[ Wed ] の記事一覧

2019.08.21

発表とその評価

先週は春学期の成績評価の大詰めでした。
思えば、発表が成績評価の大きなウェイトを占めるものが多いなあ・・と感じています。

もちろん先般紹介した「専門英語」では、英語での発表が評価対象です。
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最後はポスター発表でした。
オープンにしましたので、受講生以外の積極的な学部生や院生、先生方も聴講くださいました。
ありがとうございました。

学部2回生では、3回生以降の専門演習、いわゆるゼミでの学びを深めるための導入科目として「研究入門」という小集団科目を配置しています。
春学期は、学際的なスポーツ健康科学の根幹を成す自然科学と人文・社会科学における研究の特徴を理解することを目的としました。
私は健康運動科学コース担当で、関連ゼミの卒業論文を題材に、それらの概要を作成し、最終的にスライドにまとめて簡潔に発表するグループ課題を課して評価致しました。
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コース内では横断研究や縦断研究など、多様な研究スタイルがあり、卒論も多様です。
それらに触れることで特徴づけができたのではないかと思います。

また、大学院でも博士前期課程、後期課程それぞれの学年で研究の中間報告会を実施しました。
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それぞれ修士論文、学位論文作成に向け、本番の夏を迎えます。
自然科学と人文・社会科学、双方の教員から多様な観点からの鋭い指摘をいっぱい受けております。
院生にとっては充実した夏を過ごすための肥やしになったことだと思います。

Hassy

2019.08.14

ナチュラルウォーク

Hassyです。
台風が近づいてきています。
今朝も風の強さを感じました(前日に書いています)。
昨年のこともあるので気をつけたいですね。
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*写真は昨年の台風後、我が家の裏山(牟礼山)の様子です。
大木が根っこから剥ぎ取られて、なぎ倒されています。。。

さて、海の日は本校は授業日ですのが、山の日は休日です。
ただ、今年は山には行かず、息子の野球大会で他県に遠征に行ってきました。
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いい球場で頑張ってセカンドを守っておりました。
子どもたちの父親は交代でボールボーイ(・・というかボールオジサン?)をやり、
私も半時間ほどグランドにいましたが、炎天下で焼け焦がれました。。
子どもたちも頑張っていますが、審判の方々もしっかりジャッジ頂いて本当にありがたいことです。
(今まさに立命館宇治も甲子園で優勝候補の1つ星稜高校と激闘をしております!)

ところで、せっかくなので山の日に因みます。
忠先生の研究室の院生S君は、通常歩行に大股歩行をミックスする変則型walkingが筋力や運動量、そして認知機能に及ぼす影響を総合的にみる興味深い研究をしています。
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ただ、街なかでこうした変則型walkingもなかなか難しいのでは?(周囲の目を気にしなければ全然いいと思いますが)と個人的に感じていたところ、naturalに変則型walking可能な環境を発見しました。
それが、山道の階段です。
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私は昨年秋くらいから、週2,3回ですが、朝の出勤前に牟礼山を軽くジョグする習慣を頑張っています。
山の階段は、その幅が一定ではなく変則的に長かったり、短かったり、、それらに合わせて大股、大股、小股、大股、小股、大股・・・と変則的に上り下りすると、自然とリズミカルに変則型walkingというかjoggingができるのです。これが結構楽しいのです。

そんな感じで楽しめるのと、登って下って走って帰宅するのに25分と時間が計算でき、しかもそんなに長時間の運動でもないのが継続の秘訣かと個人的には思っています。


2019.08.07

スポーツ国際交流

Hassyです。
隣国との関係悪化から五輪ボイコットなどといった可能性もあるとか・・・
今一度、オリンピズムを思い起こしたいものです。。。

さて、先週末、夏真っ盛り、息子の野球チームに米国ワシントンDCより野球チームがやって来ました。
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子どもたちも興奮気味に出迎え、早速キャッチボールから。

そしてバッティング練習
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ちなみに投げているのは、大阪の超有名校でこの前までレギュラーだったチームOBです。
球のスピードにUS teamも驚いていました。
子どもたちは、言葉のやり取りはスムーズでなくとも、プレーを通して打ち解け、意思疎通していました。

そして日米混合チームでミニゲームを行いました。
やっぱりバッティングはパワーがあります。
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熱中症の危険も高い暑さだったので、ゲームも程々に、その日の裏のメインイベント、
スイカ割りです。
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アメリカの子どもたちが次々に失敗するので、遂にアメリカのコーチが登場。
しかし、この後惜しくもチップで、あまりの叩きつけの強さから棒が真っ二つに折れ・・・
結局最後はアメリカの子どもに目隠し無しで割ってもらいました(笑)。

