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2010.02.03

第57回アメリカスポーツ医学会

びわこくさつキャンパスに今年初めて雪が積もりました。この様子だと明日の受験は大丈夫かなと思いましたが、翌朝にはすっかり雪もなくなっていました。今週は全国各地で積雪があり、寒い日々が続いていますね。くれぐれも体調にはお気を付けください。

 

さて、第57回アメリカスポーツ医学会の発表許可のメールが届きました。201062日から5日にかけてメリーランド州ボルティモアで開催されます。発表日は初日の午後で、時差ぼけに苦しみながらの発表となります。タイトルは、"Comparison Of Cardiovascular Risks And Physical Fitness Between Sarcopenia Obesity And Metabolic Syndrome In Elderly People"、発表はポスター形式で行われます。

 

最近は、"やせ"の健康へのリスクも注目されていて、今回はメタボリックシンドロームと隠れ肥満の比較研究を行いました。体重や筋量が少ないにもかかわらずおなかが出ている隠れ肥満は、メタボリックシンドロームに匹敵するくらい糖尿病や高血圧のリスクが高いことがわかりました。

 

今回のアメリカスポーツ医学会では、立命館大学教員の発表者が大勢になると予想されます。今後も国際的に立命館大学スポーツ健康科学部の研究力をアピールしていきたいと思います。 真

 

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2010.02.02

受験、がんばって下さい!

こんにちは。
入試が始まっていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
BKCキャンパスでも昨日雪が降り、少しの間だけですが積っていました。
今日来てみるとほとんど溶けていましたが、寒い日が続きます。
風邪などにも気をつけて、がんばってください。

また、スポーツ健康科学研究科(大学院)の願書の出願期間が
先週の金曜日まででした。
出願された方はお疲れ様でした。
研究科の願書は志望理由や希望する研究についてなど、
願書を作るだけで、ずいぶんとエネルギーを使われたんじゃないかと思います。
もちろん入試はこれからですので、本番の入試に向けて
受験勉強をされていると思います。
ただし当日ベストな体調で臨むためには体調管理が重要ですので、
食事や睡眠、そして適度な運動も心がけましょう。
(「スポーツ」「健康」科学部ですし・・・)

↓のようにインテグレーションコア、ラルカディアも外観は
完成しつつあります。
この新しい建物で皆さんの入学を待っています。

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                                                       成弘



2010.02.01

博士論文公聴会

早いものでもう今年もひと月が経ち、2月となりました。立命館大学でも、今日から入試がはじまりました。入試の時期は例年「ぐっと冷え込み」、雪がドカッと降ります。今日は午後からみぞれ交じりの雨で冷え込んでいます。身体を外から中から温めて防寒につとめてください。

 

今日の午後は、大学院理工学研究科の博士論文公聴会がありました。私が副査として関わっている博士論文、「粘性負荷基盤の機械的インピーダンス可変システムを用いた計測・トレーニング装置の開発」について、重歳憲治氏が発表を行いました。

 

論文の大きな特徴は、従来にない筋力計測装置ならびにトレーング装置を工学的に開発し、これまでの装置では実現できないトレーニング刺激を与えることを可能にした点にあります。工学的なチャレンジとともに、トレーニング科学においても新しい領域を切り開いた論文です。

 

スポーツ健康科学研究科は、今年の4月からはじまります。2年後には、第1回の修士論文公聴会が開かれます。このスポーツ健康科学分野を斬新に切り開く研究発表を今から楽しみにしています。そして、5年後には、第1回の博士論文公聴会が開かれ、「博士(スポーツ健康科学)」が誕生することを願っています。

 

アカデミックな面でも、スポーツ健康科学部・スポーツ健康科学研究科が世界を牽引する拠点となるためには、やはり『人材』です。チャレンジ旺盛な将来の「博士」希望学生の入学も待っています。

 

 

 

2010.01.31

いよいよ...!!

いよいよ、本格的に入試シーズン突入ですね!

不安な気持ちで過ごされている受験生の方も多いのではないでしょうか。入試直前は、どうしても気持ちが焦ってしまい、落ち着かないですよね。

 

最後の追い込みとばかりに、夜遅くまで勉強に励んでらっしゃる方も多いと思います。

 

 でも、ここまできたら健康管理が第一です! 

早めに休んで、睡眠をしっかり取り、受験日に勉強の成果を十分に発揮できるよう臨みましょう☆☆

 

当日の試験会場は、緊張感の漂う独特の雰囲気があります。

しかし、緊張しているのはみんな同じです。

 雰囲気に呑まれず、自分のペースで試験に取り組めるよう、試験前に、深呼吸をしてリラックスしてくださいね。^^

 

皆さんが勉強の成果を十分に発揮できるよう、心から応援しています!!!

