最新号・バックナンバー
立命館CLUB 【VOL.263】
2024年12月25日
立命館CLUB【VOL.263】
立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。
12月15日(日)、阪神甲子園球場にて全日本大学アメリカンフットボール選手権決勝「甲子園ボウル」が開催され、体育会アメリカンフットボール部は法政大学との激闘を制し学生日本一の栄冠に輝きました。
前回学生日本一に輝いたのは2015年、それからの8年間、毎年毎年4回生を中心に必死の挑戦を続けてきましたが、関西学院大学の壁に阻まれ、頂点にはたどり着けないシーズンが続いていました。そして迎えたこの日、アメリカンフットボール部の日本一を後押ししようと、多くの学生・父母・校友・教職員らが甲子園に駆けつけ、立命館大学の1塁側応援スタンドはえんじ一色に染まりました。試合は、両チームの破壊力抜群そして精度の高いオフェンスが力を発揮し、お互いが点を取り合う展開となりましたが、最終スコア45-35で法政大学に勝利、見事9年ぶりの学生日本一に輝きました!
追う立場から追われる立場に変わったアメリカンフットボール部、2025年シーズンの栄冠に向けた日々は既にスタートを切っています。
そして、今年の最後を飾るスポーツイベントについてもご紹介します。
【大会情報】
開催日時:2024年12月30日(月)10:00スタート
フジテレビジョン系列28局で全国中継生放送
▼学園ニュース▼
【1】創立125周年記念企画「大学院生によるポスターセッション」を開催
立命館大学では2025年に創立125周年の節目の年を迎えるにあたり“RITSUMEIKAN FOR SOCIAL IMPACT ”を掲げ、今後も若手研究者の取り組みについても積極的に発信してまいります。
───────────────────────────────────────
【2】産業社会学部60周年記念企画 是枝裕和監督×森達也監督 ティーチインイベント付上映会開催
本企画は、森監督が産業社会学部で開講している「メディア社会専門特殊講義」(後期)の一環として企画・開催されました。同講義では、「映像制作者とともに考える、ジャーナリズムとメディア・リテラシー」をテーマに、主にドキュメンタリー作品を題材に映像視聴・ディスカッションを行い、作品制作者をゲストとしてお招きする回なども設けています。
───────────────────────────────────────
【3】立命館大学びわこ・くさつキャンパス開設30周年記念式典を開催
BKCは1994年の開設以来、教育・研究・社会貢献において地域と密接に連携し、次世代を担う人材育成を推進してきました。現在では、6学部6研究科を擁し、約14,000名の学生が学ぶ学術拠点として発展しています。当日は三日月大造滋賀県知事や橋川渉草津市長をはじめ、地域の皆様、学園関係者など約200名が参加。この30年の成果を共有し、地域と共に築き上げた「つながり」の価値を再確認しました。
式典の冒頭、仲谷善雄総長は、「BKCは開設以来、地域社会と連携しながら教育・研究を推進し、社会課題の解決や地域発展に貢献してきました。2025年度には新施設も完成し、研究成果の社会実装を加速させていきます。今後も地域と共に歩み、未来社会への貢献を続けてまいります」と決意を述べました。
森島朋三理事長は、BKCが開設された経緯を振り返りつつ、「立命館にとって滋賀県は未来永劫の故郷です。これからも地域の皆様と共存共栄を図り、次世代研究大学として国際的に評価される大学を目指します」と語りました。また、コロナ禍においても地域住民の支援が学生生活を支えたことに触れ、「このご恩に応え、地域とともに成長を続けていきます」と感謝の意を表しました。
式最後に、BKCの発展に多大な貢献をいただいた企業や地域の皆様へ感謝状を贈呈しました。この祝賀会を通じて、BKCが地域とともに歩み続ける姿勢が改めて確認され、会場は感謝と未来への希望に包まれました
───────────────────────────────────────
【4】「立命館・産総研ライフセントリックデザイン ブリッジ・イノベーション・ラボラトリ」が始動
───────────────────────────────────────
【5】第71回「不戦のつどい」わだつみ像前集会を開催
学園を代表して出席した仲谷善雄総長は、「2024年10月、日本原水爆被害者団体協議会が、ノーベル平和賞を受賞しました。日本にとっては50年ぶりとなるノーベル平和賞の受賞に深く敬意を表するとともに、私たちはこの甚大な犠牲を払った経験を、世代を超えて引き継ぎ、平和への強い思いを継承していくことが重要です。『平和』とは戦争が無いことだけを意味するのではなく、世界中の人々が、自らの夢や希望を抱き、その未来を実現できる社会であることを意味します。今日という日に、平和への思いを新たにし、『命』の大切さを世界に訴え、平和の創造に寄与する学園であり続けます」と決意を述べました。
──────────────────────────────────────
【6】学生・校友の活躍をご紹介!
