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2014.08.30

Air Sports~空港でスポーツを~

夏休み最後の週末、関西空港では「関空夏まつり」が開催されています。
このイベントには、航空会社、地場産業や地元漁協、郵便局や警察官、大阪や和歌山の地元自治体だけでなく、長崎県や九州最大級のテーマパークであるハウステンボスなどが出店し、2日間の延べ参加者数は、例年、4万人を上回ります。空港のターミナルをフル活用し、キャラクターのステージショーやダンスコンテストが開催されています。
特に今年は、関西空港就航20周年という記念すべき年であり、さらには、久しぶりに朝から快晴という天候にも恵まれ、朝から多くの人たちが関西空港へと訪れています。


































この関空夏まつりにゼミのプロジェクトとして、「Air Sports~空港でスポーツを~」というブースを出店しています。
この「Air Sports~空港でスポーツを~」では、関西空港が世界へと旅立つ発着の場であることを意識し、少しでも旅行先や世界各国の観光地の魅力、またご当地のスポーツなどについて理解を深めてもらいたいというコンセプトに基づき、企画されたものです。そして、これから旅立つ人はリラックスを、旅を終えた人たちにはリフレッシュしてもらいたいという想いをプログラムに込めています。



ブースでは、複数のスポーツアクティビティが提供され、例えば、アメリカ発祥の「スポーツスタッキング」では、世界各国の観光地をカップで形づくるように工夫しています。















フランスの伝統スポーツ「ペタンク」と重度脳性麻痺者や四肢重度機能障がい者のために考案された「ボッチャ」を応用し、6色の布にボッチャのボールを投げて、3色から成る国旗を完成させるなど、工夫を凝らしています。











ゼミでは、数名のグループに分かれてプロジェクトを自分たちで企画し、企画書の作成、利害関係者や外部組織への提案・交渉、資源の確保、事前準備から当日の運営、そして企画の評価に至るまで、ゼミ生がそれらをゼロから担い、1つのプロジェクトをやり遂げます。
当日のイベントには、プロジェクトメンバー以外のゼミ生、そして2回生の有志も手伝ってくれています。プログラム開始後、1時間半ほどで、80名を上回る子ども連れのファミリーがプログラムに参加してくれています。

今回のイベント実施に欠くことができない用具は、滋賀県障がい者総合福祉センターから借り受けたものであり、その間は、【Aki】先生が取り持ってくれました。本当に感謝、感謝です…

このような経験が学生のオペレーション能力だけでなく、企画や交渉を含めたマネジメント能力につながればと思います…。

Jin




2014.08.29

こども哲学

今日は、本の紹介をしたいと思います。研究室に来た学生が真剣に楽しそうに読んでいく本です。正確には絵本ですが。。。

「こども哲学」というシリーズで下記に列挙した全7巻です。ちょっとお値段が高い(11400円)。


よいことわるいことって、なに?

きもちって、なに?人生って、なに?

いっしょにいくるって、なに?

知るって、なに?

自分って、なに?

自由って、なに?

 

なかなか興味深い内容が書かれています。自由って、なに?から少し。

【したいこと、なんでもできる?】

ううん。だって、鳥みたいにとべないし。  でも・・・ 

 ひこうきにのればとべるよね?

 自分が飛べるってこと、鳥は知ってるのかな?


うん。何したいのかわかってて、ほんとにそうしたかったらね。 でも・・・

 もし、ほんきで、だれかをころしたいなんて思っちゃったら?

 ほんとにしたいと思ったら、ひとを生きかえらせることもできるのかな?

 

【自由って、なんの役に立つ?】

世界を前にすすませる新しい考えをさがすのに。 でも・・・

 それよりも、自分が一歩前へふみだすのが先じゃない?

 あたらしい考えって、かならず世界のためになる?


自分のしたい仕事をして、意味のある人生をおくるんだ。 でも・・・

 やりたい仕事ができなかったら、人生って無意味かな?

 仕事しなくちゃ、自由になれない?

 

「よいことわるいことって、なに?」からも少し。

【ひとにやさしくしようと思う?】

うん。ぼくにやさしくしてくれる子にはね。そうだね、でも・・・

 どっちがさいしょにやさしくするの?きみ?それとも、相手?


