2012.02.03
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2012.02.02
修士論文中間報告会!
M1のみなさん、昨日はお疲れさまでした!
M1のみなさんを見ていて、自身が大学院に入学したての頃を思い出しました。恩師である大体大の豊岡先生の研究室にいた頃...今の院生さんたちのように自分の机はなく、先生の部屋の隣にある部屋(本当は生化学実験室)で朝から晩までみんなと過ごしていました。みんなと言っても私と同期の2人。研究室は当時、先輩も陸上出身者ばかりでした。修了された先輩が時々来られ、先輩の実験の手伝いをしたり、研究計画の話をして、指摘を受けたり、朝から番まで研究づくしでした。研究室が先生の部屋と直結していたこともあり、日々、かなりの緊張感。。。先生が授業や教授会、出張時以外、ほとんど一緒で監視下にさらされているような緊張感で過ごしていました。そんな良い緊張感を感じている院生もいるのではないでしょうか???
「じゃ、お先!」と言う豊岡先生が研究室を出られるまでの緊張感がとても懐かしく感じます。ある日、「お先!」と言って出て行かれ「はぁ〜、帰られた〜!」とホッとした瞬間...バタンと扉があき、行動を読まれているかのごとく、「甘い!!!」と言いながら、忘れ物を取りに戻って来られ、慌ててパソコンに向かったことがありました(笑)
M1の半年間は毎日、ホッとする暇もなく授業や、研究の課題、文献抄読、実験計画...。競技として捉えていた「走ること」が楽しみの時間、息抜きに感じ始めた頃でした。院生2人だったので実験実習の課題と文献抄読の課題がものすごい勢いで毎週、回ってきました。入学して半年間は「出来ないとは言わせない!」というようなものすごいプレッシャーでした。というのも、夏から1年間、南アフリカのケープタウン大学に留学されることが決まっていらっしゃったので、悩む余裕もなく様々な測定方法を教えていただき、自分の研究で使えるよう教育・指導してくださいました。2人で実験実習のデータを仕上げる!ということを徹底してくださっていたこと(私が様々な面で劣っていたからか?)、かならず2人で実習のデータを出す!という指導をしてくださったように感じています。現在、助教部屋でも、のろのろと要領の悪い私を、両サイドにいらっしゃる伸先生、キム哲先生はよくフォローしてくださいます。いつも、お気遣いくださって本当にありがとうございます!(ブログをお借りして、お礼です!)お二人のおかげで、助教3人の仕事は100%?!になっているのかもしれません。。。戦力にならずすみません。。。
Izumi先生のからのご挨拶。そしてキム哲先生の名司会(時間通りの進行、素晴らしかったです!午後から、マネさせていただきました(^ ^)良いショットじゃなくてすみません(左)。そして、M1さんたちの発表(右)!みんなの緊張感が伝わってきました!
最後は忠先生からの総評でした!みんな一生懸命耳を傾けていましたね(^ ^)
M1のみなさん、とても緊張されたことでしょう。(私は発表となると、未だに緊張してばかりですが)。研究は論文にしなければ意味をなさないかもしれませんが、学会等での発表の場は自分の研究をアピールし、多くの研究者と情報交換できるチャンスでもあるので、この発表をきっかけにしってスポ健2期生の誇りを胸に、自分の道を切り開いて行ってほしいと感じています。来年の成果、楽しみにしています!
みなさんが少しずつ成長している様子、とても嬉しかったです(^ ^)香
2012.02.01
「国際平和ミュージアム」のこと!!
