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最新号・バックナンバー

立命館CLUB 【VOL.216】

立命館CLUB【VOL.216】

※11月13日(土)午前9時頃~正午頃まで、サーバ移行の作業にともない、
 当ホームページをご利用いただくことができません。
 ご不便をおかけしますが、ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

秋の夜長にぴったりな動画のご紹介です。
尺八奏者・大萩康喜さん(法学部2010年卒)、箏奏者・中一喬さん(経済学部2010年入学)による立命館大学校歌です。是非ご覧ください。

立命館大学校歌(尺八・箏)はコチラ≫



立命館大学校歌(箏)はコチラ≫


お二人は10月9日(土)開催の「オール立命館 校友の集い2021」にご出演いただきました。

10月31日(日)、「第39回全日本大学女子駅伝対校選手権大会(杜の都駅伝)」が仙台で開催されました。立命館大学女子陸上競技部は4位でフィニッシュ、来年度のシード権を獲得しました。応援いただき、ありがとうございました。12月30日(木)の「2021全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)」で4年ぶりの優勝を目指す女子陸上競技部に、引き続きご声援をよろしくお願いします。

以下の番組に、藤田聡・スポーツ健康科学部教授が出演します。是非ご覧ください。
◆TV出演情報◆
 [番組名]ガッテン!「筋肉増強☆魔法の言葉 今こそ“朝たん”だっ!SP」(NHK)
 [日 時]11月17日(水)19:30~
 [番組URL]https://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20211117/index.html

今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

読者プレゼントは、「立命館オリジナル ひざ掛け」です。

応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】ダブルダッチサークルFusion of Gambitが「Double Dutch Delight JAPAN 2021」にて優勝

2021年10月9日(土)、カルッツかわさきで開催されたダブルダッチの学生日本一を決める「Double Dutch Delight Japan 2021」にて、ダブルダッチサークル「Fusion of Gambit(以下FOG)」のチーム「Alfred」が優勝を果たしました。FOG所属チームの優勝は、8年ぶりとなる快挙です。
昨年度4位の雪辱を果たすべく本番に臨んだ「Alfred」は、力強さに加えて、熟練された演技構成とパフォーマンスで観客を沸かせ、見事1位に輝きました。
これにより、12月にアメリカ・ニューヨークで開催の国際大会「National Double Dutch League Holiday Classic」に、日本代表チームとして出場予定です。
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【2】日本学生トライアスロン選手権で男子トライアスロン部が準優勝

10月16日(土)、群馬県邑楽郡板倉町渡良瀬遊水地で開催された「2021日本学生トライアスロン選手権渡良瀬大会」(以下、インカレ)にて、男子トライアスロン部が男子団体で準優勝、9年ぶりに表彰台に立ちました。
インカレは、スイム(1.5km)・バイク(40km)・ラン(10km)で競われ、チーム上位3名の合計タイムで団体戦の順位が決まります。岩井悠二選手(スポーツ健康科学部2回生)がチームトップの7位、牧田竜明選手(理工学部4回生)が15位、岡本空知選手(スポーツ健康科学部1回生)が16位となり、団体2位の成績を収めることができました。
また、白石怜佳選手(食マネジメント学部2回生)が女子トライアスロン部創設以来、最高順位となる4位入賞を果たしました。
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【3】ダイバーシティ・産学連携分野の新展開へ-お茶の水女子大学と協定締結

10月26日(火)、立命館大学と国立大学法人お茶の水女子大学は、それぞれの持つ人材や知識・情報などの資源を相互に活用し、研究の充実及び有為な人材の育成に寄与することを目的として、連携・協力に関する協定を締結しました。
本協定による相互の人的・知的資源の交流・活用として、ジェンダードイノベーションをテーマとした両大学の研究センター・研究所間の共同研究および人材交流、両大学の産業界とのネットワークを巻き込んだ研究・産学連携分野での連携を目指します。

<仲谷善雄・立命館大学長のコメント>
女性リーダーの育成を使命にダイバーシティ分野で先頭に立つお茶の水女子大学と協定を結ぶことができ、大変光栄に思います。お茶の水女子大学が強みを有するダイバーシティ分野と立命館大学が強みを有する産学連携を掛け合わせることにより、産業界を巻き込んだ新たな研究展開および人材育成を実現させたいと思います。
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【4】水内結菜さん(立命館慶祥高等学校2年生)が「高校生福祉文化賞エッセイコンテスト」で優秀賞!

