最新号・バックナンバー
立命館CLUB 【VOL.36】
2013年10月11日
立命館CLUB【VOL.36】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.36━━■□ 2013.10.11
□■ 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
立命館CLUB会員のみなさま、こんにちは。
9月23日(月・祝)、朱雀キャンパスにおいて前期の立命館大学
および大学院の卒業式・学位授与式を挙行し、卒業生とその父母、
大学関係者などを含め517名が出席しました。
卒業証書および学位記授与の様子
その2日後には同キャンパスにて秋季入学式を挙行し、世界28カ国
・地域から166名(学部生48名、大学院生 118名)の新入生を迎え
入れました。本学では2000年から大学院の一部で秋入学制度を導
入、2011年からは国際関係学部でも秋入学を開始、今年度は政策
科学部でも12人の学生を迎えました。両学部の秋入学生者の授業
は英語で行われます。
↓2013年度 立命館大学秋季入学式の動画はコチラ↓
また、日本人学生と留学生が約半数ずつ在籍するAPUでは、世界50
カ国・地域から581名の新入生を迎え、今年度も国際色豊かな1年
がスタートしました。
APU入学式の様子
今号も学生や教職員の情報満載でお届けしたいと思います。
読者プレゼントは、「パンサーズオリジナルポロシャツ(M/L/
Oサイズ)」です。応募方法は最後にお知らせします。お見逃しな
く。
それでは最後までお楽しみください。
▼学園ニュース▼
【1】地域社会の発展・人材育成のための連携協定を北海道と締結今回の協定締結により、立命館グローバル・イノベーション研究
機構(R-GIRO)の食料研究拠点を中心とした食分野の6次産業化
に関する研究連携をはじめとし、地域の活性化や学術・文化の向
上を目指します。
北海道の高橋はるみ知事は、「大学のキャンパスや海外事務所を
通じて世界に北海道の魅力を発信していきたい」と述べられまし
た。また、川口学長は「北海道の抱える課題を一緒に解決する研
究や人材育成に北海道の皆さんと一緒に取り組んでいきたい」と
語りました。
(左)北海道・高橋はるみ知事 (右)川口学長
詳細はコチラ≫
http://www.ritsumei.jp/news/detail_j/topics/12190/year/201
3/publish/1
──────────────────────────
【2】日本の大学初!本学含む8大学による電子書籍実験を開始
10月1日(火)から2014年3月末までの期間、大学図書館電子学術
書共同利用実験に参加している8大学合同で、大学図書館における
電子書籍の活用に関する総合的な実証実験を行います。これまで
1大学あるいは単独機関による電子書籍に関する実験は行われてき
ましたが、今回、日本の大学では初めて合同実証実験を実施しま
す。
【8大学】慶應義塾大学(幹事校)・大阪大学・神戸大学・東京大
学・名古屋大学・奈良先端科学技術大学院大学・福井大学・立命
館大学
実験では日本語学術書の電子化を促進することを目的とし、専用
アプリを搭載したiPad等のデバイスでの利用実験や、電子教科書
の配信・利用実験などを行います。
詳細はコチラ≫
http://www.ritsumei.jp/news/detail_j/topics/12206/year/201
3/publish/1
──────────────────────────
【3】作家クリストファー・ロイド氏の講演会を開催
9月27日(金)・28日(土)の両日、衣笠キャンパスと立命館中学
校・高等学校において、英国人作家であるクリストファー・ロイ
ド氏の講演会が開催されました。この講演会は、2010年に設置さ
れた立命館英国事務所からの紹介を受け実現したものです。
白川文字がデザインされた扇子を手に講演するロイド氏
クリストファー・ロイド氏は1968年英国生まれ、ケンブリッジ大
学で歴史を学んだ後、サンデータイムス紙の科学記者として活躍。
ご自身の育児経験をきっかけに、ビッグバンによる宇宙の誕生か
ら現在までの壮大な歴史を一冊の本にまとめた「137億年の物語」
が世界的ベストセラーとなりました。その後、出版社「What on
Earth Publishing Ltd.」を起業し、現在は積極的に講演活動を行
っています。
講演の中でロイド氏は「画一的なテストで縛る教育では成果を上
げることは出来ない。より成果を上げるためには、人類の進化の
歴史に学び、脳を中心とした学ぶ機能を司る器官がどのように発
達し、今どのように機能しているのかを知り、 そのことを踏まえ
た学習方法を追求し、実践することが重要だ」と述べられました。
講演終了後サインをしてもらう生徒たち
詳細はコチラ≫
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/12204/date/9
