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最新号・バックナンバー

立命館CLUB 【VOL.170】

立命館CLUB【VOL.170】

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■□■ 2019.9.27 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

朝晩涼しくなり、日ごとに秋の気配を感じる頃となりました。

さて、前号に続き、校友から2020年東京五輪代表内定のニュースが届きました!
9月18日(水)、カザフスタンで「レスリング世界選手権」が開催され、皆川博恵選手(経済学部2010年卒)女子76kg級銀メダルを獲得、代表に内定しました。

また、9月21日(土)、大阪市で「全日本実業団対抗陸上競技選手権大会」が開催されました。女子10000m競歩河添香織選手(政策科学部2018年卒)が出場、今季日本最高の44分46秒63で優勝しました。

以下の番組に、学生が出演します。是非ご覧ください。
◆NHK総合テレビ・関西地区「まちけん参上!~あなたの街のおもしろ検定~」
[日 時]9月29日(日)24:05~
[出演者]立命館大学落語研究会の髙橋壱歩さん(法学部4回生)、橋本礼生さん(情報理工学部3回生)
番組詳細はコチラ≫

髙橋壱歩さんのインタビュー記事はコチラ≫

今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

読者プレゼントは、「立命館オリジナルタオル」です。

応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】立命館大学分林記念館 竣工式を開催

9月10日(火)、大阪いばらきキャンパスの新たなシンボルとなる国際交流拠点「立命館大学分林記念館」(以下、分林記念館)竣工式を開催し、工事関係者など約70名が出席しました。
冒頭、森島朋三・学校法人立命館理事長は、ご来賓の皆様への謝意とともに、分林記念館竣工に至るまでの分林保弘・株式会社日本M&Aセンター代表取締役会長との数々のエピソードを披露。「学生たちがより使いやすいように」と細部にまで配慮いただいたことに触れるとともに、「分林先輩から『自利利他』の精神をはじめ、多くの教えをいただいた。このすばらしい施設で、これまでの日本にはない教育を実現したい」と強い決意を述べました。
分林会長からは、学生時代の海外での経験を交えながら、「グローバル教養学部を開設するという構想をうかがったとき、大変共感しました。グローバル教養学部で学ぶ学生が、本当の意味での日本文化を理解してもらいたいという思いから、お茶室や能舞台なども設けています。世界中の学生が交流し、学ぶ場となることを心から願っています」との温かいお言葉をいただきました。
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【2】立命館大学校友会がオリンピック・パラリンピックを目指す学生・校友を応援する「激励金」制度を新設

このたび、立命館大学校友会(以下、校友会)は、本学学生や卒業生を対象とした「オリンピック・パラリンピック出場を目指す学生・校友への立命館大学校友会激励金」制度を新設しました。校友会は、2019年に設立100周年を迎え、記念事業の一つとして「校友会活動ビジョン」を策定しました。この校友会活動ビジョンに基づき、オリンピック・パラリンピックに向けて日々チャレンジする学生・校友を応援します。まずは26名の支給対象者を決定(2019年8月末時点)し、9月17日(火)、立命館朱雀キャンパスにて奨励金贈呈式を行ないました。
支給対象者を代表して、アーティスティックスイミング日本代表の乾友紀子選手(経営学部2013年卒)へ、村上健治・校友会会長から激励金給付証書と激励金を贈呈しました。仲谷善雄・学校法人立命館総長と水田雅博・立命館スポーツフェロー会長も同席し激励、贈呈後には、学生の支給対象者である女子陸上競技部・壹岐いちこ選手(スポーツ健康科学部4回生)、女子ホッケー部・浦田果菜選手(政策科学部3回生)、ボート部・髙野晃帆選手(スポーツ健康科学部4回生)を交えた懇談も行なわれました。

詳細はコチラ≫

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【3】天皇賜盃第88回日本学生陸上競技対抗選手権大会 女子総合2位

