この間の日曜日、浜松に行ってきました。
私のゼミの卒業生でいつも明るく笑顔の素敵な松井綾子さんと、
在学中4回生時にラグビー部主将を務めた西村颯平君が、
颯平君が所属しプレイするラグビートップリーグのヤマハの
ゲーム観戦がきっかけになって晴れて結婚し、この日は私を
颯平君がスターティングメンバーとして出場するゲームの
応援に招いてくれたのです。
綾子さんと会うのは、6月に女子相撲の応援に一緒に行って以来。
颯平君とは卒業以来会うのは初めて。
ゲームの結果は残念でしたが、颯平君はチームのメンバーとともに
頑張っていました。
ラグビーは、イギリスのパブリックスクールでリーダーを育成する
教育のツールとして採用されてきたスポーツ。
颯平君は、卒業後も日本のトップリーグでラグビーをプレイする
ことを通じて、現役選手を引退後も自身に役に立つ様々な学びを
重ねています。
また、職場でも業務にあたりながら、引退後のことも熟慮中。
スポーツ選手が避けて通れないセカンドキャリアでも、自らの
道を切り拓こうとしています。
松井綾子さんは結婚を契機に、それまで勤めていた大手製造企業を
退職し、浜松で新たな仕事に就くことが決まっています。
新しい環境で、いろんな出来事に向き合いながら、さらに笑顔の
輝く日々を重ねていただきますように。
どうか、二人で協力し合って幸せな充実した日々を送っていただき
たいと願います。
と、今回はこの二人の話にしようと思っていたところ、
昨日、また一人、ゼミの卒業生が研究室を訪ねてくれました。
小城慶弥君、2017年3月の卒業生です。
彼は、在学中、準硬式野球部に所属し、アメリカの独立リーグに
インターンシップにも行き、大学を5年で卒業しました。
その後、大手のスポーツ用品流通企業に就職し、いくつかの店舗で
様々な目覚ましい成果を上げながら、たまたま、かつてインターン
であった独立リーグのチームから連絡があったことを契機に、
スポーツ用品流通企業を退職し、再度、そのチームにインターン
として赴き、前職での経験も生かして、チームに貢献し、先月
帰国しました。
そしてその経験を通じて、彼が強くした思いは、
「やはりスポーツは素晴らしい」ということ。
あらためて今、スポーツに関連した種々のサービスを提供する
企業を対象に、いろんな情報を得たり、人に会って話を聞いたり
しながら就職活動中です。
小城君曰く、「ダイナミックな生き方を追求する」のだそうです。
そうみると、先の颯平君、綾子さんとは違い、不安定な人生にも
見えます。
しかし、私は妙に小城君の生き方にも共感するものを感じたのです。
人の生き方は様々ですが、大切なことは、人生は一方通行で、
過去の積み重ねが今日を形づくり、今日の努力が明日を創るという
ことです。
そして、その明日は、社会に貢献するものでなければいけません。
社会への貢献が、人に働き甲斐、生き甲斐を与えてくれます。
そしてもう一つ。
人生は自己責任であるということを自覚して、自身に悔いのない
生き方を追求しなければなりません。
この要件を満たすのであれば、その具体的な生き方のあり様は
様々であっても、それはすべて素晴らしい人生であると私は
思います。
私のゼミを、スポーツ健康科学部を巣立っていく多くの学生諸君が、
自分に適した場所で、仕方で、社会に貢献し、悔いのない人生を
送ってくれることを願ってやみません。
私も頑張ります。
浜松城からは富士山も見えました。
Apollo