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最新号・バックナンバー

立命館CLUB 【VOL.208】

立命館CLUB【VOL.208】


立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。


6月21日(月)、新型コロナウイルスの感染状況および国・自治体の要請レベルを踏まえてBCP(新型コロナウイルス感染症に対する立命館大学の行動指針)レベルを2に引き下げ、対面授業も再開しました。「なかなか会えなかった友人に会うことができ、うれしいと同時にほっとした」(法学部3回生)、「大学に来れて非常にうれしい」(言語教育情報研究科修士課程2回生)などといった声が聞かれ、仲間とのキャンパスでの再会を喜ぶ学生の姿が見られました。
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各キャンパスでは、様々な理由で入学式に出席できなかった1・2回生に向けて、大学・校友会から、あらためて歓迎の気持ちや大学生活を通じて成長していってほしいという願いを込めて、苗木(パキラ)などをプレゼントしました。
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また、課外自主活動を検討する学生に向けては、クラブ・サークル団体と対面で交流することができるブース企画や団体によるパフォーマンスも披露され、キャンパスには学生の生き生きとした笑顔が溢れました。
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なお、安全・安心なキャンパスライフのために各入口で検温を行なうなど、感染防止対策を引き続き実施しています。
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今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

読者プレゼントは、「立命館オリジナル スリムサーモステンレスボトル(黒)」です。

応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】千葉雅也・先端総合学術研究科教授と高瀬隼子さん(文学部2011年卒)が「第165回芥川龍之介賞」候補に

6月11日(金)、日本文学振興会から「第165回芥川龍之介賞(以下、芥川賞)」の候補作が発表され、千葉雅也・立命館大学大学院先端総合学術研究科教授の『オーバーヒート』(新潮2021年6月号)、高瀬隼子さん(文学部2011年卒)の『水たまりで息をする』(すばる2021年3月号)が選ばれました。ノミネートされた5名のうち2名が本学関係者という、嬉しいニュースが届きました。
今回の審査対象は、2020年12月~2021年5月までに発表された純文学の中・短編作品で、受賞作の発表は7月14日(水)です。

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【2】総合科学技術研究機構・土山明教授が日本地球惑星科学連合フェローに選出
        ※土山の土の正式表記は右上に`

総合科学技術研究機構・土山明教授が、日本地球惑星科学連合(以下、JpGU)の2021年度日本地球惑星科学連合フェロー(以下、JpGUフェロー)に選出されました。
JpGUは、日本国内での地球惑星科学分野およびその関連分野に関わる個人・団体・賛助会員から構成される学術団体です。JpGUフェローは、会員の中でも地球惑星科学において顕著な功績を挙げられた方に授与されている称号です。
土山教授は、太陽系始原物質の隕石や宇宙塵を室内で再現する実験を行なうとともに、非破壊三次元構造観察に関する新たな手法(放射光X線CT法)を「スターダスト」探査機や「はやぶさ」探査機が持ち帰ったサンプルの分析に適用しました。太陽系物質の鉱物学・岩石学・組織学における先導的かつ革新的貢献をしたことが評価され、今回の選出にいたりました。

<土山教授のコメント>
2021年6月の後半からは「はやぶさ2」探査機が持ち帰ったサンプルの初期分析が始まります。これまでの放射光X線CT法をさらに発展させて、この初期分析に携わりたいと思います。また、隕石や宇宙塵などの非破壊三次元構造観察とその再現実験をさらに進め、鉱物・氷・有機物といった物質が初期太陽系において、どのように生成され進化したのか、研究を行ないたいと思っています。
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【3】ワクチン職域接種の実施方針を決定

6月9日(水)、職域での新型コロナウイルスワクチン接種開始という政府の方針を受けて、学校法人立命館は学園全体でワクチン職域接種の実施に取り組むことを決定しました。
新型コロナウイルス感染拡大防止にかかる社会的要請に応え、地域自治体におけるワクチン接種の負担軽減などに貢献するとともに、本学園の学生・生徒・児童、教職員、学園関係者の健康と安全・安心を守り、授業と学校生活を安心して送れるようにするため、積極的にワクチン職域接種に取り組みます。
立命館大学では、7月上旬<7月5日(月)開始予定>からワクチン接種を開始する予定です。詳細については、大学ホームページなどで随時お知らせいたします。

詳細はコチラ≫

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【4】日本語学習スマホアプリ「TOBIRA サバイバル編」の完結版を無料配信