/year/2013
──────────────────────────
【4】囲碁研究部が台湾の淡江大学囲碁部と国際交流を実施
囲碁研究部は2012年度「第57回全日本大学選手権」での優勝をは
じめ、団体戦・個人戦ともに高いレベルの実績を修めています。
当研究部は2008年より数回にわたり中国で強化合宿を実施し、昨
年からは韓国での合宿も行っています。
今回の台湾遠征は棋力の向上のみならず、囲碁研究部が構想して
いる日中韓台の囲碁の大会の実現に向けた大きな第一歩となりま
した。
囲碁を通じた国際交流が実現した
詳細はコチラ≫
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/12210/date/9
/year/2013
──────────────────────────
その他学園ニュースはコチラ≫
(学園HEADLINE NEWS)
http://www.ritsumei.jp/news/index_j.html?year=2013
(学園PICK UP)
http://www.ritsumei.jp/pickup/index_j.html?date=10&year=2013
──────────────────────────
▼EVENT(公開講座)▼
掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる場合があります。問い合わせ先やイベント
ホームページをご確認ください。
※[要事前申込]の場合は、各問い合わせ先にご連絡ください。
──────────────────────────
【1】[@全国各地][無料][申込不要]
全国で開催される入試イベントのご紹介
(1)入試説明会&英語対策講座インマイタウン
「入試説明会インマイタウン」と「立命館大学英語対策講座」を
同時開催します。対策講座終了後は個別相談も可能です。
受験生のみなさまや保護者の方のご参加をお待ちしています。
[日 時]10月22日(火)~11月20日(水)全14回開催
※開催時間は会場によって異なります
[会 場]全国各地 ※詳細は下記URLをご覧ください
[入場料]無料
詳細はコチラ≫
http://ritsnet.ritsumei.jp/event/preseminar.html
(2)センター試験・立命館大学 英語ダブル対策講座
センター試験の英語と立命館大学入試の英語のダブル対策が可能
な英語対策講座です。また、大学・入試全般に関する保護者対象
説明会も同時開催します。
[日 時]12月9日(月)~12月20日(金)全16回開催
17:30~20:00
[会 場]全国各地 ※詳細は下記URLをご覧ください
[入場料]無料
詳細はコチラ≫
http://ritsnet.ritsumei.jp/event/english.html
──────────────────────────
【2】[@京都][無料][申込不要]
目の前のアフリカ 第4回
アフリカ文学の彩り:Black, White & Others
本セミナーでは翻訳家のくぼたのぞみさんをお招きし、アフリカ
の文学に関わり始めた経緯から、アフリカ現代文学の魅力と行方
についてお話しいただきます。
[日 時]10月18日(金)17:00~
[会 場]衣笠キャンパスアカデメイア立命21
2階ミュージアム会議室
[参加費]無料
詳細はコチラ≫
http://www.ritsumei-arsvi.org/news/read/id/529
──────────────────────────
【3】[@京都][有料・無料][申込不要]
第2回 京都・大学ミュージアム連携スタンプラリー
「京都・大学ミュージアム連携」では、今年も京都市内外の14大
学15ミュージアムによるスタンプラリーを実施します。各大学ミ
ュージアムに行き、スタンプを押してクイズに答えると、抽選で
素敵なプレゼントが当たります。立命館大学からは、国際平和ミ
ュージアムとアート・リサーチセンターが参加しています。
[開催期間]11月30日(土)まで ※現在開催中
[会 場]京都市内外の14大学15ミュージアム
※詳細は下記URLをご覧ください
[入場料]会場により異なります
[応募締切]11月30日(土)
詳細はコチラ≫
http://univ-museum-kyoto.com/stamp02.html
──────────────────────────
その他の公開講座はコチラ≫
https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/event/
──────────────────────────
▼EVENT(スポーツ/学芸)▼
【1】[@滋賀][無料][申込不要]立命館大学All.1(フットサル)
PUMA CUP 2014 第19回全日本フットサル選手権滋賀県大会
