2016.03.27

スポ健な人 (特別編) Saki さん

いよいよ新学期の足音が聞こえてきました
皆様いかがお過ごしですか。
私は、卒業パーティ (3/22) のあと、発熱し、
インフルエンザのため、自宅待機の日が続いています (^ ^;;)

今回は、「卒業」ということでスポ健の卒業生を紹介したいと思います。
Saki さんは、スポ健1期生で、現在は、デイリースポーツ社で活躍しています。



Q: 「現在、どんな仕事内容をされていますか?」

A: 「2014年4月の入社以来、記者として勤務しています。
  弊社で記者職というと、紙面の核となる「阪神タイガース」を主に担当するグループと、
  それ以外の競技(サッカーや陸上など)を担当するグループに分かれますが、
  私は後者の担当です。

  これまでには、ガンバ大阪やセレッソ大阪、澤穂希選手が所属していた
  女子サッカーチームであるINAC神戸レオネッサなどの取材を行ってきました。

  経験した仕事で印象に残ったものは、私が取材した澤穂希選手の引退試合の記事が、
  一面を飾ったことです。担当した仕事が形になった瞬間、最高でした。

  しかし、うれしかった気持ちと同時に、
  次はもっと良い記事を書きたいと強く思うようになりました」


Q: 「なぜこの仕事を選ばれたのでしょうか?そのきっかけは?」

A: 「この仕事を選んだ一番の理由は、
  2020年の東京オリンピックの取材に取り組みたいというものです。
  私は2014年の3月に大学を卒業したのですが、
  2020年の本番までは約8年しかありません。

  同じ新聞社でも、スポーツ新聞ではない一般紙に入社した場合、
  地方で警察関連の担当を数年→その後どこかへ異動
  というキャリアパスが一般的です。
  そうなると東京オリンピックまでの時間が少なくなってしまいますよね。

  ですので、直接スポーツに関わることが一番の近道だと思い、
  弊社を選択しました。

  マスコミという仕事を選んだのは、
  立命館大学内で発行している学生主体のスポーツ新聞社の
  「立命スポーツ」に所属し学生記者として活動した経験が大きいです。
  自らの書いた記事が選手やファンに残る素晴らしい仕事だと感じました。」


Q: 「大学での学びが、現在の仕事に活かされていますか?」

A: 「スポーツ健康科学部は、実習のみならず「座学」にも力を入れている学部です。
  例えば、運動の基本となる身体の構造と機能に関する講義を行う、
  「基礎機能解剖論」という講義において、骨・関節・腱・靱帯などの知識を
  付けたことが、取材対象の選手の怪我の状況を聞いた際の理解にも役立ちました。

  その他、関係者からトレーニング法や理論的な話について取材した際には、
  専門的な内容についてある程度理解していくことができ、
  学部時代の知識が今の私自身の力の根底にあると感じています。」


Q: 「大学生活を振り返って、後輩へのアドバイスを御願いします」

A: 「スポーツ健康科学部は1学年で約230名の比較的小さな学部です。
  その分、お互いの顔が分かり、学生や教員との距離が非常に近いです。

  同級生には、その競技で日本を代表する選手がいたり、研究者を目指して
  国際学会で発表をしたり、学外団体に所属して何かイベントを実施したり、
  何事にも積極的に取組む方がたくさんいました。

  その人たちを知り合えたことで、自分自身の課題がやるべきことを理解することが
  できたので、大切な宝物です。

  4年間という限られた時間ですが、大学生になったら何をやりたいのか
  という点について考えて欲しいと思います。」


Q: 「スポ健の魅力について、来年度受験する人へのメッセージを御願いします」

A: 「私は愛知県出身なのですが、進路選択の際には地元の教育大学と悩みました。
  ただ、結果としてスポーツ健康科学部を選んだことは、
  総合大学であることが様々な考え方を持った学生が集まっていることにつながり、
  過ごす毎日が刺激的で非常に楽しかったです。

  高校生のときからは想像がつかないぐらい自らの世界を広げることができるのが、
  立命館スポーツ健康科学部の魅力だと思います。

  受験勉強は大変だと思いますが、諦めずに挑戦してください!」

Saki さんは、一回生の時から、何事にも積極的に取り組む姿勢が
素晴らしい学生でした。ぜひ2020年東京オリンピックについて
素晴らしい記事を書いてもらいたいと思います。
また後輩の学生も、彼女に続いてもらったらと思います。

