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立命館CLUB 【VOL.105】
2016年10月28日
立命館CLUB【VOL.105】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.105━━━■□■ 2016.10.28 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。
スポーツの秋がやってきました。10月30日(日)には、宮城県仙台市にて、大学女子
駅伝の日本一決定戦「杜の都駅伝(全日本大学女子駅伝対抗選手権大会)」が開催
されます。昨年は、史上初の5連覇10回目の優勝を果たしました。また、史上初となる
全区間での区間賞獲得、優勝タイムは大会新記録と、記録づくしの大会となりました。
今年、さらなる記録更新を目指す彼女たちに、熱いご声援をよろしくお願いします。
なお、この模様は、全国にも中継される予定です。
<TV放送予定>
10月30日(日)12:00~14:35 日本テレビ系列全国生中継
大会公式ホームページ≫
それでは、今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。
読者プレゼントは、「立命館オリジナルの竹製しおり(桔梗・コスモス)」です。
応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。
▼学園ニュース▼
──────────────────────────────────――――【1】中川小十郎生誕150周年記念講演会「立命館創立者・中川小十郎の思いを
つなぐ」を開催
10月22日(土)、立命館朱雀キャンパスにて、立命館創立者の中川小十郎生誕150周年
記念した講演会を開催、約300名の方々が参加しました。講演会で、彬子女王殿下
(心游舎 総裁/立命館大学衣笠総合研究機構客員研究員)は、立命館でのご経験を
通じて感じた思いを語られ、日本文化を体験する大切さ、伝統をつないでいく必要
性を訴えられました。続いて行われたパネルディスカッションでは、立命館大学文
学部の山崎有恒教授がモデレータを務め、彬子女王殿下、京都大学文書館・西山伸
教授、東海大学札幌教養教育センター・池田裕子准教授が「中川小十郎の『思い』を
つなぐ」をテーマに、激動の時代を生きた中川小十郎の人生や考え方を振り返り
ました。
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【2】科学研究費補助金(科研費)で4年連続の採択金額「私立大学3位」、採択件数
「私立大学4位」を獲得
10月13日(木)、文部科学省が発表した「平成28年度科学研究費補助金(科研費)の
配分」において、立命館大学は、採択金額ランキングで慶應義塾大学、早稲田大学に
次ぐ私立大学3位(西日本私立大学1位)、採択件数ランキングでは私立大学4位(西
日本私立大学1位)となりました。採択金額は11億6,207万円、採択件数は527件で
立命館大学過去最高の採択件数です。2005年からの11年間で立命館大学の採択金額は
約2.3倍、採択件数は約2.5倍に伸びています。今年度は採択件数の若手比率(39歳
以下の研究者が採択となった件数の割合)が30.4%と、若手研究者の採択が目立って
います。
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【3】理工学部・玄相昊准教授が世界初の油圧ハイブリッドロボットを開発
理工学部ロボティクス学科の玄相昊(ゲン ソウコウ)准教授は、従来の2つの油圧
回路の特徴をうまく組み合わせた、新たな駆動装置(油圧ハイブリッドサーボブー
スター)を発明、その駆動装置を搭載した油圧ハイブリッドロボットアームを世界で
初めて開発しました。このロボットは、細身で軽量なボディと最低限の圧力で高速に
動きつつ、スピードを落として手先を超精密に動かすことができるなど、高速性と
精密性を兼ね備えています。また、必要に応じて小型ポンプで圧力を足し合わせること
で(増圧作用)重量物を持ち上げ、大きな力を発揮することも可能です。さらに関節を