午後の数時間の交流でしたが、とても楽しい時間を過ごしました。
やっぱりスポーツって国際交流のベストなツールですね。

2019.07.31

D&G

いよいよ今月も終わりに近づいています。
梅雨も明け、かなり暑くなって参りました。
水に浸かって大の字になりたい・・・と思いながら、仕事に追われブログ更新が遅くなってしまいました。。。

さて、タイトル、有名なアパレルブランドではなく、Dimension & Gravityです。

先々週のブログで、金井宇宙飛行士によるミッション報告会について触れましたが、金井宇宙飛行士が宇宙でされた実験のひとつに、タンパク質結晶生成実験が含まれます。
http://iss.jaxa.jp/iss/jaxa_exp/kanai/protein/protein_qa2/

上記URLの説明にもあるように、タンパク質の働きは3次元的な「かたち」が大切であるわけですが、その構造から機能解析をするのに結晶化が重要になってきます。
地上の重力下では、対流など様々な影響で、タンパク質の結晶化に支障を来す恐れがあるところを、微小重力環境の(大きな)力を借りて、結晶化をサポートする狙いがあると言えます。

ただ、我々のからだの中で常に合成と分解を繰り返しているタンパク質、合成して出来上がる3次元のタンパク質もいわば重力の影響を受けて機能しているわけで、、そう考えると宇宙滞在中に身体に産生されたタンパク質ってその3次元構造も異なる??などと、naiveな疑問が沸き起こり・・・

それで、大阪工大の中村先生が、主に骨格筋の3次元培養を基軸とした研究会を発足され、先日第3回目の研究会に参加して参りました。
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組織工学のエキスパートである藤里先生や東北大の永富先生など、非常に貴重なお話が聞け、有意義な会でありました。
当方、話題提供では、院生の394maくんが発表。
ACSMやECSSなど、国際学会も経験し、学内でも報告会など発表の場数を踏んできているので、しっかりといい発表をしてくれました。
質疑応答にも的確に応答していたと思います。

これまで、2次元で細胞を培養して研究して参りましたが、本来の3次元で培養すると、発現するタンパク質の量が異なってくるなど、違いが出てくることがわかってきております。
今後、こうした培養システムを進展させ、細胞・組織機能解析に応用していければと思っています。

Hassy

2019.07.24

夏の風物詩

Hassyです。
今年もやってきました、サマースクール!
詳しくはWebで↓↓↓
https://www.ritsumei.ac.jp/~isaka/school/school.html

2日間にわたるスポーツ健康科学の実習のうち、私は例年2日目の生化学実験をMot先生、Ucchii先生と担当しております。
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ここ数年は、参加者の唾液からDNAを抽出し、実際に自分のDNAを観察してみようという企画です。
院生スタッフの周到な準備と、我々もこの2時間の流れを例年経験しているとあって、呼吸もバッチリ?、
とても楽しい?トークと実習で、2時間ピッタリ、しかも参加者全員DNAを観察することができました。
(この様子はYoutubeにも公開されていますので、ご覧ください。https:/youtu.be/0VPaKt81lOg
また、DNAの観察だけでなく、自身の遺伝子の特徴の内、2つの遺伝子についてお調べするという特典もついております。
瞬発系運動や持久性運動のどちらに適しているかを暗示するといわれるACTN3と
骨粗鬆症のリスクと関係するとされるRANKという遺伝子です。
Motゼミの院生のA83さんの解説を皆さん集中して聞いておられます(最後の写真)。
基本的にこうした先天的な遺伝的背景によって全て決まるわけではもちろんなく、やはり後天的な環境要因が大きく影響します。
自身の遺伝子タイプがわかれば、生活習慣やトレーニングの見直しといったことに繋げることができると考えられます。

こうして、我々もみなさんと一緒に楽しい午前を過ごすことができました。
そして読者の皆さん、来年はあなたをお待ちしています。
実際、今年の参加者の皆さま、2日間とても充実した時間を過ごされたようです。

