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2016.11.07

ロボティクス学科開設20周年

11/5 土曜日に 立命館大学理工学部ロボティクス学科設立20周年記念事業がありました。

びわこくさつキャンパスが開設されたのが、1994年
そしてロボティクス学科が開設されたのが、1996年

時のたつのは本当に早いもので、BKC開設当初より、BKCにて教育・研究に携わらせてもらっています。

スポーツ健康科学部ができるまでは、理工学部機械システム系(ロボティクス学科)に所属しておりましたので、ロボティクス学科開設20周年には感激ひとしおです。

20年といえば、人間で言えば成人に達する年数。こどもから少年、青年、成人と急速な変化をおこす加速期に相当します。

大学の学部、学科は、学問研究を通じて人を育てる場です。この20年間の成果はまさに、どのような人が育ったのか、に関わります。

20周年記念行事の一つとして、1期生講演会があり、
スポーツ健康科学部  准教授 の塩澤成弘(naru)先生が、
「Why not choose Robotics? - ロボティクス学科卒業生としてのいま -」
でお話しされました(写真)。


 大学入学前の夢(「発明家」になる)から始まり、今までにないロボティクス学科に入学したあと、学部の卒業研究で企業との受託研究に携わった経験、大学院で博士号取得までの研究などについて、当時の資料を織り交ぜながら、楽しく語っていただきました。後半には、スポーツ健康科学部の宣伝とスポーツ健康科学研究科では、工学的なアプローチで研究できるので、「大学院からスポ健おいで」というプロモーションまでかけていただきました。

 講演の中で、印象に残った先生の名言がありました。その一つを紹介すると
 簡単にできませんは言うな。できる方法を考えろ。「できない」を「できる」にするのが研究だ!

 そして最後の締めくくりに、ロボティクス学科で学んで良かったこととして
    1)学際的な専門性→どんな分野でも活躍できる力
    2)ものづくり→考えたことを実現できる力

 ロボティクス学科、そのあとの大学院博士課程を経て、社会で活躍した一期生の語らいは、次へ続く後輩への大いなるエールとなり、教職員にとっては、人財育成への確信となりました。

 スポーツ健康科学部は、2020年に10周年、2030年に20周年を迎えます。その時に、卒業生たちがどんな語らいをもたらしてくれるのか、今から楽しみです。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
先週は良い天気が続きました。キャンパスを素敵な風景写真がとれました。
今週は、前半 icSportsという学会でポルトガルへ行っています。後半は富山でバイオメカニズム学術講演会です。


【忠】

2016.10.29

大学が評価を受ける?


 大学が評価を受ける?

 昨日は、朝から、学部事務室が、ざわざわとしていたかも知れません。

 関係する教員、学部長を始め、副学部長、前副学部長、学生主事、事務長、事務員など、
 いわゆる執行部と言われる人達が、なかなか緊張した一日を過ごしました。

 というのは、写真にありますように、

 スポーツ健康科学部・スポーツ健康科学研究科
 外部評価委員会

があったからです。

 大学が評価を受けるんです。昨日は、スポーツ健康科学部及びスポーツ健康科学研究科でしたが。。。

写真 外部評価委員会の会場



他大学・研究機関の委員の先生方に、本学部及び本研究科の教学・入試等、
大学として、適格かどうかを評価して頂く会議が終日あったからです。

この会議のこの日のために、昨年度から、執行部と事務室が、また、当然ですが、
大学本部とも連携して準備を進めてきました。

評価委員の先生方には、6月くらいでしょうか。事前に資料をお送りし、そして、質問事項等を受け、
それに対する学部としての回答を準備、再度回答書を評価委員の先生方に送付。。。

関係する教員と事務室とで、根拠資料の準備等、取り組んできました。

当日は、

・評価委員の先生方の資料閲覧
・評価委員の先生方と教職員との個別面談
・評価委員の先生方と学部・研究科との意見交換
・評価委員の先生方による施設見学・授業参観
・評価委員の先生方による学生・院生へのインタビュー

等、盛りだくさんの内容です。

午後から、インテグレーションコア、英語の授業、とスポーツ健康コモンズを
参観しました。

写真 施設見学



写真 スポーツ健康コモンズ見学



評価委員の先生方には、【 智 】がお世話になっている先生もおられました。

写真 評価委員の一部の先生方とご一緒して。。。



「ドキッ!」とする質問があったり、厳しいご指摘を受けたりしながらも、
執行部の先生方が適切に回答されていました。

評価がどのようになるのか、まだ、分からないのですが、まずは、一山越えたなぁ
というのが本音ですね。

大学も評価される、そんな時代に来ています。

教職員一同、頑張らないとね、と思った次第です。


それでは、良い週末を!

