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立命館CLUB 【VOL.35】
2013年09月27日
立命館CLUB【VOL.35】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.35━■□ 2013.09.27
□■ 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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立命館CLUB会員のみなさま、こんにちは。
いつも会員のみなさまから反響の大きい大阪いばらきキャンパス
情報ですが、今回は現在の整備状況をご報告します。7月からの
杭打ち・地盤改良工事に続き、現在は1階床下の基礎工事が進め
られています。
基礎工事中の建設地の様子
現場には、約45メートルの高さに及ぶクレーンが立ち並び、建
設資材を運搬している姿は圧巻です。JR京都線の車窓から見る
ことができます。
1階床下の基礎工事は10月いっぱいまで行われる予定
また、大阪いばらきキャンパスの整備事業が、省CO2の実現性
に優れた住宅・建築のリーディングプロジェクトに選ばれ、国土
交通省による「住宅・建築物省CO2先導事業」に採択されまし
た。環境負荷軽減に向けたキャンパスづくりにも是非ご注目くだ
さい。
今号も学生や教職員の情報満載でお届けしたいと思います。
読者プレゼントは、「立命館オリジナル応援タオル」です。
応募方法は最後にお知らせします。お見逃しなく。
それでは最後までお楽しみください。
▼学園ニュース▼
【1】安倍昭恵内閣総理大臣夫人が立命館宇治高校に来校-アブダビ高校短期留学プログラムの修了式に出席-
9月7日(土)、安倍昭恵内閣総理大臣夫人が、立命館宇治高校
において開催された「アブダビ首長国王立科学技術系高等学校
(ATHS)短期留学プログラム」の修了式にご出席くださいました。
安倍昭恵内閣総理大臣夫人とアブダビの女子生徒の懇談
本学は、コスモ石油株式会社・アブダビ石油株式会社と協働で、
2011年9月からATHSにおいて日本語教育プログラムを実施し
ています。その活動の一環として、8月29日(木)からATHSの
高校生14名が立命館宇治高校において短期留学プログラムに参
加し、9月7日(土)が修了式となりました。
今回の来校は、2013年5月に安倍晋三内閣総理大臣がアブダ
ビを訪れた際に、安倍内閣総理大臣夫人がATHSで日本語教育プロ
グラムに参加する現地の女子生徒と懇談し、日本での再会を約束
されたことから実現したものです。修了式のスピーチではアブダ
ビと日本の生徒に向け、「皆さんがアブダビと日本のかけ橋になっ
てほしい。それが世界平和にもつながっていく」と期待の言葉を述
べられました。
スピーチを行う安倍昭恵内閣総理大臣夫人
修了式には、在日本アラブ首長国連邦大使館・経済産業省・コス
モ石油株式会社・アブダビ石油株式会社からの来賓、長田豊臣理
事長など多くの関係者が出席しました。
詳細はコチラ≫
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/12142/date/9/
year/2013
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【2】平成25年司法試験に本学法務研究科から40名が合格
今年の司法試験では、全国第13位となる40名が合格いたしま
した。昨年度の43名には及びませんでしたが、法科大学院の中
では順位を一つ上げました。
詳細はコチラ≫
http://www.ritsumei.jp/news/detail_j/topics/12141/year/2013/
publish/1
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【3】カヌー部が全日本学生カヌー選手権大会男子総合において
2年連続の優勝
8月27日(火)から9月1日(日)、石川県小松市にて開催され
た全日本学生カヌー選手権大会において、立命館大学カヌー部が
2年連続8回目の男子総合優勝を果たしました。
なお、同部の総合優勝は、2000年につぐ史上2回目の完全優
勝(カヤック・カナディアンの両部門優勝による総合優勝)とな
りました。
試合の様子
勝利を喜ぶカヌー部の学生たち
詳細はコチラ≫
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/12139/date/8/
year/2013
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【4】現職国連職員から激動の世界を学ぶ~夏期集中講義「国際
公務の現場と実践」を開講(国際インスティテュート)~
本講義は2001年度から国際インスティテュートの夏期集中講
義として開講し、2008年度からは国連本部(ニューヨーク)
の政務局上級政務官である梅津伸氏を招聘して講義を行っていま
す。