 

 

 

2010.01.30

筋トレと認知機能

今週も、介護予防と運動についてのお話をしたいと思います。

 

タイム誌で興味深い記事が紹介されています。

http://www.time.com/time/health/article/0,8599,1956619,00.html

 

高齢者の健康を維持するために、日ごろの運動習慣が重要であると指摘する研究は沢山ありますが、そのほとんどが有酸素運動(ウォーキングやジョギングなど、長時間継続して続ける運動形態)の効果を検証したものばかりでした。

 

有酸素運動は、運動中の心拍数増加に伴い全身への血流量が増え、同時に脳への血流量も増加する結果として認知機能が改善すると考えられています。

 

しかし、つい最近、Archives of Internal Medicineという医学雑誌に掲載された研究によると、週1~2回のレジスタンス運動(一般的に知られている筋トレ)を1年間継続した結果、認知機能に有意な改善が認められました。

 

有酸素運動と比較すると、運動中の脳への血流量増加が期待できない筋トレで、なぜ認知機能が改善されたのか?

 

これは、筋トレをするために使うダンベルやウエイトマシンの利用方法を理解したり、自分のトレーニングの強度を設定したり、筋トレをするのに多くの学習が必要であり(事実この研究では高齢者がトレーニング方法を学習するのに2ヶ月ほど要したとか)、その結果認知機能が改善したのでは?と研究者は推測しています。

 

高齢者における筋トレは、特に転倒予防に必須となる足腰の筋力を維持する上でも重要ですが、脳機能にも改善の効果があるとすれば、筋トレの重要性はさらに高まるでしょう。

 

敦さんが専門とする脳科学ではそういった認知能力をスポーツ健康科学部に設置されるMRIを用いて測定することが可能だそうです。

 

今後の高齢者の運動教室が、さらに活気を増しそうです(^^

 

 

 

2010.01.29

定期試験と修士論文

みなさん、こんにちは。

 

やっぱり挨拶から始まることが大切かなぁ。

 

今日のテーマは、定期試験と修士論文。

       ・

       ・

      ん?

       ・

       ・

誰か書いていないかチェックしたら、私が書いていた。。。(T_T)

あっという間に忘れる物覚えの悪さに、我ながら悲しい。。。

 

テーマを変えようっと。

えっと、そういえば、そうそう。

あのね。。。(と引っ張りながら。。。)




スポーツ健康科学部に新しいブログができました。

それは。。。

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押しても何も起きないので、

スポーツ健康科学部のホームページから、バナーをたどってね。

 

立命のBKC(びわこ・くさつキャンパス)での学生生活について、

西遊記をテーマに冒険が繰り広げられる(ハズ)です。

 

そして、このブログを書いている人は。。。ヒミツです。

少なくとも、メインの3人は、ワタシではありません。

ちゃんと、3人+1人+2人います。

 

え?"+"がわからないって??

それも、ヒミツです。

 

昨年の8月ぐらい(だったと思う)の飲み会での盛り上がりから、

このプロジェクトが始まって、

ようやく動き始めました。

なので、まだまだしばらく続きます。

 

たぶん、とても面白いブログになると思うので、(なんとなく、書いている人にプレッシャーをかけてみた)

期待して読んでね。

 

ではでは、また来週。

 

<道>

 

PS:Y先生、プレオリエンテーション企画、公表でよかったですね。

だから、いじめないでね。

2010.01.28

プレ・エントランス ガイダンスの様子

あっという間に1月も終わろうとしていますが、
いかがお過ごしでしょうか?
寒い日が続いていますが、お元気でしょうか?

先週の土曜日、びわこくさつキャンパスで、
AO入試、指定校・提携校入試合格者を対象とした
プレ・エントランス ガイダンス が、
高校生と父母合わせて80名以上の参加のもと、開催されました。

忠先生が、「学部での学び」について

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道先生が、父母の方を対象として「学生生活」について、

michi.jpgのサムネール画像











 


最後に、真先生が、成弘先生と聡先生も加わって、
超音波エコーを用いながら、
「スポーツ健康科学を体験しよう」というタイトルで、
講義を行いました。

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私も、「学部の英語学習」というタイトルで、
話をしたのですが、参加者からのアンケートでは
「英語を頑張らないといけないと感じました」という声が
多数寄せられていました。
新入生の皆さんには、ぜひ頑張って下さいね!


それでは、また。失礼致します。
入試もシーズン本番ですので、くれぐれもご自愛下さいませ。
                        敦
 
 

2010.01.27

スポーツ健康科学を体験しよう!

