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2011.10.26

健康における「温故知新」?!

1021日昼休みの「学びCafé」。2回生対象のゼミ選択ガイダンスの一環だ。学生の参加が一桁の数だったのが勿体無い気がした。

私は、「学校保健・教育保健分野からのアプローチ」ということで、レジュメを配って少し話をした。他の先生方は、さすがにPCを使って解りやすいプレゼンテーションだ。もうこの時点で、「ゼミ選択の帰趨」は明らかだ。

藤松忠夫『健康のためなら死んでもいい!―なぜ「命より大切な健康」なのか―』(ソディックス叢書)は、アメリカ式長寿への挑戦を語って「健康寿命」の延長をこそ求めている。そして、健康づくりを支援する「ヘルスビジネス」も隆盛している。最近ではLOHASなる発想も生み出されて、「高所得・高教養層」を対象とした健康づくりへの支援もなされている。

こうした健康をめぐる状況に対して多少「斜に構え」ているのが私の立場だ。ロイ・ポーター/田中京子訳『健康売ります』(みすず書房)は、1660年から1830年までの、イギリスの「にせ医者」の話だ。イギリスにおける病気と医療の社会・分化史を、患者である人々の書簡、日記、雑誌、自伝を原資料とする研究から著されている。私の問題関心からすると、「健康文化」に関する著述だ。同じく目羅公和訳『身体と政治』(法政大学出版局)も、数多くの「風刺画」を原資料として、偽(にせ)ではなく似非慰謝の活躍を綴っている。

古代ギリシアの『ヒポクラテス集典』のDiaetaの項は、すでに「健康法」を明示していた。曰く「十分な睡眠、美味しい食事、適度な運動、入浴、マッサージ、etc」。まさしく、「健康の三原則」を代表する健康づくりの大切さを教えてくれている。

古くて新しい問題。なぜ、こうも健康は希求されるのか。健康とは一体、「何者なのか」。健康を語る諸成果に学びながら、「人とコトとモノとの関係性」を紐解き、「時間的・空間的視野」も拡大して、健康のもつ様々な問題をじっくり解き明かしていきたいものだ。 mm

2011.10.25

RecO de 火育。

<RecOだより81>


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 先週の火曜日、大阪ガスさんとの共同企画「RecOセミナー」が開催されました。
 今回のテーマは「火育」。講師は大阪ガスの細江さんとNPO法人プラス・アーツの永田さんです。
 まず細江さんからは、火育とは、の解説から始まり、その効果と大阪ガスさんでの取り組みについて、とても丁寧にお話しいただきました。
 大阪ガスさんの火育、詳しくはこちら↓
http://www.osakagas.co.jp/hiiku/index.html





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 続いて永田さんからは、NPO法人の活動と大阪ガスさんと共同で行っている火育の具体的なプログラムについて、実例をご紹介いただきました。

 NPO法人プラス・アーツは「教育」「まちづくり」「防災」「環境」「福祉」「国際協力」といった社会の既存の分野に対してアート的な発想やからそれぞれの分野が抱える課題や問題を解消し、再活性化させることを目的に活動しているとのこと。この活動内容にも参加者の興味が集まりました。詳しくはこちら↓ 


http://www.plus-arts.net/reco3.jpg

 最後は、災害時にも役立つ、キャンプの知恵を教えていただきました。
写真は、野外でケガをしてしまった際、その場にあるものを利用しての応急処置。うでを吊しているのはスーパー手提げの袋です。このままでは首の後ろが食い込んできて痛くなるので、最後にその部分にハンカチ等を噛ませておくことも忘れずに、と、とっさの際の気配りも教わりました。

 細江さん、永田さん、貴重なお話しありがとうございました!
 次回は最終回。
11月1日「スポーツレシピの実習」を海老研院生が中心に行います。



<今週の別腹>
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先週、ちまきを紹介しましたが、同じ「餅兵」の無花果(いちじく)餅。
中に無花果が丸ごと一個入っています。
普通(少し小さめ)の大福と比べると・・・圧巻ですね。