<日本拳法部「第69回全日本学生拳法選手権大会」女子団体で連覇を飾る>
準決勝では、今年の西日本団体戦で負けた因縁の相手である関西大学と対戦。1勝1敗1引き分けで延長の代表戦にもつれ込んだところを、野村選手の膝蹴りで勝利しました。次の決勝戦でも、夏の東京大会で負けた京都産業大学を相手に、2勝1引き分けと負けることなく、見事連覇を成し遂げました。
なお、この大会で野村選手は女子最優秀選手に選ばれています。
<理工学研究科 廣本翔太さんが計測展2024 OSAKA「学生ライトニングトーク」で「最優秀賞」を受賞>
【廣本 翔太さんのコメント】
この度は私たちの研究室が最優秀賞を受賞いたしましたこと、大変光栄に存じます。加古川篤先生をはじめ、研究室メンバー、株式会社クレオテックの皆様のサポートがあってこそ得られた成果であり、喜びも一入でございます。本賞を励みに、今後とも精進を重ね、更なる成長を目指してまいります。
<バトントワーリング全国大会で4連覇を達成>
また、今大会の優勝により、バトントワリング部は3年連続で、京都府大会、関西大会と合わせて主要大会での3冠を達成しました。
< 2024年度 立命館大学学園祭「BKC祭典」を開催>
24年の学園祭テーマは「Unexpected!!!」。“コロナ禍を乗り越えて作り上げた昨年度の学園祭から、さらに進化した想像を超える学園祭にする”という意味が込められています。空気の澄んだ冬晴れの中、セントラルステージは書道部による迫力あるパフォーマンスで幕を開けました。その後は、アカペラサークルSong-genicsの「BeeMe」などがエネルギッシュなステージを披露。会場には大きな拍手と声援があふれていました。ビーイングステージでは、ストリートダンスサークル「R.D.C.」、ダブルダッチサークル「Fusion of Gambit」など、さまざまな広いキャンパスのあちこちで、多くの模擬店や音楽ライブイベントも開催。学生や地域の方々などが、思い思いに楽しんでいました。また、キャンパス内3カ所のエリアで催されている団体企画に参加してシールを集め、その枚数に応じて学園祭オリジナルグッズがもらえる「ラリーゲーム企画」も開催され、子どもたちを中心に多くの方が参加していました。
最後に、BKC祭典のエンディングを彩るミュージック花火が催されました。今年は「BKC開設30周年特別記念ver.」として、30発もの花火が初冬の夜空を飾り、今年度の立命館大学学園祭は幕を閉じました。
──────────────
その他学園ニュースはコチラ≫
──────────────
▼EVENT(公開講座など)▼
【1】[予告です!!][@京都][オンライン][無料]
本シンポジウムでは、認知科学の最前線の研究動向を質感認知、五感統合、行動の動因、認識の不定性を切り口に紹介し、私たちの知覚や行動がどのように現れどのような変動を含むのかを議論します。単純な入力と出力の固定的なモデルではなく、揺らぐ私たちの認識の中で、心身のウェルビーイングがどのように生まれるのかについて考察を深めたいと考えています。
※今回は事前予告です、次号で申込方法など詳細をご案内します。
登壇者:
西田 眞也(京都大学大学院情報学研究科 教授)
「質感の認知科学の最前線と応用」
八十島安伸(大阪大学大学院人間科学研究科 教授)
「自己制御を捉え直す:食を始める、止める、止められない」
和田 有史(立命館大学RARAアソシエイトフェロー/食マネジメント学部 教授)
「多感覚がもたらす食の喜び」
布山 美慕(立命館大学RARAアソシエイトフェロー/文学部 准教授)
「不定性を伴う認知:文学と絵画鑑賞を事例に」
モデレーター:定藤 規弘(立命館大学RARAフェロー / 総合科学技術研究機構 教授)
日時:2025年3月12日(水) 9:30-14:20(予定)
場所:立命館大学朱雀キャンパス 5階大ホール
※Zoom中継とのハイブリッド形式
──────────────────────────────────────
【2】[オンライン][事前申込要][無料]