APUの言語教育センター(CLE)教員監修による日本語学習スマホアプリ「TOBIRA サバイバル編」の完結版を5月28日(金)から無料配信しています。
APUでは、2020年4月まで英語基準の入学予定者に教科書『日本語5つのとびら サバイバル編』(凡人社、2014年1月)を配布していました。この内容をもとに2020年7月にアプリの配信を開始し、このたび完結版をリリースしました。初めて日本語を学ぶ方を対象に「ひらがなやカタカナの書き方や読み方」「時間の表現や金額の数え方」など、日常生活ですぐに使える内容が収録されています。
「練習を通じてたくさんの日本語の文字を覚えることができました」「時間やお金に関する表現の学習やよく間違えてしまうカタカナの暗記にアプリが役に立ちました」など感想が寄せられています。

詳細はコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

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【1】[@京都/オンライン][無料][要事前申込]
第5回加藤周一記念講演会 「加藤周一を引き継ぐために ― 加藤周一と建築」

日本を代表する建築家の隈研吾氏が「加藤周一を引き継ぐために ― 加藤周一と建築」をテーマに講演会を実施します。

[日 時]7月10日(土)13:30~16:00
[場 所]衣笠キャンパスIG 101(以学館1号ホール)
[受講料]無料
[定 員]200名(会場での対面)/800名(Zoom)※どちらも先着順です。お早めにお申込みください。
[開催方法]会場での対面参加もしくはオンライン(Zoom)参加
※新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、対面開催を中止し、全面オンラインに変更する場合があります。

<申込締切:7月8日(木) 17:00>

詳細はコチラ≫
お申込はコチラ≫
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【2】[オンライン][無料][要事前申込]
土曜講座 7月度「ゲームに何ができるのか」

[日時・テーマ・講師]
7月3日(土)13:00~14:30
「社会を考えるためのゲーム」
講師:井上明人(立命館大学映像学部講師)

7月10日(土)13:00~14:30
「アナグラのうた、再考」
講師:飯田和敏(立命館大学映像学部教授)

[受講料]無料
[定 員]400名 ※先着順です。お早めにお申込みください。
[開催方法]オンライン(Zoom)

詳細はコチラ≫

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その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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【1】[@京都][無料][申込不要]
立命館大学写真部 展覧会『涼風展』


[日 時]7月13日(火)~7月18日(日) 平日13:00~18:00 土・日10:00~18:00
※最終日の7月18日(日)は17:00まで
[場 所]ギャリエヤマシタ2号館(京都市中京区寺町三条上ル天性寺前町534-2)
[入場料]無料
[その他]新型コロナウイルス感染症対策へのご協力をお願いします。入場制限などを行なう場合もあります。
※新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、中止・延期となる場合があります。公式サイトをご確認ください。

立命館大学写真部の公式サイトはコチラ≫
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撮影者:石黒聡(理工学部3回生)
撮影場所:哲学の道

▼輝く学生インタビュー▼

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   第177回 輝く学生インタビュー
           「生音に包まれる」醍醐味を届けたい
                                                 立命館大学交響楽団
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、立命館大学交響楽団の井筒彩水さん(法学部3回生・京都府出身)です。これまでの取り組みについてお話を伺いました。
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Q.立命館大学交響楽団について教えてください。

1955年創団、現在約150名の学生が所属しています。基本的には、練習は衣笠キャンパスです。意外に思われるかもしれませんが、大学から楽器を始める初心者も3割程度います。例年は、春と冬の定期演奏会や大阪いばらきキャンパス(OIC)でのサマーコンサートなどを実施しています。
「地域に根差した学生オーケストラ」という理念のもと、小学校・老人ホーム・企業などからの依頼に応じて、ミニコンサート・演奏体験会なども行なっています。2019年12月には、京都水族館から依頼を受けて、イルカショーでの演奏もしました。観客の方々が喜んでくださったことはもちろん、「イルカたちが私たちの音にあわせてジャンプしている!」と、とても新鮮で楽しかったです(笑)。
また、「国内最高水準の学生オーケストラ」を目指して、日々練習に取り組んでいます。スイス・ビール市立歌劇場の専属指揮者やドイツ・レーゲンスブルク歌劇場の音楽総監督を歴任されるなど、世界的にご活躍の阪哲朗先生を2006年からオーケストラ・アドバイザーに迎え、直接ご指導いただいています。譜面からはなかなか読み取れない「曲のイメージ」をわかりやすく説明くださり、そのうえで音の表現に対するアドバイスをくださるので、自然と団員の演奏が1つにまとまっていきます。阪先生のもとで多くのことを学びながら着実に成長していると実感しています。