【 智 】

2016.10.23

健康運動指導士実習の振り返り授業

金木犀の香りが漂う季節となりました。
季節感があるというのはいいですね。
ハワイから戻るとつくづく感じます。

スポーツ健康科学部で取得できる健康運動指導士という資格は
昭和63年から厚生大臣の認定事業として、
生涯を通じた国民の健康づくりに寄与する目的で創設されましたが、
平成20年度からの特定健診・特定保健指導をきっかけに
全国のスポーツ系大学においても養成されるようになりました。
医療費の適正化は我が国の大きな課題の1つで
運動・身体活動支援を担う健康運動指導士への期待は
世界中でますます高まっています。



スポーツ健康科学部では3回生時にインターン科目としての
健康運動指導実習が必須となっています。
近隣のスポーツ施設や病院などに約1週間かけて現場実習を行います。
本年度は54名の参加者があり過去最大規模でした。
健康運動指導士としての就職先には病院や健康増進施設、
大手スポーツクラブなどがあり
sanaゼミでは毎年この資格を生かした企業や病院に就職しています。
また一度資格を保持しておくと、転職や再就職時にも
非常に役立つ資格となります。

実習は夏休み期間をかけて行い、この時期は
実習先から戻っての振り返り授業を行います。
はじめての現場実習ということもあり
はじめは不安げな表情をしていましたが
実習から戻ってくると、毎年ですが
学生の表情ががらりと変わるのがわかります。
振り返りで最も身についたスキルとしては
コミュニケーション能力をあげる学生がほとんどです。
一般の中高齢者を相手に普段受けている授業の成果を伝える
絶好のチャンスとなります。
実習でお世話になりました病院やスポーツクラブの関係者の皆様
ありがとうございました!

Good day!

sana

2016.10.22

【 智 】ゼミでの学び:その4


【 智 】ゼミでの学びシリーズは、第4回です。

結構、シリーズ物が増えてきました。このゼミシリーズを通して、
スポ健学生の3、4回生の皆さんの
ゼミでの学びをお伝えしたいと思っています。

今回は、夏期休業中のゼミ生の学びです。

スポ健では、ゼミ学生と教員が、様々な大学の研究室と研究会を行ったり、
スポーツ科学の研究所(例えば、JISS等)を訪問したりして、
大学内に閉じ籠もることなく、外に、外に、発信・交流を行っています。

ある先生は、関東の国立大学・私立大学、関西の複数の私立大学の研究室と合同ゼミを行い、
互いに刺激し合っています。

【 智 】ゼミは、日本体育大学白旗研究室と毎年、夏に、合同ゼミを行っています。
今年で既に、4年目に突入しています。

写真1は、日体大と立命館大の今回のメンバー全員集合写真です。



日本体育大学の施設見学をした後に、早速、模擬授業です。
日本体育大学チームは、バスケットボールを素材に、模擬授業の展開です。
運動量の確保をねらった指導計画でした。学生さんといえども、なかなか体力が必要な模擬授業でしたね。

写真2 模擬授業 日本体育大学チーム



写真3~6は、立命館大学チームの模擬授業です。

写真3 マーカーコーンなどを使って、教具を上手く使っていました。
写真4 スマホで撮影した動画を元に、自分たちのチームの動きについて、話し合っていますね。
写真5 振り返りです。今日の学びは、どうでしたか?

写真3



写真4



写真5





立命館大学チームは、ドッジビーを使ったアルティメットを素材にして模擬授業を行いました。
初めてトライした人が多く、短時間で技能・戦術を修得し、
その後のゲームで活かすように指導を行った、そんな感じの模擬授業でした。

その後、情報交換会を行いました。
学生さん達の話は、なかなか楽しく、日体の学生と立命の学生とのカップルも生まれそうでした。
若いことは、それだけで、いいなぁと感じました~。

写真6 情報交換会




最後に、立命館大学チーム、全員揃って、ハイ、ポーズ!