切ってみると・・・↓






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中は白あん。周りのお餅と共にかぶりつきます。
「さすが餅兵さん」の美味しさです。
無花果と書きますが、花が無いわけではなく、この中の赤いつぶつぶが花だそうで、その一つ一つが熟すことから、一熟→いちじくになったとの説も。
 無花果はカリウムとペクチン(食物繊維)を多く含みます。また、たんぱく質分解酵素を含むのも特徴です。

この無花果餅、そろそろ無花果が手に入りにくくなるので、今月一杯位までの販売とのこと。残念ですが、限定、も季節の味わい。


 ところで、無花果は関東に比べ、関西ではとてもポピュラーな果物ですね。
 こちらに来てからはよく食べるようになりました。
 残暑が残る時期には、砕いた氷を下に敷いて、切った無花果を並べて、レモンの果汁とラム酒をふりかけて食べるのが私の定番。大人の味です。






2011.10.24

この一週間

秋は運動会のシーズンでもありますが,研究会,学会などの研究活動も活発な時期です.この一週間は,盛りだくさんのイベントがありました.紹介します.

 

10/17 月

メディカルヘルスケア テクノロジーフォーラム2011 というのが大阪の産業創造館で行われました.立命館大学もブースを出しました.理工系を中心としたマイクロロボットの取り組み,スポーツ・健康産業研究センターでの取り組みが紹介されていました.ブースの半分のスペースは,スポーツ健康科学部の先生方のこれまでの産学連携の取り組みです.社会と連携して研究を進めているのがわかります.

 

10/18 火

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この日は,国士舘大学(東京,世田谷)にて,共同研究をしている理工学部の和田先生のところで,「ランディング動作(着地動作)」の実験をしました.詳しくは別の機会に譲りますが,キャンパスの玄関口で2012年度開設予定の新しい建物の建築が進んでいました.プール,体育館,会議室ならびに,理工系の実験室を集合させた斬新なたてものが来年できるようです.本学でも参考にできるのでは,と思っています.

 

10/19 水

20111024-19.jpg草津市のすべての小学校(13校)の6年生を集めた,小学校対抗リレー(400mリレー)がクインススタディアムで行われました.草津市とサービスラーニングを行っている関係で,スポーツ健康科学部が共催しました.サービスラーニングで小学校に派遣されている学生を中心に,学部2回生の「お兄さん,お姉さん」が小学生の大会を運営していました.また,このイベントには陸上部を初め,チアリーダーなど多くのスポーツクラブも協力していました.学生たちの評判はすこぶる良かったのが非常に嬉しかったです.

 

10/20 木

20111024-20.jpgスポーツ健康科学セミナーⅠの時間に,キャリア形成のためのセミナーを開催しました.30歳までの若手で,本学卒業生,ならびに体育大学を卒業した方に参加してもらい,自己紹介・企業説明のあと,【仁】先生のコーディネートでパネルディスカッションを行いました.学部1回生,2回生とも自らの将来に向けて真剣に議論を聞いていました.

 

10/21 金

20111024-21.jpg関西五私大体育研修会に参加しました.立命,同志社,関学,関大,龍大の5つの大学の体育・スポーツの教学に関わる研修会を年に1回行っています.今年は,関大の堺キャンパスで行われました.今回のテーマの一つに,スチューデントアスリートの育成について,が議題にのぼりました.すてきなスチューデントアスリートの育成と社会へ有意な人材として輩出することは,スポーツ文化の定着とスポーツへの社会的意識を変革することになります.そのことをさらに深めて議論していくことになりました.今後2年間で関西五大学声明が出せるレベルにしていきたいところです.

 

10/21-24

理学療法士の研修会が,インテグレーションコアを中心に行われています.興味ある方はちらっとのぞいてください.

 

10/23 日

20111024-23.jpg全日本大学女子駅伝(仙台)

テレビでご覧いただいた方も多いでしょう.見事に,3年ぶりの優勝です.仙台のこの時期には珍しく非常に暑い天候でしたが,走った選手,応戦する部員が一丸となったすばらしい優勝でした.

 

 

10/24 月

本日です.午後4時半から5時半まで,レコスタジオで

「スーツケース4個で放浪中のATCと語ろう!」 山本麻夕美,ATC

があります.

https://www.ritsumei.ac.jp/~isaka/

本学を卒業して,アメリカの大学をでてATCとなり,その後,大学院を経て現在,シルクドソレイユの世界ツアーショーに帯同して活躍中です.

