[ education ] の記事一覧

2020.02.02

スポ健な人 (38) Risa さん & Hikari さん

あっという間に2月ですね
皆様いかがお過ごしですか。

今回紹介させていただくスポ健な人は
国際協力活動を行っている
Risa さんと Hikari さんです。

二人が火曜日のラン智タイムセミナーで
活動について話をしてくれたので
紹介させていただきます。

Risa さんは、体育やスポーツによる
国際貢献というテーマで、
ケニアに行かれました。
https://ritsumeikan-ava.com/blog/detail/id/15803

 (atsushi)20200126-01

また、Hikari さんは、三年連続で
カンボジアに行き、体育やスポーツの
授業をすることで、現地の子供たちの
運動能力や自己認識が変化するのか
調査を行っています。
https://www.ritsumei.ac.jp/scholarship/activity/activities/report.html/?id=24
 (atsushi)20200126-02

二人とも話が大変興味深く、
素晴らしい発表を聞かせてもらいました。

彼らが二人とも「スポーツ健康科学部の授業でも、
スポーツと国際貢献について学べたら良いのに」と、
言っていたので、何とか次期カリキュラムで
実現したら良いのになぁ〜と思いました。

スポーツ健康科学部の卒業生からは、
これまでもJICA の派遣で
コスタリカに行った Tomoko さん (一期生) などがいて、
積極的に海外に出ていき、活動しています。
後輩たちも是非先輩たちに続いて、
国際的に活躍してもらいたいものです。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を
Atsushi

2020.02.01

研究入門の終わりと新しいゼミスタート

このブログをお読みいただくころには、試験も終わり、既に春休みとなっています。
今年度の最後の授業は、2回生たちが苦しんだ研究入門でした。
私は、現2回生の入学とともに着任したので、ほぼ全員の顔と名前が一致しています。
2回生になったばかりの時には、「研究とは何か」すら理解していない学生たちが、どのような領域を選択するのかはとても興味深いことです。
そして2回生が終わるまでには、「私はこの領域すすみたい」、「こんな研究がしてみたい」と初めて研究計画書きます。
今後、2年間かけて卒業論文を仕上げていくことになります。
先週のブログに記したように、スポーツマネジメント領域に進学してくる学生は、スポーツに興味があるもののスポーツ健康科学部の学びが役に立つこととして、「教員」、「トレーナー」、「選手」という3つしか中心となります。
どの領域に進んだとしても、特に1回生や2回生には、スポーツマネジメントという領域があることを知ってもらうとともに、スポーツをマネジメントする必要性や楽しさを伝えたいと思いながら常日頃授業などを行っています。
そのような中、昨年度のゼミ選択でスポーツマネジメント領域の担当教員である私の研究室を希望してくれた学生たちといよいよをゼミ活動が本格的に始まります。
昨年から自主的にゼミに見学に来てくれたり、学会や調査に一緒に参加したり既になんとなくゼミ活動が始めていた学生もいました。

(ゆ)20200201-01


個別にはゼミ生と連絡を取っていましたが、初めてゼミ生全員と一堂に顔合わせをしました。
残念ながら一人欠席でしたが、比較的打ち解けてくれているように見えて安心しました。
「もっと面白いことができませんか?」なんて質問してくれるゼミ生が出てきてくれると嬉しいなと思っています。


写真はゼミの初顔合わせ
撮影:ゆ
写真の無断転記はご遠慮ください。

#共に学ぼう
#楽しく学び、まじめに遊ぶ

2020.01.29

観客動員数を増やすには?

本日、先程終了したホットな催しのご報告をさせていただきます。
標記のタイトルで、スポ健学生委員の皆さんが(特にYuさん、Seiyaさんが中心となって)企画したワークショップが本日、アカデミックラウンジで開催されました。

講師は、スポーツ庁政策課 教科調査官の関伸夫さまにお願いすることができました。
オリンピックイヤーで超繁忙期ですが、大変貴重なお時間を頂戴することができました。
これも偏にスポーツを発展させたいと思う学部・研究科の学生の想いに少しでもお役に立てればとの想いから、お引き受けくださいました。
心より深謝致します。

さて、まず関さまの方からスポーツ庁の取り組みについての概要のお話がありました。
 (th)2020-0129th1
それをもとに、学生委員さんが企画した3つの観点、すなわち「プロスポーツ」「大学スポーツ」「総合型地域スポーツクラブ」に対し、グループを作り、集客率を高めるにはどうすればいいのかについて協議しました。
 (th)2020-0129th2
モデレーターというか、コーディネーターが各グループに1人付いており(勿論学生です)、彼・彼女らにイニシアティブをとってもらって皆でディスカッションしていきます。
Hassyは「大学スポーツ」のグループです。
観客と言っても、それは同じ学生なのか、地域住民か、、そしてどんなスポーツか、、などなど、大きなテーマに対して視点を絞り込み、ブレインストーミングとKJ法などで議論をまとめていきました。

