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最新号・バックナンバー

立命館CLUB 【VOL.229】

立命館CLUB【VOL.229】

立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

6月9日(木)~12日(日)、「第106回日本陸上競技選手権大会」が開催され、山本亜美選手(スポーツ健康科学部2回生)が女子400mHで大会2連覇を達成しました。また、校友の塩見綾乃選手(経済学部2022年卒)が女子800mで優勝を果たしました。おめでとうございます!
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山本亜美選手

6月17日(金)には、日本文学振興会から「第167回芥川龍之介賞(以下、芥川賞)」の候補作5作が発表され、高瀬隼子さん(文学部2011年卒)の『おいしいごはんが食べられますように』(群像2022年1月号)が選ばれました。高瀬さんは2度目の候補入り、芥川賞受賞作の発表は7月20日(水)です。

立命館大学と立命館大学校友会は7月16日(土)に楽天生命パーク宮城にて、「立命館大学デー」と称して冠協賛デーを実施します。
当日は「東北楽天ゴールデンイーグルス vs オリックス・バファローズ」の試合です。立命館ファミリーの方々を対象に「特別価格の観戦チケット」をご用意しました。
東北楽天ゴールデンイーグルス・辰己涼介選手(産業社会学部2019年卒)は、6月12日(日)の読売ジャイアンツ戦で球団初・プロ野球21人目となる「1イニング2本塁打」を達成しました。「立命館大学デー」に向けて、ますます期待が膨らみます。辰己選手の出場と活躍を信じて、「楽天生命パーク宮城」をもっとエンジに染めて盛り上げましょう!

皆様からの応援メッセージはコチラ≫

辰己選手からのメッセージはコチラ≫


[試 合]東北楽天ゴールデンイーグルス vs オリックス・バファローズ
[日 時]7月16日(土)14:00開始(12:00開場)
[会 場]楽天生命パーク宮城
[観戦チケット]大人(高校生以上)2,000円/子ども1,500円 
 ※通常大人3,100円/子ども2,100円のところ、特別価格にてご提供します。
[お申込み]https://regist11.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=lakc-nbrgt-9bf4b685ed4e98666cd87e923043522b
[第3次締切]6月30 日(木)23:59
 ※座席に限りがございます。お早めにお申し込みください。

詳細はコチラ≫

立命館大学は社会起業家を応援する番組「エルピスの煌めき」を提供しています。第24回<6月14日(火)放送>は田中美咲さん(産業社会学部2011年卒)でした。

第24回の動画はコチラ≫

今後の放送も是非ご覧ください。

◆番組概要◆
[番組名]エルピスの煌めき(テレビ東京)
[放送枠]毎週火曜日22:58~23:06(関東ローカル)
[その他]放送終了後、YouTubeチャンネル「テレビ東京公式 TV TOKYO」にアップされます。

今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

読者プレゼントは、「立命館オリジナル 一筆箋とアルミボールペンのセット」です。

応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】体育会相撲部がウクライナ代表チームと合同稽古を実施

6月10日(金)~11日(土)、大分県宇佐市にて体育会相撲部の選手たちがウクライナ代表チームと合同稽古を行ないました。相撲部の石田紗也佳選手(産業社会学部4回生)・柴田歩乃佳選手(経営学部2回生)・吉川綾香選手(スポーツ健康科学部1回生)の3人に加え、校友の山中未久選手(相撲部コーチ・スポーツ健康科学部2016年卒)・今日和選手(国際関係学部2020年卒)が参加しました。
この取り組みは、ウクライナ支援プロジェクトの一環として位置づけられ、趣旨にご賛同いただいた佐伯祐左・東邦電気産業株式会社代表取締役社長(理工学研究科1995年修了)からのご厚志により実現しました。今回の合同稽古を通して、選手たちは技術を磨くことはもちろん、両国代表の交流を深める貴重な機会となりました。
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【2】立命館大学ボート部「第100回全日本選手権大会」にて2種目優勝

