[ research ] の記事一覧

2019.08.09

韓国出張

みなさん、こんにちは、嶋村です。いつもネタがないとボヤいているわたしですが、今日はネタがあります。先日学会に行ってきました。GLOW in Asia という僕の専門のアジア圏ではかなり大きな学会で、アジアの国をいろいろ回っているのですが、今回は韓国で開催されました。今のところいろいろ政治的にはある国ですが、僕個人としては「仲が悪いな~」的なことは何も感じませんでした。地下鉄の広告に日本製品の不買運動を訴えるものはありましたが、それくらいですかね。。。出会った人はみんな親切でしたし、楽しく過ごしてきました。結局報道されているところって断片的な情報で、実際のことってのは自分で体験してみないとわからないですよね。もちろん、今回は僕が嫌なことを経験しなかっただけの話かもしれませんが。。。


さて、韓国の滞在は3日間で、6日の「文埋め込み((non-)complementation)」のワークショップに発表者として参加してきました。なんかこのブログを読むだけでは、嶋村ってやつは適当そうで本当に研究しているのかって疑問を持つ人もいると思いますので、発表している写真を載せておきますね(笑)。

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まあ学会以外は食べて飲みまくっていたわけですが、さすがに3日も走らないと罪悪感を覚えるので、靴とウェアを現地調達してソウルの街を12キロほど走りました。滞在していたのが明洞で、近くにナイキショップがあったのでそこで靴とウェアを買いました。店員さんたちがとてもいい人で明洞近くのオススメのジョギングコースを教えてくれました。とても走りやすくてよかったです。

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というわけで、とても楽しく過ごしたわけですが、最後に韓国を出国する際、保安検査場で荷物をチェックされるときにいつも使っているポマード(ヘアワックスみたいなもん)を没収されてしましました。。。サロンで使われるような結構高級なやつだったのに(しかも割と最近買ったばかり)。。。日本を出るときは大丈夫だったのに。。。というわけで、これが唯一今回の韓国出張で残念な出来事でした。


まあ今日はこの辺で。

2019.08.03

ラグビー日本代表観戦者調査 in 釜石

7月27日(土)にラグビーの日本代表とフィジーの代表選が釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで開催されました。
釜石市は9月20日から始まる2019年ラグビーワールドカップの試合会場でもあり、公認キャンプ地でもあります。
フィジーは、ワールドカップの参加にあたって岩手県でキャンプを行い、9月25日に釜石鵜住居復興スタジアムで試合を行います。

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釜石鵜住居復興スタジアムについては昨年8月の杮落しの際にあいコアの星に紹介させていただきました。
もとは、釜石東中学校と鵜住居小学校があった場所で、復興のシンボルと次世代への希望として設立されたスタジアムです。
常設の座席では、収容人数は6,000人ですが、現在は仮設の10,000席を設け、16,000人が収容できるスタジアムとなっています。
今回のフィジー戦はスタジアム建設後、初の代表戦であり、いよいよ開催されるワールドカップ前の最後の試合です。
昨年の杮落し、今回の日本代表戦、そしてワールドカップと、スタジアムの建設とラグビーを通じてまちの復興に携われてきた関係者の皆様はご自身たちも被災にあいながら今日を迎えていらっしゃいます。

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東京経由で、盛岡に宿泊し釜石に移動したのですが、岩手県のあちらこちらでワールドカップのプロモーションを目にしました。
この日本代表戦では、早稲田大学の松岡先生と、松岡先生の研究室の大学院生6人(国籍は日本、中国、ロシア、韓国)、博士課程修了生の研究者とともに、観戦者調査の調査員として参加してきました。
調査員は私も含めて合計8人と、通常の観戦者調査の半分の人数で行いましたが、
このような観戦者調査に対して知識と十分な経験を持った者ばかりが集まりましたので、適切な手法でデータの収集ができました。
何かと話題性のある試合でしたので、翌日様々なメディアでも取り上げられました。
日経新聞の朝刊にもまた、釜石鵜住居復興スタジアムの建設やワールドカップの試合を誘致するまでのプロセスが紹介されていました。
東京から移動するにしても、スタジアムは決してアクセスのよいところではありません。
スタジアムに向かう道には、いまだ仮設住宅も残されています。
それでも翌日の日本経済新聞の記事に書かれているように、「ラグビーを通じて多くの人が釜石に訪れ、交流する場」になるように関係者は願っていらっしゃると思います。
今回の調査データが少しでもお役に立てばと願います。
このような調査の場を作ってくださっている(公財)日本ラグビーフットボール協会のマーケティングの皆様に御礼申し上げます。