詳しい内容は今年度?次年度?の学会誌に学生委員さんから報告がありますので、それに譲るとして、各グループ様々な視点から多様な意見・アイデアが出ておりました。
 (th)2020-0129th3
それらに対して関さまにご講評いただき、続いて2回目の協議へと突入致しました。
関さまからは「なぜ観客数を増やすのか?」「その意義は何か?」について掘り下げて考える必要性をご指摘いただきました。
また、広告の方法等についての意見が多く出た1回目の議論に対して、興味・関心の希薄な層をどう動かすのか?この難題についてしっかり考える必要性も浮き彫りになりました。
各グループさらに熟考し、2回目の発表では一定の結論を述べるに至りました。

最後に関さまもおっしゃっていましたが、やはりこの段階での結論は難しく、ただ、スポーツについて皆が話し、考え、スポーツの価値について再考、熟考したこと、することが大事だということです。
第2期スポーツ基本計画についてご紹介いただき、https://www.mext.go.jp/sports/content/1383656_001.pdf
スポーツの未来について考える機会となりました。

最後に参加者からの種々の質問にお応え頂きました。
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なかには、クローズド前提でお応え頂いた内容もあり、これは参加した者だけの特権!ということで、ブログ報告は差し控えさせていただきます。(笑)

参加者からは非常に有意義な時間であったと伺いました。
私もとても楽しい時間を過ごしました。
関さま、ありがとうございました。
そして何より、学生委員の皆さん、企画・運営をありがとうございました。

2020.01.28

2020年1月16日口頭試問その後

こんにちは、かわいです。


口頭試問の後、集まれる学生で懇親会を開くとのことで、

参加してきました。


口頭試問の後、15週目の締めの授業を2つ行い、

これからの学びを激励するメッセージを学生に伝えた後、

よたよたと懇親会会場にたどり着きました


会はとても楽しい時間で、学生同士も楽しく話してくれていました。

学生たちに言われて強く感じたことが一つあります。

ゼミでは、もともと異なるコミュニティに属していた学生が一緒に

なります。例えば、オリター活動に熱心に取り組んだ学生たち、

体育会の部活に熱心に取り組んだ学生たちといった具合です。


このゼミでは、何気なく、最近頑張っていることは?や

将来どうなりたいかを垣根を超えて聞き合う活動をしてきた

結果、コミュニティの壁なくお互いにいい関係を作れたようです。


最後に、お花をもらいました。予想しておらず、本当に嬉しかったです。

最後のデザートにメッセージもつけてくれました。

(店員さんが、「誰が先生?」となっていたような気も少ししますが)


これからも学生同士の関係がかけがえのないものになるようにということと

私も彼らに育ててもらったということを伝えました。

 (kawai)20200128

本当に、大学人としての「一皮むける経験」になったと思います。

この経験を糧にさらに学生の成長を引き出せる教育を創り出して、

今度は卒業した彼らと人が成長しあえる社会を生み出していきたいなと

思いました。


かわい





2020.01.26

今週は代講で疲れました

あっという間に1月も終わりに近づいてきましたが、
皆様いかがお過ごしですか。

英語の先生がインフルエンザにかかり
ダウンしたので、今週は、代講で
月曜日と火曜日に授業を行いました。

「大学の先生だと、授業をするのは慣れているでしょ?」とか
思われがちですが、私にとっては、
何年教えてても授業は難しく、
ましてや、教えたこともないクラスを
教えるのはさらに難しかったです。

ES の学生に、どこまで進んでいるのか
どんな風に普段授業しているのか聞きながら
なんとか行いました。

学内でもインフルエンザの証明書を持ってくる学生も多く、
中国でも新型のコロナウィルスが流行していますし、
健康には本当に気をつけないといけないなと
思った一週間でした。

それでは、また。失礼致します。
良い休日を

2020.01.25

基礎演習 最終回

1月15日に基礎演習は最終回を迎えました。
最後は、これまでの振り返りとして課題を出していた「冬休みの宿題」の発表会でした。
宿題の内容は以下の通りです。

1.SDG'sへの取り組みへのあなたの貢献度
  ①100%中  〇% 
  ② ①で、〇%とした理由
2.立命館大学スポーツ健康科学部に入学してこれまでの日々で学んだこと
3.基礎演習で学んだこと
4.2回生になるにあたっての抱負
5.Dクラスのみんな(AAさん含む)にメッセージ