5月12日(木)~15日(日)、海の森水上競技場で開催された「第100回全日本選手権大会」にて、立命館大学ボート部が女子舵手つきフォアと女子エイトの2種目で優勝を果たしました。
女子舵手つきフォアは、レース折り返し1000mを首位と1秒差の2位で折り返すと、後半にペースを上げて逆転、2位に10秒以上の大差をつけ優勝しました。本種目は昨年に続いての優勝です。
また、女子エイトでは序盤から勢いに乗り、トップに躍り出ると一度も首位を明け渡すことなく、圧巻の試合展開で見事優勝、2年ぶりの栄冠を手にしました。
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【3】第17回「平井嘉一郎研究奨励賞」授与式を開催

6月10日(金)、衣笠キャンパスの平井嘉一郎記念図書館にて「第17回平井嘉一郎研究奨励賞」の授与式を2年ぶりに対面で開催しました。
故・平井嘉一郎様(法学部1940年卒)は、ニチコン株式会社の創業者・代表取締役会長・名誉会長として、地元京都はもとより、わが国の工業界・経済界の発展に貢献されました。平井嘉一郎研究奨励賞は、ご令室・平井信子様のご厚意により、本学法学研究科ならびに法務研究科の大学院生の研究を奨励することを目的として2006年に設けられた賞です。
式典では、仲谷善雄・立命館大学長から受賞者に祝辞を述べ、賞状を授与しました。また、平井信子様から副賞として目録が贈呈されました。受賞者の三谷海里さん(法学研究科1回生)は「現在、私は税法の研究に取り組んでいて、将来は税理士として社会に貢献したいと考えています。今回の奨励賞の受賞を機に、税法はもちろんのこと、様々な分野にアンテナをはり、信頼される税理士を目指してより一層研究活動に注力したいと思います」と、今後の抱負を述べました。平井信子様からは受賞者に対する祝意と励ましのご挨拶をいただきました。

今回の受賞者(敬称略)
谷村広人(法学研究科博士課程前期課程研究コース1回生)
三谷海里(法学研究科博士課程前期課程リーガル・スペシャリスト・コース1回生)
廣瀬文乃(法学研究科博士課程前期課程リーガル・スペシャリスト・コース 1回生)
北出裕哉(法学研究科博士課程前期課程法政リサーチ・コース 2回生)
井上祐基(法務研究科法曹養成専攻専門職学位課程 2回生)
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【4】絶滅寸前種「フジバカマ」の保全活動を実施

5月28日(土)に衣笠キャンパス、6月3日(金)に京都府立聾学校、6月4日(土)に御室小学校にて、京都府の絶滅寸前種に指定されている「フジバカマ(キク科の多年生植物)」を挿し芽で増やす保全活動を実施しました。この取り組みは、立命館大学の学生・教職員・近隣住民、京福電気鉄道株式会社の社員で構成される「嵐電沿線フジバカマプロジェクト」によるものです。
衣笠キャンパスでは約1,040個、京都府立聾学校と御室小学校ではそれぞれ約150個の育苗ポットを作りました。次回は7月、フジバカマを育苗ポットからプランターに移します。フジバカマが街中に咲くことを目指し、今後も地域と連携しながら取り組みます。
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【5】君付茉優さん(立命館守山高校3年生)が「日本地球惑星連合2022大会」で学会発表を行ないました

5月22日(日)、千葉県幕張メッセで開催された「日本地球惑星連合(以下、JpGU)2022大会」で、サイテック部の君付さんがポスター発表をしました。JpGUは、地球惑星科学に関連する51の学会・協会が参加、会員数約一万人の大規模な学術組織です。今年度の大会はオンラインも含めたハイブリッド形式で実施されました。
君付さんは、「琵琶湖におけるマイクロプラスチックの個体数密度と成分」というタイトルで発表しました。2019年から3年間に及ぶ研究調査の集大成で、これまで調査船「はっけん号」に乗って琵琶湖の水を採水し、特殊な試薬を用いてマイクロプラスチックに関する調査を行なってきました。その結果、マイクロプラスチックの個体数は南湖より北湖の方が多いことが明らかとなりました。また、その要因が北湖に見られる還流や滞留時間(湖の水が入れ替わる時間)の長さによる影響であると解明しました。現在、君付さんは英文による学術論文投稿に向けた準備を進めています。
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▼EVENT(公開講座など)▼

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【1】[オンライン][有料(一部無料)][要事前申込]
立命館オンラインセミナー


