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最新号・バックナンバー

立命館CLUB 【VOL.219】

立命館CLUB【VOL.219】

立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

お正月、いかがお過ごしでしたでしょうか。立命館CLUBは、今年も 「立命館の“いま”」をお届けしてまいります。引き続き、ご愛読くださいますようお願い申し上げます。

本日1月14日(金)、京都の朝は雪でした。衣笠キャンパス、積もっていた雪が解け始めています。
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12月26日(日)、横浜スタジアムにて「第52回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会決勝(クリスマスボウル)」が行なわれ、立命館宇治高等学校パンサーズ佼成学園高等学校ロータスと対戦。激闘の末、24-21で2年ぶり2回目の日本一に輝きました。また、最優秀ラインマン賞には立命館宇治高等学校の小山田康太朗選手(3年生)、最優秀バック賞には川久保和翔選手(3年生)が選ばれました。
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写真提供:アフロスポーツ

12月30日(木)、静岡県富士山麓で「2021全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)」が開催されました。「今を尽くせ」をスローガンに戦ってきた立命館大学女子陸上競技部長距離パートの集大成、6区の主将・飛田凛香選手(スポーツ健康科学部3回生)が区間記録タイの区間賞を獲得するなど、力強い走りを見せた立命館大学は4位でフィニッシュしました。
多くの方々の声援を受け、各選手は懸命に走り抜くことができました。最後までエールを送ってくださった皆さま、ありがとうございました。
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写真提供:月刊陸上競技

1月4日(火)、立命館大学は社会起業家を応援する新番組「エルピスの煌めき」の提供を開始しました。
第1回目は、佐別当隆志さん(国際関係学部2001年卒)。登場されるのは、立命館大学の卒業生に限らず、さまざまな方々です。今後の放送も是非ご覧ください。

◆番組概要◆
 [番組名]エルピスの煌めき(テレビ東京)
 [放送枠]毎週火曜日22:58~23:06(関東ローカル)
 [その他]放送終了後、YouTubeチャンネル「テレビ東京公式 TV TOKYO」にアップされます。
第1回の動画はコチラ≫

今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

読者プレゼントは、「立命館グッズ アルミボールペン エンジ・シルバーのセット」です。

応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】「総長PITCH THE FINAL2021」開催

2021年12月11日(土)、立命館朱雀キャンパスにて「総長PITCH THE FINAL2021」を開催しました。
総長PITCHは、立命館学園の生徒や学生が社会課題を解決するための起業アイデアを仲谷善雄・学校法人立命館総長や投資家に直接提案するコンテストです。社会起業家養成を本格的に支援する「立命館・社会起業家支援プラットフォーム RIMIX」の活動の一環として、2019年度からスタートしました。
3回目となる今回は21チームの応募があり、選考を通過した7チームが、RIMIX協力企業であるソニー株式会社のSSAP(Sony Startup Acceleration Program) による本格的なサポートを受け、最終発表の場となる「総長PITCH THE FINAL2021」に挑みました。
熱いピッチが披露されるなか、「探求留学 高校生の探求学習×地方自治体で地方創生の新たなスタンダードを生み出す」を発表したチームP.S(立命館守山高等学校)が総長賞を受賞しました。
「探求留学」では、高校生が地方に7日間程度“留学”してフィールドワークなどを行ない、地方自治体の課題解決策を提案するプログラムです。2022年夏には第1回目の「探究留学」を始動する予定です。
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【2】岸政彦・先端総合学術研究科教授の小説『リリアン』が「第38回織田作之助賞」を受賞

2021年12月17日(金)、「第38回織田作之助賞」が発表され、岸政彦・立命館大学大学院先端総合学術研究科教授の小説『リリアン』(新潮社、2021年2月)が受賞しました。
この賞は、織田作之助賞実行委員会(大阪市・大阪文学振興会・関西大学・パソナグループ・毎日新聞社)主催で、2020年10月1日(木)~2021年9月30日(木)に刊行された新鋭・気鋭の作家の単行本を対象にしています。この度、最終候補5作品のなかから選出されました。
本作品は、街外れで暮らすジャズベーシストの男性と、飲み屋で知り合った年上の女性が大阪の片隅で生きる陰影に満ちた人生を描いています。

