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立命館CLUB 【VOL.80】

立命館CLUB【VOL.80】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.80━━━
■□■ 2015.9.11 立命館CLUB-立命館の"今"を届けるメールマガジン-
■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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 立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

 9月1日(火)は、「防災の日」。この日、びわこ・くさつキャンパスがある滋賀県草津
 市で、外国人で構成される消防団が発足、任命式が行われました。立命館大学の大学院
 生や研究員など6名を含む9名で組織された消防団は、団員の語学力を活かし、災害時
 の外国人住民の避難誘導や避難先での生活支援などを担います。同時に、びわこ・くさ
 つキャンパスが「消防団協力事業所」に認定され、地域の防災力向上への貢献が期待さ
 れます。
  
 また、8月30日(日)に行われた「第11回世界女子相撲選手権」において、女子軽量
 級で相撲部の山中未久選手(スポーツ健康科学部4回生)3位、女子重量級で稲葉映
 美選手(スポーツ健康科学部3回生)
3位に入賞。加えて、女子団体戦では、稲葉選
 手が中堅を務めた日本チームが準優勝をおさめました。
 
 山中選手(左)と稲葉選手(右)

 さらに同日、「第30回全国オール学生将棋選手権団体戦」に本学将棋研究会が出場しま
 した。3チームが出場し、Aチームが優勝、Bチームが準優勝、Cチームが5位という成
 績をおさめました。本大会の優勝は、3年ぶり7回目。今後の活躍にも期待です。 
  
 (写真左)優勝したAチーム
 (写真右)準優勝のBチーム

 それでは、今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

 読者プレゼントは「立命館ロゴ入り エコバッグ」です。
 
 応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】福井県との就職支援協定を締結

 8月31日(月)、立命館大学は、福井県と就職支援に関する協定を締結しました。この
 協定により、県と連携して、福井県で就職を希望する学生に対し、県内の企業や各種イ
 ベント情報の提供など、U・Iターン就職支援・促進に向けた取り組みを行うことにな
 ります。なお、本学と都道府県との就職支援に関する協定締結は、徳島県・広島県・高
 知県・香川県・北海道(包括協定)・福島県(包括協定)・長野県・愛媛県・鳥取県・
 岡山県・石川県・山口県に続き13件目です。協定締結式には、西川一誠・福井県知事と
 吉田美喜夫・立命館大学長が出席し、固い握手をかわし、協定書に署名しました。また、
 同日、京都産業大学と福井県の就職支援協定締結も行われました。
  
 (写真左)協定締結式の集合写真
 (写真右)協定書調印の様子


 <西川一誠・福井県知事のメッセージ>
 福井県では6割を超える学生が県外の大学・短大に進学しています。とりわけ京都の
 大学には多くの学生が進学しており、立命館大学と連携協力してUターン就職促進に
 取り組むことで新しい流れができると期待しています。

 <吉田美喜夫・立命館大学長のメッセージ>
 福井県には、全国的・世界的に展開されている企業や日本の伝統を守り発展させてい
 る企業が数多く存在していると認識しています。地方創生の時代に、私どもは、グロ
 ーバルそしてローカルな視点を持ち、地元に貢献できる人材を輩出したいと考えてい
 ます。

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【2】立命館大学×エレコムの産学協同開発でアイドリングストップ機能搭載マウス
  "WINKS"を発売


 立命館大学とエレコム株式会社(本社:大阪市中央区、取締役社長:葉田順治)は、「
 アイドリングストップ機能」搭載BlueLED マウス"M-WK01DB シリーズ"を協同で開発
 しました。本シリーズは、道関隆国・理工学部教授のプロデュースによる産学協同開発
 製品で、マウスを握るだけで自動的に電源がオンになり、手を離すと自動的に電源がオ
 フになる新機能「アイドリングストップ機能」を搭載しています。この機能は、LED の
 発電特性に着目し、発電電力の有無を検出可能な「ノーマリオフ検出回路」を利用する
 ことで、ワイヤレスマウスの電源オン・オフ操作を不要にし、さらに単4形電池2本で
 約2年間電池の取り替えが不要になる省電力設計となっています(エレコム株式会社テ
 スト値)。
 