【こまっているひとがいたら、たすけてあげる?】

うん。自分だけよければいいなんてだめだよ。そうだね、でも・・・

 生きてゆくために、自分のことをいちばんに考えるのは、いけないこと?だからって、みんなのこと考えられる?みんなって、たくさんいるよね。


 いろいろなテーマについて、このような問答が繰り返されます。私たちも幼いころに、「どうして?どうして?」と持った疑問もいくつかあると思います。子ども哲学というタイトルですが、なかなか読みごたえ?考えごたえのある絵本です。特徴は、(そうだね)でも・・・と繰り返し続いていくところで、明確な答えは載っておらず、テーマと思考の道筋を示してくれるだけです。部屋に遊ぶに来る多くの学生が手にとって読んでいきます。何冊か読んでいく学生もいます。体の大きな学生が、絵本をのぞき込み「う~ん」と唸りながら考えている姿もまたいいものです。下記に、いくつかのテーマを列挙します。お子さんと、友人と、同僚と、問答してみてください。皆さんは、子どもが納得できるように答えられますか?


【どんなときでもおやのいうことはきかなきゃだめ?】

【ろうやのなかでも、自由でいられる?】

【みんなでいっしょに生きてゆくには、リーダーとルールが必要?】

【おとうさんとおかあさんがきみを愛してるって、どうしてわかる?】

【きみの考えは、きみのもの?】

     

2014.08.28

大学教員の夏休み

授業のない夏休み期間に入り約1ヶ月が経ちました。「授業がない夏休み」ではありますが、当然のことながら通常通り出勤をしています。ただし、授業期間と比べると比較的穏やかな毎日を過ごしています。授業のない夏休み期間中の教員の過ごし方は様々です。この時期には専門領域に関連した学会大会も多数開催されますので、学会への参加で大学を留守にするケースもあります。また、実験を集中して行うことも可能ですので、多くの研究室が連日、実験に取り組んでいます。私の研究室は昨年度まで8月、9月は実験の連続で全く余裕がなかったのですが、今年度は大きな実験が8月前半で終わったこともあり研究室全体が落ち着いています。来月からは複数の実験が動き出し慌ただしい生活に戻るのですが、このわずかな期間を利用して学生への研究指導の時間を増やしています。
大学院生にとっても授業のないこの2ヶ月間は、1日の予定を自由に調整することが可能です。社会人となり仕事を始めると容易に経験することはできない贅沢な時間の使い方ですが、これを最大限に活用して着実に前に進んでくれることを望んでいます。朝型、夜型、生活パターンも様々なようですが、着実に成果を出す学生は「ほぼ同じ時間帯に大学に来る」規則正しい生活を継続しているように感じます。スポーツ健康科学研究科では大学院生が1つの大部屋で作業をしていますので(個々の院生に1台の机が確保されています)、これを機会に成果をあげている周りの学生の生活の仕方や仕事への取り組み方などをじっくりとチェックした上で、お手本にすると良いかもしれません。

2014.08.27

多様な教育の博覧会へ

おはようございます。Ma34です。

この前の日曜日は、NPO法人コアプラス主催の「エデュコレー多様な教育の博覧会―」(@なんば大阪府立大iサイト)に参加してきました。


写真の「時間割」にあるように、様々な教育のかたちを一望できる教育の博覧会ということで、学校だけではなく、塾やオルタナティブスクール、教育NPO, 教育とゲームの新たな関係を構築している企業などが講演、授業をするほか、各団体のブースも出展され、直接色々な質問をぶつけてみることも可能でした。

出展されている中には、文学部の荒木寿友先生主催のNPOEN.Lab」(京都市北区の雲ケ畑で、廃校になった小学校で自然体験ワークショップを展開されている)、そして教職沖縄研修でお世話になっている、沖縄の「珊瑚舎スコーレ」(昼間は小中高のフリースクール、夜間は識字教育が中心となる夜間部)も来られていました。

色々と刺激も多かったのですが、いちばん心に残ったのは、箕面市国際交流協会の授業のなかで、ことばがわからない世界を体験しようというワークショップのなかで感じたことです。そのワークショップでは、ヒンディー語で書かれたメモ(座りなさい、手をたたきなさい等)をはじめの2分間で覚えて、その後、教師役の方のヒンディー語による指示を聞き、行動するというものでした。

このメモには工夫があり、カタカナ(読み方)しか書かれていないもの、文字しかないもの、全くヒントにならないものと数種類があります。参加者は、結局、自分のメモにあったことは行動できるのですが、わからない指示も多く、周りの一部のわかる人の行動を見てから行動を揃えていきます。“ああ、こうして子どもは言語を行動とともに習得していくのだな”、と聞いていました。

しかしながら、その私の考えはまだ一面的でしかなかったことに気がつきます。その後、講師の方がこう言いました。「外国にルーツを持つ子どもで、日本語がわからない子どもも、こうやって周りに馴染んでいきます。けれども、行動がみんなと同じようにできているからといって、ほんとうに言語を理解しているのか、またその言語で語られている教科内容を理解していると言えるのか、というのは別の問題だと捉えておく必要があるのではないでしょうか。」