Q.現在は、どのような取り組みを行なっていますか。
昨年の9月から活動を再開しました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、練習時には人数制限を設けたり、一人ひとりの間隔を空けて密にならないようにしています。また、弦楽器や打楽器などを演奏する学生は、飛沫防止のためにマスクを着用することはもちろん、管楽器の学生は、フェイスシールドを着用しながら演奏できるように「楽器シールド」を使用しています。フェイスシールドに穴が開いていて、そこに楽器を通して演奏することができるようになっています。
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今年の新入生歓迎活動では「立命館大学交響楽団の魅力や雰囲気を多くの方々に伝えたい」と考え、Twitterを通じて演奏する様子を写真や動画で紹介したり、練習風景やミニコンサートをZoomで生配信しました。緊急事態宣言の発令などもあり、残念ながら対面での練習会や交流会はできませんでしたが、「この状況ですぐに準備してできることは何か」常に考えながら臨機応変に対応してきました。今回初めて行なったミニコンサートの生配信には、約20名の新入生が参加してくれました。「このような状況で入団してくれるのか」不安でしたが、例年と変わらない約40名の新入生が入団してくれて、本当にホッとしました。

Q.立命館大学交響楽団に入団したきっかけを教えてください。
中学1年生から高校3年生まで吹奏楽部でクラリネットをしていたこともあり、「クラリネットを続けながらも新しいことに挑戦したい」と思い、立命館大学交響楽団に入団しました。
オーケストラと吹奏楽の大きな違いは楽器の編成です。吹奏楽は主に「クラリネット」「トランペット」「フルート」といった管楽器がメインですが、オーケストラは管楽器に加えて、弦楽器・打楽器と様々な楽器から構成されています。
吹奏楽では同じ旋律を6~10名程度で担当しますが、オーケストラ内での管楽器は基本的に一人ひとつの旋律を担当するといった違いもあります。入団前は「楽器編成が異なる」というイメージしかなかったのですが、練習し始めてこの違いに気づき、とても驚きました。自分に与えられたパートに対する責任感を感じ、演奏者として成長する機会になりました。

Q.団長になられた経緯を教えてください。

立命館大学交響楽団では、1回生の11月に3回生時の役職を決め、前任者からの引き継ぎを始めます。演奏会の準備のためには1年以上前から、音楽ホールの予約や外部のソリスト(独奏者)の方への出演依頼などを行なう必要があるためです。
私は、今年の4月から本格的に団長として活動しています。実は高校時代も吹奏楽部で部長をしていました。高校3年生で部長になるまでは「リーダーとして団体をまとめる」といった経験もなく、どうすればいいのかわからず、悩むこともありました。「色々なことを一人で抱え込み過ぎていた」といった後悔もあり、「あの時の反省を活かして、もう一度挑戦したい」と、立命館大学交響楽団の団長に立候補しました。
団長としては、「情報共有をしっかりする」「調整事項があれば、団員と一緒に話しあって考える」「大学に申請する書類作成は分担して作業する」など、「周囲と協力しながら取り組むこと」を意識しています。「状況に応じて、うまく人に頼りながら物事を進めていく」、このことは団長になって一番成長した点ではないかと思います。