<岸政彦教授のコメント>
大阪で長年暮らし、大阪を題材にした小説を書いて、大阪にちなんだ織田作之助賞を受賞して、こんなに嬉しいことはありません。これからも、「ふつうの人々のふつうの人生」の寂しさや切なさを描いていこうと思います。ありがとうございました。

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【3】バトントワリング部が4年ぶりの日本一に

2021年12月11日(土)~12日(日)、千葉県・幕張メッセで「第49回全日本バトントワーリング全国大会」が開催され、立命館大学バトントワリング部が学校部門・大学バトン編成で、最優秀賞に輝きました。全国大会での日本一は4年ぶりです。

<バトントワリング部主将・古賀栞菜選手(スポーツ健康科学部4回生)のコメント>
今回、私たちの演技テーマは「Alive」でした。儚さと強さの間でゆっくりと育まれる命の神秘。誕生した命、その純粋な心はやがて憎しみを覚え、生命を脅かす恐怖と苦しみから逃れ彷徨いながら、それでも“私は生きている”というコンセプトで表現しました。
入学以来、全国大会で1位になれず、今大会に対する不安な気持ちがありました。しかし、不安に怯えるのではなく、「自分たちはチャレンジャーだ」という強い気持ちで挑んだことが、今回の結果に繋がったと実感しています。
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【4】「第8回全国学生女子相撲選手権大会(インカレ)」で松本渚選手が連覇、2階級制覇を果たす

2021年11月28日(日)、日本大学相撲道場で「第8回全国学生女子相撲選手権大会(インカレ)」が開催され、松本渚選手(スポーツ健康科学部4回生)が、個人戦の中量級と無差別級で優勝を果たし、2階級制覇を成し遂げました。なお、今大会の優勝により、中量級でのインカレ2連覇を達成(2020年は開催中止)し、学生生活最後のインカレで有終の美を飾りました。
また、柴田歩乃佳選手(経営学部1回生)が負傷を抱えながらも奮闘し、個人戦軽量級で準優勝に輝きました。
さらに、松本選手・石田紗也佳選手(産業社会学部3回生)・柴田選手の3人で臨んだ団体戦では、これまでに培ったチームワークを発揮し、見事3位の成績を収めました。
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左から、松本渚選手、石田紗也佳選手、柴田歩乃佳選手

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【5】「Tbilisi 2021 World Para Powerlifting Championships」女子67kg級ジュニアの部で森崎可林選手が2位

2021年11月27日(土)~12月6日(月)、ジョージア・トリビアで開催された「Tbilisi 2021 World Para Powerlifting Championships(世界選手権)」にて、森崎可林選手(法学部1回生)が女子67kg級ジュニアの部で2位となりました。
今回の世界選手権は、2024年パリパラリンピックの出場資格条件の一つである出場必須大会であり、森崎選手は優勝こそ逃したものの、大事な一戦で結果を残しました。
今後は、1月29日(土)に東京で開催される「第22回全日本パラ・パワーリフティング選手権大会」、6月14日(火)~6月20日(月)に韓国で開催される「Pyeongtaek 2022 Asia-Oceania Championships(アジア-オセアニア選手権)」に出場予定です。
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写真提供:西岡浩記氏

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【6】立命館慶祥中学校で稲葉篤紀氏と田中賢介氏による講演・対談を開催

2021年12月9日(木)、立命館慶祥中学校で稲葉篤紀氏(北海道日本ハムファイターズゼネラルマネージャー・東京オリンピック野球日本代表監督)と田中賢介氏(北海道日本ハムファイターズスペシャルアドバイザー・学校法人田中学園理事長)による特別講演・対談が行なわれました。
本講演会は、北海道日本ハムファイターズと立命館慶祥中学校・高等学校との包括連携協定に基づくものです。
第1部の稲葉氏による基調講演では、ターニングポイント(人生の選択)や東京オリンピック優勝などを成し遂げるための「良いチームづくり」について、「仲間」「感謝」「結束」「目標」を軸にお話が進められました。
第2部の稲葉氏・田中氏による対談では、中学・高校時代の思い出や人生観などについてお話いただきました。生徒たちも積極的に質問するなど、大変有意義な時間となりました。
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▼EVENT(公開講座など)▼

