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2010.06.23

大学院生への期待

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スポーツ健康マネジメント領域には、9人の大学院生がいる。

前にも書いたが、なかなか味がある。

 

この人達は立命館大学スポーツ健康科学研究科の1期生。

教職員の全てが、大切にしたいと思っている1期生。

 

1期生のよいところは、やろうと思うことにチャレンジできること。

これは、とても大切なこと。

上級生に縛られず、よし、やるぞと思えば、教職員は、たいてい、よしやってみるか、となる。

 

 

1期生の悪いところは、強いて言えば手本がないこと。

(といっても手本がないこと=悪いところとはならないけれど...)

このことに、気づく人は少ない。

 

1期生は、自分の今までの経験(=自分の殻)から物事を判断してしまう。

それを高めてくれる先輩がいない。

 

1期生の多くは、自分の殻に気づかない。

そして、つい、自分の殻から、もうだめ、と思って、殻を破ろうとする自分の伸びゆく芽を、自分自身で潰してしまう。

 

みんなで励まし合って、自分の限界を徹底的に乗り越えたい。

 

【 智 】(写真は、スポーツ健康マネジメント演習Iの様子)

 

 

2010.06.22

着々と、確実に。

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〈RecO便り 10〉
今回の「学部長と朝ごはん」実習はB【Miura】先生のクラス。ちょっと驚きました。今までに比べ、とても静かで落ち着いた感じだったからです。

配膳も着々とこなし、今までに一番早く「いただきます」になりました。その分、食事の時間がゆっくり取れ、その間【Izumi】先生や私の周りに次々と学生が入れ替わりに来て、日頃ゆっくり聞けない質問を投げかけてくれました。

しかも、一気に押しかけてくるのではなく、様子を見ながら、確実に話が出来る時にスッとそばに来て、順々に話をしていくという感じ。落ち着いた中でのクラスの連携を感じました。
自分が「これしたい!」と思ったとき、すぐアクションを起こす前に、相手や周りの状況を判断する、文字にすると簡単ですが、できそうでなかなかうまくできないことだと思います。

でもこの気配りが、全体の効率を高め、クラスのみんながそれぞれにやりたいな、と思うことを、着々と確実に進めることができるのでしょうね。感心しました。

ちょっと残念だったのは、ごはん(米飯)がちょっと残ったこと。
運動量からすると、もう少し、食べた方がいい人もいたよね、きっと。

【Miura】組の朝ごはん;ごはん、お麩とわかめと貝割れの味噌汁、鯖の塩焼き(プチトマトと貝割れ菜添え)、いんげんのごま和え、きんぴらごぼう、フルーツヨーグルト

【abc.】

 先週も紹介しましたが、いよいよ今週土曜日にRecOのオープニングセミナーが開催されます!是非、お誘い合わせの上、遊びに来てください!

 

2010.06.21

廣瀬君の結婚式

6月19日の土曜日に,以前に理工リサーチオフィースに勤めていた廣瀬充重君の結婚式と披露宴に招待されたので参列してきました.場所は京都・金閣寺そばの「しょうざん」で,青葉と苔がきれいに初夏を飾ってくれる落ち着いた雰囲気の場所です.

廣瀬君は,現在,在日フランス大使館の企業振興部に勤務しています.立命館大学理工リサーチに勤務しているときも,国際リエゾン推進に取り組んできており,海外の大手企業との橋渡しに大きく貢献してきました.そのときに,仕事を一緒にしたおかげで今回招待を受けました.

もちろん,フランス語,英語も堪能で,かつ仕事ぶりは着実,かつ堅実です.ともに働いていたときからいつも感心させられ,年若い彼に学ぶことも多々ありました.グローバルな視野とともに,日本の良き礼節もしっかり持っており,披露宴でのご家族,ご親族そして友人の皆様の雰囲気をみて,彼の人となりと人格の育成の一端を垣間見ることができました.多くの愛情としっかりとした絆を受けてきたと感じました.

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披露宴では,主賓のオリベイラ所長がフランス語でのスピーチ(日本語通訳あり),乾杯の音頭をとられた京都外大の恩師の先生もフランス語と日本語での挨拶,というように国際色豊かな雰囲気でした.私も挨拶を頼まれましたが,フランス語は,「ボンジュール!」のみでした.あとは日本語でしたが,廣瀬君とのこれまでの思い出,彼の頑張り,素晴らしい人柄がよぎり胸を詰まらせながらでしたので,いつもとは違うスピーチとなってしまいました.いずれにしても廣瀬君と吉子さんの素晴らしい結婚式と披露宴に参加することができました.二人から幸せのお裾分けを頂きましたので,このブログをお読みの皆さんにもお分けしたいと思います.

