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最新号・バックナンバー

立命館CLUB 【VOL.195】

立命館CLUB【VOL.195】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.195━━━
■□■ 2020.11.27立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

朝晩ぐっと冷え込む日が増え、京都の紅葉も深まっています。

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京都市山科区にある毘沙門堂門跡(11月14日撮影)

11月28日(土)、万博記念競技場にて「2020 関西学生アメリカンフットボールリーグ<決勝戦>」が開催、関西学院大学FIGHTERSとの対戦に挑みます。今年はトーナメント制のため、この一戦に勝利すれば5年ぶりとなる「三菱電機杯第75回毎日甲子園ボウル」の出場権を獲得となります。熱いご声援よろしくお願いします!

選手の意気込みなどはコチラ≫


◆2020関西学生アメリカンフットボールリーグ<決勝戦>
[日 時]11月28日(土)14:05~(開門12:00)
[場 所]万博記念競技場(大阪府吹田市千里万博公園5-2)
※当日券の販売は行ないません。
※ソーシャルディスタンス確保のため、座席は前後左右の間隔を空けています。

チケット詳細はコチラ≫

岸政彦・立命館大学大学院先端総合学術研究科教授が、以下のテレビ番組に出演します。
是非ご覧ください。

◆NHK Eテレ 「100分 de 名著」
[日 時]12月7日(月)・14日(月)・21日(月)・28日(月)22:25~22:50
※再放送:水曜日5:30~5:55、12:00~12:25
12月の名著はピエール・ブルデュー著「ディスタンクシオン」です。

詳細はコチラ≫

今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

読者プレゼントは、「応援手旗」です。

応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】第15回「平井嘉一郎研究奨励賞」授与式を開催

11月20日(金)、衣笠キャンパスの平井嘉一郎記念図書館にて、「第15回平井嘉一郎研究奨励賞」の授与式を開催しました。
式典では、仲谷善雄・立命館大学長から受賞者に賞状を授与、平井信子様から副賞として目録が贈呈されました。受賞者の中辻翔太さん(法学研究科1回生)は「現在、私は人権保障のあり方についての研究、とりわけヨーロッパにおける人権保障のあり方に興味を持っています。今回の奨励賞の受賞を機に、海外の文献を中心に、より一層研究活動に注力し論文を書き上げ、日本のみならず、国際的な視野を持った人材として、社会に貢献したいと思います」と研究への意欲を述べました。授与式の最後には、森島朋三・学校法人立命館理事長より受賞者への祝辞、そして長年ご支援を賜っている平井信子様への謝辞を述べました。

故・平井嘉一郎様(法学部1940年卒)は、ニチコン株式会社の創業者・代表取締役会長・名誉会長として、地元京都はもとより、我が国の工業界の発展に貢献されました。平井嘉一郎研究奨励賞は、ご令室・平井信子様のご厚意により、本学法学研究科ならびに法務研究科の大学院生の研究を奨励することを目的として2006年に設けられた賞です。

今回の受賞者(敬称略)
西畑佳奈(法学研究科博士課程前期課程研究コース2回生)
笹川遥平(法学研究科博士課程前期課程法政リサーチ・コース1回生)
中辻翔太(法学研究科博士課程前期課程法政リサーチ・コース1回生)
迎華実 (法学研究科博士課程前期課程リーガル・スペシャリスト・コース1回生)
松本健大(法務研究科法曹養成専攻専門職学位課程2回生)

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【2】日本留学AWARDS 「留学生に勧めたい進学先」西日本地区大学院部門大賞 3年連続受賞

立命館大学大学院は「日本留学AWARDS 2020」において、西日本地区大学院部門で大賞を受賞しました。また、立命館大学は西日本地区私立大学文科系部門、西日本地区私立大学理工系部門の両部門で入賞しました。
「日本留学AWARDS」は、一般財団法人日本語教育振興協会「日本語学校教育研究大会」が主催、留学生の環境整備を目的として設立された賞です。本学の充実した教育内容や学生の満足度、学習面での留学生サポートなどが評価され、今回の受賞につながりました。立命館大学大学院の入賞は2016年から4年連続、大賞の受賞は2018年から3年連続です。

日本留学AWARDSはコチラ≫

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【3】立命館宇治高校陸上競技部が「第37回 京都府高等学校駅伝競走大会」で33年連続35回目の優勝