PUMA CUPはフットサルの日本一を決める大会で、プロリーグであ
る「Fリーグ」の在籍チームも参加します。10月26日(土)の予選
リーグ、11月16日(土)の決勝トーナメントを勝ち抜いた1チーム
が関西大会に進むことができます。
[日 時]10月26日(土)
All.1はEグループ14:30~・17:00~の2試合を予定
※ただし、試合時間は変更となる可能性があります
[会 場]彦根市民体育センター
[入場料]無料
──────────────────────────
【2】[@京都][無料][申込不要]
立命館大学茶道研究部 25年度秋季茶会
3回生最後の茶会になります。みなさまお誘い合わせのうえ、是非
お越しください。
[日 時]10月20日(日)9:00~15:00
[会 場]天龍寺 慈済院
[入場料]無料 ※濃茶・薄茶 各一席
──────────────────────────
その他のスポーツ・スケジュールはコチラ≫
https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/sports/schedule.html/
その他のイベント・スケジュールはコチラ≫
https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/event/schedule.html/
──────────────────────────
▼輝く学生インタビュー▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第23回 輝く学生インタビュー
「前人未踏」に挑む
立命館大学探検部 主将 奥井遼さん
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている
学生や団体を紹介していきます。
今回ご紹介するのは、立命館大学探検部です。
探検部は、50年以上の歴史を持ち、これまで国内はじめ海外をフ
ィールドに、新しい洞窟の発見や解明など、多数の成果をあげて
きました。2年前に滋賀県一風洞の発掘と未知の生物の解明を行い、
地元メディアに取り上げられました。
国内の大学でも屈指の歴史と実績を誇る探検部にインタビューし
てきました。答えてくれたのは、主将を務めている奥井遼さん
(生命科学部3回生・兵庫県出身)です。
インタビューに答えてくれた奥井さん
Q:まずは探検部について教えてください。
様々なフィールドでの地理的探検・調査活動を行う団体です。探
検部というと山や洞窟を踏破するのが目的に思われるかもしれま
せんが、実際には探検活動は手段であり、主たる目的は調査活動
です。このため、私達は体育会ではなく学術本部に所属していま
す。
年に1度行われる調査合宿では、新しい洞窟を発掘する新洞探査を
行っています。洞窟は主にカルスト地形という石灰岩地形に出来
ます。そこで、石灰岩地形の既存分布図を頼りに、未発見の洞窟
が存在しそうな場所に狙いを定め、現地に赴き、山奥の道なき道
を進んで洞窟を探索します。
洞窟を見つけると、その中に入り、内部の地形や水たまり・流水
の有無、地面の物質などを記録した洞内地図を書きます。また、
外界と遮断された洞窟では、珍しい生物や未知なる微生物が多数
存在していることもあり、微生物などのサンプル採取も行い、徐
々に洞窟内の生態系を明らかにしていきます。
これら一連の調査結果は、レポートにまとめ報告書を作成します。
この報告書をもとに、学園祭の時に展示会「前人未踏展」を開催
したり、時には社会人の洞窟研究者などが多数在籍している日本
洞窟学会で発表も行っています。何年かおきに、『探検学』とい
う書籍にまとめ自費出版もしています。
Q:他大学の探検部と比べた特色はどんなところですか。
「前人未踏の先駆者たる活動をすること」を部則に掲げているこ
とです。過去、報告書が高い評価を受けたアフリカ遠征や8回にわ
たる中国遠征など海外における洞窟探査をメインに活動していた
時期もあります。近年は、滋賀県一風洞のように近県の新洞発掘
や洞窟内の微生物の採集や生態系の解明など珍しい希少生物・植
物の研究に力を入れてきました。
部室に末川先生からのメッセージがあるのも伝統ある探検部ならでは
Q:メンバーはどのような構成ですか。
部員は約20名です。3回生が2名で、2回生・1回生がそれぞれ10名
程います。所属キャンパスは、衣笠、びわこ・くさつキャンパス
(BKC)と半々で、女性部員が3割です。年によって、学術系の調査
好きな人が多かったり、アウトドアや探検が好きな人が集まった
り、少しカラーが違います。いまは、調査重視の学生が多いです。
ただ、全員に共通しているのは、各自が何かしらの目的を持って
参加しているということです。未知なる生物の調査をしたくて洞
窟発掘に打ち込む人、沢登りが大好きで寝る間を惜しんで沢登り
の技術を高めている人など、多様で面白い集団です。調査合宿の
時には何日もお風呂も入らず野外で生活しますので、オシャレに
