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立命館CLUB 【VOL.58】

立命館CLUB 【VOL.58】

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■□■ 2014.9.26  立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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 立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

 9月25日(木)、朱雀キャンパスにて立命館大学および大学院の秋入学式が行われまし
 た。世界各国・地域から約180名の新入生が新たに立命館での学びをスタートさせました。
 そして、今日26日(金)からは2014年度後期の授業が開始されています。

 本学では、2000年から大学院の一部で秋入学制度を導入していますが、2012年度には、
 国際関係学部グローバル・スタディーズ専攻の新入生を対象とした秋入学も開始しまし
 た。
  

 今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。
 読者プレゼントは、「立命館オリジナル携帯歯ブラシセット」です。
 
 応募方法は最後にお知らせします。お見逃しなく。
 それでは最後までお楽しみください。

▼学園ニュース▼

【1】2014年度 司法試験に立命館大学から33名が合格

 立命館大学法科大学院では、平成26年司法試験において全国第13位となる33名の修了生
 が合格しました(合格率:12.4%)。全体の合格者総数が2,049名から1,810名に減った
 こともあり、昨年度の40名には及びませんでしたが、西日本私立大学1位・全国私立大
 学5位の合格者数という結果となりました。

 詳細はコチラをクリック≫

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【2】長岡京キャンパス開校記念式典を実施

 9月20日(土)、立命館中学校・高等学校において長岡京キャンパス開校記念式典を実
 施しました。司会による開会宣言に続き、小中高の合唱と吹奏学部による演奏で始まり
 ました。関係各位からの式辞・祝辞、そして感謝状贈呈に続き、地元長岡京市からの歓
 迎企画(太鼓の披露など)が実施されました。

 
  
 また、開校記念式典に先立って、8月31日(日)、長岡京キャンパスの竣工式を開催、
 新キャンパス紹介VTRの上映やテープカットを執り行いました。
  
 さらに、9月2日(火)には瑞兆軒(日本文化室)の茶室披きを実施しました。なお、「瑞
 兆軒」という名前は、裏千家の御家元・千宗室様からいただきました。
 長岡京キャンパスでは、自らテーマを設定し主体的に解決していく力を身につけるため
 の学びの“仕掛け”が施設の随所にちりばめられています。このキャンパスを活かした、
 新たな一貫教育の展開が期待されます。
  

 「瑞兆軒」茶室披きの詳細はコチラをクリック≫

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【3】大阪いばらきキャンパス(OIC)「コミュニティ創造プロジェクト」パンフレットが 
   完成


 OICでは「地域とつながる、地域と育つ」をテーマに、地域の方々と協同で取り組む「
 コミュニティ創造プロジェクト」が進められています。既に様々な取り組みを開始、パ
 ンフレットでは、「育てる里山プロジェクト」・「ガーデニングプロジェクト」・「ま
 ちライブラリープロジェクト」の3つが紹介されています。ぜひご覧ください。

 
  ※画像をクリックすると拡大されます。

 パンフレットに関する詳細はコチラをクリック≫

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【4】「大学対抗実況コンテスト」にて、立命館大学放送局(RBC)が最優秀賞受賞

 2014年6月8日、わかさスタジアム京都にて開催された、「オリックス・バッファローズ
 主催 プロ野球大学対抗実況コンテスト2014」にて、立命館大学放送局(以下、RBC)が
 最優秀賞を受賞するとともに、RBCの定梶郁央さん(文学部・3回生)がベストアナウン
 サーに選出されました。コンテストには、関西学院大学・関西大学・京都産業大学・同
 志社大学・龍谷大学、そして立命館大学の6大学が出場しました。

 ベストアナウンサーに選出された定梶さんは、「同じアナウンス部や音声技術部の仲間
 がバックアップしてくれたことで良い結果を残すことができました。今回の受賞を自信
 にして、今後も秋の立同戦や11月の学園祭で力を発揮していきたいです」と語りました。
 
 ベストアナウンサーに選出されたRBCの定梶郁央さん

 詳細はコチラをクリック≫
 
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 【その他学園ニュース】
 学園HEADLINE NEWSはコチラをクリック≫
 
