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2018.11.28

いかに生きるか・・・

こんにちは。

この間の日曜日、浜松に行ってきました。

私のゼミの卒業生でいつも明るく笑顔の素敵な松井綾子さんと、
在学中4回生時にラグビー部主将を務めた西村颯平君が、
颯平君が所属しプレイするラグビートップリーグのヤマハの
ゲーム観戦がきっかけになって晴れて結婚し、この日は私を
颯平君がスターティングメンバーとして出場するゲームの
応援に招いてくれたのです。

 (Apollo)20181128-01

綾子さんと会うのは、6月に女子相撲の応援に一緒に行って以来。
颯平君とは卒業以来会うのは初めて。

ゲームの結果は残念でしたが、颯平君はチームのメンバーとともに
頑張っていました。

 (Apollo)20181128-02

ラグビーは、イギリスのパブリックスクールでリーダーを育成する
教育のツールとして採用されてきたスポーツ。
颯平君は、卒業後も日本のトップリーグでラグビーをプレイする
ことを通じて、現役選手を引退後も自身に役に立つ様々な学びを
重ねています。

また、職場でも業務にあたりながら、引退後のことも熟慮中。
スポーツ選手が避けて通れないセカンドキャリアでも、自らの
道を切り拓こうとしています。

松井綾子さんは結婚を契機に、それまで勤めていた大手製造企業を
退職し、浜松で新たな仕事に就くことが決まっています。
新しい環境で、いろんな出来事に向き合いながら、さらに笑顔の
輝く日々を重ねていただきますように。

 (Apollo)20181128-03

どうか、二人で協力し合って幸せな充実した日々を送っていただき
たいと願います。

と、今回はこの二人の話にしようと思っていたところ、
昨日、また一人、ゼミの卒業生が研究室を訪ねてくれました。

小城慶弥君、2017年3月の卒業生です。

彼は、在学中、準硬式野球部に所属し、アメリカの独立リーグに
インターンシップにも行き、大学を5年で卒業しました。
その後、大手のスポーツ用品流通企業に就職し、いくつかの店舗で
様々な目覚ましい成果を上げながら、たまたま、かつてインターン
であった独立リーグのチームから連絡があったことを契機に、
スポーツ用品流通企業を退職し、再度、そのチームにインターン
として赴き、前職での経験も生かして、チームに貢献し、先月
帰国しました。
そしてその経験を通じて、彼が強くした思いは、
「やはりスポーツは素晴らしい」ということ。

あらためて今、スポーツに関連した種々のサービスを提供する
企業を対象に、いろんな情報を得たり、人に会って話を聞いたり
しながら就職活動中です。
小城君曰く、「ダイナミックな生き方を追求する」のだそうです。

 (Apollo)20181128-04

そうみると、先の颯平君、綾子さんとは違い、不安定な人生にも
見えます。

しかし、私は妙に小城君の生き方にも共感するものを感じたのです。

人の生き方は様々ですが、大切なことは、人生は一方通行で、
過去の積み重ねが今日を形づくり、今日の努力が明日を創るという
ことです。
そして、その明日は、社会に貢献するものでなければいけません。

社会への貢献が、人に働き甲斐、生き甲斐を与えてくれます。

そしてもう一つ。
人生は自己責任であるということを自覚して、自身に悔いのない
生き方を追求しなければなりません。

この要件を満たすのであれば、その具体的な生き方のあり様は
様々であっても、それはすべて素晴らしい人生であると私は
思います。

私のゼミを、スポーツ健康科学部を巣立っていく多くの学生諸君が、
自分に適した場所で、仕方で、社会に貢献し、悔いのない人生を
送ってくれることを願ってやみません。

私も頑張ります。

浜松城からは富士山も見えました。

Apollo

2018.11.26

大学院ウィーク

先週から大学院ウィークがはじまり、大学院についての情報を得る機会に溢れています。

木曜日は、学部3回生を対象に、
「キャリアを拓く大学院」
というテーマでシンポジウムが開催されました。

写真は、パネルディスカッションの様子です。

 [aikoa]20181126

 写真の右から登壇してもらった、
・渡邉 史子さん 2013年度修了生(長積研究室) 勤務:パーソルキャリア(株)
・田中 大智さん 2017年度修了生(伊坂研究室) 勤務:大塚製薬(株)
・西村 朋浩さん D1(真田研究室) 勤務:学校法人福田学園大阪リハビリテーション専門学校)
 そして、司会の藤田聡先生です。

