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立命館CLUB 【VOL.102】
2016年09月09日
立命館CLUB【VOL.102】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.102━━━■□■ 2016.9.9 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。
9月に入り、朝夕涼しくなってきました。東北地方・北海道では、相次いで台風が
上陸し、甚大な被害をもたらしました。被災された方々に心からお見舞い申し上げ
ます。あわせて、被災地において懸命に救助活動・捜索活動・復旧活動に携わって
おられる方々に対しましても、心からお見舞い申し上げますとともに、安全を祈念
申し上げます。
さて、「秋」と言えば、読書の秋・食欲の秋など様々な秋が連想できます。今回は、
立命館の「スポーツの秋」をご紹介したいと思います。8月26日(金)、アメリカン
フットボール関西学生リーグが開幕しました。パンサーズは、甲南大学レッド
ギャングとの初戦に勝利。次節9月10日(土)は、同志社大学ワイルドローバーとの
立同戦です。また、9月3日(土)には、関西学生野球連盟秋季リーグが開幕。
京都大学との初戦に勝利し、リーグ戦連覇に向けて幸先のよいスタートを切りました。
さらに、9月25日(日)から、関西大学ラグビーAリーグも開幕します。アジア
ラグビーチャンピオンシップ日本代表に選出された3名の活躍にも、大いに
ご期待ください。
(写真提供:立命スポーツ編集局)
それでは、今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。
読者プレゼントは、「オープンキャンパス・シャーペンと立命館ステッカーの
セット」です。
応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。
▼学園ニュース▼
──────────────────────────────────――――【1】立命館アジア太平洋大学 国際認証AACSB取得し、世界水準のビジネス
スクールに
2016年8月、立命館アジア太平洋大学(APU)の国際経営学部(APM)と経営管理
研究科(GSM)は、マネジメント教育を推進する世界で最も権威あるビジネススクール
認証機関の一つであるAACSB (The Association to Advance Collegiate Schools of
Business) Internationalから、世界でも最高水準の教育を提供する教育機関として
認証を取得しました。 日本国内では3校目、学部・大学院共に認証を受けているのは、
立命館アジア太平洋大学を含め2校のみです。現在、世界に約16,000あるビジネス
スクール(経営学、商学、それに関連した経済・会計・管理などの科目を教える、
学部から大学院レベルの高等教育機関)の中でもAACSBの認証校はわずか5%です。
世界中で認知されているこの国際認証により、APUと世界中のビジネススクールとの
連携がこれまで以上に活発になり、また、卒業後の国内外への進学や就職に大変有利な
ものとなります。そして、これからも教員の質を維持し、向上させていくことで、
世界水準の教育の質を保証し、提供していきます。
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【2】平成28年司法試験に立命館大学から29名が合格
法務省より司法試験の結果が発表され、立命館大学大学院法務研究科(法科大学院)
修了者からは29名が合格いたしました。
<和田真一・立命館大学法務研究科長コメント>
立命館大学法科大学院では、このたびの平成28年司法試験において、前年度の27名
(全国第17位)を2名上回る29名(全国第13位)が合格しました。合格された皆さん
には、心よりお祝い申し上げます。
合格者数で全国私立大学5位、合格者数および合格率でも西日本私立大学1位となり、
合格者総数が1,850名から1,583名に267名も減少した中で、本学では合格者数・合格率
ともに前年度を上回ることができました。修了生の皆さんの健闘を素直に喜びたいと
思います。
今後、充実した司法修習を経て「地球市民法曹」として法曹界などにおいて大いに
活躍されることを祈念しております。また、今回惜しくも不合格に終わった皆さん
には、来年度の合格に向け奮闘されることを期待するとともに、本学法科大学院は
全力で支援いたします。
立命館大学法科大学院は、教育内容・方法・学習環境の一層の改善を進め、また、
修了後の継続的学習を含めて、より丁寧で行き届いた教育・指導を行うよう努めたい
と思います。
関係各位の変わらぬご支援をお願いいたします。
法務省ホームページ≫
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【3】夏まつりを盛り上げる~地域での交流~