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【1】[オンライン][無料][要事前申込]
土曜講座 1月度「ツーリズム・文化資源・デジタルテクノロジー」

[日時・テーマ・講師]
◆1月22日(土)13:00~14:30
「デジタル・アーカイブによる地域文化資源の発見と活用」
講師:佐藤弘隆(立命館大学文学部特任助教)

◆1月29日(土)13:00~14:30
「ツーリズムが求める産業遺産の歴史性とデジタルテクノロジー」
「文化資源から見たツーリズム ~小型案内記・絵図から見た江戸時代の奈良半日観光」
講師(発表者):山本理佳(立命館大学文学部准教授)
        安宅望(立命館大学アート・リサーチセンター
            国際共同利用・共同研究拠点リサーチアシスタント)
講師(コメンテーター):寺床幸雄(立命館大学文学部准教授)
              宮田悠史(立命館大学アート・リサーチセンター
                 国際共同利用・共同研究拠点リサーチアシスタント)

[受講料]無料
[定 員]400名 ※先着順です。お早めにお申込みください。
[開催方法]オンライン(Zoom)

詳細はコチラ≫

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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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【1】[@京都(テレビ放送)]
女子陸上競技部「皇后盃 第40回全国女子駅伝」

日本トップランナーが都大路を駆け抜けます。立命館大学・立命館宇治高等学校・立命館守山中学校の選手も各都道府県代表として出場予定です。

[日 時]1月16日(日)12:30スタート
[場 所]スタート・フィニッシュ:西京極総合運動公園 たけびしスタジアム京都
[その他]NHK総合テレビ 12:15~
※今大会は、新型コロナウイルス感染症対策のため、当日のスタート・フィニッシュ地点・各中継所・コース沿線での応援はお控えいただき、テレビでの観戦をお願いします。

詳細はコチラ≫
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【2】[@東京(オンライン配信有)][有料][要事前申込]
卓球部「天皇杯・皇后杯 2022年全日本卓球選手権大会」

<立命館大学体育会卓球部からのメッセージ>
新年初の大会です。まずは個人としていいスタートを切り、チームに追い風が吹かせられるように一人ひとり出場する種目でベストを尽くします。

[日 程]1月24日(月)~1月30日(日) ※1月29日(土)~30日(日)のみ有観客
[場 所]東京体育館(東京都渋谷区千駄ケ谷1丁目17-1)
[入場料]S席2,900円 A席2,500円
[その他]チケットぴあにてお買い求めください。
     発売日時:1月17日(月)10:00~予定枚数に達しましたら、発売を終了します
※オンライン配信の詳細について、1月13日(木)時点では発表がございません。
 試合前に改めて大会HPをご確認ください。

詳細はコチラ≫

チケット購入(チケットぴあ)はコチラ≫

▼輝く学生インタビュー▼

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 第187回 輝く学生インタビュー
ニューヨーク・アポロシアターの舞台で世界一に~3分間のパフォーマンスに込めた想い
                  ダブルダッチサークル Fusion of Gambit
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、ダブルダッチサークル Fusion of Gambitの草野日菜さん(経営学部2回生・滋賀県出身)です。12月5日(日)、アメリカ・ニューヨークのアポロシアターで開催されたダブルダッチの国際大会「National Double Dutch League Holiday Classic」において、見事世界一に輝きました。大会までの取り組みや今後の抱負などを伺いました。
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ニューヨークのアポロシアター前にて(一番右が草野さん)


Q.ダブルダッチサークル Fusion of Gambit(以下、FOG)について教えてください。
約20年前に創部、現在は他大学の学生5名含む22名が所属しています。サークル全体では、びわこ・くさつキャンパス(以下、BKC)のアクトα表現練習場や大阪いばらきキャンパス(以下、OIC)の学生ホールで週2回、約2時間練習しています。また、6名前後のチームに分かれて、それぞれ自主練習にも取り組んでいます。
毎年10月開催の学生日本一を決める「Double Dutch Delight Japan」での優勝、そして、12月の国際大会「National Double Dutch League Holiday Classic」で世界一になることを目標にして日々練習に励んでいます。