 

これからもイベントが目白押しです.学生,院生のみ成らず,教員も方々で活躍中ですので,そちらもまたお知らせします.

 

【忠】

 

 

 

2011.10.23

海外留学フェア開催中です

BKC では、すっかり秋めいてきましたが、
みなさん、いかがお過ごしですか。

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現在、BKC のアクロスウィング1階で、
海外留学フェア が開催されています。
(同じフロアには、国際教育センター もあります)

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スポ健の学生の中でも、留学の相談に来る学生が、
最近、増えてきました。
スポ健の教学理念 の柱の一つは、
「グローバルな人材」を育成する事ですので、
非常に好ましい傾向だと思います。

最近、 「今時の学生は内向き指向である」 と言われますが、
これからの日本や世界では、内向き指向では、
生き残っていけません。

今後、スポ健の学生が一人でも多く、
在学中に、海外で学ぶ経験を積むことを期待しています。
また、いきなり留学したいと思っても、色々と準備が必要ですので、
早め早めに準備をしてもらいと願っています。

それでは、また。失礼致します。
                                        敦







2011.10.22

パンサーズを支えるOL(オフェンスライン)の仲間

今回紹介するのは、2回生の馬場浩平君です。
パンサーズのOL(オフェンスライン)の選手です。
このOLというポジションは、活躍しても、ビッグプレーしても試合会場のアナウンスで名前が呼ばれないポジションです。ひたすら自分を犠牲にして、RB(ランニングバック)の走るコースを作り、華麗にパスを投げるQB(クォーターバック)を守るために要塞を作ることが役割です。
でも少しAF(アメリカンフットボール)を知っている人は、「今年のパンサーズのOLは強いな!」と攻撃力を評価します。馬場君たちが強いから、今年もまた優勝争いできるのです。


IMG_0080.JPG馬場君は、「自分は不器用なので、OLしかできないです」と謙虚に話してくれますが、2回生なのに、ベンチプレスが155kgとチームで2番目の記録を持つ筋トレの鬼です。
また獰猛(どうもう)なDL(ディフェンスライン)の突進を素早く止める敏捷性のトレーニングにも励んでいるそうです。時間があったらチームを1ヤードでも前に進めることを考えているそうです。


チームの雰囲気について尋ねると、後輩から先輩に遠慮なく意見が言え、また先輩も昔の体育会のような無理難題を後輩に課すことはないといいます。また日々の練習では自分に厳しく、試合では一致団結するといった雰囲気が最高だと馬場君は話します。他大学にない力だと。


馬場君はこれまでの試合に出場しているけど、「やはりスタート選手としてチームに貢献したい」と言います。「自分は頑張る」とういうのではなく「自分はチームに貢献する」と言うこのポジション特有の表現ですね。


パンサーズの試合を応援に行くと、どうしてもパスを成功させたQB、長いパスをキャッチしたWR(レシーバー)やRBの華麗な走りに拍手します。またディフェンス陣がQBやRBをめがけてタックルする姿を「かっこいい」と感じます。

観客席の仲間たちに見てほしいのは、馬場君らOLがQBのコールで機敏に動き、敵選手から受けた衝撃(痛み)に耐え、真っ先にハドル(作戦タイム)に戻ってチームの士気を高める姿です。こういったOLの活躍を応援してほしいと願っています。


ぜひ模造紙に「馬場ガンバ!」といったメッセージを書いて、多くのパンサーズの仲間を応援に行きましょう!
私も昨年の甲子園ボウルや今年の正月のライスボウルで、「十亀ガンバレ、居林ガンバレ」というメッセージを持って多くの仲間たちと応援してきました。今年も関西大学戦(11月12日)優勝決定戦(11月27日,関西学院戦)に行くつもりです。

 

【shine】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2011.10.21

循環

Hassyです。

今週の火曜日は、教授会のない火曜日ということで、午後のひとときを研究セミナーを聞きながら過ごそうと企画された「サロン・ド・アプレミディ」の第3回が開催されました。今回はMoto先生が世話人ということで、Moto先生がみっちり指導してもらったという筑波大学の前田清司先生のお話を聞くことができました。