 詳細はコチラ≫

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【3】「立命館メディア塾」初回講義を開催

 9月2日(水)、立命館東京キャンパスにて、「立命館メディア塾」の初回講義を開催し
 ました。冒頭、「立命館メディア塾」の塾頭を務める川端義明・立命館大学客員教授(
 元NHKキャスター)から、志の高いメディア人育成、一般の方々のメディアリテラシ
 ーの向上など「立命館メディア塾」の開講目的が紹介されました。引き続き、手嶋龍一
 ・立命館大学客員教授(外交ジャーナリスト・作家)が、「ジャーナリストは誰のため
 に」と題して講義を行い、インテリジェンスの巨人の足跡を紹介ののち、現代日本のメ
 ディアの現状と課題を具体的事例に基づき説明、ジャーナリストの覚悟とインテリジェ
 ンスの重要性を受講生一人ひとりに語りかけました。講義には、平日の夕方にもかかわ
 らず社会人・学生ら約60名が出席、手嶋氏の講義に熱心に耳を傾けました。「立命館メ
 ディア塾」は全10回の連続講義ですが、各回個別受講が可能です。各講義の1週間前ま
 で、申し込みを受け付けています。
  
 (写真左)開講の挨拶を述べる川端塾頭
 (写真右)受講生一人ひとりに語りかける手嶋教授


 詳細はコチラ≫
 
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【4】OICで囲碁研究部アジア地域四大学交流戦を開催

 8月21日(金)、大阪いばらきキャンパス(OIC)において、立命館大学囲碁研究部は、
 北京航空航天大学(中国)・明知大学(韓国)・淡江大学(台湾)の学生たちと交流戦
 を開催しました。近年、囲碁研究部は、部員の棋力向上と国際交流を目的として海外大
 学への遠征に力を入れてきました。今回、これまで交流のあった大学に声をかけ、初め
 ての四大学交流戦を開催しました。今回の交流戦では、それぞれの大学との対局で実力
 を試すのみならず、大阪観光や日本棋院関西総本部へ訪問など、対局以外でも交流を深
 めることができました。囲碁を通じて国・地域・文化・言語を超えた交流を図り、部員
 たちにとってモチベーションの向上につながる大変有意義な機会となりました。なお、
 本交流戦の開催に際し、学生たちではまかないきれない経費の一部については寄付が募
 られ、趣旨に賛同する卒業生や教職員から多くの支援が集まり、無事に交流戦を終える
 ことができました。
  
 (写真左)交流戦に参加した四大学の学生たち
 (写真右)対局の様子


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 その他学園ニュースはコチラ≫

 (学園HEADLINE NEWS)
  
 (学園PICK UP)
 
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▼EVENT(公開講座)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる場合
 があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。

※[要事前申込]の場合は、各問い合わせ先にご連絡ください。
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【1】[@福島][無料][申込要・不要は各回異なる]
  福島漢字探検隊 第7回~第9回

 ◇第7回福島漢字探検隊「漢字あそび大会in喜多方」(申込不要)
 [日 時]9月19日(土)12:00~17:00
        9月20日(日)10:00~16:00

 [場 所]喜多方蔵の里・押切川公園体育館(喜多方市押切)
 [入場料]無料

   詳細はコチラ≫

  
 ◇第8回福島漢字探検隊「鶴ヶ城で漢字と出合う」(要事前申込) 
 [日 時]9月21日(月・祝)
      午前の部(10:00~12:00)・午後の部(14:00~16:00) 