凋落していた半導体産業が最近、急に活気づいています。一体世界でどんな変化が起きて、半導体が再び注目されるようになったのでしょうか。一方で、日本政府も安全保障上の観点から大型半導体製造工場の国産化、外資系企業の誘致に積極的になっています。しかしながら、近畿圏はそのような動きには完全に出遅れており、対策が急務です。
この講義では、なぜ日本が急に半導体内製化に取り組む必要が出てきたのか、そして近畿圏だけなぜこんなに半導体拠点形成に出遅れたのか、そのための対策をお話し、材料開発が得意な日本がこれから打って出るべき半導体分野について最新の研究成果を交えながら解説します。
講師:金子 健太郎
(立命館大学RARAフェロー/総合科学技術研究機構教授/半導体応用研究センター長)
日時:2025年2月6日(木) 19:00-20:30
会場:オンライン
詳細はコチラ≫
────────────────────────────────────
【3】[@衣笠][オンライン][無料][要事前申込]
立命館土曜講座
企画:立命館大学歴史都市防災研究所
<スケジュール>
1月18日(土)10:00-11:30
阪神・淡路大震災から学ぶ -発災当時の対応と課題-
立命館大学 理工学部 教授 大窪健之
1月25日(土)10:00~11:30
阪神・淡路大震災 〜 戦後最大の地震被害 〜
京都大学 名誉教授 /立命館大学歴史都市防災研究所 客員研究員 鈴木祥之
詳細はコチラ≫
─────────────
─────────────
▼EVENT(スポーツ/学芸)▼
【1】[@静岡]女子陸上競技部「2024全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)」
[日 時]12月30日(月)
[場 所]静岡県富士宮市~富士市
[入場料]無料(富士宮市・富士市のコース沿道、フィニッシュ会場である富士総合運動公園陸上競技場に足を運んでいただき、熱い声援を送ってください)
[その他]全国生中継(フジテレビ系列)
詳細はコチラ≫
【2】[@東京]ホッケー部男子「第98回全日本男子ホッケー選手権大会」
お勧めポイント:相手は現日本代表主将を中心に経験豊富な社会人チームですが、学生らしいハードワークで全力で戦います!!応援よろしくお願いします。(ホッケー部・山中主務)
[日 時]12月28日(土)10:00~
[場 所]大井ホッケー競技場(メインピッチ)
[入場料]※発売前(前売り券・電子チケット)
● 1回戦:12月28日 (土) 無料
● 準決勝:12月29日 (日) 一般 3,000円、大学生/高校生 1,000円 2試合通し券 (※ 中学生以下無料)
● 3位決定戦・決勝戦:12月30日 (月) 一般 3,000円、大学生/高校生 1,000円 2試合通し券 (※ 中学生以下無料)
[その他]12月30日 (月) 3位決定戦・決勝戦の試合を YouTube にて LIVE 配信予定
JHA 日本ホッケー協会 [公式 YouTube チャンネル] (無料)
詳細はコチラ≫
【3】[@青森]アイスホッケー部「第97回日本学生氷上競技選手権 ファーストディビジョン」
お勧めポイント:スピード感と迫力のあるゲーム展開にご注目ください!4回生にとって最後の公式戦となるため、チーム一丸となって全力で挑みます。応援よろしくお願いいたします!(アイスホッケー部・安居院主務)
[日 時] 12月25日(水)14:00~
[場 所] FLAT HACHINOHE (青森県八戸市)
[入場料] 未定(12月9日時点)
[その他]トーナメント表
https://jacsif.jp/jacsif2024/wp-content/uploads/2024/10/5c5bb3e5de4807e8e637c7fd1d711738.pdf
▼輝く学生インタビュー▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第228回輝く学生インタビュー
~ここから全ての道が拓ける!今は「ワールドユニバーシティゲームズ」に全集中しています~