プレエントランス・デーに参加の皆さんお疲れ様でした。プレエントランス・デーはAO選抜入試で合格された受験生の説明会です。数十名ほどの新入生を対象に、入学までの準備や学部の説明、模擬講義などが行われました。私は超音波装置を使って「スポーツ健康科学を体験しよう」という企画の講師をしました。スポーツ競技者も多いようで、体格のいい人がたくさんいました。

 

私の超音波装置を使った研究は、東京都立大学の博士課程在籍中に始めました。博士論文で使った主要な測定機器の1つです。このうちの1つの論文は、超音波装置を使った全身9か所の筋肉の厚みから全身の骨格筋量を推定するというものです。指導教官は、現在東京大学教授の安部孝先生です。この論文は結構反応が高く、スポーツ科学分野に限らず健康分野やリハビリテーション分野へも応用されています。欧州応用生理学雑誌に2006年に掲載されましたが、3年間で引用回数が13回にもなりました。このうちのリハビリテーション分野の論文は脳梗塞関連のもので、この方法を使うとベッド上で簡単に筋量の評価ができるとあって、オーストラリアから電話で直接問い合わせがありました。

 

3月下旬ににアメリカ超音波医学会がサンディエゴで開催され、この学会に参加してきます。主に心臓血管系の研究テーマについて情報を集めてきます。新しい研究アイデアを見つけて、4月から大学院に入学される皆さんと一緒に研究を進めたいと思います。  真

 

 

2010.01.26

第一期生に会いました

土曜日はスポーツ健康科学部のAO入試、
指定校・提携校入試合格者を対象としたプレ・エントランスデーが行われました。
プレ・エントランスデーがあった土曜日は休暇の予定でしたが
どうしても記念すべき第一期生(正確には入学前ですが・・・)に会いたくて
少しだけ覗きに行きました。
後ろからこっそり見ているだけのつもりでしたが
真田先生の講義の中では超音波エコーを使って
参加した皆さん筋と皮下脂肪の厚みの測定を行いました。
時間が限られていましたので
皆さんと
お話をする時間はなかったのが
残念ですが、
皆さんに4月に再会できることを今から心待ちにしています。

また、学部と同じく研究科(大学院)の入試も2月に行われます。
出願期間は今週金曜日(2010年1月29日)までとなっています。
(締切日消印有効です)

詳細は下記をご覧ください。
「スポーツ健康科学研究科入試要項」
http://www.ritsumei.jp/news/detail_j/topics/4573/name/gsspas/year/2009

「志望理由書および研究計画書」
http://www.ritsumei.jp/news/detail_j/topics/4603/name/gsspas/year/2009

うっかり出し忘れなどのないように・・・
                       成弘

2010.01.25

Ritumeikan Athletic研究会

標題の研究会は、20087月に第1回の例会を開催し、先日の1/17に第4回を開催しました。

 

立命館大学には、大学スポーツの強化・振興を図る部署として、「スポーツ強化センター」というセクションがあります。そのセンターには、選手の怪我、リハビリを担当するアスレティックトレーナーの方々(アメリカのトレーナー資格であるATCを有するトレーナー)、選手のコンディショニング、筋力トレーニングなどの強化を担う門、ストレングス&コンディショニングコーチ(CSCSの資格を有する)が各キャンパスに配置されています。世間でいうトレーナーは、この両者が混同されて使われているようです。

 

いずれにしても、これらかの方々のご尽力のおかげで選手は安心してトレーニングに専心できる体制がとれ、これまでの大会で各クラブが好成績を収められてきた要因のひとつです。

 

これまでに、アスレティックトレーナーならびにストレングス&コンディショニングコーチと交流させてもらっており、この間の現場での蓄積をお互いに意見交換する、学生トレーナーとの交流(大学間交流)の場となればと考えて開催しています。次回は、今年の7月末頃を計画していますので、興味のある方は是非参加下さい。スポーツ健康科学部の新しい建物で開催する予定です。

 

研究会の内容は、様々な講師の先生方や現場のコーチ、スタッフから、この分野の新しい知識、情報を頂き、"現場"に沿った内容での実践報告、ワークショップを展開してきています。現場での研究の最も難しいところは、全てがケーススタディであることです。論文のようにまとまっていたり、標準化されたものはありません。しかし、この現場のケーススタディは非常に貴重な財産であり、これらを積み重ねていくことで、スポーツ科学の新しいアイデア、ならびに現場の指導に役立つ情報が生まれます。

 

「理論と実践」はスポーツ健康科学部の教学特徴の一つです。学んだことをスポーツ現場で実践できる、試すことができるフィールドを豊富に用意しています。