[ 2025年06月 ] の記事一覧

2017.11.27

ハイパフォーマンス・スポーツ・カンファレンス2017

 先週、ナショナル・トレーニング・センター(東京・西が丘)にて、表記のシンポジウムが開催されました。
   

 ハイパフォーマンスセンター(HPC)が、2016年4月に、日本スポーツ振興センター(JSC)の組織替えの中で、新しく設置されました。新しい建物が建てられた、というのではなく、これまで設置されている国立スポーツ科学センター(JISS)、ナショナル・トレーニング・センター(NTC)を包含し、さらには、スポーツ科学研究、戦略部門も含め、日本の国際競技力向上に貢献するセンターとしての位置づけを持っています(詳しくは下記をご覧ください)
https://www.jpnsport.go.jp/hpc/about/tabid/612/Default.aspx

 このハイパフォーマンスセンターの今後を見据えたシンポジウムが開催されましたので、参加してきました。ハイパフォーマンス向上のための国際的な状況について、海外研究者の基調講演があり、HPCの内容、方向性の説明、スポーツ科学の現場への活用事例などが紹介されました。さらには、測定、実習なども展開され、HPCをよりよく知ってもらい、競技団体、地域、大学ともコミュニケーションしながら、日本全体の競技力向上に貢献したい、という趣旨がよく感じられました。

 今回の訪問の折、博士後期課程2回生の笠井君とJISSでばったり出会いました。現在、1ヶ月ほど、JISSで実験をさせてもらっています。笠井君のJISSへの派遣は、『本研究科と国立スポーツ科学センターとの教育研究協力に関する協定』によるもので、博士後期課程院生を、JISSで受け入れてもらい委託研究指導を行ってもらっています。
https://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=443
 JISSを含め、学部・研究科ならびに教員が持っているネットワークを活用して、学部生、大学院生が大いに伸びて欲しいと願っています。

 学生、院生のみなさんは、是非、これらのネットワークをフル活用してください。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 日本科学未来館で半年間、COI関係の展示をさせてもらいました。お世話になった方々へお礼の挨拶と、半年頑張った展示たちの雄姿を見納めて来ました。『おえかきんでん』で出てくる自分の声も聞かせてもらいました。
    
こちらの下の写真は、東京訪問中に縁をいただきお会いできたボルドー大学の副学長です。楽しい宴席の後、上機嫌で握手をさせてもらいました。次回の来日の折には、本学部にも来てもらうようお願いしておきました。
    
【忠】

2017.11.26

ユヴァスキュラ大(その2)

共同研究先のユヴァスキュラ大学の先生の紹介で近所の小学校の見学に行ってきました。この学校は将来教員を目指す子供たちが集まる小学校だそうで、ユヴァスキュラ大学と協力しながらそれぞれの授業の中で教育力を育む内容が盛り込まれています。



当日は小学校5年生を対象とした英語の授業を見学させていただきました。今回の英語の授業はユヴァスキュラ大学の教育学部の将来英語の教師となる大学生(3年生)が模擬授業を行っていました今回はちょうどハロウィンが近いと言うことでハロウィンのテーマに沿ったいろいろな単語やハロウィンについての歴史などを英語で紹介したり、単語を皆で一緒に発音したり、単語に関するクイズに挑戦していました。

子ども達自らに考えさせて積極的に発言させる、という授業形態はもちろんですが、興味深かったのはiPadを用いた授業です。子ども達一人一人がそれぞれのiPadを使ってアプリにログインした後に質問に対してリアルタイムで答えを選択します。その場で正解が提示されて正解率のランキングがリアルタイムで表示されるので、かなり子ども達も真剣です。
クイズの内容は事前に授業で学習した単語についてなので、比較的記憶に残っている状態でゲームでおさらいをするようなイメージでしょうか。授業中は色々としゃべったりして集中力のない子どももいましたが、いざゲームになると突然集中力が上がります。