男子陸上競技部 土屋温希さん(食マネジメント学部3回生)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回の輝く学生インタビューは、9月に開催された「第93回日本学生陸上競技対校選手権大会(日本インカレ)」男子10000m競歩で初優勝を果たした、土屋温希選手へのインタビューをお届けします。競歩にかける思い、立命館陸上部の絆、そしてご自身の将来像など多岐にわたってお話をうかがいました。
Q.ご経歴を教えてください。
中学校に入学した際、兄の友人が陸上部にいたことから体験入部したことがきっかけで、陸上部で長距離を走ることになり、今に至る陸上生活がはじまりました。中学生時は全国大会に出場はしていないのですが、県大会では決勝には出られて表彰台に登れるレベルにいたのでこれを認めていただき、推薦入学で長距離・駅伝の強い智辯学園奈良カレッジ高等部に進学しました。高校入学後は長距離・駅伝を走るつもりで頑張っていたのですが、1年生の夏に足を疲労骨折してしまって、走れない期間、ひたすら歩いていた時に「競歩の動きをやってみたらどうだ」と声をかけられたことがきっかけで、競歩をはじめました。新人大会を大会記録で優勝することが出来たこともあり、そこからの高校時代は競歩と長距離の両立で取り組みました。大会を睨んで、1か月走って、1か月歩いてみたいな感じです。高校時の競歩の最高成績は3年生の3月に開催された全国大会で の優勝、インターハイは予選で「一発失格」で決勝には残れませんでした。
立命館大学に入学してからは競歩1本に絞って活動しています。立命館では、現在、私を含めて3名が競歩に取り組んでいます。男子が私と1回生の髙田君、女子はオリンピックに出場した柳井さんです。高田君は長距離にも並行して取り組んでいて今年も駅伝を走っていますし、柳井さんも駅伝も走っていたので、完全に競歩専門なのは私だけです。
1回生時は順調に競技に取り組めていたのですが、練習をしすぎたのか大学2回生時に「オーバートレーニング」気味になって不眠や心拍数の異常などが続き、「練習したくても出来ない」状態が続きました。3回生になってからは、休養・リフレッシュがうまくとれたからか症状も収ったことで思うようにトレーニングが出来ていて、トラック競技では100点満点の結果を残すことが出来ました。
Q.競歩について教えてください。
競歩は走るのではなく、歩く速さを競う競技です。競歩を特徴づけるルールが主に2つ有って、それは、選手は両足が同時に地面から離れてはいけないこと、踏み出した脚が地面についてから垂直になるまでその脚を曲げてはいけないという点です。膝が曲がってしまうと「ベントニ―」、両足が浮いてしまうと「ロスオブコンタクト」というペナルティが課されます。競技中はこれを審判が常にジャッジしています。反則が有ると、最初は「イエローパドル」を提示されて「改善しなさいよ」と指示があるのですが、改善が見られない場合は「レッドカード」を出されます。多くの国際大会のルールではレッドカードが3枚になると「ペナルティゾーン」に入れられて決められた時間ここで待機となり大きなタイムロスとなります。待機時間が終了するとレースに戻れるのですが、さらに4枚目のカードが出ると失格になります。あとはトラック競技では「ラスト100メートルは一発失格あり」というケースもあります。これは、極端な例えですが、「ラスト100メートルまでレッドカードゼロ枚の選手は最後走っても良いのか?」といった事に対応するためのルールです。