さて今回で私の担当も終了です。
次週からは、樹義先生が担当して下さります。
2年間に渡って、お読み頂いた方に心より感謝申し上げます。

このブログでは、スポーツ健康科学部の学生の様々な活躍を
「スポ健な人」でお伝えしようと努めました。
毎週のように学生にインタビューしてきて、
改めて学生達の持つポテンシャルの高さ、
また個性の豊かさを再認識しました。
この「幅の広さ」こそが、立命スポ健の強みです。

またこの2年間は、メリーランド大学でのサバティカルについて
「アメリカ便り」を50回書かせて頂き、最近自分で読み返してみて、
あんなこともあったな、こんなこともあったなと
記憶を思い返していました。
本当に充実した時間を過ごすことが出来ました。

今後も別の形でスポーツ健康科学部の事を
発信できればと思います。
また皆様にこの稿でお会いできるのを楽しみにしております。

それでは、また。失礼致します。
くれぐれもお体ご自愛下さい。
重ねて、お礼まで

2016.03.26

一年の最後となりました

ブログも今年担当として、最後となりました。
なので、写真も贅沢に4枚加えてみました。

初なので、どの順に見えるのかわかりませんが、
色んな写真を出してみました。
何の写真かの説明は一気にはしにくいので、好きに想像をしてみてください。
こんな説明で良いのかどうか、わかりませんが・・・


さて、一年が過ぎましたので、このあたりでまとめ、でもしていきたいと思います。

2016年度の活動の方向は、先週書きましたので、
今回は、自分自身の行動の指針でも書いておこうと思います。
色んなことをしていますが、なぜこんな事になるのか、という理由です。

きっと誰も読みたくないと思いますが・・・


基本は、仕事を断らない、に尽きます。
何でも振られたものは、受けます。
できるかどうか、というよりも時間があるかどうか、で相手に断りを入れつつ、
仕事は受けます。

時間は、いかに作るのか、が重要です・・・

で、コミュニケーションの機会も断らない・・・飲み会は誘われれば行く、という事です。
かぶると、人のつながりの少ない方を優先しますが、誘われれば行きます。
お金は天下のまわりもの、なので、いずれ返ってくると思いますから、
お金は気にしません(笑

そして、行動の基準としては、社会的に正しいことをする、という事です。
自分のため、自分の周りの近いコミュニティのため、ではなく、
より大きな社会から見た時に、正しい行動か、という事を考えます。
なので、どんな依頼でも、社会的に正しく見えるのか、自分への利益誘導に見えないのか、
を自分に問います。
なので、自分への利益を考える人からは、よく誤解をされますが・・・

最後に、思考の基本は、いろんな断片的な情報や知識を組み合わせる、
そして組み合わせる時には、その組み合わせを受ける人、を意識的な対象とします。
単純に言えば、顧客の事を考えて、発想をしようとする、という事ですね。
利用する顧客が楽しんでくれたり、満足してくれたりしないと、
こちらもさみしいので・・・


そんなこんなの方針で動いていきます。
毎年忙しくなっていきますが、とりあえず、今後ともがんばります。

みなさん、1年間読んでいただいた方、ありがとうございました。
肩の力の抜けるブログだったと思いますが、
また、機会があれば、お願いいたします。

ではでは、またね~♪

みち
さて、一年過ぎて、長いようで短く、短いようで長く、微妙ですね・・・ただ、その場でネタを考えるのは、なかなかしんどく、どうしようか、と思いつつ挫折しませんでした。あと、このコーナーも作りましたし。応援?ありがとうございました。

2016.03.25

卒業式

3月22日は卒業式でした。この日多くの4回生が巣立って行きました。大学院に進学した皆さんも今後の立場は社会人と同等です。今までとは異なる環境の中で幸せ多い人生を築いて行ってください。

といいつつ、大学生と社会人で何が違うか?と考えると、共通項は非常に多いと思います。例えば

・約束を守る
・時間を守る
・自ら考え、勉強する
・周囲に気を配る
・自分の行動に責任を持つ

といったことはどちらの立場でも重要です。守るべき規律や持つべき姿勢にはそれ程違いは無いと考えて良いでしょう。違ってくるのはその位置付けでしょうか。大学生で上記5項目をきちんと実行できる人は周囲から「しっかりしている」と評価されるでしょう。ですが社会人ではこれくらいは「当たり前」です。逆にコンスタントに遅刻を繰り返す様な人は周囲から全く信用されないと考えて良いでしょう。