気を使わなかったり、どこでも寝ることができるなど、周囲から
みると変人の集団に見えるかもしれません(笑)。
Q:奥井さんが探検部に入部した理由を教えてください。
きっかけは、生命科学部で同じクラスになった友人に誘われたこ
とです。入学まで探検部のことは知りませんでした。ただ、身体
を動かすことや冒険は好きだったので、まずは見学してみようと
思いました。
説明会での第一印象は、個性派揃いの団体だと思いました。しか
し、新人歓迎合宿の時に激流を下っていくラフティングを体験し
て、こんなスリリングで面白いアウトドアスポーツがあることを
初めて知り、探検部への入部を決意しました。
また、合宿を頻繁に開催することもあり、部員同士の仲が非常に
良く、アットホームな雰囲気を感じました。そういう結束力の強
さも入部を決めた理由の一つです。
激流を下る姿
Q:普段はどのような活動をされていますか。
年に一度の調査合宿を行うための技術修練が主な活動です。未開
の地を発掘・調査することは、そう簡単にはできません。調査計
画の立て方・探索ルートの考え方・レスキュー技術はもちろん、
サバイバル技術やロープテクニックなど専門的な知識と技術が必
要になります。そこで、普段は大きく3つのチームに分かれて活動
しています。
SRT(Single Rope Technique):略してRパートは、洞窟探索に必要
となるロープテクニックやレスキュー技術の習得を目的に活動し
ています。岡山県の阿哲台、山口県の秋吉台などを活動のフィー
ルドにしています。
ロープテクニックを使って洞窟に入っていく様子
SWT(Swift Water Technique):略してWパートは、河川を探索・
安全に下るため航行技術の習得を目的に活動しています。僻地の
洞窟探査を行うためには河川の航行は必要不可欠です。京都府の
保津川、岐阜県の長良川、四国の吉野川などで活動しています。
昨年の帝釈峡(広島県)というダム湖の調査合宿の際は、Wパートの
活躍により、ラフトボードを使って岸壁を自由に探索し、新しい
洞窟を発見することができました
SOT(Survival Outdoor Technique):略してOパートは、地形図の
読図により安全に目的地に向う技術の習得を目的に活動していま
す。また、読図以外にも山独特の岩稜地形の安全な通過や安定し
た歩行技術などにより山での長期滞在を可能にする技術も習得し
ます。京都北山や比良山系など近隣の山々などを活動フィールド
にしています。
以前は、RパートとWパートの2パートでしたが、より専門的な活動
内容に特化して技術を高めることで、地球上の全てのエリアを調
査できるよう、約10年前にOパートとして独立しました。
基本的には週末に山や川に赴き、強化合宿を行い、技術を高めて
います。頻度はパートによって異なりますが、月に1~2回程度、
強化合宿を行っています。道具置き場が衣笠キャンパスにあるた
め、金曜日は衣笠に集り、打ち合わせをした後に、レンタカーを
借りて山奥に強化合宿にいくという感じです。
部のモットーは、一人一人が専門技術を持ちつつ、オールラウン
ダーになることです。このため、各部員は興味・関心のあるパー
トに所属しますが、どのパートの練習に参加しても構いません。
年に1度の調査合宿には全パートが参加します。
合宿以外の普段の活動は、毎週火曜日にBKC、金曜日に衣笠で部会
を行います。部会は、合宿の候補地を探したり、練習メニューを
考えたりと計画を練る時間に充てています。1つの合宿を実行に移
すためには、通常3~4回は部会に諮る必要があります。
事前に調べて立てた計画に対して、安全性は大丈夫か、自分達の
技術面に不足している点はないかなどを全員で議論します。万が
一の緊急事態のために、計画を立てる時に合宿先の警察署や病院
も調べます。また、待機している部員と定時連絡を行う時刻も決
めます。そのうえで、レスキュータイムという時間も定め、定時
連絡の時刻を何時間か過ぎても連絡が無い場合は、救助を要請す
るというルールも設けています。
また計画を立てる際には必ず中止基準も定めます。調査活動には、
危険を見極める判断力も重要になります。ただ、現地に行くと全
員がリスクを冒してでも達成しようという気持ちが強くなります。
そのため、事前に中止基準を定めておくことが大切なのです。そ
の場の雰囲気や気分の高揚に流されず、きちんと現実のリスクを
見極めて判断します。その結果、天候の影響を受け、合宿地にい
くも何もせずに戻ってくるという合宿もありました。安全面には
とにかく気をつけています。全員が消防局の救命講座を受講して
いますし、専門的なレスキューの技術講習にも参加しています。
Q:専門的な技術の習得はどのように行っているのですか。
上回生が低回生に継承していくのが一般的です。ただ、現在は上
回生の人数が少ないこともあり、企業主催の研修会に参加したり、
OBの方に技術指導のご協力をお願いしています。また、Rパートに