競歩は種目も変化する競技です。トラック競技の5000メートル・10000メートル、このベースは変わらないのですが。国際大会に繋がるロード種目は常に変更が加えられていて、2026年からは今まではベースに有った20キロがハーフマラソンの距離(21.0975キロ)に変わります。またこれまでの50キロ競歩がここ最近では35キロに変わって来つつあります。パリ五輪では、この距離を男女2人ペアでつなぐ競歩リレーが登場しました。さらに2026年からはフルマラソンの距離(42.195キロ)になるなど、暑さ対策やファンの理解獲得などを考慮しての試行錯誤が続いている競技です。特に今回のハーフマラソンとフルマラソンへの距離変更にあたっては、「フルマラソン・ハーフマラソンを歩く」という一般の方への馴染みやすさを意図したと聞いています。あくまでも予想ですが、フルマラソンを歩くと、今の世界記録ペースを基に計算すると“サブスリー”3時間を切るくらいのタイムでゴールするのではと思います。
長距離走と競歩を比べた場合、使う筋肉が似ている部分もあるのですが、違う部分はやはり有ります。競歩をすることで発達するのは脛の筋肉です。踵から地面に接地するのですごく発達してくるのが競歩の特徴のひとつです。あとは腰の動きでしょうか。「くねくね」とした変な動きのように見えますが、実際あの動きで無いとルール上速く歩けないことを追求して辿り着いた形になっています。競歩の判定は機械ではなく、すべて人による目視になっているので、「如何に歩いているように見せるか」が大きなポイントです。ビデオによるスロー再生だとルール的にアウトなケースは出てくると思います。また、試合後に「失格」を告げられることもあります。実際に私もインターハイでの一発失格はゴール後に告げられました。
Q.これからの選手としての目標、将来展望などを教えてください。
インカレで勝つことはずっと狙っていたので、勝ち切れたことは良かったのですが、繰り返しになりますが、自分自身は3月にワールドユニバーシティゲームズ代表権を獲得することを見据えて、今はここ一点に絞っています。なので、ワールドユニバーシティゲームズの距離が20キロなことを考えると、「1万メートルで勝ったとて」という思いが有って、、、もちろん嬉しさはあったのですが、落ち着いて考えるとこの結果を20キロに活かさない意味がないとなと。
インカレの優勝については、個人的な嬉しさも有るんですが、それよりも、チームのみんなが喜んでくれているのを見て、応援していただいている方に良い成果を報告できた嬉しさの方が大きかったです。もちろん、ゆくゆくはオリンピックを狙っていきたいですが、日本男子の競歩のレベルが非常に高い中で、自分自身がインカレ優勝や関西学生記録を出したことなどトップ層に近づくにつれて、逆にトップとの力の差を痛切に感じているので、「俺はオリンピックに出場する」と言うには覚悟がまだ足りないかなと感じています。冷静に自分自身の立ち位置を見ると、10000メートルは実業団選手を含めて一定のポジションにいるのですが、世界大会に繋がる20キロではレース経験が少ないことも有ってトップ選手には太刀打ちできない状況です。しかし今年大きく飛躍出来ている自信はあるので、どこまでトップ選手と戦えるのか、2月に神戸で開催される日本選手権で答え合わせかなと思っています。
Q.男女の違いは有りますが、同じ立命館大学の柳井選手がパリオリンピックに出場されました。意識されることは有りますか?また、所属する立命館陸上部への想いなどについてもお聞かせください。
立命館陸上部は人数も多いですし、各パートに分かれて練習するため、顔も名前も覚えられていないメンバーがいることも事実ですが、インカレが団体戦として存在するのでその影響が大きくって、日常的にも仲が良いメンバーが多く、授業を一緒に受けたりオフの日は一緒に遊びに行ったりなど、パートの壁無く付き合っている仲間が沢山います。そして、インカレになると皆がピュアに応援し合う、例えばレギュラーになれなかったメンバーが応援しないといったギクシャクするようなこともなく、1回生から4回生までが全体で応援し合っていますし、出場しているメンバーからしても、あれだけの応援があれば「チームの為に」となれます。応援しているメンバーは出場メンバーが出した成績を素直に喜んでくれる、あの雰囲気、あの応援は本当に素晴らしいです。他の大学とは全然違うと思います。関西ではぶっちぎりですし、日本インカレでも、立命館より部員数の多い大学に声の量では負けることもあるんですが、声掛けする質・団結力は日本トップレベルだと思います!
