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立命館CLUB 【VOL.35】

立命館CLUB【VOL.35】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.35━
■□ 2013.09.27
□■ 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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 立命館CLUB会員のみなさま、こんにちは。

 いつも会員のみなさまから反響の大きい大阪いばらきキャンパス
 情報ですが、今回は現在の整備状況をご報告します。7月からの
 杭打ち・地盤改良工事に続き、現在は1階床下の基礎工事が進め
 られています。
 
  基礎工事中の建設地の様子

 現場には、約45メートルの高さに及ぶクレーンが立ち並び、建
 設資材を運搬している姿は圧巻です。JR京都線の車窓から見る
 ことができます。
 
  1階床下の基礎工事は10月いっぱいまで行われる予定

 また、大阪いばらきキャンパスの整備事業が、省CO2の実現性
 に優れた住宅・建築のリーディングプロジェクトに選ばれ、国土
 交通省による「住宅・建築物省CO2先導事業」に採択されまし
 た。環境負荷軽減に向けたキャンパスづくりにも是非ご注目くだ
 さい。

 今号も学生や教職員の情報満載でお届けしたいと思います。
 読者プレゼントは、「立命館オリジナル応援タオル」です。
 応募方法は最後にお知らせします。お見逃しなく。

 それでは最後までお楽しみください。

▼学園ニュース▼

 【1】安倍昭恵内閣総理大臣夫人が立命館宇治高校に来校
    -アブダビ高校短期留学プログラムの修了式に出席-


 9月7日(土)、安倍昭恵内閣総理大臣夫人が、立命館宇治高校
 において開催された「アブダビ首長国王立科学技術系高等学校
 (ATHS)短期留学プログラム」の修了式にご出席くださいました。
 
 安倍昭恵内閣総理大臣夫人とアブダビの女子生徒の懇談

 本学は、コスモ石油株式会社・アブダビ石油株式会社と協働で、
 2011年9月からATHSにおいて日本語教育プログラムを実施し
 ています。その活動の一環として、8月29日(木)からATHSの
 高校生14名が立命館宇治高校において短期留学プログラムに参
  加し、9月7日(土)が修了式となりました。

 今回の来校は、2013年5月に安倍晋三内閣総理大臣がアブダ
 ビを訪れた際に、安倍内閣総理大臣夫人がATHSで日本語教育プロ
 グラムに参加する現地の女子生徒と懇談し、日本での再会を約束
 されたことから実現したものです。修了式のスピーチではアブダ
 ビと日本の生徒に向け、「皆さんがアブダビと日本のかけ橋になっ
 てほしい。それが世界平和にもつながっていく」と期待の言葉を述
 べられました。
 
 スピーチを行う安倍昭恵内閣総理大臣夫人

 修了式には、在日本アラブ首長国連邦大使館・経済産業省・コス
 モ石油株式会社・アブダビ石油株式会社からの来賓、長田豊臣理
 事長など多くの関係者が出席しました。

 詳細はコチラ≫
 http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/12142/date/9/
 year/2013
 
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 【2】平成25年司法試験に本学法務研究科から40名が合格

 今年の司法試験では、全国第13位となる40名が合格いたしま
 した。昨年度の43名には及びませんでしたが、法科大学院の中
 では順位を一つ上げました。

 詳細はコチラ≫
 http://www.ritsumei.jp/news/detail_j/topics/12141/year/2013/
 publish/1

──────────────────────────
 【3】カヌー部が全日本学生カヌー選手権大会男子総合において
    2年連続の優勝


 8月27日(火)から9月1日(日)、石川県小松市にて開催され
 た全日本学生カヌー選手権大会において、立命館大学カヌー部が
 2年連続8回目の男子総合優勝を果たしました。

 なお、同部の総合優勝は、2000年につぐ史上2回目の完全優
 勝(カヤック・カナディアンの両部門優勝による総合優勝)とな
 りました。
 
  試合の様子
 
 勝利を喜ぶカヌー部の学生たち

 詳細はコチラ≫
 http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/12139/date/8/
 year/2013