Q.ダブルダッチについて教えてください。
2本の縄を内側に交互にまわし、その間を跳びます。大きく分けて2種目あり、決められた時間内で跳んだ回数を競う「スピード」、縄を跳びながら音楽に合わせてダンスやアクロバットなパフォーマンスをする「フュージョン」があります。私が所属するチーム「Alfred」は「フュージョン」を専門にしています。

Q.「フュージョン」の審査基準について教えてください。
約3分間のパフォーマンスを技術力・表現力・構成力・オリジナリティ・完成度の観点から、ダブルダッチ界で有名な方々が1人1項目を担当して審査されます。
例えば、表現力では「曲・衣装・パフォーマンスの一体感」、オリジナリティでは「他のチームにはない観客を引きつける独自の技・演出」、完成度では「ミスの回数」などが審査に大きく影響します。

Q.FOGに入ったきっかけを教えてください。
小学生の頃、BKCで開催された「ジュニアスポーツフェスティバルKUSATSU」に参加しました。このイベントでは草津市内にある小学校の児童が集まり、様々なスポーツに触れることができました。その一つにダブルダッチがあり、「縄を2本も使うなんて、これまで見たことない!」と衝撃を受けました。その後、私たちの小学校では、見よう見まねでダブルダッチが大流行しました(笑)。中学・高校時代はダブルダッチとは無縁な生活を送っていましたが、大学でサークルを選ぶ際に小学生時代のことを思い出し、本格的に取り組もうとFOGに入りました。

Q.所属チーム「Alfred」について教えてください。
男子2名・女子3名の計5名、私と男子1名が立命館大学、他の3名は他大学の学生です。全員2回生で、2020年7月に結成したチームです。
「Alfred」の由来は、ベルリン国際映画祭の「アルフレッド・バウアー賞」です。映画芸術に「新たな視点」をもたらした作品に授与される賞で、私たちもダブルダッチに「新しい何か」を持ち込みたいと思い、この名前にしました。サークル内に「世界の名誉ある賞の名前からチーム名を取ると活躍できる」というジンクスがあると聞き、「Alfred」と命名したのですが、実はメンバーの勘違いでそのようなジンクスはサークル内にありませんでした(笑)。
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Q.12月5日(日)開催の「National Double Dutch League Holiday Classic」で世界一、おめでとうございます!
ありがとうございます。国際大会「National Double Dutch League Holiday Classic」に出場するためには、大学日本一を決める「Double Dutch Delight Japan」関西予選を突破して、本選で上位3位に入らなければなりません。
「Alfred」結成後すぐの2020年8月に出場した「Double Dutch Delight Japan」関西予選で4位となり突破することができましたが、10月の本選では12位で世界大会の切符を獲得することができませんでした。この悔しさをバネに「絶対に世界一になる」と心に決め、ほとんど毎日終電まで練習に明け暮れた1年間でした。
ダブルダッチの「フュージョン」では、縄を回す・跳ぶ技術はもちろん、音楽に合わせて踊ったり、逆立ちやバク転などをパフォーマンスに取り入れて、迫力ある演技になるように工夫します。メンバー5名のうち、2名はダブルダッチ、1名はダブルダッチとブレイクダンス、もう1名はアクロバット(バク転・宙返り・倒立などのパフォーマンス)経験者で、唯一私だけがダブルダッチに必要とされる技術において未経験者でした。そのため、1日でも早く他のメンバーに追いつかなければいけないと毎日必死に練習しました。電車に乗っている時もパフォーマンスで使用する曲を聴きながら、縄を回すイメージトレーニングをしたり、ダンスの振り付けを練習したり。電車内で座っていても手首を動かしたりしていたので、メンバーからも「怪しい人にみえる」とよく言われていました(笑)。また、日々の練習で気づいたことはスマートフォンにメモをして、毎日復習・反省しながら、取り組んでいましたね。

