先週の金曜日から、修士課程の最終試験が行われています。修士課程2年間の学びの集大成である修士論文の口頭試問です。修士2回生の院生は、この間の講義、演習ならびに各研究室での研究成果を「修士論文」としてまとめて提出しました。その修士論文に基づいて、審査を行います。
スポーツ健康科学研究科は、「スポーツ健康科学に関わる専門的で高度な『実践力』と『研究力』を持つとともに、研究成果を社会に発信することで、社会への還元活動を行える専門職業人ならびに研究者を育成すること」を目標としています。そのために、学位授与基準(ディプロマポリシー)として、修了時に院生が身に付けるべき能力・力量を次のように定めています。
1.専門的で高度な「実践力」と「研究力」を持ち、研究成果を社会に発信できる。
2.「リーダーシップ」と「コーチング力」を備えている。
3.修士課程教育における確かな専門知識を備え、より質の高い研究を自主的に設計できる。
最終試験では、これらの能力を身につけたかどうかを確認します。最終試験を通過した、一期生の院先たちの公聴会は、2/20午前、2/21午前・午後に開催されます。公聴会は、だれでも自由に参加できます。是非とも、このスポーツ健康科学分野に関心のある方、ならびに一期生の院生の関係者は、ご参集ください。
そして、3月21日が、修士修了生一期生を送り出す、学位授与式です。
修士2回生のみなさん、最後の最後まで、スポーツ健康科学研究科の人材像に相応しく力をつけてください。3月21日の学位授与式まで、修士の院生として、力をつけて、次のステージへ向かってください。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
スポーツ・健康産業研究センターシンポジウム in 東京 を東京駅横のサピアタワーで、2月3日金曜日の午後6時から8時半まで行われました。プログラムは下記の通りです。150名を越える来場者に、この研究センターならびに、スポーツ健康科学部・同研究科のアピールができました。なお、この研究センターは、今年4月から「スポーツ健康科学研究センター」へと発展的に移行し、さらにバージョンアップしていきます。こちらにも注目ください。
【忠】
18:00 講演「立命館大学の産学官連携活動の仕組みと
スポーツ・健康分野での事例紹介」
立命館大学総合理工学研究機構
機構長 牧川 方昭
18:30 講演「立命館大学が目指すスポーツ健康科学」
立命館大学スポーツ・健康産業研究センター
副センター長 伊坂 忠夫
18:40 講演「Tabata protocol-その科学的基礎と発展-」
立命館大学スポーツ健康科学部
学部長 田畑 泉
19:00 発表「筋活動の効果と筋代謝の非侵襲的測定」
立命館大学スポーツ健康科学部 教授 浜岡隆文
「サルコペニア予防を目的とした栄養と運動介入の検討」
同 教授 藤田 聡
「ジオスゲニンを活用した糖尿病新規治療開発」
同 准教授 家光素行
「代謝、内分泌反応からみた各種運動の特性」
同 准教授 後藤一成
「高齢者転倒事故防止のための移動能力評価システム」
同 准教授 塩澤成弘