11月8日(日)、府立丹波自然運動公園にて、「第37回京都府高等学校駅伝競走大会」が開催されました。宇治高校陸上競技部は、1時間10分27秒のタイムで、通算33年連続35回目の優勝を果たしました。
今回の優勝により、12月20日(日)に京都市で開催される「全国高等学校駅伝競走大会」に出場します。熱いご声援をお願いします。

※立命館宇治高校陸上競技部では、「全国高等学校駅伝競走大会」出場支援に関する寄付募集を行なっています。この寄付は学校法人立命館への寄付金となるため、税制上の優遇措置の対象となります。
ご寄付お申込みはコチラ≫

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◆女子第32回 全国高等学校駅伝競走大会
[日 時]12月20日(日)10:20~
[場 所]スタート・フニッシュ:たけびしスタジアム京都 5区間/21.0975km
<放送予定>
NHK総合テレビ(10:05~11:54)、ラジオ第一(10:05~11:55)で生中継予定

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その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

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【1】[オンライン][有料][要事前申込]
立命館オンラインセミナー 12月テーマ「混迷の時代のリーダーシップ」

「立命館オンラインセミナー」は、どこからでもアカデミックな講義を受講いただけます。「未知の世界を知りたい」「専門家やプロフェッショナルの知識に触れたい」など、意欲あふれる皆様の学びのニーズにお応えする講義を展開します。
※見逃し配信(期間中、いつでも何度でも視聴可能)に対応しています。

[日時・テーマ・講師]
12月5日(土)10:00~11:30
「アメリカ大統領選挙結果と今後の日本外交の課題」
講師:薮中三十二(立命館大学国際関係学部客員教授/元外務事務次官)
<申込締切:12月3日(木)23:59>
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12月12日(土)10:00~11:30
「リモートワーク時代のリーダーシップ-宇宙飛行士訓練から学ぶ」
講師:湊宣明(立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科教授)
<申込締切:12月10日(木)23:59>
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12月13日(日)10:00~11:30
「リーダーシップの持(自)論を持とう」
講師:金井壽宏(立命館大学食マネジメント学部教授)
<申込締切:12月11日(金)23:59>
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12月20日(日)10:00~11:30
「災害復興支援-被災自治体のマネジメント」
講師:久保田崇(静岡県掛川市副市長/前立命館災害復興支援室副室長/元岩手県陸前高田市副市長)
<申込締切:12月18日(金)23:59>
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12月26日(土)10:00~11:30
「観光ビジネスがwithコロナ時代を生き抜く処方箋-心を動かすリーダーシップ」
講師:片桐孝一(フェニックスリゾート株式会社代表取締役社長執行役員<1994年立命館大学経済学部卒業>)
<申込締切:12月24日(木)23:59>
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[受講料]1,500円/1回
[定 員]各回200名 ※先着順です。お早めにお申込みください。
[開催方法]オンライン(Zoom)※見逃し配信(ストリーミング配信)あり

詳細はコチラ≫


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【2】[オンライン][無料][要事前申込]
シンポジウム「AI以後の人文・社会科学を問う」

機械-機械間のコミュニケーション通信はもちろん、ヒトー機械(AI)間でのトークが日常となっていく時代のなかで、人文・社会科学は、どのように自らを刷新していくべきなのか。

[日 時]12月9日(水)13:00~16:00
[受講料]無料
[開催方法]オンライン(Zoom)

詳細はコチラ≫


お申込みはコチラ≫

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その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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【1】[@愛知(オンライン)][無料][申込不要]
ヨット部「2020 年度全日本学生ヨット個人選手権大会」

470クラス・スナイプクラスに出場します。応援よろしくお願いいたします。

[日 時]11月27日(金)~11月29日(日)
[場 所]豊田自動織機 海陽ヨットハーバー(愛知県蒲郡市海陽町一丁目7番地)
※全日本学生ヨット個人選手権大会のFacebookページでLIVE配信されます。

詳細はコチラ≫


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【2】[@岡山][無料(準決勝以降は有料)][事前申込不要]
男子ホッケー部「第94回全日本男子ホッケー選手権大会」
女子ホッケー部「第81回全日本女子ホッケー選手権大会」