BKCでは約14,000名の学生が学んでいます。特に学生が多く住んでいるキャンパス
近隣自治会の方々とは様々な分野での交流を展開、その一つが地域の夏まつりへの
学生団体の参加です。8月6日(土)、BKCが位置する野路町のサマーフェスティバルが
蓮池グラウンドにて開催され、園児や中学生、地域の様々な団体が演舞・演奏を
披露し、立命館大学からはFree Music Circle PEACEが楽器演奏による迫力あるステー
ジを行いました。また、8月20日(土)には、BKCの西側に位置する笠山町の夏まつりが
笠山ふれあい広場にて開催され、立命館大学からはアコースティックギターサークル・
バトントワリング部・和太鼓ドンが圧巻のステージを行いました。ステージの運営や
模擬店のサポートなど、多くの場面で学生が地域に溶け込み、まつりを一緒につくり
上げました。そのほかにも多数の地域行事に参画し、交流を深め、地元の伝統・文化も
知り、BKCの地元・草津市は学生の”第二の故郷”となっています。
(写真左)PEACEによる浴衣での音楽演奏
(写真右)模擬店をサポートする学生たち
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【4】「立命の家2016ファンタジー~君の世界を広げよう!~」が開催
8月24日(水)~25日(木)の2日間、BKCにて、「立命の家2016ファンタジー~君の
世界を広げよう!~」が開催されました。今年で16回目を迎える「立命の家」は、
毎年の恒例行事となっています。BKCのプロジェクト団体や学術系団体など計9団体が
体験プログラムを企画し、応募者248名から抽選で、当選した小学生121名と保護者
50名が参加しました。開会式のあと、それぞれのプログラムに分かれ、実行委員・
ボランティアスタッフの指導のもと、子どもたちは真剣な表情で作業に取り組み、
ゲームを楽しみました。
【団体企画一覧】
●草津天文研究会 「プラネタリウムで星を見よう!」「自分だけのぼうえんきょうを
作ろう!」
●情報理工学部プロジェクト団体RiG++ 「アクションメーカー~めざせゲームクリ
エイター!~」
●音響工学研究会 「ストローで楽器を作ろう!」
●立命館コンピュータークラブ(RCC) 「Minecraftでプログラミングを学ぼう!」
●E.S.S(英語研究会) 「英語にふれて世界へ!」
●情報理工学部プロジェクト団体Ri-one 「vs 人工知能!」
●飛行機研究会 「鳥人間が教える紙飛行機(Lv.100)!」
●ライフサイエンス研究会 「しゃぼんだまつり!」
●ロボット技術研究会 「空気の力で浮くホバークラフトを作ろう!」
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【5】弓道部男子 「全日本学生弓道選手権大会」、堂々の優勝!
8月9日(火)~11日(木)、日本武道館にて開催された「全日本学生弓道選手権
大会」で、男子団体が6年ぶり3度目の優勝を果たしました。また、女子個人戦では
岡村里緒選手(文学部3回生)が三位に入賞しました。男子団体戦は、初日の予選は
20射皆中、216大学中トップで通過し、決勝トーナメントに進出、その後も次々と
勝利を重ね、決勝戦では、再び20射皆中で優勝候補の日本大学に競り勝ちました。
昭和3年設立、約90年の歴史を有する弓道部の素晴らしい快挙です。
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【6】「第21回全日本高校・大学生書道展」で川村健斗さんが大賞を受賞
7月20日(水)、「第21回全日本高校・大学生書道展」の審査結果が発表され、応募
総数11,051点の中から川村健斗さん(生命科学部3回生)が、調和体で書道展大賞を
受賞しました。また、団体でも立命館大学が7位入賞を果たし、今後の活躍が期待
されます。
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その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座)▼
掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる場合があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。
※[要事前申込]の場合は、各問い合わせ先にご連絡ください。
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【1】[@京都][無料][要事前申込]
立命館創立者・中川小十郎生誕150年記念講演会
「立命館創立者中川小十郎の思いをつなぐ」
2016年、立命館学園創立者の中川小十郎は、生誕150年を迎えました。これを受け、
立命館学園創立にかけた中川小十郎の「思い」を振り返るべく、記念講演会を開催
します。
[日 時]10月22日(土)12:30開場 13:00開演
◆基調講演
彬子女王(心游舎総裁・立命館大学衣笠総合研究機構客員協力研究員)
「記憶の種をまく-明治から未来へー」