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#WE ARE BRAVE BLOSSOMS釜石
#盛岡経由で釜石に入りました
#ものすごく暑い日でした
#しばらく観戦者調査が続きます

2019.08.02

三重大学に行ってきます

みなさん、こんにちは。嶋村です。さて今日はいつもより早めの更新ですが、それというのも今日は出張で三重大に行くからです。研究会がありまして、来週学会で発表するんですが、その予行練習的なものをやってきます。


予行演習と言えば、小・中学校の運動会(体育祭)を思い出しますが、僕は毎回それがあるたび憂鬱でした(高校の時の体育祭は全ておやすみしました 笑)。特に小学校の運動会の予行練習は嫌な思い出の一つとして今でも自分の中に残っています。まあ僕は運動音痴なので、中学校の時にやらされた障害物競走ではハードルで盛大に転んでしまいました。あとプールの授業があった時は、家のトイレに逃げ込んで断固学校に行くのを拒否したこともありました(笑)。もし自分の娘がそんな感じの子に育ったら、多分僕は「お休みし~」って言っちゃいますね。


結局のところ人には向き不向きがあるわけですから、仕方ないですよね。けど運動会や体育の時間は無駄に体育教師に怒られたりしたんで、ますます体育嫌いになっていましたが、大人になってマラソンに参加したりロードバイクに乗って琵琶湖を一周したりするようになって初めて運動することの楽しさを知ったので、結果オーライですね。だけどもうちょっと体育の先生も僕に優しくしてくれていたら、もっと早くに運動するようになっていたかも知れないですね(笑)。


それで話を研究に戻すと、今日の発表のトピックは「太郎は花子がかわいいと思っている」のような日本語の引用文を持つ表現には目に見えない(音では聞こえない)動詞があるって話で、「と」と「思っている」の間に「いう」に相当する動詞があるのだと主張してきます(「言う」ではないことに注意してください!)。「なんじゃそれ?」と思われることと思いますが、実は世界の言語をいろいろみてみるとそういう言語って多いんですよね。「いう」を立てることで、文法的にも意味的にもいろいろいいことがあるんです。ま、スポ健のブログでこんな話をしても、多分あんまり興味を持たれないと思いますので、この辺でやめます(苦笑)。


ところで今日の発表のために新しいポインターを買いました。ちょっと奮発していいやつを買いました(研究費で落とすんですけどね、あはは。。。)。ポインターからレーザーが出るやつじゃなく、パソコンの画面にカーソルが出るタイプのやつです。しかもなんとそのカーソルをカスタマイズできる!1分充電しただけで3時間も使える!などといろいろ優れているポインターですが、僕は発表のクオリティが上がるかは保証されていないようですので、グダグダな発表にならないように頑張ってきます。


ではでは。

2019.07.31

D&G

いよいよ今月も終わりに近づいています。
梅雨も明け、かなり暑くなって参りました。
水に浸かって大の字になりたい・・・と思いながら、仕事に追われブログ更新が遅くなってしまいました。。。

さて、タイトル、有名なアパレルブランドではなく、Dimension & Gravityです。

先々週のブログで、金井宇宙飛行士によるミッション報告会について触れましたが、金井宇宙飛行士が宇宙でされた実験のひとつに、タンパク質結晶生成実験が含まれます。
http://iss.jaxa.jp/iss/jaxa_exp/kanai/protein/protein_qa2/