 渡邉さんからは、「大学院は時間とお金に余裕がある人がいくものと最初は考えていたけど、実際に来てみて、社会で必要な“基礎的な力”を身につけることが出来ました」、というお話しをしてもらいました。『基礎的な力』は、論理的思考、批判的に考える力、本質をみる力、学び続ける力であると説明してくれました。
田中さんも、論理的思考力が身について、社会で役立てられていること。加えて、情報収集・分析力、伝える力を高められたので、仕事に生かしていることをメッセージしてくれました。
西村さんは、社会人と並行しながら大学院に通い、博士課程の院生として、従来の経験則の疑問を自ら解き明かすためには、自らが研究して新しい知を生み出す、という覚悟で研究していると伝えてくれました。

この間、本研究科で身につけられる 『Mの力』 
(大学院修士は、マスターとよばれるので、通常、博士前期(修士)をMとよんでいます)、
をアピールして、入試広報ならびに教学充実を進めてきた成果を実感しました。

 この企画の後、ゼミ生から次のような内容の感想をもらいました。
「今日のOBやOGの話を聞いて大学院も面白そうだなという印象を受けました。大学院に対して、賢い人やお金に余裕がある人達ばかりが行くような場所だと思っていたのですが、話を聞いて、自分の専門的な知識をより身につけることができる点で非常に良いなと感じました。せっかくだから大学院も少し視野に入れつつ改めて進路について考えていきたいと思います。」

 しっかりと今回の企画を受け止めてもらったようです。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先日、久しぶりにコンパクトカメラを購入しました。カメラの性能、機能の進化に驚いています。そのカメラで撮影した、秋の富士山です。いつも新幹線の車窓から撮っていますが、富士山のてっぺんのとんがりが、時間とともに少しずつ変わっていきます。当たり前ですが、今まで同じようにみていました。平面ではなく、立体で、捉える必要がありますね。

 

【忠】

2018.11.24

京都府バトン協会様 研修会

先週は、なぜか学部生、そして学外の方々の
もっと勉強したい!という
お声に応えるように
「スポーツマネジメント」とは?を
お話しする機会が多い一週間でした。

そのうちの一つをご紹介します。
先週日曜日に、京都府バトン協会様の
研修会の講師とお招きいただき
「スポーツマネジメントを考える」といった
テーマで講演をさせていただきました。

「スポーツマネジメント」をごく簡単に説明する際、
スポーツマネジメントは、
「する人を増やそう」、
「みる人を増やそう」、
「ささえる人を増やそう」
ということが基本になるとご紹介をしています。
しかしながら、
スポーツに関わる人数の増加が重要なのではありません。
大事なのは、スポーツに関わる
ことによって幸せになる人を増やし、
スポーツを通じて、一人一人が幸せになことで、
もっと幸せな社会を創るということへの
意識的な取り組みです。

(ゆ)20181124-01
バトン協会様のお話によると、
これまでも研修会を開催されており
「バトン」以外のことを話す講師を招くのは
これで3回目、ということです。
今回の研修会の開催のために事前に、
わざわざK先生とY先生にBKCまでお越しいただき
打ち合わせをさせていただきました。

バトンという競技の普及や関連団体の普及や発展のために、
より良い環境を創ろうとされていらっしゃる真摯なお姿に、
頭が下がる思いです。
また、そのような取り組みにおいて、
この度講師としてお招きいただき、
日ごろバトンの指導に携わる先生方に
大変熱心に講演をお聞きいただいたことに
感謝の気持ちでいっぱいです。

プロ野球やラグビー等と関わってきた私ですが
バトンという競技の実践に日々携わる方々と
新たに出会うことができて、大変嬉しく思っております。


京都府バトン協会の皆様、ありがとうございました。


写真は京都府バトン協会様の研修会の様子
撮影:K事務長
写真の無断転載はご遠慮ください

#ただいまアデレードに滞在中
#帰国後も盛りだくさんの11月
#K事務長、大変お世話になりました
#良い機会をくださった忠先生にも感謝

2018.11.21

第14回Ritsレガッタ開催!!