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 【4】現職国連職員から激動の世界を学ぶ~夏期集中講義「国際
    公務の現場と実践」を開講(国際インスティテュート)~


 本講義は2001年度から国際インスティテュートの夏期集中講
 義として開講し、2008年度からは国連本部(ニューヨーク)
 の政務局上級政務官である梅津伸氏を招聘して講義を行っていま
 す。
 
 梅津伸氏(国連政務局上級政務官)による講義

 今年度は、金山勉産業社会学部教授と連携して講義が進められま
 した。講義形式に加え、実際に国連が過去に関わった事例、そし
 て世界で起きている現在進行中の事例をテーマに「自分が国連職
 員であるとしたらどのように対処をするか」という設定で、シミ
 ュレーションやグループワークが行われるなど充実した内容とな
 りました。
 
 講義終了後のフリートークセッションに参加受講生たちの集合写真

 詳細はコチラ≫
 http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/12151/date/8/
 year/2013

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 その他学園ニュースはコチラ≫
 (学園HEADLINE NEWS)
 http://www.ritsumei.jp/news/index_j.html?year=2013

 (学園PICK UP)
 http://www.ritsumei.jp/pickup/index_j.html?year=2013
 &date=9

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▼EVENT(公開講座)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、
 延期または中止になる場合があります。問い合わせ先やイベント
 ホームページをご確認ください。

 ※[要事前申込]の場合は、各問い合わせ先にご連絡ください。
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 【1】[@京都][無料][要事前申込]
     第3回フォーラム 京都の景観について考える
    「むかし、京都には町なみがありました。いま?」


 3回目を迎える本フォーラムでは京都市長・門川大作氏をはじめ
 4名のパネリストをお迎えし、世界遺産をはじめとする京都の文
 化財や伝統文化について考えます。

 [日 時]10月20日(日)13:00~16:00
 [会 場]立命館朱雀キャンパス ホール
 [入場料]無料
 [定 員]430名 ※応募多数の場合は抽選
 [申込方法]インターネットまたはFAXにてお申込みください。
       ※申込締切日:10月9日(水)

 詳細はコチラ≫
 http://tomorrows-kyoto.jp/index.php/news/2013/1172/

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 【2】[@滋賀][有料][要事前申込]
      2013年度「立命館びわこ講座」

 今年度は「『食』と世界を考える―近江からの発信―」をテーマ
 に全5回の講義を開講します。

 [開講期間]10月19日~11月23日の毎週土曜日
                  (全5回・11月2日除く)

 [時 間]10:00~12:00(質疑応答含む)
     (10月19日のみ、開講式を行うため9:40集合)
 [会 場]びわこ・くさつキャンパス 
 [受講料]草津市在住・在勤・在学の方は2,500円、
      それ以外の方は4,000円
 [申込期間]10月6日(日)必着
 [募集定員]200名程度
 [申込方法]E-mail、FAX、はがきにてお申込ください。

 詳細はコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/mng/cm/sokan/biwako-
 koza/biwako.html

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 【3】[@福島][無料][申込不要・要事前申込]
     福島漢字探検隊2013 漢字あそび大会&建物・道具と漢字 

 「漢字あそび大会」は漢字を楽しく学べる内容盛りだくさんです!
 「建物・道具と漢字」では、建物や道具からできた漢字を民家園
 を見学しながら学びます。

 【漢字あそび大会】
 [日 時]10月5日(土)10:00~17:00
 [会 場]こむこむ館1階 にぎわい広場
 [参加料]無料
 [申込方法]申込不要。当日会場に直接お越しください。

 【建物・道具と漢字】
 [日 時]10月6日(日)
      午前(一般の部)10:00~12:00
      午後(親子の部)14:00~16:00 

 [会 場]福島市民家園
 [対 象]一般の部:中学生以上 親子の部:小学生+保護者
 [参加料]無料
 [申込方法]要事前申込。氏名・連絡先をお知らせください。
       TEL:075-813-8209  FAX:075-813-8167
       Mail:toyomoji@st.ritsumei.ac.jp

 詳細はコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/sio/img/pdf/2013
 .10.5-6_fukushima.pdf

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 【4】[@岩手][無料][申込不要]
    大船渡漢字探検隊―漢字あそび大会

 漢字カルタや漢字カードを使って楽しく漢字が学べます。クイズ
 大会やビンゴ大会もあります!