上記URLの説明にもあるように、タンパク質の働きは3次元的な「かたち」が大切であるわけですが、その構造から機能解析をするのに結晶化が重要になってきます。
地上の重力下では、対流など様々な影響で、タンパク質の結晶化に支障を来す恐れがあるところを、微小重力環境の(大きな)力を借りて、結晶化をサポートする狙いがあると言えます。

ただ、我々のからだの中で常に合成と分解を繰り返しているタンパク質、合成して出来上がる3次元のタンパク質もいわば重力の影響を受けて機能しているわけで、、そう考えると宇宙滞在中に身体に産生されたタンパク質ってその3次元構造も異なる??などと、naiveな疑問が沸き起こり・・・

それで、大阪工大の中村先生が、主に骨格筋の3次元培養を基軸とした研究会を発足され、先日第3回目の研究会に参加して参りました。
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組織工学のエキスパートである藤里先生や東北大の永富先生など、非常に貴重なお話が聞け、有意義な会でありました。
当方、話題提供では、院生の394maくんが発表。
ACSMやECSSなど、国際学会も経験し、学内でも報告会など発表の場数を踏んできているので、しっかりといい発表をしてくれました。
質疑応答にも的確に応答していたと思います。

これまで、2次元で細胞を培養して研究して参りましたが、本来の3次元で培養すると、発現するタンパク質の量が異なってくるなど、違いが出てくることがわかってきております。
今後、こうした培養システムを進展させ、細胞・組織機能解析に応用していければと思っています。

Hassy

2019.07.29

超創人財育成プログラム

先週、土曜日に開催した、超創人財育成プログラム マッチングワークショップセミナーは、本当に素晴らしい内容でした。

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企業メンターが日常感じている課題とこれからの未来像、
フレッシュな院生が取り組んでいる研究課題と今後のキャリア、
新しい博士人財育成を目指して教職協働で取り組む教職員の情熱が

新しい人財育成、新しい大学院教学を生み出していくことを肌で感じました。引き続き注目してください。

超創人財育成プログラムのHP
https://www.ritsumei.ac.jp/gr/aldp/

秋学期になりましたら、2期生の募集も始まります。
是非、「超創」を目指す人財は応募下さい。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>> 
先週も書きましたが、いよいよ、8月3日-4日のオープンキャンパスが近づいて参りました。
下記のオープンキャンパスの特設サイトでは、学生スタッフが語っている現場の声もあります。暑い時期ですが、未来の扉を拓くきっかけとして、是非お越しください。
https://ritsnet.ritsumei.jp/event/2019/opencampus/index.html

  

先日、東京出張のおりに、卒業生のRINAさんと話ができました。勤めて4年目。なんと営業成績日本一にも輝いたとのこと。キャリア関係の仕事をしているせいか、会社での仕事、会社以外での仕事(キャリア)も充実させている様子をきき大変嬉しかったです。「スポ健、最高です!」との褒めことばもいただきました。

【忠】

2019.07.27

スポーツ関連施設への訪問 in Seoul

7月の初旬に訪れたソウルの滞在中にいくつかのスポーツ関連施設を訪ねてきました。
2つのスタジアムと1つのミュージアムをご紹介します。
一つ目はの施設は、「ソウルワールドカップススタジアム」です。
2002FIFAワールドカップKorea Japanの開催のために2001年に建設され、サッカーの専用スタジアムとしてはアジア最大で座席数は66,704席です。
日本のプロサッカーリーグは、通称「Jリーグ」ですが、韓国のプロサッカーリーグは、「Kリーグ」と呼ばれいます。
このスタジアムは、Kリーグに所属するFCソウルの本拠地で、FCソウルの試合がない日は、スタジアムの中まで見学することができ、見学料は1,000ウォン(100円程度)です。
「ソウルワールドカップスタジアム」はそのままは駅名にもなっており、スタジアムは駅の目の前です。
お話を伺ったスタジアム関係者によると、もともとはごみ処理場が建設される予定であったとのことです。
この場所が東京でいうどのあたりに該当するかは定かではないのですが、ソウルの中心地からは電車で30分ほどです。
スタジアムには「ワールドカップモール」という施設が併設されています。
この日は、スタジアム内を見学するために、FCソウルの試合がない日に訪問したためか、やや閑散としていましたが、ショッピングセンターや、スパ、映画館、スポーツセンター、結婚式場などもワールドカップモールに入っています。