Q.「立命館大学交響楽団 第125回定期演奏会」について教えてください。
5月29日(土)、オンライン配信にて無観客で開催しました。昨年の春の定期演奏会は中止となったため、2年ぶりの春の定期演奏会でした。緊急事態宣言の発令や大学との話し合いをふまえて、直前まで検討を重ねた結果、「無観客でオンライン配信」という開催形態を決断しました。「演奏会の詳細を早く広報したい」という思いもありましたが、「しっかりと検討を重ねて判断する」「開催形態については、曖昧な情報を発信せず、確定してから案内する」ということを徹底し、楽しみにしている方々が混乱しないように心がけました。演奏会に向けては、各楽器隊から数名だけ出席して少人数の編成で練習したり、打ち合わせはZoomで行なうなど、工夫しながら準備を進めました。
今回は、「O.ニコライ:『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲」「J.ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56」「L.V.ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92」を演奏しました。『のだめカンタービレ』で使用された「L.V.ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92」は、親しみのある曲として、観客の皆さんと団員が一緒になって楽しむことができると思い、メイン曲に選びました。
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Q.演奏会はいかがでしたでしょうか?
当日は約650名もの方々が視聴くださいました。海外にお住まいの方々も見てくださったようです。初めての試みでしたが、当日の運営や演奏は問題なく行なうことができ、本当にホッとしました。「演奏が良かった」「これからも応援しています」といった声を多くの方々からいただき、実施して本当によかったと改めて思いました。
今回の公演を振り返ってみると改善点もありました。演奏会では、約15~20分の休憩時間があります。今回は協賛いただいている企業の広告をオンライン上で流しましたが、それに加えて「団長と指揮者のトークセッション」など、視聴者がより私たちを身近に感じてもらえるような工夫をできれば、より一層魅力的な演奏会になると思いました。
演奏会の醍醐味は、「生音に包まれること」です。この感覚は何度味わっても鳥肌が立ちます。オンライン配信では仕方ないことではありましたが、視聴者の方々にこの体験をお届けできないことは非常に残念でした。
海外含め様々な場所から多くの方々に演奏会を楽しんでいただけたので、今後もオンラインでの配信は続けたいと考えています。今回の経験をふまえて、メリット・デメリット・改善点を整理して、次回以降の演奏会に繋げていきたいと思います。
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Q.立命館大学交響楽団の魅力について教えてください。
学生団体だからこその「仲の良さ」だと思います。音の強弱や表現の仕方などに対する「一人ひとりの解釈」をぶつけ合いながら、より良いものを作り上げていくことができます。演奏面はもちろん、勉強や就職活動などで悩んでいる時も気軽に相談することができます。様々な学部の学生が150名も所属しているので、「この話はあの人に聞いてみよう」と相談相手には困りません(笑)。

Q.クラリネットの演奏において、上達するために意識していることはありますか?
音楽以外の多くのことにも通じることだと思いますが、基礎を大切にすることです。クラリネットであれば、指の動きを的確に動かせるように練習したり、音程をしっかりと取りながらロングトーンで吹く練習など、「思い通りにクラリネットを操れるようになるために」日々練習します。この積み重ねがあるからこそ、本番でのクオリティの高い演奏が実現します。舞台で演奏することの楽しさはもちろん、観客の方々からの拍手や「良かったよ」といった声をいただくと「また次に向けても練習を頑張ろう」というモチベーションになりますね。

Q.今後の取り組みについて教えてください。

9月5日(日)に滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールでオペラ公演を実施します。オペラ公演はこれまで2回実施しましたが、立命館大学交響楽団が主催となって開催するのは今回が初めてです。曲目はグリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」です。絵本で読まれた方も多いのではないでしょうか。「“オペラは初めて”という方々」や「幅広い年代の方々」にも楽しんでいただきたいと思い、選びました。また、「本場の臨場感や雰囲気を味わってもらいたい」と、プロのオペラ歌手に依頼して、ドイツ語で歌っていただきます。学生の交響楽団がオペラを主催することは珍しいそうです。当日は日本語字幕をモニターで流しますので、ご安心ください(笑)。
オペラ公演に取り組むことは、「国内最高水準の学生オーケストラ」を目指す私たちにとって絶好の成長の機会でもあり、大きな一歩でもあると考えています。新型コロナウイルスの感染状況をみながら開催形態を調整していくことになりますが、是非多くの方々に楽しんでいただければと思います。
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昨年12月の冬の定期演奏会で演奏した「ドヴォルザーク:交響曲第7番 ニ短調 Op.70」が一番のお気に入りだそうです。「低音の重厚な響きを感じることができ、とてもかっこいい曲。演奏していて本当に楽しかった」と、当時のことを懐かしく思い出しながら語ってくれた井筒さん。自然と笑みがこぼれていました。
もともとは2019年に実施予定だったオペラ公演。しかし、2019年は大阪府北部地震の影響で予定していたホールが使用できず中止、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催できませんでした。2年越しの想いが詰まったオペラ公演。このような状況が一刻も早く落ち着き、生音で思い存分楽しめる日が待ち遠しいです。


立命館大学交響楽団のホームページはコチラ≫

▼編集後記▼

今回は、元プロ野球選手・葛城育郎さん(産業社会学部2000年卒・大分県出身)をご紹介します。大学卒業後は、オリックス・ブルーウェーブや阪神タイガースで活躍、2011年に現役を引退されました。今春からは、報徳学園高等学校の硬式野球部コーチに就任されました。