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私も大学院生の「運動生理学特論」の授業等で、運動中の血流再分配(運動中は、活動している筋肉がエネルギーや酸素を必要とするので、活動筋への血流量は高まるが、内臓などの非活動部位にはそれが抑制されるのです)の説明をするときに、前田先生のエンドセリンやNOのデータを見せて解説するのですが、さすがに前田先生、その歴史や生理的意義を丁寧にわかりやすく説明していただき、院生だけでなく私も聞き入っておりました。ありがとうございました。
途中、先生が院生に血流再分配を意識させる質問をなされ、「運動生理学特論を受けた院生は誰か答えてくれ〜」と思っていたときに、院生のJo君がバシッと答えてくれました。素晴らしい!

また、後半にはインターナショナルな学術論文の書き方を、院生に対してお話して下さいました。正直、私も院生のときにこんな話が聞ければ、、と今の院生を羨ましく思った次第です。最後のMoto先生の締めの言葉にもあったように、これで院生も論文が書ける!と思いますで、楽しみにしています。

循環系つながりで、先週の金曜日に、鹿児島での心不全学会学術集会で「乳酸の生理的意義」について話してきました。乳酸がエネルギー基質として重要な働きをすることは、興味深いながらも、やはり物議を醸すテーマであるようで、臨床応用に繋がる更なるエビデンスが期待されます。

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火山灰がやはり印象的でした。
それを克灰袋というものに詰めて、回収してもらうのだそうです。

また、厳しいスケジュールでしたが、隆文先生のアドバイス通り、きびなごとさつまあげと芋◯◯のお湯割りを堪能してきました。さらに黒豚の角煮と酒めしも格別でした。初鹿児島でしたが、また行きたいです。


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2011.10.20

襷リレーと仲間のがんばり

 ippo先生から襷リレーしたブログも無事に半分まで走り続けてきました。

今週末、全日本大学女子駅伝が仙台で行われます。私にとって仙台は第二の故郷です。震災後、初めての仙台となりますが、しっかり応援に行ってきます!


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火曜日、2回生の鈴木悠梨さんが心のこもった「応援ガイド」を手渡しにきてくれました。この手渡ししにきてくれた行いも懐かしくて、遠い昔!?を思い出し、とても感動してしまいました。こういうちょっとした心遣いが何事においても大切だと感じました。これ1冊あれば、ばっちり応援できます。立命館の選手の応援はもちろん、博士課程の2年目まででしたが選手として学連に所属させてもらっていたので、震災の影響で練習もままならなかったであろう東北学連選抜の学生さんも応援しています。Shine先生のブログにもありましたが、スポ健の学生さんもエントリーメンバーに入っているので、選ばれると良いなあと願いつつ、チームの優勝を応援しています。

 1区から6区、私も時々ジョギングしていた場所ばかりなので、復興しつつある街の写真などなど、たくさんアップしたいと思います。もちろん、アップシューズ持参で行ってきます。


 さて、先週土曜日、助手の光O先生が2ヶ月の研修でアメリカに出発されました。5階と6階の助手・助教・ポスドク部屋のムードメーカーがいなくなると、やっぱり少し寂しさを感じます。兄弟のように仲が良い栗Hara先生は、以前に戻るだけだ...とおっしゃいながらも一番寂しそうでした。先週、忠先生の研究室で行われた光O先生の壮行会に飛び入り参加させて頂きました。懐かしいバイメカの研究室を思い出しました。M1のKazumiさんがいろいろ準備してくださって、仲間に入れていただき、本当にありがとうございました!Kazumiさんはラボで女性1人、とても細やかなところまで気がつき、本当に逞しい限りです。私が院生だった頃、2年上の先輩らが、バイメカの研究室には珍しく男性1人だったような。。。厳しい中にも女性らしい優しさがあり、運動生理系の研究室で女性一人だったM1の私をとてもかわいがってくださいました。今でも先輩との年賀状のやりとりは怠りません。もう10年以上も繋がっている先輩ばかりです。別れは大嫌いですが、繋がって発展して行くことは大好きです。


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忠研究室の厳しい!?若手研究者の先生方です。なぜこのタイミングでこの写真!?と思われるかもしれませんが。。。先月の栗Hara先生のお誕生日のお祝い写真で、なかなか見られないスリーショットです。(こんな朗らかな一面もあります。)

数十年後、院生のみなさんが研究者として一人で歩み始めた時、「あの頃のミーティングは蒼々たる面々でのミーティングだったなあ。。。」と懐かしく思い出す日がくるのではないでしょうか?!