 [日 時]10月12日(土)10:00~17:00
      10月13日(日)10:00~16:00

      ※この間のお好きな時間にお越しください。
 [会 場] シーパル大船渡
 [参加料]無料
 [申込方法]申込不要。当日会場に直接お越しください。

 詳細はコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/sio/img/pdf/2013
 .10.12-13_oofunato.pdf

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 その他の公開講座はコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/event/
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

 【1】[@京都][有料][申込不要]
    硬式野球部・応援団 2013秋季立同戦

 1931年から続く立命館大学と同志社大学による伝統の一戦で
 す。10月12日(土)12:30から八坂神社前から京都市役
 所前にかけて応援団による前夜祭パレードも行われます。

 [日 時]10月19日(土)・20日(日)12:00試合開始
 [会 場]わかさスタジアム京都(西京極球場)
 [入場料]一般1,000円、学生500円

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 【2】[@東京][有料][要事前申込(当日券あり)]
    Dig up treasure・Fusion of Gambit(ダブルダッチ)
    Double Dutch Delight Japan 2013

 本大会は12月にニューヨークで開催される世界大会への出場権
 を賭けた全国大会です。前回ご紹介した関西大会では、DALE(dig
 up treasure)が3位、M.A.D(Fusion of Gambit)が4位と惜し
 くも優勝を逃してしまいました。
 パワーアップした両団体が魅せる激しいステップやアクロバティ
 ックな技の数々をお楽しみください!

 [日 時]10月13日(日)15:30開場(16:30開演)
 [会 場]品川ステラボール
 [入場料]チケットは前売・当日・指定券があります。
      会場が満席の場合、当日券の販売はございません。
      それぞれ料金が異なります。
      詳細は下記サイトをご確認ください。
      http://www.doubledutchdelight.com/japan.html

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 【3】[@京都][無料][申込不要]
     平成25年度全日本通信珠算競技大会

 本大会優勝の座を4年間早稲田大学に譲っていましたが、昨年つ
 いに奪還を果たしました!本学珠算部からは13名が出場し、連
 覇をかけて戦います。

 [日 時]10月6日(日)13:30~
 [会 場]京都府中小企業会館
 [入場料]無料

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 その他のスポーツ・スケジュールはコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/sports/schedule.html/

 その他のイベント・スケジュールはコチラ≫
 https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/event/schedule.html/
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▼輝く学生インタビュー▼

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 第22回 輝く学生インタビュー
   「江戸の風を吹かせたい」~立命亭福助の心意気~
           立命館大学落語研究会  会長 岡田有毅さん
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている
 学生や団体を紹介していきます。

 今回ご紹介するのは、立命館大学落語研究会です。
 落語研究会は昨年地域交流100件の実績を誇ります。奇術研究
 会マジックプレイヤーズをおさえて、立命館大学の約400ある
 団体の中でも地域交流実績No.1の団体です。
 インタビューに答えてくれたのは、会長を務めている岡田有毅さ
 ん(文学部3回生・愛知県出身)です。
 
 立命館大学落語研究会 会長 岡田有毅さん

 Q:落語研究会に入部したきっかけは何ですか?
 「大学に入ったら、何か新しいことをやろう」と決めていました。
 高校まではずっとサッカーをしていたので、スポーツとは違うこ
 とをしてみたいと思い、入学後は探検部や陶芸部など、学術・学
 芸系のサークルばかりを見て回りました。 

 落語研究会の部室を訪れた時、私一人のために、当時3回生の先
 輩たちが落語を披露してくださいました。それまで落語に親しん
 だことはありませんでしたが、とても面白く「こんなにおしゃべ
 りができる人たちがいるのか!」と驚きました。
 落語には台本があることに背中を押され、元々おしゃべりが得意
 ではない私も「挑戦してみよう!」と思い、入部を決意しました。