10月24日(日)、日本福祉大学・朝日新聞社主催の「第19回高校生福祉文化賞エッセイコンテスト」の授賞式がオンラインで開催され、水内結菜さんが優秀賞を受賞しました。
このコンテストは第1分野「ひと・まち・暮らしのなかで-わたしが感じていること-」、第2分野「スポーツ・文化活動とわたし-わたしが大切にして取り組んでいること-」、第3分野「わたしが考えるこれからの社会-すべての人が幸せであるために-」の3つの分野で募集が行なわれました。応募作品総数8,028点から、水内さんが執筆したエッセイ「シアワセのお手紙、しあわせの牛乳アイス」が第1分野の優秀賞に選ばれました。

<水内結菜さんのコメント>
この度は、優秀賞を受賞でき光栄に存じます。自分の作品を審査員の方々が読まれ、評価していただいたことを本当に嬉しく思います。
今までの日常が非日常になってしまい、曾祖母とも会う機会がなくなってしまったなかで受け取ったお手紙で感じたことを綴りました。改めて手紙の温かさを感じ、これからも文字を記すということを大切にしていきたいと思います。
このような文芸作品で賞をいただくのは初めてです。心の内を言語化することはとても難しいですが、今後も自分の想いを書きおこすことを続けていきたいです。

受賞作品「シアワセのお手紙、しあわせの牛乳アイス」はコチラ≫

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その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

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【1】[@大阪/オンライン][無料][一部要事前申込]
心、ひとつに。世界とつながる。みんなでつくるOICフェスタ

例年秋に開催していた「Asia Week」の国際交流や異文化理解のコンセプトを引継ぎ、地域交流企画も取り入れながら、人と人とのつながりを意識したイベント「OIC フェスタ」として、感染予防対策を徹底したうえで開催します。

<配信企画>
11月12日(金)18:30~20:30
EXPO PLL Talks「いのちを高める」シリーズvol.3 -いのちの交歓-
2025年大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーの中島さち子氏をモデレーターとして「いのちが高まる未来社会」について議論します。

11月14日(日)15:00~16:00
「ジャイアントパンダの親子愛」〜「楓浜」の成長記〜
昨年11月に和歌山県白浜町「アドベンチャーワールド」で生まれたパンダ・楓浜の成長記を現地からオンラインで配信します。

[参加費]無料
[開催方法]オンライン(YouTube)

<対面企画>
[日 時]11月14日(日)13:00~17:00
[場 所]大阪いばらきキャンパス
[定 員]300名 ※先着順です。お早めにお申込みください。
[参加費]無料

詳細はコチラ≫
ご来場申し込みはコチラ≫

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【2】[@大阪/オンライン][有料][要事前申込]
石牟礼道子と能 -新作能「沖宮」の世界-

石牟礼道子が「能」「沖宮」に託した思い、そして「現代の能」の魅力と可能性について語り合います。

[日 時]12月12日(日)14:00~16:00
[講 師]鎌田東二氏(京都大学名誉教授)、金剛龍謹氏(能楽金剛流若宗家)、
     佐藤岳晶氏(京都女子大学准教授)、志村昌司氏(新作能「沖宮」プロデューサー) 
[場 所]立命館大学大阪いばらきキャンパス 立命館いばらきフューチャープラザ
     グランドホール(大阪府茨木市岩倉町2-150)
[受講料]会場:1,500円 オンデマンド:1,000円
[定 員]350名 ※先着順です。お申込み順に会場前列から座席指定します。
<申込締切:12月5日(日)23時59分>

詳細はコチラ≫

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【3】[オンライン][無料][要事前申込]
立命館大学大学院先端総合学術研究科トークイベント 人間の「過剰さ」を再考する

[日 時]11月16日(火)16:30~18:30
[講 師]小川さやか・立命館大学大学院先端総合学術研究科教授
     千葉雅也・立命館大学大学院先端総合学術研究科教授
     小西真理子・大阪大学大学院文学研究科准教授
[参加費]無料
[定 員]200名 ※先着順です。お早めにお申込みください。
[開催方法]オンライン(Zoom)
<申込締切:11月15日(月)>

