2010.02.23
フィギアスケート
私は特にフィギアスケートを応援しているのですが、
日本男子の演技や成績はとても素晴らしいものでした。
摩擦抵抗の小さな氷の上でなにジャンプや素早いスピン、
どんな原理で成し得ているのか、そして原理が分かれば、できればマネしてみたい・・・
そんなことを想いながら、いつも観ています。
そんな訳で、今日はジャンプは無理だと思いますが、
スピンを少しでも体験できる(?)ように、その基本原理を考えてみたいと思います。
ジャンプもスピンも回転しています。
その回転している様子を詳しく観察してみると
2つのことが分かります。
①回転する前は手を広げていることが多い
②特に素早い回転中は腕を体に引き寄せていることが多い
この理由は力のモーメント(てこの原理)、慣性モーメントという
スポーツ健康科学の中の一つの分野であるバイオメカニクスで
よく出てくる言葉で説明がつきます。
バイオメカニクスを学べば、
●体や手を勢いよく捻った方が勢いをつけやすい
●回転が始まれば手を体に引き付けてできるだけコンパクトになっていた方が回転が持続しやすい
ことが簡単に理解できます。
詳細はスポーツ健康科学部で学べますので楽しみにしておいてください。
実際のスピンやジャンプにはもっと色々な要素が加わっていますが、
すぐにマネできそうなのはこれぐらいかな?
簡単なスピンの手順
①手を大きく広げ、回転したい方向に腕、体を勢いよく捻る
②すぐに腕を体に引き付ける
理論がわかれば実践あるのみ!
本当にできるかどうかは、今度スケート場に行ったときに試してみたいと思います。
成弘