 [場 所]会津若松市文化センター(集合・解散)
      鶴ヶ城 ※天守閣内には入りません
 [入場料]無料

   詳細はコチラ≫
  

 ◇第9回福島漢字探検隊「漢字あそび大会in福島」(申込不要)
 [日 時]9月22日(火・休)12:00~17:00
      9月23日(水・祝)10:00~16:00

 [場 所]福島市子どもの夢を育む施設 こむこむ
 [入場料]無料

   詳細はコチラ≫
 

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【2】[@滋賀][無料][要事前申込]
  琵琶湖Σ研究センター第6回シンポジウム
  「びわ湖からの海外発信」


 琵琶湖Σ研究センターは、琵琶湖や世界の淡水域の環境浄化に貢献するべく、研究を進
 めています。第6回となる今回のシンポジウムは「びわ湖からの海外発信」をテーマに、
 企業・行政・大学が一堂に会し、海外と連携したそれぞれの取り組みについて最新の動
 向を発信します。

 [日 時]9月25日(金)14:00~ (13:20受付開始)
 [場 所]立命館大学 びわこ・くさつキャンパス
        ローム記念館3階 レセプションホール
  [入場料]無料
 

 詳細はコチラ≫

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【3】[@滋賀][有料][要事前申込]
  2015年度 立命館大学・草津市・草津市教育委員会共催企画
  立命館びわこ講座 近江を学ぶ、草津を識る


 今年度の「立命館びわこ講座」では、地域の皆様の身近なテーマを取り上げます。
 近江・草津の豊かな文化・財産・歴史について広くとらえることを目指しています。 
 
 [日 時]※以下、全5回の講座となります。
        (1)10月24日(土)10:00~11:30 
       古代近江の渡来人と宗教文化-大仏造立の基層-
       (本郷真紹・立命館大学文学部教授)

        (2)11月 7日(土)10:00~11:30 
       京の文化・近江の文化(中本 大・立命館大学文学部教授)
        (3)11月14日(土)10:00~11:30
       琵琶湖の水・草津の水(市木敦之・立命館大学理工学部教授)
        (4)11月21日(土)10:00~11:30 
       「歴史文化の中心軸近江を語る」新聞記者が触れた魅力
       (上野孝司・京都新聞ホールディングス監査役・元京都新聞社
        滋賀本社代表)

        (5)11月28日(土)10:00~11:30 
       6次産業化と食の地域ブランド 近江・草津ブランドをめざして
       (松原豊彦・立命館大学経済学部教授)

 [場 所]立命館大学 びわこ・くさつキャンパス
        コラーニングハウス1(1階)
 [受講料]草津市在住・在勤・在学の方 2,500円
      上記以外の方 4,000円
      ※全5回分での申し込み・金額となります。
 [備  考]※申込締切:9月30日(水)必着
 

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 その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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【1】[@石川][無料][申込不要]
 カヌー部「平成27年度日本カヌースプリント選手権大会」

 昨年、素晴らしい戦績をあげた選手権です。

 [日 時]9月10日(木)~9月14日(月)
 [場 所]石川県小松市木場潟カヌー競技場
 [入場料]無料

 詳細はコチラ≫

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【2】[@大阪][有料][申込不要]
 男子・女子陸上競技部「天皇賜盃第84回日本学生陸上競技対校選手権大会」

 いよいよインカレが開幕します。
 男子は110mHと三段跳び、女子は5000mと10000mに注目です。

 [日 時]9月11日(金)~9月13日(日)
 [場 所]ヤンマースタジアム長居
 [入場料]1,000円

  詳細はコチラ≫
  
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【3】[@福井・宮城][有料][申込不要]
 ホッケー部男子・女子「高円宮牌2015ホッケー日本リーグ」

 日本リーグも中盤となりました。

 <男子>
 [日 時]①9月12日(土)11:00 LIEBE栃木戦
      ②9月13日(日)13:20 岐阜朝日クラブ戦 
 [場 所]福井県越前町営朝日総合運動場
 [入場料]一般・大学生 1,000円  高校生 500円 