「立命館オンラインセミナー」は、どこからでもアカデミックな講義を受講いただけます。「未知の世界を知りたい」「専門家やプロフェッショナルの知識に触れたい」など、皆様の学びのニーズにお応えする講義を展開します。※見逃し配信(期間中、いつでも何度でも視聴可能)に対応しています。

【名著耽読】背徳のベストセラー -谷崎潤一郎「痴人の愛」と石原慎太郎「太陽の季節」-(全2回)
講師:深町博史(立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程2016年修了・大谷大学文学科助教)
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[日 時]7月5日(火)、7月19日(火) 14:00~15:30
[受講料]第1回:無料、第2回:1,500円
[定 員]第1回:1,000名、第2回:200名 ※先着順です。お早めにお申込みください。
[開催方法]オンライン(Zoom)※見逃し配信(ストリーミング配信)あり
<申込締切:各講義の2日前の23:59>

詳細はコチラ≫
お申込はコチラ≫

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【2】[@京都][有料][要事前申込]
第65回京都漢字探検隊「漢字なぞなぞを作ろう」


漢字の「なぞなぞ」を作って、問題を出し合いましょう。参加者が作った問題は後日冊子(データ)にてお送りします。

[日 時]7月2日(土)第1部10:00~12:00、第2部14:00~16:00
[場 所]衣笠キャンパス
[参加費]1,000円
[定 員]各回50名 ※先着順のため、お早めにお申し込みください。

詳細はコチラ≫
お申込はコチラ≫
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【3】[@大阪][無料][要事前申込]
里山講座「第2回雑木林のいきものさがし」


万博記念公園のボランティア団体「ソラードの会」の芳川雅美さんを講師にお迎えし、いきものたちの観察や採集を行ないます。

[日 時]7月2日(土) 10:00~12:00
[場 所]大阪いばらきキャンパス C棟2階 C271教室
[参加費]無料
[定 員]20組 ※先着順のため、お早めにお申し込みください。

詳細はコチラ≫
お申込はコチラ≫
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その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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【1】[@大阪][無料][申込不要]
サッカー部「2022年度 第100回 関西学生サッカーリーグ(前期)」


前期リーグも残り2節となりました。球際・切り替えといった基本的な部分で相手を圧倒し、ボールを大切にしながらゴールを目指す「立命館のサッカー」。応援のほど、よろしくお願します。

[日 時]6月26日(日)14:00~ 大阪体育大学戦
[場 所]万博記念競技場(大阪府吹田市千里万博公園1-1)
[入場料]無料
[その他]新型コロナウイルス感染拡大防止のため、来場者の方は「健康チェックシート」を記入のうえ、当日会場にて提出いただく必要があります。

詳細はコチラ≫

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【2】[@大阪][有料][要事前申込]
立命館大学応援団吹奏楽部「R 夏の演奏会 2022」


コンクールの課題曲から様々な世代のヒット曲まで、どなたでも楽しむことができるプログラムをご用意しています!

[日 時]7月10日(日) 
[場 所]門真市民文化会館ルミエールホール(大阪府門真市末広町29番1号)
[入場料]一般1,000円、高校生以下300円、未就学児無料
[その他]チケットお取り扱い:ローソンチケットにて販売予定
※チケットの販売を開始しましたら、開演時間などイベントの詳細とあわせて、応援団吹奏楽部公式SNSにてお知らせします。

