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2009.09.26

睡眠と肥満の関係

今日ネットでニュースを見ていて、またまたCNNのニュースで面白い記事を見つけました。

"どうして我々は食べ過ぎてしまうのか?どうやってコントロールすれば良いのか"
http://edition.cnn.com/2009/HEALTH/09/18/why.overeat.eat.much/index.html

この記事の中で特に興味深かったのが、睡眠と食欲の関係です。

研究によると、1日4時間のみの睡眠を2日間続けた被験者は、通常より24%も食欲が増加したそうです。

これは脳に満腹であることを知らせるホルモンであるレプチンの低下(18%)と空腹感を増加するホルモンであるグレリンの増加(28%)が原因だそうです。

つまり睡眠不足の状態は、精神的な体力的にもマイナスになるばかりでなく、食欲を増加させることで、肥満をも促進する可能性があります。

また睡眠不足は糖質の代謝にも障害を与え、糖尿病発症のリスクも増加してしまうそうです。

皆さん、夜更かしには十分気をつけましょう。






2009.09.25

修士論文中間報告会

今日は、私が受け持っている修士課程の大学院生の修士論文に関する中間報告会です。

私は6名修士課程の院生を持っていますが、みんな元気に研究活動をしています。

 

お互いに刺激しあって、より良い修士論文を書いていこう、

という意識もあって、非常に楽しく研究している(はず)ようです。

 

研究テーマは色々で、経営学と関係する分野なので、

スポーツ健康科学とは関係ないテーマをしている人がほとんどです。

 

例えば、6名分のキーワードを挙げれば。。。

「サービスの国際化」「プライベートブランド」「旅行業の経営」「訪日外国人観光」「中国自動車市場」「地域とスポーツ」

でしょうか。

 




そんなこんなで、色々な個人個人のテーマがありますが、

修士課程の大学院生は、大学院に入ったときから、

「こんなことが学びたい」「あんなことを知りたい」といった目的意識があって、

その目的意識を2年間で深めていきます。

そして、その集大成として、修士論文を執筆します。

 

そして今日は、「ここまで研究ができた!」という報告会です。

 

実は、昨日まで一泊二日で大学院のゼミのゼミ旅行に行っていたので、

準備がきちっとできているかどうかは、ちょっと不安がありますが、

まあ、彼(彼女)達ならば大丈夫でしょう。

 

今日が終わったら、修士論文の提出まで4ヶ月。

きっとがんばって、良いものを作ってくれると信じています。

 

<道>

2009.09.24

9/27 (日) に Ritsumex 並びに 相談会が開かれます。

シルバーウィークも終わってしまい、
学校や仕事が始まったと思いますが、皆さんいかがお過ごしですか?

この週末 9/27 (日) は、名古屋で、
立命館大学OPEN CAMPUS in名古屋 (Ritsumex)
東京では、相談会 が行われます。

前者の Ritsumex では、スポーツ健康科学部の紹介として、
色々な計測機器を持ち込んで、スポーツ健康科学を
実際に体験してもらえるようになっています。
このブログを書いている 忠先生、成広先生、真先生、聡先生が
参加されますので、ぜひ皆さん、直接会って、話してみて下さい。
とても面白い先生ですので! ( ^ ^ )

後者の相談会には、私も参加しますので、
新学部について疑問に思っている点、
確かめたい点などあれば、相談ブースにおりますので、
気軽に声を掛けて下さいね。

それぞれの会場で皆さんにお会いできるのを楽しみしています。
それでは、また。失礼します。
                               敦






2009.09.23

立命館大学校歌

校歌を覚えました。大学の校歌を最後まで覚えたのはこれが初めてです。実に熱い校歌です。You Tubeで検索すると出てきますので、これを聞いていると覚えられます。

私の名前は、キヨシなのですが、名前が歌詞に出てくるので感動しました。伏す目に清しや~のところです。一度覚えると、なかなか耳から離れないですね。今度アカペラで披露したいと思います。

ところで、スポーツ健康科学部の学部長に就任予定の田畑先生の名前はイズミなのです。泉を汲みつ~のところの歌詞に出てきます。先生!これは運命ですよ。天命を全うしましょう。

 

 

2009.09.22

動作解析室

以前、スポーツ健康科学部の教育研究棟の
動作解析に入るハイスピードカメラの画像をお見せしました。


s_03.jpg















ハイスピードカメラももちろんこの部屋の自慢の機器の一つですが、
この部屋に入る機器はハイスピードカメラだけではありません。




ハイスピードカメラ以外にも大規模な装置として
モーションキャプチャシステムと床反力計が入ります。

モーションキャプチャシステムは特殊なカメラ16台(予定)からなります。
1台でも高価なカメラですので、これだけの台数を揃えている施設は
どこにでもあるものではありません。
たくさんのカメラで同時に様々な角度から動作を撮影することにより
精密な動作の計測が可能です。