柔らかくしてソフトに物体を操り、突発的な衝撃を受け流すこともできます。本技術に
より、屋外の過酷な環境における人間の作業を代行・支援する、安価で高性能なロボ
ットの実現が期待されます。
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【4】相撲部 稲葉映美さん「第21回全日本女子相撲選手権大会」重量級優勝
10月16日(日)、大阪府堺市大浜公園相撲場にて、「第21回全日本女子相撲選手権
大会」が開催され、相撲部女子の稲葉映美さん(スポーツ健康科学部4回生)が重量
級で優勝しました。相撲の世界大会に日本代表として出場した経験を持つ稲葉さんが
引退前の最後の試合で優勝し、有終の美を飾りました。また、加古若菜さん(法学部
4回生)も同階級で3位入賞を果たしました。
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【5】ジュニアスポーツフェスティバル KUSATSU 2016開催
10月14日(金)、びわこ・くさつキャンパス(BKC)クインススタジアムにて、
ジュニアスポーツフェスティバル KUSATSU 2016が開催されました。「スポーツを
通して、全ての子どもに感動を」をコンセプトに、今年で6回目を迎える企画(主催:
草津市教育委員会、共催:立命館大学)です。草津市内全6年生児童約1,300名が集い、
学級対抗種目として「長縄8の字跳び」、選手種目として「4×100m代表リレー」が
行われました。また、大学スポーツを体験する「チャレンジわくわくタイム」では、
立命館大学の学生が指導スタッフとして参加し、アメリカンフットボール部のタッ
クル・キャッチボール、バトントワリング部のバトントワリングなどを体験しました。
大学生も自分たちが競技するスポーツの技術や楽しさを伝えるのみならず、小学生に
教えることを通じて多くのことを学びました。今後もスポーツを通じた地域交流に積極
的に取り組みます。
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その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座)▼
掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる場合があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。
※[要事前申込]の場合は、各問い合わせ先にご連絡ください。
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【1】[@京都][無料][要事前申込]
白川静先生没後十年企画 「第1回漢字教育公開研究会」
今回は、「『漢字教育』の可能性を探る~白川文字学をもとにした漢字学習法の
試み~」を研究テーマとして実施します。
[日 時]11月19日(土)9:40~15:00(予定)
[場 所]立命館中学校・高等学校(京都府長岡京市調子一丁目1-1)
[入場料]無料
詳細はコチラ≫
※申し込みフォーム≫
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【2】[@京都][無料][申込不要]
「『感じる』ことと『考える』こと~加藤周一・戦争・知識人~」
平井嘉一郎記念図書館の開館行事のひとつとして、樋口陽一・東京大学名誉教授を
迎え講演会を行います。
[日 時]11月19日(土)16:30~18:30
[場 所]衣笠キャンパス 以学館1号ホール
[入場料]無料
詳細はコチラ≫
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その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼
──────────────────────────────────────【1】[@大阪][有料][申込不要]
アメリカンフットボール部 「関西学生アメリカンフットボールリーグ」関西大学戦
[日 時]11月5日(土)13:00~