 学園PICK UPはコチラをクリック≫

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▼EVENT(公開講座)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期
 または中止になる場合があります。問い合わせ先やイベントホー
 ムページをご確認ください。

 ※[要事前申込]の場合は、各問い合わせ先にご連絡ください。
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【1】[@京都][無料][要事前申込]
   明日の京都 第4回フォーラム 記録が結ぶ「時の絆」~世界記憶遺産~

 藤原道長が綴った日記、千年にわたり伝承された記録、筆舌に尽くし難い戦後の苦難を
 物語る資料など、京都に残る様々な記録には、その時代を生きた人々の様々な思いが秘
 められています。記録が私たちに何をもたらすのか、私たちはどういうメッセージを受
 けとり、未来にどう伝えていくのか、世界記憶遺産に関わる京都の記録を通して考えま
 す。

 [日 時]10月13日(月・祝) 13:00~16:00(開場12:30)
 [会 場]立命館朱雀キャンパス
 [入場料]無料
 [定 員]450名(応募多数の場合は抽選)
 [申込締切]10月5日(日)必着
 [問合せ先]
  明日の京都 文化遺産プラットフォーム事務局(立命館大学 社会連携課)
  TEL:075-813-8166  (平日9:00~17:30)
  FAX:075-813-8167  Mail:info@tomorrows-kyoto.jp
 
 

 詳細・お申込はコチラをクリック≫

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【2】[@滋賀][無料][事前申込不要]
   立命館地球環境委員会 特別講演会(中川 毅)
  「おだやかな時代と荒ぶる時代-水月湖の年縞が照らす様々な未来-」


 過去の気候変動が記録された福井県水月湖の7万年分の地層「年縞」をテーマに、地球
 温暖化や気候変動の問題を地質学的な視点で講演いただきます。
 人間にとって本当の危機とはどのようなものか、最新の発見をもとに問いかけます。

 [日 時]9月30日(火) 16:30~18:00

 [会 場]びわこ・くさつキャンパス ローム記念館5階 大ホール
 [参加費]無料
 [講演者]立命館大学総合科学技術研究機構 特別招聘教授・古気候学研究センター長 
       中川 毅
 [その他]水月湖の紹介パネル展示もあわせて行います。

 
 ※画像をクリックすると拡大されます。
   詳細はこちらをご覧ください。


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 その他の公開講座はコチラをクリック≫
 
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

【1】[@島根][無料][申込不要]
   男子陸上競技部「第26回出雲全日本大学選抜駅伝競走」


 駅伝シーズンの幕開けを飾る大会として毎年「体育の日」に開催される「出雲全日本大
 学選抜駅伝競走(出雲駅伝)」は、「日本大学駅伝」、「箱根駅伝」とならび、三大大
 学駅伝の一つとされています。今大会は全21チームが出場予定、本学は今回で13回目の
 出場です。なお、当日の模様は午後1時からフジテレビ系列で全国生中継されます。

 [日 時]10月13日(月・祝)13:05スタート
 [場 所]出雲大社正面鳥居前~出雲ドーム前
 [入場料]無料

 詳細はコチラをクリック≫
 
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【2】[@広島][有料][申込不要]
   ホッケー部(女子)「高円宮牌 2014 ホッケー日本リーグ」

 
 日本リーグもいよいよ最終節を迎えました。応援よろしくお願いします!
 
 [日 時]10月11日(土)10:00~ 対東海学院大学
      10月12日(日)11:40~対山梨学院 CROWNING GLORIES

 [場 所]広島・コカ・コーラウエストレッドスパークスホッケースタジアム
 [入場料]500円

 詳細はコチラをクリック≫
 
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【3】[@東京][有料][申込不要]
   柔道部「平成26年度全日本学生柔道体重別選手権大会」

