[ education ] の記事一覧

2019.06.18

学習支援セミナー

こんにちは。かわいです。


先日、部活の1回生向け学習支援セミナーに参加してきました。

今の4回生が1回生の時に頑張っていた姿を思い出して伝えてきました。

やる気になってくれると嬉しいです。彼らの姿を見て後進もまた頑張ってくれることでしょう。

(教育学や心理学では、世代継承性と呼ばれます。generativityの訳語です。)

 (kawai)20190618


セミナーでは、次のポイントが強調されていました(セミナーの内容は文学部の先生譲りです)。

・「これから何が起こるか」が分からないことをするのは非常に疲れる

・「今から何があるか」「これからどうなるか」が分かっていれば、疲労感も疲労も大幅に減る


そこで、受講生に「試験は何科目かな? レポートは何科目かな?」と質問が投げかけられました。

「やばいやばい」、「え、何科目やっけ?」、「6?7?」、「試験の日程っていつわかるの?」

と大相談会が発生しました。


彼らは、部活も学業も両方頑張っていて、かなり慌ただしい日々を送っています。

だからこそ、セミナーを機に、「これから何が課題としてやってくるか」を把握して、自分で自分の

大学生活のハンドルをしっかり握っていってほしいと思います。


今日すべきことは何か、この3日間でしないといけないことは何か、この1週間の課題は何か、

次の1ヶ月で全部でどれだけの課題があるのか、と洗い出して細かくスケジューリングして

日々過ごしてもらえればと思います。その計画する能力自体が、これからの時代と社会で重要な能力

となると思います。


と言いながら、

今日中にしないといけないことが今日中に終わらないことが判明して頭を抱えている午前中です。

学生たちと一緒にガンバリマス




2019.06.17

Chisakiさん (食マネジメント学部一期生)

先週は、嬉しい学生の訪問がありました!

Chisakiさん、食マネジメント学部の2回生。すなわち、食マネジメント学部の1期生です。

  [aikoa]20190617

お昼休みに突然の訪問でしたが、
「私の家族の古い知り合いの大塚さんから、先日、立命館大学の伊坂先生にお会いしたのでごあいさつしてきてたら!」 と勧められて訪ねてきてくれました。

お話しを聞いてみると、先日、私が出席したある企業主催の学生も招待した大きなイベントがあり、そのときに、大塚さんは来賓としてお越しの方でした。近くのテーブルに座っておられましたので、ご挨拶させてもらい、名刺交換をさせていただきました。

大塚さんは非常に素敵な、凛とした女性で、「歴代の総理の秘書官として・・・・」と司会の方からご紹介されていました。Chisakiさんとの縁は、Chisakiさんの祖母が東京でアパートを経営されていて、基本は男性にしか貸さないのを、特別にアパートを貸したところから縁が結ばれ、家族ぐるみでのお付き合いが始まったようです。祖母はすでに他界されたようですが、大塚さんから、「私を祖母のように思い、私の故郷の新潟をあなたの故郷のように使ってください」と素敵な言葉もかけてもらっているようです。

そのような素敵な縁に、私もつないでもらい、大変感激しています。

Chisakiさんに、東京出身なのに関西にきたのは? と尋ねたところ、

「そのような質問は高校の同級生にもたくさんされて、不思議がられていました。でも私は、食のことを学びたくて、そしてその食の学びから世界へ発信していきたくて、またイタリアにも留学できる制度があるのを知り、立命館大学の食マネジメント学部を熱望して来ました!」とのこと。

 思わず感激で一杯になり、向かいの長積学部長にすぐに報告に駆けだしてしまいました!

 やはり、『この学びがある』『面白いことができる』『極められる』など、学び、研究のコンテンツが大学の一番の魅力です。

 そのことを、キラキラしている食マネジメント学部一期生のChisakiさんから再確認させていました。

 今は、ピザ釜でピザを焼くのが楽しくてしかたないようで、イタリアへの短期留学も楽しみに学生生活をイキイキと過ごしています。こんど、ピザの試食もさせてもらえそうなので、それも楽しみです。
 
<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>> 
Chisakiさんとのやりとりで、おもわずキャッチコピーを考えました。如何でしょうか?