 Q:落語研究会について教えてください。
 今年で創部48年を迎えました。部員は1~3回生で17名、そ
 のうち4名が女性です。活動は毎週月・水・金曜日に行っていま
 す。
 毎年学園祭終了後に世代交代しますが、実は3回生が私だけで、
 部の存続の危機にありました。しかし昨年は9名、今年は7名の
 1回生が入部してくれたことにより、廃部の危機を免れました。

 大学入学まで落語をやっている人はいないので、最初は全員初心
 者です。OBには、上方落語界でご活躍中の桂塩鯛師匠・桂小春
 團治師匠などがいらっしゃいます。桂塩鯛師匠はOB会に毎年来
 てくださっています。

 活動内容は、出囃子や演目(ネタ)の練習に加え、落語の歴史や
 落語家の特徴を学ぶ勉強会を行っています。
 
 学内公演における演目の一覧

 出囃子とは落語家が高座に上がる際にかかる音楽のことで、演奏
 に使用されるのは主に太鼓や三味線です。演奏する人のことを下
 座といって、全員が練習をします。ほとんどの部員が楽器を扱う
 のは初めてですが、プロの方々もまずは出囃子の練習から入るの
 で、私たちはその真似事からのスタートです。
 
 演目の練習では、部員に披露する際にネタへの解釈や時代背景を
 調べたレポートを作成することになっています。

 メインの活動は学園祭を含む年5回の「学内公演」と「地域交流」
 です。
 
 学内公演は衣笠キャンパスの学生会館小ホールで行っています。
 そのほかにも他大学の学生が各地で主催するイベントが数多くあ
 り、積極的に参加しています。
 
 地域交流は、京都・滋賀を中心に小学校や敬老会、病院や神社な
 どからお声がけいただき落語を披露しています。長期休暇の間は
 ほぼ毎日、地域交流に参加しています。昨年は年間100件の出
 演要請をいただき、立命館大学の団体のなかで地域交流実績が
 No.1となりました。
 
 学園祭終了時の一本締め

 Q:高座名はどのようにして決められていますか?
 高座名決めは、新入生の趣味嗜好などの基本情報を知る機会にも
 なっています。新入生1人1人に出身地から好きな食べ物まで様
 々な質問を投げかけ、その回答を基に名前を考えます。大喜利の
 ような形でどんどん名前を出していき、最終的に新入生自身が気
 に入ったものを一つ選びます。その名前に「立命亭」(りつめい
 てい)もしくは「立の家」(たつのや)のうち、すわりの良いほ
 うをあてはめます。

 ちなみに私は、「好きな芸能人は?」という問いに、「福山雅治」
 と答えたところから、福という漢字をとって立命亭福助(りつめ
 いていふくすけ)となりました。

 Q:落語の種類を教えてください。
 落語には、大阪・京都を中心とする関西圏(上方)中心に発達し
 た上方落語と、江戸(東京)で発達した東京落語があります。落
 語の演目(ネタ)は成立時期によって2種類に分けられ、一般的
 に明治時代以前に作られたものを古典落語、それよりも新しい時
 代に作られたものを新作落語と呼んでいます。
 
 立命館大学の落語研究会では、古典落語を主体に現代風アレンジ
 をきかせた改作も披露しています。

 Q:落語の創作方法を教えてください。
 まず新入生は全員に共通した台本を「課題ネタ」として与えられ、
 そこから出身地によって江戸弁か上方弁に言葉を直すことから始
 めます。だいたい関西出身の部員は上方落語、それ以外の出身の
 部員は江戸落語になります。言葉を直したら課題の台本を丸暗記
 します。話すと15分ぐらいのネタですが、覚えるのには約3ヶ
 月かかります。

 課題ネタをクリアしたら、先輩からアドバイスを受けながら次に
 挑戦する好きなネタを選びます。新入生の初舞台は、毎年秋に衣
 笠キャンパスで開催される「若手の会」です。

 2回生になると、自分で台本を選び、多少アレンジするようにな
 ります。参考にするのはYouTubeやその他動画サイト、部室にたく
 さんある落語のDVDなどから選んでベースになる話を選びます。