詳細はコチラ≫https://www.r-gscefs.jp/?p=12246

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【4】[@宮城・福島][有料][要事前申込]
漢字探検隊

クイズラリー形式で開催します。正解数に応じて、ハズレなしのくじ引きで「漢字グッズ」をプレゼントします。

◆第3回 仙台漢字探検隊「動物と漢字クイズラリー」
[日 時]11月21日(日)
     第1部 10:00~12:00、第2部 12:00~14:00、第3部 14:00~16:00

[場 所]八木山動物公園フジサキの杜・仙台市八木山動物公園
     (宮城県仙台市太白区八木山本町1-43)
[参加費]500円 ※別途入園料が必要です。
[定 員]各回20名 ※先着順です。お早めにお申込みください。

◆第15回 福島漢字探検隊「漢字クイズラリー」
[日 時]11月23日(火・祝)
     第1部 12:00~13:00、第2部 13:00~14:00、第3部 14:00~15:00、
     第4部 15:00~16:00

[場 所]福島市子どもの夢を育む施設こむこむ1階「にぎわい広場」(福島市早稲町1-1)
[参加費]無料
[定 員]各回50名 ※先着順です。お早めにお申込みください。

詳細はコチラ≫
仙台会場参加申込はコチラ≫
福島会場参加申込はコチラ≫

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その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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【1】[@大阪][有料][申込不要(一部要事前申込)]
アメリカンフットボール部「関西学生アメリカンフットボールリーグ」関西学院大学戦

2021年度関西学生リーグDiv.1の優勝チームを決める順位決定戦が開催されます。スタジアムでの熱い応援をお願いします。

[日 時]11月14日(日)15:00~
[場 所]ヤンマースタジアム長居(大阪市東住吉区長居公園1-1)
[入場料]前売1,300円 当日1,500円 
     立命館大学生(学部生のみ)は無料 ※要事前申込

詳細はコチラ≫

前売チケットはコチラ≫
立命館大学生(学部生のみ)の方はコチラからお申し込みください≫

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【2】[@大阪][有料][申込不要(一部要事前申込)]
ラグビー部「2021ムロオ関西大学ラグビーAリーグ」

[日 時]11月21日(日)14:00~ 関西大学戦
     11月28日(日)14:00~ 摂南大学戦

[場 所]ヤンマーフィールド長居(大阪市東住吉区長居公園1-1)
[入場料]一般:前売1,300円 当日1,500円
     小・中・高校生:前売300円 当日500円
     立命館大学生:500円(要事前申込)

詳細はコチラ≫
立命館大学生の方はコチラからお申し込みください≫

▼輝く学生インタビュー▼

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 第185回 輝く学生インタビュー
  スポーツのチカラに魅せられて~震災・ドイツ留学・東京2020ボランティア
                                                                     後藤莉子さん

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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、後藤莉子さん(文学部2回生・宮城県出身)です。東京2020オリンピック・パラリンピックにボランティアとして参加された後藤さんにお話を伺いました。

Q. 東京2020オリンピック・パラリンピックでのボランティア活動について教えてください。

7月21日(水)~9月7日(火)、オマーンのオリンピック委員会、マレーシアとハイチのパラリンピック委員会の方々のアシスタントとして、選手村で活動しました。選手団の入退村の手続き、選手村から練習場や競技場までのバスの手配、競技団体の理事の送迎にアテンドするなど、基本的には全て英語で対応しました。
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撮影時のみマスクをはずしています