今後,我々の学部,研究科から廣瀬君のように国際的に活躍する人材も多く輩出されるでしょう.グローバルマインドとともに,日本の良さも合わせ持ち,スポーツ健康科学の分野を広げる卒業生の活躍が楽しみです.

【忠】

 

 

 

2010.06.20

大学院の アカデミックプレゼンテーション

今日は、父の日ですね。
本格的な梅雨模様となってきましたが、
みなさん、いかがお過ごしですか?

先週の火曜日、私が担当している大学院講義
「アカデミックプレゼンテーション I 」の
大学院生が、ポスター発表に挑戦しました。

学会での研究発表は、口頭発表ポスター発表
二つの形式があるのですが、私の授業 では、
英語でポスター発表を出来る
ようになるというのが、目標です。

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今回は、先行研究をポスター発表にしたのですが、
受講生は、英語で、研究の内容を説明し、
隆文先生を始め、様々な先生からの質問に
何とか答えていたので、担当者として、
ホッとしました (^ ^)
(参加して下さった先生方、ありがとうございました!)

彼らが、近い将来、様々な学会で
活躍してくれることを、願っています。


それでは、また。失礼致します。
良い休日を。
             敦
 

2010.06.19

アイデンティティ(identity)とは何か?

W杯の観戦で、毎晩、寝不足の人も多いことでしょう。授業中の居眠りなど、学びに支障を来していませんか?(笑)

 

今日は、いよいよ我が日本代表チームが決勝トーナメントに進出できるかどうかを占う一大決戦、オランダとの戦いです。スポーツ健康科学部内でもこの試合に合わせて、学生の有志が企画・準備したパブリックビューイングが行われ、第1期生が団結し、日本代表チームに魂とエネルギーを送るイベントが開催されます。

 

フランスが2試合で1点も奪えず、イングランドがまだ1勝もできず、さらには無敵艦隊のスペインが敗れたり、まさかのドイツがクローゼの退場で伏兵セルビアに敗れたりするなど、波乱含みの今大会、世界ランキング4位のオランダと戦う我が日本代表チームにも明るい兆しが見えます。

 

 

WC1.JPG普段、サッカーにあまり関心のない人もこのときばかりは、代表チームの試合を観戦したくなることでしょう。居酒屋やスポーツバーなどでは見知らぬ人同士が肩を組んだり、みんなと一緒になって"ニッポン!ニッポン!"と叫んだり、一喜一憂しながら、我が日本代表チームを応援したくなります。

 

 

 

このような行為の源泉は何なのでしょうか?特に日本代表チームのことを"我が"と第一人称として呼びたくなるのはなぜでしょうか?

その鍵を握るキーワードの1つが、"アイデンティティ(identity)"です。

 




 

 

Rits.jpgアイデンティティとは、広義として、"同一性"や"個性"という意味で用いられ、時には、「国・民族・組織などのある特定集団への帰属意識」を意味するものとしても使われます。忠誠心を意味するロイヤルティ(loyalty)と混同されることがありますが、阪神タイガースのファンがチームのことを、"うちのチーム"と呼んだり、立命館大学のことを、学生を始め、教職員が"うちの大学"と呼んだりしていることを考えれば、何となくイメージしやすいことでしょう。

その他にも、ナショナル・アイデンティティやローカル・アイデンティティという言葉があるように、国や出身地、居住地域に対しても、自分との同一性や、帰属意識、愛着心のような気持ちを抱くことでしょう。

 

つまり、自分自身のことだけでなく、ある特定の対象物に対しても自分自身との結びつきや、「内側と外側」を区別する言葉として、現在、アイデンティティは日常的に用いられています。そのため、"我が日本代表チーム"という言葉を用いたり、"ニッポン!ニッポン!"と叫んでみたり、また普段、学校の式典では国歌を歌わない人が、みんなと一緒になって"君が代"を歌いたくなるのは、ワールドカップという舞台で、我々の心の中にある様々なアイデンティティをくすぐられているからに他なりません。

 

ただ、このアイデンティティという言葉は、そもそもエリクソンという人が「青年期の発達課題」という研究で、「自分は何者で、何をすべきかという個人の心の中に保持される概念」と位置づけ、自我同一性(自己同一性)と捉えた言葉です。

つまり、今の君たちのような学生諸君が、「自分とは、何か?」「どのような職業に就き、社会の中で自分らしく生きていくためには、どうしたらよいのか?」という問いかけをしながら、「自分らしさ」を築き上げることを意味します。先週のブログのトピックでもあった"キャリアデザイン"にも通じる点があります。