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大学時代の後輩、大角健二さん(経営学部2004年卒・兵庫県出身)が報徳学園高等学校で監督をしていることもあり、以前から「一緒に何かできれば」と思っていました。プロ野球を引退した選手が大学生や高校生を指導する際には、事前に研修を受けなければなりません。今年2月に研修も終えることができ、この4月にコーチに就任しました。現在、鶏料理店を経営していることもあり、土・日を中心に指導しています。

自分が選手の頃とは違い、YouTubeなどで簡単にプロ野球選手のプレーや様々な指導方法の動画を見ることができ、情報があふれています。たしかに一流選手のプレーを参考にすることも必要ですが、「自分と何が違うのか」そのギャップをしっかりと理解したうえで、そこを埋めていかなければなりません。理想と現実の間を埋めることの重要性を理解して指導している方は、まだまだ少ないのではないでしょうか。例えば、バッティングフォームの動画を撮影して、自分がどのような動きをしているのか、しっかりと自分の目で確認します。そして、理想の動きと何が違うのか、一緒にチェックして指導します。「一流選手と自分」「イメージした動きと実際の動き」、この間にあるギャップを埋めるためにどうすればいいのか、これまでの経験もふまえて指導することを心がけています。

大学時代は、「自分たちで考えて取り組むことの大切さ」を学びました。「チームとして強くなるためには何が必要か」徹底的に考えて練習した結果、主将として臨んだ4回生のリーグ戦では春・秋と連覇することができました。
卒業後、オリックス・ブルーウェーブに入団しました。イチロー選手・田口選手・谷選手といった当時日本トップレベルの外野陣と一緒に練習するという貴重な経験をすることができました。圧倒的なレベルの差に「場違いなところにきてしまった」と思ったこともありました。そのなかでも「まずは焦らず、自分自身で考えて練習に取り組むこと」を大学時代同様に意識することで、選手として成長することができたと思います。
また、お世話になった仰木監督はとても厳しい方でしたが、「三振してもいいから、思いきり行ってこい」と、声をかけていただいたことで、気持ちがふっと楽になったこともありました。「どんな言葉をかけるかで選手は変わる」と、「トップの方の言葉の重み」を身に染みて感じました。この経験は、「選手と向き合って、状況に応じてしっかりとフォローする」という、自分がコーチとして大切にしていることにも繋がっています。

現在は、甲子園のある西宮市内で鶏料理店を経営しています。ヒーローインタビューで「ウォー」と雄叫びを上げていたことから、「酒美鶏(さけびどり) 葛城」という名前にしました。阪神タイガースで長年過ごしたこともあり、思い入れのあるこの土地に恩返ししたいという気持ちで経営しています。「ここで働いて良かった」と、従業員の方々に思ってもらえるように、野球で学んだ「相手に寄り添った声かけ」を意識しています。
今後はコーチとして、甲子園に出場して勝ち進んでいくチーム作りに貢献したいと考えています。まだ40代半ば、「指導者としてもお店の経営者としても生涯現役」を目指して、現場に立ち続けたいと思っています。人生これから、突っ走っていきます。

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「ビジターとしてではなく、ホームとしてプレーする甲子園は景色が全く違う。満員のファンのなかでプレーすると、本当に力をもらえた」とおっしゃっていた葛城さん。コーチとして甲子園に出場された際には、「指導者としてみえた甲子園の景色」を是非伺ってみたいと思いました。
6月22日(火)、「第103回全国高校野球選手権兵庫大会」の抽選が行なわれました。報徳学園高等学校は、7月14日(水)に仁川学院高等学校と姫路商業高等学校の勝者と対戦する予定です。立命館大学卒業の監督・コーチが率いる報徳学園高等学校硬式野球部、皆様の応援よろしくお願いします。

(立命館CLUB事務局

▼第208号読者プレゼント▼

今回は、「立命館オリジナル スリムサーモステンレスボトル(黒)」3名様にプレゼントします。
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プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:7/5(月)>

【パソコンの方はコチラ】

【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第207号読プレ当選発表▼

多数のご応募ありがとうございました。207号の読者プレゼント(フェイスタオル2枚セット)の当選者発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・N.Sさん(福岡県)・ハセキヌさん(北海道)・たかままさん(愛知県)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は7月9日(金)です。お楽しみに。
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