男女ともに全日本学生選手権で優勝し、学生1位枠での出場です。応援よろしくお願いいたします。

[日 時]男子 12月3日(木)13:00~ ALDER飯能戦
       女子   12月4日(金)13:00~ 南都銀行SHOOTING STARS戦
※準決勝12月5日(土)、決勝12月6日(日)です。
[場 所]赤磐市熊山運動公園多目的広場(岡山県赤磐市沢原57)
[入場料]
12月3日(木)・4日(金) 無料
12月5日(土)・6日(日) 1,000円(会場受付でチケットをご購入ください)
※ソーシャルディスタンスを確保するため、場合により入場制限や客席指定をする場合があります。

男子の試合詳細はコチラ≫

女子の試合詳細はコチラ≫

▼輝く学生インタビュー▼

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  第164回 輝く学生インタビュー
          想いと呼吸を重ね、演舞が進化した
                      京炎そでふれ!おどりっつ
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、京炎そでふれ!おどりっつ代表の蝶野元さん(文学部2回生・大阪府出身)と副代表の岩﨑絢加さん(法学部2回生・京都府出身)鳥越柚香さん(文学部2回生・愛知県出身)です。これまでの取り組みについてお話をうかがいました。
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左から、鳥越さん・蝶野さん・岩﨑さん(2019年11月撮影)

Q. 京炎そでふれ!おどりっつ(以下、おどりっつ)について教えてください。
蝶野さんおどりっつは、「よさこい」をベースとした創作ダンスに取り組む3キャンパス合同のサークルです。現在1回生約40名、2回生約30名が所属しています。3回生は10月の京都学生祭典の出演をもって引退しました。

岩﨑さん:衣装・振り付け・曲・道具など全て、自分たちの手で一から演舞を作り、お祭りで披露しています。演舞をつくる「作成班」、練習の運営を取りまとめる「練習班」、SNSなどを使って広報する「宣伝班」などがあります。

鳥越さん:関西を中心に年間10を超えるお祭りに参加、サークル全体の目標は、毎年9月に大阪城公園で開催される「こいや祭り」での大賞受賞です。このお祭りは、全国各地の社会人・学生チームも参加する関西最大の大会の一つです。
日本最大規模の大会は、今年初めて出場する予定であった名古屋の「にっぽんど真ん中祭り」です。今回は参加を見送りましたが、来年は現地で出場したいと考えています。
「京炎そでふれ!」は、第3回京都学生祭典をきっかけに誕生した創作おどりの総称です。「京炎」には「学生の燃えるような想いを京都から全国に発信したい」という願いが込められ、「共演」「競演」という意味もあります。現在では、「京炎そでふれ!ホストチーム」が京都府内におどりっつ含め12チームあり、1,000名以上の大学生が所属しています。10月の「京都学生祭典」では、「京炎そでふれ!スペシャルバージョン」を参加者と一緒に踊ります。加えて、チームごとにオリジナル演舞を披露して、大賞を目指して競い合います。
第17回京都学生祭典2019年10月撮影
オリジナル演舞を披露2019年10月撮影

Q.現在、サークル全体ではどのような取り組みを行なっていますか。

岩﨑さん:現在は対面での練習はできません。練習再開の許可が出たらすぐに取り組めるように、オリジナル演舞のコンセプト・曲などについて「Zoom」を使ってミーティングを重ねています。また、このような状況なので、「SNSを通じた広報活動」に注力しています。多くの方々におどりっつの魅力・雰囲気を感じてもらいたいと思い、Twitter・Instagramにこれまでの活動の写真や演舞の動画を投稿しています。

Q.コロナ禍で新入生の勧誘活動を行なうにあたり、工夫したことはありますか。
鳥越さん:4月からは主にTwitterを使って、おどりっつの活動をまとめた新入生向けの動画・演舞の写真などを配信しました。
そして、10・11月は「Zoom」を使った新入生向けの交流会を計5回実施しました。オンラインでの交流会では、参加者の新入生とおどりっつのメンバーそれぞれが3名ずつになるようにグループ分けをして、リラックスして話せる環境作りに努めました。例えば、「大学の授業はどう?」「何か困っていることはない?」といった雑談から入って雰囲気を柔らかくしたりしていました。新入生からは「今までダンスをしたことがないのですが、大丈夫ですか?」という質問が多かったです。「実は、今の2回生もほとんどのメンバーがダンス未経験者だから大丈夫だよ」「初心者でもこんなに楽しくできるよ」と答えると、不安そうだった新入生の顔が明るくなっていきました。
それでも、おどりっつの魅力を伝えるためには、実際に演舞を見てもらうことが一番です。少しでも雰囲気を感じてもらおうと、演舞の動画を画面上に共有して、見てもらうようにしていました。対面ではないので、どこまで自分たちの魅力が伝わっているか不安ではありましたが、毎回約30名の新入生が参加してくれました。そして、40名以上の1回生が最終的に入会してくれました。嬉しかったですね。

