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2009.09.16

ダイエットの方法は1つではない

アメリカのハーバード大学公衆衛生大学院での調査でこんな記事を見つけました。

http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-36700120090226

世の中にはいろんなダイエット法があふれかえっていますが、薬物治療はともかくとして、それ以外は食事と運動の組み合わせで自己調整する以外はあり得ません。特定の食べ物などで簡単にやせる方法は今のところありません。この研究報告は、食物繊維が多く、低カロリーで飽和脂肪酸が少ない食事であれば、自分に最も合う内容を選べばよいとあります。

原著論文はこちらです。

http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/360/9/859

運動にも同じことが言えるでしょう。はやりの運動にこだわらず、自分のライフスタイルに合わせ、余裕をもって続けられる運動を選びたいものです。どんな運動が自分に合っているのかがわかれば便利ですよね。しかし、これがなかなか難しい問題です。大学院ではそういう研究テーマの1つとして取り上げたいと思っています。

 

 

2009.09.15

国際会議

先週は学会への参加のためドイツのミュンヘンから
このブログを更新しました。
先週の土曜日に無事帰国しました。

更新後の水曜日に学会で発表しました。
今回は開発した携帯型運動モニタ装置の発表を行いました。
その様子は↓です。

gkk.jpg
















今回はポスターによる発表です。
自分の研究内容のポスターを作成し、その前で
自分の研究について説明したり、質問を受けたりします。
学会発表の形式には壇上にあがって授業のような形で
発表する形式の他に、今回のようなポスター発表もあります。

写真では分かりませんが、同時に様々な研究のポスター発表が行われており
非常にいい刺激を受けることができました。

みなさんも卒業研究や大学院での研究をがんばっていれば
学会で発表する機会もあると思いますので
楽しみにしておいて下さい。
                                                                 成弘


2009.09.14

スタンフォード大学

先週のブログで、ジョージア工科大学の出張内容を書きました。ジョージア工科大学の後に、スタンフォード大学に立ち寄った。スタンフォード大学のあるカリフォルニア州のパロアルト市はベイエリアとよばれている地区で、本当に素晴らしい天気! ここでは、雨男の私の威力は通用せず3日間とも抜けるような青空であった。

スタンフォード大学は、学問研究のみならずスポーツ活動も盛んである。おそらく大学のスポーツ強化&振興予算は全米でもトップクラスで100億円規模と思われる。スポーツの強化には様々なサポートが必要で、もちろんスポーツ科学研究もその一つである。

もちろんスポーツは競技を発展させるだけでなく、大学全体、町全体も活性化する原動力となっている。学内関係者のみならず、OBOG、市民が応援に訪れる。敷地が広大であるので、大学の空きグラウンドでは地元の子どもたち、市民が楽しそうにスポーツに勤しんでいる風景も感慨深い。

スポーツは、するのも、みるのも、ささえるのも楽しいものである。なぜなら、一瞬たりとも同じ場面はなく、常に新しいチャレンジ、感動、コンテンツが詰まっているからであろう。また、スポーツの良さは自らが可能性を伸ばせることを教えてくれるところにもある。

これから日本も「天高く馬肥ゆる秋」を迎える。秋晴れのもと、いろんな立場からスポーツに関わる最適のシーズンである。

         忠

 

stanford.JPG

 

 

2009.09.13

スポーツ健康科学部のウリ!その6

これまで述べてきたようにスポーツ健康科学部は

幅広い分野の学びのもと、幅広い分野の指導ができる「教員」、

理解を促進させる「機器設備」にについてもかなり充実したものとなります。

 

「機器設備」については以前説明したとおり、

○強力な磁気を用いて体内の働きを測定可能なMRシステム

○骨粗鬆症の診断および治療の判定のための骨密度測定装置

○高地トレーニングの効果を得られる低酸素実験室

○室内で生活し、人間の体の代謝を測定できるエネルギー代謝測定室

 

など、最先端かつ全国トップレベルの機器設備ばかりです。

 

しかし、これが文系学費で使用できることがポイントです。

 

上記のような医療用機器のようなものが、まさか文系学費でつかえるなんて、

他の学部等でも考えにくいのではないでしょうか。

 

ちなみに文系学費は理系学費の8割程度ということで

かなりお得であるといえます。

                          龍 

 

 

 