Q.この1年間、特にチームで取り組んだことはどのようなところでしょうか?
まずは、全員の技術力向上です。縄を回す、リズム良く跳ぶといった基礎技術の向上を前提としていました。そのうえで、世界一になるにはどのようなパフォーマンスをすれば良いのか、現代のダブルダッチや自分たちの強みを分析して完成形をイメージ、そこから逆算して、各個人のやるべきことを考えていきました。具体的には、「スポーティー×世界観」をコンセプトにしました。各個人の強みを最大限活かせるようにソロパフォーマンスを多めに入れつつ、「無機質な動き」から「感情を爆発させた動き」といった独自の世界観を感じてもらえるように、3分間のなかでもメリハリのある構成を考えました。
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Q.今年の大会を振り返っていかがでしたでしょうか。

10月9日(土)、大学日本一を決める「Double Dutch Delight Japan」で優勝することができました。素直に嬉しかったのですが、世界一を目指していたので、すぐに12月の「National Double Dutch League Holiday Classic」に向けて、自分たちのパフォーマンスを見直しました。
日本では技の正確性が評価される傾向がありますが、世界ではそのようなスキルに加えて、会場をどれだけ盛り上げられるか、観客の心に響くかが問われます。そのため、観客も縦ノリで一緒に楽しめるように低音のビートが響く曲に変更したり、メンバーの叫び声を効果音として曲に入れるなど、構成を練り直しました。
12月5日(日)、ニューヨークのアポロシアターで「National Double Dutch League Holiday Classic」が開催されました。世界的にも有名なこの場所は、マイケル・ジャクソンさんなど錚々たる方々が出演した聖地です。とても感慨深いものがありました。特にマイケル・ジャクソンが大好きなメンバーは興奮していましたね。
舞台上では、意外と緊張せず、日本と同じ感覚でパフォーマンスすることができました。今回、世界から13チーム、そのうち日本からは私たち含め3チームが参加しました。これまでライバル同士であった他のチームも観客席から応援してくれている姿が舞台上から見えて、力になりました。「日本代表として一緒に戦っている」ことを実感しました。また、海外特有のノリの良さで会場も盛り上がり、とても楽しかったです。結果、200点満点中183.5点で優勝することができました。たとえ言葉が通じなくても、様々な国・地域の方々に私たちのパフォーマンスや想いが伝わったと感じ、とても嬉しく思いました。
今振り返ってみると、優勝することができたのは、毎日この日のために全力で練習し続けてきた努力によるものだと思います。今までの人生のなかで「何かで一番になる」ということがなかったので、今回の世界一を通して、努力の大切さを学ぶことができました。
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Q.今後の抱負について教えてください。
世界大会優勝後、大学からのインタビュー・新聞の取材・ダブルダッチのイベントへの招待など、数多くの方々から声をかけていただき、反響の大きさに驚いています。ダブルダッチの魅力を一人でも多くの方々にしっかりと伝えていきたいと思います。
ダブルダッチの魅力は、チームのメンバーがいなければできないところです。自分がミスをすれば、他のメンバーの努力が台無しになります。そのプレッシャーのなかで取り組むからこそ、強い絆が生まれると考えています。また、ダンス・アクロバット・衣装・音楽のアレンジなど、様々な要素が入っているところも魅力です。その分やらなければならないことも多いのですが、工夫次第でパフォーマンスが変わるので、奥が深いです。
結成当初から世界一を目指して取り組んできましたが、「初心者かつ結成1年や2年で日本一、ましてや世界一は無理」と周りから言われ続けていました。しかし、こうやって達成することができて、全力でやれば成し遂げることができることを証明することができたと思います。次回も世界一を狙っていきたいと思います。
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今回お話を伺うまで、私自身は単に「2本の縄を跳び続ける」のがダブルダッチだと思っていました。しかし、インタビューを通して、そのイメージは打ち砕かれました。縄を跳びながら行なうダンスやアクロバットな動きに加えて、音楽のアレンジや衣装まで、こだわって自分たちを表現する、まさに1つの「芸術作品」のように感じました。世界一に輝いた3分間のパフォーマンス、是非ご覧ください。