こんにちは。

先日、21日の日曜日、琵琶湖漕艇場で「第14回Ritsレガッタ」が開催され
ました。

このRitsレガッタは、その前身を「学内レガッタ」といい、ボート部が
主催して、いつの応援してくれる学生のみんなに感謝の気持ちを込めて、
ボート競技の素晴らしさを実感してもらおうと始まったイベントで、
もう30年以上前から開催されていました。

そして、そのイベントを、学内だけではなく、日ごろお世話になっている
近隣や市民のみなさんにも楽しんでいただこうと門戸を広げ、今年で14年、
14回めの「Ritsレガッタ」です。

 (Apollo)20181121-04

今年のレガッタにはこれまでで最高の49クルーが参加、
天候にも恵まれて、大いに盛り上がりました。
スポーツ健康科学部の学生、スポーツ健康科学研究科の院生、そして、
参加クルーで最も重い相撲部をはじめカヌー部など、体育会のクラブからの
参加もあり、みんなでナックルフォアでの300mレースを楽しみました。

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このレガッタの準備から運営は、すべて現役のボート部員たちが行います。

漕艇場とのやり取り、レガッタの広報、エントリーの受付、当日の運営、
ランチはマネージャーのみなさんの愛のおにぎりと豚汁、記念品はクルーごと
に当日撮った写真をフレームに入れて。

素晴らしかった。
立派に勤め上げる彼らをみて、ボート部長として嬉しくなりました。
こうした経験を通じて、彼ら彼女らもまた成長します。

 (Apollo)20181121-03

立命館大学の体育会各部は、ボート部に限らず、すべての部が社会との関りの
中で成果を還元しています。
それが立命館スマートアスリートの姿です。

来年はぜひあなたもご参加くださいね。

Apollo

2018.11.19

スポルテックジャパンウェスト2018

先週、スポルテックジャパンウェスト2018が、インテックス大阪で開催されました。

インテックス大阪の場所は、大阪湾近くの咲洲にあります。

スポルテックジャパンは、スポーツ用品、トレーニング用品、ならびにサプリも含めて、健康食品などを扱う見本市で、その関西版ともいえるコンベンションが、スポルテックジャパンウエストです。

今回は、そのイベント会場にあるセミナーブースで、
KCAA×ASCシンポジウム 「日本版NCAAへの期待と不安」2
というセッションに参加してきました。

「日本版NCAA」は、良くきいておられると思います。いま、UNIVAS と名前を決め、
一般社団法人 大学スポーツ協会(UNIVAS)として、来年3月までに設立を見込んでいます。

「KCAA」は
一般社団法人 大学スポーツコンソーシアムKANSAI の略称です。
今年の4月に関西地域の大学が中心となり、ネットワーク型の組織を立ち上げました。
https://www.kcaa-jp.org/
 その趣旨、活動方針について、SA(sports administrator)の斉藤さん(立命館大学職員、KCAA事務局)に話しをしてもらいました。

             

「ASC」は、一般社団法人 アリーナスポーツ協議会 の略称です。
アリーナスポーツの普及と振興を目的とした団体です。
http://www.asc.or.jp/

今回のセッションは、KCAAとASCの協力の下、
『大学スポーツに「つながり」を ―「ささえる」学生のネットワーキング―』
という内容で、京都大学大学院の峰尾さんが、関西、関東、九州から、関係する学生を招いてのセッションを企画してくれました。
  
            

感心するのは、それぞれの学生のみなさんが、各大学、組織で、「つながり」を念頭においた、支える活動を展開していて、それを、さらに「ひろげる」活動につなげているところです。しかも、体育会に所属していない、関わっていない、一般学生がそのことを熱心に展開していることに感激もしました。「つながり」をたて、よこ、時間軸も含めて拡げていく学生の力。これから大学スポーツが、真に変わるとすれば、このような学生の力を生かすことを真剣に考える必要があるでしょう。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今週は、大学院ウィークです。
キャッチコピーは、
 あれ?世界ではもう“標準”でした…
https://www.ritsumei.ac.jp/gr/exam_event/information/
 スポーツ健康科学部では、研究入門、専門演習などを通じて、大学院の学び、キャリアを紹介します。
【忠】