[場 所]立命館朱雀キャンパス 5階大講義室
[入場料]無料 ※申し込みフォーム≫https://goo.gl/BO2flF
[その他]中川小十郎生誕150年記念展示会
10月14日(金)~11月13日(日)朱雀キャンパス 1階ピロティ
11月19日(土)~12月22日(木)衣笠キャンパス 平井嘉一郎記念図書館展示室
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【2】[@大阪][無料][要事前申込]
立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO)
第3期R-GIRO研究プログラム キックオフシンポジウム「少子高齢化の明日をつくる」
立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO)は、2008年の設立以来、
「21世紀の持続可能で豊かな社会の構築」に向けて研究活動を展開し、その成果を
アジアはもとより広く世界に発信しています。今回のシンポジウムでは、第3期
R-GIRO研究プログラムの研究拠点紹介を踏まえて、少子高齢化で解決しなければ
ならない具体的課題を有識者の方々とともに考えたいと思います。
[日 時]9月16日(金)13:00~17:20(懇親会17:30~18:30)
[場 所]立命館いばらきフューチャープラザ 3階コロキウム
[入場料]無料(定員160名)
[その他]参加申込は、E-MailまたはFAXにてお申し込みください。
詳細はコチラ≫
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【3】[@東京][無料][申込不要]
白川静先生没後10年パネル展「白川静-漢字の世界へ」
東アジアの漢字文化圏の文化に対して多大の研究成果を上げた文化勲章受章者
白川静・立命館大学名誉教授が逝去されてから10年となる今年、白川先生の生涯を
回顧するパネル展を開催します。
[日 時]9月17日(土)~22日(木・祝)11:00~18:00
[場 所]ふくい南青山291・2階多目的ホール
(東京都港区南青山5丁目4-41グラッセリア南青山内)
[入場料]無料
詳細はコチラ≫
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【4】[@大阪][有料][要事前申込]
2016年度 立命館大阪プロムナードセミナー「昭和の風俗・風物・風景-忘れ
られた昭和史-」
本講座では、記憶と忘却のはざまにある昭和の風俗・風物・風景を掘り起こします。
そこには関西の庶民たちの汗と息づかいと笑いがあります。
[日 程]10月17日(月)・10月24日(月)・10月31日(月)・11月7日(月)・
11月14日(月)・11月21日(月)・11月28日(月)・12月5日(月)
<全8回>
[時 間]14:00~15:40(講演:90分 質疑応答:10分)
[場 所]立命館大阪梅田キャンパス(大阪市北区小松原町2-4大阪富国生命ビル5階)
[入場料]全8回一括申込10,0000円(1回ずつの場合1,500円/回)
[その他]各回130名(先着順)
詳細はコチラ≫
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その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼
──────────────────────────────────────【1】[@大阪・兵庫][有料][申込不要]
硬式野球部「平成28年度 関西学生野球連盟 秋季リーグ戦」
◆近畿大学戦
[日 時]9月17日(土)10:30~
9月18日(日)13:00~
[場 所]南港中央野球場(大阪市住之江区南港東8丁目)
[入場料]大人1,000円 学生500円 中学生以下無料
◆関西学院大学戦
[日 時]9月24日(土)13:00~
9月25日(日)10:30~
[場 所]ほっともっとフィールド神戸(兵庫県神戸市須磨区緑台)
[入場料]大人1,000円 学生500円 中学生以下無料
詳細はコチラ≫
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【2】[@大阪・京都][有料][申込不要]
サッカー部(男子)「2016年度 第94回 関西学生サッカーリーグ(後期)」
◆京都産業大学戦
[日 時]9月10日(土)14:00~
[場 所]J-GREEN堺・メインフィールド(堺市堺区築港八幡町145番地)
[入場料]大人1,000円 中高生400円 小学生以下無料
◆大阪学院大学戦
[日 時]9月14日(水)14:00~
[場 所]西京極総合運動公園陸上競技場(京都市右京区西京極新明町32)
[入場料]大人1,000円 中高生400円 小学生以下無料
◆大阪教育大学戦
[日 時]9月18日(日)11:30~
[場 所]J-GREEN堺・メインフィールド(堺市堺区築港八幡町145番地)
[入場料]大人1,000円 中高生400円 小学生以下無料