世界は今後も大きな変化を続けるでしょう。皆さん個人にしても、皆さんが属する組織(会社等)にしても、常に向上心を持って勉強を続け、フットワーク軽く動き、効果的な一手一手を打ち続けなくてはなりません。その時に出遅れないように、余計な障害物に妨げられないように、無駄に不利な立場からスタートしなくて良い様に、折り目正しい責任感ある社会人としての日々を積み重ねてください。"God helps those who help themselves" です。

私が大学院を卒業したのは15年ほど前の事でした。その時に学長から頂いた祝辞を今でも鮮明に覚えています。学長曰く「世界で最も短い祝辞」で、たった 4 words からなります。今同じ言葉を餞に贈ります。
Keep learning. Help others.
今の若々しい気持ちを忘れず、存分に己を鍛え、周囲を助け、期待に応えてください。

皆さんの幸運を祈ります。お元気で。

2016.03.24

スポーツ健康科学研究科 博士前期課程 修了式

 この1年間、本ブログで、学部長でしか撮れないショットを紹介してきました。先日のスポーツ健康科学研究科 博士前期課程 修了式でも、修了証書を差し上げる方から1ショットしました(さすがに、出席者からは笑いが漏れました)。今年は、2010年度スポーツ健康科学部に入学したスポーツ健康科学部1期生が博士前期課程を修了しました。学部時代からしっかり自ら学んできた学生です。すでに、何本かの原著論文を書いている優秀者もいます。さらに博士後期課程に進学する人、高校の教師となる人、いろいろですがスポーツ健康科学研究科で学んだことをしっかり実践で生かして欲しいと思います。

 立命館大学の学位授与式のようなイベントでは、登壇者は大学特有のガウンを着ることになっています。スポーツ健康科学部からはIt's me、ab先生、大friend先生が登壇しました(写真は校歌斉唱時)

 

本ブログの表紙の写真は、スポーツ健康科学部卒業式と同時開催の修了式で、スポーツ健康科学研究科と経済学研究科修了生の代表として、スポーツ健康科学研究科のWood Door君(https://www.ritsumei.ac.jp/rs/category/r_na_hito/entry/?param=349)が総代として修了証書を受けた時の写真です。(このショットはさすがに小生が取ったのではなく、広報課のysmさんからの提供です)。その後に両研究か修了生を代表としてお礼の言葉を述べましたが、これまでと、これからの研究生活についてのお話で、とても素晴らしいものでした。

 

2016.03.23

祝、卒業。

<RecO だより155>

3月22日、卒業式。
まずは速報として、時系列で昨日の様子を紹介します。

卒業式の恒例、お赤飯。



今年は家の買い替えた炊飯器の「炊き込みおこわ」機能で、全部で6合の餅米炊飯。
この日は大忙しな、ゼミ卒業生、研究室修了生の血糖値維持のためのプレゼントです。

 

着飾った状況でも食べやすいように、お赤飯は小さめのおにぎりにします。



実はこれ、試合前のアスリートの補給食と同じ。
餅米のおこわ、特に小豆の入るお赤飯は、腹持ちが良い点も長丁場となる卒業式にはぴったりですが、逆に激しい運動をする直前には、胃もたれ等、注意が必要になります。

上の写真の左上、四角いちょっと大きなおにぎりは、こちらの院生へ。
ab研メンバーと、ab研OGメンバーもM2を祝福。



修了生Sさん、D3のKさんは、この春見事、公認スポーツ栄養士の試験に合格!
おめでとう。

卒業式では、学部卒業時も総代だった、M2のK君が挨拶。
学部一期生の大学院修士課程修了。感慨深かったです(事情により、写真が撮れなかったのが残念)。

続いて、学位授与式。
R101の教室が、赤い紙袋でいっぱいになる光景も恒例となりましたね。



夕方からの卒業パーティ。田畑先生のご挨拶に始まり



スポ健ならではの見事なパフォーマンスと



 スポ健ならではのテンション(?)のメンバーと。



改めて、卒業おめでとう。
ab

2016.03.22

博士研究発表会で院生が受賞!