2009.09.12

運動後の食事


米CNNのウェブ版で運動後の栄養摂取についての興味深い記事が載っています。

http://edition.cnn.com/2009/HEALTH/09/01/post.work.out.meals/index.html

運動のタイプ(有酸素運動かレジスタンス運動)にもよりますが、エネルギーの貯蔵源となるグリコーゲンを補うための炭水化物と、骨格筋を作るタンパク質の補給を、運動後30~60分以内に行なうのが理想的とあります。

特にレジスタンス運動の効果を最大限に生かすためには、運動後のタンパク摂取はとても重要です。

この情報自体は最新でもないのですが、アスリートだけでなく、一般の方にも使える情報として伝えられている事実を嬉しく思います。

ちなみにアメリカ人がピーナツバターをよくパンに塗って食べている(それだけ挟んでサンドイッチ!)姿をよく見かけましたが、日本ではあまり人気が無いのかな?
ピーナツバターも手軽にタンパク摂取ができる食品の一つです。(脂肪も多く含まれていますが、、)

皆さんも運動後の栄養摂取について一度振り返ってみてください。







2009.09.11

新しい学部を作るということ

小沢@金曜日担当です。

 

今回、私自身、新しい学部を作ることに初めて参加したのですが、

(当然、あまり機会はありません。。。)

この学部を作るマラソンも大変です。

 

私自身は2008年の3月から関わってきているのですが、

最も早い人は、2007年の秋から。

 

これぐらい長い間かかって2010年の4月の開設を目指すのです。

 




そしてまた、当然一人ではできませんので、何人かでチームを作ってやることになります。

一番最初は先生と職員一人ずつ、合計二人で、

それが機会があるたびに、ちょっとずつ増えてきて、現在は、

先生(教員)が11名、

職員が9名となっています。

これが4月には、もう少し増えることになります。

 

みんな、思ったよりもハードだ。。。と思いながらも、

来年の4月には新入生を迎えられるように、がんばって準備をしています。

 

今の時期は、文部科学省にスポーツ健康科学部の設置の審査を受けているところですので、

色々と、来年以降に具体的な運営をどうやっていくのか、をみんなで考えているところです。

アイデアは詰まったのですが、そのアイデアを具体的な仕組みとして、

実現しなければ、学部紹介などの色々な機会で皆さんに説明した事を守れませんから。

実際に、できてみなければわからないことも多いですが、

とりあえず、誰も倒れずに元気で2010年4月を迎えたい、と思っています。

 

そうそう、この学部を作る仕事のお陰で、休みがほとんどないのにも慣れてきました(笑

 

<道>

2009.09.10

大学院「スポーツ健康科学研究科」の事

秋らしい天候が続いていますが、
皆さん、いかがお過ごしですか?

今日は、2010年4月に、学部と同時設置予定の
立命館大学大学院「スポーツ健康科学研究科」について、
書きたいと思います。

「スポーツ健康科学研究科」は、三つの領域に分かれています。

・健康運動科学領域
・応用スポーツ科学領域
・スポーツ健康マネジメント領域


研究科では、それぞれの領域において、
高度職業人や研究者を育てる事を目標としています。

皆さんの出身学部よりも、スポーツ健康科学に関して、
どれだけ興味を持っておられるかが重要だと考えています。
皆さん、ぜひ応募して下さい。
教職員一同、お待ちしております (^ ^)

それでは、また。失礼致します。
                        敦

追伸: 今日の新棟です。着々と建っていますね。


building128.jpg

 









2009.09.09

減量ブログ始めます!

皆さんこんにちは!ちょっと涼しくなってきましたね。夏の疲れはたまっていませんか?

夏休みの時期は授業がなくなるのでちょっと太りやすくなります。前期の授業はスポーツ方法論(サッカー)とスポーツのサイエンス(400名近くの受講生)などでしたが、考えると結構エネルギーを使っているようです。7月の後半から2kg弱くらい体重が増加してしまいました。そこで...

