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2013.12.08

「租母」間違いも「高齢者問題」??

 

 木曜日の「現代人とヘルスケア」の授業。テーマは、高齢者の健康問題の特徴を考えること。ここでのポイントは、高齢者を「発達主体」として見れるのかどうか?ということ。

発達可能性・可塑性も十分な子どもに比べ、年を経るとともに夢や期待が「萎んで」しまい、その最たる時期が高齢期ということになれば、高齢者を「発達主体」として見ることなど、なかなか難しいことだ。

 例えば、ケン・ディヒトベルト/田名部・田辺訳『Age Wave』(創知社、1992)は、「6つの老化神話」は、老齢者に対して否定的なものであり、これらの決まり文句を根絶して、老化恐怖症から自由になることの大切さを語ってくれている。また、ダグラス・H・パウエル/久保・楢崎訳『<老い>をめぐる9つの誤解』(青土社、2001)もなかなか面白く、こうした「老い」を巡る「神話」や「誤解」そして「偏見」は、どうしても身近なところで目にする高齢者の姿に「引き摺られ」やすい。日本全国で総人口の23%を越える高齢者全体の姿を把握した上でのことではない。

1963(昭和38)年当時の調査では153人だった百寿者が今年5万人を超えた。この百寿者の方で元気に自立した生活を送っている状況がメディアでも取り上げられたりする。しかし、百寿者が皆そうであるわけではない。そうした方々は寧ろ稀であって、「エリートセンテナリアン」などと言われる。

高齢者は殊更、加齢とともに生物学的機能は衰え、毎日の生活の中での食事や排便・排尿、歩行などの日常生活動作の維持も難しくなるし、社会生活を行っていくための買い物、外出、金銭管理などの手段的日常生活動作も衰えて行く。こうした状態の中でこそ、静的な状態を指す「生きている」から動的な状態である「生きていく」こと(祖父江逸郎『長寿を科学する』岩波新書、2009)が求められることになる。まさしく、QOLの中身が問われる問題だが、身体的レベルとしての「生命の質」を土台にして「生活の質」、「人生の質」が問われることになる。「発達主体」としての高齢者の健康づくりは、こうした発想の下でなされるべきだろう。

「高齢化率」が1970年に7%を超えた我が国が、1994年には14%を超えるという、世界一早いスピードで「高齢社会(長寿社会)」に直面しているという問題も大きい。・・・・。

そんな授業をした日の夜。老人介護センターでの夜勤オペレーターで不在の妻

を除いて皆で夕食を摂っていた時の話。小学校5年生になる双子の孫の1人・輝流の漢字テストが話題に上った。98点で、間違ったのは「母」だけだったと言うが、その弁明が面白かった。「だって、家には祖父(おじいさん)はいるけど、祖母(おばあさん)はいないから正しく書けなかった。」のだそうだ。確かに、我が家で孫たちは「じじ、じじ」と私を呼ぶが、妻は「ばば、ばば」とは呼ばせず、名前の頭文字から「はーちゃん」で通している。皆、変に納得してしまった?! こんなことも「高齢者問題」か?!   mm

2013.12.07

初ポスター発表

 今日は京都文教短期大学で開催されているナショナルストレングス&コンディショニング協会主催のカンファレンスで講演しました。2日間のカンファレンスは約500の運動指導者が集まったそうで、プログラムも充実しており、現場の指導者から見ても大変魅力的な講義・実技が沢山ありました。僕は高齢者の運動指導と栄養摂取について特に現場の指導者の立場から講演しました。

 

 また本日は学部4回生のY原さんが日本大学で開催された日本テニス学会でポスター発表を行いました。国際テニス連盟から今年発表された大人の初心者を対象としたテニスプログラムである「Tennis Xpress」に関する研究データの発表です。卒論もまだまとまっていないのに、いきなり学会発表でかなり緊張した様子でしたが、質疑応答も含め無事に発表できたようです(写真は院生のY居さんに撮って頂きました)。

 Y原さんは来年から大学院に進学し、East Stroudsburg Universityとの提携で実現したGATプログラムをつうじて、アスレティックトレーナーの資格取得にも挑戦します。是非頑張ってもらいたいです。

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satoshi

2013.12.06

メディアからみたスポーツコンテンツ

みなさん、こんにちは。

今日のUSF特別協力講座・NFL協定科目「現代社会の要請・変貌するスポーツビジネスの展望」はフジテレビジョン スポーツ局 局次長の近藤憲彦さんがご講義下さいました。

テーマは「メディアからみたスポーツコンテンツ」。

 

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スポーツは従来からメディアにとって試合そのものが結果の読めない「ドラマ」という点で重要なコンテンツでした。しかし、時代が移り変わり社会が変化する中で、単に放映するにとどまらず、プロスポーツはもちろん、カレッジスポーツや企業スポーツなどいろいろなカテゴリーのスポーツやアスリートに焦点を当てた番組を制作するなど、さまざまな切り口から視聴者の興味に接近し、スポーツの普及に貢献するとともに、新しい市場を創造している様子について、フジテレビの考え方や制作された番組のの映像を交え、講義の中で語ってくださいました。