     学生の数だけ学びがあり
     学びの先にチャレンジする
     大海が広がっています
     Beyond borders Ritsumeikan

第1回彗ひろば(バイオメカニクス研究会)が開催されました。日本バイオメカニクス学会主催です。企画提案してから約3年。じっくり時間をかけましたが、若手研究者にとっても、学会発展のためにも礎となる研究会となることを実感しています。来年も6月に開催します。スポ健から多くの発表申し込みを期待しています。ただし、この研究会は、事前に申込論文の提出、審査の上、発表者が決まりますので、発表できることが、誉れのひとつになります。是非、チャレンジを!
http://www.ic.fc.ritsumei.ac.jp/keihiroba/index.html
【忠】 

2019.06.16

スポ健な人 (33) Kaho さん

いよいよ関西でも梅雨に入りそうになってきました。
みなさま、いかがお過ごしですか?

今日は、新入生をサポートしてくれる
団体について紹介したいと思います。

スポーツ健康科学部には、新入生の学生生活を
サポートしてくれる「オリター」という組織があります。

今回は、オリター執行部の Kaho さんを紹介したいと思います。
 (atsushi)20190505

私「オリターについて教えてください」
K 「オリターとは、新1回生をサポートする団体です。
  新生活で様々な不安があると思いますが、
      その不安を解消できるよう活動しています」
私「なぜオリターになろうと思ったのですか?」
K 「一回生の時のオリターさんに憧れて、
      自分もそう人になりたいと思ったからです。
    オリターさんの企画に参加して、自分の意思を表せるようになって
      成長できたと感じられたので、新入生が成長するその場に
      自分も関われたらと思って、オリターを志望しました」
私「新入生へのメッセージを御願いします」
K  「大学に入っていろいろな人に出会うと思いますが、
       一つ一つの出会いを大切にして欲しいです。
       いろいろな価値観に触れて、自分の良い点、
       足りていない点に気づいてもらえたらと思います。
       困ったことがあれば、ぜひオリターの先輩に相談してください」

新入生の皆さんも、もしも何か起こりそうであれば、
ぜひオリターの先輩にも相談してみてくださいね。

それでは、また。失礼致します。
よい休日を
Atsushi

2019.06.11

学生にどう働きかけるのか

こんにちは。かわいです。


先週のブログで記した大学教育学会では、10年近く前から交流のある先生方とラウンドテーブルを持ちました。


 (kawai)20190604_1


ラウンドテーブルは、「経験学習型教育実践で 学生にどのように 働きかけるのか 〜学生への働きかけをめぐる実践知についての省察〜」

というタイトルです。


おもしろかったことは、登壇者の三人ともにかなり学生に寄りそって、問いかけていたということです。

例えば、私の場合、学生さんがいろいろ粘り強く挑戦していると口にしたら「どんなことを粘り強く取り組んだのですか」

続けて、「ロボコンの大会です」と答えたら、「そこでどんなことに粘り強く答えたのですか」と繰り返し、問いかける

ことを3名とも実践していました。


別の先生は、「なぜ〜をするのか」「何のために〜をするのか」「そもそも、なぜ〜するのか」と「なぜ」という

問いを繰り返し学生に渡していると実践の様子を報告してくださいました。また別の先生は、学生さん自身が感じたことを

一通り語ってもらった後、別の立場の人がどう感じていたか、その人からはどう見えていたかと複数の立場・視点を変え、

て言語化できるように働きかけていました。


言語化すること(あるいは現実それ自体)のもつ重層性を問いかけることでときほぐしていくような実践の様子が見えて

とても興味深かったです。


最後に、フロアの参加者の方々も含めて頭を悩ませたのは、

・「このような問いかけは重要だし有効だと思うが、過剰・過保護なのではないか」

・「学生が、自分たち自身でそれをできるようになるにはどうすればいいのか」

・「私たち(教職員)が与える側になることで、学生を受け取る側(受動的な立場)に固定しているのではないか」

という問題でした。研究としてはとても大切な問題を再確認できて有意義な時間でした。

実践としては、この問題を視界に収めて、日々の実践の中で悩んでいくしかなく、悩ましい限りです。


かわい

2019.06.10

もっと自由に ものづくりを

立命館学園の次の10年の中期計画 
学園ビジョンR2030のキーメッセージは、

『挑戦をもっと自由に』 です。
https://www.ritsumei.ac.jp/features/r2030/

それを、なぞったような
『もっと自由に ものづくりを』
の幟をびわこくさつキャンパス内で発見しました!
場所は、理工学部の教育研究棟の一つ、イーストウイングの1Fです。

   