たしかに、そのとおりだと思います。周りの行動と同じ行動ができていると、教師は、ああ、みんな「理解している」のだな、と思ってしまうかもしれません。しかしワークショップにおいて、指示されてどんな行動をしたらよいのかがだんだんと結びついてきたという実感はあっても、それが文字で書かれると全くわからなかったし、ましてやそれ以外の何かの概念についてヒンディー語で説明されたら、ちんぷんかんぷんです。理解するレベルには到底到達していません。


私が関心を寄せている小学校外国語活動でも、もしかしたら大学の授業でも、「行動に現れている=理解している」と想定して進めていることはよくあるかと思います。けれども、実際、細かく観察していたら、あるいは書かせてみたら、全然理解できていなかった!ということもあります。(望まれる「行動」(パフォーマンス)の設定=目標設定の仕方が大切なのだと思います。)


今回、色々な教育のあり方に触れるなかで、多様な教育の方法を知ることができた一方で、自分自身が「当たり前」にしてしまっていることをもう一度吟味することが必要であると、改めて考えさせられる一日でした。

 ma34.

 

 

2014.08.26

Von Boyage

Hassyです。

学外研究は、大学教学の発展充実と学術研究の振興を図ることを目的として、学外研究期間中の授業等の免除をもらい、文字通り学外で研究に専念できる制度です。

本日は、その制度で、メリーランド大学に言語学の研究に日曜日ご担当の敦先生が1年間行かれるということで、忠先生のお声がけで教職員でランチを共にして壮行会を開催しました。

ランチでは、アメリカ留学経験のある教員らが経験談や失敗談、注意事項などを面白おかしく話し、敦先生の不安を煽っておりました。笑
敦先生のことですので、しっかりとアメリカでの研究生活を楽しみ、大きな成果を挙げて戻られることと思います。
ブログでも向こうでの様子をリアルタイムで報告いただけそうで楽しみですね。

また、Hassyラボでは週2日、業務補助で来て頂いている7さんのbirthday partyと併せて、日頃お世話になっている敦先生のミニ壮行会も行いました。

お餞別として些細ですが、私が留学中に重宝したお湯をかけるだけで出来上がる味噌汁、雑炊、豚汁、粕汁などをお渡ししました(かさばってしまいすみません・・・)。

それでは敦先生、お気をつけて!
Von Boyage!!

2014.08.25

筑波大学・図子研究室との研究交流会

USC訪問、カナダ・カルガリーでの国際ランニングシンポジウム、その後バンクーバー経由で、19日に帰国しました。涼しいところから戻ってきたので日本の蒸し暑さを改めて感じています。

20日―21日はゼミ合宿に行ってきました。JISS見学、筑波大学・図子研究室とのゼミ交流会、筑波宇宙センター見学の内容でした。JISS見学ではJISS研究員の稲葉先生にアテンドしてもらい、日本のスポーツ科学研究、スポーツ科学サポートの現場も観てきました。

 筑波大学・図子研究室とのゼミ交流会初日は、お互いのゼミの紹介を学生同士で行いました。4回生にとっては卒論へ向けた節目のプレゼンにもなりました。図子研の院生のしっかりとした発表も聴けて大いに刺激となりました。さらには、夜の懇親会では、和やかな雰囲気の中、双方の交流が加速的に深まりました。2日目は筑波大学の研究・実験施設ならびにスポーツ施設の見学と図子研究室、伊坂研究室双方の院生による本格的な研究交流の時間が持てました。特に、図子研の発表で、実験機材を持ち込んでの実演を交えた発表は、“現場に役立つ研究”を強く意識した内容でした。ディスカッションでも、質問した当研究室M1Y井君が自分の意見を実際にその装置を使って検証させてもらうなど、通常の研究会ではみられない実践的な議論で大変興味深いものでした。

 双方の学生・院生にとっても大いに刺激された研究交流会となりました。これも今回運営していただいた図子研究室の皆さんのおかげです。ありがとうございました。

同世代で同分野の研究を進めている仲間との交流は、単なる情報共有、研究交流にと留まらず、人間力を高めるきっかけにもなりました。今回の研究交流を通じて、ゼミ生たちは、直接交流による「心と体の化学反応」によって多くの刺激と影響を受け、さらに成長する機会を得たことでしょう。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

