2020.02.02
[ education ] の記事一覧
2020.02.01
研究入門の終わりと新しいゼミスタート
今年度の最後の授業は、2回生たちが苦しんだ研究入門でした。
私は、現2回生の入学とともに着任したので、ほぼ全員の顔と名前が一致しています。
そして2回生が終わるまでには、「私はこの領域すすみたい」、「こんな研究がしてみたい」と初めて研究計画書きます。
今後、2年間かけて卒業論文を仕上げていくことになります。
どの領域に進んだとしても、特に1回生や2回生には、スポーツマネジメントという領域があることを知ってもらうとともに、スポーツをマネジメントする必要性や楽しさを伝えたいと思いながら常日頃授業などを行っています。
そのような中、昨年度のゼミ選択でスポーツマネジメント領域の担当教員である私の研究室を希望してくれた学生たちといよいよをゼミ活動が本格的に始まります。
昨年から自主的にゼミに見学に来てくれたり、学会や調査に一緒に参加したり既になんとなくゼミ活動が始めていた学生もいました。
個別にはゼミ生と連絡を取っていましたが、初めてゼミ生全員と一堂に顔合わせをしました。
残念ながら一人欠席でしたが、比較的打ち解けてくれているように見えて安心しました。
「もっと面白いことができませんか?」なんて質問してくれるゼミ生が出てきてくれると嬉しいなと思っています。
写真はゼミの初顔合わせ
撮影:ゆ
写真の無断転記はご遠慮ください。
#共に学ぼう
#楽しく学び、まじめに遊ぶ
2020.01.29
観客動員数を増やすには?
2020.01.28
2020年1月16日口頭試問その後
こんにちは、かわいです。
口頭試問の後、集まれる学生で懇親会を開くとのことで、
参加してきました。
口頭試問の後、15週目の締めの授業を2つ行い、
これからの学びを激励するメッセージを学生に伝えた後、
よたよたと懇親会会場にたどり着きました
会はとても楽しい時間で、学生同士も楽しく話してくれていました。
学生たちに言われて強く感じたことが一つあります。
ゼミでは、もともと異なるコミュニティに属していた学生が一緒に
なります。例えば、オリター活動に熱心に取り組んだ学生たち、
体育会の部活に熱心に取り組んだ学生たちといった具合です。
このゼミでは、何気なく、最近頑張っていることは?や
将来どうなりたいかを垣根を超えて聞き合う活動をしてきた
結果、コミュニティの壁なくお互いにいい関係を作れたようです。
最後に、お花をもらいました。予想しておらず、本当に嬉しかったです。
最後のデザートにメッセージもつけてくれました。
(店員さんが、「誰が先生?」となっていたような気も少ししますが)
これからも学生同士の関係がかけがえのないものになるようにということと
私も彼らに育ててもらったということを伝えました。
本当に、大学人としての「一皮むける経験」になったと思います。
この経験を糧にさらに学生の成長を引き出せる教育を創り出して、
今度は卒業した彼らと人が成長しあえる社会を生み出していきたいなと
思いました。
かわい
2020.01.26
今週は代講で疲れました
2020.01.25
基礎演習 最終回
最後は、これまでの振り返りとして課題を出していた「冬休みの宿題」の発表会でした。
1.SDG'sへの取り組みへのあなたの貢献度
①100%中 〇%
② ①で、〇%とした理由
2.立命館大学スポーツ健康科学部に入学してこれまでの日々で学んだこと
3.基礎演習で学んだこと
4.2回生になるにあたっての抱負
5.Dクラスのみんな(AAさん含む)にメッセージ
試行錯誤を重ね学びを積み重ねてきた学生たちは、4月に比べてずっと顔つきも引き締まって自信もついているように見受けられました。
「教員」、「トレーナー」、「選手」という3つしか挙がって来なかったことを伝えると、ほぼ全員が苦笑いをしていましたので、スポーツ健康科学部の出口は、とても多様であることに気づいてくれたのだと思います。
これまでの学びに関してはスポーツの専門的な知識やスポーツは社会と関わり、そして日々の学生生活からの学びなど様々なことが挙げられました。
課題発表の締めくくりは、全員Dクラスの仲間やAAさに対する感謝の言葉でした。
まだ3年もあるとはいえ、あっという間の3年になると思います。
2回生からは1回生の時からは想像がつかないほどの相当きつい授業が待っています。
私もそのうちいくつか授業を担当しています。
ある学生さんが、「授業の準備は大変だったけど、それ以上に基礎演習の授業の準備をしてくれた先生はもっと大変だったと思う」と言ってくれました。
