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立命館CLUB 【VOL.242】

立命館CLUB【VOL.242】

立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

今年も旅立ちの春がやってきました。

3月20日(月)~22日(水)、「2022年度卒業式・大学院学位授与式」を挙行、学部生6,633名・大学院生1,298名が新しい門出を迎えました。3年ぶりにマスク着用等の制限なく実施し、衣笠キャンパスでは2,190名、OICでは1,310名、朱雀では57名、BKCでは2,984名の卒業・修了生が式典へ出席しました。また、昨年度までは入構制限をしていた保護者の方々も、3日間で3,674名ご出席いただきました。
※出席数は式典会場入り口前でのカウントとなります。
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卒業式は、越えてきた壁を振り返り、人生の区切りとして記憶に残る大切な一日です。その想いを込めて、「立命館大学 卒業式特別サイト」をオープンしました。
卒業式特別サイトはコチラ≫

2023年度立命館大学入学式は4月2日(日)、「みやこめっせ」にて、大学院入学式は4月4日(火)、各キャンパスにて挙行予定です(「立命館大学入学式特別サイト」はこちら)。

読者プレゼントは、「立命館グッズ クルトガシャープペンシル」です。

応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】薬剤師国家試験 新卒合格率私立大学1位

第108回薬剤師国家試験にて、立命館大学薬学部の新卒の合格率が98.98%となり、大学別合格者数による合格率(厚生労働省発表)では全国2位、私立大学1位(新卒のみ、受験者を分母とした合格率)となりました。(全国私立薬学部平均:84.32%)
立命館大学薬学部では1回生時から薬学に関する学びを深めるとともに、学習に集中できる薬学科生専用の自習室の提供、エクステンションセンターと連携した学内プログラムの実施などを通して薬剤師を目指す学生たちへの支援に取り組んでいます。
引き続き薬剤師を目指す学生たちへの支援を続けてまいります。
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【2】先端総合学術研究科 千葉雅也教授が新書大賞2023大賞および京都市芸術新人賞を受賞 

先端総合学術研究科 千葉雅也教授の著作『現代思想入門』(講談社、2022年)が、新書大賞2023(主催:中央公論新社)にて、大賞を受賞しました。
また、小説家としても精力的に活動し、第一作「デッドライン」で野間文芸新人賞、「マジックミラー」で川端康成文学賞を受賞したほか、「デッドライン」「オーバーヒート」の2作がともに芥川龍之介賞候補となるなど、文壇での功績も称えられ、将来を嘱望される方々の功績を称える京都市芸術新人賞を受賞しました。
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【3】学生の活躍をご紹介!

<将棋研究会が朝日アマチュア名人戦全国大会および学生将棋選手権(団体)にて優勝>
3月18日(土)、19日(日)に第45回朝日アマチュア将棋名人戦全国大会が行われました。全国16ブロックの予選を勝ち抜いた32名がトーナメント形式で競い、将棋研究会の畑山敏樹さん(政策科学部2回生)が見事優勝を果たしました。
また、3月21日(火)~23日(木)に実施された第24回学生将棋選手権団体戦においては、36チームが参加する中、立命館大学B(畑山敏樹さん、橋本力さん(経営学部3回生)、佐々木白馬さん(経済学部4回生)、本田竜大さん(経済学部2回生)、大宮健太郎さん(文学部3回生))が優勝しました。

<中野瑠馬さんがJリーグ・京都サンガF.C.に2025シーズンより加入内定>
サッカー部の中野瑠馬さん(産業社会学部2回生)が、2025シーズンにJリーグ・京都サンガF.C.へ加入することが内定しました。なお、中野選手は、2023シーズンは「2023年JFA・Jリーグ特別指定選手」として登録され、Jリーグ等の公式試合に出場可能です。
中野選手は、京都サンガF.C.U-18から体育会サッカー部へ入部。スピード感抜群のドリブルと裏への抜け出し、思い切りの良いシュートなどゴールに直結するプレーを得意とされています。
2023シーズンは、体育会サッカー部でプレーを続けながら、「2023年JFA・Jリーグ特別指定選手」として登録され、Jリーグ等の公式試合に出場可能となります。
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<創発システム研究室ら合同チームが「RoboCup Japan Open 2022」で優勝>
3月7日(火)〜9日(木)にかけて東京大学本郷キャンパスで開催された「RoboCup Japan Open 2022 @Home League, Domestic Standard Platform League (DSPL)部門, Technical Challenge」において、立命館大学 創発システム研究室(情報理工学部 谷口忠大教授)と大阪工業大学の合同チーム「OIT-RITS」が優勝を飾りました。