近藤さん、ありがとうございました。

今日も教室は満員。受講生の熱気に包まれました。

United Sports FoundationとNational Football Leagueの全面的な協力のもとで行われているこの講義では、今日の状況に見合ったテーマにもとづいて、理論的基礎を学んだ後、毎週、ビジネスの第一線からのケースを学ぶことができます。

BULLCO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013.12.05

誕生日のお祝い

  3回生の就職活動がスタートしました。スポ健生はのんびり派が多いので、毎年、就職活動のスタートが遅い傾向にあります。まずは、リクナビ等のサイトにエントリーすることから始まり、これによって就職活動に必要な情報を得たり、実際に企業へのエントリーをしたりしていきます。これに備えて、来週の3回生ゼミでは、「大学で何を学んだか」についての自己アピール文を400字で作成し、一人ずつ発表することにしました。これは、エントリーシートに記入する最も基本的次項になるためです。今後は、自己アピールのストーリーを具体化して、面接などにも活用できるようにブラッシュアップしていきます。皆、良い企業に就職できることを願っています。
 本日のゼミは、誕生日を抜き打ちでお祝いしてもらいました。驚きましたが、感動しました。3回生ゼミ生の皆さん、似顔絵入り特製ケーキ、ありがとうございました!sana

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2013.12.04

基礎演習、ゼミ大会論文提出の日。

おはようございます。
今日は基礎演習(1回生)のゼミナール大会の第一弾、論文提出締切日です。

締切は本日の17:00。
今日の1時間目での最終チェックを経て、いよいよ提出です。
誤字脱字のチェックはもちろん、提出するものも色々とありますので、
記載された注意点をしっかりと読むことも問われます。

とにもかくにも、どのチームも無事に提出できますように。

そして再来週にはいよいよ分科会【発表】です。来週にはクラス内での練習と、休む暇がほとんどありませんが、一回生が苦しみながらも充実していた!と振り返ることができるような、そんなゼミナール大会になるよう、私もサポートしたいと思っています。

ma34.

2013.12.03

スポ健の学生たちもがんばりました!

 この週末のことは、やっぱり書きたいと思います。
 ようやく、学生たちが望んでいたところに到達しました!ラグビー部は、12年ぶりに関西大学ラグビーAリーグ優勝。これまで、本学部の先生方も関わって応援されてきたチームの一つです。そして、【忠】先生が部長を務められている男子陸上部も、京都学生駅伝で優勝できました。
 スポ健の学生たちも本当によく走り、仲間に支えられてがんばっていました。

 長く怪我に泣いていた学生もいましたし、チームがなかなか勝てずにいた時期もありました。でも、スタッフの皆さんのご指導はもちろん、OBの方々、ご家族、レギュラー以外の選手や学生スタッフたちの支えがあって、長い歴史があっての今なのだと思います。

 何よりもスタンドでお話させて頂いた保護者の方々が、「うちの子どもは、立命館に来て、このチームの先輩や仲間たちと一緒にプレイができていることを、本当にうれしがっています」とおっしゃっていました。
 毎試合の様子は、私自身の研究への挑戦でもあります。悔しい思いをしている選手・チームもあります。そのチームも望むところにたどり着く日が近いことを期待して、引き続き、各チーム、各選手の努力とその成長ぶりをしっかり見届けていきたいと思います。 【ippo】


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【左】庭井キャプテンのもと、スポ健の学生たちが集まってハイポーズ!うれしさと安堵と・・・いい笑顔です。
【右】ゴールテープを切って胴上げされたスポ健3回生のNagumoくん。シャッターを押すのがちょっと遅かった...↴↴
近くにいる女子学生たちは、小さな体で一生懸命大きなチームを支えてくれています。応援スタンドも進化しています。合わせて、今後ご注目下さい!















2013.12.02

就活スタート

12/1から企業が開催するセミナーが始まり、いよいよ就活スタートです。

時間のたつのは早いもので、1期生の進路がどのようになるのか気をもみながら、キャリア意識を高め、就活への活動を後押ししたのが1年前となりました。この1年間で、4回生はしっかりと社会と向き合い、自らの進路を決めてきている状況です。

おかげで、進路決定状況も非常に好調で、全学の中でもトップレベルにあると聞いています。下記のリンク先に、現在の内定状況を掲載しています。

https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=108460

 スポーツ関連企業、教員、以外にもマスコミ、メーカー、金融、製薬、食品など多様な業界・分野へ決まっています。記載はありませんが、大学院スポーツ健康科学研究科へ進学してさらに専門性をみがく学生もいます。

 多様な業界・分野で受け入れられたことは、学部教学の方向性として示している、「総合的・学際的」に学び、「理論と実践」の往復の中で力をつけ、英語・専門演習での発信力をみがき、「リーダーシップ」と「グローバルな視野」を身につけたからと考えております。2期生も、これまでの学びで蓄えた力を持って自らのキャリアの扉を開いて欲しいと願っています。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>