2018.11.18

滋賀県消防学校における講義

先日、滋賀県消防学校において講義(体育理論)を担当しました。消防士の業務において体力はきわめて重要であり、日頃から体力レベルの向上・維持に努めていらっしゃいます。ただし、火災などに伴う出動は不規則ですので、週の業務の中で体力トレーニングのための時間を定期的に確保することが難しいことも事実です。また、最近ではデスクワークに費やす時間も増え、職員の体力レベルの低下も懸念されています。そのため、短時間で効率的に筋力や全身持久力を高めることのできる科学的なトレーニングの導入が消防の現場でも求められています。このような現状もあり、今回、消防士の方々に約2.5時間にわたり講義を行う機会を頂きました。今回の受講者は私と同年代が多かったのですが、終始熱心に講義を聴いて下さりました。また、講義内での質疑応答においても質問が続き、講義終了後には細部の確認のために数名と話をすることができました。

滋賀県消防学校では、職員の体力管理に積極的に取り組まれており、先月には「体力管理の指針」として体力に関する基礎知識、体力の評価方法や具体的なトレーニング方法などをまとめた冊子を独自に作成されています。その中には今回の講義で取りあげた「スロートレーニング(低負荷・低速度で行う筋力トレーニング)」やIzumi先生が長年、研究を続けられている「タバタトレーニング(20秒の運動と10秒の休息を繰り返す運動)」に関する内容も含まれています。

大学教員の立場としても、大学での講義や学会などにおける発表に加え、研究から得られた知見を社会に還元できる機会は貴重です。特に、今回、緊急時に私達を救助して下さる消防士の体力錬成に関わることができたことは大きな喜びでした。

GOTO

2018.11.17

マスターズ甲子園、そして大学生の力

11月10日(土)、11日(日)に
今年もマスターズ甲子園が開催されました。
マスターズ甲子園に関しては、
以前にあいコアの星でもご紹介させていただきました。
https://www.ritsumei.ac.jp/page.jsp?id=120821&date=2018-09-08

(ゆ)20181117-01
継続的に大会を開催する上で、
課題やニーズに順応しながら、日々のオペレーションや
大会開催での解決すべき課題は数えきれないと思います。
大会に足を運ぶと、年々規模が大きくなっていることを実感します。

ゴールデンスポーツイヤーズの最終年は
「ワールドマスターズゲームズ関西2021(WMG2021)」が開催されます。
競技性のあるスポーツに取り組む概ね35歳以上の世界大会です。
35歳以上と聞くと学生の皆さんには非常に遠い世界と思うかもしれません。
しかしながら、マスターズ甲子園は
延べ人数一万人を超える学生ボランティアによって支えられています。
スポーツを「する」者は35歳以上、
スポーツを「ささえる」者は大学生(が中心)という
ユニークな構造で構成され、それぞれがイキイキと活躍しています。

(ゆ)20181117-02
メガスポーツイベントの開催によって
様々なベントが立ち上がっていることは
ラグビーワールドカップの事例でもご紹介してきました。
WMG2021も例外ではありません。
マスターズ甲子園を開催されている
神戸大学の長ケ原先生の研究室が中心となった
「WMG2021関西ボランティア研修講座」
https://www.wmg2021.jp/news/detail?id=390
スポーツ活動の創出やスポーツによる地域の活性化に対する
大学生の柔軟なアイディアを募集する
「インターカレッジコンペティショ」
http://www.sckansai.jp/contents/compe/など、
関西にある大学の学生が積極的に参加できる企画があります。