梅津伸氏(国連政務局上級政務官)による講義
今年度は、金山勉産業社会学部教授と連携して講義が進められま
した。講義形式に加え、実際に国連が過去に関わった事例、そし
て世界で起きている現在進行中の事例をテーマに「自分が国連職
員であるとしたらどのように対処をするか」という設定で、シミ
ュレーションやグループワークが行われるなど充実した内容とな
りました。
講義終了後のフリートークセッションに参加受講生たちの集合写真
詳細はコチラ≫
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/12151/date/8/
year/2013
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その他学園ニュースはコチラ≫
(学園HEADLINE NEWS)
http://www.ritsumei.jp/news/index_j.html?year=2013
(学園PICK UP)
http://www.ritsumei.jp/pickup/index_j.html?year=2013
&date=9
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▼EVENT(公開講座)▼
掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる場合があります。問い合わせ先やイベント
ホームページをご確認ください。
※[要事前申込]の場合は、各問い合わせ先にご連絡ください。
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【1】[@京都][無料][要事前申込]
第3回フォーラム 京都の景観について考える
「むかし、京都には町なみがありました。いま?」
3回目を迎える本フォーラムでは京都市長・門川大作氏をはじめ
4名のパネリストをお迎えし、世界遺産をはじめとする京都の文
化財や伝統文化について考えます。
[日 時]10月20日(日)13:00~16:00
[会 場]立命館朱雀キャンパス ホール
[入場料]無料
[定 員]430名 ※応募多数の場合は抽選
[申込方法]インターネットまたはFAXにてお申込みください。
※申込締切日:10月9日(水)
詳細はコチラ≫
http://tomorrows-kyoto.jp/index.php/news/2013/1172/
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【2】[@滋賀][有料][要事前申込]
2013年度「立命館びわこ講座」
今年度は「『食』と世界を考える―近江からの発信―」をテーマ
に全5回の講義を開講します。
[開講期間]10月19日~11月23日の毎週土曜日
(全5回・11月2日除く)
[時 間]10:00~12:00(質疑応答含む)
(10月19日のみ、開講式を行うため9:40集合)
[会 場]びわこ・くさつキャンパス
[受講料]草津市在住・在勤・在学の方は2,500円、
それ以外の方は4,000円
[申込期間]10月6日(日)必着
[募集定員]200名程度
[申込方法]E-mail、FAX、はがきにてお申込ください。
詳細はコチラ≫
https://www.ritsumei.ac.jp/mng/cm/sokan/biwako-
koza/biwako.html
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【3】[@福島][無料][申込不要・要事前申込]
福島漢字探検隊2013 漢字あそび大会&建物・道具と漢字
「漢字あそび大会」は漢字を楽しく学べる内容盛りだくさんです!
「建物・道具と漢字」では、建物や道具からできた漢字を民家園
を見学しながら学びます。
【漢字あそび大会】
[日 時]10月5日(土)10:00~17:00
[会 場]こむこむ館1階 にぎわい広場
[参加料]無料
[申込方法]申込不要。当日会場に直接お越しください。
【建物・道具と漢字】
[日 時]10月6日(日)
午前(一般の部)10:00~12:00
午後(親子の部)14:00~16:00
[会 場]福島市民家園
[対 象]一般の部:中学生以上 親子の部:小学生+保護者
[参加料]無料
[申込方法]要事前申込。氏名・連絡先をお知らせください。
TEL:075-813-8209 FAX:075-813-8167
Mail:toyomoji@st.ritsumei.ac.jp
詳細はコチラ≫
https://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/sio/img/pdf/2013
.10.5-6_fukushima.pdf
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【4】[@岩手][無料][申込不要]
大船渡漢字探検隊―漢字あそび大会
漢字カルタや漢字カードを使って楽しく漢字が学べます。クイズ
大会やビンゴ大会もあります!