◆関西大学戦
[日 時]9月25日(日)14:00~
[場 所]亀岡運動公園陸上競技場(亀岡市曽我部町穴太土渕33-1)
[入場料]無料
詳細はコチラ≫
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【3】[@大阪][有料][申込不要]
アメリカンフットボール部「関西学生アメリカンフットボールリーグ」
◆同志社大学戦
[日 時]9月10日(土)15:00~
[場 所]京セラドーム大阪(大阪市西区千代崎3丁目中2番1号)
[入場料]一般1,200円 大学生および専門学校生無料(要学生証)高校生以下無料
◆神戸大学戦
[日 時]9月24日(土)15:00~
[場 所]EXPO FLASH FIELD(吹田市千里万博公園11-1)
[入場料]一般・大学生1,200円 高校生以下無料
詳細はコチラ≫
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【4】[@大阪][有料][申込不要]
ラグビー部「2016ムロオ関西大学ラグビーAリーグ」 近畿大学戦
[日 時]9月25日(日)18:45~
[場 所]鶴見緑地球技場(大阪市鶴見区浜1丁目1-37)
[入場料]一般1,500円 高校生500円 中学生以下無料(要学生証)
詳細はコチラ≫
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その他のイベントはコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第74回 輝く学生インタビュー
世界に踏みだす一歩を応援したい
留学サポーター
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介して
いきます。今回ご紹介するのは、留学サポーターです。インタビューに答えてくれ
たのは、高橋みなみさん(法学部4回生・高知県出身)、田川みこさん(国際関係
学部3回生・京都府出身)、香本将志さん(国際関係学部3回生・千葉県出身)です。
留学サポーターとしての活動内容や自身の留学経験などについて伺いました。
左:田川みこさん 中央:香本将志さん 右:高橋みなみさん
Q.留学サポーターはどのような活動ですか?
高橋さん:留学サポーターは、実際に留学を経験した学生が留学に興味のある学生や、
すでに留学が決定している学生の相談に対応しています。各国・地域の情報や留学先
大学の情報、留学制度に関する内容など幅広くアドバイスをします。
田川さん:授業内容やホストファミリー・寮についての相談、留学に必要なお金の話
など、立命館大学の留学プログラムに関することであれば、基本的にどんなことでも
相談にのっています。留学を経験した学生からリアルな話しを聞けるので、留学を
具体的にイメージすることができると思います。
Q.留学サポーターになるための条件を教えてください。
田川さん:「留学を経験していること」です。帰国後、国際課職員の方から、「留学
サポーターになってみませんか?」とメールが届きます。留学経験を活かしてみたいと
思えば申し込みをして、留学サポーターに登録されます。その後、アクティブリス
ニング講座で、相談を受ける側の姿勢・話しの聞き方などを教えていただき、留学
サポーターとしての活動が始まります。
Q.留学サポーターになろうと思ったきっかけを教えてください。
高橋さん:私は、3回生の夏にオーストラリア・シドニーへ2カ月間、留学しました。
本当は、2回生の夏頃に留学したいと考えていましたが、留学に対する不安もあり
決断が遅れ3回生の夏になってしまいました。私自身が、留学になかなか踏み出せ
なかったのは、留学への不安が大きかったことです。私と同じように、「留学に関心は
あるけど・・・」と悩んでいる学生の少しでも役に立てるのなら、と思ったのが
きっかけです。
田川さん:私は高校生の頃にもイギリスへ留学していました。大学生になり、「もう
一度留学に行く意味があるのか」と悩んでいた時期もありました。けれども、今の私
自身の英語力を試してみたいと思い、アメリカ・ノースカロライナに交換留学として
9カ月間行っていました。そこで出会った担当の先生がすごく優しく、悩みをメールで
相談しても返信が早く、交換留学生一人ひとりに「心配しないで」と、いつも声を
かけてくださりました。こういう方がもっと身近に必要だと感じたとき、「自らの
経験を生かして留学に興味がある学生に何かアドバイスできたらいいな」、と思い留学
サポーターになりました。
香本さん:私は、カナダ・エドモントンという町に8カ月間留学していました。そこで
知り合った仲間と過ごした時間がすごく充実していて、もっと多くの人に留学へ
行ってもらいたいと感じました。留学への不安も多いと思いますが、私の体験談を
伝えることで少しでも不安がなくなるのなら、是非とも経験を活かしたいと、思った
ことが留学サポーターになるきっかけです。
衣笠キャンパスで行われた春の相談会
Q.留学サポーターを務めるうえで心がけていることはありますか?