動画はコチラ≫

▼編集後記▼

今回は、立命館宇治高等学校アメリカンフットボール部監督・木下裕介さん(経営学部2009年卒・京都府出身)をご紹介します。2018年から監督に就任された木下さん。「第52回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会決勝(クリスマスボウル)」2度目の制覇や今後の目標についてお話を伺いました。
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この1年間は、「課題を明確にすること。次の練習に入る前にしっかりと目的意識を持つこと」、このメッセージをチームが共有することに力を入れて取り組んできました。ただ漠然と今日の練習を振り返るのではなく、その日の失敗をマネージャーやコーチがすべてデータ化し、練習後すぐにチーム全体で共有するようにしました。
何が足りていないのか、自分やチームの課題は何なのか。一つひとつのことをできるだけ可視化することで、チーム全員が共通の認識を持って次の練習に取り組むことを大切にしてきました。
決してタレント揃いのチームではありませんでしたが、振り返ってみると、このような地道な取り組みが「残り2秒で試合をひっくり返す」原動力になったと思います。
秋季リーグを勝ち上がり、5度目のクリスマスボウル進出。今回の対戦相手は、私たちが2019年に初めて優勝した時と同じ佼成学園高等学校(東京都)でした。佼成学園高等学校は2016年からの3連覇を含み4回も優勝している圧倒的王者です。実際に今回対戦して最初に感じたことは、動画で観ていた以上に「強い」「速い」「上手い」チームでした。
序盤は0-14と苦しい展開ではありましたが、どこかでタッチダウンを奪うことができれば、流れはこちらにくると信じていました。第2クォーターでようやくタッチダウンを奪うことができましたが、すぐに得点を許し、7-21。「厳しい状況になったなぁ…」と思いましたが、試合前から相手チームが強いということは部員全員が認識していたので、特に焦るわけでもなく、「自分たちが取り組んできたことをこの横浜スタジアムで出しきる」、そのことにのみ集中していました。その結果、第4クォーターで21-21の同点に追いつきました。
そして、ラストワンプレー、フィールドゴール(ボールをキックしてポールの間を通せば3点)を決めれば逆転勝利のチャンスが訪れました。キッカーの宮崎利功選手(立命館宇治高等学校3年生)は少し緊張している様子だったので、「フィールドゴールを外しても同点優勝、負けることはない。最後の1本、思い切りやってこい」と声をかけました。結果、しっかりと決めてくれて24-21で勝つことができました。「相手や状況に関わらず、自分たちの力を出しきることに集中し続けた」、これが今回の勝因だと思います。
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写真提供:アフロスポーツ

私たちのチームは、まだ日本一は2回です。強豪校と言われるチームは何度も優勝し、連覇も達成しています。2019年に初優勝しましたが、2020年は準々決勝敗退と、連覇することの難しさも学びました。次は「勝ち続けるチーム」を目標に全力で頑張っていきたいと思います。来シーズンも立命館宇治高等学校アメリカンフットボール部へのご声援をよろしくお願いします。
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写真提供:アフロスポーツ

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優勝が決まった瞬間を振り返ってお話しされていた時のこと。「日本一になった喜びよりも、選手・マネージャー・スタッフたちの努力、皆さまの支えなどに対して、優勝という形で終えることができ、ホッとした気持ちの方が強かった」そうです。「数日経ってようやく優勝した実感や嬉しさがジワジワこみ上げてきた」と笑いながら語ってくださいました。
1月6日(木)から、すでに新チームが始動しているとのこと。クリスマスボウル2連覇、期待しています!


(立命館CLUB事務局)

▼第219号読者プレゼント▼

今回は、「立命館グッズ アルミボールペン エンジ・シルバーのセット」3名様にプレゼントします。
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プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:1/24(月)>

【パソコンの方はコチラ】

【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第218号読プレ当選発表▼

多数のご応募ありがとうございました。218号の読者プレゼント(超特撰白雪純米大吟醸 勝利馬<しょうりうま>)の当選者発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・ぽぺさん(長野県)・根比彰子さん(大阪府)・石原正さん(埼玉県)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は1月28日(金)です。お楽しみに。
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