立命館大学スポーツ健康科学部のイメージサイト「Future Campus」の中に「健康ブログ」を立ち上げる予定です(乞うご期待!)。私、自らがモニターとなって100日間の減量計画に臨みます(普段から太り気味もありまして...)。運動と栄養に関係する行動目標を定期的にたてて、今年中に5kgの減量を目標とします。

行動目標は、「1日1万歩あるく」とか「野菜を食べる」とかごく簡単なものですが、毎日できたかどうかを記録するのが重要です。記録シートもダウンロードできるようにしたいと思います。皆さんも、夏太り解消!一緒にチャレンジしませんか?    真

 

 

 

2009.09.08

ドイツ出張

今週はドイツのミュンヘンからの更新です。
先週書いたように下記の学会に参加するために来ています。
WORLD CONGRESS 2009
MEDICAL PHYSICS AND BIOMEDICAL ENGINEERING
私の発表は明日ですので、また発表の様子などは次の機会に報告したいと思います。
学会の合間にこの学会のスポンサーでもある
シーメンスの博物館(Siemens Forum)に行きました。
sim.jpg
シーメンスは日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが
家電から情報通信、電力関連、交通、医療、防衛、生産設備等
様々な分野で活躍するものすごく大きな企業です。
もちろん私の専門でもある医療機器も扱って
おり、その展示を中心に見てきました。
古いものから最新のものまで様々な機器の展示がありました。

下は初期のレントゲンの装置です。
病院のレントゲンの装置を見てもその原理は理解できないかもしれませんが
こういった初期の装置は非常にシンプルでわかりやすい構造になっています。
ren.jpg
いくつかの装置を見ながら新しい生体計測のアイデアも
得ることができました。
大学院生はもちろんですが、
学部生にも4年生時に卒業研究があります。
まだ新しいアイデアは思いつきの段階ですが
興味のある学生がいれば一緒に新しい生体計測機器の
開発をしてみたいと思います。
今から楽しみです。
                         成弘

2009.09.07

ジョージア工科大学への出張

9/2に文部科学省へ補正申請書類を提出した翌日に、アメリカ・ジョージア州・アトランタにあるジョージア工科大学に出張している。この大学には、私の知っている先生が2名働いている。一人は、東大助手からアメリカでポスドクをした後に、応用生理学研究室の准教授をしている篠原先生とロボット工学を専門にしていて奈良先端大学から移動された上田先生である。

 ジョージア工科大学は、工科系大学としては全米でもトップクラスに常にランクされており、非常に優秀な教員、学生、研究スタッフが揃っている。今回の出張では、篠原先生との共同研究の打ち合わせにいった。それとともに、現在、短期のインターンシップで篠原研究室にお世話になっている本学の大学院生への激励ならびに実験の被験者として参加してきた。実験の詳細は別に譲るとして、ジョージア工科大学の雑感について少し説明したい。

 アトランタオリンピックでは、水泳・ダイビング・水球ならびにバスケットボールの会場となったところであり、また選手村(現在は学生の寮)として使われたところである。そのせいか、スポーツ施設は、アメリカのビック大学と同様に充実している。また、工科系大学として研究施設も非常に充実しており、近年では、ライフサイエンス系、ナノテク、生体医用工学関連の巨大研究センターが次々に建設され、これらの分野にも力を入れていることを伺わせる。学生・大学院生は全米のみならず、全世界的規模で集まってきている。特に、日本をのぞくアジア、インド、ロシア、オーストラリアなどの国々からの留学生が熱心に勉強している。

 工学系として、企業からの委託研究も多く、研究費の多くを公的資金、委託研究でまかなっている。大学の横には、コカコーラの本社もあり、もちろんコカコーラからの委託研究を行っている。ちなみにコカコーラの「ジョージア」という商品名の缶コーヒーは、ジョージア州からつけられたと思っている。

 

 

 

 

cocacola.JPG アメリカ南部としては最大規模のアトランタには、人も企業も研究機関、行政機関も集まりやすくこの好立地を利用した大学づくりも上手に行っている。10年前は、とても汚かった大学最寄りの地下鉄駅周辺は、再開発により大学のエクステンションの場所となり、またおしゃれな店、レストラン、ホテルが並び今では高級住宅地ともなっている。大学という資源の上手な利用と活用により町おこしにも一役買っている。

 ただ、南部は暑い。日差しは南国を思わせる。学生たちも写真にあるように涼を求めて、モニュメントの噴水で水遊びに興じていた。このあたりの気分と行動は学生に共通かもしれない。

 

 

GT.JPG 

 

 いずれにしても世界の大学は、つねにアクティブに活動しており、教育・研究の更新・向上のみならず、地域、国、世界へ好影響をもたらすべく貢献の方向性を常に探っていると感じた。

 

                             忠