[ Thu ] の記事一覧

2016.03.24

スポーツ健康科学研究科 博士前期課程 修了式

 この1年間、本ブログで、学部長でしか撮れないショットを紹介してきました。先日のスポーツ健康科学研究科 博士前期課程 修了式でも、修了証書を差し上げる方から1ショットしました(さすがに、出席者からは笑いが漏れました)。今年は、2010年度スポーツ健康科学部に入学したスポーツ健康科学部1期生が博士前期課程を修了しました。学部時代からしっかり自ら学んできた学生です。すでに、何本かの原著論文を書いている優秀者もいます。さらに博士後期課程に進学する人、高校の教師となる人、いろいろですがスポーツ健康科学研究科で学んだことをしっかり実践で生かして欲しいと思います。

 立命館大学の学位授与式のようなイベントでは、登壇者は大学特有のガウンを着ることになっています。スポーツ健康科学部からはIt's me、ab先生、大friend先生が登壇しました(写真は校歌斉唱時)

 

本ブログの表紙の写真は、スポーツ健康科学部卒業式と同時開催の修了式で、スポーツ健康科学研究科と経済学研究科修了生の代表として、スポーツ健康科学研究科のWood Door君(https://www.ritsumei.ac.jp/rs/category/r_na_hito/entry/?param=349)が総代として修了証書を受けた時の写真です。(このショットはさすがに小生が取ったのではなく、広報課のysmさんからの提供です)。その後に両研究か修了生を代表としてお礼の言葉を述べましたが、これまでと、これからの研究生活についてのお話で、とても素晴らしいものでした。

 

2016.03.17

草津市山田校区ウオーカー BKC訪問

 

 草津市山田校区の方々60名が立命館大学びわこ・くさつキャンパスを訪問されました。これは 当ブログ(20151022日)で紹介した草津市の山田校区ウオーキングに参加した際、次は是非、入ったことのない立命館大学のキャンパスを歩きたいという皆様の声により実現しました。

 山田街づくり協議会をバス3台で午前10時に出発された参加者は、まず立命館大学のスポーツ健康科学部の施設をICナビ(スポーツ健康科学部の入っているインテグレーションコアの説明を行なう学生集団)の皆さんに案内してもらいました。

 

次にストレッチング後に、学内を歩きました。いつもは行けない国際寮への通路を登りました。

その後、これもなかなか行けないアクロスウイングの屋上に上り、草津市、琵琶湖を望む素晴らしい景色を堪能しました。

 

 その後、あこがれの立命館大学のユニオンスクエアの食堂に行き、それぞれお食事をとってもらいました。おしかった小皿料理が豊富、というような声を聞きました。

 

次はこれもIt's meも初めてでしたが、クインススタジアムの地下にある古代の製鉄炉である木瓜原遺跡(https://www.ritsumei.ac.jp/rs/category/tokushu/150219/)を見学しました。7世紀末から8世紀初頭に大規模製鉄を行なう古代のコンビナート遺跡です。今から1400年も前に、この地で当時の律令国家の建設大きな貢献をしたということです。そのような場所で教えている・学んでいることを知り、うれしくなりました。

 

 皆さんは 午後2時に、お帰りになりました。知らず知らずのうちに6000歩、歩かれました。地域の方に立命館大学を知ってもらうことは大変大切です。このような活動を続けていき、健康な草津市を実現できればと思っています。

 

もう一つの話題

 先週、世界遺産のお城で有名なprincess路市を訪問しました。そこで、本学政策科学部教授から市長に転身されたstone見様(写真向かって左)と面会させていただきました。本学とprincess路市は平成25年に連携協力に関する協定(http://www.city.himeji.lg.jp/koho/press/_28474/_29241/_29436.html)を結んでいます。それを基礎とした今後の立命館大学と同市との協力の可能性についてお話をさせていただきました。

 

2016.03.10

心臓リハビリテーションにおける高強度インターバルトレーニング

 昨日、豊田市にあるThank you 朗病院のi藤のセミナーが開かれました。先生は、英文雑誌に心臓リハビリテーションにおける高強度インターバルトレーニングという総説(これまでの研究をまとめ)を書かれている先生です。運動に対するリスクの高いと思われている心冠状動脈の狭窄(狭心症)治癒後の患者(心不全患者の除く)に対する運動療法、それも高い強度での運動療法の効果について、おまとめになり、その結果、従来行なわれてきた中等度の運動を行なった場合に比べて、高強度インターバルトレーニングは、やや高いあるいは同程度であることを示されました。先生は元々、陸上長距離の選手で、インターバルトレーニングをやっていらっしゃったことや、ノルウェーの研究者の研究、さらにIt’s meらの研究を元に高強度運動トレーニングについて興味を持たれてということでした。