@Home Leagueでは、人と共に作業を行うロボットが、家庭環境において様々な課題に取り組み、その達成度を競います。創発システム研究室は、標準プラットフォーム(トヨタ自動車社製のHSR)を用いたDSPL部門において「家庭環境で学習した知識に基づく曖昧な発話からの生活支援タスク」というタイトルで「Technical Challenge」のデモンストレーションを行い、大学や企業の専門家により構成される審査委員から最高の評価を得ました。
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<立命館守山高校SDGsボランティアサークルによる「琵琶湖の守り手育成のために出来ることから一つずつ」を実施>
立命館大学はこれまで、科学の現場で活躍する研究者と市民をつなぐ、新しい形のプラットフォーム「ブルーバックス・アウトリーチ」(運営:株式会社講談社)にパートナー機関として参加しています。
このたび、総合科学技術研究機構 熊谷道夫客員教授ならびに立命館守山高校SDGsボランティアサークルによるプロジェクト「琵琶湖の守り手育成のために出来ることから一つずつ」を実施することになりました。
立命館守山高校SDGsボランティアサークルでは小さいお子さんにも「環境問題について遊びを通じて学んでほしい」と願い、熊谷道夫教授とともに、MLGsオリジナルカルタ作成を目指しています。MLGs(Mother Lake Goals)とは滋賀県が琵琶湖版のSDGsとして独自に設定した13のゴールです。このカルタで未就学児の子ども達を中心とした若年層に対して、環境への意識を高める取り組みを行います。
詳細はコチラ≫
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その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

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【1】[@大阪][オンライン][対面開催][要事前申込]

「第17回立命寄席」開催について
[日 時] 2023年4月22日(土) 18時00分 開演 (17時30分 開場)
[場 所] 天満天神繁昌亭 大阪市北区天神橋2-1-34
[参加費] 通常前売2,500円/当日3,000円 ネット配信視聴料2,000円
[締 切] 4月21日(金)
公演番組案内、公演についてのお問い合わせ、配信視聴チケットの購入等はコチラ≫

公演入場チケット購入はコチラ≫
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【お問合せ先】京都校友会 E-mail:kyoto-al@st.ritsumei.ac.jp

【2】[@朱雀][対面開催][無料][要事前申込]

「映画を鑑賞して、トルコ・シリアの震災復興を支援しよう!」
[日 時] 2023年4月22日(土) 13時00分~16時15分(12時30分 開場)
[場 所] 立命館朱雀キャンパスホール
[参加費] 無料(当日支援金を募ります)
[締 切] 4月21日(金)
詳細はコチラ≫
お申込みはコチラ≫

【お問合せ先】立命館災害復興支援室 TEL:075-813-8282

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【3】[オンライン][無料][要事前申込]

立命館オンラインセミナー
「立命館オンラインセミナー」は、どこからでもアカデミックな講義を受講いただけます。「未知の世界を知りたい」「専門家やプロフェッショナルの知識に触れたい」など、皆様の学びのニーズにお応えする講義を展開します。※見逃し配信(期間中、いつでも何度でも視聴可能)に対応しています。

【いまどき★キャリア】
4月15日(土)10:00~11:30
銀メダリストから"船長"に転身しました! -「個」から生まれるマチ・ヒト・モノ・コトのイノベーション
講師:上原 大祐(NPO法人D-SHiPS32 船団長<理事長>/バンクーバー2010パラリンピック・パラアイスホッケー銀メダリスト)
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お申込みはコチラ≫

[受講料]無料
[定 員]1,000名 ※先着順です。お早めにお申込みください。
[開催方法]オンライン(Zoom) ※見逃し配信(ストリーミング配信)あり
<申込締切:4月13日(木)23:59>