 詳細はコチラ≫
 

  <女子>
 [日 時]①9月26日(土)14:20 山梨学院大学戦
      ②9月27日(日)11:00 駿河台大学戦
 [場 所]宮城県栗原市築館多目的競技場
 [入場料]一般・大学生 1,000円  高校生500円

 詳細はコチラ≫
 
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【4】[@大阪][有料][申込不要]
 サッカー部(男子)「2015年度第93回関西学生サッカーリーグ(後期)」
 大阪学院大学戦


 9/12(土)まで開催の前期リーグに引き続き、後期リーグが開幕します。

 [日 時] 9月17日(木)14:00~ 
 [場 所]J-GREEN堺メインフィールド
 [入場料]一般 1,000円(当日券)/800円(前売券)
      中高生 400円(当日券)/300円(前売券)

 詳細はコチラ≫
 
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【5】[@大阪・京都][有料][申込不要]
 ラグビー部「関西大学Aリーグ2015」

 関西リーグがスタートします!!ラグビー部2015年度のチームスローガンは
 「ATTITUDE Rits Standard 2015」です。

 ◇関西学院大学戦
 [日 時]9月27日(日)14:00~
 [場 所]東大阪市花園ラグビー場
 [入場料]一般1,500円(当日券)/1,300円(前売券)
      高校生500円(当日券)/300円(前売券)

 ◇京都産業大学戦 
 [日 時]10月4日(日)14:00~ 
 [場 所]宝ヶ池球技場
 [入場料]一般1,500円(当日券)/1,300円(前売券)
      高校生 500円(当日券)/300円(前売券)

 詳細はコチラ≫
 
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【6】[@大阪][無料][申込不要]
 京都チーム 櫻嵐洛・京炎そでふれ!おどりっつ出演
 「第16回こいや祭り」


 「関西から、大阪から、新しいものを発信していこう!」
 百人いれば百通りの楽しみ方が出来る、市民参加型の踊りの祭典です。

 [日 時]9月12日(土)~13日(日)10:30~20:00
       ※開催時間は各会場により異なります。詳細はリンク先をご参照ください。
        
 [場 所]
  〈メイン会場〉大阪城公園 太陽の広場(両日)
   〈地域会場〉京橋駅前広場・パレード・やぐら・大阪城天守閣前(両日)
         千里中央セルシー(12日のみ)
         湊町リバープレイス・西梅田スクエア(13日のみ)
 [入場料]無料
 [備  考]開催会場は急遽変更になる可能性があります。予めご了承ください。

 詳細はコチラ≫
 
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▼輝く学生インタビュー▼

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 第56回 輝く学生インタビュー
      初心者がかなえた世界No.1
      ダブルダッチ同好会 dig up treasure
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介してい
 きます。
 
 今回ご紹介するのはダブルダッチ同好会「dig up treasure」です。インタビューに答
 えてくれたのは、チーム「FUNBLE」土生咲月さん(産業社会学部3回生・兵庫県出身)
 ・谷本晴奈さん(産業社会学部3回生・和歌山県出身)糟谷昌宏さん(政策科学部3回
 生・滋賀県出身)
です。3人は、団体、そしてチームの代表として、7月26日(日)フラ
 ンスで行われたダブルダッチの世界大会・30秒スピード部門で見事優勝を果たし、「世
 界一」となりました。今回は、大会の感想を含め、ダブルダッチの魅力や彼らの日々の
 努力についてお話を伺いました。
 
 (写真左から)土生咲月さん・糟谷昌宏さん・谷本晴奈さん

 Q.まず初めに、ダブルダッチとはどのようなものか教えてください。

 糟谷さん:ダブルダッチは、大きく分けて2種類あります。決められた時間内で跳んだ
 回数を競う「スピード」と、音楽にのって跳んだり踊ったり、アクロバットしたりする
 「フュージョン」(彼らの間では「デモンストレーション」、通称「デモ」と呼ぶ)で
 す。「フュージョン」はチーム6人全員、「スピード」は今回みたいにこの3人でやって
 います。
 ※「スピード」=縄を静止させた状態から、「スタート」の合図で回し始め、それを跳
  んだ回数で競う。
 ※「フュージョン」=音楽や拍子に合わせて、ダンスやアクロバットを中心に構成する
  演技。学園祭などの場でよく披露されている。