先週International Calgary Running Symposiumへ参加してきました。ランニングに関わってこれほど豪華なメンバーが一堂に会するのはもうないのではと思えるほどでした。ランニングのエネルギー効率、シューズ、ランニング傷害、シミュレーションの分野で著名な研究者によるキーノートレクチャー、中でも、Lieberman(ハーバード大学)の進化からみた人のランニングと現在議論となっている裸足でのランニングの研究内容は、この間のホットな議論へ一石を投じてきただけに興味深いものでした。ポスター発表は、本学からは、【明紀】先生、【光O】先生でした。日本の研究水準も海外と比べて遜色なく、今後、キーノートレクチャーを任される研究者も数多く出てくるでしょう。もちろん、本学部からも。

【忠】

 



2014.08.24

スポ健な人 (11)

いよいよ八月も終わりですが、
皆様いかがお過ごしですか。

今週も、スポ健で頑張っている学生を紹介したいと思います。
今回、紹介する学生は、Kohei さん です。
Kohei さんは、現在博士前期課程の1回生 (M1) で、
藤田研究室に所属しています。



では、Kohei さんにインタビューです。
Q: 「現在の研究テーマについて教えて下さい」
K: 「今は、運動によって糖代謝をいかに改善できるかということについて研究しています。」




Q: 「なぜ研究に興味を持ったのですか?」
K: 「大学で色々と学んできて、企業で言われた作業をこなすよりは、
   自らクリエイティブに何かを作り出したいと考えたためです。
   自分がこれがあったら良いなと思えるものや自分がイメージしたものを
   作り出すことに関心があったので、研究に興味を持ちました。」

Q: 「今後の目標を教えて下さい」
K: 「運動の効果については経験的に分かっていても
   メカニズムが解明されていないことがまだまだあります。
       今後、研究を進めていって、欧米での学会発表や他大学との共同研究にも
       積極的に参加して、運動から人の健康を考えることで、
       社会貢献していきたいと思っています。」

Q: 「受験生やスポ健後輩へのメッセージをお願いします」
K: 「何をしろというわけではありませんが、後から振り返って
   大学時代はこれをしましたと自分で言えることをして欲しいと思います。
   遊びでも、バイトでも、勉強でも何でも良いので、何か得るもののあることや
       経験を積んでいって欲しいと思います」

それでは、また。失礼致します。
良い休日を。

  

2014.08.23

人を育てる企業

“マネジメントの父”と呼ばれるP.F.ドラッカーは、「プロフェッショナルの条件」という本の中で、以下のようなことを述べています。
「あらゆる組織が『人が宝』というところが、それを行動で示している組織はほとんどない。本気でそう考えている組織はさらにない。人材の育成こそ最も重要な課題であることを忘れてよいはずがない。」

産労総合研究所の調べによれば、2012年度における民間企業の教育研修費用は、年間1人あたり36,054円という報告がなされています(有意抽出した3,066社に対する郵送法によるアンケート調査で、回収数が107社で、回収率が3.5%というのは気になりますが…)。欧米企業は、日本の2倍以上にあたる一人あたり約10万円の研修費用を年間、社員に投資しているらしいです。

世界トップクラスのGEでは、社員1人あたり費やす研修費用は約30万円らしく、約30万人の社員を抱えるGEの年間における社員研修費用は約1000億円にも上るということです(GEの充実した社員教育に興味のある方は、実際に社員研修に参加された【忠】先生に直接話を聞いて下さい)。

「人を育てる」ことに力を注ぐ企業で有名なのは、ディズニーランドやマクドナルドで、それぞれ「大学」と呼ばれる機関を社内に設置し、従業員に対して教育を施しています。私が大学院生だった頃(もう25年も昔のことですが…)、東京ディズニーランドでのアルバイト経験があれば、どこでも就職ができるといわれていたぐらいでした。

ただ、企業も難しい時代を迎えており、社員の定着率が低く、採用した社員に研修費を投じても、短期間で離職してしまうため、企業も頭を抱えているようです。それは、正規社員だけでなく、パートやアルバイトにも同様の傾向が見られ、ファストフードやファミリーレストラン、また居酒屋といった飲食業界は若者の定着率の低さに手を焼き、採用基準の見直しやターゲット層を主婦にシフトしているところも増えているようです。他にも、アルバイトから正社員の昇進を増やしたり、「そんな仕事、聞いてなかった!」とアルバイトにいわれないように丁寧に面談で仕事内容を伝えたり、またアルバイトのために、サプライズのお誕生日会を開いたり…企業も本当に苦労しているようです。