その他の立命館オンラインセミナーはコチラ≫

【4】[オンライン][無料][要事前申込]
土曜講座 4月度「障害者権利条約の初回審査と総括所見」

[日時・テーマ・講師]
4月8日(土)10:00~11:30
「障害者権利委員会総括所見はなにを求めているか」
講師:石川准(静岡県立大学 名誉教授)

4月15日(土)10:00~11:30
「障害女性の課題をメインストリームに!」
講師:藤原久美子(自立生活センター神戸・Beすけっと 事務局長)

[受講料]無料
[定 員]400名 ※先着順です。お早めにお申込みください。
[開催方法]オンライン(Zoom)

詳細はコチラ≫

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▼輝く学生インタビュー▼

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  第208回 輝く学生インタビュー
         海のサスティナビリティを考える商品開発
       食マネジメント学部 荒木さん、杉邨さん、藤光さん
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、食マネジメント学部2回生の荒木香乃さん(大阪府出身)、杉邨明日香さん(京都府出身)、藤光真愛美さん(佐賀県出身)の3人です。3人は株式会社平和堂*協力のもと、サステナビリティを考えながら健康で美味しい食事をするために「具だくさん海老玄米ドリア」を商品化し、平和堂各店で販売されていました。活動のきっかけや、活動を通しての気づき、今後挑戦したいことなどをお伺いしました。
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*株式会社平和堂と立命館大学食マネジメント学部は2018年12月19日に「食に関する教育・研究活動の推進」を目的に連携協定を締結しています。

Q.活動について教えてください。
【荒木】
2回生の春学期に履修していた授業の中で、株式会社ニチレイフレッシュの方がゲストスピーカーとして来てくださった回がありました。「生命の森プロジェクト*」についてご講義いただいたのですが、元々サステナビリティに興味を抱いていた私にとって、記憶に残る授業になりました。講義の中では大それたことでなくとも、プロジェクトの元で育てられた海老を買うことが、海のサステナビリティへ貢献することを知りました。その学びを多くの人に知ってもらいたいと考え、授業を担当している小沢道紀教授に相談し、平和堂さんと繋いでいただくことができました。今回の活動では、毎日行う「食事」を通して、サステナビリティに更に関心を持つきっかけとなるような商品の開発を意識しました。

【杉邨】
商品開発を考え始めた際には、サステナビリティというキーワードだけを意識していました。しかし、平和堂の方々と打ち合わせを進める中で、「サステナビリティだけではお客様には響かず、商品を手に取ってもらえない」ことをご助言いただきました。そこで、もう一つの商品コンセプトとして「健康で美味しい」というキーワードを決めました。そして、平和堂の方々との毎回のミーティングの中で出る課題を、3人で話し合いながら少しずつ解決し商品化を進めることができました。

【藤光】
「健康で美味しい」という2つ目のキーワードを決めた後に、活動のきっかけとなった海老を使ってどのような商品を開発するのかを考え、多くの候補をあげました。その中で、ご飯とおかずが一緒になっていて、お手軽にタンパク質を摂りながら、栄養バランスを意識できるドリアが複数の候補の中から選びました。検討を進める中で、これまでの講義で学んできた栄養学やマーケティングを活用することができたと実感しました。
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*生命の森プロジェクト:環境への配慮と持続的な素材調達を目指して発足したニチレイフレッシュのプロジェクト。海老の粗放養殖を通じ、収益の一部をインドネシア/カリマンタン島での
マングローブの植林活動に充てている。

Q.活動を通して難しかったことや、学んだことを教えてください。
【杉邨】
平和堂の方々と打合せを始めた頃は、遠慮をしてしまい、自分の意見を伝えられないことが多く辛かったことを覚えています。「何でも言っていい」と言われましたが、どのような言い方をすれば伝わるのかが分からず苦労しました。本当に好意的で想像以上に協力していただいていたにも関わらず、自分の意見をまとめて、うまく伝えられなかったことを後悔しています。もっと積極的に伝えられていれば、社員の方々からもっと意見を出していただけたのではないかと思っています。この経験から、打合せへの臨み方や事前準備の必要性を学べました。