また床面に埋め込まれた床反力計(フォースプレート)は
床面にかかる力を計測することができます。
これとモーションキャプチャシステムの動作計測を同時に
行うことにより各関節(筋)がどれぐらい力を出しているのかが分かります。

もちろんこの設備は新学部の教育・研究で使用します。
楽しみにしておいて下さい。

そんな設備が入る新学部の教育・研究棟の現在は
↓こちら


090922.jpg







しばらくお見せしていませんでしたが、
ずいぶん上の階まで工事は進んでいます。
本日はシルバーウィークの真っただ中ですが、
工事は休まず続いています。

では。

                                                      成弘

2009.09.21

第64回日本体力医学会(新潟)

皆さんこんにちわ.

9/18-20の間,新潟県の朱鷺メッセで,第64回日本体力医学会が開催されました.今回,参加してきました.新学部移籍予定の藤田先生は,3日間ともワークショップ,シンポジウムのスピーカーとして大車輪の活躍でした.学部長予定者の田畑先生は,ランチョンセミナーを企画され,健康づくり,運動基準,食事基準に関する興味深いセミナーを開かれました.

この学会は,国体開催県で開かれることになっており,日本のスポーツ医・科学関係者が一同に集まります.こどもから高齢者,トップアスリートから介護予防まで,運動,身体に関わるあらゆるテーマが発表されます.テクノロジーのシンポで今までみれなかったところまで解析が進み新しい知見が疲労されます.

今回の学会で,スポーツ医・科学賞を受賞されたのは,荻田先生(鹿屋体育大学),田村先生(順天堂大学)でした.荻田先生は短期間の低圧環境トレーニングで,糖分,脂肪の代謝がどのように影響を受けるかという内容でした.田村先生は糖尿病や肥満に関係するインスリン抵抗性(血糖を調整するホルモンのインスリンがよく効くかどうか)について,筋肉組織の中にある脂肪量との関係を明らかにされた.筋肉の中にある脂肪量は,糖尿病と非常に関係するので,日本人は標準体型の人にも糖尿病がみられるが,この筋肉内の脂肪量が貯まりやすいタイプであろうとのこと.ちなみにこの筋肉内脂肪を測定するのはMRSという手法で,来年度,新学部で導入するNMRの機械で計測できます.

新学部で導入する機器はこれ以外にも最先端機器がふんだんに設置される.詳しくはイメージサイト,Future Campusの中の"ここが違う!"のページを見て下さい.もちろん,機械だけでなくその機械を十分に駆使して国際的な研究を行っている先生方も十分に揃います.

おそらく間違いなく,国際的な研究成果がワンサカ出てきます.

 

今からワクワクしています.

 

                      忠

 

 

2009.09.20

週23エクササイズ!

「週23エクササイズで生活習慣病予防!」というフレーズをご存知ですか?

 生活習慣病予防、健康増進、運動処方等に詳しい方でしたら、当たり前にご存知のことでしょう。

2006年に健康づくりのための身体活動量・運動量さらに体力を定めた健康づくりのための運動基準2006-身体活動・運動・体力-と健康づくりのための運動指針2006(エクササイズガイド2006)が厚生労働省から発表され、そこでは、生活習慣病予防のための身体活動・運動量を数値で分かりやすく示されています。科学的根拠に基づき、運動の強度や、必要な運動量の基準が示されています。

 さて、基準値として、どれくらいの身体活動量があればいいのか?

、、、というところで上記の23エクササイズという数値が出てくるわけです。任天堂のwiiの公式サイトにもあるように、いろいろな身体活動の「強度」をメッツという強さの単位で区分します。例えば、安静に1時間座っている状態を1メッツ。1時間の速歩で3メッツといような感じです。エクササイズは、【メッツ×時間】で計算する「量」を表す単位。

 一たとえば、週間毎日1時間速歩したとして、3メッツ×1時間×7日=21エクササイズといったところです。身体活動にはいろいろあります。お掃除、階段昇降、テニス、ゴルフ・・・・etc。身体活動それぞれについて、強度を表す数値(メッツ)がつけられます。いろいろな組み合わせで、23エクササイズがあれば「計算上」よいわけですが、23エクササイズ中には、強度のある身体活動も取り入れることが望ましいとのこと。