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もう一つの施設は、プロ野球チーム「ヒーローズ」の本拠地高尺ドームです。
ここは、韓国初のドーム球場で、韓国人の研究者によると、韓国にドーム球場の数は日本に比べて非常に少ないということです。
スタジアムに向かう道や、スタジアムの姿は何となく京セラドームに似ていました。

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最後にご紹介するのは、数々のショッピングモール屋台が乱立するにぎやかな街、東大門の歴史文化公園にある東大門運動場記念館です。
公園といっても、テーマは「デザイン創造産業の発信地」としての再開発地区で、大変近代的なデザインでアートホールなども併設されています。
東大門運動記念館は、歴史文化公園駅を中心に整備された東門歴史文化公園内に静かに存在していました。
東大門歴史文化公園はもともと東大門運動場(その前はソウル運動場)があった場所です。
東大門運動場は、1925年に建設され、サッカー場や野球場を伴う韓国最大の競技場であったようです。
サッカー場は、1998年のソウルオリンピックの際のサッカー場としても利用され、また野球場はプロリーグはもちろんのこと高校野球の大会も大変盛んであったとのことです。
しかしながら、2007年11月に閉場し今に至ります。

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今回東大門を訪れて、思い出したのでは、賑やかな街の駅近くにあった大阪球場や西宮球場のことです。
これらの球場は、現在ではショッピングモールになり、野球場があった時よりも賑わっているように見受けられます。
メガスポーツイベントの招致やキャンプ地になるには、スタジアムやグラウンドの新築、増改築が必要です。
近年では、負のレガシーを避けるため、イベント終了後に有効利用ができるように考えられながら計画されていますが、現在まさに新設、増改築中のスタジアムや施設が50年後、100年後にその街にとってどのような存在になるのかを考えさせられました。
ソウルでのスケジューリングは、日本でスポーツマネジメントを学ぶ韓国人の修士課程の学生が中心となってたててくれました。
事前準備や各種予約、現地での案内も大変だったかと思いますが、自国で少しでも良い経験と学びをしてほしいという思いがしっかり伝わってきました。
参加した皆さんにお礼を申し上げます。

写真はソウル市内のスポーツ関連施設
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

#参加者の皆さん、ありがとうございました。
#大学はテスト期間です。

2019.07.22

M1研究構想発表会

先週の木曜日は、大学院博士前期課程で行っている「合同ゼミ」の最終回。
例年どおり、スポーツ健康科学研究科 M1の研究構想発表会 でした。

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大学院に入学してきて、約4カ月間練り上げた研究構想をポスターにて発表して、上級生、教員、若手研究者から意見をもらいました。

今回は、【聡】先生のネットワークにより、バーミンガム大学の研究もポスターで掲示してありました。国際的な交流を通じて、国際的な視野から発想できる仕掛けにもなりました。

全体として、非常にアカデミックな刺激満載の発表会となりました。
大学院1期生も参加してくれて、大いに盛り上がりました。

締めの挨拶で、【moto】 副学部長から、「今までで一番の内容でした。今後の研究発展が期待されます」とのお褒めの言葉もありました。

博士前期課程は2年間しかありませんので、気を緩めすぎず、夏休みも大いに活用してさらに成果が上がることを期待しています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>> 
いよいよ、8月3日-4日のオープンキャンパスが近づいて参りました。
下記のオープンキャンパスの特設サイトでは、学生スタッフが語っている現場の声もあります。暑い時期ですが、未来の扉を拓くきっかけとして、是非お越しください。
https://ritsnet.ritsumei.jp/event/2019/opencampus/index.html
【忠】