来年はお互いもっと大変ですが、嬉しかったです。
写真は基礎演習の最終回
撮影:ゆ
写真の無断転記はご遠慮ください。
#最後のスライドは、みんな感謝の言葉
#予想以上にハードな2回生が待っています。
#AAさんたちもお疲れさまでした。
#Dクラスの皆さん、AAさん、オリターさん、ありがとうございました。
2020.01.21
口頭試問(2020年1月16日)
こんにちは、かわいです。
先週の木曜日、卒業論文の口頭試問がありました。
積み上がった卒業論文を読み、学生同様(以上に?)私も緊張して
臨みました。
5分という短い時間で取り組んできた研究を
「伝わるよう」かつ「価値が理解されるよう」発表する
ということは決して容易いことではなかったと思います。
他の先生が「自信にしてほしい」とおっしゃっていました。
私もそう思います。
発表を聴きながら学生たちのこれまでの挑戦と成長が
透けて見えて感激していたら、合間になんでそんなに
ニヤニヤしているんですかと学生に言われてしまいました。
それは誤解です。精一杯望んでいる姿に心動かされていました。
卒業論文・卒業研究というまとまりのある知識を編集して
自分で生み出していく作業は大きく学生の成長につながっている
と思います。
一人の学生が「自分はこれをやった」と言えるように取り組みたい
と口にしていました。その姿勢と成果を含め、一人の人として
知識を持って世界と対峙することを果たせたと思います。
大げさに聞こえるかもしれませんが、これから学校から仕事・社会
へと移行(トランジション)していく彼らにとって、必要かつ有意義な
通過儀礼となっていると思いました。
学業面での大学生活を一区切りになったかと思います。
学生の皆さんには是非時間をとって、大学生活をふりかえって
自分の大学生活がどうだったかを考えてみてほしいと思います。
できるなら、共に過ごした仲間とそのことについて話し合って
ほしいなと思います。
かわい
2020.01.15
考えるチカラ
2020.01.14
自己調整学習
01/14
こんにちは、かわいです。
学習科学論の授業で自己調整学習について紹介しました。
学習についての科学の中では新しい潮流で研究もたくさん産み出されている領域です。
自分も読んでいてとても勉強になりました。
自己調整学習ができる学習者とそうでない学習者の対比が突き刺さります。
自己調整がうまくできない学習者は次のように記述されていました。
遠く漠然とした目標は持っているものの、目の前のしなくてはならない作業を
しっかりやり遂げる自己効力感は低く、興味も持てない。その結果、計画も貧弱、
うまくいかなくてもしっかり取り組まなかったからだと言い訳を用意し、
結果だけを見て単位さえ取れればそれで良しというスタンスになる。
結果、単位が取れようが取れまいが、知識も必要な能力も身に付かず、
成長のない悪循環を繰り返してしまう。
自己調整ができる学習者は、
遠い目標だけでなく目の前の課題に焦点を合わせた目標を持ち、
自分のできるところは着実に、できるかどうか背伸びする領域にも挑戦し、
うまくいかなくても、そのプロセスから学んでできるように試行錯誤し、
自分でフィードバックしたり、または他人からフィードバックをもらい、
結果についてはおまけ(付随的なもの)と捉える成熟した姿勢を示します。
結果、自身の興味関心や視野の地平を広げ、行動と経験を豊かに広げ、
能力も拡張していき、自分のできることとしたいことを豊かにしていきます。
(アイデンティティ研究の用語を使うなら、アイデンティティ地平を広げる
と言いたいところです)
問題は、どうすれば、自己調整学習ができるようになるのかということです。
・一つは学習の型にはめてできるようになるまでパターン学習する
・他人の学習プロセスから学ぶ(モデリング)
・自分の学習プロセスをモニタリングしてコントロールする
いずれにせよ、かなりターゲットを絞って細部に分け入った作業を
「できるように」支援することが重要になりそうです。
難しいのは、自己調整学習が弱い学習者の方が、
そのようなことを「できるつもり」になってしまうという点です。
はっきりと「できていない」という結果に直面し、フィードバックを
受けることが出発点でしょうか。あるいは、「できる」まで進めない
経験も重要かもしれません。
大学では自由に学べるはずですが、日々の多様かつ多量の経験に圧倒
されてしまうこともあるかもしれません。ぜひ、2020は、自分の
テーマを自分で追求していくということを大事にしてほしいと思います。
もちろん、自分ごとから始めねば、ですね。
かわい
2020.01.13