先日2011年度最終の国際平和ミュージアム運営委員会があった。この後期から出席していた委員会だ。その報告を火曜日の教授会で行なった。今年5月19日の大学創立記念日に合わせて取り組まれる「国際平和ミュージアム設立20周年記念企画」のことが一つ、もう一つは2011年度の総括についてだった。
1992年に設立されて20年が経過する国際平和ミュージアムは、大学付設の施設としては、立命館大学が唯一のものだ。教学理念として「平和と民主主義」を掲げる立命館であればこそのミュージアムだ。
「学徒出陣」に纏わる「わだつみ」の像が玄関前に建ち、ホールの壁面には大きな「火の鳥」のレリーフが舞っている。地下展示場では、折々の特別展示をしていて、施設全体が「平和」を考えさせてくれる。ミュージアムへの来場者は、この3月で80万人に達しようとしている。全国の小学校の児童や中高校生そして一般の社会人も遣って来た証拠だ。但し、2011年は来場者が少し停滞したという。3月11日以降、主に東北地方の生徒たちの来場が見送られたという。「東日本大震災」の影響が、こんなところにも現れてきている。
20周年記念企画の「目玉」は、衣笠・国際平和ミュージアムで行なわれる「シンポジウム」。3月11日の「津波地震」は、三陸沿岸部に甚大な被害をもたらし、復旧・復興の道筋も不透明だし、原発事故は、拭い去れない深刻な問題を私たちに突きつけている。こうした状況の中で、学問・研究の府としての大学の果たす役割がより大きくなっている。
シンポジウムでは、そんなことも意識して、広い意味での「平和」について考えることになるのだが、この企画での課題の一つが、BKC(びわこくさつキャンパス)で学ぶ学生に如何に積極的に参加してもらえるのかということだ。
2011年度総括の「資料」でも紹介されたが、衣笠の学生に比べれば、地理的な問題が大きく、BKCの学生の来場者が圧倒的に少ない。個々には、講義やゼミの一環で足を運ぶ学生もいるが、それも衣笠の学生の比ではない。
BKCでも、特別展示や写真展などの開催を通じてミュージアムへの関心を向けさせる取り組みはなされているが、「目の前」にないミュージアムへの「臨場感」を沸き立たせるのはなかなか難しいことだ。教学理念としての「平和と民主主義」を本当に大切にしながら、自らの大学・学園の拠って立つ所についてもしっかりと学んでいくという、落ち着いた営みこそが必要かもしれない。そして、スポーツ健康科学部の学生にも、スポーツや健康の底流にある「平和でこそ」の観点から、是非、一度は、国際平和ミュージアムに足を運んで欲しいものだ。 mm生
2012.01.31
新しい試み。
健康を守り、運動効果を高めるための食事メニューをみんなで一緒に作ろうという試みです。
当日は長浜からもご参加いただきました。
レシピは以下の通りです。
豚肉の野菜ロール
根菜のダッチオーブン焼き
ロール白菜の豆乳煮
ほうれん草ときのこの柚子だれ
の五品。
また、当日は、大塚食品よりマンナンライス(商品名はマンナンヒカリ:こんにゃくで作られたごはんです)のサンプルもいただきました。
滋賀県体育協会との今後のRecO活動にもご期待下さい! 【abc.】
2012.01.30
修論、ラストスパート!
今週の火曜日、明日は、修士論文の提出日です。2012年1月31日(火曜日)午後5時締め切りです。
各院生とも最後の確認、校正に追われています。あまり寝ていない院生もいますが、2年間の集大成として、最後の最後まで良いものになるように仕上げて欲しいと願っています。
ただし、提出遅れは許されませんので、早め早めの気持ちで提出完了しておいて下さい。しっかり綴じて、時間前に必要部数を揃えて提出して下さい。
一期生の院生の皆さん、ラストスパート!
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
「香」先生のブログにありましたように、先週、研究助成の審査をさせてもらいました。斬新な研究アイデアと意欲溢れる若手研究者に刺激を受けました。土を押し上げて新芽を出す若竹のようなフレッシュで、エネルギー溢れる審査会でした。写真は、雪の降った翌日にホテルから眺められた、真っ白な富士山です。
【忠】
2012.01.29
必死に採点しています
みなさん、いかがお過ごしですか。
Hassy 先生のブログにもありましたが、
私も、今、必死に、後期授業の採点をしています。
写真に写っているのは、一回生が提出した
最終ペーパー (1クラス分) です。
見ての通り、かなりのボリュームがあります。
というのも、後期 は、毎週のリサーチを基に、英語で発表し、
4〜5枚の英文ペーパー を書く必要があるからです。
これぐらいの分量を書くのは正直大変だと思いますが、
将来、グローバルに活躍するための基礎 となると信じています。
学生さんも大変だと思いますが、チェックする我々も大変です!
