どんな実習かと言うと・・・
2012.10.09
最近の色んなこと
どんな実習かと言うと・・・
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2012.10.09
2012.10.08
日本晴れの日が続いています。まさに天高く! の抜けるような青空です。
後期の科目に、キャリア形成科目として1回生配当の「スポーツ健康科学セミナーⅠ」があります。この学部で学べる専門について、各先生からお話をしてもらいます。先生方の専門と研究内容、そしてその研究成果が社会とどのように結びついているかを講義してもらいます。
せっかくですので先生方の紹介を兼ねて、少しだけレポートさせてもらいます。
トップバッターは、やはり学部長の【Izumi】先生です。スポーツ健康科学の分野で知らない先生はいません。この間、ヒトを対象とした研究として、①スポーツに関する研究、競技力向上 最大酸素摂取量、最大酸素借、タバタプロトコールなど。さらには、これらの研究成果を利用した競技力向上に、陸上、中、長距離、水泳、ボートで貢献。②健康に関する研究では、まさに大御所です。エクササイズガイド2006をとりまとめたのも【Izumi】先生です。ヒト以外にも実験動物を対象とした研究によって、メカニズムの解明研究を行っておられます。トレーニングとミトコンドリア、心肥大のメカニズムの解明、運動とGLUT4増加の仕組み、がん、大腸ガンの予防効果の研究など、多数。"我が社(学部)"の社長として、学生に、①スポーツ、②健康、③グローバル、④リーダーシップの徹底を率先垂範していただいております。学生へのメッセージとして、「私のリーダーシップで御社を、スポーツ・運動・身体活動で健康にしてあげますよ、という上から目線で語れる力をつけて欲しい!」
2番手で登場してもらったのは、【ippo】先生。我が社のマドンナ的存在です。研究室は学生、院生、教職員で溢れて順番待ちが出ています。今回お話しいただいたのは、大学時代の学びと現在の研究者(組織心理学)になる経過と研究成果との社会とのつながりです。大学生の頃は、小学校教員を目指して勉強。教育実習前後のところで心理学と出会う。お話の中では、信頼/魅力、リーダーシップ、コミュニケーション、チームワークなどの観点から、企業とスポーツチームでの心理学研究の例を紹介してもらいました。「こころ」という眼にみえにくいものを扱う難しさ、おもしろさを追求する醍醐味も語ってもらいました。人間社会は、人と関わる仕事ばかり。どういう場面で、何を介して関わりたいと思えるのか?と学生に投げかけながら、「しっかりとした理論にもとづいて周りを導く立場の人になってほしい!」とメッセージをいただきました。
それぞれの先生方からしっかり学び、スポーツ健康科学部の専門性を身につけてくれるでしょう。3回生はいよいよ卒業後のキャリアに向けて活動が始まりました。写真は、朝8時からの学部別ガイダンスの様子です。体育会クラブなどで授業時間帯に出られない学生用に、同じ内容を朝に行ってもらいました。ありがたいキャリアセンターのサポートです。
先週から半年間、【香】先生がメルボルンで在外研究に出発されました。先方で、研究を含め多くの経験と学び、ネットワーク形成など、多くの刺激を受けて帰ってこられるでしょう。写真は、【香】先生たちとたまに登ったキャンパス裏手の牟礼山からの眺めです。
【忠】
2012.10.07
BKCキャンパス通うようになってから13年になります。湖西、湖南、湖東とそれぞれ、琵琶湖を望むことのできる地区にはおもしろい行事や旧跡があり、年に何ヶ所かはロング・ウォークで訪れるようにしています。その一つに信楽陶器まつりがあります。琵琶湖からは南に外れて三重県・伊賀上野市方面につながり、旧東海道宿場の滋賀県水口市から京都南部および奈良北部方面への結節点として、信楽(現在は滋賀県甲賀市信楽町)はかつて交通の要所にあるところでした。