[日 時]10月12日(土)10:00~17:00
10月13日(日)10:00~16:00
※この間のお好きな時間にお越しください。
[会 場] シーパル大船渡
[参加料]無料
[申込方法]申込不要。当日会場に直接お越しください。
詳細はコチラ≫
https://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/sio/img/pdf/2013
.10.12-13_oofunato.pdf
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その他の公開講座はコチラ≫
https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/event/
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼
【1】[@京都][有料][申込不要]硬式野球部・応援団 2013秋季立同戦
1931年から続く立命館大学と同志社大学による伝統の一戦で
す。10月12日(土)12:30から八坂神社前から京都市役
所前にかけて応援団による前夜祭パレードも行われます。
[日 時]10月19日(土)・20日(日)12:00試合開始
[会 場]わかさスタジアム京都(西京極球場)
[入場料]一般1,000円、学生500円
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【2】[@東京][有料][要事前申込(当日券あり)]
Dig up treasure・Fusion of Gambit(ダブルダッチ)
Double Dutch Delight Japan 2013
本大会は12月にニューヨークで開催される世界大会への出場権
を賭けた全国大会です。前回ご紹介した関西大会では、DALE(dig
up treasure)が3位、M.A.D(Fusion of Gambit)が4位と惜し
くも優勝を逃してしまいました。
パワーアップした両団体が魅せる激しいステップやアクロバティ
ックな技の数々をお楽しみください!
[日 時]10月13日(日)15:30開場(16:30開演)
[会 場]品川ステラボール
[入場料]チケットは前売・当日・指定券があります。
会場が満席の場合、当日券の販売はございません。
それぞれ料金が異なります。
詳細は下記サイトをご確認ください。
http://www.doubledutchdelight.com/japan.html
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【3】[@京都][無料][申込不要]
平成25年度全日本通信珠算競技大会
本大会優勝の座を4年間早稲田大学に譲っていましたが、昨年つ
いに奪還を果たしました!本学珠算部からは13名が出場し、連
覇をかけて戦います。
[日 時]10月6日(日)13:30~
[会 場]京都府中小企業会館
[入場料]無料
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その他のスポーツ・スケジュールはコチラ≫
https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/sports/schedule.html/
その他のイベント・スケジュールはコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第22回 輝く学生インタビュー
「江戸の風を吹かせたい」~立命亭福助の心意気~
立命館大学落語研究会 会長 岡田有毅さん
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている
学生や団体を紹介していきます。
今回ご紹介するのは、立命館大学落語研究会です。
落語研究会は昨年地域交流100件の実績を誇ります。奇術研究
会マジックプレイヤーズをおさえて、立命館大学の約400ある
団体の中でも地域交流実績No.1の団体です。
インタビューに答えてくれたのは、会長を務めている岡田有毅さ
ん(文学部3回生・愛知県出身)です。
立命館大学落語研究会 会長 岡田有毅さん
Q:落語研究会に入部したきっかけは何ですか?