[場 所]ヤンマースタジアム長居(大阪市東住吉区長居公園1-1)
[入場料]一般・大学生1,200円、高校生以下無料(要生徒手帳)
詳細はコチラ≫
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【2】[@兵庫・大阪][無料・有料][申込不要]
サッカー部(男子)「2016年度 第94回 関西学生サッカーリーグ(後期)」
◆阪南大学戦
[日 時]11月6日(日)14:00~
[場 所]三木総合防災公園陸上競技場(兵庫県三木市志染町三津田1708)
[入場料]無料
◆大阪体育大学戦
[日 時]11月13日(日)11:30~
[場 所]ヤンマースタジアム長居(大阪市東住吉区長居公園1-1)
[入場料]大人1,000円、中高生400円、小学生以下無料
詳細はコチラ≫
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【3】[@奈良][有料][申込不要]
ラグビー部 「2016ムロオ関西大学ラグビーAリーグ」天理大学戦
[日 時]11月13日(日)14:00~
[場 所] 天理親里競技場(奈良県天理市杣之内町187-1)
[入場料]一般1,500円、高校生500円、中学生以下無料(要学生証)
詳細はコチラ≫
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【4】[@大阪][無料][申込不要]
関西あおぞらプロジェクト 「アジアフェスティバル~アジアの魔法にかけられて~」
食べる!聴く!体験する!さまざまな角度からアジアの良さを知ってもらうイベント
です。飲食・フリマーマーケット・ステージ・写真展など、さまざまな出店があり
ます。
[日 時]11月12日(土)10:00~16:00
[場 所]山田池公園 芝生広場(大阪府枚方市山田池公園1-1)
[入場料]無料
詳細はコチラ≫
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その他のイベントはコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第77回 輝く学生インタビュー
カラフルな旗がトレードマーク
カラーガードサークルLUSTER
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介して
いきます。今回ご紹介するのは、カラーガードサークルLUSTER(ラスター)の清水
理沙さん(生命科学部3回生・新潟県出身)・宮西拓也さん(生命科学部3回生・
愛知県出身)・片山愛梨さん(生命科学部3回生・広島県出身)です。カラーガードの
魅力やショーに対する思いについて伺いました。
左:片山愛梨さん・中:清水理沙さん・右:宮西拓也さん
Q.カラーガードサークルLUSTER(以下、LUSTER)のメンバー構成について
教えてください。
清水さん:3回生・8名、2回生・6名、1回生・18名の32名で活動しています。
男女比は、半々くらいだと思います。2005年に設立して、今年で11年目になります。
高校生の頃にカラーガードをしていた先輩ふたりが、大学でもカラーガードを続け
たいと思い「自分たちでカラーガードサークル作ろう」と呼びかけ、活動が始まった
と聞いたことがあります。
Q.「カラーガード」とはどうのようなものです?
清水さん:国旗(カラー)を護衛(ガード)するための兵隊から発祥したと言われて
います。マーチングバンドと一緒に華やかな旗を振り、パレードをしている様子を
見られたことはないでしょうか。その旗を振っているのが「カラーガード」です。
マーチングバンドと一緒に活動することが多いのですが、カラーガードだけの全国大会
も行われています。
Q.LUSTERの活動内容を教えてください。
清水さん:水曜・木曜・日曜と週3回練習をしています。水曜・木曜日は18時~21時
頃まで、日曜日は10時~20時までの練習時間を確保しています。夏休み中は1日中
練習することが多く、よく体育会系のサークルみたいだと言われています。基礎的な
動きは、先輩から代々受け継がれてきたメニューを使っています。また、体幹トレー
ニング(ボディーワーク)に加え、正しい姿勢・つま先の伸ばし方・足さばきなどの
