津にも品揃えの良い書店がありますね。普段あまり本を読まない、という方もたまに立ち寄ってみては如何でしょうか。