今年の陶器まつりは10月6~8日の連休に開かれています。信楽高原鐵道/信楽線「信楽駅」から北方へ数百メートルの信楽伝統産業会館まで、その途中信楽地域市民センター周辺特設会場では大展示即売会が行われており、テントの行列、大小種々の陶磁器(整然、雑然)それに老若男女の人々で"ゴッタ返し"でした。
また、滋賀県陶芸の森(信楽駅から歩いて約20分程)では多くの窯元、作家の総合展示会と、屋外の数列のテントブースでは個人作家や個人窯の発表展示販売が行われていました(写真上)。
信楽(現在は甲賀市信楽町)は、奈良、山城などの畿内と東海地方とを結ぶ交通路にあり、茶湯の中核として発展した京都や奈良に近いことから、後に茶陶・信楽焼が発展した大きな要因と考えられています。また、焼き物に良好な陶土が豊富にあり、陶工たちにとっても理想郷だった、と説明書きが教えています。
奈良、平安の時代から明治期まで、生活陶器から道楽・芸術作品まで、様々な「重点商品」の開発とそれを可能にする技術の改良の変遷を読んでいると運動・スポーツに関する技術・文化史の勉強をしている雰囲気を味わいました。
信楽焼と言えば狸が有名ですが、その置物の歴史は比較的浅く、明治時代に陶芸家の藤原銕造氏が作ったものが最初と言われています。「縁起物として喜ばれ、狸が「他を抜く」に通じることから商売繁盛と洒落て店の軒先に置かれることが多くなった・・・信楽焼八相縁起に因んで福々とした狸が編み笠を被り、少し首をかしげて右手に徳利、左手に通帳を持って突っ立っている、いわゆる「酒買い小僧」型が定番」となっています。これも説明書きが教えています。
私がBKCに出かけるよりも早く出発したので、陶芸の森周辺のテント列では、まだ準備中のところが多くありました。真っ先に訪ねたのは、3年ぐらい前から気に入っている作家「Yagihashi」氏のところでした。一昨年度はお皿、昨年はコーヒーカップ、本年度は湯呑み茶碗(写真)を購入しました。灰のかぶり、釉薬の広がりと垂れ具合、炎の当たり等々によって色や文様が異なることや、年度によって厚みや溝の幅と深さに違いがあることなどを、同師から教えていただきました。別に狙っていたわけではありませんが、本日第1番目の購入客となり、他にお客さんが居なったことも幸いして、気候と同じぐらいにさわやかな気持ちになることが出来ました。反面、時間の経過に比べていつもより、歩数計の数字が極端に少ないのは当然かもしれません。
【善】
2012.10.06
2012.10.05
夏休みが終わり、爽やかな秋風と共に学生達が大学に戻り、早1週間が経ちました。少々疲れが出てきたのか、午後の後半の講義では"船を漕いでいる"学生もチラホラ。
健康的な生活を送るのに欠かせない要素として、医聖ヒポクラテスは「運動」「労働」「睡眠」「休養」「食事」の5要素をバランスよく取ることの大切さを説いています。運動、労働(学生の場合は勉学と言い換えても良いと思いますが)、食事は毎日意識的に、ある意味では努力を要することかも知れませんが、睡眠、休養は無意識の生体の防衛反応でしょうか?
授業中、所かまわず見られる光景でもあります。
夏休み中の生活から大学での勉学・講義中心の生活に戻るには生活リズムの切り替え、特に,早朝の起床、混む電車やバスでの通学等のストレスを訴える学生がいますが、人間はこのような物理的なストレスには結構適応力があり、慣れるものですが、心理的なストレスには比較的弱い面があります。そのようなコーピングとしては運動(ジョギング)が最も有効であると一人確信しております。(老ブロガー・ハル)*30年前UCSF,医聖の前での写真も添付しました。
2012.10.04
Hamaです。
今、最も用いられている摂取の方法は、体重㎏あたり1日あたり0.3gのクレアチンを7日間(少なくとも3日間以上)摂取して筋肉の中のクレアチン/クレアチンリン酸の量を最大に増やし、その後、増えたクレアチン濃度を維持するために、1日当たり3~5gのクレアチンを摂取するという方法です。
そうすることにより、多い場合には約40%の筋肉の中のクレアチンリン酸の増加が起こります(増加範囲:0-40%)。
ただ、0%の増加と書きましたが、増えない人もいるのでしょうか?