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また、いつの写真!?と思われるかもしれませんが、7月にRecOスタジオでの院生さんが考えたメニューで食卓を囲みました!(掲載したくてたまらなかったのですが、機会が見つからず、今になりました!abc.先生、不意打ちですみません。。。)

襷をいただいたippo先生、M1のKazumiさん。美女のツーショットです(^0^)







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左:M1女性陣Koniさん、Keiさん、Kazumiさん

abc.先生のもと、とても細かなところまで気がつく3人です。さそってくださってありがとうございました。とてもおいしかったです!

右:男性陣。みんな食べるのに必死でした。私もですが。。。


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完成!

お昼のが残ったんで。。。と言いつつも、気持ちがこもっていて本当においしかったです!

授業でドタバタしていた時期で、お昼には参加できずだったので、とても嬉しかったです。

ありがとうございました!また、楽しみにしています(笑)






 仲間が頑張っている姿、良い方向に進んで行くことは、自分も頑張ろうと励みにできるのでとても大好きです。昔、スポーツとはほとんど縁がなかった数学教師の父から、他人の成功を喜んでいる時間があったら、自分を磨け!とよく叱られましたが、体育教師の母は逆で、他人の成功を一緒に喜べる人間に育ってほしい、とこっそり言われたことを思い出しました。父には申し訳ないけれど、仲間の成功や幸せは素直に喜べる人でありたいと思っています。スポ健の学生さんも、お互いがそんな仲間であって欲しいと願っています。自身の考え方、気持ち次第かもしれませんが、自身がどんなに辛い状況下であっても、仲間の成功は自分を高められるきっかけにもなると思っています。


 O先生が成長して戻って来られ、また、研究のお話、たくさんのポジティブなお話をうかがえる12月を楽しみにしています!きっと、アメリカからもブログを見てくださっていると期待して「ファイトです(^0^)!」香








2011.10.19

晴れわたった青空と「平和」と

1018日昼休みに、「世界報道写真展」の一環としての記念講演会がエポック立命21ロビーであった。来年2012年が、国際平和ミュージアム開設20年ということで、大掛かりな記念企画が予定されているが、そこに繋がる企画だ。

とくに、BKCの学生にとっては、衣笠キャンパスに併設された国際平和ミュージアムに足を運ぶことすらなかなか難しい状況にある。そんな学生が、「平和」について考える機会を提供してくれるのが、今回のような一つ一つの地道な取り組みだろう。

記念講演講師の國森康弘さんは、フリーのフォトジャーナリストとして、取材活動を重ねている。イラク、ソマリア、スーダン、カンボジア、ブルキナファソなどで紛争や貧困の状況を取材(「案内ビラ」参照。)するだけでなく、国内では、医療現場や少子高齢問題などの取材も行なっている。

つい先日、「現代人とヘルスケア」の授業で、WHO憲章の「歴史的意義」について語ることがあった。そこでは、①健康が定義され、②健康の権利性が謳われたことを挙げたが、その根底にある「基本理念」にも立ち入って語った。未曾有の大惨禍をもたらした第二次世界大戦が終結した直後の時代背景を考えれば、「平和主義」を見て取れるだろう。結局、「平和でこその健康」の姿がそこにはある。

そんな、授業内容との関連もあって、多少「アナウンス」の時間も頂戴して、学生に参加の呼びかけをし、「チラシ」も持って帰ってもらった。その中の一人でも多くが、問題関心をもち、世界報道写真展に足を運んでもらいたいし、出来れば、国際平和ミュージアムにも足を伸ばしてもらいたい。何と言っても、立命館学園の教学理念が「平和と民主主義」を謳っているのだから。

講演を聴講し、展示された多くの写真を拝見した。日常生活が「平和」であることへの感謝の念がじんわりと沸き起こってきた。健康に限らずスポーツにおいても、そして、スポーツ健康科学の学問の進展においても、「平和」であることの意義は重大なものがあるのだろう。爽やかに晴れわたった青空を仰ぎながら、そんな思いを巡らせていた。 mm