ついては特殊な技術・経験が求められるため、他大学と連携して、
プロの方の講習会を合同で企画することもあります。
このほかにも、Wパートでは技術練習を兼ねたアルバイトをしてい
るメンバーもいます。私もその一人ですが、保津川のラフティン
グクラブでガイド役のアルバイトをしています。保津川のラフテ
ィングに来ていただければ、お会いできると思います。
体育館を利用しての技術練習
Q:今年の調査合宿について教えてください。
調査合宿の候補地は全員でアイディアを持ち寄り、話し合って決
定します。新しい洞窟探索から昔の武将の埋蔵金発掘まで多彩な
プランが提出されます。それぞれのプランを実現可能性や安全性
などで絞り込み、全員で決定します。
その結果、今年の合宿地は北海道にしました。まずは情報収集を
目的とした第1次調査を4日間行いました。現地に赴き、郷土博物
館の文献を読み、住民の方の話を聞いたりすることを通じて、調
査場所の候補地を選定し、実際に調査活動を行うのが第2次調査
(10日間)です。
第1次調査の結果、2つのパートに分かれて活動することにしまし
た。1つは日高山脈の麓にある険しい川を沢登りの技術を使って
遡上して、川沿いの石灰岩地帯の洞窟を探すパートです。技術継
承が途絶えていた沢登りを、2回生の黒木君が中心となって再び
技術を高めてくれたお陰で挑戦することができました。
もう1つのパートは、同じく日高山脈内における未知なる洞窟の探
索です。郷土資料館で、江戸時代の冒険家・山内作左衛門が記し
た探検記録と出会いました。この探検記には、北海道にある美し
い風景を残そうと各名所が描かれています。そのなかに2箇所、
洞窟に関する記載があり、そのうちの1つは200mに及ぶ大きな滝が
あると書かれていました。しかし、この洞窟は現在もなお発見さ
れていません。そこで今回は、その洞窟を探索しました。
文献にのこされた記述だけを頼りにした雲を掴むような話ですが、
誰も挑戦しないこと、探索していないところだからこそ、チャレ
ンジする意味があると思っています。そういうワクワク感を味わ
えるのが探検部の醍醐味です。
前人未踏に挑む姿
Q:今後の探検部の目標を教えてください。
久々に海外調査にチャレンジしたいと思っています。以前は海外
調査がメインでしたが、海外調査のノウハウや技術の継承がうま
く出来ていませんでした。こういった事情もあり、近年は国内か
つ近場の調査が主たる活動場所でした。
しかし、現在のメンバーの多くは、海外調査にチャレンジしたい
という想いが強く、まずは少し離れた場所での合宿経験を積もう
ということで、今年は北海道に挑戦しました。今後も技術を継承
・昇華し、近いうちにまた海外遠征を復活させたいです。
Q:読者へのメッセージをお願いします。
学園祭の展示「前人未到展」見に来てください。
当日は、探検部の基本知識、3つのパートそれぞれの基礎知識や
調査報告、レスキュー知識など幅広い展示を行っています。
今年は、特に安全対策に力を入れたため、山での安全対策や包帯
の巻き方、レスキュー知識など一般の方でも使える技術・知識を
まとめる予定です。
日常生活ではなかなか見ることのできない世界が見られるはずで
す。北海道の合宿で未知なる洞窟を発見できたのか、学園祭に来
て、ぜひ確かめに来てください。
●学園祭(びわこ・くさつキャンパス) 11月2日(土)・3日(日)
●学園祭(衣笠キャンパス) 11月9日(土)・10日(日)
先輩から引き継がれた部旗
──────────────────────────
いかがでしたでしょうか。
探検部の部室には、「大地に夢を 大きな夢を」という部旗が飾
られていました。
この旗には「前人未踏の先駆者たる活動をすること」の誓いが込
められているそうです。
常に新しいことに挑戦する「開拓心」こそが、彼らの一番の原動
力です。「前人未踏展」では、彼らの足で切り拓き、「一歩先で
見えた世界」の姿が展示されています。
ぜひ学園祭で彼らの探検記に触れてみてください。
──────────────────────────
▼編集後記▼
今回は、先日発表された「第4回 早稲田大学坪内逍遙大賞」で、見事奨励賞に選ばれた本学校友の歌人・山田航さん(2006年法学
部卒)をご紹介します。
「早稲田大学坪内逍遙大賞」とは、早稲田大学の文科を創設した
坪内逍遙氏の残した精神を現代に活かすべく、文芸・芸術などの
幅広い分野で貢献した人物・団体を顕彰する賞のことで、2007年
より隔年で実施されています。
今回奨励賞の授賞理由として、「山田航さんは短歌の世界に現れ
た超新星と言うべきでしょう」と大きな評価を得ています。
学生時代は法学部、文学とは縁のない学生生活を送っていたとい
う山田さん。そんな山田さんは以前、立命館学園創立110周年に寄
せてメッセージをくださいました。
「理想と現実のギャップに苦しんでいた自分を救ってくれたのが
短歌であり、文学でした。…『自分の好きなこと』との運命的な
出会いは人生のどこで訪れるかわかりません。…立命館の学生さ