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▼輝く学生インタビュー▼

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   第197回 輝く学生インタビュー
  最後まで何が起こるかわからない~そのワクワク感がたまらない
                                            トライアスロン部 白石怜佳さん
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、トライアスロン部女子主将の白石怜佳さん(食マネジメント学部3回生・長崎県出身)です。5月22日(日)、「2022全日本大学トライアスロン選抜大会」で個人、女子団体ともに優勝を果たしました。9月、ブラジルで開催される「FISUワールドユニバーシティゲームズ(旧:ユニバーシアード)」に日本代表として出場します。これまでの取り組みや今後の目標について、お伺いしました。
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Q. トライアスロン部について教えてください。
1987年に創立、2016年に同好会から部に昇格しました。部員は男子38名・女子7名・マネージャー8名、主にびわこ・くさつキャンパス(以下、BKC)で週5日練習しています。トライアスロンはスイム(水泳)1.5km・バイク(自転車)40km・ラン(長距離走)10kmの3種目を連続して行ない、ゴールまでのタイムを競うスポーツです。BKCには、陸上競技のトラックと2016年に完成したBKCスポーツ健康コモンズのプールがあります。加えて、キャンパス周辺にはバイクに適した信号の少ないコースもあります。夏は琵琶湖で実戦を想定したスイムの練習もしています。トライアスロンに取り組むにあたり、BKCは本当に恵まれた環境だと日々感じています。
春から秋までがシーズンで、5月の「全日本大学トライアスロン選抜大会」、9月の「日本学生トライアスロン選手権大会(以下、インカレ)」が主な大会です。
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Q. トライアスロンを始めたきっかけを教えてください。
姉2人が地域のスポーツクラブで水泳と陸上競技に取り組んでいた姿を見て、私も水泳は3歳、陸上競技は6歳から始めました。中学・高校時代は「1種目に絞りきれない」という思いから、水泳部に所属しながら陸上部の練習に参加し、駅伝大会にも出場しました。また、中学3年生から知人の紹介で社会人バイクチームにも所属、「いつか3種目全てできる“トライアスロン”をやってみたい」と、思うようになりました。

Q.トライアスロンの大会に初めて挑戦したのはいつですか?
高校3年生の時に「全国高等学校トライアスロン選手権」に出場しました。念願の大会出場、気合いは十分でした。最初のスイムは上々の出来で上位集団に食い込むことができました。しかし、次のバイクでチェーンが外れてしまい、自分で直すことができず、あっという間に最下位になりました。トライアスロンでは、バイクが故障した場合でも自分自身で対応しなければなりません。当時、そのような知識も技術もなかったので、どうしたらいいのかわからず、焦りと情けなさがこみ上げてきて、思わず泣いてしまいました。最終的には、審判の方が直してくださり、どうにか完走できましたが、「トライアスロンに対する準備不足」を痛感した大会でした。この時の悔しさから、「大学では本気でトライアスロンに取り組もう」と決心しました。

