こんにちは。Ma34です。
少し前となりますが、先々週の日曜日、宇治の莵道公園にて開催された『冒険遊び場 うさぎはらっぱ』に、ゼミ生とともに参加してきました。
『冒険遊び場』とは、遊び場を無くした子どもたちのために、安心安全な空間、ゆったりと過ごせる時間、そして異年齢で学び遊びあえる仲間(この3つの「間」)を大切にした空間を提供できないか、という思いをもった全国の親御さんが、いろいろな地区で開催している手作りの遊び場です。
昔遊びのベーゴマやけん玉、手作りの「マンカラ」、手作りの大八車、ロープを木にはりめぐらされた空間、ハンモック、のこぎりで木工ができる空間、スケボー・・などなど、様々な遊具を手作りしたり用意しています。
のこぎりも、ロープも、少しの怪我は遊びにはつきもの!と考えて、できるだけ子どもたちが挑戦できるよう、大人も見守っています。
こういう場に参加したゼミ生3回生。彼らは、幼児期や小学校低学年の運動能力の低下や、運動プログラムについて、文献研究を進めています。けれども、実際に、そのくらいの子どもたちに出会うこともほとんどなく、実感がわかないようです。そこで、今回の参加となりました。ゆるやかに自由に遊んでいる子どもたちとまずは仲良くなること、そして自分たちの持ってきた運動プログラム(遊び)を展開することが赤沢からの指令でした。
(反復横跳びゲームと、しっぽとりをしました。)
今回の参加だけでは、論文で必要なデータも何もとれませんが、とりあえずは子どもたちと大学生がふれあうことが一番の目的だと思っています。実際の子どもたちの様子を感じて、はじめて自分たちが設定した問題に、本当の問題意識がわいてくると思うからです。
子どもたちも、大学生のキレのある動きに憧れをもち、どんなスポーツをやっているの?足が速くなるにはどうしたらいいの?と大学生とのふれあい、かかわりを楽しんでいました。来月・再来月には、「逃走中」をやりたいという要望ももらいました。いつもはあまり出会うことのない世代の大学生を前に、憧れモデルが一つ増えるきっかけになると良いなあと思います。
大人側【保護者】も、いつもは体力の限界を感じて、フルに子どもたちと格闘できない分、大学生と子どもたちが遊ぶことで、子どもたちが精一杯体を動かしている姿を見られて良かったという感想をもらいました。
ゼミでは、この秋にかけて、もう一つフィールドを訪問します。京都市の夜間中学校である洛友中学校の夜間の授業をゼミ生とともに見に行きます。またゼミ生の学びが深まるきっかけになればよいと思っています。