先生のお話で興味深かったのは、ステント(詰まった血管を広げた後にそれを固定する器具をカテーテルで挿入する)を心臓の冠状動脈に入れる治療より、運動を行なった方が、次の狭心症が発生するのが遅くなる。つまり、運動トレーニングは、冠状動脈疾患に対して一般的に行なわれる治療法よりも、有効であるという論文もあるそうです。狭窄した部位を広げても、同じような生活習慣を続けていると、また次の狭窄ができるのですが、運動することにより狭窄の再形成を予防するのです。運動ってすごいですね!

また、虚血性心疾患患者さんの心機能はそれほど低くなく(血管がつまるまでは通常の生活を送っているので)、狭窄を取り除き、運動負荷試験で不整脈のような症状がないなら、高い強度の運動(より高い効果の期待できる)も可能だということでした。

やはり、専門家の先生のお話を聞くと、頭がはっきりして問題点が明らかになると思いました。

 

もう1つの話題

 明日は、東日本大震災から5年目の日です。立命館大学は宮城県の大船渡市と協定を結び多くの面で東日本大震災からの復興を支援するプロジェクトを行なっています。そのなかでスポーツ健康科学部は、仮設住宅の建設により校庭が使えなくなり、運動場所が狭くなり、なかなか体力向上のためのトレーニングができなくなった中学校で狭い場所でも出来る運動トレーニングを開発しました。そのビデオが立命館大学のホームページで公開されます。また、It’s me研究室のホームページでも公開されます(http://www.tabatatraininglabo.com/)。

2016.03.03

スポ健アスリートの未来

 

 スポーツ健康科学部4回生、It’s meゼミの伊藤さつきさんが、227日(土)と28日(日)の両日、秋田県田沢湖スキー場で開催されたFISフリースタイルスキーモーグルのワールドカップに出場しました。結果は、デュアルモーグルで10位でした。昨年の同大会での順位が2位でしたので、彼女は本当に悔しかったことと思います。しかし、長い競技生活です(彼女は、少なくとも10年は競技を続けると宣言しました)。焦ることなく、良かったり悪かったりを繰り返し、段々と順位を上げていき、オリンピックでの表彰台を目指すのが良いと思います。3回はオリンピック参加の可能性があります。

競技終了後の血中乳酸濃度を測定しました。28秒程度の非常に短い時間でありながら血中乳酸濃度は10Mを超えていました。これは、彼女にたぐいまれな乳酸産生能力(無酸素性エネルギー供給系からのATP供給力)を示しています。彼女は、2回生の時に小生の門をたたき、タバタトレーニングを継続しています。今後も、彼女のサポートを研究室で行なっていきたいと思っています。皆様も、是非、応援お願いします。

 

 

 

もう一つの話題

 最近発行の雑誌ター山It’s meの解説記事が掲載されました。タバタトレーニングの正しい理解が進めば良いなと期待しています。

2016.02.25

水泳タバタトレーニング

○○学院中学校の柴vallay先生が来室しました。最近、It’s me著の本(タバタ式トレーニング)を読んで、It's meが関東ではなく滋賀にいることを知り、さらに、最後に書いてある興味のある人は是非、一緒にやりましょうという文章を見て、最近立ち上げたIt’s me研のホームページ(http://www.tabatatraininglabo.com/)で連絡をされてきました。

 中学校の水泳部を指導されていて、どうしても強くしたい。そこでタバタトレーニングを取り入れたいと言うことでした。It's me研では最近、陸上競技のための現場で実行できるトレーニング法を開発しています。次は水泳と思っていたところに、丁度、水泳の現場のコーチの方が、興味を持ってきて下さいました。今後、現場できる水泳タバタトレーニングを開発して、水泳競技に競技力向上に貢献したいと思っています。

 

 

 

もう一つ

 今週末にスキーフリースタイルモーグルのワールドカップ田沢湖大会が開催されます。ブログでもたびたび紹介している本学部のさつきさんが出場します。また 27日(土曜日)の16:00~16:55にBSフジで試合の模様が放映されます。応援よろしくお願いします

 

さらに もう一つの話題

 拙著 タバタ式トレーニング(扶桑社)の韓国版と台湾版ができました(左:韓国版、右:台湾版)。どちらも ハングルと中国語がわからないので何がどうなっているかわかりませんが、韓国版はなかなかCoolな感じです。題名もThe original?という感じです。 韓国 台湾でもタバタトレーニングが盛んになるというのはうれしいことです。(中国版も今、翻訳作業が進んでいます)。