Q.食マネジメント学部での学びを教えてください。
立命館にはスポーツ健康科学部があるので、スポーツと言えば、そのイメージが強いとは思いますが、陸上部含めて体育会クラブの学生は色々な学部に在籍しています。立命館大学は、良い意味で体育会が特別扱いされているわけでは無くって、一般学生と同じ授業を受けて一般学生と同じ評価を受けるので、クラブ活動だけでなく勉強も頑張らないといけないです。
僕が所属している食マネジメント学部は、食でも、例えば「料理法」的な学問では無く、「食を通じて世の中を視る」要素の学びが多いです。食はどれだけ社会の在り方が変わっても我々の生活からは切り離せないものであることを痛感しましたし、食だけでなく、経済や経営的な要素も含めて、幅広い多岐にわたった学びが出来ている、言い換えると将来の選択肢を広げてもらえていると感じています。
ゼミは、保井 智香子先生のゼミに所属していて、食事のメンタル面への対する影響であったり、商品プロモーション、例えば店内BGMによる購買意欲への変化などを学んでいます。
Q.卒業後の進路をどのように考えておられるのか教えてください。
陸上競技が非常に楽しいですし、将来的には先ほども言ったようにオリンピック、さらにはメダル獲得までを考えていきたいので、卒業後も競技継続意思を持っています。ただ実際問題として、強豪チームへの加入が叶うのかは分かりませんので就職活動もスタートしています。競歩に力を入れている実業団チームは長距離に比べると圧倒的に少ない狭き門で、そこでも20キロの成績が求められるので、その意味でもワールドユニバーシティゲームズでの成績が大きくなってきます。長距離だとニューイヤー駅伝など多くの選手が活躍できる舞台がありますが、競歩の場合は種目も少なく企業が多くの選手を抱えることは無く、例えば陸上競技では強豪で知られる富士通でも、競歩の選手は3名しか在籍していません。世界で勝負できるかどうかが強豪チームに加入できるかどうかでは大きな基準なんです。なので、他の種目の選手と違って切羽詰まっていて(笑)、本当にワールドユニバーシティゲームズが勝負です。覚悟持って頑張っています!
Q.最後に読者の皆様へのメッセージをお願いします。
この立命館CLUBの読者のみなさまをはじめとする、関わって頂いている全ての皆様に感謝の想いを持っていることをお伝えしたいですし、引き続き目標に向かって頑張ってゆきますので、引き続きご声援の程宜しくお願い申し上げます!
▼第263号読者プレゼント▼
今回は、「立命館オリジナルお箸」を3名様にプレゼントします!
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします
<応募締切:1/27(月)>
【パソコンの方はコチラ】
https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekcs-56c4828b83b7298508e5197dc24b61ce
【携帯電話の方はコチラ】
https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekbt-021bc76cab8b8dee6fb681ad47bb33dc
※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。
応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
応募必要事項
(1)名前: (2)プレゼント送付先住所:
(3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
(5)プレゼント発表時の氏名公開:可 否
(否の場合はイニシャルで表記いたします。
ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)
▼第262号読プレ当選発表▼
多数のご応募ありがとうございました。262号の読者プレゼントの当選者発表です。プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。
・O.Sさん(静岡県)・A.Yさん(福岡県)・Y.Mさん(長崎県)
次回のご応募もお待ちしています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
次回の配信は1月31日(金)です。お楽しみに。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆バックナンバー
http://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
◆立命館CLUBホームページ
http://www.ritsumei.ac.jp/rclub/
◆立命館大学ホームページ
http://www.ritsumei.ac.jp/
◆配信先の変更・解除
https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-meljr-a849c83c0a4b477a2a6d631dde627b21
[注意]
※リンク先は、時間の経過と共に変更・消去されることがあります。
ご了承ください。
※メールマガジンを転載、その他の利用によって生じる事象につい
て、立命館大学では一切の責任を持ちません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■ 発行:立命館大学立命館CLUB事務局
■■ 〒604-8520京都市中京区西ノ京朱雀町1番地
■■ TEL:075-813-8118
■■ FAX:075-813-8119
■■ ご意見、お問い合わせなどは、下記までお願いいたします。
■■ メール rclub@st.ritsumei.ac.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━