高橋さん:どういう回答を求めているか、しっかりと見極めてから話すように心がけ
ています。「せっかく相談したのに、相談内容と違う話をされた」と思われるのは
残念なので、しっかり相手の話を聞くように心がけています。
田川さん:私も「相手の話をしっかり聞くこと」が一番大事だと思っています。プロ
グラムや留学先によっても悩みは違うと思いますし、相談に来た学生が、どういう
留学を目指したいのかを考えることも大事だと思います。
香本さん:私たちは、先生や留学専門の職員でもなく、同じ学生という立場で、1~
2歳の差だからこそ気軽に質問ができると思います。留学プログラムの内容だけでなく、
外国での生活や授業の話も織り交ぜながら、相談に来た学生に寄り添いたいと思って
います。そして、留学を経験した人ならではの声を届けたいと考えています。
Q.留学サポーターになって、驚いたことはありますか?
香本さん:留学に行ったことある国・地域、プログラムだけの担当ではないという
ことです。私は交換留学のプログラムを体験していないため、「交換留学のことを
教えてください」と私の相談ブースに来られると、初めのうちはドキドキしていました。
田川さん:逆に私は、短期留学の経験がないので、「春休みに短期で留学に行きたい」
と相談に来られると、「うわーっ、どうしよう」と慌ててしまいます。留学サポー
ターとして活動しているからには、しっかりと答えないといけないので、相談者が
いない時間などを活用して、他の留学サポーターと情報を交換しています。短期留学は
どういう感じなのか、制度はどんなものがあるのかなど、一から少しずつ聞いて
勉強し、相談に来た学生に伝えています。
高橋さん:私は、留学サポーターになってすぐの頃、フランスの交換留学について知り
たいという学生が相談に来ました。「フランスへの留学?交換留学ってどんな制度?」
という感じで、少しパニックになったのを覚えています。パンフレットもありますが、
どのページを見たらよいのかも分からなかったことで、まずは自分が知っておかないと
いけないと気づいて、積極的に周りの留学サポーターと情報交換するようになりました。
田川さん:自身が経験した国・地域については話すことができますが、「この制度を
使って、このプログラムに参加できますか?」、「留学での費用の面について教えて
欲しい」など、突然聞かれると、やはり慌ててしまいます。相談ブースは学生2人で
担当しているので、お互いに助け合って、できる限り答えていくようにしています。
図書館内にある「ぴあら」の一室にも相談ブースを設けています
Q.留学サポーターのやりがいについて教えてください。
香本さん:相談が終わる頃、相談者の表情が明るくなっていると、「少しでも助けに
なれてよかった」と思います。相談されたことに自分の経験をプラスして話すことで、
相談に来てくれた学生が納得し、質問したこととは別の新たな発見をしたような表情の
変化を見ると嬉しいです。
高橋さん:国際関係学部の1回生は、入学してすぐ相談に来る学生が多いですが、留学
情報がどこにあり、どうやって情報収集するのかを知らない学生も多いです。
そのような学生に、国際教育センターの場所や過去に留学へ行った人の情報が閲覧
できることを伝えると、目を輝かせて「ありがとうございます。これで、いろいろと
調べてみます」と言われて、とても嬉しくなりますね。
田川さん:留学サポーターを始めたばかりですが、活動が楽しいです。留学に行く前の
準備や留学に行ってからの不安・悩みを相談されることもあり、「私も同じこと悩んで
いたし、こういうアドバイス欲しかったな」と、懐かしく思いながらアドバイスをして
います。「どうしたらいいの?」と、不安な気持ちを話している学生が、相談後に
前向きな気持ちで帰ってくれることが一番やりがいだと感じます。
Q.皆さんの留学で困ったこと・大変だったことはありましたか?