んたちには、変人と思われるくらいのばかばかしいことにどんど
ん挑戦していってもらいたいです。」
山田さんのメッセージに、私自身励まされる思いです。どんなと
きでも『自分の好きなこと』を見つけようとすることの大切さを
教えてくださった山田さんをこれからも応援します。
立命館学園創立110周年HP 山田航さんのメッセージはコチラ≫
https://www.ritsumei.ac.jp/rs/110th/r110-message.html/
(立命館CLUB事務局 堀井)
▼第36号読者プレゼント▼
今回は、「パンサーズオリジナルポロシャツ(M/L/Oサイズ)」を各サイズ1名様にプレゼントします。
いつも会員のみなさまから反響の大きいアメリカンフットボール
部「パンサーズ」から、非売品のポロシャツをご提供いただきま
した。パンサーズファンにはたまらないプレゼントです!
左の胸元にはパンサーズのロゴ入り♪ここでしか手に入らないレアグッズです!
プレゼントをご希望の方は、下記URLよりご希望のサイズと必須事
項を明記のうえ、立命館CLUB事務局までお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。
<応募締切:10/21(月)>
【パソコンの方はコチラ】
https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekcs-56c48
28b83b7298508e5197dc24b61ce
【携帯電話の方はコチラ】
https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekbt-021bc
76cab8b8dee6fb681ad47bb33dc
※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記の
うえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。
応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
応募必要事項
(1)名前: (2)プレゼント送付先住所:
(3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
(5)プレゼント発表時の氏名公開:可 否
(否の場合はイニシャルで表記いたします。
ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)
▼第35号読プレ当選発表▼
今回も多数のご応募ありがとうございました。第35号の読者プレゼント当選者の発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★・西野 誠さん (埼玉県) ★
★・栗山 晴雄さん (静岡県) ★
★・Chipママさん (福井県) ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
次回のご応募もお待ちしています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
次回配信予定は10月25日(金)です。お楽しみに。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆バックナンバーはこちら
https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
◆立命館CLUBホームページ
https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/
◆立命館大学ホームページ
http://www.ritsumei.jp/index_j.html
◆配信先の変更・解除はコチラ
https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-meljr-a84
9c83c0a4b477a2a6d631dde627b21
[注意]
※リンク先は、時間の経過と共に変更・消去されることがあります。
ご了承ください。
※メールマガジンを転載、その他の利用によって生じる事象につい
て、立命館大学では一切の責任を持ちません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■ 発行:立命館大学立命館CLUB事務局
■■ 〒604-8520京都市中京区西ノ京朱雀町1番地
■■ TEL:075-813-8118
■■ FAX:075-813-8119
■■ ご意見、お問い合わせなどは、下記までお願いいたします。
■■ メール rclub@st.ritsumei.ac.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━