 先週、2015年度博士研究発表会がありました!これは、立命館大学大学院のキャリア推進の一環で、研究科博士課程後期課程の在学もしくは進学予定者が現在の研究内容を発表し、優秀な発表には「優秀賞」が授与される企画です。

 今年はスポ健、理工、生命の3つの研究科博士課程後期課程の在学もしくは進学予定者15名が発表しました。スポ健からは6名が発表しました。スポ健の6名は、コンプレッションウエアに関する研究、低酸素トレーニング関する研究、スポーツ選手の食欲に関する研究、加齢に伴う動脈硬化に対する運動効果に関する研究、認知機能改善のための運動・栄養に関する研究、脂肪蓄積による心血管疾患リスクに対する運動効果に関する研究と様々な研究を行っていて、研究の内容、成果、社会的意義をプロジェクターとポスターの両方で説明をしていました。


 専門的な研究を行っていると相手に伝え、理解してもらうのは難しくなります。しかし、最先端の研究を行うことは確かに重要ですが、それを社会還元するためには、「人に伝える」能力も大切です。知らないヒトでも理解できるように説明できることは社会に出ても必要です。それを博士課程の時から訓練しておくことは重要ですが、みんな、なかなか素晴らしい発表でした!

 また、この発表会は、審査員が発表や研究内容を採点し、優秀な発表には「優秀賞」が授与されるのですが、Motoの院生である長谷川君がなんと受賞!、おめでとうございます!


Moto

2016.03.21

スポーツメティスンフォーラム

2016年3月13日(日)9:00-16:00 グランキューブ大阪(大阪国際会議場)で行われた、第7回スポーツメティスンフォーラム 「ランニングの医科学-下肢障害予防とパフォーマンスアップのために-」 にて、発表してきました。


写真の右は、今回の担当世話人として大活躍された熊井先生(奈良県立医大・教授)です。本学部の非常勤講師としてもお越し頂いていました。今回は、通常の参加者の倍以上の500名を超える参加者があり、大盛況でした。プログラム構成、内容ともに素晴らしかったため、専門家以外の一般の方の来場も多くありました。

さて、当方が発表したセクションは、「パフォーマンスアップに役立つ知識」のところで、長距離選手に関わる研究室のデータを報告しました。今回は、長距離選手のパフォーマンス(5000mのベスト記録)ならびにランニングエコノミーとアキレス腱の長さ、あるいはアキレス腱と下腿の筋を含んだ弾性特性との関係について話をしました。

いずれも関係性が認められましたが、筋と腱の形態だけで、パフォーマンス、ランニングエコノミーは決定されません。有酸素性能力、ランニングフォームなど複合した要素の総合的なものがパフォーマンスとして現れます。ですので、パフォーマンス向上にむけては、それぞれが興味のある特性にだけ注目するのではなく、全体像を総合的に俯瞰しながら、それぞれの特性がどのような影響を持つのかを見ていく必要があります。剣道でよくいわれる「遠山の目付(えんざんのめつけ)」のように、近距離であるところを焦点にしつつも全体をみておく、ということです。

大局観をもって物事を見ておくことは大事ですね。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
いよいよ、明日はBKCでの卒業式、修了式です。卒業生、修了生の一つの課程を修了した喜びと感激を学部教職員一同でお祝いします。
【忠】

2016.03.20

スポ健な人 (30) Dai さん

世間では、三連休ですね
皆様いかがお過ごしですか。

今回のスポ健な人は、Dai くん (4回生) です。
彼は、この春休みに、1ヶ月間フィジーに留学してきた所をインタビューしました。



Q: 「なぜフィジーに留学しようと思ったのですか?」
A: 「大学生活で色々やってきたのですが、やり残した事が留学だったので
  今回の休みを利用して、留学してきました。」

Q: 「今回の学校を選んだ理由は何ですか?」
A: 「今回の目的は、英語を学ぶ + 海外で生活する、ということだったので、
  それに合う学校をインターネットで検索しました。
  そこで、ホームステイも出来る今回の学校を選びました。」

Q: 「向こうでの生活はどうでしたか?」
A: 「私が勉強した語学学校は、120名の学生がいたのですが、
  95% ほどが、日本人でした。そのため 7:30-16:30 までは
  EOP (English Only Policy) で、日本語禁止の時間帯が設けられていました。」

Q: 「英語力は、伸びましたか?」
A: 「授業だけでなく、授業の前後に、講師に話しかけるようにして、
  意識的に人と話す場面を作ろうと心がけました。
  またホームステイ先の人とも、積極的に英語で話しました」