2016.02.18

近江八幡市スポーツ推進審議会

本日 近江八幡市のスポーツ推進審議会があり、近江八幡市役所を訪問しました。近江八幡市はスポーツに造詣に深い議員の多かったこと、高齢化率が滋賀県も最も高く、運動スポーツによる市民の健康増進が切迫していたこともあり、平成253月に近江八幡市スポーツ推進条例http://www.city.omihachiman.shiga.jp/cmsfiles/contents/0000008/8340/supo-tukeikakuhonnpen.pdf 33ページ)を制定し、4月に施行しました。このような条例は全国の自治体で初めてのことです。この条例に定められた審議会の委員長にIt's meが指名され、昨年度はスポーツ推進計画を策定しました。そして、本年度は、計画実施初年度と言うことで、その実施状況について本日、審議を行ないました。従来、スポーツ・運動は教育委員会や生涯スポーツ課が中心でしたが、この条例のおかげで、健康関連、障害関連の部局も含めて全市役所がスポーツによる健康増進施策を共有するようになったそうです。例えば、健康推進課では、これまで食事・栄養が中心でしたが、今年度から運動を積極的に奨励するようになったと言うことでした。このような条例が全国の自治体に広まっていくことを期待します。さらに本日は審議会の後に、審議会の委員と条例を作り上げた議員さん(なんと24名の近江八幡市議会のうち、議長、副議長さんを含め22名が参加されました)との懇談会が開かれました。

 

審議会では、やはり、施策を実行するための予算が必要で、それには直接、議員さんにお話をしたいという意見があり、それに議員さんが対応してくれてこの懇談会が開かれました。予算のこともあり、なかなか難しい面があることもわかりましたが、少しでもスポーツに市の予算をつけていきたいという力強い発言がありました。

もう一つの話題

 フジテレビ系列のテレビ番組ミライモンスター(日曜日11151145)の取材チームが、スポーツ健康科学部4回生の伊藤さつきさんを取材に来学されました。そこで、タバタトレーニングをしているところを撮影するということでした。It’s meはタバタトレーニングの説明や、伊藤さんの勉学・スポーツに対する姿勢などについての質問にお答えしました。放映は3月中だということです。ご期待下さい。

2016.02.11

立命館大学飛行機研究会 

 先日 タバタトレーニングを採用している立命館大学飛行機研究会のeight woodさんらが、研究室を訪問され、勉強会を実施しました。彼らは、所謂 人間飛行機 鳥人間コンテスト競技で活躍しています。部員はほとんど,理工学部の機械工学科の学部生、院生で、機械工学的に最適な軽量飛行機の設計・製作を毎日行なっているそうです。毎年、琵琶湖で開催される鳥人間コンテストで飛行機が水没するので、また次の年に新しい革新機を製作するそうです。素晴らしい飛行機が出来ても、それを動かすのは人力です。時間的に距離的により長く飛行することが求められています。そこで、パイロットの体力向上のために一昨年開催された立命館大学限定のタバタトレーニングセミナーに彼らは参加し、それにしたがってトレーニングをしているそうです。まだまだ競技成績は高くはありませんが、せっかく 地元琵琶湖で毎年行なわれる大会です。是非、地元の利を得て、総合大学立命館大学の総力を結集して、飛行機の製作に体力向上を加えてより高い順位を目指して欲しいものです。

 

 

もう一つの話題

 It's meゼミのさつきさんのモーグル競技のポスターが今月、JR神戸線 京都線 びわこ線の快速電車に掲載されています。彼女は今週末の全日本、月末のワールドカップ田沢湖大会と連戦です。応援お願いします。2014年のインチョン冬季オリンピックまでの彼女の成長を見守りたいと持っています。

 

2016.02.04

英国・ユニバーサル社とのミーティング

この時期の定例となったユニバーサル社とのミーティングにロンドンを訪問しました。

この会社は、いち早くTABATAトレーニングの商業化を目的に
It's meを含めて立命館大学との事業協定を結びtabataofficialとして、
トレーニングの普及の世界展開しています。

TABATAトレーニング特設サイト
http://goo.gl/GwAacv

ミーティングには、副社長のAngelaとアドバイザーのJohnny, さらに日本人弁護士のKen一さんが参加しました。
また、立命館大学ロンドンオフィスのuphill本さんが加わりました。やっと、認知されるようになってきたTABATAトレーニングの日本での展開について議論しました。
契約の3年間の延長と積極的な日本での展開の方向性が確認されました。