AIOL(All In One Laboratory) といわれる、このスペースでは、実際に色んなものづくりができます。
説明によれば、「機械工作や電子工作に必要となる各種工作機器、工具、部材、測定機器やCADシステムなどが配備され、IoT、AIやソフトウェア(MATLABなどの代表的な計算機言語)などについても整備されます。学生および院生は設備や部材を基本的に無償で利用することができます。コンセプトの具現化、設計、試作などに対して指南できるアドバイザーが複数常駐しており、これらの実践を通じて理解を深めることができる場です。」

   

https://www.ritsumei.ac.jp/se2017/making-things/aiol/

もちろん、スポーツ健康科学部・大学院研究科の学生・院生も利用できます。MATLABのプログラムについても質問も受け付けてくれます。理工系を含めた総合・学際のキャンパスならではの拠点です。

是非、覗くだけでも行ってもらえると、ものづくりについての関心を高める機会にもなるでしょう。

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>> 
サンノゼ州立大学から鶴池先生とATC養成のプログラムの院生2名の来訪がありました。敦井家先生から、「今回は、貴学の先生方、施設に驚き、なによりもGATプログラムの学生の一生懸命に感銘しました。いろいろな可能性があると思いました。私の方で何かお役に立つことがございましたら、いつでも申し付けてください。」との嬉しいメッセージを頂きました。

【忠】 

2019.06.09

GAT Step-Up セミナー

関西では梅雨に入りそうで
まだ入っていないないようですが、
皆様いかがお過ごしですか。

今回は、「GAT Step-Up セミナー」について紹介したいと思います。

スポーツ健康科学部では、GAT を志望する学生をサポートするために
「GAT Step-Up コース」を実施しています。その中では、
学生の英語力の向上を図るレッスンだけでなく、
ATC としてのキャリア形成を行うために、
様々な分野で活躍している ATC の先輩を呼んで
セミナーを行ってもらう、「GAT Step-Up セミナー」があります。

今週の水曜日に、San Hose University の Athletic Department の
3名がスポーツ健康科学部を訪問しました。

そこで、先方の ATC を歓迎するためと ATC の先輩から話を聞くために、 
GAT を志望する学生が中心となって、二日間セミナーが開催されました。

 (atsushi)20190609-03

私は冒頭しか出席してなかったのですが、
スポーツ健康科学部の学生達が英語を用いて、
立命館について必死に説明するのを聞いて、
「頑張れ〜」と思いながら、聞いていました。

こういった取り組みを通じて、彼らが ATC として
どのようなキャリアを歩んでいくか考えていく機会になってほしいと思いました。

それでは、また。失礼致します。
よい休日を
Atsushi

2019.06.08

調査員デビュー in 秩父宮ラグビー場

秩父宮ラグビー場で、今シーズン最後のサンウルブズ戦があり、観戦者調査のため、上京しておりました。
今回は、ゼミ生の2人も上京し、
調査員としていつも観戦者調査を運営してくださっている早稲田大学スポーツ科学研究科の院生たちに混じり
秩父宮ラグビー場で観戦者調査デビューを果たしました。
スタジアムでの観戦者調査の実施は、先週ご紹介した「調査方法論」で学ぶ一部の実践にもなるわけです。

(ゆ)2019060801
最初は早稲田の院生たちに、名前は聞いていたものの初めての秩父宮ラグビー場、国際試合と初めてづくしのなか
やや緊張していたようですが、院生たちのサポートもあり、きっちりと役割を果たしてくれました。
院生たちからもお褒めの言葉を頂きました。

(ゆ)2019060804

サンウルブズ戦の日は、「秩父宮みなとラグビーまつり」に神宮球場での早慶戦、
秩父宮ラグビー場でのサンウルブズ戦が開催されていたこともあり、とても賑やかでした。

(ゆ)2019060802
ゼミ生の2人と私は早めに集まって、これらのイベントの見学しながら外苑周辺を歩き、建設中の新国立競技場まで散策してきました。

(ゆ)2019060805

その間、様々なスポーツマネジメントの話をしながら、関西では見られない、都会のど真ん中でスポーツが中心となる街の華やかさや、
ワールドカップやオリンピック•パラリンピックに対する温度差を感じてくれたようです。