写真7 立命館大学チーム 集合写真!




とっても学びが多い、楽しい一日でした。

日本体育大学白旗研究室の皆さん、大変ありがとうございました!


それでは、良い週末を!

【 智 】

2016.10.17

スポ健学生の活躍(総長報告)

 朝夕はめっきり涼しくなりました。身体を動かすのにも良い季節です。

 毎週水曜日に、朱雀キャンパスで開催される常任理事会に参加しています。附属校を含めた学園全体の重要な事項を審議、議決する会議です。常任理事、学部長理事を含め、各セクションの部長、次長などの担当者も参加しての会議です。学園の発展を願い、それぞれの立場、観点から議論がされます。白熱することもあり、長時間になることもあります。

 そのような常任理事会で、毎回、学生の活躍(文化、学術、学芸、スポーツ学芸など)の報告資料が入っています。楽しい資料の一つです。学生が自らの目標に向けて努力し、一定の成果をあらわせたことは、学園関係者として嬉しい限りです。

 とりわけ顕著な成果をあげた学生に対しては、常任理事会の冒頭に総長が祝いの言葉とともに報告されます。また、学生本人からも成果の内容報告とお礼の挨拶があります。先週の常任理事会では、

  今年の陸上競技の全日本インカレ・400mHにて

  大会新記録で優勝した
  スポーツ健康科学部4回生の梅原紗月さん

    が総長報告を受けられました! 

https://www.ritsumei.ac.jp/features/r_na_hito/entry/?post=46
https://www.ritsumei.ac.jp/sports-culture/sports/topics/detail/?id=177



 梅原さんが挨拶の中で語ったのは、「感謝の心」でした。今まで育ってきた環境、今の立場に立てたこと、周囲からのサポートなどを含め、多くの感謝が述べられました。本人の努力と努力を積み上げる集中力は相当なものがあったと推測しています。1回生の新入生のときに会ったときから、いつも明るく、好奇心と向上心が高い学生アスリートであることを感じていました。大学卒業後も陸上競技は続け、来年の世界選手権、2020東京オリンピックも目指す!と力強く語っていました。

 梅原さんなら間違いなく、目標を掴み取ると確信しています。次は、世界選手権もしくは東京2020のあとの総長報告になることを楽しみにしています。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
今週はいろいろなイベントがあります
10月21日(金) 15:30-17:30(予定) 順天堂大学との研究交流会(参加自由)
  1Fアカデミックラウンジ(詳細は、学部HPなどにアップ予定)
10月22日(土) 12:30-  「挑戦したいを応援する」運動フェスティバル
BKCスポーツ健康コモンズ(参加自由)
http://www.activeforall.jp/topics/122/
 是非、学術に、スポーツ、運動に活用ください。
【忠】

2016.10.16

オープンゼミDAYが開催されました

2回生のゼミ選択の時期がきました。
スポーツ健康科学部の小集団授業は、
1回生では基礎演習、2回生では研究入門、
3回生からは専門演習で、それぞれ
4つの専門分野に分かれてゼミを選択します。
4つのコースには、スポーツ科学、スポーツ教育、
スポーツマネジメントと健康運動科学コースがあります。



1回生の基礎演習では、高校生から大学生への転換を
教員と先輩学生とともにサポートしていきます。
2回生の研究入門では、4つのコースの研究方法の基礎を学ぶことで
自身の興味を発見し、ゼミ選択のきっかけを作ります。
専門演習では、4回生の最後に提出する卒業論文の作成に向けて
2年間、各専門分野の学びを深め、研究を進めていきます。
2回生のこの時期は来年度のゼミ選択を行うことになっています。
オープンゼミDAYは、スポーツ健康科学部の各教員とゼミ生が主催する
ゼミ紹介イベントで、2回生が興味のあるゼミの教室を見学します。



sanaゼミでは、3回生のゼミ生と一緒に研究室HPを使って
2回生の参加者に授業や研究内容についてお話ししました。
今回の参加者は17名でした。
毎年、11月にゼミの第一希望を提出し、選考が行われ
希望のゼミに入ることができなかった場合は、2回目の選考が行われます。
選考は、研究計画書や面接で行われますので、
事前に希望するゼミでやりたいことをまとめておく必要があります。
自身の将来にもかかわってきますので
希望するゼミに入れるように、自身の興味と研究内容を
しっかりと考える良い機会となっています。