  
 「フュージョン」は6人全員、「スピード」は3人でおこなう

 Q.大会での審査基準について教えてください。

 糟谷さん:主に、完成度・技術点・表現力・構成などの観点で、ダブルダッチ界で有名
 なプロの方々が審査されます。例えば、完成度はミスの回数、表現力ならダンスの美し
 さなどです。技術は、ダンスしながら縄を跳ぶとき、いかに低く、さりげなく跳ぶか、
 そのような点が重要です。そのためには、縄がはねたりすると足に当たってしまうので、
 回し手の技術も求められます。

 Q.3人の担当ポジションをそれぞれ教えてください。

 土生さん:回す人を「ターナー」、跳ぶ人を「ジャンパー」と呼びます。私は「ターナ
 ー」の前側担当なので、「ジャンパー」と向かい合わせで、全体をリードする役割。全
 力で、とにかく早く回す担当です!

 谷本さん:私は後ろ側なので、あまり力は使わず、調整役と言う感じです。土生が疲れ
 てくると、縄の動きが変わってくるので、そういうときに声をかける役割です。

 糟谷さん:「ジャンパー」をやっています。フュージョンのほうでは、アクロバットや
 「マックス」といって早く跳ぶ技もやります。フュージョンは途中で回し手が代わるの
 で、土生さん・谷本さんがダンスをします。
  
 練習中の3人

 Q.「ターナー」と「ジャンパー」、それぞれ難しいことは何ですか。どのような練習を
  されていますか?


 土生さん:前後双方のターナーが息を合わせて、きれいな円を描きつつ、一定のスピー
 ドで回さなければならないので、ひたすらその練習をします。体力と筋力をつけるため
 に、毎日昼休みは2人でシャドー(ターナー二人だけでひたすら縄を回す練習)をして
 います。両腕・肩・お腹の筋肉、全部使いますね。

 糟谷さん:ジャンパーは、縄の回転が速いので、跳ぶというより短距離レースを走るよ
 うなイメージです。ダブルダッチの縄が顔などにあたると、鞭でうたれたみたいにめち
 ゃくちゃ痛いんです。それが一番大変です。蚯蚓腫れつくりながら頑張っています。

 Q.フュージョンでは回す人が交代していったりしますよね。全員がどちらの役割もでき
  るということですか?

 
 谷本さん: 1回生~3回生の全体練習で、縄を回す練習と跳ぶ練習の両方を、先輩から
 後輩へ指導します。テキストなどはほぼなく、感覚を教えています。全体で基本練習し
 た後、チームで練習しています。

 Q.ダブルダッチとの出会いについて教えてください。

 土生さん:同じ学年にダブルダッチ経験者がいて。私たち二人はその子に誘われて入り
 ました。

 糟谷さん:僕は完全にノリです(笑)。新入生歓迎のパフォーマンスを見ていたら、終
 わったあとに体験で跳べる時間があって、やってみました。そのとき直感的に、「ああ、
 いいな」と思いました。

 Q.3人とも大学でダブルダッチを始めたのですね。それ以前も、スポーツの経験はあっ
  たのですか?