SDG'sの貢献度に対する取り組みでは、それぞれが自己評価と他人からの評価のギャップに驚いたようです。
試行錯誤を重ね学びを積み重ねてきた学生たちは、4月に比べてずっと顔つきも引き締まって自信もついているように見受けられました。
昨年4月にスポーツ健康科学部の就職先としてイメージすることは?と質問した際、
「教員」、「トレーナー」、「選手」という3つしか挙がって来なかったことを伝えると、ほぼ全員が苦笑いをしていましたので、スポーツ健康科学部の出口は、とても多様であることに気づいてくれたのだと思います。
これまでの学びに関してはスポーツの専門的な知識やスポーツは社会と関わり、そして日々の学生生活からの学びなど様々なことが挙げられました。

(ゆ)20200125-01

同じ大学の同じ学部で学び、基礎演習では毎週同じ学びをしているにもかかわらず、個人の気づきや成長が異なるのは非常に興味深いです。
課題発表の締めくくりは、全員Dクラスの仲間やAAさに対する感謝の言葉でした。
まだ3年もあるとはいえ、あっという間の3年になると思います。
2回生からは1回生の時からは想像がつかないほどの相当きつい授業が待っています。
私もそのうちいくつか授業を担当しています。
ある学生さんが、「授業の準備は大変だったけど、それ以上に基礎演習の授業の準備をしてくれた先生はもっと大変だったと思う」と言ってくれました。
来年はお互いもっと大変ですが、嬉しかったです。

写真は基礎演習の最終回
撮影:ゆ
写真の無断転記はご遠慮ください。

#最後のスライドは、みんな感謝の言葉
#予想以上にハードな2回生が待っています。
#AAさんたちもお疲れさまでした。
#Dクラスの皆さん、AAさん、オリターさん、ありがとうございました。

2020.01.21

口頭試問(2020年1月16日)

こんにちは、かわいです。

先週の木曜日、卒業論文の口頭試問がありました。

 (kawai)20200121

積み上がった卒業論文を読み、学生同様(以上に?)私も緊張して

臨みました。


5分という短い時間で取り組んできた研究を

「伝わるよう」かつ「価値が理解されるよう」発表する

ということは決して容易いことではなかったと思います。

他の先生が「自信にしてほしい」とおっしゃっていました。

私もそう思います。


発表を聴きながら学生たちのこれまでの挑戦と成長が

透けて見えて感激していたら、合間になんでそんなに

ニヤニヤしているんですかと学生に言われてしまいました。

それは誤解です。精一杯望んでいる姿に心動かされていました。


卒業論文・卒業研究というまとまりのある知識を編集して

自分で生み出していく作業は大きく学生の成長につながっている

と思います。


一人の学生が「自分はこれをやった」と言えるように取り組みたい

と口にしていました。その姿勢と成果を含め、一人の人として

知識を持って世界と対峙することを果たせたと思います。

大げさに聞こえるかもしれませんが、これから学校から仕事・社会

へと移行(トランジション)していく彼らにとって、必要かつ有意義な

通過儀礼となっていると思いました。


学業面での大学生活を一区切りになったかと思います。

学生の皆さんには是非時間をとって、大学生活をふりかえって

自分の大学生活がどうだったかを考えてみてほしいと思います。

できるなら、共に過ごした仲間とそのことについて話し合って

ほしいなと思います。



かわい

2020.01.15

考えるチカラ

Hassyです。
週初めは成人式(大学授業休み!)でしたね。
我が息子は3年後、18で成人を迎えることになるわけで、、早いものです。。

さて、学習指導要領が改訂され、「生きる力」の醸成が主旨となっております。
娘の小学校でも英語学習が始まっており、さらにはプログラミング教育も始まるとか。。
IT社長が提唱しているような、AIを大学入試・・といったことは個人的にはあまり賛同していませんが
(義務化でなく、一部の大学、学部で導入するのはいいと思います)
考えるチカラにつながるようなプログラミングは楽しそうです。
もっとも先生方は大変だと思いますが。。

参考書の問題も中々難しいです。
例えば、
1)立方体を27つに分けるには最低何回cutすればいいか?
2)テストでカツオくん、タケシくん、アワビさん、しずかさんの4人のうち1人だけ100点をとりました。
次のうち、本当のことを言っているのは1人だけです。100点をとったのは誰でしょう?
カツオ:「ぼくは今回初めて100点とった!」
しずか:「わたしは100点じゃないよ」
アワビ:「100点をとったのはタケシくんやで」