 たとえば同じネタのものでも、落語家によって表現方法が全然違
 ったりします。どの話し方が自分にあっているのかを探し、そこ
 から話を切り貼りし、「くすぐり」の場所を考えて自分で面白い
 と思った台詞を加えるなどアレンジし、自分のネタに仕上げてい
 きます。この「自分のネタに仕上げる作業」が、落語の一番難し
 いところです。アマチュアとプロの一番大きな違いは、このアレ
 ンジ力だと思います。

 練習方法は人それぞれですが、私は元の話を一字一句書き写して
 台本を作り、そこから手を加えていきます。15~20分の演目
 を台本にすると2000~3000字になり、それを自分のもの
 にしようと思うと1ヶ月は必要です。演目を覚えるには落語家の
 話をひたすら聞くのが効果的です。音楽を聴いていると見せかけ
 て、実は落語ばかり聞いています(笑)。とことん時間をかけて
 いるため、お客様に披露してウケたときは最高です。
 
 インタビューの様子

 Q:落語を披露するうえで工夫していることはありますか?
 落語には伝わりづらい言葉が多いので、言葉を言い換えたり、わ
 かりやすい説明を入れたりしています。たとえば、「へっつい」
 と聞いても意味がわからないと思うので、その場合は「かまど」
 に置き換えて話をします。古語を訳していくイメージです。

 「枕(まくら)」でお客様の心を掴むことも重要です。ご存知と
 は思いますが、枕とは落語の本題に入る前にする話のことで、観
 客を温める、これからする話の前フリなどの役割を果たします。
 落語に親しんだことのないお客様の場合は小話をしてアイスブレ
 イクしないと、落語自体うまくいかない場合が多いので、工夫す
 るようにしています。

 Q:落語の魅力を教えてください。
 落語は歴史が長く、名人がしゃべると「江戸の風が吹く」と言わ
 れ、しゃべり方・しぐさ・目線など、江戸での生活をしていた人
 のそれになります。話のオチだけではなく、そういった歴史的な
 面白さや物語自体に面白さがあるところが落語の魅力で、その魅
 力をお客様に伝えられるようになりたいと思っています。

 落語のなかには人情話などの感動作のようなものもあります。特
 に古典落語は何百年も前から口伝伝承され、いろんな人の手が加
 えられて今に至っているため、洗練されていると感じます。
 
 落語披露中の岡田さん

 Q:地域交流において、印象的なエピソードはありますか?
 落語に親しんだことのない方たちばかりのイベントに招かれたと
 きのことです。私たちの出番の前に、主催側の方がお客様に向か
 って「笑うことは大変健康に良いので、皆さんで笑ってください」
 と言って、「わっはっはっは」と笑う練習をしてくださっていま
 した。

 場の空気も和み、「ありがたいなぁ」と思っていたのですが、い
 ざ本番が始まると誰一人笑ってくれませんでした。笑う練習のと
 きが一番ウケたという結果に終わり、辛かったですね(笑)。

 Q:地域交流において、心がけていることはありますか?
 地域交流では学生と楽しく過ごしたいという趣旨での依頼が多い
 ので、落語のうまさはもちろんですが、それよりも愛嬌のある、
 親しみやすいことが大切です。先方のご意向を踏まえて各イベン
 トに部員を振り分けています。

 落語の披露だけではなく、ご飯やお菓子をいただきながら地域の
 方たちと交流する時間も私たちの楽しみの1つです。年間100
 件もの地域交流の依頼をいただいているのは先輩たちの努力の積
 み上げによるものなので、そのことを忘れずに1件1件を大切に
 しています。

 地域交流が終わると、参加した部員はイベント先での情報を必ず
 ノートに書くようにしています。良かった点や悪かった点、会場
 の雰囲気など、次回もご依頼いただいた際に参考になるように詳
 細を記しています。
 
 落語研究会メンバー集合写真♪中央の着物の男性が岡田さん

 Q:落語研究会としての課題・目標を教えてください。
 昨年までは人数不足により部を存続させることが目標でしたが、
 部員が増えてきた今は落語のクオリティーを下げないことが課題
 です。地域交流で地域の方たちをがっかりさせることのないよう
 に気をつけようと思っています。