 上記のような生活習慣病予防と運動の関わりなどは、2010年4月にスタートする新学部と新研究科の学生と一緒に学んで、正しい知識をみにつけ実践してゆきたいと思います。

この分野の「超」専門家である先生も多数赴任されます。ご期待ください。                                                                                   

                                                        A

参考WEB:厚生労働省「生活習慣を改善しよう」

 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/metabo02/yobou/undo/index.html

 

 

2009.09.19

新潟で学会

皆さん、こんばんは。

今週末は体力医学会大会に参加するために新潟に来てます。

CIMG1406.jpg

勝手な思い込みで、新潟はきっと寒いと思っていましたが、かなり暖かいです。

 

IMG_0149.JPGのサムネール画像

今回は3日連日で発表があるのでかなり体力的にはキツいですが、先日の晩からいろいろな方とお話しできるできる機会を与えていただき、とても充実した毎日を過ごしています。

 



学会の開かれた朱鷺メッセ:新潟コンベンションセンターは海辺の素敵なロケーションでした。



IMG_0147.jpg



そして、なんと言ってもやはり魚料理は格別でした。



今回学会会場とホテルの往復で3日間があっという間に過ぎましたが、毎日美味しい料理を頂きました。


学会で沢山の発表を聴いたり、いろんな方を話をすることで、さらに自分の知識を高めて、質の高い研究・教育を目指したいと思います。




 





2009.09.18

スポーツ・マーケティングの続き(1)

前回。。。と言ってもずいぶん前(8/21)に書いたものの続きです。

 

誰が読んでいるのかが、本当にわかりませんが、

とりあえず立命館大学の人からのコメントは直接聞きますので、

その声にお応えして。。。

 

そうそう、もし読んでいる人が相談会やなんかでスポーツ健康科学部の人に会ったら、

「!ブログ読んでいます!」

って大きな声で教えてください。

ついでに、「もっと○○を知りたい~!」って言って欲しいなぁ。

 

さてさて、本題本題。。。

 

 




ずいぶん前に書いたから、内容を覚えているかなぁ。。。

 

さてさて、復習?から。

「マーケティングは、製品を通して人々の求めることを実現していくこと」

と書いたかと思います。

 

ところで、ここで言う「人々」ってみんな同じでしょうか?

 

当然ですが、人によって色々考えていることや欲しいこと、やりたいことは同じではありません。

 

例えば、先週のブログで、真田先生が「ダイエット記録を始めます!」

って言っておられましたが、私はダイエットに全く興味がありません。

私の体重は、高校生の頃からほとんど変わっていません。

女性誌に、「○○プレゼント!」って大きく書いてあっても、全く興味がわきません。

 

ところが、色々な新しい食べ物や何かになると、がぜん興味が湧いてきます。

ちょっとヘンで万人受けしないようなもの。。。たとえば、「ドリアン・ソーダ」なんかは、

ちょっとうれしいものでした。

 

こんな風?に人によって、好みは違いますし、お金を払って買いたいものも違います。

この人による違いを理解すること(市場を理解すること)がマーケティングに必ず必要になります。

 

特にスポーツ・マーケティングでは、スポーツ活動に思い入れの強い人がすることが多く、

「私が好きだし、周りに好きな人が多いから、絶対に受けるはずだ!」

という思い込みから製品をアピールする場合があります。

ところが実際は、世の中の人の多くは興味がなくて、

「う~ん。。。なんでダメなんだろう。。。」

と悩むことになります。

 

そろそろ長さが限界っぽいので、今日の結論。

 

「人によって好みが違うので、自分が受けると思っても、受けるとは限らない」

 

でした。

 

<道>

2009.09.17

引き続き、スポーツ健康科学研究科について

夜には、鈴虫が鳴き、急に秋らしく感じられてきましたが、

皆さん、いかがお過ごしですか?

 

今日は、先週に引き続いて、学部と同時設置予定の

スポーツ健康科学研究科について、書きたいと思います。

 

私が、研究科で担当予定の科目は、

アカデミックプレゼンテーション (英語) I です。

先週のブログにも書きましたが、本研究科は、出身学部にこだわらず、

様々な背景を持った学生さんに来てもらうことを想定しているために、

「今まで英語で発表をしたことがない!」という学生さんが、

きちんと発表できるようになってもらうために、この科目を設けています。


このクラスでは、成弘先生が、ドイツで行ったような
ポスタープレゼンテーションが、出来るように学んでいきます。

皆さんが、素晴らしい発表をしてくれるのを楽しみにしています (^ ^)

それでは、また。失礼します。
来週は、先月に引き続き、生理学研究所へ出張してきます。


                           敦