 
 男子33回、女子30回目を迎える今大会は、全日本学生柔道の個人戦です。本学からは以
 下の6名が出場します。

 男子81kg以下級 : 斉藤 輝(法学部4回生)
 女子48kg以下級 : 名田 ちひろ(法学部2回生) ・ 神山 結理(産業社会学部4回生)
 女子63kg以下級 : 佐藤 美咲(産業社会学部2回生)
 女子78kg以下級 : 藤原 祐美(産業社会学部3回生)
 女子78kg超級   : 小寺 恵子(産業社会学部4回生) 
 [日 時]9月27日(土)9:30試合開始(8:00開場) 
      9月28日(日)9:00試合開始(8:00開場)

 [場 所]日本武道館
 [入場料]一般:1,000円 学生:500円 小学生以下:無料
 
 詳細はコチラをクリック≫
 
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【4】[@福井][有料][申込不要]
   課外自主活動団体 7団体「第15回熊川いっぷく時代村」に登場


 「熊川いっぷく時代村」とは、江戸時代の風情が残る福井県若狭町の宿場町「熊川宿」
 を会場として実施される、歴史情緒あふれるイベントです。本学からは和太鼓サークル
 や足もみサークルなど、7団体が初参加します!

  【参加団体】
 ・出前ちんどん(ちんどん屋練り歩き)
 ・琵琶湖漫画研究会(似顔絵コーナー)
 ・和太鼓ドン
 ・書道部
 ・マジックプレイヤーズ
 ・ヒーリングサークルOBAN(足裏リフレクソロジー)
 ・吟詠剣詩舞サークル(詩吟に合わせて日本刀や扇を使って舞う日本舞踊)
 [日 時]10月5日(土)9:00~16:00
 [場 所]福井県三方上中郡若狭町熊川「鯖街道熊川宿」
 [参加料]イベントによって異なる ※詳細はHPをご覧ください。

 
 ※画像をクリックすると拡大されます。

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▼輝く学生インタビュー▼

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 第42回 輝く学生インタビュー
       キャンバスは無限大!「私にしか出せない色」を描く
                               立命館大学美術研究部

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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介してい
 きます。

 今回ご紹介するのは美術研究部(以下、美研)です。彼らは絵画作品のみならず、イラ
 スト・服飾作品・立体作品など幅広いジャンルの美術品の制作と展示を行っています。
 今年4月、彼らは衣笠キャンパス創思館前広場にて美研初の試みである「外展」を開催、
 注目を集めました。また、現在は2015年完成予定『衣笠新図書館』の工事中の壁を彩る
 「衣笠新図書館外壁アートプロジェクト」にも精力的に取り組んでいます。

 今回インタビューに答えてくれたのは、以下の2名です。
 
 (写真左から)
 牧野 隆平さん(部長/法学部3回生・石川県出身)
 滝根 甲斎(たきね かい)さん(産業社会学部3回生・京都府出身)


 Q:まずは、美術研究部の活動について教えてください。
 私たち美研は衣笠・BKCの両方に活動拠点を持ち、総勢約100名の部員が好きな時間に自
 由に活動をしています。主に学内外で展覧会を年に5~6回開催しています。毎週水曜日
 に開催する例会では、今後の日程や活動方針の共有をはじめ、似顔絵やデッサンの講習
 会を行い、美研全体のスキルアップを図っています。
 美研には「制作棟」(部室)と存心館の裏手にある「アトリエ棟」があり、環境に恵ま
 れています。大型作品や服が汚れやすい画材(スプレー等)を利用する作品の場合は、
 アトリエ棟を利用して制作しています。
  
 (写真左)部室には壁一面に部員の似顔絵が!
 (写真右)画材や道具が所狭しと置かれています。


 Q:どのような作品を制作していますか?
 絵画作品はもちろん、イラスト・服飾作品・立体作品など、「美術」に関わるものであ
 れば何を制作しても自由です。なかには球体関節で動く人形を作ったり、仏像を彫った
 りする部員もいます(笑)。絵画作品もジャンルはさまざまで、アクリル画・油彩画・
 水彩画・水墨画、デジタルなどがあります。