Q. 女子主将として部員をまとめるにあたり、意識していることはありますか?
トライアスロン部では、男子・女子のそれぞれに主将を置いています。先輩たちに推薦いただき、2021年11月に女子主将になりました。それまでは「自分のタイムを向上させること」に集中していましたが、主将になり「チーム全体として良い結果を残すためにはどうすればいいか」という意識に変わりました。
各個人の課題を明確にして取り組むことはもちろん、「先輩後輩に関わらず、お互いにアドバイスし合える環境を大切にすること」が、チーム全体の成長に繋がると考えています。
例えば、トライアスロンには関係ない「何気ない会話」を大切にしています。「何気ない会話」からメンバーの調子を把握することができたり、積極的にコミュニケーションを取ることで信頼関係ができ、練習中も技術的なアドバイスを言い合える関係を築き上げることができると考えています。女子主将になり、「チーム全体を見る大切さ」を学び、人としても成長することができたと感じています。
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Q. 5月の「2022全日本大学トライアスロン選抜大会」では個人・女子団体(各大学上位3選手の合計タイムで競う団体戦)ともに初優勝、大会を振り返っていかがですか?
オフシーズンは、メンバーそれぞれ苦手な種目と向き合い、練習を積み重ねてきました。私は課題であるバイクを克服するため、男子選手と一緒に練習を行ない、できるだけ同じスピードで走れるよう食らいついて、自らを追い込んできました。
「2022全日本大学トライアスロン選抜大会」は、2022年度シーズンの初戦となる大会でしたので、「まずはオフシーズン取り組んできたことを出しきろう」とメンバー全員でレースに臨みました。大会当日は、得意のスイムで抜け出し、バイクでは練習の成果を発揮して何とか粘り、ランでは「本当に最後の最後まで全力を出しきる」というレースプランで臨みました。
結果、プラン通りにレースを進め、スイムで1位、バイクでは2位になりながらも最後にランで抜き返して優勝することができました。また、それまでにはなかった「主将として、1秒でも早くゴールすることでチームに貢献したい」という気持ちがあったからこそ、これまで以上に全力を出しきることができました。
女子団体としては、これまで途中で出場選手が棄権となるなど、3人揃って完走できたことがありませんでした。「初めて3人が走り切れた嬉しさ」に加えて、「個人・女子団体ともに初優勝」が重なり、とても嬉しかったです。シーズン最初の大会で最高のスタートをきることができたので、年間を通して個人・団体どちらも良い結果を残し続けることができるようにチーム全体として頑張っていきたいと思います。
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Q. 競技力を高めるために工夫していることはありますか?
「常にレースを想定しながら練習すること」を意識しています。例えば、スイムの練習では「スタートダッシュで先頭に飛び出すために全力で泳ぎ、その後は体力を温存するために、あえてスピードを落とす」など、速度を変えながら泳ぐ練習をしています。実際のレースにおいてどのような状況でも対応できるように本番をイメージして取り組んでいます。
また、「上半身のトレーニングやアフターケアを入念に行なうこと」も心掛けています。2021年3月、左足の甲を疲労骨折してしまい、1カ月間練習ができませんでした。他のメンバーが練習している姿を見て、「おいて行かれるのではないか」と焦り、とても苦しい時期でした。しかし、スイムコーチやトレーナーの方と相談しながら、足を動かさずに上半身だけで泳ぐ練習を行なったり、体幹を鍛える筋力トレーニングに励みました。その結果、全身のバランスが良くなり、3種目全てにおいて「体の軸がぶれない」理想的なフォームの土台を作り上げることができました。
そして、練習後のマッサージ・ストレッチ・アイシングを入念にするように心がけています。実は怪我をするまで、アフターケアを全くと言っていいほど、行なっていませんでした。怪我で練習ができなかった期間は、焦りもあり、本当に苦しかったです。しかし、今振り返ると、多くのことに気づく機会となり、結果として自身の成長に繋がったと考えています。
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Q. トライアスロンの魅力について教えてください。
トライアスロンは「最後まで何が起こるかわからない、選手も観戦者も最後までワクワクするスポーツ」だと思っています。スイム・バイク・ランの3種目に加え、トランジット(スイムからバイク、バイクからランへと競技種目を転換する時にシューズなどを換えること)も第4の種目と言われるほど重要です。また、他の選手たちの状況や自分の調子や強みを踏まえて、「今はあえて体力を温存して第二集団にいよう」「ランの途中で勝負をしかけよう」といったレース展開に適応する能力も重要です。このような要素が組み合わさるからこそ、選手たちは「最後まで何か起こるかもしれない」と頑張り、観客は「レース展開から目が離せない」とワクワクします。
また、仲間の存在が私を奮い立たせる原動力になっています。基本的には個人で行なう競技ですが、仲間と一緒に練習するからこそ「皆も頑張っているから、私も全力を出しきろう」と、厳しい練習も乗り越えることができます。また、レース中、沿道にいる仲間からの「頑張れ!」という声が聞こえると、不思議とどこからか力が湧き出てきます。「仲間がいるからこそ頑張れる、仲間と一緒に頑張れる」、これが私にとってのトライアスロンの魅力です。
そして、大会を終えるたびに必ず課題が出てきます。「ゴールした時の達成感を味わいたい」ことはもちろん、「課題を解決して、もっといいタイムを残そう」という気持ちが練習のモチベーションに繋がっています。それでも心が折れそうな時は「練習後にご褒美として大好きなガトーショコラを食べよう」と思いながら、自分で自分を鼓舞する時もあります(笑)。
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Q. 今後の目標について教えてください。
チームとしての目標は、9月のインカレで団体戦3位の成績を残すことです。私はブラジルで開催される「FISUワールドユニバーシティゲームズ」と日程が重なっているため、インカレには出場できませんが、お互いにアドバイスし合える環境を大切にしながら、チーム全体で目標達成に向けて取り組んでいきたいと思います。
個人としては、9月の「FISUワールドユニバーシティゲームズ」で持っている力を全て出しきれるように頑張りたいと思います。時差の調整・食事・現地での練習など、コーチの方々にアドバイスをいただきながら、準備を進めていきたいと思います。世界相手に自分の実力がどこまで通用するのか、とても楽しみです。
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9月の「FISUワールドユニバーシティゲームズ」についてお伺いした時のこと。ご自身の課題を冷静に分析しつつ、笑顔で嬉しそうに抱負を語る表情には「世界に挑戦できる喜び」が溢れていました。最高のレース、期待しています!