ゴールデンスポーツイヤーズの間に「大学生」である皆さんには
是非アンテナを張り巡らして、
様々な機会を積極的に活用してください。

写真はマスターズ甲子園
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください

#ベンチ入りは50人
#スポーツを動かす人の力
#人を動かスポーツの力
#学生の力は無限
#WMG2021

2018.11.16

雑多な話

どうも、また金曜日が来ました。嶋村です。ブログを担当して、いや、させられてかなり時間が経ち、気づけば 8 ヶ月くらい毎週書いているんだなあと思うと、まあなんだかんだで自分としては頑張っていると思います。僕はブログをせっせと書くような性格ではないので、毎週欠かさないように書くのが結構しんどいですのですが、まあ何とか続いています。


ただ、僕は割と自分の気分に行動が色々左右されるので、気分的に落ち込んだりイライラしたりする時は、こういうブログを書くっていうのが一番大変になります。こういう時は自分の好きなことをしたりお酒を飲んだりして気分転換をしなければいけません。というわけで、ちょっと走ってきます。


(ここからランニング後)

というわけで、走ってきました。13 キロを 1 時間くらいで。気分転換になったようななってないような。。。まあ走ってる最中って色々考え事をしてしまうので、あんまりでしたね。ちなみに今日は二条城で夜間の観覧できたようで、夜でも人が結構いて走りにくかったです。。。


さて、何を書こうかな。今週まで P2 や P4 の中間発表があったのですが、こういった気分で何か書くとロクなこと書かなさそうだし、感想を書くのはやめておきます(笑)。まあ頑張っている人もいたし、そうでない人もいました。P2 の一回生のみなさんは、後期から僕に担当が替わったので質疑応答などでしんどい思いをされたと思いますが、最終プレゼンもあんな感じで質問するので頑張ってくださいね。まあ僕も一応教員なのでダメなものはダメって言わないといけないんです。まあしかし学生時代は先生というものがどうも好きになれませんでしたが、今自分が大学とは言え教員になっているとはなかなか因果なものですね。


後は何だろうな。昨日ちょっと大学に用事があったのですが、娘が保育園をお休みしていたため一緒に行きました。途中バスの中でアンパンマンの歌を唄いだしたので恥ずかしかったです。そしてしっかり学生さんに見られてしまいました。なかなか自己主張の激しい娘で最近ちょっと手がかかって大変です。こっちも少し気が滅入ってきます。まあ頑張るしかないんですけどね。。。


う~ん、特に書くこともないな。何だろな~ まあこれまで結構頑張ってきたし、今週はこんな感じで勘弁してください。来週からまた頑張ります。

2018.11.14

第59回全日本新人選手権大会!!

こんにちは。

先週末は、第59回全日本新人選手権大会でした。

立命館大学ボート部からは、女子ダブルスカルと男子舵手付きフォア、
そして男子シングルスカルがエントリーしました。

スポーツ健康科学部に所属する部員は、男子シングルスカルで出場した
2回生の鶴巻太雅君、1回生で女子ダブルスカルに出場した福原萌意さんと
男子舵手付きフォアに出場した尾上龍哉君の三人です。

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結果は、女子ダブルスカルが準決勝4位で敗退、
男子舵手付きフォアも準決勝4位で敗退。
いずれも決勝進出ならず。
男子シングルスカルは敗者復活戦で、コースのブイにオールを引っかけて
転覆、準決勝進出はなりませんでした。

結果をみれば残念ですが、これからのボート部を担う新人たちです。
それぞれが自身の課題をもって臨んでおり、来シーズンに繋がる課題が
認識できたのならそれは成果です。

例えば、男子舵手付きフォアに出場した尾上龍哉君は、これまで経験の
少なかったスウィープの経験を積むことで選手としての厚みが増すこと
でしょう。

さて、男子シングルスカルの敗者復活戦で途中までは2位、3位争いを
繰り広げながら、自らのミスで転覆し、途中棄権となった鶴巻太雅君は、
大学からボート競技を始めました。
彼は小柄ではありますが、だれよりも努力家で頑張り屋です。
水上経験は乏しいですが、エルゴメーターでのタイムは部内でもトップ
クラスで、彼がもの凄く頑張っていることはすべての部員が認めるところ
です。
そんな彼にとって、数少ない戸田オリンピックボートコースでの出場レース
で、自らのミスで途中棄権となったことは大変な悔しさだろうと思います。
しかし、誰が悪いわけでもなく、自分自身の犯したミスです。
きっとこの悔しさは、今後に向かう鶴巻君の原動力の一つになるだろうと
思います。
私はそんな鶴巻君を応援しています。