Q.おどりっつに入ったきっかけを教えてください。

蝶野さん:高校時代、野球部でお世話になった一つ上のマネージャーの方が、おどりっつで活動されていました。その方のSNSを通じて、入学前からこのサークルを知っていました。「面白そうだな」と思いつつも、大学で入ろうとは思っていませんでしたが、興味本位で1回生の4月に平安神宮で行なわれた「京都さくらよさこい」のステージを見に行きました。「曲に合わせて全力で声を出す」「踊りのテーマに合わせて作られた衣装」「全員の呼吸が揃った振り付け」、そして「踊り切った後の笑顔」。「これしかない」とおどりっつに一目惚れしました(笑)。

岩﨑さん:色々なサークル見学のひとつとして、おどりっつの交流会に参加しました。一人で行ったこともあって最初は緊張していたのですが、先輩がフレンドリーで話しやすく、雰囲気にとても惹かれました。その時に見た演舞の動画で、傘を使って踊っていたことに驚きました。きれいに装飾された傘が曲に合わせてウェーブしていく演舞に感動したことを今でも覚えています。「ただ踊るだけではない」おどりっつの演舞に自分も挑戦したいと思い、入会を決めました。

鳥越さん:小学校から高校まで、バレーボール部に所属していました。大学では新しいことに挑戦したいと考えていたところ、偶然おどりっつのチラシをもらい、実際に演舞を見に行きました。「踊り・ダンス」というと漠然と「かっこいい」というイメージが強かったのですが、おどりっつは良い意味で泥臭く、そして笑顔いっぱいで踊っている姿をみて、「大学でも、こんなにまっすぐに一つのことに取り組むことができる場所があるんだ」と衝撃を受けました。練習会に参加してみると、メンバー全員が元気に声を出していて、先輩たち一人ひとりが輝いて見えました。練習会参加後、その場で「入ります」と先輩に伝えました(笑)。
第17回京都学生祭典2019年10月撮影
平安神宮前にて集合写真2019年10月撮影

Q.おどりっつの魅力について教えてください。

蝶野さん:「一から演舞を作り上げる」ところです。おどりっつは、毎年オリジナル演舞を自分たちで作り上げます。オリジナル演舞は約20名の制作班が中心となり、11~1月頃にコンセプトを固めて、作曲家の佐乃健介さんに曲作りをお願いしています。佐乃さんは、よさこい・お祭りのための曲を数多く手掛けている方です。衣装もコンセプトに合わせて衣装会社と打ち合わせを重ねて作成していきます。衣装代は1着約3~4万円と高額ではありますが、1年間様々なお祭りに出演するときの大切なユニフォームとなります。
一人ひとりにやりたいこと、想いがあるので、意見のぶつかり合いは頻繁に起こります。いつも私たちがコンセプトを固めるために意識をしているのは、「なぜそう思うのか」ということを突き詰めて話し合うことです。異なる意見だと思っていたことでも、「なぜ」というところを掘り下げていくと、同じような想い・共通点が数多くありました。それらを見つけ出して、積み重ねていくことで、みんなの意見が反映されたコンセプトを作り上げることができます。

岩﨑さん:先輩たちが親身に相談にのってくれるところです。自分が副代表としてチームマネジメントに悩んでいるときに3代前の副代表から「24時間おどりっつのことを考える。それくらいの気持ちで取り組まないといけない」とアドバイスをもらいました。自分の取り組みの甘さを指摘されて、ハッとしました。そこからチームのことをより一層考えるようになりました。
さらに、ステージ上で、観客の反応を感じられることも魅力の一つです。観客の楽しんでいる表情・曲に合わせた手拍子・終わった後の拍手など、普段ではなかなか感じることができないものを味わうことができます。

鳥越さん:「一人ひとりが輝ける場所がある」ところです。踊りが得意な人は振り付けを教え、道具を作ることが得意な人は演舞で使用する道具を作るなど、自分の強みを活かせる場所がおどりっつにはあると思います。私は踊りがそれほど上手ではありませんが、コミュニケーションを取ることが得意です。「みんながおどりっつを好きになるにはどうしたらいいか」ということを常に考えながら、メンバー一人ひとりと向き合うように意識しています。例えば、困っているメンバーを見かけたら、声を掛けたり、練習後に連絡をして、話を積極的に聞くように意識しています。