 谷本さん:高校生のときはボランティアクラブで活動していて、スポーツはしていませ
 んでした。中学生のときは、チアリーダーをやっていました。多少ダブルダッチと似て
 いる要素もありますかね。

 土生さん:私はバスケットボールをやっていて、大学ではダンスをやりたいなって思っ
 ていました。ダブルダッチには全然興味はなかったのに、体験に行ってみたら「ダンス
 と縄跳び、両方できる!」と思って、楽しそうなのでやってみることにしました。

 糟谷さん:サッカーをずっとやっていましたが、高校卒業が近づいた頃に、友達とバン
 ドを組んで、ドラムを叩きはじめ、大学では軽音サークル入ろうと思っていたんです。
 でも、軽音だけだと動き足りないので、ダンスもやろうかなと考えていたときに、ちょ
 うどダブルダッチを体験して、やってみようと思いました。今はダブルダッチ中心の生
 活なので、軽音サークルには入っていませんが、たまに休みの日には友達と演奏してい
 ます。

 Q.みなさんが所属されている「dig up treasure」について教えてください。
 
 糟谷さん:ダブルダッチのサークルとしては、関西の大学でもっとも長い歴史がありま
 す。創部15年、現在は33名の部員がいます。私たち3回生は今17名いるので、3チー
 ムに分かれています。一般的なフュージョンの人数が5~6名なので、各学年人数に合わ
 せて調整します。
  
 様々な大会への出場はもちろん、イベントで子どもたちへの指導もしています。練習は、
 授業のある時期は夕方16時半~夜10時半まで、長期休暇中は朝10時から夜18時まで、
 学生会館で行っています。この時間設定は、練習効率と安全性を考えて、昔の先輩方が
 決めてくださったものを今も引き継いでいます。
  
 練習場の様子

 Q.dig up treasureに入ろうと思った決め手は何でしたか?

 糟谷さん:「ダブルダッチは、大学生から始める人が多いので、初心者でも世界大会が
 目指せる」と、先輩に言われて、「面白いやん!」と思いました。

 谷本さん:「大学生で世界目指せるスポーツはダブルダッチやで!」という、先輩の口
 車に乗せられて入りました(笑)。確かに、昔から実績ある団体ですので。

 Q.フランスでの世界大会に出られて、いかがでしたか?

 土生さん:大会直前に、ちょっとアクシデントがあって大変でした。縄の持ち手が、本
 番前にちぎれてしまったんです。いつも使っている布製の縄には持ち手がないのでそう
 いうことは起こらないのですが、そのときは、スピードを出すために、針金が中に入っ
 た持ち手がついている縄を使っていたんです。

 谷本さん:応急処置として、テーピングで縄と持ち手の接続部を固定して、本番に挑み
 ました。私たちが出場したのは、「30秒スピード」といって、30秒間で跳んだ回数を競
 うものなので、持ち手が取れるようなことがあったら、そこでカウントは終了。結果的
 に取れなくてよかったですが、あの時は本当に怖かったです。
  
 普段使っている布製の縄。結び目を持って回すシンプルなもの。

 谷本さん:ほかのメンバーを残してフランスに来ている以上、3人とも「1位取らない
 と日本に帰れない」くらいの気持ちで挑みましたね。無事に帰れてよかったです。

 土生さん:ほかのチームはフュージョンとスピード両方に出ていて、私たちはスピード
 だけに絞っていたので、それが逆にプレッシャーでした。それしか練習しなくていいの
 に、1位取れないと格好悪いなと。それに加えて、縄が壊れるアクシデント。このプレ
 ッシャーに勝てたことが、「本当にすごいな」って、自分で思いました。
 
 フランス大会の会場風景

 Q.大会前後で、変化したことはありますか?

 糟谷さん:世界で1位になって、少し知名度が上がったと思います。これまで全く関わ
 りのなかった随分上の先輩も知ってくれていて、声をかけてくれたりするので嬉しいで
 す。

 土生さん:別の大会でも、「世界一を取ったチーム」として見てもらえるのが嬉しいで
 すね。ただ、私たちターナーより、ジャンパーのほうが注目度合いも認知度も高くて、
 少し不公平感はありますけどね(笑)。

 Q.大会出場にあたり、ほかのメンバーから応援は力になりましたか?
 