練習メニューも取り入れています。
片山さん:ショーとしては、新歓祭典や学園祭のステージ出演、自主企画のショーを
びわこ・くさつキャンパス(以下、BKC)にあるエポックホールで開催しています。
また、地域のお祭りに参加することもあります。カラーガードは、フラッグ(旗)
などの手具を使っているため、広い場所が必要だと思われがちです。
しかし、私たちは学内のステージをメインに活動していますので、天井の高さが
一定あればステージが小さくても、編成を変えたショーを行うことができます。
エポックショーでのリハーサル風景
Q.LUSTERに入部したきっかけを教えてください。
清水さん:ほとんどのメンバーがショーを見て興味を持つと思います。しかし私は、
新入生歓迎のビラ配りを終えた先輩がフラッグを持ち帰っている姿を見て、「あれは
何だ!?」と興味がわき、見学に行きました。一人では不安だったので、片山さんを
誘って見学に行くと、その年最初の見学者だったようで、先輩方が3曲ほど踊ってくれ
ました。ステージよりも間近で見ることができ、すごい迫力に感動するとともに、先輩
方も気さくで雰囲気がすごく楽しいと感じました。小学校の頃は水泳、中学校では
卓球と水泳、高校ではソフトテニスと、何らかスポーツを経験していたのですが、大学
では違うことに挑戦したいと考えていました。そのなかで、カラーガード自体、大学で
しかできないことだと思い入部を決めました。
片山さん:私は、子どもの頃からクラッシックバレエをやっていて、立命館大学にも
モダンジャズバレエ部があるのを知り、入部しようと思っていたました。
しかし、清水さんから「カラーガードサークルを見学しに行こう」と言われ、行って
みるとフラッグやライフルなどを振りながら踊る先輩たちに衝撃を受けました。バレエ
では道具を持って踊ることはなく、フラッグを華麗に持って踊っている姿に感動し、
モダンジャズバレエを見学することもないままLUSTERに入部を決めました。
宮西さん:小学生の頃は、野球とバスケットボールをしていましたが運動は苦手な方
でした。中学生の頃は部活に入らず、高校ではディベート部という文化系で活動して
いました。大学入学後は、大学でしかできないことをしようと考え、珍しいサークルを
片っ端から探していました。様々な団体に見学へ行きましたが、何かが違う気がして
悩んでいるときに、サークル紹介の冊子に「カラーガードサークルLUSTER」が載って
いるのを見つけました。まず、カラーガードをYouTubeで調べ、当時の会長に問い
合わせると「新歓祭典のショーをやっているので、一度見にきてね」とお返事をいた
だきました。見学へ行くと、部の雰囲気もよく、何よりおもしろそうだと感じ入部を
決めました。
Q.どんなメンバーが集まっていますか?
片山さん:一言でいうなら、「個性あふれるメンバー」です。マーチングでフラッ
グを経験していたメンバーもいますが、ほとんどが大学からカラーガードを始めて
います。負けず嫌いなメンバーが集まっていて、練習もとても熱心です。
清水さん:新しい技に成功すると嬉しくなります。同学年のメンバー同士で競いあう
ように練習をし、自分が先にできると自慢したくなります。自分ができない技を
できるメンバーを見ると悔しくなり、練習にも熱が入ります。
Q.演出・衣装などの担当は決まっていますか?
片山さん:演出はショー全体の構成を考え、衣装はメンバーからの要望を聞いて作って
います。お揃いのTシャツを着ることもあれば、Tシャツのデザインから作ることもあり
ます。昨年は、手芸が得意なOGの方がいたので一緒に衣装を手作りしました。
清水さん:私は、エポックショーの照明演出を担当しました。昨年から、自分たちで
照明演出ができるようになり、ショーのクオリティも一気に上がったように思います。
照明ひとつで、雰囲気の変化も楽しめるようになりました。ショーを見ていた方から、
「あの照明の演出、良かったよ」と言われたときは、すごく嬉しかったです。
宮西さん:私は、広報と施設係りを担当しました。広報はLUSTERを宣伝する看板製作も
あり、絵を描くことが好きなので張り切って看板を製作しました。
大阪いばらきキャンパスのショー
Q.練習場所の確保はどうしていますか?