 

エリクソンは、このアイデンティティが正常に発達すれば、自ら獲得した能力を社会に還元したり、社会の中でそれを役立てようと、役割意識や責任感を持ったりするようになると述べています。この性質のことを、"忠誠性"と呼び、逆にアイデンティティがうまく形成されないと、役割拡散や排除性が強まるといわれています。

このアイデンティティの詳細な説明については、ippo先生に譲りますが(ippo先生、よろしく!)、今回、有志の学生たちが企画したパブリックビューイングは、単にW杯サッカーをみんなで観戦したいということだけでなく、スポーツ健康科学部の学生が一致団結したり、一体感を味わったりできるような機会を設け、学生間の結びつきや絆を醸成したいという気持ちの表れであり、またこれまで自分たちが経験し、築き上げてきた価値観を、何らかの形にして大学というある種の社会に対して働きかけたいという彼らのアイデンティティそのものを映し出したものといえるでしょう。

 

残念ながら、今日と明日、東京に出張のため、みんなと一体感を味わうことができないのですが、皆さんがエリクソンのいう発達課題を克服し、これまで培ってきた経験、知識、技術、価値観、さらには、ネットワークを立命館のために、また草津市や滋賀県のために、さらには日本や世界のために捧げるようになることを願ってやみません。

2010.06.18

ミトコンドリアのなぞ?

 今週火曜日、東京都健康長寿医療センター研究所の福 典之先生が立命館大学で、「運動能力と遺伝子」についてお話をして頂きました(写真)。

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 よく醤油顔・ソース顔など分けることができるように、日本人は南方アジア起源と北方アジア起源に大きく分けることができるそうです。起源が南か北かでその人の特徴が分かれます。その原因の1つがヒトの設計図といわれるDNAが関わっています。
 細胞の中には核の中に存在する設計図(DNA)だけでなく、ミトコンドリアDNAという設計図も存在しています。これらの設計図(DNA)によって自分のからだが作られています。核の中に存在する設計図(DNA)は、お父さん・お母さんから半分ずつ受け取っていることは以前のブログで書きましたが、ミトコンドリアDNAは、お母さんの設計図しか受け継ぐことができません。これって不思議ですよね!
 精子と卵子が受精した後、お父さんのミトコンドリアDNAの設計図は、細胞が成長していくときに壊されてしまうそうです。なぜ、お母さんのミトコンドリアDNAだけなのか?まだ不明だそうですよ!そのなぞを解いてくれるような学生の皆さんをお待ちしています!!

by Moto

 

 

2010.06.17

基礎演習も前期後半戦

学部第1期生の少人数クラスの1つ、「基礎演習」も前期10回目が終わりました。

どのクラスの学生からも「一番楽しみ!」「うちのクラス、いいよね」と話しているのを聞くことがあって、そのたびにとりあえずはホッとします。

 

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大学生活にも随分と慣れてきたらしく私語も多いこともあるのですが、今日はバッチリでした。「けじめがつけられると、やっぱり"かっこいい"」と褒めると、「これが、このクラスの本当の姿なんです」と言う学生もいて、みんなの笑いを誘ってくれていました。

本当の姿がいつも、どの授業でも続いてくれるといいなぁと、次回にも期待をしつつ願いつつ...です。

  

 

 

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さっそく出来上がったばかりのテキストも使いながら、来週はブ

 レーンストーミングを体験します。自分たちで決めたテーマで、どこまで盛り上がってくれるでしょうか??

こちらもひと工夫して、どんな突飛なアイデアを出してくるのか、いつもと違う役割行動がとれるかどうか、楽しみながら眺めてみようと思います。

 

 

 

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上:グループごとにプレゼンテーション中。リベンジの要望もちらほらと。

 

中:プレゼンテーションを見ている様子。笑いがとれる学生のセンスは本当にすごい!

 

下:クラス担当者よりもしっかりと、ときにバシッときびしく仕切ってくれているクラス委員長と、協力的なクラスのメンバーたち。

 

 

 

 

 

2010.06.16

大学院への進学

RIMG0112.JPG立命館大学には、「スポーツ健康科学研究科」という大学院がある。

 

なかなか、面白い。何が面白いかというと、教員メンバー。この研究科は、スポーツ健康マネジメント領域、応用スポーツ科学領域、健康運動科学領域の3つの領域に分かれている。 

 

 

 

 

 

 