一緒に同行した神戸大学のS先生は子供たちと一緒に挑戦した結果なんと25人中11位でした(質問がフィンランド後で一部ハンデもありましたが)。

英語の授業の後は学内の施設の見学をしましたが、その案内をしてくれたのは小学校6年生の男女の二人。マニュアルをたまに見ながらも、説明は全て英語で、かつ質疑応答にもきちっと対応してくれました。将来の教育者を育てることを理念においている小学校ならではのとても興味深いプログラムだと感じました。



授業時間は45分で授業と授業の間に15分の休憩が入りますが、この寒さの中にも関わらず、休憩の時間帯はほとんどの子ども達が外で元気よく遊んでいました。フィンランドでは子ども達の活動量を増加させるキャンペーンを小中学校で大々的に実施しており、休み時間だけでなく、授業中も体を使って表現するなど、活動量を増やす術についていろいろな形で情報発信も行っていました。

学校での活動量の増加が子どもの集中力や学習能力を増加させる科学的な根拠を示すなど、単なる呼びかけに終わっていない部分もとても参考になります。日本でもこのようなやり方で子どもの活動量の増加が可能かどうかを試したいと思います。


satoshi

2017.11.25

朝のコーヒーから

 朝起きるといつも、習慣のようにまずコーヒーを入れ、今日の予定やメールを確認し、一時の安らぎ感に浸ることもあれば、飲み干すまもなく家を出、朝の早い電車に乗り、近郊型電車の場合はボックス席でコーヒーを飲むことを楽しみにしています。朝のコーヒーはその日一日の気分を決める力を持っているとある作家が書いているのを時々思い出します。さほど、コーヒーは好きでもなく出されたら飲む程度であった若い頃、留学先のラボのダイニングで、最初に来た人がバーグラーアラームのスイッチを切り(ラボは、民家のような出窓のある3階建ての所謂ビクトリアンハウスを改修した物の為、これを切らないとキャンパスポリスが跳んできます)、そしてコーヒーの準備をしておく。飲むごとに10セントをコーヒーメーカーの横の空き缶に入れる、といったことが慣例になっていました。日本では喫茶店のような小さめのコーヒーカップであったのが、とても飲み干せないような量の入るマグカップに注がれたときの驚きも、コーヒーを飲むとよくその頃が思い出され、懐かしさ(あれから四十余年、一種のフラッシュバック?)とともに再び当時に戻れない寂しさも感じたりします。

 この前の日曜日は、アメリカンフットボール(宿敵関学戦)やラグビー、そしてアイスホッケー最終戦(関大戦)等々、ビッグイベントといっても良い大会が目白押しでした。それぞれ健闘の結果はニュース等でご存じと思います。小生はOB会からの要請もあったので、関大のアイスアリーナに行って来ました。アリーナの中と変わらないくらい寒い中で、OB会の方々が受付や旗などの応援グッズを配っておられました。おそらく、学生時代ひたすら勉学とクラブに打ち込んだ思い出しても懐かしい日々、その情熱が今もこのような形で後輩を支援されていることに関係者として改めて感謝いたしました。(老ブロガー・ハル)

なお、以下はゼミ生である主将のお礼の挨拶です。つくづく成長の跡がうかがえます。

“本日は、リーグ戦最終戦に多くのOBの皆様にお越しいただき、誠に感謝申し上げます。以前、開いてくださった激励会の席で、関西大学に勝利することを宣言したにも関わらず、優勝できずに、OBの皆様の応援、支援に報いることができなかったことを、大変申し訳なく思います。しかし、お陰様で、個人的にはリーグ敢闘賞をいただくことができました。これは、毎試合のようにお越しいただいていたOBの皆様の応援が力となり闘うことができた結果だと思っております。

最後に残るインカレでは、もう一つのチーム目標である、「ベスト8奪還」を達成できるよう、残りの日々を全力で取り組んでいく所存でございます。どうか今後とも、応援の程よろしくお願い申し上げます。“


2017.11.24

おいでよ すぽけんの森

Hitomiです。

iPhoneXの入荷の連絡が入ったにも関わらず、なかなか仕事が忙しくて取りに行くことができない…まさにマシュマロ実験中です。
現実逃避にどうぶつの森に行っては、せっせと動物たちにリンゴやら魚やらを貢いでいます。学生に勧められてはじめたのですが意外と楽しい…。キャンピングカーを愛車と同じ配色にしたのがこだわりです。
現実でも、卒論生に分析を教えてこつこつレベルアップ中です。卒業式で晴れやかな「写真」をもらえるのを待ってます。