宮西さん:施設係が室内練習場の空きを確かめて予約します。練習場所は、BKC
エポックホールやユニオンホールを使っています。今秋に完成したスポーツ健康
コモンズの裏側にスペースが少しあるので、練習として活用できないかなと考えて
います。
片山さん:野外での練習は、風の影響を受けるので大変です。しかし、新歓祭典や
学園祭のステージは野外のため、風や陽射しに慣れることができます。風の影響を
考慮して、どう投げると思っている位置に戻ってくるのかを考えながら練習ができる
ので、野外スペースでの練習も大切だと感じています。
先輩から後輩へ教えるのは、LUSTERの伝統です
Q.ショーで使う道具などを教えてください。
片山さん:「フラッグ」は約2mの大きい旗ですが、重さは約500gと軽いです。空気
抵抗があるので風の強い日は重く感じます。「ライフル」は銃の形を模したもので、
木製やプラスチック製のものがあります。男女で使うライフルの長さは違いますが、
それぞれ約1kgあります。
清水さん:1回のショーは、15分の3曲構成で行っています。練習でも同じ時間ライ
フルやフラッグを振るので、自然と筋トレもできます。フラッグは様々な色の組み
合わせが楽しめます。ショートフラッグという応援手旗くらいの大きさのものは、
ボディーワークを綺麗に見せるときに使うこともあります。また、「セイバー」と
いう、刀の形を模したアルミ製のものもたまに使います。和風の曲で使うことが多く、
かっこいい振り付けができることが特徴です。
カラフルなフラッグ(旗)とライフル
Q. 今後の目標・挑戦してみたいことを教えてください。
宮西さん:私は、もっとショーの回数を増やしたいです。学外はもちろんですが、
学内にもLUSTERを知らない人が多いので、アピールできる機会を増やしたいと考えて
います。また昨年は、「第40回ジャパンウィーク2015年フィンランド・ヘルシンキ」
に参加しました。今後は、海外に向けた発信にも挑戦したいと思っています。
清水さん:昨年はショーも随分多く開催したと思っていましたが、学内の知名度が
まだまだ低いと感じています。学内の皆さんにも、もっとLUSTERのことを知ってもら
おうと、最近は学内の噴水前などでゲリラショーを始めました。LUSTER=旗を振って
いるサークルと認識してもらえるようになりたいです。また、OBの方々と大きな
舞台でショーをするなど、もっと活動の幅を広げたいと考えています。
リハーサルでの最終チェックの様子
Q.「第40回ジャパンウィーク2015年フィンランド・ヘルシンキ」に参加されたと伺い
ました。どのような経緯で出演が決まったのですか?
清水さん:昨年、草津市の「みなくさ祭り」に出演したとき、たまたまショーを見て
いた観光協会の方が興味を持ってくださり、出演依頼をいただきました。偶然にも
選曲が和風だったこともあり、「海外の方々に、日本を紹介するのに分かりやすい
のではないか」と感じてくださったそうです。お話をいただいたときは、とても驚き
ました。現地では、新しいレパートリーに挑戦するというよりは、今できることを
しっかりと完成させることに集中しました。
Q.ヘルシンキでのショーはどうでしたか?
宮西さん:昨年10月22日から約1週間、OB約15名・現役20名で参加しました。私たち
3名も参加しOBの方々と40分間のショーをサヴォイシアターで行い、とても感動しま
した。また、ショッピングモールでも10分間のショーを開催し、初めて円形ステージも
体験しました。360度、どの角度からも見られているのは不思議でした。四角のステー
ジだと正面は決まっていますが、円形の場合はどこも正面になるので、移動している
うちに「あれ、今どっちが正面なのか」と、一瞬あわてたことを覚えています。
清水さん:ショーの現場に行くと、聞いていたステージより小さく機材も置かれて
いて、天井にはオブジェまであり、予定していた動きができないかもしれないと戸惑い
ました。日本でもそういったことはありますが、言語が違うと自分たちが伝えたい
こともすぐに伝えることができず苦労しました。しかし、先輩方がコーディネーターの
方と協力して交渉をすると、現地の方々の対応が早く驚きました。自分では、「どうし
ようもならない問題」だと思っていても、ショーを成功させたいという強い気持ちと
チームワークがあれば、何も心配することはないと気づいた瞬間でした。この対応を
間近で見て、サークルの活動でも意識して少し先を読むことを心がけるようになり
ました。そうすると、ハプニングが起こったときも冷静に対応できると思いました。
片山さん:LUSTERとして初めての海外遠征だったので、外国人からの反応も気になり
ますし、何よりすごく緊張しました。私は、メンバー全員でショーに向けて練習に
励んだ時間、ひとつの目標に向かう過程そのものを楽しんでいたと思います。
ショッピングモールでは、お客さんに実際に道具を触ってもらうミニ体験会もあり
ました。私たちは拙い英語と身振り手振りで懸命に伝えました。なかには、大学で
日本語を勉強している方もいて、ショーとはまた違った楽しい時間でした。
宮西さん:私は「英語はすごく大切だ!」と、実感した遠征でした。実は、ヘル
シンキの町で道に迷ってしまい、初めての海外で自分の英語力のなさにパニックに
なりそうでした。無事にメンバーと落ち合えたときはホッとしたのと同時に、
「もっと英語を勉強しよう」と心に決めました(笑)。私は、LUSTERを紹介する担当
でもあり、英語が話せるともっと交流も楽しめたと思いますし、「もっとうまく伝え
られるのに・・・」と悔しい気持ちもありました。しかし、ヘルシンキでのショーが
あったからこそ猛練習を重ね、カラーガードの技や動きにも一層磨きがかかったと
感じています。
Q.これまでの活動を振り返って転機になったことはありますか?
