<RecOだより 74>
9月になりました。
そろそろRecOも後期の準備ですが、前期にRecOにお越し頂きながら、ブログではご紹介できなかった方々がいます。
その一人が、料理研究家の土井善晴先生。
昨年に引き続き、今回はサービスマネジメントインスのゼミのゲストとして、七夕にお越し頂きました。
以下、土井先生からの七夕の贈り物。早いものでもう2ヶ月前ですね。
少し長くなりますが、たっぷりご覧下さい。
ます、スポ健1年生も一緒に講義を拝聴。
以下はその時のレジュメです。
ーーーーー 以下 7月7日 土井善晴氏 講義レジュメ ーーーーーーーー
食の原理(和食の原理) 土井 善晴
現代人に問う。何を食べるべきか? 何を食べたいか? 何が食べられるか?
果たしてどんな答えが返ってくるのだろうか。
おそらく、
何を食べるべきかの答えは健康(体)に良いもの。
何を食べたいかは、焼き肉の脂、寿司のとろ、ラーメンだろうか。
何が食べられるかは、安心できる食品。
しかし、食べるという私たちの命を作るという目的を考えれば、その三つの問いの答えはひとつでありすべてが重なり合うに違いない。それは食べ物は私たちの命そのものであるからだ。
食べるべきもの、食べたいもの、食べられるものは同じ食べ物、それは自然の摂理に基づく食の原理が導きだす食べ物であり、私たちの命を作ってきた食べ物であると考えている。
一 日本の食文化の特徴
・豊かな生物多様性を持つ国土
・素材を生かすこと
一 和食の素材感
・何を食べさせたいか
・工夫すること
一 和食の調理
・心地よい食べ物
・下ごしらえはデトックス
一 何を食べるべきか
ーーーーー 以下 7月7日 土井善晴氏 講義レジュメ ーーーーーーーー
その後、RecOに移動して、みんなでわらび餅を教わりました。
作り方だけではなく、講義の内容にもあった、食べることの意味、調理の意味をしっかり実習を通じて教えていただきました。
わらび餅の粉ときな粉は土井先生が事前に送って下さったもの。
何とも言えない食感のおいしいワラビ餅に一同感動です。
最後は、インス海老ゼミ生が、無謀にも(!)土井先生のレシピで土井先生先生を「おもてなし」。
と言いつつ、途中、カレーの危機を土井先生に救っていただくことに・・・(汗)。
土井先生、ありがとうございました!
この貴重な機会の意味を、みんながちゃんとわかってくれたかな・・・?【abc.】