メールのやりとりでは、なかなか分からないニュアンスが実際に会って話すと、よくわかります。今後も、ロンドン訪問は続けたいと思っています。



もう1つの話題

 ロンドンには、大英博物館をはじめ多くの博物館があります。
その中で 昨日、地下鉄のサウスケンジントン近くのScience museum に行ってきました。
特別展示として “チャーチルの科学者“がありました。

偉大なイギリス首相であったチャーチルは、政治力の高さで有名ですが、
科学に非常に興味をもっていたことはあまり知られていないようです。
戦争時ということもあり、軍事技術への援助もしていますが、
神経や筋肉が動くときに発生するアクションポテンシャルの研究を行ったHodgkinやHuxlayらの基礎生理学者の研究に大いなる興味をもったようです。(薄紫色の写真(Nerve and Brain)

イギリス生理学協会の機関誌であるJournal of Physiology (London )は、
当時から、運動生理学を含む生理学の最高のメディアです。

視野の広い宰相に英国で育まれた基礎生理学が、今、立命館大学スポーツ健康科学部で
競技力向上のためのスポーツ生理学や、健康科学として発展しています。

2016.01.28

タバタトレーニング再開

 先週 立命館大学朱雀キャンパス(https://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/suzaku/)において 中断していたタバタトレーニングが再開されました。広報課のysmさんが中心となり、始めたそうです。場所は、予約していた会議室が使えなかったこともあり、広報課の会議室で行いました。4名の方がトレーニングするとぎりぎりの感じでした。タバタトレーニングを始めて体験される方が2名いらっしゃいました(ちなみに1名の方は翌日、筋肉痛あり、もう一人の方は無しでした)。朱雀キャンパスは立命館大学の本部ですが、学生が少なく、運動する場所がありません。是非、職員の皆さんの健康増進のため、特に多数いらっしゃる女性職員の方のために運動できる部屋を提供して欲しいと思います。健康を掲げるクールな立命館を一つのブランドにして欲しいものです。

 

 

 

もう一つの話題

 先週、学校法人立命館の理事会と評議員会の新年懇親会がありました。校友(立命館大学卒業生)であり評議員であるGate river様とお話をさせていただく機会がありました。今後、京to市も健康寿命延伸について施策を考えているので、是非、協力して欲しいということでした。

2016.01.21

オリンピックメダリスト訪問

先週 1960年開催のローマオリンピックの水泳競技女子背泳100mで銅メダルを獲得されたバンブー宇治様が、お孫さんと一緒にIt’s me研究室に訪問されました。そこで、ご両人の最大酸素摂取量(1分間にどれだけ酸素を摂取することができるかという指標(単位は酸素(リッター)/分あるいは体重当りのml/kg/分))を測定しました。バンブー宇治(年齢は梨歳)さんの最大酸素摂取量は2030歳台の値と同じ高い値でした。一般に最大酸素摂取量は、20歳をピークに1年間で1%位づつ低下することが知られています。バンブー宇治さんは、競技生活を終わられても、喘息児の水泳指導や、一般の方の水泳教室の指導をされていらっしゃり、定期的に水泳を行っていらっしゃいます。それが、このような持久性体力の維持に貢献したのではないかと推測されます。バンブー宇治さんは、マスター水泳で各年代の世界記録を持っていらっしゃいます。いろいろな意味でのスーパーメダリストです。

 

今回の訪問の目的は、タバタトレーニングを水泳界の積極的に取り入れるために自ら、視察に来ることだったそうです。今後、のタバタトレーニングにより持久力が向上し、さらに日本の水泳選手の競技力が向上することを期待します。

 

その他の話題

 先日の立命館大学常任理事会の総長報告で、昨年末に実施された2015富士山女子駅伝(全日本大学女子選抜駅伝競走)における女子陸上部の成績が総長より報告され、その後、恒例の写真撮影が行われました。スポーツ健康科学部3回生のpond本さん、2回生の和fieldさん、太fieldと、spring男先生と一緒に写りました。

 

もうひとつ!

今 スポーツ健康科学部It's meゼミの伊○さんが、モーグルのワールドカップに参戦していて今 カナダのヴァルセントカムの試合に臨もうとしています。23日(土)現地時間ですが、日本時間は日曜日です。JSportで放映予定です。是非、応援ください。

http://www.jsports.co.jp/ski/mogul/schedule/