▼編集後記▼

今回は、2022年4月から立命館大学副学長に就任された野口義文さん(1986年法学部卒・大阪市出身)をご紹介します。1992年、学校法人立命館に入職、研究部門の要職を歴任、研究部事務部長・産学官連携戦略本部副本部長を兼任されています。また、政府や自治体、学術・研究機関の有識者委員なども務め、2011年には、産学官連携に関わるコーディネータの活動・実績が評価され、独立行政法人科学技術振興機構「イノベーションコーディネータ賞」を受賞されています。
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2022年4月から副学長に就任し、「職員として研究を支援する立場」から「職員として教育研究にイノベーションを起こす立場」になりました。立命館大学122年の歴史のなかでも初めてとなる職員出身の副学長です。私自身、副学長は教員が務めるものだと思っていましたので、まさに「青天の霹靂」でした。
教員と職員の教職協働を大切にしてきた立命館大学だからこその判断だと思っています。これまで職員の上級職としては、理事長や専務理事、総務や財務担当の理事といった法人系の役職しかありませんでした。今回、職員の新たなキャリアパスとして、学長に次ぐ教育研究の責任者である副学長という道が開けたことになります。その一方で、後進の職員のために、そして学生や校友、大学のためにもしっかりと副学長を務めあげなければならないと、身が引き締まる気持ちです。

現在私含め4名の副学長がいます。3名の副学長(教員)はそれぞれ「教学・大学院担当」「学生・入試・一貫教育担当」「研究・学術情報・国際連携・ダイバーシティ&インクルージョン担当」と特定の担当がありますが、私にはありません。私の役割は「3副学長の調整役ではなく、3名の間にある仕事を紡いで、新たなイノベーションを起こしたり、新たな大学としての価値を創造すること」だと認識しています。学内外の情勢をしっかりと把握・分析しながら、自身の強みである「情報収集力」と「行動力」を活かして、立命館大学の施策として具体化していきたいと思います。
また、大学で働くということは、未来の人材育成に関わるということです。それに加えて、「研究者の皆さんの様々な最先端の知識や技術に触れながら、一緒にハーモニーを奏でながら仕事ができること」、これらが私にとってのやりがいです。

これまでの職員人生における一番のターニングポイントは、2006年に3つの課が統合して新しくできた理工リサーチオフィスの課長になったことです。最も大変だったことは、マネジメントする人数が約30名から100名に増えたことでした。そのような状況で、意識していたことは「自ら先頭に立って動く」「課のマネジメント体制を整える」「後進の育成」です。山本五十六の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、誉めてやらねば、人は動かじ」という格言があります。座右の銘でもあり、まさに私が大切にしてきたことに通じます。リーダーとしてチームをマネジメントすることの大変さを痛感したと同時に、「リーダーシップとは何か」について改めて考えるきっかけとなりました。

そんな「タフが売り」の私にも気分転換は重要です。大学時代は体育会男子ソフトボール部で主将として大活躍(自称)していたこともあり、現在は監督として指導しながら学生と交流を深めています。また、地元の少年剣道教室でも教えています。小学生や中学生と剣を交えて稽古に励むことは、本当に気持ちいいですね。着物も趣味で、自分で着付けをして妻と一緒に「着物の会」に出席することもあります。一番の癒しは何と言っても愛犬のレイ・ミュウ・ティナと戯れている時です。明日への活力をもらっています!

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いつも変わらず、時にユーモアを織り交ぜながら話される野口副学長。しかし、教育・研究、そして副学長としての取り組みについて話し始めると、スイッチが切り替わり、キリっとした表情で熱弁される姿が印象的でした。立命館に勤める一職員として「何がしたいのか、何をするべきなのか」、改めて考える貴重な機会となりました。


(立命館CLUB事務局)

▼第229号読者プレゼント▼

今回は、「立命館オリジナル 一筆箋とアルミボールペンのセット」5名様にプレゼントします。
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プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:7/4(月)>

【パソコンの方はコチラ】

【携帯電話の方はコチラ】


 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第228号読プレ当選発表▼

多数のご応募ありがとうございました。228号の読者プレゼント(「立命館オリジナル スリムサーモステンレスボトル(黒)」)の当選者発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・H.K.さん(大阪府)・ひーさん(福岡県)・shi103さん(愛知県)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は7月8日(金)です。お楽しみに。
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