田川さん:日本食がとても恋しくなったことと、やはり一番大変だったのは、電車や
バスが時間通りに来ないことです。留学中、ニューヨークからノースカロライナまで
バスで帰ろうと思い予約しましたが、乗る予定のバスが一般のお客さんは乗れない
バスであったことが直前にわかり困りました。日本では予約可能なものしか表示され
ませんが、アメリカでは全て表示されていて、「予約したあなたが悪い」となるわけ
です。結局、13時間で帰れるところを24時間かけて帰るという大冒険でした。
また、帰国する飛行機も遅れ、時間変更した飛行機もまた遅れ、空港に泊まった
ことも今となっては、いい思い出です(笑)。
高橋さん:私も外国のバスの時間は、ルーズだと思います。来なくて当たり前、運転
すらしていないような感じのときもあり、京都市バスの停留所表示のすごさを実感
しました。また、Wi-Fiの繋がる場所も限られていて外にいると携帯電話が使えない
状態で、情報を集めようがなかったことにも困りました。
香本さん:留学に行く夏までの半年間で1年間分の授業を受け、サークルも中心的な
立場だったので、行くまでの準備期間が一番大変だったかもしれません。
もちろん、留学先の授業に追いつくのも必死でしたが、図太い性格なのかカルチャー
ショックもあまりなく、出会った人たちが友好的で、留学先ではともて充実した日々を
送ることができました。
Q.皆さんが学んでいる学部を選んだ理由を教えてください。
田川さん:私は小学校の頃から英語を習っていて、ずっと学び続けたいと思い、高校は
国際コースに進みました。そこで、単に英語を学ぶだけでなく、英語を使って何かを
学びたいと思い始めました。立命館大学の国際関係学部では、英語の文法を習うの
ではなく、世界の現状・政治経済などを英語で学べるところがおもしろいと思い入学
しました。
高橋さん:私は法学部で学んでいますが、やはり法律は社会の基本的な部分であり、
知っていて損はないと思います。私がこれから生きていく中で、身につけておくといい
ものは何だろうかと考えたときに、法律かなと思い法学部に決めました。
香本さん:ある日、電車でハワイから来た方に話しかけられて仲良くなったのですが、
それまで英語を話すことや海外の文化に触れることがあまりなく、衝撃を受けました。
「こんな世界があるなら、もっと知りたい」と思い、文化だけでなく国際的なことも
幅広く学べる国際関係学部に決めました。
Q.趣味や特技を教えてください。
高橋さん:韓国語を話せることです。高校生頃、BS放送の韓国ドラマを毎日のように
見ていると、「この言葉、昨日も聞いた気がする」と気づき、習えばもっとおもしろい
のではないかと思い、韓国語を習い始めました。大学でも第二外国語は韓国語を
選択し、2年間勉強しました。学び続けたことで、特技と言えるほど、話せるように
なりました。これからも、趣味の一つとして続けていきたいと思います。
香本さん:趣味はロードバイクで走ることです。自転車通学で、最近ついにロード
バイクを買いました。二条駅の近くに住んでいますが、将軍塚まで走ることもあり
ます。もともと運動することが好きなので、筋トレをしている感覚で、ロードバイクに
乗っています。
田川さん:趣味というか好きなことは、カンボジア。国自体も好きですし、住んで
いる人・文化の全てが好きです。大学1回生の頃、初めて途上国に行きました。
途上国というと、問題も多く、暗いイメージを持っていましたが実際に行ってみると
全然違いました。もちろん、現実には多くの問題もありますが、そこに住んでいる
人たちはいつも笑顔いっぱいで、よその国から来た私たちをすごくあたたかく迎えて
くれます。言語はクメール語(カンボジア語)で、あまり通じませんが、子ども
たちが表情で必死に伝えようとしてくれる姿がすごく嬉しく、言葉が通じなくでも
気持ちは通じる、ということを実感しました。
Q.将来の夢、これから兆戦したいことを教えてください。
高橋さん:私は春から、大学職員として働くことになりました。今までは留学サポー
ターとして、同じ学生の目線で接していましたが、これからは、学生の夢を支え
られる立場になりたいと思います。直接的に学生と関わることは減るかもしれません
が、少しでも学生の役に立ちたいと考えています。
香本さん:将来は、海外に日本文化を発信する仕事に就きたいと考えています。所属
しているサークルでは、外国人に京都を案内する活動をしています。外国人に日本の
お寺や神社など、文化的な話しをすると、とても喜んでいただけますし、「初めて
知った。ありがとう」と言ってもらえると嬉しくなります。また、カナダ留学中、
日本語クラスのティーチングアシスタントをしていて、私自身が日本語や日本文化に
ついて教えることが好きなのだと気づきました。まだ日本について知らない人や偏見を
持っている人、「日本はいい国だよね」くらいに思っている人たちにも、もっと
もっと日本文化を発信し、日本に関心を持ってもらい、好きになってもらいたいと
思います。
田川さん:まだ具体的に決めていませんが、これから先も途上国と関わり続けたいと
考えています。途上国で生活している人たちを見たとき、「どうして私たちと、