Good day!

sana

2016.10.15

JSF ジュニア・スポーツ・フェスティバル くさつ


昨日、ここBKCキャンパスは、大変良い天気でした。
BKCキャンパスに来られた方は、お気づきになったかと思いますが。。。


クインススタジアムに、一杯の小学生が、スポーツをしたり、見たり、観戦したりしていました。
写真1をご覧ください。これらの小学生は、ここBKCがある滋賀県草津市立の14の小学校6年生の子供達でした。

写真1 クインススタジアム一杯の草津市小学校6年生



1年に1回、草津市の全小学校の6年生の子供達が、ここBKCキャンパスのクインススタジアムに集い、
スポーツをしたり、みたり、知ったりし、スポーツ好きの子供に育って欲しい、という
願いの元に、このジュニアスポーツフェスティバルが行われています。

子供達は、バスに乗って、BKCにやってきます。これらのバスは、草津市がお金を出して、借り上げています。

写真2 バス





今年で、6回目です。6回とも、雨になったことがありません。これも、運営の方に、晴れ男・晴れ女がいるからでしょうか。

沢山のバスを使い、移動します。

いろんなスポーツに親しんでいます。

例えば、バトン、チアー、ラクロスです。

写真5のように、先生方も、参加します。子供達と一緒に運動、楽しそうですね。

写真3 バトン



写真4 チアー



写真5 ラクロス



この他、ハードル、短距離走、アメフト、アルティメット等々、子供達は、それらを全部、体験します。
立命館大学の様々なチームのお兄さん、お姉さんが、手伝ってくれています。感謝ですね~。

また、今年は、スポーツ健康科学部のブースがありました。そこでやっていたのは、なんと、
TABATAプロトコルの体験でした!
これには、ちょっと驚きました。

写真6 TABATAプロトコルの体験




この他、小学生VS大学生のリレー対決、等、本当に多様なイベントが催されました。

メインイベントは、3分間の長縄跳びです。
写真は、本番前に最後の調整をしているクラスもあり、

写真右側のクラスは、円陣を組んで、

「最高記録を出すぞ~!」
「オー!」

気合い十分です。


写真7 長縄跳び挑戦前の練習




そして、本番です。

写真8 本番



教育委員会の方、先生方とお話をしました。

これらのイベントは、
草津市、草津市教育委員会、
草津市小学校体育連盟、
草津市小学校校長会・教頭会、
草津市全小学校の先生方、
そして、
立命館大学との
連携の元で、実現しています。

本学部の先生方も、事務室の方も、このイベント開催に深く関与しています。


たった一日のイベント、

でも、このたった一日のイベントが、子供達の運動の自信に対する効果のあることが、実証されています。

https://www.ritsumei.ac.jp/kyoshoku/kankobutu/backnumber.html/


大変多くの機関・人の連携が、
子供達の運動に対する自信を高める効果を生み出している。

大変嬉しくなりますね。


今回参加した子供達にとって、
ジュニアスポーツフェスティバルくさつが、
記憶に残るイベントになればいいなぁ~、
と改めて思いました。



それでは、良い週末を!

【 智 】

追伸。ken先生、JSFくさつの様子、あげさせて頂きました~。
ありがとうございました~。

2016.10.10

高大連携のセミナー

 清々しく、空が抜けるような青空が広がる季節になりました。


  さて、先週の金曜日に、京都府立北嵯峨高等学校に行かせてもらい、スポーツ科学コースの2年生、3年生約80名の前でお話しする機会を頂きました。大学院スポーツ健康科学研究科を修了して、保健体育教員として活躍しているWest先生から依頼を受けました。West先生は、学部卒業するときに、京都府の教員採用試験に合格し、より高い研究力と実践力を身につけるために、本研究科修士課程で学んだ後に、教員の現場に立たれました。京都府は、このような採用試験合格者が、大学院へ進学して学ぶ間の猶予期間を与える制度があるようです。素晴らしいことです。

  話しがそれましたが、今回は、「高大連携」の一貫という観点で依頼されましたので、
    1.大学で学ぶとは
    2.スポーツ健康科学とは
    3.これから求められる人財
 という内容で、日頃考えていることを中心に話しました。そして、最後のところで、グループワークをしてもらいました。テーマは「10年後の社会のイメージと課題、そして皆さんの貢献」。