「大学に入ったら、何か新しいことをやろう」と決めていました。
高校まではずっとサッカーをしていたので、スポーツとは違うこ
とをしてみたいと思い、入学後は探検部や陶芸部など、学術・学
芸系のサークルばかりを見て回りました。
落語研究会の部室を訪れた時、私一人のために、当時3回生の先
輩たちが落語を披露してくださいました。それまで落語に親しん
だことはありませんでしたが、とても面白く「こんなにおしゃべ
りができる人たちがいるのか!」と驚きました。
落語には台本があることに背中を押され、元々おしゃべりが得意
ではない私も「挑戦してみよう!」と思い、入部を決意しました。
Q:落語研究会について教えてください。
今年で創部48年を迎えました。部員は1~3回生で17名、そ
のうち4名が女性です。活動は毎週月・水・金曜日に行っていま
す。
毎年学園祭終了後に世代交代しますが、実は3回生が私だけで、
部の存続の危機にありました。しかし昨年は9名、今年は7名の
1回生が入部してくれたことにより、廃部の危機を免れました。
大学入学まで落語をやっている人はいないので、最初は全員初心
者です。OBには、上方落語界でご活躍中の桂塩鯛師匠・桂小春
團治師匠などがいらっしゃいます。桂塩鯛師匠はOB会に毎年来
てくださっています。
活動内容は、出囃子や演目(ネタ)の練習に加え、落語の歴史や
落語家の特徴を学ぶ勉強会を行っています。
学内公演における演目の一覧
出囃子とは落語家が高座に上がる際にかかる音楽のことで、演奏
に使用されるのは主に太鼓や三味線です。演奏する人のことを下
座といって、全員が練習をします。ほとんどの部員が楽器を扱う
のは初めてですが、プロの方々もまずは出囃子の練習から入るの
で、私たちはその真似事からのスタートです。
演目の練習では、部員に披露する際にネタへの解釈や時代背景を
調べたレポートを作成することになっています。
メインの活動は学園祭を含む年5回の「学内公演」と「地域交流」
です。
学内公演は衣笠キャンパスの学生会館小ホールで行っています。
そのほかにも他大学の学生が各地で主催するイベントが数多くあ
り、積極的に参加しています。
地域交流は、京都・滋賀を中心に小学校や敬老会、病院や神社な
どからお声がけいただき落語を披露しています。長期休暇の間は
ほぼ毎日、地域交流に参加しています。昨年は年間100件の出
演要請をいただき、立命館大学の団体のなかで地域交流実績が
No.1となりました。
学園祭終了時の一本締め
Q:高座名はどのようにして決められていますか?
高座名決めは、新入生の趣味嗜好などの基本情報を知る機会にも
なっています。新入生1人1人に出身地から好きな食べ物まで様
々な質問を投げかけ、その回答を基に名前を考えます。大喜利の
ような形でどんどん名前を出していき、最終的に新入生自身が気
に入ったものを一つ選びます。その名前に「立命亭」(りつめい
てい)もしくは「立の家」(たつのや)のうち、すわりの良いほ
うをあてはめます。
ちなみに私は、「好きな芸能人は?」という問いに、「福山雅治」
と答えたところから、福という漢字をとって立命亭福助(りつめ
いていふくすけ)となりました。
Q:落語の種類を教えてください。
落語には、大阪・京都を中心とする関西圏(上方)中心に発達し
た上方落語と、江戸(東京)で発達した東京落語があります。落
語の演目(ネタ)は成立時期によって2種類に分けられ、一般的
に明治時代以前に作られたものを古典落語、それよりも新しい時
代に作られたものを新作落語と呼んでいます。
立命館大学の落語研究会では、古典落語を主体に現代風アレンジ
をきかせた改作も披露しています。
Q:落語の創作方法を教えてください。
まず新入生は全員に共通した台本を「課題ネタ」として与えられ、
そこから出身地によって江戸弁か上方弁に言葉を直すことから始
めます。だいたい関西出身の部員は上方落語、それ以外の出身の
部員は江戸落語になります。言葉を直したら課題の台本を丸暗記
します。話すと15分ぐらいのネタですが、覚えるのには約3ヶ
月かかります。
課題ネタをクリアしたら、先輩からアドバイスを受けながら次に
挑戦する好きなネタを選びます。新入生の初舞台は、毎年秋に衣
笠キャンパスで開催される「若手の会」です。
2回生になると、自分で台本を選び、多少アレンジするようにな
ります。参考にするのはYouTubeやその他動画サイト、部室にたく
さんある落語のDVDなどから選んでベースになる話を選びます。
たとえば同じネタのものでも、落語家によって表現方法が全然違
ったりします。どの話し方が自分にあっているのかを探し、そこ
から話を切り貼りし、「くすぐり」の場所を考えて自分で面白い
と思った台詞を加えるなどアレンジし、自分のネタに仕上げてい
きます。この「自分のネタに仕上げる作業」が、落語の一番難し
いところです。アマチュアとプロの一番大きな違いは、このアレ
ンジ力だと思います。
練習方法は人それぞれですが、私は元の話を一字一句書き写して
台本を作り、そこから手を加えていきます。15~20分の演目
を台本にすると2000~3000字になり、それを自分のもの
にしようと思うと1ヶ月は必要です。演目を覚えるには落語家の
話をひたすら聞くのが効果的です。音楽を聴いていると見せかけ
て、実は落語ばかり聞いています(笑)。とことん時間をかけて
いるため、お客様に披露してウケたときは最高です。
インタビューの様子
Q:落語を披露するうえで工夫していることはありますか?