清水さん:昨年の学園祭ではLUSTERとして3曲演舞するほかに、「2回生有志」として
2回生のメンバーだけで一曲、舞台を作りました。そのとき、まとめ役になり
ましたが、やる気だけが先行してしまい、ほかのメンバーが付いてこなくなった
時期がありました。LUSTERに入部してから一番大きな壁が立ちはだかった感じがして、
とても悩んだことを覚えています。自分の意見を伝えるだけでなくメンバーの意見も
聞き、議論していくなかで、メンバー間の信頼・絆も強くなったと思います。
その結果、最高のパフォーマンスをすることができ、壁を乗り越えたように思い
ました。このことがきっかけで、3回生になりLUSTERの会長に立候補しましました。
片山さん:私は、クラッシックバレエをやっていましたが、後輩・先輩の上下関係は
あまりありませんでした。LUSTERに入部したことで初めて後輩ができました。後輩に
技などを教えるときに、どのように教えると分かってもらえるのか、教えたことを
分かってもらえたのかなど不安が大きく悩んでいました。新入生歓迎の準備が始まる
頃から後輩に、「技を教えてください」と言われることが少しずつ増え、教える
ことにも自信がついてきました。
宮西さん:先輩が引退し、自分たちが後輩に頼られる存在になった春頃が転機だった
と思います。私だけでなくメンバー全員が、「最上回生」という自覚が足りて
いなかったと思います。そんなとき、「このままではだめだ」と思い、3回生だけで
話し合う時間を持ちました。後輩一人ひとりと向き合うことやLUSTERに対する心構え
などが変わり始めた時期でもあったと思います。
Q.趣味や好きなことを教えてください。
片山さん:バレエをしていたおかげで、身体がすごく柔らかいです。今は勉強とサー
クルの活動で手一杯な感じですが、またバレエ教室にも通いたいと思っています。
宮西さん:私は、チョコレート好きで、必ずかばんにチョコレートが入っています。
メンバー3名で、1個のチョコレートをかけて技を競い合ったことがあります。私が
あまり成功していない技に挑戦することになりましたが、見事に私だけが成功
しました。チョコレートに対する愛情は誰にも負けないと思っています。
清水さん:私は謎解きが好きで、「リアル脱出ゲーム」にもよく参加しています。
先輩方と一緒に参加したときも楽しすぎて、気づけば先輩にまで指示を出して
いました。就職の面接などでもグループワークのひとつとして、謎解きゲームが出て
くることがあり、「私、謎解き得意です」と、すらすら解いて周りを驚かせたことが
あります。
Q.将来の夢を教えてください。
宮西さん:私は、研究者になりたいと思っています。小学校の頃、身長が低く、背の
高い子に憧れていました。「将来、絶対に身長が高くなる薬を作る」という願望から、
理系の科目が好きになり、生命科学部への入学を決めました。特に化学が好きなので、
いつか自分の名前がついた「宮西研究所」を作りたいです。
片山さん:私は研究・開発職に興味があります。黙々と研究をしているだけでなく、
商品自体の開発にも関わりたいと考えています。バレエは趣味として、これからも
続けていきたいと思っています。
清水さん:憧れでもありますが、周囲に刺激を与えられる人になりたいと思って
います。小学生の頃から個人競技をしていて、大学で初めて団体競技を経験しました。
団体競技は、様々な考え方の人と接することができ、私自身も多くの刺激をもらい
成長できたと思っています。「この人すごい。この人を見習って挑戦してみよう」と
いうような、刺激を与えられる人を目指したいです。
~~~
いかがでしたでしょうか。
LUSTERとは、「輝く・栄光」という意味があるそうです。メンバー一人ひとりが輝く
ステージになるように、難易度の高い技を決めるだけでなく、ボディーワークの
美しさ・お客さんを見つめる目力、動きの一つひとつを楽しんでもらえるよう、
様々な工夫を考えています。10月30日(日)、立命館大学学園祭のステージに
LUSTERも出演します!是非迫力あるステージをご覧ください。