 「大学で学ぶとは」の冒頭で、「なんで大学へ行くの?」と生徒へ質問させてもらいました。それぞれにしっかりとした回答、専門性を身につけたい、将来の夢のため、国際的な視野を身につけたいなどをもらいました。どれも素晴らしい考えです。
私が説明したのは、『未来の応用問題を解けるようにすること』です。高校までは、基礎問題(正解がある問題)を解き基礎学力をみにつけ、大学では、正解はないかもしれないが、「これを解きたい!」という課題(応用問題)を自らが設定し、それを論理的な思考で解くこと。また解けるまで諦めない人間力をつけることが、大学の学びです、と説明しました。

 「これから求められる人財」のところでは、いわゆる社会人基礎力といわれている、
     ・前に踏み出す力
     ・考え抜く力
     ・チームで働く力
について、卒業生やアスリートの例を引きながら話しをさせてもらいました。これらの力は特別な時に身につくのではなく、日々の日常においても少しの気づきと工夫で実践できることも話しをさせてもらいました。


 話しに熱が入り休憩時間をとることができず、2時間通しのセミナーとなりましたが、生徒の皆さんは本当に集中して、熱心に聴いてくれ、おかげで秋空のように清々しい気分で教室を出ることができました。先生方の日頃の教育の賜物と感激・感心しました。

 今回のセミナーをきっかけに、大学進学も含めて自らのキャリア形成を考えるきっかけとなれば嬉しい限りです。また、その中で「スポーツ健康科学」への興味・関心を深めて、本学部の教育・研究への理解を深めてもらえれば何よりです。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
  今日は体育の日。先の東京オリンピックの開会式の日です。各地で運動会が行われていることでしょう。たまにしか運動されていない方、しばらく全力で運動 したことがない方は、くれぐれも無理のないように。私の同僚で、陸上の元日本選手権出場経験を持つ40代のコーチが、先日地域の運動会で両太腿肉離れ、と なりましたので、「昔取った杵柄」は一番用心すべきのようです。
【忠】



2016.10.08

【 智 】ゼミでの学び:その3


【 智 】ゼミでの学びシリーズは、第3回です。

第1回は、「【 智 】ゼミでの学び:その1」と題して、2016年6月4日(土)に、
エポックでの学び、ドッジビーを使ったスポーツ指導について、記事にしました。

第2回は、「鍛えの夏! ゼミ学部生編」と題して、2016年8月27日(土)に、
オリンピック・パラリンピックについて、
スポーツ教育学、スポーツマネジメント、
健康運動科学、スポーツ科学の観点から、
前期の学びの発表の様子を記事にしました。

そして、第3回ですが、第1回と第2回とは、主人公が異なります。

お気づきでしょうか。

第1回も、第2回も、3回生が主人公でした。
今回は、4回生が主人公です。

4回生は、前期から今まで、就活、教育実習、教員採用試験等、
学生生活仕上げの内容について、励んできました。

【 智 】ゼミでは、自分が望む企業に就職が決まった人が沢山います。

〇〇製薬、〇〇食品、〇〇バン、〇〇ム等、皆さんよく知っている名前の企業です。
本当に良かったと思います。
また、これからの進路を真剣に考えている人も、沢山います。
嬉しいことです。
教員を目指す人もいます。
今年は、京都府小学校、滋賀県小学校、富山県中学校、広島県中学校、群馬県中学校と
5名もの人が、ゼミから現役で合格しました。

Friend草先生のご尽力、そして、Summer Princess先生のお陰です。
ありがとうございました。

ゼミ生、みんな本当に、よく頑張ったんだなぁと改めて、ゼミ生の頑張りに脱帽です。

さて、ippo先生のブログにもありましたが、さあ、4回生は、学生としての集大成、卒業論文への挑戦です。

いくつかの「関門」がありますが、後期授業開始早々に行われる「中間発表」も大きな関門の一つです。

写真をご覧ください。

写真1 発表の様子



こんな感じで発表しましたが、1限から行っており、3回生も参加していました。
写真は、4回生のみの時の発表会です。

タイトルは、いくつかをあげますと、以下のようです。

小学生から大学生を対象とした研究では。。。
 〇 小学校高学年における持久走の指導方法の検討
 〇 短時間運動プログラムが中学生の体力に与える効果の検証について
 〇 高校生の水球指導に関する研究
 〇 パーソナリティ特性が大学生の運動学習プロセスに及ぼす影響