こんなに生活の質が違うのだろうか」と思ったのがきっかけです。また、それでも
毎日を楽しんでいる現地の人たちに、いつも私の方がエネルギーをもらいます。
途上国は、まだまだ成長・発展できる可能性があり、可能性を引き出すというと
大げさになりますが、何か貢献できるような、彼らに恩返しできるような仕事に
就きたいと思っています。
~~~
いかがでしたでしょうか。
「留学先で出会った仲間と過ごす時間はかけがえのないもとなり、留学前に抱いていた
不安も吹き飛んだ。だからこそ、「留学に行きたいけれど・・・」と、迷っている
学生の背中を押せるようなサポーターになりたい」と話してくれました。現在、留学
サポーターは、留学を目指す学生たちの力強い見方です。そして、これから留学を
経験する学生が帰国後は、留学サポーターとして活躍する。そんな好循環が、
立命館のグローバル化を一層進めることに繋がっていくと感じました。
▼編集後記▼
今回は、リオデジャネイロ五輪にセーリング470級女子日本代表として初出場し、5位入賞を果たしたベネッセセーリングチーム所属、吉岡美帆さん(2014年・経済学部卒)
にお話しを伺いました。
―リオ五輪が終わりましたが、現在の心境はどうですか?
レースが終わった直後は、悔しい気持ちが大きかったです。日常生活に戻り、やっと
5位入賞の喜びも感じるようになり、リオ五輪が終わってほっとしているという感じ
です。今回メダルが取れなかった悔しさは、次の東京五輪に向けての原動力になって
います。
―オリンピックは初出場でしたが、レース内容はどうでしたか?
吉田愛さんとペアを組んですぐに、「五輪でメダルを取る」と目標を決めました。
私自身、約3年半、様々な国際大会を経験してきましたが、やはりオリンピックは
別格ですごく緊張しました。
レース初日をトップで終え、そのまま流れに乗りたかったのですが、次のレースで
ミスがあり、立ち直るのに少し時間がかかりました。思い通りのレースができない
ときは、二人とも落ち込んでしまいますが、次のレースに向けて気持ちの切り替えも
大事だと改めて感じました。今回の五輪出場で得たものは大きく、今後のレースに
活かしたいと思っています。
―東京五輪へ向けて、これからの目標を教えてください。
「もう少しでメダルが取れたのに・・・」という思いが、東京五輪でのメダル獲得に
向けて一層強くなっています。今までは、ヨット中心の生活でしたが、ヨットだけに
こだわらず様々なことに挑戦し、もっと視野を広げていきたいと思っています。
~~~
インタビューのあいだ、「メダルが取れなくて悔しい!」と何度も何度も
おっしゃっていた吉岡さん。東京五輪に向けた、吉岡さんの挑戦は早くも
始まっています。東京五輪での活躍がますます楽しみになりました。
(立命館CLUB事務局 坂東)
▼第102号読者プレゼント▼
今回は、「オープンキャンパス・シャーペンと立命館ステッカーのセット」を10名様にプレゼントします。是非ご応募ください。
プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。
<応募締切:9/19(月)>
【パソコンの方はコチラ】
【携帯電話の方はコチラ】
※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記の
うえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。
応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
応募必要事項
(1)名前: (2)プレゼント送付先住所:
(3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
(5)プレゼント発表時の氏名公開:可 否
(否の場合はイニシャルで表記いたします。
ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)
▼101号読プレ当選発表▼
多数のご応募ありがとうございました。101号の読者プレゼント当選者の発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。
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★・乾和樹さん (大阪府)★
★・T.H.さん (京都府)★
★・かずりさままさん (京都府)★
★・芳岡孝治さん (大阪府)★
★・K.I.さん (兵庫県)★
★・Bear lookingさん (兵庫県)★
★・S.T.さん (北海道)★
★・山本栄作さん (広島県)★
★・滋賀のわんたんさん (滋賀県)★
★・タムタム母さん (山口県)★
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次回のご応募もお待ちしています。
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次回配信予定は9月23日(金)です。お楽しみに。
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