Q: 「他にも心がけていたことはありますか?」
A: 「『一億人の英文法』という文法の参考書をフィジーに行く前に一回、
  滞在中にもう一回学習しました。すると向こうでの生活に慣れてきた
  二週目ぐらいから、急に話された英語の構造が理解できて、
  話せるようになりました。
  また英字新聞も買って読んだり、街中の携帯会社の広告などを手にとって
  読んでみたりと、積極的に英語のインプット・アウトプットを増やすように
  心がけました。」

Q: 「留学してみて、変わったことはありますか?」
A: 「英語は、やればやるほど伸びるなという実感を得ました。
  日本で、英語の映画を見たり、歌を聴いたりするのも、
  現地での生活に活かせるのが実感できたので、
  英語学習が具体的になって、やる気が出ました」

Q: 「最後に、スポーツ健康科学部の後輩へのメッセージをお願いします。」
A: 「自分自身を振り返って、大学生活を目一杯満喫してきました。
  オリターもし、SPOCHA もし、インターンシップも参加し、
  色々な人に会うことが出来ました。
  ぜひ皆さんもこれでもかというぐらい充実した大学生活を送れるよう
  楽しんで下さい。」

Dai くんは、この春から、大手広告代理店で働くことが決まっています。
その持ち前のバイタリティを発揮して、
ぜひ素晴らしい出会いをしてもらえたらと思います。

それでは、また。失礼致します。


2016.03.19

何を書こうか悩みは大きい

さて、残すところ、後2回。
今回の写真は、先日滑り収めにスキーに行った時のもの。
あいにくの雨で、身体の芯まで冷え切りましたが、思う存分滑ってきました。
たぶん半日で20kmぐらいは滑ったはず。

で、雲が出ていて、雲の海の中に山が見える、という、
ちょっと良い雰囲気だったので撮った写真ですが、いまいちですね・・・


今日のテーマは、何にしよう・・・色んなことをしていて、
で、何も成果が最後まで達していないような気がして・・・
はてさて・・・という今日この頃です。

・・・まだ1年を振り返る、と言うネタは1週残っているしな・・・
・・・そうか、次年度の予告をすればいい!(笑)

と言う事で、次年度に決まっている仕事ネタ(笑

教員は、授業をする、と言う事、そして研究をする、と言う事はありますが、
それ以外にも、多くの仕事があります。
私は、それ以外の仕事が多いパターン。

すでに決まっている事。
(以下、順不同)

(1)大津市の保健所と、リスクコミュニケーションの講座をすること
昨年、保健所と共同提案して通ったのですが、
食品の安全について、リスクをどのように一般の方に知って頂くか、
という講座を2016年度には、募集をして、はじめていきます。
けっこう食の安全、ってデマも多くて、統計的な安全性以上に過敏であったり、
無関心であったりします。
例えば食中毒は、どんなものでもリスクはありますが、
温度管理も含めて一般家庭ではリスクについてそこまで考えられていないですが、
一方で、添加物や農薬等の事については過敏すぎたりします。
いつも気になるのは、農薬がいやだ、と言いながら、
見映えの良い野菜しか選ばない人、とか・・・
だって、農薬を使う量を抑えれば抑えるほど、虫がつきやすく、
見映えは悪いモノが増えるんだけど・・・
手間暇を考えて、値段が高くなると、もっと安くするのが農家の努力、
と農家に押し付けて、正当な対価を払う事を嫌がる人も多いですが。

それはさておき、食品の安全に関するリスクコミュニケーション事業をします。

(2)住みやすさについて研究をしていくこと
草津市と色々と関わっていますが、その研究所で、私が担当するのが住みやすさ。
2015年に市民へのアンケートを取って、利便性が草津市に住んでいる理由、
というところまでは、数字で把握しました。
ただ、利便性だけだと、もっと利便性が高いところに、居住地を変えていきます。
そこで、利便性よりも、草津市に住んで良かった、と思えるようなポイントはどこか、
を探っていきます。

(3)プロ野球の独立リーグに加盟申請をしている滋賀のチームをサポートすること
なんとなく、巻き込まれたのですが、滋賀のチームのサポートをします。
すでに始まっていて、NHKなどで報道もされたのですが、
やっぱりプロチームが大学のある滋賀にあって、
大学と関わりながら強くなっていく、と言う事ができたら面白いでしょ、
というようなところから、サポートして行きます。
楽しそうでしょ!
加わりたい人がいたら、ぜひ!