Q.2019年10月13日(日)開催の「第17回 京都学生祭典 京炎そでふれ!コンテスト」で大賞を受賞されたとうかがいました。
岩﨑さん:2019年は祇園祭をテーマに「弥栄(やさか)」という演舞を披露しました。祇園祭の準備からクライマックスである山鉾巡行までを表現したものです。
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第17回京都学生祭典2019年10月撮影

この「弥栄」は、お祭りの出演を重ねていくごとに改善を重ねて進化した演舞です。曲・衣装は一緒ですが、コンテスト本番で披露した「弥栄」は、8月の「おどるんや~紀州よさこい祭り~」で初披露した「弥栄」とは全く別物になりました。山鉾を高くして、離れたところから見ているお客様からでも目立つように工夫したり、傘を使って踊る振り付けも一から見直しました。そういった工夫はもちろん、みんなの想い、呼吸が重なり合って、演舞自体の完成度が上がっていくことも実感しました。これは、おどりっつのやりがいの一つでもあります。「これだけ取り組めば大賞は取れる」と自信を持って舞台に立つことができました。結果、大賞を受賞することができて、本当に嬉しかったです。
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大賞を受賞した
「弥生」2019年10月撮影

Q.おどりっつの今後の展望について教えてください。

蝶野さん:昨年末から作り上げてきたオリジナル演舞は、今年の夏のお祭りで初披露する予定でしたが、お祭りが相次いで中止となったため披露することができていません。コンセプトなどについては、まだお伝えすることができませんが、このような状況でもミーティングを重ねて、ブラッシュアップを続けています。一日でも早くオリジナル演舞を披露したいですね。

岩﨑さん:「こいや祭り」では、ファイナルの6チームに残った2017年が最高成績です。残念ながら今年は出場を見送りましたが、先輩たちが成し遂げることができなかった「こいや祭りでの大賞受賞」を来年こそは達成したいと思います。また、新入生の勧誘活動も引き続き行ない、一人でも多くの1回生に入ってきてもらいたいと考えています。

鳥越さん:
「立命館といえば、おどりっつ」というようなサークルにしたいと考えています。そのためには、学内外での知名度を上げる必要があります。個人的には、SNSの活用が重要だと考えています。演舞中に撮影した「イキイキとした顔」の写真が数多くあります。今後はこれらの写真をどんどん投稿していきたいですね。そして、「こいや祭り」「京都学生祭典」でコンスタントに賞を取ることができる実力のあるサークルにしていきたいと思っています。

Q.今後取り組みたいことや将来の夢について教えてください。

蝶野さん:今年の2月、学生オフィス主管のプログラムでラオスを訪問しました。6日間ではありましたが、現地のインフラ・教育問題について学ぶことができました。今後も発展途上国の開発について学びを深めていきたいと思います。
岩﨑さん:高校2年生の時に11カ月間、オーストラリアに留学しました。そこでは日本の当たり前が当たり前ではないことを学び、日本人である自分がマイノリティーになることで偏見や差別を身近に感じることがありました。また、高校がグローバル教育に力を入れていたこともあり、世界における経済格差・平和などについて考える機会も数多くありました。「国際問題を知るだけではなくて、解決に繋げたい」と思い、法学部を選びました。国際法をはじめとして様々な法律について学び、国際問題の解決に少しでも役に立てる人材になりたいと思います。

鳥越さん:副代表としてサークル活動に取り組むなかで、自分は人とコミュニケーションを取ることが好きだということに改めて気づきました。現在、文学部の人間研究学域で「リラックスするためにはどうすればいいか」といった、心理学に近いところから教育学まで幅広く学んでいます。まだ明確ではありませんが、人との関わりを大切にしながら、誰かをサポートするような仕事に就きたいと考えています。
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集合写真(2019年11月撮影

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今年の「第18回京都学生祭典」はオンラインで開催、例年祭典当日に実施されるオリジナル演舞のコンテストは、残念ながら中止となりました。京都学生祭典のYouTubeチャンネルで、昨年大賞を受賞したおどりっつの「弥生」が紹介されています。華やかな衣装を身にまとい、傘や旗なども使いながら、一糸乱れぬ演舞を披露するおどりっつ。是非ご覧ください。