具体的なコメント・感想としては、以下のとおりのようです。

・環境の充実度、教員の熱意、学生のレベルの高さを感じられるスクールでした。

・大変興味深い内容でした。交流も生まれ、満足しています。

・健康運動士のスキルアップにつながる内容でした。

・教員のみなさんの大変スムーズな運営と熱意を感じ、今度のサマースクールに多くの方に参加されることを強くすすめたいたいと思います。

・在学していても見たことのない事や、入ったことのない部屋、体験したことのない事などがあり、参加してよかった。


さて、その前日に小生のゼミで博士前期課程を修了し、現在はセノー株式会社にお勤めのYurikoさんの結婚式に行って参りました。
お相手は同じ会社のYasushiさんで、とても笑顔が素敵なお二人でした。
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長身でスタイルバツグンのYurikoさんは一段と綺麗でした。
院生仲間と祝福。
皆、それぞれの道で頑張っているようで、とても嬉しいひとときでした。
そんな彼女らは、サマースクールの1期生!ということで、調べてみるとそこには初々しいみんなが。。
https://www.ritsumei.ac.jp/shs/blog/archive/?arcm=2011-08&listStart=31

夏の風物詩がつないでくれた思い出でした。
サマースクール参加者のみなさま、そしてYurikoさん、Yasushiさん、集った同窓生皆の今後益々のご活躍とご多幸を祈念いたします。

2019.07.17

そこには健康長寿のヒントが!

本日未明にひとつ歳を重ねたHassyです。
先週末、「今日ここから始まる宇宙世代 〜Astronautと紐解く未来のQOL〜」ワークショップを無事開催することができました。
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経緯は、今回大変お世話になりましたOIC地域連携課の多賀谷さんのインタビュー(記事の第2部に当たる研究交流です)をご参照ください。
https://rbc01.net/archives/6207
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小学生高学年対象の第1部から参加させていただきましたが、
金井宇宙飛行士のISS長期滞在のミッション報告に加え、「きぼう」での宇宙実験の様子(実験棟も10周年になるのですね・・・)、そしてフライトディレクターという仕事など、どれもワクワクする話ばかりであっという間の2時間でした。
(今日歳をとったのも何のその、、子どもたちと一緒に楽しめて若返った気がします!)
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子どもたちもとても元気がよく、いっぱい質問が挙がりました。
そして、その一つ一つに金井宇宙飛行士がとても丁寧に答えておられたのが印象的でした。
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ご登壇された金井宇宙飛行士、神吉さん、専光寺さんらによるかっこいいショット!

さて、いよいよ第2部です。

立命館大学では、学園ビジョン「挑戦をもっと自由に」のスローガンのもと、未来社会を見据えて健康で豊かな生活の実現を目指し様々な研究・教育活動を実施しています。

今回、「健康長寿のヒントは宇宙にある」のテーマを掲げISSでの長期滞在ミッションから帰還された金井宇宙飛行士と、各キャンパスから集まった現役立命館大学院生(一部学部生も含む)との意見交換を通して、全ての人々が健康長寿で活躍する「未来型QOL」を考える機会が持てればいいな・・と思い、MOTの湊先生や地域連携課の多賀谷さんらと協議して、今回の企画に至った次第です。

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金井氏の基調講演は、宇宙医学の現状と今後の課題が非常によくまとめられておりました。

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小学生に負けじと、学生も積極的に質問です。

そして院生・学部生らによる研究構想発表会です。
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これは、自身の現在の研究に基づき、将来構想を自由に話してもらい、皆で共有して意見交換することで、新しく未来社会を見据えた健康で豊かな生活の実現に向けた取り組み・かたち・視座が浮かび上がるのではないかと期待しました。
実際、ポスター発表はどれも興味深く、来場者も盛んな意見交換がございました。
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JAXAの皆さまも時間が許す限りほぼ全てのポスターに足を運んでいただき、活発な意見交換をしてくださいました。学生たちにとってとても貴重な経験になったと思います。
本当にありがとうございました。

まさにこの会場には「健康長寿のヒント」が溢れていたように思います。
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ブースには、超創人財育成プログラムhttps://www.ritsumei.ac.jp/gr/aldp/のコーナーが。
こうした次世代の人財が本日の「ヒント」から大きな成果を挙げてくれるのではと期待しています。

本日の様子はRBCチャネルでも紹介されていますので是非御覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=DDK3DK0TBDw

2019.07.10

ECSSの様子

Hassyです。
ヨーロッパスポーツ科学会議(ECSS)というヨーロッパでメジャーなスポーツ科学学会に参加しました。
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今年はプラハです。
世界一美しい街と言われるところです。
そして、世界一、一人あたりのビール消費量がダントツで多い国です!
この学会は毎年違う国、違う街で開催されますので、そうした新しい街との出会いも魅力の一つです。