 (Apollo)20181114-01

大学スポーツにとって競技成績は大変重要ですが、私はむしろ、その勝利
に向かうプロセスこそが重要なのではないかと思います。

自らの限界に挑むそのプロセスは、選手に競技能力の枠を超えた「人と
しての力」を培うことに役立ちます。

 (Apollo)20181114-04

これからの立命館大学ボート部を担う彼ら、彼女らの今後の成長を心から
願っています。

Apollo

2018.11.12

バイオメカニズム学会

昨日、一昨日と筑波大学で開催された
第39回バイオメカニズム学術講演会に参加してきました。
   
  shs/blog/images/20181112-1.JPG

工学系、医学系、スポーツ科学系など広い分野の研究者が集まって、ヒト、動物の動きのメカニズムを追求する学会です。

産総研に異動されたF雅先生にも会場で会えました。

今回のオーガナイズドセッションで、N=1 を対象とした発表がありました。いわゆる、特徴的な奨励を扱う研究です。例えば、トップアスリート、世界一のアスリートは、その種目では一人しかいませんので、多くのN数を集めることができません。むしろ、そのN=1に特長があり、その特長を突き詰めることも、研究として興味深いものである、という観点でセッションが組まれました。

 その中で、四肢麻痺を発症したチンパンジー・レオの研究(京大霊長類研究所)がありました。突然、四肢が動かなくなったチンパンジー・レオ君は、10ヶ月間寝たきり。通常なら、その時点で安楽殺になるが、研究所ではその後も世話をします。その間、寝たきりのため褥瘡が背中を中心に多数生じる。ただ、10ヶ月後からすこしずつ上肢が回復し、動けるようになると褥瘡が消える。さらに機能が回復し下肢も使えるようになり、動くことが身体にもたらす効果を映像などで紹介されました。
このようなチンパンジーのリハビリは、世界初のことであり、人間のリハビリ、補助装具なども活用したとのこと。寝たきり発症から10年が経過し、すっかり身体的には回復したレオ君ですが、現在も集団から離れて、一人での生活。お友達と柵ごしで、やりとりは始めていますが、シャイになったり、びっくりしたり、まだ心理面では、集団には戻せない状況のようです。チンパンジーは、序列の厳しい集団生活。とりわけ雄にとってはよけいに。
レオ君の完全社会復帰は、もうしばらくかかりそうですが、何らかのきっかけによって上手くいくのではないかと期待しています。そのきっかけは人間社会でもヒントになる、と今後の研究成果が楽しみです。

 学会では次のシンポジウムがありました。
『突き抜けた世界へと至る道:平昌オリンピック金メダル獲得に向けた活動』
演者:結城 匡啓(信州大学)
   高橋 佳三(びわこ成蹊スポーツ大学)
   谷川 聡(筑波大学)
指定討論者:小平 奈緒(社会医療法人財団 慈泉会 相澤病院)

スピードスケート、金メダリスト・小平 奈緒選手をサポートしてきた指導者、研究者によるシンポジウムで、最後に小平選手からの指定発言もありました。
詳しいことはかけないのですが、小平選手をサポートしてきたコーチ、指導者たちの科学的かつ個別的なサポートの成果を伺うことができました。小平選手の指定発言、質疑応答は見事でした。意識の持ち方を質問させてもらいましたが、「意識をする、と一つか二つに集中してしまう。むしろ、意識を通わせるという考え方です」と回答いただきました。
禅問答のようですが、小平さんの中では、すっと落とし込める感覚なのでしょう。トップアスリートの感覚、視野、視界、哲学を感じました。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
  
 先週、嬉しい訪問がありました。学部1期生の明子さん、スポ健事務室でGATプログラム開設に尽力してくれた環さんが、研究室に来てくれました。卒業生の元気な顔、出産間近の職員さんの嬉しい顔。なぜか、スポ健の未来は明るいと確信できました!

Twitter を再開しました!
https://twitter.com/tiger_chu?lang=ja
よかったら、こちらもご覧下さい。
【忠】