Q. ボランティアに応募したきっかけについて教えてください。
小学5年生から高校2年生までサッカーをしていたこともあり、スポーツが大好きです。また、高校1年生の2017年8月から約1年間ドイツに留学したこともあり、国際交流にも興味を持っていました。
留学期間中の2018年6月、世界各国の高校生が集まる国際サミットに1週間参加しました。そこで参加者と一緒に「2018 FIFAワールドカップ」を観戦する機会がありました。毎試合80名程度の人たちが大型スクリーンの前に集まり、ゴールが決まれば叫んだり喜んだり。「言葉は通じなくても、サッカーという共通言語で世界各国の人たちと一緒に楽しむことができる」という、スポーツの魅力を改めて感じました。
ドイツでの留学経験に加えて、英語も力を入れて勉強していたこともあり、「自国開催のオリンピックに関わる機会は一生に一度かもしれない。スポーツを通じて世界と繋がりたい」とボランティアに応募しました。
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Q. ボランティアが始まるまで、どのように過ごされましたか?
2019年3月に合格通知をいただき、ボランティアとして活動できる日を楽しみにしながら、とてもワクワクしていました。5月に一次研修があり、オリンピック・パラリンピックの歴史や「多様性と調和」といった今大会のコンセプトなど、様々なことを学びました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大にともない、オリンピック・パラリンピックが1年延期となり、本当に開催されるのか、悶々とした日々を過ごしていました。
2021年6月、初めて選手村での事前研修がありました。選手の方々は入村していませんでしたが、「Welcome to TOKYO 2020」といったバナーが至るところに掲げられていました。また、完成した食堂や宿泊施設などを見学して「オリンピック・パラリンピックの開催」をやっと現実のものとして捉えることができました。
7月21日(水)のボランティア初日には、すでに入村が始まっていて、世界各国の国旗や「ありがとう日本」といったバナーを掲げている国もありました。「ついに始まるんだ」という、ワクワクと感動を今でも覚えています。

Q. 現地でボランティア活動に取り組むにあたり、苦労したことはありましたか?

オリンピック・パラリンピックでは、競技開始前の集合時間に少しでも遅れると失格となります。そのため、選手団の団長の方と選手村を出発する際の場所と時間を何度も確認するようにしました。前日や当日の朝にスケジュール確認の連絡をしたり、メモを作成して渡すなど、しつこいと思われるほど伝えました(笑)。それでも時間通りに集合場所に集まらず、選手村の出発が遅れて、何度もひやひやしました。しかし、「時間をしっかりと守って欲しい」と何度も伝えることで、選手たちをどうにか無事に送り出すことができました。
また、各国に配車された移動用の車の鍵が他国のものであったり、「部屋の鍵が見つからない」という選手と一緒に探すなど、日々イレギュラー対応の連続で疲労が溜まり、つらい時もありました。しかし、最終日に「あなたがいなかったら、本当に大変でした。ありがとう」と選手団の方々から言われた時は、「頑張ってよかった」と思うとともに、疲れが癒やされました。感謝されることを目的にボランティアをしているわけではありませんが、「Thank you」と一言声をかけていただくだけでも心が温かくなり、やりがいを感じました。
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撮影時のみマスクをはずしています

Q. 活動を振り返って、印象的に残っていることについて教えてください。

先進国の選手たちは、それぞれ専用のユニフォームが準備されていたり、開会式・閉会式用にお揃いの衣装やジャージが準備されていたりします。しかし、貧しい国々では衣装などはなく、選手自ら準備しなければなりません。また、選手団にトレーナーや理学療法士の方々が同行している国もあれば、そうでない国も見受けられました。そのような現状を目の当たりにして、世界の経済格差を肌で感じました。
貧しくてスポーツに取り組む余裕がない方々も世界には数多くいると思います。誰でも平等にスポーツに取り組むことができる世界を作っていくためには、どうすれば良いのか、答えはすぐには出ませんが、解決に向けて貢献できる人になりたいと強く思いました。

Q. 小学3年生の時に東日本大震災を経験されたと伺いました。
小学校の体育館は避難所となり、運動場は津波や復興支援の車両で使用できませんでした。また、1つの教室に1学年全員が入り、床に座って授業を受けました。自宅も1階が津波で壊れ、「本当にこれからどうなるんだろう」と不安な日々を過ごしました。
体を動かすことが大好きでしたが、運動場・体育館・プール・公園などは使える状況ではありませんでした。そのようななかで、8歳上の兄が東北学院高等学校軟式野球部のエースとして、県大会を勝ち上がり、全国大会ベスト8の成績を残しました。本当に苦しい時期ではありましたが、兄の活躍を喜ぶとともに、暗かった家族に光を照らしてくれたことへの感謝の気持ちを今でも覚えています。「プレーする楽しさはもちろん、観る人たちにも元気を与えるんだ」とスポーツの新たな一面に気づくきっかけにもなりました。