落語には伝わりづらい言葉が多いので、言葉を言い換えたり、わ
かりやすい説明を入れたりしています。たとえば、「へっつい」
と聞いても意味がわからないと思うので、その場合は「かまど」
に置き換えて話をします。古語を訳していくイメージです。
「枕(まくら)」でお客様の心を掴むことも重要です。ご存知と
は思いますが、枕とは落語の本題に入る前にする話のことで、観
客を温める、これからする話の前フリなどの役割を果たします。
落語に親しんだことのないお客様の場合は小話をしてアイスブレ
イクしないと、落語自体うまくいかない場合が多いので、工夫す
るようにしています。
Q:落語の魅力を教えてください。
落語は歴史が長く、名人がしゃべると「江戸の風が吹く」と言わ
れ、しゃべり方・しぐさ・目線など、江戸での生活をしていた人
のそれになります。話のオチだけではなく、そういった歴史的な
面白さや物語自体に面白さがあるところが落語の魅力で、その魅
力をお客様に伝えられるようになりたいと思っています。
落語のなかには人情話などの感動作のようなものもあります。特
に古典落語は何百年も前から口伝伝承され、いろんな人の手が加
えられて今に至っているため、洗練されていると感じます。
落語披露中の岡田さん
Q:地域交流において、印象的なエピソードはありますか?
落語に親しんだことのない方たちばかりのイベントに招かれたと
きのことです。私たちの出番の前に、主催側の方がお客様に向か
って「笑うことは大変健康に良いので、皆さんで笑ってください」
と言って、「わっはっはっは」と笑う練習をしてくださっていま
した。
場の空気も和み、「ありがたいなぁ」と思っていたのですが、い
ざ本番が始まると誰一人笑ってくれませんでした。笑う練習のと
きが一番ウケたという結果に終わり、辛かったですね(笑)。
Q:地域交流において、心がけていることはありますか?
地域交流では学生と楽しく過ごしたいという趣旨での依頼が多い
ので、落語のうまさはもちろんですが、それよりも愛嬌のある、
親しみやすいことが大切です。先方のご意向を踏まえて各イベン
トに部員を振り分けています。
落語の披露だけではなく、ご飯やお菓子をいただきながら地域の
方たちと交流する時間も私たちの楽しみの1つです。年間100
件もの地域交流の依頼をいただいているのは先輩たちの努力の積
み上げによるものなので、そのことを忘れずに1件1件を大切に
しています。
地域交流が終わると、参加した部員はイベント先での情報を必ず
ノートに書くようにしています。良かった点や悪かった点、会場
の雰囲気など、次回もご依頼いただいた際に参考になるように詳
細を記しています。
落語研究会メンバー集合写真♪中央の着物の男性が岡田さん
Q:落語研究会としての課題・目標を教えてください。
昨年までは人数不足により部を存続させることが目標でしたが、
部員が増えてきた今は落語のクオリティーを下げないことが課題
です。地域交流で地域の方たちをがっかりさせることのないよう
に気をつけようと思っています。
私は寄席が好きで時々行きますが、落語だけではなく漫才や手品、
紙切り(はさみを使って、即興で切っていくという芸)など、様
々な芸を楽しむことができます。いつか立命館落語研究会の寄席
もそんなふうにしてみたいと思い描いています。一度マジックプ
レイヤーズさんとも共演してみたいですね。
私自身の目標は、毎年2月に開催される、全日本学生落語選手権
「策伝大賞」で優勝することです。これまで立命館大学から出場
した経験はありません。学園祭が終わり、引退した後の目標にし
て、自分自身の落語のレベルを上げていきたいです。
Q:近日中に開催される落語研究会の公演スケジュールを教えて
ください。
●若手の会(衣笠キャンパス)
10月9日・10日 16:30開演
●学園祭(びわこ・くさつキャンパス)
11月2日・3日 13:00開場 13:30開演
●学園祭(衣笠キャンパス)
11月9日・10日 13:00開場 13:30開演
以上を予定しています。
落語に親しんだことのない方も、是非一度ご覧ください。
↓立命館落語研究会 大喜利動画↓
司会・進行を務めるのが、立命亭福助こと岡田さんです!お見事な司会っぷりですね♪
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いかがでしたでしょうか。
「最初はおしゃべりが得意ではなかった」と語る岡田さん。