(ゆ)2019060803

外苑周辺は、私がまだスポーツを学問として学ぶなど一ミリも考えていなかった学部生時代に早慶戦の観戦に歩いた道であり、
社会人になって秘書としてボスの後ろについて何度も何度も歩いた道でもあります。
社会人大学院生として、年齢の変わらない恩師や若い研究仲間とともに調査研究の場として歩いた道でもあります。
そして、この道は今現在、ともに学ぶ学部生たちとともに歩くという、新たな経験を与えてくれました。


写真は秩父宮ラグビー場と外苑周辺
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。


#明治神宮野球場
#建設中の新国立競技所
#クーベルタン伯爵

2019.06.04

AIと教育

こんにちは。かわいです。


6/1-2と玉川大学で開かれた大学教育学会第41回大会に参加してきました。

基調講演は新井紀子先生( 国立情報学研究所 社会共有知研究センター長・教授)による「AI 時代の高大接続改革読解力調査から見る今の高校生・大学生」でした。


 (kawai)20190604_1


新井先生は、これまで人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」(2011~)を進め、基礎的・汎用的読解力を高精度で診断する「リーディングスキルテスト」(2016~)を開発してきました。


AIは、センター模試で5教科6科目で偏差値57.1を達成し、全大学中7割で合格可能性80%以上をたたきだしました。


しかしながら、東ロボの誤答の分析から、AIは意味を理解することができないことが明らかになっているそうです。人間であれば常識や簡単な推論でわかることにAIがつまずくことが報告されました。


「意味を理解して読み、書き、考えることが人間のAIに対する優位性」


なぜ意味がわかる人間が意味を理解できないAIに敗れてしまったのか、この疑問が読解力テストの開発研究に取り組んだ理由だそうです。


読解力テストの開発から、教科書が読めない生徒は、キーワード検索的に文を「見て」いるだけで、意味を理解して「読んで」いるわけではないことが明らかになりました。


講演を聞きながら考えたことは、次のような疑問です。

 どうして意味を理解して読まないのだろうか

 そもそも、意味を理解するとはどういうことだろうか

 どうすれば意味を理解して読めるようになるのだろうか

 意味を理解する読解力と競技能力に関係はあるのだろうか、あるとすればどのような関係があるのか、そしてなぜ関係するのだろうか


疑問は尽きませんね、考え込んでしまいました。



かわい


2019.06.03

大塚光雄先生 ご結婚おめでとうございます!

6/1 琵琶湖畔の結婚式場にて、助教の大塚光雄先生が結婚式を挙げられました!

   

学部・研究科の先生方、研究仲間の多くが招待され、素敵な結婚式、披露宴に参列いたしました。

   

スタイルの良い大塚先生、普段よりもさらに輝いていました。
奥様の広子さんもとても素敵な方で、素晴らしい笑顔でした。

   

来賓の方の祝辞でマザーテレサの言葉を引用され、
Let us always meet each other with smile, for the smile is the beginning of love.
『いつもお互いに笑顔で会うことにしましょう。笑顔は愛の始まりですから。』

の言葉を贈られていました。まさにその通りですね。

笑顔から、毎朝スタートしたいですね。

   

大塚光雄さん 広子さん そして愛娘のめいちゃん、笑顔あふれる素敵な家庭を築いてください!

<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>> 
昨日は、品川で、グローバルティーチャー賞報告会
http://globalteacherprize.jp/
があり、パネルトークに参加させてもらいました。
【忠】 

2019.06.02

基礎演習 MR 実習

暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか?

今回は、基礎演習の MR 実習について紹介したいと思います。

この MR 実習は、1回生向けの基礎演習で、
スポ健に設置されている MR 装置を用いて実習するという、
非常にユニークな内容です。

この記事を読んで下さっている方も、
MR 装置については、病院で入られたことがあったり、
テレビで見たりして、何となくは知っておられると思います。

ただ、どのような原理で画像が出来のかや、
また、病院などの臨床現場以外で、
どのようにスポーツ健康科学の分野で
利用されているのかは、ご存じない方が多いと思います。

スポーツ健康科学部に入学した学生も同様の状況ですので、
この授業では、MR の原理や様々な MR 画像法について、
実習を交えながら、学んでいます。

 (atsushi)20190602-04
(写真は、実習を担当している Takuma 先生です)

MR 装置のような先端機器は、あるだけでも凄いのですが、
積極的に研究に活用することで、
さらにスポーツ健康科学研究が進むと思いますので、
MR 実習を受講した1回生が、MR に興味を持って、
ぜひ学部、大学院と研究を進めていってもらえることを願っています。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を
Atsushi