◆立命館大学学園祭出演
セントラルステージ 12:25~
セントラルステージエンディング 18:10~
カラーガードサークルLUSTERホームページ≫http://luster-10.sakura.ne.jp/
▼編集後記▼
今回は、2016年パ・リーグで、オリックス・バファローズ糸井選手とともに「盗塁王」に輝いた、埼玉西武ライオンズ・金子侑司選手(2013年産業社会学部卒・京都府出身)
をご紹介します。金子選手は立命館大学在学中、硬式野球部に所属。2012年プロ野球
ドラフト会議で、埼玉西武ライオンズからドラフト3位指名を受け、プロ野球入りし、
今シーズン53盗塁を決め「盗塁王」に輝きました。
そんな学生時代の金子選手をよく知る、立命館大学硬式野球部前監督・松岡憲次さん
にお話を伺いました。
~~~~~
彼は学生時代から、俊足を活かしたプレーをしていました。しかし一度だけ、途中で
諦めるようなプレーをしたことがあり、いつでも全力で取り組むように、厳しく指導
したことがあります。そのおかげ・・・なのかは分かりませんが、現在プロで活躍する
彼を見るたびに、誇らしく感じています。今回、盗塁王を獲得したと聞いたときは、
「よくやった!」と、とびあがりたい気持ちでした。関西学生野球で活躍していた糸井
選手とともに、関西出身のふたりが盗塁王を獲得したことも嬉しいですね。
シーズン中には怪我もありましたが、レギュラーとして活躍できたことがすばらしいと
思います。今シーズンのタイトルに甘えることなく、来シーズンもレギュラーとして
定着できるよう、がんばってほしいと思います。そしていつの日か、「首位打者」に
輝いてほしいと願っています。
~~~~~
盗塁王を獲得したときは、金子選手から電話で報告を受けたそうです。「いつも
父親のような気持ちで、彼の活躍を見守っています」と、嬉しそうに話してください
ました。来シーズンも金子選手を応援し続けたいと思います。
(立命館CLUB事務局 坂東)
▼第105号読者プレゼント▼
今回は、「立命館オリジナルの竹製しおり(桔梗・コスモス)」をセットで10名様にプレゼントします。是非ご応募ください。
プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。
<応募締切:11/7(月)>
【パソコンの方はコチラ】
【携帯電話の方はコチラ】
※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記の
うえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。
応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
応募必要事項
(1)名前: (2)プレゼント送付先住所:
(3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
(5)プレゼント発表時の氏名公開:可 否
(否の場合はイニシャルで表記いたします。
ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)
▼104号読プレ当選発表▼
多数のご応募ありがとうございました。104号の読者プレゼント当選者の発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。
★★★★★★★★★★★★★★★
★・浅野みどりさん(福岡県)★
★・S.T.さん (京都府)★
★・BTSさん (香川県)★
★・高倉貴子さん (大分県)★
★・K.M.さん (愛知県)★
★★★★★★★★★★★★★★★
次回のご応募もお待ちしています。
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次回配信予定は11月11日(金)です。お楽しみに。
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