 Q:美研の活動において、メインとなる活動は何ですか?
 滝根さん:学外活動のメインは、「京都8大学合同美術展覧会」(以下、合同展)です。
 これは「京都学生美術部連盟」(※)に加盟している8大学が集まって合同で開く、大
 規模な美術展覧会です。今回の「合同展」では私が代表者を務め、大学ごとに区画して
 いた例年の展示方法ではなく、サイズや画材ごとに展示をするという新たな取り組みに
 挑戦しました。結果として会場全体の作品のサイズ感やクオリティのバランスがとれ、
 来場者の方々や出品者からも「例年より全体を通して見応えがあった」といった感想を
 いただきました。

 (※)1981年に京都の学生の美術活動を活発化させることを基本理念とし、合同展引き
 継ぎを目的として誕生した団体。同志社大学・京都大学・龍谷大学・京都女子大学・光
 華女子大学・佛教大学・京都産業大学・立命館大学の8大学より構成されている。


 牧野さん:学内では、学園祭での「似顔絵コーナー」と「ライブアート」が好評です。
 似顔絵コーナーは、友人をはじめ職員の方々や受験生・地域の方々など、本当にたくさ
 んの方々にご依頼をいただきます。プロレスサークルから依頼を受けることもあり、「
 マスク姿」を描いたり、もはや似顔絵でもない「筋肉」を描いたりと、その日は美研に
 とってもとても刺激的でした(笑)。似顔絵は1人あたり20~30分を目標として描くた
 めテクニックが必要で、「特徴を捉え、特に骨格を意識して描くこと」をポイントに、
 学園祭前には練習会も行います。
  
 学園祭の似顔絵コーナーは毎年大人気!

 ライブアートとは、ステージ上にベニヤ板3~6枚程度の大きなキャンバスを
 立て、BGMに合わせてペイントをするパフォーマンスです。絵の完成度のみならず、絵
 が完成するまでの過程も楽しんでいただくために、音に合わせて様々なアクションを行
 います。複数名で4時間かけて描く場合もあれば、5分で描く場合もあり、音に乗った動
 きの打ち合わせをしながら練習に練習を重ねます。本番はつなぎを着て、音に乗っての
 びのびと描けるため非常に楽しいです。
  
 ライブアートの様子

 立命館でライブアートが始まったのは5年前、当時の部長が「人前で大きな絵を書きた
 い」との思いからライブアートのノウハウを学び、学園祭で披露したことがきっかけだ
 そうです。お陰様で皆様にご好評いただいていることから、現在まで続いています。ラ
 イブアートは他大学ではあまり浸透していないようで、学園祭で見たことをきっかけに、
 受験生が入学後に入部してくれるケースも少なくありません。時にはライブハウスから
 依頼を受けることもあります。

 

 Q:滝根さんが担当された「外展」について詳しく教えてください。
 滝根さん:今年4月に衣笠キャンパスの創思館前広場にて、4点の油彩画を展示しました。
 学生や教職員・警備員の方々、たまたまキャンパスに遊びに来た修学旅行生から一般の
 方々まで大勢の人々が足を止め、なかには芝生に座って作品の前でランチをされる方も
 いらっしゃいました。鑑賞された方々は「作品と景観がマッチしていて良い」、「近く
 で見るのと遠くで見るのとでは印象が違って何度でも楽しめる」と、風と光の中での「
 外展」を楽しんでくださったようです。
  
 大勢の方々が、油彩画の前で足を止めました

 作品を屋外に持ち出した理由は、「誰もがリラックスした状態で作品を見てほしい」と
 いう思いがあったからです。お客様の層が「美術に関心のある方」に限られてしまう展
 覧会とは違い、「美術に関心のない方」にも作品に触れてもらうべく、外展の構想を描
 きました。

 このとき構想の軸となったのは、産業社会学部で広告表現について授業をされている、
 小泉秀昭先生の「トーカビリティ」という言葉です。「トーカビリティ」とは、『話題
 になるチカラ』といった意味合いです。外展では、SNSなどの力を借りて人から人へ伝
 わっていくような「トーカビリティ」の高い企画を目指してきました。

 企画をするうえで一番苦労した点は「周囲の安全を確保する」ことです。見栄えを保ち
 ながらも、作品や作品を設置するイーゼルが飛ばないようにするため、固定具や固定方
 法を学生オフィスと何度も練り直しました。
 そうした苦労を乗り越えて確立した新たな展示方法は周囲からも評価され、「またやっ
 てほしい」という声を数多くいただくことができました。これを前例として、外展を後
 輩に引き継いでもらえたら嬉しいです。
 