さて、この学会でのポスター発表は座長が回って3分ずつ発表しなければならない時間帯があり、そのセッションに興味ある人たちが聴講し、質疑応答の時間が設けられています。
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先週紹介した専門英語の受講生で当方のゼミ生であるTake君。
学部4回生ですが、こうして学部生から国際学会に発表するのがスポ健の特長です!
堂々とした発表でした。

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皆、ヘッドフォンをしています。
音響の関係で、マイクを通さないと殆ど聞こえません。。
394ma君も真剣に質問を聞いています。
実はこの後、質問者にもう一度repeatしてもらいたく
「Could you please repeat one more time?」などと言いたかったのでしょうが、
「Please one more question?(もう1つ質問してくれませんか?)」と言ってしまったがために、、
質問者は「・・??」状態でしたが・・
「You mean repeat?」と聞き直してくれ、無事もう1回repeatしてくれたのでした。
ええ、これでいいんです。
無事、通じたので。。
ただ、、これを糧に次はしっかりと応対したいですね!

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9me君も44kawaさんも堂々と発表。
多くの人に囲まれ、緊張するな、という方がおかしいくらいで、
こっちまで緊張が伝わってきますが、とてもいい経験になったと思います。

終わった後の小麦色の炭酸飲料は格別です♪
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日本の研究仲間や、ドイツ・台湾などの院生と一緒にBBQを楽しみました。
こうした国際交流も格別です。

リラッ〜クスも束の間、、東北大の永富先生たちから、急遽、シンポジウムに登壇予定だったデンマークのDr. Pilegaardが来れなくなったということで、「乳酸」がキーワードのシンポですので私の代理登壇を前日にお願いされたのでした。。
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頼まれ事を断れないのはスポ健教員の性、急いでスライドを作って発表しました。
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なんとか臨時を務めることができたのではないかと思います。
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IL-6などマイオカインで著名なPedersen博士(質問者)からも、シンポ後にいい発表だったと言っていただきました。

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その後は乳酸研究で著名な東大の八田先生も加わり、格別の乳酸ソーダを飲み・・
っっと、小麦色の炭酸飲料ですね、、を飲み干して、いい夜を過ごしました。

来年はセビリア、電通大の安藤先生とシンポジウムを組んでいますので、今から楽しみです。

<追記>
忠先生のブログでもご案内がありましたが、今週末にOICで金井宇宙飛行士をお招きして
シンポジウムが開催されます。
https://rbc01.net/archives/6207
Don't miss out!!!
http://bit.ly/astro190714

2019.07.03

授業の風景1

Hassyです。
今、チェコのプラハに学会に来ております。
この様子は次週にでも。

国際学会発表は英語ということで、今日は「専門英語I」という担当クラスの話でも。
毎年、2名体制でクラスを担当しますが、今季はMasa-sanの愛称で親しまれるMasa先生と初タッグを組みました。
(これまでも金曜ブログ担当の嶋村先生や日曜担当のAtsushi先生とも組んでやってきました。)

今季はイキのいい10名で、GATプログラムhttps://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=346779
でATCの資格取得を目指す者、UCDの留学プログラム経験者
など、意欲ある3回生以上の学生が集っています。

基本的に興味・関心ある英語論文を読解し、さも自身の研究として発表することを繰り返しています。
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これは実は難しくて、
Introduction
1)その論文(研究)の位置付けをしっかり理解した上で背景をロジカルに説明し、
2)リサーチクエスチョンを明確にし
3)どういったことを明らかにしようとするのか(目的・仮説)

Methods
4)どういった方法でその目的に取り組んだのか

Results and Discussion
5)どのような結果が得られ、どう解釈したか(特にリサーチクエスチョン、仮説に対して)

Conclusion
6)総じて何が言えたか

をクリアに発表するには、論文をしっかり読み解き、関連論文を読みこなし、位置付けや方法など、種々の特長を理解して始めてできるものかと思います。
(しかも限られた時間で・・・(これには私も耳が痛い・・?))