また、店頭販売をさせていただいた際には、お客様に「すごいことをしているんだから、もっと自信を持って声をかけていかないと!」と厳しくも優しい声をかけていただき、恥ずかしからずに自分から発信をすることの重要性にも気づけました。

【荒木】
杉邨さんと同様に、初めは遠慮してしまい積極的に発言できませんでした。しかし、小沢先生からアドバイスをいただき、打ち合わせ毎に目標を立て実行することで、少しずつ考えを伝えられるようになっていきました。

活動全体を通して、相手の立場に立つことや、寄り添うことの重要性にも気づけました。私は海のサステナビリティに興味を持っていますが、それだけをキーワードに商品を開発しても、他人には響きにくいことを知りました。今後の活動では、より広い視野を持ち、多くの方々に反応してもらえる環境作りを意識したいと考えています。

また、今回の活動は自分自身で声を上げたことでスタートし、商品開発にまで進み大変貴重な時間を過ごすことができました。この経験から、興味があることには積極的に声を上げ挑戦することの重要性について知り、ガッツを身に着けることができたと感じています。

【藤光】
最初は、緊張している上に、商品開発の進め方も分からない素人だからと萎縮してしまい、発言を躊躇することがありました。それでも、平和堂の方々や関わってくださった方々が本当に優しく、話しやすい雰囲気作りをしてくださったおかげで、商品への自分の意見や想いを伝えられるようになりました。次回以降は、経験を活かして率先して自分の意見を伝えられればと思います。

店頭に立たせていただいた際には、「立命館の学生ってこんなこともしているんだ」とお褒めの声をたくさんかけていただきました。逆に厳しいご意見をいただくこともありましたが、自分が持てていなかった視点に気づかせていただき、商品開発をする際に意識しなければならないポイントを知ることができました。
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Q.今後取り組んでいきたいことを教えてください。
【杉邨】
地域創生に興味を持っています。趣味のドライブをする中で色々な道の駅に立ち寄ります。そこには魅力的な商品などがたくさんあります。ただ、どうしても車を使わないと訪れることができないため、その魅力に気づいている人が多くないように感じています。したがって、まずはその魅力を知ってもらい、そこから行きたいと思ってもらえるような環境作りを考えていきたいと思っています。

【藤光】
地方の活性化に強い関心があります。大学の友人に、私の出身地である佐賀の名物を聞かれても、地元でしか知られていないものが多く、うまく答えられずもどかしい思いをすることが何度もありました。佐賀には魅力のある食材がたくさんあるのにも関わらず、あまり県外の方に知られていないので、その食材を活かした地域活性化や魅力の発信に関わる活動をしてみたいと考えています。

【荒木】
今回の活動を通して、例えば海のサステナビリティの重要性を伝えたいと思っても、それだけでは元々興味を持っている人にしか響きにくいことを知りました。また、お客様から商品に対するリアルな声も聞くことができました。したがって、一つの視点から物事を捉えるのではなく、良い面に加え課題点にも着目するなど、多面的な視点で考えていく手法を身につけて行きたいと思います。また、知れば知るほど奥深く、興味深い「食」の世界について知り、考え、自分の世界•価値観•考え方を広げていきたいです。

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今回の活動では、自身の意見を上手く伝えられないという苦い経験をしたと3人からお聞きしました。しかし、これまでの学びをどうすれば社会に還元できるかをご経験され、今後の活動への期待が膨らんでいる様子も感じられました。残り2年間の大学生活がより充実したものになることを期待しています。

▼編集後記▼

今回は、立命館大学食マネジメント学部の小沢道紀教授(経営学部1997年卒・千葉県出身)をご紹介します。小沢教授はご自身の研究を進めながら、学生の教育にも大変力をいれられています。授業はもちろんのこと、今回の「輝く学生インタビュー」で紹介した3名の学生のように、学びを実践するための課外活動へも多数携わられています。大学教員としての学生との関わり方についてお伺いしました。
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1993年に立命館大学経営学部に入学し、立命館で修士(経営学)の学位を取得、経営学研究科博士課程後期課程で研究を進め、そのまま母校の立命館大学で専任講師として働き始めました。そこからは、研究を進めながら、スポーツ健康科学部および食マネジメント学部の設置などに関わってきました。学生時代を含めて30年近く立命館にいることもあり、様々な議論が進み、大学が変わっていく様子を見てきました。私自身が2023年4月に入学する娘を持つ親でもあり、学生や父母が支払っている学費の重みもよく理解していますので、正課かどうかに関わらず学生に対しては、いかに成長してもらえるかを第一に考えて、積極的に接しています。挑戦したい“何か”を持った学生に対して活動のきっかけを示し、また様々なプロジェクトを提案し、学生が自主的に参加して成長できる環境を作っています。
 