 私は寄席が好きで時々行きますが、落語だけではなく漫才や手品、
 紙切り(はさみを使って、即興で切っていくという芸)など、様
 々な芸を楽しむことができます。いつか立命館落語研究会の寄席
 もそんなふうにしてみたいと思い描いています。一度マジックプ
 レイヤーズさんとも共演してみたいですね。

 私自身の目標は、毎年2月に開催される、全日本学生落語選手権
 「策伝大賞」で優勝することです。これまで立命館大学から出場
 した経験はありません。学園祭が終わり、引退した後の目標にし
 て、自分自身の落語のレベルを上げていきたいです。

 Q:近日中に開催される落語研究会の公演スケジュールを教えて
   ください。

 ●若手の会(衣笠キャンパス)
  10月9日・10日 16:30開演 
 ●学園祭(びわこ・くさつキャンパス)
  11月2日・3日 13:00開場 13:30開演
 ●学園祭(衣笠キャンパス)
  11月9日・10日 13:00開場 13:30開演

 以上を予定しています。
 落語に親しんだことのない方も、是非一度ご覧ください。
 
 ↓立命館落語研究会 大喜利動画↓
 司会・進行を務めるのが、立命亭福助こと岡田さんです!お見事な司会っぷりですね♪


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 いかがでしたでしょうか。

 「最初はおしゃべりが得意ではなかった」と語る岡田さん。
 今ではすっかり会長のオーラを身にまとい、まさしく「江戸の風」
 を感じる口振りで、落語の魅力を語ってくれました。
 
 新入生初披露の場となる若手の会、そして今年の学園祭で、ぜひ
 彼らの落語をお楽しみください。

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▼編集後記▼

 今回は、立命館大学アメリカンフットボール部「パンサーズ」で
 学生王者を経験した古庄直樹(こしょうなおき・00年産業社会
 学部卒)さんをご紹介します。古庄さんは現在、ライスボウル3
 連覇中の社会人チーム「オービックシーガルズ」で主将を務めて
 おられます。
 
 立命館大学校友会の会報「りつめい」に掲載された古庄主将

 最新の校友会報「りつめい」(10月号)では表紙を飾り、その
 活躍の様子は「オービックシーガルズ」のHPでもご覧いただく
 ことができます。
 
 オービックシーガルズのHPはコチラ≫
 http://www.seagulls.jp/news/2013/09/2_7.html

 パンサーズの現役選手も古庄さんに負けてはいません。
 今シーズン、龍谷大学・大阪教育大学にスコアを許すことなく連勝。
 次は、9月29日(日)16:00からエキスポフラッシュフィー
 ルド(万博記念公園)で神戸大学との戦いです。今年こそ関西リー
 グ・甲子園ボウルを制覇し、ライスボウルでの古庄さん率いるオー
 ビックシーガルズとの直接対決をぜひ見たいですね。

 試合日程はコチラ≫
 http://www.kansai-football.jp/schedule/schedule2013_atm.html

  (立命館CLUB事務局 向山)

▼第35号読者プレゼント▼

 今回は、「立命館オリジナル応援タオル」を3名様にプレゼント
 します。スポーツ観戦時に必携のアイテムです!
 
 表面には大きなRのロゴ入り!上図はタオル裏面のイメージです。
 
 プレゼントをご希望の方は、下記URLより必須事項を明記のう
 え、立命館CLUB事務局までお申し込みください。なお、プレ
 ゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:10/7(月)>

 【パソコンの方はコチラ】
 https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekcs-
 56c4828b83b7298508e5197dc24b61ce

 【携帯電話の方はコチラ】
 https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekbt-
 021bc76cab8b8dee6fb681ad47bb33dc

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記の
  うえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。
 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第34号読プレ当選発表▼

 今回も多数のご応募ありがとうございました。
 第34号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・おみさん    (滋賀県)  ★
 ★・河合 徹也さん   (京都府)  ★
 ★・Y・Iさん   (静岡県)  ★
 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は10月11日(金)です。お楽しみに。
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