RIMG0115.JPGスポーツ健康マネジメント領域には、異なる領域の教員がいる。スポーツに関する領域の教員ばかりでなく、経済学、経営学、心理学、教育学等、スポーツ以外の領域の教員がいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RIMG0118.JPGまた、大学院生も、なかなか、ユニーク。経済学部出身者等など、スポーツに直接関わる学部の出身者で占められていない。もちろん、スポーツに関する学部出身者もいるけれども。

教員、大学院生とも、様々な領域から集まってきている。多様性、というのは、このようなことをいうのかな、と思ってしまう。

 

 

 

卒業を来春に迎え、「さて、卒業後、何をしようか。」と考えている方、社会人となってはみたが、自分の人生を、もう一度見直したい方。

大学院への進学を一度検討してみては、と思います。

 

【 智 】写真いずれも 「スポーツ健康マネジメント領域 大学院生・教員 第1回 懇親会」(20100519)

 

 

2010.06.15

女子の元気力。

<RecO便り9> 
 今回の朝食はG【Hassy】先生クラス。朝の集合は他のクラスより早く、先生も早々ご登場。さあ準備、という時にある学生が一言。「女子は?」。
 
 そうなんです、早めに集合していたのは全て男子。女子は一人もいませんでした。その数分後「あ〜!なんで〜? 男子めっちゃ早いし!」と賑々しく女子登場。そのテンションの高さにしばし圧倒されました。
 
 Gクラス、数の上では男子が多いのですが、存在感では女子の勝ち? と一瞬思いましたが、しばらくその動きを見ると、あの喧噪(!)の中、黙々と仕事をこなしていく男子の姿を多々発見! ある種のたくましさを感じました。

 Gクラスも他のクラスに負けす食欲旺盛。欠席分のおかずもあっという間になくなっていました。不安定な季節になり、慣れない環境に体調を崩す学生がいないか心配しましたが、彼らの食欲を見て一安心。
 これから暑くなるけど、朝ごはんはしっかり食べようね。

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【Hassy】組の朝ご飯: ごはん、お麩とわかめと貝割れのみそ汁、鯖の味噌煮、ほうれん草のごま和え、枝豆入りひじき煮、いちごヨーグルト

 さて、6月26日(土)RecOのオープニングイベントが開催されます。詳しくはスポーツ健康科学部HP内
http://www.ritsumei.jp/event/detail_j/topics/5886/
をご参照ください。

この日はセミナーの他、地元食材を使ったジュニアアスリート向けのメニューの調理実習を希望者の方(先着30名)と行う予定です。是非ご参加ください!
お待ちしています【abc.】

 下の写真は院生のまかない飯「二種のパスタトマトソース和え」と「ダッチオーブンの温野菜」。ちゃんこ番も二巡目に入りました!

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2010.06.14

楽々36寅の会

先週の土曜日は,立命館大学スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科の開設記念式典ならびに開設シンポジウムが行われました(詳しい内容は,土曜日の【仁】先生,日曜日の【敦】先生のブログをお読み下さい).

 

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土曜日の夜に,表題の会,「楽々36寅の会」を行いました.何の会,これ!?といわれそうですが,ある寅年生まれの先生の会です.「着実にかつ楽しく仕事を進め,周りを楽しくさる存在になろう!」という思いを込め,同級生4名が中心メンバーです.どの4名かは研究室のドアに注目してもらえると分かります.今回は,開設記念式典の2次会のように多くの先生方に集まってもらいました.それにしても,先生がたは,「良く食べ,良く飲み,良くしゃべり」ました.隣のテーブルに座る方には,「うるさいですので別の席がよろしいですよ」との気配りも忘れずに,エンジン全開の楽しい会でした.

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今回は,この会の【智】先生にお祝いをさせてもらいました.今年の3月に博士号をみごとに取得されました.教育学分野で博士号をまとめるのは非常に難しいと聞きます.前任校でお勤めしながら,日本体育大学大学院に通われ,まとめられました.本当におめでとうございました.

 

 

 

 

 

 

 

本物の 虎の方は,現在,レッドリストに載る絶滅危惧種となっているようですが,スポーツ健康科学部・同研究科の「寅の先生たち」は,エネルギッシュかつアクティビティ高く,虎のような強い存在感と学内・学外へ強いインパクトを与える先生ばかりです.

 

 

tora.JPG開設記念シンポジウム 「スポーツ健康科学の未来に期待するもの」でシンポジストの皆さんから送られた期待とメッセージを受けて,社会でリーダーシップを発揮でき,貢献できる人材育成には,この学部・研究科の全ての先生,職員の皆さんが一丸となって取り組まなければなりません.10年後,20年後に卒業生がまさに日本の星,世界の星になって輝けるように!

 

【忠】