そうなのです、実は、摂取によっても筋肉の中のクレアチンリン酸が増加しない、いわゆる非反応者(non-responder)が存在することがわかっています。
その場合には運動のパフォーマンスの増加も見られないのです。このnon-responderの特徴は、投与前の筋肉の中のクレアチンリン酸濃度が、もともと高い人に見られるようです。
これまでの研究では、それらの研究のうち、約70%でクレアチン摂取後に運動パフォーマンスが増加するとされています。
その増加は10-15%程度です。私達は、クレアチン投与後に筋パワーの増加とクレアチンリン酸からのATP再合成率の増加、さらにはその増加量が総ATP増加量と関連することを見出しました。
トレーニングとクレアチンの長期摂取を同時に行うと、最大筋力、スプリントパフォーマンス、パワーが増加します。
【今週の1shot!!】
10月号のRUNNERSに、最近行っている研究が紹介されました。【Hama】
2012.10.03
2012.10.02
2012.10.01
昨日は、非常に大きい台風17号が近畿を通過しました。今日は関東から東北に向かっているようです。くれぐれもご注意下さい。
先週のブログでアメリカに出かけていたことを書きました。帰りは、ファーゴ(ノースダコタ州)からデンバー(コロラド州)、サンフランシスコ(カリフォルニア州)そして関空へと3つの飛行機を乗り継いで帰国しました。
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
運動会シーズンになりました。小6の娘の運動会にでかけました。そこで、バッタリっとスポーツ健康科学部の女子学生に会いました。サービスラーニングで、草津市の小学校で活動して、その一環で運動会の補助をしていました。きびきび明るく動く彼女たちをみて、未来を担うこどもたちと触れあいながら、自分自身もしっかりと成長させているのを感じました。
【忠】
2012.09.30
ジョギング、サイクリング、ウォーキングなど屋外の長距離移動を伴うエクササイズに何とも言えない味わいが含まれています。これは、誰しも感じているところではないかと思います。風を切る顔面や首筋の感覚と、後方へ流れ過ぎる視野が、独特に含まれている中身です。通り過ぎる街並みと庭先、目の前に開けた瞬間にその真只中にいる感じの田園風景、低いけれども勾配のある山々と両脇に大きな土手をもつ河川等々、私が現在住んでいる町(京都府亀岡市)はこれらとすぐに出会える地区です。住めば都と言いますが、私は幼少の頃に育ち、また子育ても行った現住の地をいい所だと再認識しています。かつての先輩・同僚(既に退職された)のK先生からは、「君は郷土愛に満ち溢れている」とよく冷やかされたものでした。当時も今も、そう言われてむしろ「すがすがしい気分」になったのをなぜか覚えています。
後期セメスター開始後初めての週末、4つばかりあるウォーキング・コースの内90分コースを選択しました。田園と河川、それに織りなす山々と急流が創り出す保津峡渓谷が望めるコースです。山手の方に進んでいくと、畑や田んぼの畦道に赤い花々が目につきました。写真の中程から右下にみられる「火事花」です。正式には彼岸花(学名:Lycoris radiata)で、曼珠沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれます。広くはユリ科の多年草ですが、3番目の名前が仏教の経典に由来したり、余りに怪しいほど赤いのでよく不吉なことと結び付けられたりしたために、「カジバナ」と呼ばれたのかもしれません。子ども時代、大抵の親は「こんなもの、摘んできてはいけません」と言ったものでした。
さて4つのコースはそれぞれ、四季の移ろいによって様々な「色」を強調してくれます。3月中下旬位からは田園の一面、「蓮華草」の白とピンクが緑の上に散らばっています。少し経てば黄色の「菜の花」が加わってきます。同じ頃、河原の土手や周囲の山に点在する「桜」の白と薄ピンクが目立ちます。4月から5月上旬には、街並みの庭先、ビルの前庭それに山々にみられる「ツツジ」の白、薄ピンク、薄紫、黄色など、花の大きさもちょっと豪華です。
田植え後の幾筋もの「稲苗」の緑色ラインと水田表面の反射光が創り出す画面も見事です。「紫陽花」の白・薄青・薄紫、「向日葵」の黄色はそれぞれ、雨と強い日差しとのセットです。9月になると田んぼの稲穂は緑々と成長し、農家や旧市街の所々には鉢植えや地下植えの「菊」が白や黄色に大輪を咲かせています。
稲刈りが終わると田園の色は一変します。また、晩秋11月には周囲山々の紅葉で、赤・黄・橙色と地の緑が見事に調和しています。積雪で純白の田園や氷でシルバーに輝く溜め池や河川の表面もまた、四季の移ろいで自然が創り出す色彩風景です。
「ウォーキングやサイクリングなんて、なぜ楽しいのだろうか」と、20歳代や30歳代にはとても不思議な気がしていました。気がつくのが遅かったのかもしれません。四季の移ろいの中での色の変化は、昔からそこに存在したものです。こちらが感じ取り、自分の振るまいとの関わりを深める能力の磨きに私がだいぶ劣っていた結果だ、と今ではおおいに感じています。こうなると、これからまた「歩き、乗り、走る」のが、より一層好きで楽しみになりそうです。
【善】