どうですか?ちょっと考えますよね?
2)は、娘は結構スムーズに問いていました。
聞くと、普段「見かけは子ども、頭脳は大人」の探偵アニメを見ているからわかる!とのこと・・笑
周囲から「見かけは大人(おっさん?)、頭脳というか心は子ども(少年)」と言われる私は少々考えました。。。

さあ、明日はいよいよ卒論の口頭試問です。
最終成果の発表、頑張って下さい。

2020.01.14

自己調整学習

01/14



こんにちは、かわいです。

学習科学論の授業で自己調整学習について紹介しました。

学習についての科学の中では新しい潮流で研究もたくさん産み出されている領域です。

自分も読んでいてとても勉強になりました。


自己調整学習ができる学習者とそうでない学習者の対比が突き刺さります。

 (kawai)20200114

自己調整がうまくできない学習者は次のように記述されていました。

遠く漠然とした目標は持っているものの、目の前のしなくてはならない作業を

しっかりやり遂げる自己効力感は低く、興味も持てない。その結果、計画も貧弱、

うまくいかなくてもしっかり取り組まなかったからだと言い訳を用意し、

結果だけを見て単位さえ取れればそれで良しというスタンスになる。

結果、単位が取れようが取れまいが、知識も必要な能力も身に付かず、

成長のない悪循環を繰り返してしまう。


自己調整ができる学習者は、

遠い目標だけでなく目の前の課題に焦点を合わせた目標を持ち、

自分のできるところは着実に、できるかどうか背伸びする領域にも挑戦し、

うまくいかなくても、そのプロセスから学んでできるように試行錯誤し、

自分でフィードバックしたり、または他人からフィードバックをもらい、

結果についてはおまけ(付随的なもの)と捉える成熟した姿勢を示します。

結果、自身の興味関心や視野の地平を広げ、行動と経験を豊かに広げ、

能力も拡張していき、自分のできることとしたいことを豊かにしていきます。

(アイデンティティ研究の用語を使うなら、アイデンティティ地平を広げる

 と言いたいところです)


問題は、どうすれば、自己調整学習ができるようになるのかということです。

・一つは学習の型にはめてできるようになるまでパターン学習する

・他人の学習プロセスから学ぶ(モデリング)

・自分の学習プロセスをモニタリングしてコントロールする


いずれにせよ、かなりターゲットを絞って細部に分け入った作業を

「できるように」支援することが重要になりそうです。

難しいのは、自己調整学習が弱い学習者の方が、

そのようなことを「できるつもり」になってしまうという点です。

はっきりと「できていない」という結果に直面し、フィードバックを

受けることが出発点でしょうか。あるいは、「できる」まで進めない

経験も重要かもしれません。


大学では自由に学べるはずですが、日々の多様かつ多量の経験に圧倒

されてしまうこともあるかもしれません。ぜひ、2020は、自分の

テーマを自分で追求していくということを大事にしてほしいと思います。


もちろん、自分ごとから始めねば、ですね。


かわい



2020.01.13

総長PITCH THE FINAL

1/10に総長PITCH THE FINAL が開催されました。

    

予選を通った7組が、総長を含めた審査委員ならびに多くの聴衆(約250名参加)の前で、
自ら(チーム)の社会問題への意識、その解決への動機と志、そしてその解決のための具体的な組織作り・事業計画をプレゼンしました。

発表チームは、附属高校生、大学生、院生、APU学生でした。いずれも切り口が面白くて、新鮮な目線があり、若い生徒、学生の感性があふれていました。

会場に集まった聴衆の皆さんは、発表チームの社会課題チャレンジとその志を共有するとともに、このようなチャレンジを学園として後押しする「立命館」への期待を感じておられました。

今回の社会起業家の養成を、RIMIXとして学園として支援しています。
RIMIXとは、Ritsumeikan Impact-Makers Inter X (Cross) Platformの略称。
詳しくはHPをみてください
https://sdgsimpactlab.org/rimix/

立命館の強みは、様々ありますが
社会課題解決に向かって、チャレンジする機会、その中で、児童、生徒、学生が育つ環境があり、そして多くのチャレンジの成果によって、世の中に貢献する実感を持てるところにあると考えています。

そのようなチャレンジのメンバーになりたい方は、是非、本学園の小、中、高校、大学、大学院の門を開けてきてください。

受験生の皆さん、これからが本番です。くれぐれも体調には気をつけてください。


<<今週のちょっと、もっと、ほっとな話>>
スポ健1期生の本多恭子さんが、かるた日本一、第64期クイーン位を獲得されました!
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54325320R10C20A1AC8Z00/
【忠】