今ではすっかり会長のオーラを身にまとい、まさしく「江戸の風」
を感じる口振りで、落語の魅力を語ってくれました。
新入生初披露の場となる若手の会、そして今年の学園祭で、ぜひ
彼らの落語をお楽しみください。
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▼編集後記▼
今回は、立命館大学アメリカンフットボール部「パンサーズ」で学生王者を経験した古庄直樹(こしょうなおき・00年産業社会
学部卒)さんをご紹介します。古庄さんは現在、ライスボウル3
連覇中の社会人チーム「オービックシーガルズ」で主将を務めて
おられます。
立命館大学校友会の会報「りつめい」に掲載された古庄主将
最新の校友会報「りつめい」(10月号)では表紙を飾り、その
活躍の様子は「オービックシーガルズ」のHPでもご覧いただく
ことができます。
オービックシーガルズのHPはコチラ≫
http://www.seagulls.jp/news/2013/09/2_7.html
パンサーズの現役選手も古庄さんに負けてはいません。
今シーズン、龍谷大学・大阪教育大学にスコアを許すことなく連勝。
次は、9月29日(日)16:00からエキスポフラッシュフィー
ルド(万博記念公園)で神戸大学との戦いです。今年こそ関西リー
グ・甲子園ボウルを制覇し、ライスボウルでの古庄さん率いるオー
ビックシーガルズとの直接対決をぜひ見たいですね。
試合日程はコチラ≫
http://www.kansai-football.jp/schedule/schedule2013_atm.html
(立命館CLUB事務局 向山)
▼第35号読者プレゼント▼
今回は、「立命館オリジナル応援タオル」を3名様にプレゼントします。スポーツ観戦時に必携のアイテムです!
表面には大きなRのロゴ入り!上図はタオル裏面のイメージです。
プレゼントをご希望の方は、下記URLより必須事項を明記のう
え、立命館CLUB事務局までお申し込みください。なお、プレ
ゼントの抽選結果は次号でお知らせします。
<応募締切:10/7(月)>
【パソコンの方はコチラ】
https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekcs-
56c4828b83b7298508e5197dc24b61ce
【携帯電話の方はコチラ】
https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekbt-
021bc76cab8b8dee6fb681ad47bb33dc
※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記の
うえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。
応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
応募必要事項
(1)名前: (2)プレゼント送付先住所:
(3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
(5)プレゼント発表時の氏名公開:可 否
(否の場合はイニシャルで表記いたします。
ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)
▼第34号読プレ当選発表▼
今回も多数のご応募ありがとうございました。第34号の読者プレゼント当選者の発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★・おみさん (滋賀県) ★
★・河合 徹也さん (京都府) ★
★・Y・Iさん (静岡県) ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
次回のご応募もお待ちしています。
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次回配信予定は10月11日(金)です。お楽しみに。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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