Q. 高校1年生の時にドイツに1年間留学されたとのこと。いかがでしたか?
中学時代、「どんな困難にも負けない、もっと強い自分になりたい。変わりたい」と思っていたところ、母から留学を勧められました。「海外で学ぶことへの憧れ」はあったものの、一歩を踏み出すことができずにいました。
母はイギリス家具が好きで、仙台にあるイギリスアンティークのショップに時々一緒に行っていました。中学3年生の10月にお店を訪れた時、店主の方から「留学に行ったら、変わるんじゃない?」と言われ、「やっぱり、自分は留学に行きたい」と改めて強く思うようになり、それ以降は全力で英語を勉強しました。
進学した高校にはオーストラリア・ニュージーランド・カナダのいずれかに1年間留学できるコースがありました。当初は英語圏への留学を考えていましたが、「他の人たちとは違う非英語圏に行って、もっと成長したい」と、公益財団法人YFU日本国際交流財団の交換留学制度を使って、ドイツに留学しました。それから留学までの半年間、ドイツ語を一生懸命勉強しました。
留学中は、授業スタイルの違いに驚きました。例えば、歴史の授業では先生が一方的に教えるのではなく、「なぜ世界大戦は二度も起こったのか」「国民はなぜヒトラーを支持したのか」といったテーマについて、生徒たちが自分たちの意見を述べ合うディスカッション形式でした。それまで「その歴史的事実に対して自分はどう思うのか」など考えたこともなかったので、積極的に発言するクラスメイトの姿に圧倒されました。
また、周りには知り合いもおらず、充実した留学にするためには自分から動き始めなければなりませんでした。失敗を恐れずに授業中に発言したり、地元のサッカーのクラブチームを探して所属するなど、自ら考えて行動することや挑戦することの大切さを学び、人として大きく成長した1年間になったと思います。
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Q. 立命館大学を選んだ理由について教えてください。
高校2年生の3月、海外研修でポーランドに2週間行きました。現地の日本語学校を訪問した際に対応してくださった方が、交換留学でポーランドに来ていた立命館大学の学生で、ボランティアとして活動されていました。その方が流暢に英語を話す姿を見て、「こんなかっこいい先輩みたいになりたい」と思い、すぐに立命館大学を調べました。国際教育に力を入れていて、興味のあったドイツ現代史についても学ぶことができることを知り、立命館大学の文学部を選びました。
その憧れの先輩は、今年の3月に卒業されましたが、今でも連絡を取り合っています。「コロナ禍で色々と大変だけど、こんな時こそ積極的に行動することが大事だよ」と言われ、「オリンピック・パラリンピックのボランティアは絶対に全力で取り組もう」と思いました。不安な時期ではありましたが、先輩からの一言がとても温かく、支えになりました。

Q. 今後取り組みたいことについて教えてください。

今回のボランティア活動を通して、スポーツが持つ影響力・魅力・可能性などについて、しっかりと学びたいと改めて思いました。その一つとして、ドイツ現代史の高橋秀寿教授のもとで「ベルリンオリンピックにおけるナチス・ドイツの影響」について研究したいと考えています。また、スポーツ健康科学分野で世界的に有名なオーストラリアのクイーンズランド大学への交換留学も検討しています。
これまで様々なかたちでスポーツの魅力に触れてきました。その経験を活かして、将来は貧困国のオリンピックやパラリンピック委員会に入り、スポーツの普及や選手が競技に集中できるような環境作りに貢献したいと考えています。その夢に向かって、しっかりと準備を進めていきます。

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インタビュー中、「誰でも平等にスポーツに取り組むことができる世界にしたい」と何度も語っていた後藤さん。震災・ドイツ留学・東京2020オリンピック・パラリンピックなど、様々な困難や経験を経たからこそ見つけることができた明確な将来のビジョン。スポーツに対する熱い想いはもちろん、夢に向かってひたむきな姿が印象的でした。