2019.07.20

International Academic Exchange in Seoul


早稲田大学の松岡宏高教授が開催してくださったInternational Academic Exchangeに参加してきました。
日本からの参加者は松岡研究室の院生を含む学生さん、東洋大学の山下先生と学部生の方々など結果的に25人程になりました。
ホスト大学は、松岡教授とオハイオ州立大学で研究を共にされたDr. KwonがいらっしゃるCUHNG ANG UNIVERSITY(中央大学)です。
私は、皆さんのご厚意で参加させていただいたのですが、立命館大学のロゴも入れてお迎えくださいました。
その他の参加者として、韓国から、Sangmyung University(祥明大学)、Seoul National University(ソウル大学)、そして学位を韓国で取得された中国の研究者がHenan Universityからお越しになっていました。

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プログラムとしては、早稲田大学、東洋大学、中央大学のスポーツマネジメント領域の紹介とともに、代表者の研究発表があり、日本人の発表の際には、韓国側から、韓国側の発表の際には日本側から積極的な質問やコメントがありました。
日本から参加した修士課程の学生の国籍は韓国、ロシア、中国と多様で、日頃、英語で研究をしています。
英語には不自由はしていないはずですが、質問をしたあとに「緊張した!」なんて言っているところを見ると、「質問をしなくてはならない!」という義務感から一生懸命積極的になっていたようです。
一方、学部生はというと、何とか参加しないとという思いからか、ともかくスライドを必死に書き写している、という姿が見られました。
それはそれで素晴らしいことだと思います。

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松岡教授とDr. Kwonは、オハイオ州立大学の院生時代から20年以上の交流になるとのことです。
スポーツマネジメント領域を先に歩んでこられた先生方のおかげで、日本はもとより、アジアにおけるスポーツマネジメント領域がワールドワイドで活動できる時代になりました。
今回の国際交流は、20年の時を経て、国を超えて、世代を超えてのネットワークが目に見える形で実現したプログラムでもありました。
研究者たちとは、今年の8月に日本で開催されるアジアスポーツマネジメント学会で再開する予定です。
また、スポーツ健康科学部に所属する1回生から3回生が6人参加します。
国際学会が、初めての学会参加という学生が大半です。
立命館大学スポーツ健康科学部の学生人とっても積極的な国際交流と機会となり、「理論と実践」を体感して欲しいと思っています。

写真はソウル中央大学での様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。

#来週はソウルのスポーツ施設をご紹介します
#お楽しみに

2019.07.17

そこには健康長寿のヒントが!

本日未明にひとつ歳を重ねたHassyです。
先週末、「今日ここから始まる宇宙世代 〜Astronautと紐解く未来のQOL〜」ワークショップを無事開催することができました。
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経緯は、今回大変お世話になりましたOIC地域連携課の多賀谷さんのインタビュー(記事の第2部に当たる研究交流です)をご参照ください。
https://rbc01.net/archives/6207
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小学生高学年対象の第1部から参加させていただきましたが、
金井宇宙飛行士のISS長期滞在のミッション報告に加え、「きぼう」での宇宙実験の様子(実験棟も10周年になるのですね・・・)、そしてフライトディレクターという仕事など、どれもワクワクする話ばかりであっという間の2時間でした。
(今日歳をとったのも何のその、、子どもたちと一緒に楽しめて若返った気がします!)
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子どもたちもとても元気がよく、いっぱい質問が挙がりました。
そして、その一つ一つに金井宇宙飛行士がとても丁寧に答えておられたのが印象的でした。
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ご登壇された金井宇宙飛行士、神吉さん、専光寺さんらによるかっこいいショット!

さて、いよいよ第2部です。

立命館大学では、学園ビジョン「挑戦をもっと自由に」のスローガンのもと、未来社会を見据えて健康で豊かな生活の実現を目指し様々な研究・教育活動を実施しています。

今回、「健康長寿のヒントは宇宙にある」のテーマを掲げISSでの長期滞在ミッションから帰還された金井宇宙飛行士と、各キャンパスから集まった現役立命館大学院生(一部学部生も含む)との意見交換を通して、全ての人々が健康長寿で活躍する「未来型QOL」を考える機会が持てればいいな・・と思い、MOTの湊先生や地域連携課の多賀谷さんらと協議して、今回の企画に至った次第です。

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金井氏の基調講演は、宇宙医学の現状と今後の課題が非常によくまとめられておりました。