動画はコチラ≫

▼編集後記▼

今回は、新谷夢さん(経営学部2010年卒・香川県出身)をご紹介します。新谷さんは2012年にミャンマーへ渡り、お土産ビジネスを起業しました。起業するまでの物語やミャンマーで出会った方々のことを「脱サラしてミャンマーでクッキー売ってみた」というエッセイ漫画としてまとめました。そのエッセイ漫画がヤングジャンプの40周年漫画賞で、「エッセイ漫画賞 佳作+審査員特別賞」を受賞。ミャンマーでの起業やエッセイ漫画を描くきっかけについてうかがいました。

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父の友人がミャンマーで会社を経営していて、父から「ミャンマー楽しそうだから手伝いに行ってみたら?」と言われました。学生時代、東南アジアを旅行したこともあり、「いつか、東南アジアで働きたい」と漠然と思っていた私は、「このチャンスは逃したくない!」と、思い切って当時働いていた企業を退職して24歳でミャンマーへ。現地での暮らしにも慣れた頃、新しいことへのチャレンジを考え始めました。
そんなとき、日本から遊びに来ていた友人が「安心して買えるお土産があればいいのにな~」と言っていたことをヒントに、手軽に買えるミャンマーのお土産を開発・販売することにしました。お菓子屋さん巡りから始め、材料の調達やクッキーの焼き方などを学び、パッケージにもこだわったオリジナルの米粉クッキーが完成したときの喜びは、今でもハッキリと覚えてます。そんな米粉クッキーができるまでの物語やスタッフとの出会い、クスッと笑える日々の出来事などを4コマ漫画にしてTwitterに投稿していました。
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今春、ビザ申請の関係で日本に一時帰国したとき、地元・香川県に「さぬきマンガ塾」があることを知りました。このマンガ塾は、漫画家の藤川努先生が開かれている私塾です。今まで独学で学んでいましたので、この機会に漫画の描き方をしっかり学びたいと思い入塾。あるとき、先生から「ヤングジャンプで漫画賞を募集しているよ」と教えていただき、挑戦を決めました。テーマはもちろんミャンマーでの日々です。初の長編作品でしたが、「どんなことで困っていたのか、何が嬉しかったのか」など、思い出しながら描く時間はとても楽しかったですね。
ミャンマー人は少し時間にルーズな所もありますが、フレンドリーな性格で仕事には基本真面目に取り組みます。一人でも多くの方々にミャンマーの魅力を伝えたいと思いながら描きました。今回、「エッセイ漫画賞 佳作+審査員特別賞」の受賞連絡をいただいたときは、とても驚き、本当に嬉しかったです!
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立命館大学経営学部では、産学協同アントレプレナーシップ教育プログラムを履修していました。これは、産業界や官公庁と大学が連携して起業家の育成を目指すプログラムです。5~6名のグループで、アイデアをビジネスプランに落とし込み、売り上げ目標を達成するために何が必要かを考えるなど実践的な授業が多く、現在の仕事にも大いに役立っています。今後は、ミャンマーの自然素材を使った商品開発も進めたいと考えています。ビジネスとして成功したいという思いはもちろんありますが、ミャンマーの方々を巻き込みながら、一緒に成長していきたいと思っています。
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今後の予定をうかがった際、商品開発に加えて「私の考えた“ゆるキャラ”を観光大使にしたいという野望もあります(笑)」と教えてくださいました。「ミャンマーでもキャラクターを作ったら面白いのではないか」と、お土産店を始めたときに思いついたそうで、ミャンマー語で黒糖を意味する「ターニャ」というキャラクターをすでに作られたそうです。様々なアイデアを形にしてきた新谷さんの活躍にご注目ください。

「脱サラしてミャンマーでクッキー売ってみた」はコチラ≫

(立命館CLUB事務局)

▼第195号読者プレゼント▼

今回は、「応援手旗」5名様にプレゼントします。
rclub/imge20201127 e_present

プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:12/7(月)>

【パソコンの方はコチラ】

【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第194号読プレ当選発表▼

多数のご応募ありがとうございました。194号の読者プレゼント(立命館オリジナルお箸)の当選者発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・M.O.さん(福岡県)・髙橋和男さん(滋賀県)・T.K.さん(愛知県)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は12月11日(金)です。お楽しみに。
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