 Q:「衣笠新図書館外壁アートプロジェクト」について教えてください。
 牧野さん:学生オフィスから「2015年完成予定の新図書館を覆っている白い壁を、学生
 の力で飾ってほしい」という依頼を受け、広告研究会・書道部とともに立ち上げたプロ
 ジェクトです。現在はまだ企画段階ですが、モザイクアートやトリックアートを取り入
 れながら、新しい図書館の可能性を広げていけるような絵を描きたいと思っています。
 今年の12月には外壁アートが完成する予定ですので、衣笠キャンパスにお越しの際はぜ
 ひ注目してください。
  
 アートプロジェクトが行われる予定の外壁

 Q:衣笠キャンパスをキャンバスに見立てるとすれば、どのような構想を描きますか?
 まず、椅子が整然と並ぶ従来の講義室を色鮮やかにして、創造力をかきたてられるよう
 な空間へ変えていきます。校舎へ続く地面には絵を描いて川を渡らせ、以学館の地下を
 フードコートにしたりして、みんながワクワクできるようなキャンパスの構想を描きま
 す。そういった妄想は私たちの頭のなかで、日常的に繰り広げられています(笑)。

 妄想をする際に影響を受けるのは、全国にある様々な建築物です。例えば武蔵野美術大
 学の図書館は、図書館の中に本棚を置くのではなく、図書館の壁一面が本棚で出来てい
 ます。外はガラス張りになっていて、約9メートルの高さの本棚が渦を撒いたデザイン
 です。成蹊大学の図書館も斬新で、宇宙船のようなカプセル型の物体が吹き抜けの空間
 に浮いています。これは「プラネット」と呼ばれる予約制のミーティングルームで、ま
 るで映画の世界にあるような建物です。立命館にもこのような遊び心があれば、キャン
 パスライフがきっと変わると思います。

 Q:近年の美研において、作風の変化はありますか?
 近年はイラストが流行り、漫画研究部やイラスト部が増えるなか、美研の中でも作品の
 区別がつかなくなっています。しかし私たちはそれをポジティブに捉えるべきことだと
 思っています。制作という縦軸に、ファッション・漫画・デジタルなど各々の好きなも
 のが横軸に入り表現され、そこからさらに新たな分野が生まれていきます。美研の部員
 たちは様々な世界観をもっているので、そうした仲間と刺激し合いながら日々活動して
 います。

 

 Q:美研の活動のなかで大切にしていることは何ですか?
 画力を磨くことはもちろんですが、私たちは「目的に対する『手段』を形にする表現力
 」を磨くために、様々な作品を制作しています。例えば衣笠キャンパスで「リラックス
 できる場所をつくる」という目的があるとすれば、それが「昼寝スペース」なのか「自
 由に音楽が聴ける場所」なのか、はたまた「足湯」なのかと様々な手段を考え、そこか
 ら具体的デザインを描いて制作していきます。

 制作においては「試すこと」がとても大切です。「どうしたらあの葉っぱの緑色を表現
 できるかな」と思えば、ありとあらゆる画材を試し、指や筆以外の物を使っていろんな
 葉っぱを描いてみます。お金も時間もかかり、発表できない作品もたくさん生み出しま
 すが、そういうことの積み重ねが「自分なりの表現」や「自分にしかできないこと」を
 探るうえで重要だと思います。

 Q:お二人が考える「美術の魅力」を教えてください。
 牧野さん:人によって捉え方の違いが無数にあり、美術を通して様々な価値観に出会え
 ることが面白いです。価値観と価値観が合わさって、また新たな作品を生み出せること
 の楽しさが私の考える美術の魅力です。
 滝根さん:私は言葉では説明が付かなかったり、説明する言葉を知らなかったり、持っ
 ていなかったりするものを形で表現できることが魅力だと思います。美術との向き合い
 方は人それぞれだと思いますが、私は単純に娯楽としても楽しんでいます。