▼編集後記▼

今回は、立命館大学トライアスロン部監督・古郷康介さん(政策科学部2009年卒・大阪府出身)をご紹介します。「2021日本学生トライアスロン選手権渡良瀬大会」(以下、インカレ)男子団体で準優勝、女子は創設以来最高順位となる個人4位入賞など、大活躍のトライアスロン部。これまでの取り組み、そして今後の目標についてお話を伺いました。
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2016年、トライアスロン部が体育会の同好会から部に昇格するにあたり、監督に就任しました。現在は、トライアスロンの審判や大会の運営などに関わる仕事をしながら、月に4回程度、部活動の指導にあたっています。
監督として部員と関わる時は、「教え過ぎないこと」を意識して接しています。自分たちで考える力を養ってもらいたいという思いからです。スイムコーチ・バイクコーチ・管理栄養士・トレーナーと監督の私、5名で部員をサポートしています。技術的な指導や食事・トレーニングに関する相談などは、対応できる体制を整えていますが、「食堂のカフェテリア方式」のように、自分たちで考えて、必要に応じて活用して欲しいといったスタンスです。
また、2016年にBKCスポーツ健康コモンズが完成し、キャンパス内にプールができました。これまで学外のジムなどに行っていましたが、学内で集中して練習することができ、この数年で部全体のスイムのレベルが格段に向上しました。キャンパス内にプールがあることに加えて、陸上競技のトラックも目の前にあり、バイクに適した信号の少ないコースが近くにあります。そして何より、琵琶湖で実戦を想定したスイムの練習をすることができます。まさに、びわこ・くさつキャンパスはトライアスロンにとって最高の立地であり、日本一の環境であると自負しています。私たちが現役であった頃と比べると、本当に今の部員は恵まれています。
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今年のインカレでは、他大学の選手たちのタイムを分析し、当日のレース展開を入念に練って臨みました。例えば、男子であれば、スイムで先行し、バイクが得意な他大学の選手が追い上げてきたら一緒に先頭集団を目指してスピードを上げ、ランが始まる時にはトップの選手たちと固まってスタートできるような戦略で臨みました。この読みがバッチリはまり、各大学上位3名のタイムで決まる団体戦で準優勝することができました。この戦略を立てるにあたり、マネージャーを中心に過去の大会データを集め、徹底的に分析しました。この分析力も立命館大学の強みだと考えています。

来年の目標は、インカレで男女ともに団体で優勝することです。トップとの差をどのように埋めるのか、しっかりと選手たちと一緒に考えながら、目標を達成できるように取り組んでいきたいと思います。
立命館大学は、日本代表クラスの選手を輩出している一方で、誰にでも入部の門戸を開いています。陸上競技・水泳はもちろん、サッカー・バスケットボール・卓球・吹奏楽など、バックグラウンドは様々です。今年は留学生3名も入部しました。これをきっかけにアジアでのトライアスロンの普及や発展にも繋がればと思っています。競技力向上はもちろん、学生が支え合い、刺激し合いながら、成長できる組織を目指して頑張っていきたいと思います。

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東京2020オリンピック・パラリンピックでは、現地のバイク・ランコースの責任者を務められたそうです。
「パラリンピックでは、運動機能障害PTS4で宇田秀生選手が銀メダル、視覚障害PTVIで米岡聡選手とガイドの椿浩平選手が銅メダルと、大会前にびわこ・くさつキャンパスでトレーニングを行なっていた3名がメダルを獲得されました。立命館大学で練習された方々はじめ、皆さまの活躍を間近で見ることができ、感動して身震いがしました」と熱く語ってくださいました。
現在、TwitterやInstagramを中心に立命館大学トライアスロン部の活動を積極的に発信されているそうです。是非皆さまもご覧ください。


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(立命館CLUB事務局)

▼第216号読者プレゼント▼

今回は、「立命館オリジナル ひざ掛け」3名様にプレゼントします。
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プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:11/22(月)>

【パソコンの方はコチラ】

【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第215号読プレ当選発表▼

多数のご応募ありがとうございました。215号の読者プレゼント(立命館オリジナルのお箸)の当選者発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・本多秀夫さん(大阪府)・あろきちさん(愛知県)・T.F.さん(東京都)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は11月26日(金)です。お楽しみに。
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