最近はゼミに行くたびに、3回生から2回生のゼミの配属情報について聞かれます。私に聞いたところでたいした情報は教えられないのですが…、まぁ、やはり研究室決めは大学生活での一大イベントではありますよね。

とはいえ、人生何が起こるか分かりません。私の大学時代は、学部を変え、第1希望の研究室を変更し(私の時は学生同士の話し合いで決める形でした)、巡り巡って行った末の研究室で、指導教官にほれ込み、研究にはまり、最終的に助教までの9年間居座りましたから(笑)、本当に人生どこで運命的な出会いがあるか分からないものです。

結局のところ、どんな経験も生かすも殺すも自分次第です。
どの研究室に入った子も、ここでまた気を引き締め直して卒論まで頑張ってほしいなと思います。

そういえば、今日は実父の62歳の誕生日です。心配かけてばかりなので、たまには電話をしておかないと。

それでは、今週もよい週末をお過ごしください。

Hitomi

2017.11.23

今日は勤労感謝の日です。

こんにちは、shinoです。

すっかり寒くなりましたね。
みなさん、風邪などひかれてないでしょうか?



今日、11月23日は勤労感謝の日です。
祝日ですが、今日は大学授業日です。
クラブ活動があるゼミ生は、祝日なので試合が組まれているらしく、
授業終了後、急いで試合会場へ行きました。

さて、先週末の話です。
先週末は、日本臨床スポーツ医学会という学会に参加してきました。

場所は、東京都の国立オリンピック記念青少年総合センターでした。
土日で開催されていたのですが、私は日曜日のみ参加しました。

臨床スポーツという名前の通り、私の専門領域である整形外科だけでなく、
様々な領域のスポーツ医学に関する演題がたくさんありました。

頭部(脳震盪)や、脊椎、四肢の傷害、
メディカルチェック、現場での対応、女性アスリート、歯牙傷害、栄養に至るまで・・・
ほんとに様々なテーマで演題が組まれています。

いつもは専門領域の学会参加なので、普段聴講することのない内容がたくさんあるので、
逆に目移りして聴きたい演題が多く、どれを聴こうか迷ったぐらいでした。
非常に新鮮で興味深かったです。

どの分野でもドクター、コメディカル、トレーナーなど、全てののスタッフが、
スポーツ傷害に対する治療と予防に取り組んでいることが伝わってきます。

このような取り組みが、2020年の東京オリンピックでの成功につながってくるんであろうと、
実感し、刺激を受けて帰ってきました。

我々、立命館大学スポーツ健康科学部も、スポーツの発展のために頑張っていきたいと思います。


最後に、
立命館パンサーズ、見事に勝利しましたね。
おめでとうございます。良かったです。

次戦も近いですが、引き続き頑張って下さい。

またみんなで応援しましょう。

2017.11.22

マドリッドにて

スペインの首都マドリッド。
周囲の人たちから、美術館が“かなり”充実していると聞いていました。ちょうど時間を見つけられる日があったので、夕方からでしたが出かけてみました。

マドリッドの街中を歩いていて最初に出会ったのは、スリの二人組でした。気配を消すことができるらしく、まったく気づきませんでした。すごい技の持ち主たちです。しかも、海外に出かけて初めてのことでした。
歩いていて私が突然変な動きをしたせいで、彼・彼女の手?が背中に当たって存在に気づきました。リュックは15センチほど既に空けられていました。ただ、リュックの中には薄いメモ帳くらいしか入っていなかったので、そのままスリをして驚くことになったのは、彼・彼女だったかもしれません。安全対策は大切だと改めて感じました。

(入場料が安くなる夜の時間にはなが~い列のプエド美術館)