食マネジメント学部の学生は、興味があることに対して、大変積極的に参加をしてくれます。単位も評価も関係なく、どこへでも行きたいという学生が多いように感じています。2021年度には、コロナ禍の最中でしたが、滋賀県にある農業公園の「ブルーメの丘」とのプロジェクトにも積極的に参加してくれました。また最近も、3月15日から17日まで資源エネルギー庁が主催する「福島での食の安全に関する実地研修」を実施しました。東京までの交通費は学生自身が負担することになっていたのですが、19名もの学生が参加しました。このような仕掛けを作った際に、関わりたいと声をあげる学生が多いのは、食マネジメント学部の設置当初から、学生が自ら行う積極的な活動も含め、教員と学生が共に積極的に社会で活動する文化を作り上げてきたからだと思っています。
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この文化の土台には、食マネジメント学部が独自で実施しているAO入試があると確信しています。AO入試で入学した学生は、入学試験において大学生活で取り組みたい活動をプレゼンし、入学後に周りの学生を巻き込みながら実現していっています。また、その様子を見た学生が触発され、積極的に動くきっかけとなっています。AO入試で入学した学生が周りの学生の見本やきっかけとなり、挑戦をしていく文化が学生によって作り上げられているのです。
 
学生にとっては教室で受ける授業で知識は取得できますが、その知識がどのように実社会で役立つのかわからないことが多く、積極的に学ぶ意欲を持ち切れていない学生が多いと思います。自分が教室で学んだ知識が実社会で使える知識であると感じさえすれば、教室での学びに積極的になり、知識を得ることが楽しく感じていくと思います。そこで、授業で学んでいることが実際にどのように役立つかを、学生自身が体験することが重要だと考えています。今後もそういった機会をより多く作り、学生が取り組んでみたいことを実現する手助けをしていければと考えています。
 
学生との関わり方としては、何か不測の事態があった時に、最後に責任を取る存在としていることを意識しています。そのような存在がいることで、学生は安心して活動に取り組めます。そしてまた、学生に指示を出すのではなく、必要な時に必要なヒントとなるような助言ができる存在であることも意識しています。学生にとって、悩んでいる時に自分で頑張れと言われるのではなく、いつでも支援してくれる存在があるだけで、学生がどれだけ積極的に動けるかが変わります。そこで、学生を信じて、何かあれば手助けをする、ある意味”父親”のような立ち位置にいるようにしています。
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今の学生たちの将来は、日本自体が活気のない厳しい時代を生きていくことになる可能性が高いと思います。ただ、それに対して、私自身も変化の波を起こそうとしていきますが、その社会の中で生きて次の社会を作っていくのは学生たち自身になります。そこで、学生たちが、自分たちが過ごしやすい社会を作り、自分たちが希望する生き方で生きていくことができる力を、少しでも大学生活の間に培ってくれることを期待しています。
 
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学生の成長を第一に考えながら、日々研究と並行して学生と接している小沢先生。取材の中で、「学生と色々やっていると私も元気をもらえるんです。若返りの妙薬です。」と笑顔でおっしゃっていたのが印象的でした。
(立命館CLUB事務局)

▼第242号読者プレゼント▼

今回は、「立命館グッズ クルトガシャープペンシル」3名様にプレゼントします。
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プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:4/24(月)>

【パソコンの方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第241号読プレ当選発表▼

多数のご応募ありがとうございました。241号の読者プレゼント(立命館グッズ アルミボトル)の当選者発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・やっちゃんさん(大阪府)・とらさん(静岡県)・M・Rさん(広島県)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回の配信は第4金曜日の4月28日(金)です。お楽しみに。
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