それでも半年間の成果が形になるのを見るのは楽しいものです。
今後、ますます良いペーパーを書いてくれるよう、
学生には、期待して止みません。
それでは、また。失礼致します。
敦
2012.01.28
いばらき観光大使
先日2回生の仲間から、「西上まなみ さん(2回生)、頑張っているよ!」と紹介がありました。
お話を聞いてみると、「いばらぎ観光大使」として大阪府茨木市の普及に貢献しているそうです。茨木市観光協会に所属して、商工会議所や市の観光課の方々と様々なイベントの企画運営を行っているそうです。
多くの普及イベントの司会を行い、参加者を盛り上げるのだそうです。子供から高齢者までの気持ちを捉え司会をするのは難しいでしょうね~。
時には、茨木市の特産物の紹介や、一日消防署長として地域の安全を促す仕事まで行っているそうです。
当然、人前での話し方、社会で活動していくマナーや市長や議会の方々との付き合い方など多くのことを勉強しなくてはなりません。
大学で、皆と考えていく課題だけど、なかなか事例を挙げて勉強するのは難しいです。そういった勉強をしている西上さんから多くのお話を聞かせてもらい、社会を広く見て学んでいきたいですね。
立命館大学は、2015年からJR茨木駅隣で新たな展開を致します。経営学部と政策科学部が移転し大阪との連携をますます深めていきます。
まずは茨木市民から大切にされる大学になりたいですね。そのために、西上さんから「いばらぎ童子」をぜひ紹介してもらい、茨木市のことをもっと勉強したいですね。これは茨木市の民話に出てくる赤鬼だそうです。
今後茨木市と立命館大学との連携に関わる仕事も増えるのではないでしょうか。
西上さんのますますの活躍を期待していますね。
将来は、やはり地域活性化に関わる仕事をしたいと。そのためこれから大阪府民や茨木市民が健康でいきいきと生活できるような勉強をしたいと言います。まずは、ゼミで田畑プロトコールの勉強だ・・「でも私には負荷がきついかも・・・」と・・抱負(本音)を語ってくれました。
【shine】
2012.01.27
成長
2012.01.26
スローペース
今週の火曜日、ヤマハ発動機スポーツ振興財団の面接に行ってきました。審査を受けることはとても緊張します。発表時間は5分。短い時間で研究のウィークポイントを表現するのは、本当に難しいです。スライドを作成しながら、「私の研究のウィークポイントは?、最終的に目指していることは??、今、一番言いたいことは???」と、何度も何度も振り返りました。頭の中で、アピールしたいことは分かってはいても、自己紹介を含めて5分の中に凝縮して話すことは、私にとっては非常に至難の業でした。でも、現在、動物実験を中心にメカニズム研究を行っている意義について、改めて整理できた気がしました。スライド作りは自分を好きな様にアレンジできる気がして大好きです。
スライド作りは楽しいものの...実際にお話しするときに「演じる」こと、話すときの視線。。。「発表者を演じること」はスポ健にきてNS研究会の時、忠先生からいただいたアドバイスです。面接終了後「もう少し、聴衆の顔を見たら良いな」とアドバイスいただきました。アドバイスをくださるうちが花で、本当にありがたく感じました。自身で分かってはいるつもりでも、つい、スライドに向かって説明してしまいました。。。一番の反省点かもしれません。。。(本日、正式な合格発表です!)