そんな出会いがあった後、最初に見つけたのが「プエド美術館(Museo Nacional del Prado)」でしたので、そこに立ち寄ることにしました。スペインだけでなく、イタリア、フランス、ドイツなどの絵画、彫刻が飾られていました。思ったよりもはるかに大きく、広く、壮麗でした。芸術に造詣は深くないのですが、ラファエロやルーベンス、レンブラント、エル・グレコ……と、有名どころであることだけは分かりました。

でも、やっぱりここはゴヤの「裸のマハ」「着衣のマハ」でしょうか。横並びに展示されていたことも効果的で、私の印象に残りました。ippoのお気に入りは、フラ・アンジェリコの「受胎告知」、ボッスの「七つの大罪」、ムリリョの「無原罪のお宿り」です。もし機会があれば、ぜひ。

プエド美術館のすぐそばにある教会【上の写真】では、ちょうど結婚式が・・・。お幸せに☆ ippoの卒業ゼミ生のおめでたい話、活躍の話…飛び込んできては幸せを願うばかりです。

ippo

2017.11.21

教職を目指す

 週末の寒波は結構強く、11月中旬なのに琵琶湖北岸の山頂付近は積雪で白くなっています。これからの季節、北風はこれらの山々を越えて吹くため、BKCは寒い季節を迎えます。キャンパスの木々も多くは葉を落とし、木枯らしに震えているように感じます。皆さんも風邪などひかれませんように気をつけましょう。
 昨日、キャンパスを講義に向かうために急ぎ足で歩いていると、保健センターからの放送が流れていて、インフルエンザ予防接種のお知らせをしていました。今年は既に各地で流行の兆しがみられていますので、気をつけましょう。

 先日、大阪府のある小学校に体育授業の研修のために行ってきました。小学校6年生の器械運動(跳び箱)の授業が実践されていましたが、先生の指導に対して、児童全員が真剣に取り組んでいて、とても勢いのある授業でした。「台上前転」から「首跳ね跳び」へと発展する技に挑戦する内容で、練習する場(教材)が多く用意され、各児童が自分の課題に応じた場で練習に取り組んでいました。iPadも有効に活用されており、各自の技の出来栄えをチェックして、技の改善に取り組んでいました。何よりも感心したのは、跳び箱やロイター板、マットなどを全員で動かし、場の設定や後片付けに取り組んでいたことです。日ごろから、担任の先生が全員で協力して取り組む事の大切さを指導されていることが良くわかります。また、月末に同校の違うクラスの授業を見せて頂けるので楽しみです。

 教員を目指す3回生が自主ゼミを立ち上げて、教員採用に関する勉強を行っています。本日のゼミでは、「教員の志望動機」「教育時事問題に対する対応」について勉強しました。教員の志望動機は、各自漠然とした思いは持っているのですが、それを活字に起こしてまとめる作業に苦慮していました。自分の思いを箇条書きで良いので文字に起こし、それをブラッシュアップする事が効果的です。

 また時間の許す限り、教育問題に関する多くの書籍や答申などに目を通しておきましょう。また、管理職試験問題などにも目を通し、校長・教頭に求められている資質・能力を知ることで、教員としてどのような事を大切にしなければならないのかを知ることが出来ます。
 筆記試験対策も大変だと思いますが、体調管理をしっかりとして有効に時間を使いたいものですね。



【司】

2017.11.20

3・4回生合同ゼミ

秋が深まってきました。朝夕は少し冷たく感じられますが、気持ちのよい季候です。
 
 ゼミの方では、卒論作成に向けて4回生は慌ただしくなってきています。3回生はこの間の文献研究から、研究計画をまとめる段階に来ています。

   

 昨年も実施したのですが、写真のように3回生と4回生を向かい合わせに座ってもらい、3回生がまとめた研究計画書を4回生に説明し、4回生がコメントを返します。逆に、4回生の卒業論文の草稿を3回生が読み、質問、コメントを返します。組み合わせを替えて、3-4回ローテーションします。

 このペア・ディスカッションでは、気軽に質問できるため、活発に議論がされます。その活発な議論を通じて、研究室全体の研究に触れることができ、3回生にとっては研究計画をさらに深められる、4回生にとっては素朴な疑問を提供されて論文の精度が上がることになります。