 谷本さん:うちのチーム、いつもあんまり応援しないんですよね(笑)。そのほうが、
 良い結果を残せると思っていて。もちろん、心の中で「ガンバレ!」って応援しつつ、
 表面上は普通に過ごしているってことですけどね。

 糟谷さん:昨年も今年も、大会で良い記録が出たときに、残りのメンバー3人は食事に
 行っていたんです。逆に、見に来てくれたときにはミスをしてしまいました。それで、
 「応援にいかないほうが良い結果が出る」みたいなジンクスができました(笑)。

 土生さん:3人のうち一人は女子で、大会に向けた練習でカウントを数えてくれたり、
 客観的に見てアドバイスしてくれたりと、マネージャーみたいに心の支えになってくれ
 ていました。

 糟谷さん:残りの男子2人は、デモンストレーションの構成を考えるのが得意で、そち
 らに集中してもらっています。デモンストレーションの曲は、普通に1曲を使うという
 のではなく、切り貼りしたり効果音を入れたりして編集した曲を使うので、その曲の編
 集もしてもらっています。

 Q.メンバー同士、仲は良いですか?

 谷本さん:3回生になってからは仲が良くなりましたが、昨年までは結構「バチバチ」
 ぶつかっていました。

 糟谷さん:男女が一緒にやるスポーツなので、部活精神を培ってきた男子と、気持ちを
 わかってほしい女子とのズレがあったりして。

 土生さん:男子の言い方がきつすぎて、女子が泣いたりしました(笑)。でも、だんだ
 んお互い歩み寄って、今は仲良くなりました。ほかのチームとも凄く仲が良くて、オフ
 のときも飲みに行ったり、女子会やたこ焼きパーティーをしたり、ダブルダッチのDVD
 を観賞したりして遊んでいます。
 
 FUMBLEのメンバー

 Q.今の一番の目標は何ですか?

 谷本さん:私たち3回生にとって、これからがラストスパートです。あともう1大会、「
 デライト」を残すのみです。この大会は、「ウエスト」・「ジャパン」・「ワールド」
 と勝ち上がっていくものです。「ウエスト」で5位までに入れば「ジャパン」へ、そして
 そこで3位に入れば「ワールド」に行けるので、そこを目指しています!前に、「デライ
 ト」の世界大会に出た「イオセンス」という先輩チームがいて、それ以来私たちのサー
 クルからは誰も出ていないので、それを私たちが打破して、ニューヨークの世界大会に
 行きたいです。

 糟谷さん:9月21日(月)のウエスト(西日本)大会には、おそらく80組くらい出場
 します。全国あわせたら200組はあると思います。厳しい戦いですが、ベストを尽くし
 ます。

 Q.そのための課題について教えてください。

 谷本さん:構成力が結構大事なので、そこを固めます。あとは、「ノーミス」でないと
 勝てないので、ミスしないように。

 土生さん:ダブルダッチのノーミスって本当にすごいことなんです。なんといってもス
 ピードと、崩せないリズムがあるので。

 糟谷さん:縄に引っかかると目に見えてわかるので、普通のダンスに比べてミスが目立
 ちやすく、素早く立て直すのは大変です。「ノーミス」はとても難しいことです。

 Q.みなさんにとって、ダブルダッチの魅力とは何でしょうか?

 谷本さん:喧嘩しながらも皆で頑張ってきて、本番前に一致団結する瞬間や、結果を出
 した後の感動が魅力です。特に3回生になって、「表彰台に上りたい」という気持ちが
 出てきました。それも楽しいです。

 土生さん:これだけ毎日本気で頑張って練習しているので、良い結果が出たら、それが
 認められた感じがして嬉しいです。

 糟谷さん:「どんな人とでも、ダブルダッチでつながれる」ことが魅力です。回す人・
 跳ぶ人がいて、一人ではできないものだからこその「つながり」を感じることができま
 す。競技人口が少ない分、他大学ともつながりやすいです。イベントなどで、「フリー
 ロープ」といって、交差する縄を音楽にあわせて跳んで遊んだり、組み合わせ自由な大
 会に、先輩・後輩や他大学の人たちと組んで出場することもあります。2本の縄さえあ
 れば、つながりができて、その輪が広がっていく。それがダブルダッチのすごく大きな
 魅力の一つです。
 