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小学生に負けじと、学生も積極的に質問です。

そして院生・学部生らによる研究構想発表会です。
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これは、自身の現在の研究に基づき、将来構想を自由に話してもらい、皆で共有して意見交換することで、新しく未来社会を見据えた健康で豊かな生活の実現に向けた取り組み・かたち・視座が浮かび上がるのではないかと期待しました。
実際、ポスター発表はどれも興味深く、来場者も盛んな意見交換がございました。
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JAXAの皆さまも時間が許す限りほぼ全てのポスターに足を運んでいただき、活発な意見交換をしてくださいました。学生たちにとってとても貴重な経験になったと思います。
本当にありがとうございました。

まさにこの会場には「健康長寿のヒント」が溢れていたように思います。
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ブースには、超創人財育成プログラムhttps://www.ritsumei.ac.jp/gr/aldp/のコーナーが。
こうした次世代の人財が本日の「ヒント」から大きな成果を挙げてくれるのではと期待しています。

本日の様子はRBCチャネルでも紹介されていますので是非御覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=DDK3DK0TBDw

2019.07.10

ECSSの様子

Hassyです。
ヨーロッパスポーツ科学会議(ECSS)というヨーロッパでメジャーなスポーツ科学学会に参加しました。
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今年はプラハです。
世界一美しい街と言われるところです。
そして、世界一、一人あたりのビール消費量がダントツで多い国です!
この学会は毎年違う国、違う街で開催されますので、そうした新しい街との出会いも魅力の一つです。

さて、この学会でのポスター発表は座長が回って3分ずつ発表しなければならない時間帯があり、そのセッションに興味ある人たちが聴講し、質疑応答の時間が設けられています。
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先週紹介した専門英語の受講生で当方のゼミ生であるTake君。
学部4回生ですが、こうして学部生から国際学会に発表するのがスポ健の特長です!
堂々とした発表でした。

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皆、ヘッドフォンをしています。
音響の関係で、マイクを通さないと殆ど聞こえません。。
394ma君も真剣に質問を聞いています。
実はこの後、質問者にもう一度repeatしてもらいたく
「Could you please repeat one more time?」などと言いたかったのでしょうが、
「Please one more question?(もう1つ質問してくれませんか?)」と言ってしまったがために、、
質問者は「・・??」状態でしたが・・
「You mean repeat?」と聞き直してくれ、無事もう1回repeatしてくれたのでした。
ええ、これでいいんです。
無事、通じたので。。
ただ、、これを糧に次はしっかりと応対したいですね!

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9me君も44kawaさんも堂々と発表。
多くの人に囲まれ、緊張するな、という方がおかしいくらいで、
こっちまで緊張が伝わってきますが、とてもいい経験になったと思います。

終わった後の小麦色の炭酸飲料は格別です♪
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日本の研究仲間や、ドイツ・台湾などの院生と一緒にBBQを楽しみました。
こうした国際交流も格別です。

リラッ〜クスも束の間、、東北大の永富先生たちから、急遽、シンポジウムに登壇予定だったデンマークのDr. Pilegaardが来れなくなったということで、「乳酸」がキーワードのシンポですので私の代理登壇を前日にお願いされたのでした。。
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頼まれ事を断れないのはスポ健教員の性、急いでスライドを作って発表しました。
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なんとか臨時を務めることができたのではないかと思います。
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IL-6などマイオカインで著名なPedersen博士(質問者)からも、シンポ後にいい発表だったと言っていただきました。

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その後は乳酸研究で著名な東大の八田先生も加わり、格別の乳酸ソーダを飲み・・
っっと、小麦色の炭酸飲料ですね、、を飲み干して、いい夜を過ごしました。

来年はセビリア、電通大の安藤先生とシンポジウムを組んでいますので、今から楽しみです。

<追記>
忠先生のブログでもご案内がありましたが、今週末にOICで金井宇宙飛行士をお招きして
シンポジウムが開催されます。
https://rbc01.net/archives/6207
Don't miss out!!!
http://bit.ly/astro190714