そのような中で“シゴトで輝く未来を考えよう”というキャッチフレーズで、「塚田農場キャリアラボ」と称する就活支援セミナーに手掛けているのが、「みやざき地頭鶏」をウリに「塚田農場」という居酒屋をチェーン展開している株式会社エー・ピーカンパニーという企業です。
エー・ピーカンパニーでは、まさしく「AP大学」と呼ばれる定期的な社内勉強会を、アルバイトを含む全ての従業員を対象に開催しているようです。また就活支援セミナー「塚田農場キャリアラボ」は、エントリーシートや履歴書の添削、面接の練習やマナーチェック、また就職先の個別相談に応じるなど、このセミナーに一人でも多くのアルバイトに参加してもらいたいと考え、またそのセミナーをきっかけに、一人でも多くのアルバイトの未来を輝くものにしたいと真剣に考えているようです。また粋なところが、アルバイトだけに門戸を開いているのではなく、「就活前の学生であれば、誰でも参加OK!」というところです。

詳しくは…
http://www.apcompany.jp/recruit/education/index.html
https://www.facebook.com/tsukarabo#

我々教職員も学生の「輝く未来」のために、しっかりとエネルギーを注ぎたいと思います。


Jin

2014.08.22

地域で生きる

ローソンが「介護コンビニ」 ケアマネ配置し高齢者支援

という記事を見た人も多いのではないでしょうか。先週のブログをアップした翌日(8月16日)の記事です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140816-00000032-asahi-bus_all
ローソンと介護事業者が連携し、ケアマネージャーが常駐して介護サービスを紹介したり、生活相談になったりするというものです。来年に2月に1号店が埼玉にできるようです。すごい発想だと思いませんか?というよりは、非常に納得できる合理的な方法のようにも思います。介護事業所もあちこちにありますが、決して立地条件のいいところにあるとは限りません。それに比べるとコンビニはたいてい立地条件のいいところにあります。そうでなければお客さんはこないですもんね。介護サービスを受ける時、多くの場合事業所は夕方に閉まります。ローソンの介護サービスの時間帯は分かりませんが、夕方以降に相談ができれば、仕事をしている介護者には強い味方になります。
超高齢社会に突き進んでいる日本では、ますます介護者が必要になる現実とはかけ離れ、介護現場は人不足に苦しんでいます。
http://www.asahi.com/articles/ASG8C4H55G8CUTFL008.html?ref=yahoo
56.5%が人不足で困っているという現状の歯止めにもなるのでしょうか。介護従事者の不足の大きな要因は「賃金の低さ」ですが、ローソンと介護事業者の連携によりどのように変わるのか注目したいと思います。
ローソンは、この他にも東京本社内に「保育所」を設置し、社員が働きやすい環境作りに努めています。食材・日用品が購入できる、出金ができる、郵便が出せる、公共料金等の支払いができる、介護サービスが受けられる。コンビニが地域で果たす役割・多機能はますます増加しそうです。

2014.08.21

学生の訪問

8月に入り、2名の学生からの訪問を受けました。

8/2-3にかけオープンキャンパスが開催され、多数の方々がお越しになりました。2日目の模擬講義(最新の低酸素トレーニングを体験しよう)終了後、見覚えのある高校生(Aさん)から声をかけられました。実は昨年、大阪で開催された進学説明会でブースを担当したのですが、その際にAさんが来場し、本学での学びの様子、教育の方針や求める人材などを時間をかけて説明したことを思い出しました。当時Aさんは高校2年生だったのですが、今回のオープンキャンパスに四国から駆けつけてくれました。         
先日は、大学院(博士課程前期課程)の受験を希望されているBさんと面談をしました。Bさんは関東の大学で学生トレーナー組織に所属し、トレーニング管理や指導に取り組んでいる大学4年生です。事前にメールでのやり取りを行いましたが、まずは、大学院進学を志した経緯や本研究科の受験を考えている理由などじっくりと説明してもらいました。将来の自分の夢を見据え、夢の実現に向けて自分に足りない点を冷静に分析できている点が印象的でした。

AさんもBさんも、本学での学びに対して強い意欲と希望を持ってくれていることがよく感じられました。スポ健での学びの様子、特徴的な学生の話をすると、本当に楽しそうに、興味深く聞いてくれます。その目からは、スポ健での学びに対する好奇心や自分もその輪に加わりたい!!という思いが伝わってきます。

熱意ある、元気ある学生と話をすることで、私自身も活力をもらうことができました。そして、Aさん、Bさんのような熱意ある学生が入学してくれた際に、その期待に十分に応えることができるよう、また、魅力的な学部・研究科であり続けるために我々教員も努力をしなければ・・・と改めて感じました。