スポーツ体験に関する研究では。。。
 〇 自然体験活動が子供に及ぼす効果に関する研究
 〇 ハンドボールの指導方法に関する研究
 〇 サッカー指導における予備運動が主運動への意欲に及ぼす効果の検討

広く社会に焦点を当てようとする研究では。。。
 〇 リーダーに関する研究

運動などのデータを得て行う研究、文献を整理して行う研究等、様々です。
面白そうですね。

教育実習等に行っている人は、別の開催ですが、やっと終わった~、という写真が下の写真です。
実は、まだまだ、これからですがね~。

写真2 やっと「中間発表」終わった~ (まだ、「中間発表」だよ)



それで、これから頑張るぞー、という写真も撮っておきました。
写真3は女子編、写真4は男子編、です。

写真3 頑張るぞ~ 女子編



写4 頑張るぞ~ 男子編



さあ、これから、取得したデータの解析、文献を主とする人は、文献の読み込み、が始まります。

ですが、なんだか、3回生と違い、4回生は、余裕がありますね~。どうしてだろう?
就活等のビッグイベントを乗り越えたからでしょうか?

4回生は、これから、卒論まっしぐらです。

最後まで、諦めずに、最後まで、熱心に、取り組んで欲しい、
と強く願っています。


それでは、良い週末を!

【 智 】

2016.10.03

スポーツ健康科学キャリアプロジェクト

 先週、1回目の授業がありました。教員にとっては、1週目の授業は、スポーツにたとえると開幕戦のような感じです。久しぶりに会う学生に、夏期の活動(学会、論文作成、調査、実験など)の成果を講義に盛り込み、適切な刺激を与えられるかどうか、非常に気になります。盛り込みすぎて消化不良にならないか?押さえすぎで刺激がすくな過ぎないか?などを考えながら、準備を進めます。というような1週間を、先生方と学生が迎えました。

 今日の話題は、表題の通り、キャリア形成です。大学院博士前期課程(いわゆるM)の授業で、「スポーツ健康科学キャリアプロジェクト」という科目があり、昨年から担当しています。必修科目でM1全員が受講しています。

 授業の冒頭に「キャリアってなんですか?」と受講生へ質問。それぞれにしっかりした回答をもらいました。

 辞書で調べると、「特に専門的訓練を要し一生の仕事とされる職業、一生の仕事」という意味が出てきます。
 もう一つは、「生涯,一生の行路;経歴,履歴」。前者は、ワークキャリア、後者は、ライフキャリアといわれるもので、人生の大半は、働くと言う意味で、両者は重なりが多くなります。
 

 「スポーツ健康科学キャリアプロジェクト」では、キャリアに関する本、キャリアを積んできた専門家のセミナーなど、本、人のキャリアを参考にしながら、受講生がグループワークをしながら、それぞれの「キャリア」を考える時間にしたいと願っています。

 未来のキャリアをどのようにイメージできるか、未来をどのように拓くのかに焦点をあててもらうため、「スポーツ健康科学キャリアプロジェクト」の名前の通り、最終報告は“10年後の未来予想図”を芝居(ビデオクリップ作成)にて表現してもらいます。

 「Mの力」を高めるひとつのしかけです。

 興味のある方は、是非、最終発表会(2017年1月19日木曜日4限目 アカデミックラウンジ)にお越しください。

 いずれにしても、人のキャリアを参考にしながらも、唯一無二の人生において、『自分自身がキャリアのコーチ・トレーナーとして自分のキャリアを育てる』ということを学ぶことができる授業にしたいと考えています。

 それから、下記のFBに受講生がキャリア、自らの研究に関わることをアップしていきますので是非お読みいただき、良かったら「いいね」をクリックしてください。
立命館大学スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科公式FB
 https://www.facebook.com/rits.spoken/

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
 本日と来週の月曜日、2回生対象のオープンゼミデイが開催されます。
 また、今週は、4回生の卒業論文の中間発表会です。いよいよ、締め切りまで2ヶ月。
 最後まで、しっかり走りきってくれるでしょう!
【忠】