私の研究の原点は自分自身の陸上競技長距離のトレーニングです。5分の中で、このことを一番伝えたかったのかもしれません。自分の研究を話すときは必ず、学部の頃、部活の練習で疑問に感じていたことを思い出すようにしています。今は「腸」に焦点をしぼっていますが、どうして腸が選手のコンディショニングにつながるの?とよく言われます。
「食べる=生きる」というような哲学的?な方向に進みそうですが。。。自身のトレーニング中の疑問からスタートした研究を続けていたら、次に、アスリートのコンディショニングに繋がり、現在は腸管(消化器系)コンディショニングが全身にどのように影響を及ぼしているか。。。というところまで発展してきました。「研究は謎解きの繰り返し」です。
次はどんな方向性に!?と自身でも楽しくて仕方ないのですが、今年は、ストレスと腸管防御機構のメカニズムに焦点をしぼった基礎的実験も大切にし、また、Goto先生、Kuri先生の研究に乗っかりつつ、現場のことを勉強し直す良い機会を与えてくださったので、女子選手のサポート兼コンディショニング研究にも力を注ごうと思っています。
恩師の先生らが、とても自由にのびのび?(のろのろ?)と、スローペースで進む私の疑問を否定せずに育ててくださったことに感謝しています。研究の柱になっているのは「スポーツ現場に還元することを目的としたアスリートのコンディショニング研究」です。
研究で疑問に思うことだけでなく、授業でみなさんと一緒に過ごしていて感じることは本当にたくさんあります。思いついたことは必ず手帳や携帯のメモに書き留めています。
将来、ラボを持ち、退官した暁には本でも出版してみたいな、などと(どこまで調子が良いのか(笑))考えています。そんな先のことまで考えてるの!?と大笑いされることがありますが、実はそういう研究者はきっと多いのではないでしょうか。
院生のみなさんも、自身の研究の道を作って行ってほしいなと感じています。スポ健卒業生第一号であるM2のみなさんの研究成果を楽しみにしつつ、私も日々努力を続けたいと思っています。香
2012.01.25
バドミントン万歳!?
先週木曜日、今年度最後の授業が終了した。スポーツ方法論・バドミントンの授業だ。衣笠の第一体育館で担当して以来十数年ぶりだ。かつて担当した時とは違い、高校までの経験者が結構いて、初めの「試しのゲーム」の時から激しいラリーの応酬があったりした。それでも、大半は、初心者。グループ活動で、シングルス、ダブルスそしてミックス・ダブルスでの「バドミントンらしい」ゲームが展開できるところまでの技術的な習得を目標とした。
毎回、着実に上手くなって行く学生の姿、とくに、グループの中で、「上級者」と「初心者」とが、教え教えられるという「学びの空間」の中で上手くなって行く姿に接することは嬉しいものだ。また、「グループ・ノート」での遣り取りも楽しいものだった。6つのグループが授業後、それぞれに、「練習内容の振り返り」や「仲間の上達具合」など思い思いに記述してくれた。中には、毎回、深遠なる「スポーツ論」といった事柄を詳細に記述していたりして、読み応えも十分なものがあった。
そんなバドミントンの授業。最初の時間に学生に話したことは、私が大学3年時の教育実習での経験談。付属高校での3週間の教育実習は、現場の先生方から「指導案の作成」、「授業方法」などみっちりと「扱かれ」て、宛ら「身を削る」風だった。そんな中での楽しみが、昼休みや放課後に行なった、中堅の女性教員とのバドミントンのゲームだった。大抵、向こうが1人でこちらが2人の「変則ダブルス戦」。前後左右に、いいように「あしらわれて」、ドタバタと動き回っているのはこちらだけ。相手の先生の方は、涼しい顔で、ヒョイヒョイとシャトルコックを自由自在に飛ばしているだけ。「手軽な」スポーツ・バドミントンがこんなにも激しいものなのかと実感したものだった。それでも、大いに汗を掻いてすこぶる「気分転換」にはなった。
おそらく、初心者であればあるだけ、私の教育実習時と同様のことをバドミントンで実体験したことだろう。シャトルコックは、床に落下するまで結構な時間的「ゆとり」がある。その分、体は、それを「拾おう」として、ぎりぎりまで動いてしまう。思わず「吹き出して」しまうようなドタバタプレーを随分と見させてもらった。そんな彼らが、「ホームポジション」から前後左右へ俊敏な動きでもってシャトルコックを打ち合い、厳しいラリーの応酬をする姿には感動さえも覚えたりした。一方、彼ら自身が、自分の上達の具合を客観的、冷静に実感していることも素晴らしいことだ。バドミントン万歳! mm生