(4)淡水真珠の市場調査をすること
前にも書いたと思いますが、びわ湖で養殖されていた淡水真珠を、
もう一度復活させよう、という動きがあります。
その関係で、市場調査をしていきます。
今年度は、深堀か、事業者での取り扱いか、どちらかですね。

(5)地域に住んでいる方と組んで地域の元気を生み出していくこと
これは、まだ方向性も含めて、別途考えている人がいますが、
やっぱり、BKCの近辺を、学生が住んで良かった街にしていく、
と言う事が必要だと思っています。
そして、当然学生だけでなく、住んでいる方も、
そして勤務している人も含めて、ここに来て良かった、という実感を持てるようなこと、
が必要になります。
そこで、地域の元気を生み出していくこと、に色んな面から関わります。
第一段が、街づくり団体である青年会議所のワークショップのコーディネーターかな・・・

(6)地域の農と関わりブランドを作っていくこと
ブランドがあるかどうか、で農作物の価値は変わります。
魅力的な食べ物の生産のためには、安定した収入が必要で、
その収入を支えるのは、買ってもらえる価格です。
その価格づくりのためのブランドづくり。
これは一年では終わりませんので、気楽にやっていきます。

(7)近江牛を使った学食メニューを出すこと
これは、話が詰まりつつありますが、BKCの生協の学食で、
近江牛を使ったメニューを出します。
さて、何になるかは、今後の話し合い次第ですが、
学食で近江牛、しかも学食価格で、ってなんかわくわくしません?

(8)より良い立命生協を作っていくこと
前の近江牛とも関わりますが、立命生協の副理事長として、
(今度の総代会でクビになったら、関われませんが・・・)
よりよい生協を作っていく事をします。
なんとなく、わくわくする、何か新しいものがある、
そんな生協を目指したいなぁ、と思っています。

(9)留学生向けのお寿司の教室をすること
これは、ほとんど人任せですが、留学生のために、
お寿司屋さんに来てもらって、巻きずしを作ってみるとか、
そんな事をしていきます。
とりあえず、もうちょっと詰めなきゃ・・・

他にもまだまだあるような気がしますが、とりあえず大きなこと、
決まりつつあること、はこんなものかな・・・

なんか、急に気が重くなってきましたが、とりあえず、楽しい事をやる!を目標に、
楽しく過ごそうっと。
そういえば、ここに書かなかった副のつく役職の仕事・・・やらなきゃ・・・


ではでは
(なんとなく気が重くなりつつ・・・)

みち
次回は総決算として、1年間の飲み会回数と、そこで使った金額がいくらなのか、ざっくり計算してみようっと。絶対に計算しない方が自分の心と財布を考える時に良いのですが。しかし、飲みで領収書をもらうけど、使い道がない・・・

2016.03.18

養生訓

貝原益軒著「養生訓」を読みました。もともとは1713年に書かれたものだそうで、帯には「健康に長生きするための指南書」と謳われています。原文は所謂古文なのですが、現代語訳が多くの出版社から出されています。今回私は蓮村誠氏の訳書を読みました。

表紙には「日本人が伝えてきた予防健康法」とあります。健康状態を保つためにどんな事をすれば良いか、というのがその内容です。読んでみて面白いなと思ったのは、全体的な心構えに関する事項から、非常に詳細な事項まで丁寧に記述されていることです。まず心構えとしては「人のからだは貴い」という見方からはじまります。また「人のからだは弱い」という事も述べ、だから養生をするべきである、養生をしないのは自分自身に刃を突き立てる様なものだ、と続きます。

こういった心構えに引き続き、朝起きたら何をするべきであるとか、この野菜はどのくらいの大きさに切って調理するべきであるとか、寝る時はどちらを向いて寝るのが良いとか、生活全般の詳細な指南が述べられています。それぞれに根拠があり、それは現代でいう科学的なものとは限らないのですが、読んでいてなるほどなあと考えさせられました。

「養生訓」、私が中・高生のころは日本史の教科書でも取り扱われていました。現在はどうなのでしょうか?スポーツ健康科学に携わる者として非常に面白く読みました。皆さんも是非手にとってみてください。