先週土曜日に、立命館守山高校2年生の保護者親睦会に招いていただきました。理工系4学部に加えてスポーツ健康科学部の学部代表者にも声をかけられたようでした。高校2年の今頃は、文系、理系を決め、進学先の希望学部の第一次希望を決める時期とのこと。そのような時期に、保護者の方へ学部の特徴、内容を直接話せる貴重な機会をもらいました。多くの保護者から、「スポーツ健康科学部は人気が高いですよ」と言っていただきました。また、当方の教学内容、進路先の説明にも興味をもってもらったようで、「スポーツクラブ、スポーツメーカー以外にも進路があるのですね!」との声もありました。まだまだスポーツという言葉がつくことのイメージのみで考えられているようで、今後も丁寧に説明をする必要性も感じました。

また、下記の12/21の「理系女子的 学び方、働き方、暮らし方」 についての宣伝もしておきました。

http://ritsumeikan-rikeijyoshi.com/

【忠】

 




 

2013.12.01

強きもの、汝の名は「就職(活動)」??

 金曜日の学校保健論の授業。何時になく出席者が少なかった。同じ時間帯に「就職ガイダンス」があったようだ。何人かの学生からは、授業の教室に向かう途中で「就職ガイダンスに出席するため、授業休みます。」との「欠席通知」も貰っていた。

 それにしても、出席している学生が随分と少ない。つい「授業担当者からすれば、授業軽視に他ならない」というような事も含め、苦言を呈してしまった。出席している学生からすれば随分と耳障りなことだったろう。

 青年期の最中にある学生であれば、「先人たちの残してきた科学的ある

いは社会的な知識・技術を身につけること」や「友人・家族・その他の

人々との人間関係や対人関係を円滑に進めていくための社会的スキルを体

得していくこと」などの「発達課題」の達成にエネルギーを注ぐことにな

る。そして、労働から解放されてもっぱら学校教育を受け、知識・技術・

能力を獲得していくことができる時期ということになっている。肯定的な

意味合いで「モラトリアム」を享受することが語られる所以だ。その筋の

話からすれば、学校保健論についても、「幅広い教養」と「深い専門性」

を学習する良い機会ではある。但し、「それで、何の役に立つのか?」と問

われれば、答えに窮してしまう。

 例えば、「学校保健を担う人々」ということで、学校医・保健主事・養

護教諭・栄養教諭・スクールカウンセラーを挙げ、それぞれの学校保健で

の役割を知ったところで何になるのか。思わず、「受験生ブルース」の

「・・・サイン、コサイン何になる。おいらにゃおいらの夢がある・・」

の歌詞が思い出されたりした。受講する学生の大半が「教職」を取ってい

る訳でもない状況では、なおさらだ。

 少なくとも、それで人生が変わるほどのものではない。それに比べれば、「就職」は人生における「死活問題」でもあって、厳しいものがある。実際、4回生の専門演習を担当していて、まだ就職の決定していない学生は、気の毒なくらい焦燥感をもち、かなり深刻さを漂わせていたりする。そうした状況を見るにつけ、学生たちは早い段階から就職準備に取り掛かることになる。「悠長な」学校保健の「教養」や「専門性」は取るに足らない存在であるのかも知れない。しかし、自ら卑下してしまっては元も子もない。何時もに比べて出席状況が芳しくない分、出席している学生に対しては懇切丁寧に語り掛けるチャンスが生まれる。

学生には苦言を呈してしまったが、寧ろ、どれだけ内容豊かな教材を準備出来たのか、そして深い理解がなされるような授業であったのかどうかの反省こそが必要なのかも知れない。そして、何があっても、積極的に学生が遣って来るような授業の準備こそが必要なのだろう。 mm

2013.11.30

研修会

  今日は滋賀県スポーツ推進委員を対象とした研修会が湖南市の市部文化ホールで開催され、100名以上の指導員さんが集まり、午前は講義、午後は実習に参加されました。僕は午前中の講義を担当し、サルコペニアについて、そしてその予防策についての具体的な運動法を紹介しました。

  午後は草津市に戻ってこの夏に健康バンドのリーダーとして認定された方々が新しく立ち上げた運動教室に参加しました。リーダーの方々以外にも新しく17名の方が運動教室に参加され、筋力トレーニングの意義と健康バンドの実践に取り組みました。今日はゼミ生のM君がトレーナーになってしっかり運動していただきました。

  筋力トレーニングの輪が少しずつ広がっていくことを期待し、今後も指導者養成に携わっていきたいです。

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satoshi




2013.11.29

スポーツにおける非営利団体の活動─USF

こんにちは。

今日のUSF特別協力講座・NFL協定科目「現代社会の要請・変貌するスポーツビジネスの展望」はUnited Sports Foundation代表理事、諸橋寛子さんのご講義でした。

「USF─日本のスポーツにおける非営利団体の必要性と役割、活動」

 

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講義ではUSFの設立経緯、これまでの活動、今後の展望、今日の社会でスポーツを通じて貢献する意義、そこでの非営利団体の活動について語られました。

この講義への特別協力もUSFの社会貢献活動です。

今後、USFとスポーツ健康科学部は、学術交流協定をさらにいろいろな形で具体化していきます。

ご期待下さい!!

BULLCO