 3,4回生のやりとりを観察していると、3回生が卒論に向けて力をつけてきていること、4回生が1年分の蓄積があることを感じさせてもらえます。あたりまえのことですが、積み重ねが大事ですね。

 残りの期間で、卒論が仕上がること、無事の提出を願っています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 キャンパスの裏の牟礼山からみた琵琶湖です。
   

 もう一枚は、びわこくさつキャンパスの真ん中にある噴水(水はでていませんが)から眺めたキャンパスのプロムナードです。
   
【忠】

2017.11.19

ユヴァスキュラ大(その1)

先日、フィンランドのユヴァスキュラにあるユヴァスキュラ大学に訪問し、共同研究の打ち合わせをしてきました。
ユヴァスキュラ大学のLaakkonen先生はこれまで学会等で交流をしつつ、メールで共同研究について協議してきましたが、Laakkonen先生が今年度から研究費を獲得したため、具体的な共同研究の内容について情報交換しました。




ユヴァスキュラ大学の研究施設はとても素晴らしく、スポ健の研究施設と同様に、細胞・遺伝子のレベルから臨床までの実験環境が整っています。研究内容も自然科学から社会科学の分野まで幅広い研究が行われています。
大学院生やポスドクなど様々な若手研究者たちが日々議論しながら研究を実施している姿はこちらにもエネルギーを与えてくれるかのような熱気を感じました。興味深かったのは高齢者を対象とした研究で、なんと300人以上もの地域住民を対象とした介入研究(トレーニングや栄養摂取に関する研究)を一気に進行させる大変大規模な実験が進行していました(我々の介入研究と比較してほぼ3倍以上の規模)。

データも膨大なので、様々な専門分野の先生方がそれぞれ分担しながらデータを収集しています。測定にも同時に20〜30人の学生が関わるらしく、その連携も素晴らしいものでした。
Laakkonen先生は特に中高年女性を対象として性ステロイドホルモンと健康に関する研究を行っています。今後は性ステロイドホルモンの代謝の観点からフィンランドと日本の二国間の比較を行うだけでなく、動物モデルも用いて遺伝子レベルでの観点からも探索を行う予定です。



フィンランドを訪問した10月末の時点では既に雪が降っていました。訪問期間の最終日には朝はマイナス3度で、道路はもちろん池の水もうっすらと氷が張っていました。もちろん室内は暖房が効いているのでそこまで寒さは気にならずに済みました。



滞在期間中はフィンランドで人気のあるスポーツであるアイスホッケーの観戦に行くことができました。プロチームの対戦はとても刺激的で、フィンランド訪問の良い思い出になりました。

satoshi

2017.11.18

卒業生の活躍!人材から人財へ

  「相撲元日本女王 稲葉巡査 地域守る 9月から伏木幹部交番勤務」 このような見出しの新聞記事(中日新聞)が相撲部の副部長経由から事務室の下村さん経由で送られてきました。「被害者や地域の人に寄り添う警察官になりたい」と意気込んで地元の警察官になった稲葉さん(本年三月卒)の学生時代の活躍(女子部主将として国際女子相撲選抜堺大会で国際大会初の団体優勝に貢献)と日頃の勤務ぶりとともに地元の期待を込めた紹介記事でした。


 教え子の活躍は、教師冥利に尽きるとかねがね思っておりましたが、卒業生の動向をしっかり把握され、知らせてくださった下村さんの存在から、改めて本学は教職員あげて学生、卒業生を大切にし、成長と幸せを願っていることを実感しました。
「自分を育ててくれたと富山で地域に貢献できる仕事」をするためには、信頼される人ということが大前提になると思われますが、そのためには自他共に認められる日々の活動や姿勢が必要となりますし、やり抜く実力も必要となります。また、実力を身につけるには努力することを惜しまず、貪欲に学び続けることも求められます。当然、目標や夢は、エネルギーともなります。在学時代、主将としてチームを引っ張ってきた実行力と行動力を基にして、職業柄、厳しい毎日と思われますが、是非人材・人在から(富山県の)人財になって欲しいと願っています。(老ブロガー・ハル)