また、学会と少し異なるのですが、学会は分野に(ある程度)馴染みのある人たちの集団がaudienceなわけですが、クラスでは、バイオメカニクス、運動生理学、神経科学、教育学など選出論文は様々です。
どうやってクリアに説明するかも工夫が必要です。

そんななか、みなかなりのレベルで頑張ってやっており、学生どうしもお互い刺激を受けているようです。
(私も立場上、辛口でコメントしていますが、内心はみんなに感心しているのです。自分の不出来だった学生時代を思い出しながら。。。)

さあ、明日はここプラハで受講生の1人が発表です。
楽しみです。

2019.06.26

パーフェクトリーダー

Hassyです。
本学部の人材育成目標
https://www.ritsumei.ac.jp/shs/introduce/policy.html/
にもリーダーシップを備えた人材育成が掲げられています。
先週末、スポ健自治会オリター団が中心となってフレッシュマンリーダーズキャンプが開催されました。
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まずはNASAゲームでアイスブレイク
みな、月面不時着時の携帯品の選別とその根拠をディスカッションし、発表します。
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これでかなり打ち解け、いよいよKen46さん(2回生)によるリーダーシップ講義。
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ちょっと字が小さくて申し訳ないですが、、「努力」「快適」「優しさ」など種々のワードが書かれています。このなかで自分にとって大切な3つの言葉を選び、グループでそれについて話すという企画です。
ここでの答え・・といいますか、気付きは、「みんなそれぞれ違う」ということでした。
だから、こうした多様な価値観をもつ個々の集団においては、各人のリーダー観やかたちも多様であり、そうした意味では完璧なリーダーなんてものはなく、したがって、キャプテンやリーダーは「選ばれた優秀な人物」ではなく、「リーダーシップやキャプテンシーを発揮している人」がリーダーだということでした。

そして今回most impressiveだったのが、ゴールデンサークルの理論でした。
まずTEDのムービーが流され、
https://www.ted.com/talks/simon_sinek_how_great_leaders_inspire_action/transcript?language=ja
そこからKen46さんの講義が再開されました。
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私たちは自分たちが仕事や交友関係など何(what)をしていて(大学教員、種々の分野で友人は活躍etc)、どうやって(How)やるか(健康増進のための運動・栄養処方、お盆などに集まって飲んでいるetc)、は理解しているんだろうと思います。
しかし、なぜ(Why)の部分が、大脳辺縁系で動物的な感覚であり、あまり理解できていないということでした。
まあ、よくありますよね。。
「オレのどこが嫌いになったん?」
「わからないけど、とにかくもうあなたとは無理」
「・・・・?」
みたいな?
でも優れたリーダーにはこのwhyが明確だというのです。
総じて、Ken46さんの講義はとてもおもしろかったです。
ippo先生に多少のレクチャーは受けたようですが、かなり独学で今回の講義に至ったようです。
感化された私に、次回のラン智タイムミーティングのネタが生まれたのでした。。。

そしてスポーツ健康コモンズでスポーツ・レクリエーションもあり、
その後にBBQで翌日のエナジー補給。
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 (th)20190626-FLC9最後はしっかりテキパキと後片付け。とても大事です。
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翌日は別の仕事で参加できませんでしたが、2日間の非常に充実したFLCだったようです。
オリターのみんなも、ほんとに楽しかった!と言っていました。
すべて学生の企画・立案であり、中身も素晴らしいものであったと思います。
私も感謝!

2019.06.19

院生の研究交流

6月はジューンブライドの季節でもあり、本学では色々な発表会も多い?季節です。

立命館科学技術振興会主催のアスターフォーラムが大津プリンスホテルで開催されました。
https://www.ritsumei.ac.jp/research/center/consortium/aster/
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主に自然科学系の学生が研究成果を発表し、ASTER法人会員と交流して、新たなビジネスマッチング・コネクション構築を企図するものです。
院生の国際学会発表に関わる渡航費の一部も、ASTERに支援いただいています。
院生はそれに対して成果発信の形で還元しています。

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すると会場には、去年修士課程を修了したOkaさんの姿が!
今年から大津プリンスホテルで仕事をされています。
色々勉強することが多く大変だということですが
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この笑顔が充実ぶりを表現しています♪
おや・・・?ちょっとズームインしてみましょう。。
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これはホテル30th記念バッジ!?
なんと、0のところがビールジョッキ・・ではなく、ホテルのタワーになっています。
オシャレですね。

私たちのも負けていません。(でも、バッジはいいなあ〜。よし、つくろう!)
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これは先日の私大ブランディング事業の報告会での院生ポスターです。
本学の特長として、工学、薬学、経営学、そしてスポーツ健康科学など異分野の融合・融学が盛んなことが挙げられます。
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企業の方も興味津々に質問されています。

こうした発信や対話によってケミストリーが生まれ、次に展開されます。
特に院生のエネルギーが人を惹きつけるのだと思います。
そして未知なる展開への興味・関心・期待が私たちを駆動させるのです。

Hassy