 Q:読者の方々にもご参加いただける今後のイベント情報を教えてください。
 今年は活動フィールドを広げて例年にない取り組みを積極的に行っていきたいと思って
 います。下記2つのイベントもその一環です。「第9回2014京都画材まつり」では連盟に
 所属する8大学の作品展示会のほか、画材ワークショップ(完全予約制)も実施されま
 す。「エポケ喫茶展」は今回初の試みで、エポケカフェに私たちの作品を期間限定で展
 示していただけることになりました。もちろん今年も学園祭では似顔絵やライブアート
 を行い、さらにエンディングでは書道部とコラボする予定です。皆様ぜひこの機会に遊
 びに来てください。

 [@京都][無料][申込不要]
 「第9回2014京都画材まつり」京都学生美術部連盟作品展

 [会 期]10月18日(土)・19日(日) 9:30~16:30
 [場 所]みやこめっせ1階 第2展示場B・C・Dフロアー
  詳細はコチラをクリック≫
  
 [@京都][無料][申込不要]
 「エポケ喫茶展」

 [会 期]10月1日(水)~31日(金) 11:30~23:00(定休日:月曜日)
 [場 所]エポケカフェ(epokhe cafe)
      京都市北区平野八丁柳町70 リージェンシーコート地下1階

──────────────────────────
 
 いかがでしたでしょうか。

 インタビュー後「私の似顔絵を描いてください!」とお願いすると
 彼らだけでなく、各々の活動をしていた他の部員の皆さんまで手を止め
 快く対応してくれました。
 ペンを動かしている最中のまっすぐで力強い視線と
 特徴が捉えられた、その似顔絵たちからは
 彼らの美術に対する“熱意”がにじみ出ているように感じました。

 是非、イベントや学園祭で、彼らの作品に触れてみてください。
 応援よろしくお願いします。
 

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▼編集後記▼

 今回は、9月20日(土)から順次全国上映が始まっている「カラアゲ☆USA」の監督、
 木直貴さん(1987年文学部卒・三重県出身)
をご紹介します。

 立命館大学を卒業後、プロダクション勤務を経てフリーになった瀬木さん。現在は映画
 業界のみならず、教育やまちづくりの分野でも注目されています。

 瀬木監督の「千年火」は、2005年のベルリン国際映画祭において、地元マスコミから「
 見逃してはならない3本」の1つとして取り上げられるなど、世界で活躍しておられます。
 地域の自然やコミュニティを舞台にした映画を得意とし、新作の「カラアゲ☆USA」も
 その1つです。

 映画の舞台となった大分県宇佐市は「カラアゲ専門店発祥の地」として、B-1グランプ
 リに出場するなど、町おこしにも力を入れています。実は、宇佐市長の是永修冶さん
 立命館大学の卒業生(1979年法学部卒・大分県出身)です。宇佐市も映画の撮影に全面
 協力、立命館コンビが生んだ映画です。

 『住みたい田舎』ベストランキングで今年全国第1位に輝いた大分県宇佐市から発信し
 たいと思った瀬木監督のメッセージとは……。

 誰もが好きな「からあげ」をテーマに繰り広げられる史上初のカラアゲ・エンターテイ
 メントを是非お楽しみください。

 「カラアゲ☆USA」映画予告編はコチラ~
  

 映画「カラアゲ☆USA」公式サイトはコチラをクリック≫

 (立命館CLUB事務局 向山)

▼第58号読者プレゼント▼

 今回は、立命館オリジナル携帯歯ブラシセット3名様にプレゼントします。
 ケースはフタを外すとコップとして使えます。携帯に便利で、旅行などに最適です♪

 
 ※色はご指定いただけません。あらかじめご了承ください。

 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:10/6(月)>

 【パソコンの方はコチラをクリック】
 
 【携帯電話の方はコチラをクリック】
 
 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記の
  うえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第57号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 第57号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。
 
 ★★★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・K・Tさん   (愛媛県) ★
 ★・M・Kさん   (福井県) ★
 ★・伊藤 充代さん (京都府) ★
 ★★★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は10月10日(金)です。お楽しみに。
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■■ FAX:075-813-8119
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