 「dig up treasure」のホームページはコチラ≫

 (紹介動画)
 

 ~~~~~
 いかがでしたでしょうか。
 これからがラストスパートという彼らに、引退後のことを訊いてみると、「どうしよう
 !」と少々焦てた様子。日々の生活からダブルダッチがなくなることが、想像も出来な
 いというほど、一心にダブルダッチに打ち込み、結果を出してきた彼ら。次はどのよう
 な世界で活躍を見せてくれるでしょうか。そして、そんな彼らに続くであろう、dig up
 treasureの後輩たちの今後の活躍にも期待です。



▼編集後記▼

 立命館大学落語研究会は、今年で創立50周年を迎えました。7月に行われた記念落語会
 には、多くのOBの方々が駆けつけ、ご出演くださいました。今回は、その落語研究会
 OBのお一人、三代目桂小春団治さんをご紹介します。

 立命館大学落語研究会での経験を経て、1977年に三代目桂春団治に入門。新人賞を受
 賞するなど活躍した後、1999年に三代目桂小春団治を襲名します。翌年、英国で行わ
 れる世界最大の芸術祭「エジンバラ・フェスティバル」に、落語家として初めて参加。
 これを期に、欧米諸国など10数カ国で海外公演を開催。落語のNPO法人「国際落語振
 興会」を設立した2006年には、Newsweek誌「世界が尊敬する日本人100」に選ばれま
 した。このような国際的な活躍の傍ら、落語の創作にも積極的に取り組まれ、50以上の
 作品を生み出されているそうです。

 そんな桂小春団治さんと記念落語会で共演した、落語研究会代表の待鳥暢允さん(産業
 社会学部・3回生/高座名:立の家乙鳥)
にお話を伺いました。

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 創立50周年記念落語会では、前座をさせていただいた後に、客席で桂小春団治さんの演
 目を拝見しました。お客様の心を掴む巧みさに圧倒され、「さすがプロの落語家だ」と
 感じました。きっと、多くの新作を作り出すために、毎日の生活の中でも常にアンテナ
 を張りめぐらせていらっしゃるのではないかと思います。それが、すごい落語家さんで
 ある所以なのだと感じました。私たち3回生は学園祭を最後に引退しますが、桂小春団治
 さんをはじめとする素晴らしい先輩方が築いてきてくださった50年の伝統を引き継ぎ、
 後輩たちに伝えていきたいと思います。
 ~~~

 10月24日(土)、大阪のドーンセンター7階ホールにて、「2015年桂小春団治独演会」
 が行われます。毎回古典と新作の2本立てで行われるという独演会。新作「ペット・ス
 トーリー」では、ペットたちを擬人化することにより、その本音を辛辣に描きます。古
 典「花筏」では、相撲を題材にしたストーリー性ある噺を披露されるとのこと。是非と
 も足をお運びください。

 詳細はコチラ≫

(立命館CLUB事務局 井坂)

▼第80号読者プレゼント▼

 今回は、「立命館ロゴ入り エコバッグ」を5名様にプレゼントします。
 是非ご応募ください。
 
 
 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:9/21(月)>

 【パソコンの方はコチラ】
 

 【携帯電話の方はコチラ】
 
 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記の
  うえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第79号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 第79号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

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 ★・フジハルルさん(兵庫県) ★
 ★・M.Wさん(愛媛県)    ★
 ★・たーちんさん(大阪府)  ★
 ★・伊藤裕之さん(三重県)  ★
 ★・奥田稔さん(広島県)   ★
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 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は9月25日(金)です。お楽しみに。
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