2011.10.18

BIWAKO。

<RecOだより80 >


本日4限(16時20分〜)第5回RecOセミナーを開催します。

今回のテーマは「火育」。

生きる力を育み、地域コミュニティ再生(活性化)を促す手法のひとつとして、火に親し み火を学ぶ「火育プログラム」の紹介です。

「火育」を切り口とした「防災」教育との関 連、防災プログラムの実践などについて理解を深めます。当日参加、若干名受け付けます。

詳しくは、スポーツ健康科学部事務局まで。




さて、今年は「びわ湖の日」が制定されて30周年。
秋も様々な取り組みが行われています。


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写真は、先日、研究室を訪れてくれた、経営学部の中江隆史くん。経営学部プロジェクト研究で、葦(よし)舟をつくり琵琶湖周遊を計画しています。この来訪後の10月10日、この舟で沖島横断に成功したとのこと。
おめでとう!






1994年までは、滋賀でも琵琶湖から淀川まで下る本格的な葦舟を作っていたらしいのですが、団体の高齢化に伴い、現在は当時の技法もほとんど残っていないとのこと。地元のみなさんの力をお借りして計画進行中。

今後もこのプロジェクト、応援したいと思います。


これから、11月26日には、25万人で手をつなぎ、一つの輪になってびわ湖を囲む「抱きしめてBIWAKO」が控えています。

この試みは、1987年11月8日、滋賀県大津市の第一びわこ学園(重症心身障害児施設)を支援するための資金作りとして初めて実施され、212,900人が参加。琵琶湖一周235kmが一つにつながりました。
今回はその時以来25年ぶりの実施とのこと。
せっかく滋賀で学ぶ私たち。
ぜひ参加してみてはいかがでしょう?

詳しくはこちら↓
http://dakibiwa.com/project/index.html
【abc.】


<今週の別腹>

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10月9日、今年も華やかに大津祭りがとり行われました。
今年は天気にも恵まれ、過去最高14万人の人出だったそうです。
大津祭りといえば「ちまき」。
写真は旧東海道にある「餅兵」さんのもの。絶品です。
収穫祭である秋祭りの、豊かさを堪能しました。




2011.10.17

「歩くこと」と思索

先週のブログで、歩くことについて感じていることを書きました。一定のリズムでの歩行周期は、思索に影響するのでは?という考えも書きました。

 

紀元前の話ですが、アリストテレスが率いた哲学者のグループは、ペリパドス学派あるいは逍遥学派ともいわれていました。これはアリストテレスが弟子たちと歩きながら(散歩しながら)議論をしたところからその名がつけられています。京都の哲学の道と同様に洋の東西を問わず、ゆったりと歩くことは思索を巡らせるのに良い刺激となるようです。

 

一定のリズムでの歩行周期は、一定の運動強度を与えることに也、心臓のリズム(拍動)も安定します。さらには、呼吸も安定するようです。【哲】先生の研究によれば、動作(筋収縮)と呼吸と心拍の拍動がカップリングして合目的に活動することが明らかにされています。

 

ご存じのように、「呼吸」は自律神経系に制御されていますが、ある程度の強さの運動までは、意図的にゆっくり、早く、強くなどの調整を行うことができます。ヨガ、ピラテスなどで、呼吸法が大事にされるのは、呼吸により自律神経系活動を整える効果があるからでしょう。

 

いずれにしても、不思議ですが、「歩くこと」は一定のリズムをとりやすく、そのことが呼吸のリズムを決め、そして自律神経系、脳神経系に何らかの影響をもたらし、思索を深めてくれるのかもしれません。

 

是非、気候の良いこの時期に、歩きながら「歩くこと」についての考えを巡らせて下さい。

 

≪今週のちょと、もっと、ほっと話≫

先週の水曜日に、【mm生】先生のブログにあるように全学協議会が開催されました。午後6時半から約5時間にわたって、学友会、院生協議会、教職員組合、生協、常任理事会の各パートが、教学、学園生活、今後の大学の方向性などを白熱して議論しました。今後、確認文章の確定までさらに詳細が詰められていきます。

 

【忠】