9月12日(木)~15日(日)の4日間、岐阜メモリアルホール長良川競技場にて、「天皇賜盃第88回日本学生陸上競技対校選手権大会」(全日本インカレ)が行なわれ、女子陸上競技部が総合2位に輝きました。トラック種目では、13種目中11種目で加点し、総合優勝した筑波大学を抑えトップの成績(総合得点64点)でした。
個人では、佐藤成葉選手(経済学部4回生)が5000m、10000mともに初優勝。学生最後の駅伝シーズンにむけて弾みをつけました。また、今シーズンの日本選手権3位、ユニバーシアード日本代表の塩見綾乃選手(経済学部2回生)が800mで大会2連覇、400mでも2位の成績。100mハードルで今シーズン学生歴代2位の記録を樹立した田中佑美選手(経済学部3回生)が、2位と0.01秒差の大接戦を制し初優勝を果たしました。
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佐藤成葉選手(写真提供:月間陸上競技)

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【4】マレーシア首相が立命館小学校をご訪問

9月7日(土)、マレーシア第7代首相のマハティール・ビン・モハマッド氏が、立命館小学校をご訪問されました。
当日は、6年生の児童による茶道の呈茶をはじめ、立命館小学校独自の教科であるロボティクス科(情報科)において、レゴ®専用キット「EV3」でのプログラミング、図工科の茶碗絵付け、マイクロソフトのマインクラフトを活用したPBL(Problem Based Learning)授業、英語のモジュールタイムなどをご視察されました。
その後、マハティール首相は、森島朋三・学校法人立命館理事長、伊坂忠夫・学校法人立命館副総長、堀江未来・立命館小学校代表校長、後藤文男・立命館小学校長と懇談、時代の変化に対応し、多様性を身に付けること、幼年期から体系的な教育を実施することの重要性などについて意見交換させていただきました。
マハティール首相からは、「マレーシアでは教育改革に向けて、ICTなどを活用した教育の質の向上・均等化を目指している。新たに学ぶことが多く、充実した訪問だった。今後、立命館と是非協力したい」と述べられました。
図工科の茶碗絵付けの様子
左:マハティール首相、右:森島理事長
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その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる場合があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。
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【1】[@京都][無料][要事前申込]
2018年ノーベル平和賞受賞者 デニ・ムクウェゲ医師 名誉博士号贈呈式・記念講演会

2018年にノーベル平和賞を受賞されたデニ・ムクウェゲ医師に、名誉博士号を贈呈することになりました。今回、デニ・ムクウェゲ医師を招き、名誉博士号贈呈式・記念講演会を開催します。

[日 時]10月7日(月)14:40~16:10(受付開始 14:00)※講演は60分を予定
[場 所]衣笠キャンパス IG101(以学館1号ホール)
[入場料]無料
[使用言語]日本語・英語・フランス語(同時通訳有)

一般の方(先着200名)のお申込はコチラ≫
 ※残席わずかです。お早めにお申込ください。


詳細はコチラ≫
 
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【2】[@大阪][有料][要事前申込]
立命館アカデミックセンター「おとなの学び舎2019秋」

立命館アカデミックセンターは、子どもから社会人までを対象に、立命館ならではの「学び場」を提供しています。

[日 程]
◆「近畿と関西」
11月14日(木)
◆「『三代目で店が潰れる』は本当か?―『町人考見録』の教え―」
12月10日(火)
◆「予防医学者が教える50歳からの健康レッスン―現代版「養生訓」の教え―」
10月11日(金)・11月8日(金)・12月13日(金)
◆「明治維新の光と影」
10月15日(火)・11月19日(火)・12月17日(火)
◆「浮世絵を100倍楽しむ方法」
10月18日(金)・11月15日(金)・12月20日(金)
◆「明智光秀 織田権力の司令塔」
10月23日(水)・11月5日(火)・12月23日(月)
◆「『論語』を読もう―古典の知恵に学ぶ―」
10月25日(金)・11月28日(木)・12月19日(木)
◆「貴船神社のあやしい魅力」
10月29日(火)・11月26日(火)・12月24日(火)
◆「『面』をつうじて日本社会と人生を考える―さて面妖な人の性―」
11月12日(火)・2020年1月14日(火)・3月10日(火)
◆「大阪・京都<偉人伝>―近世・近代編―」
10月7日(月)・10月28日(月)・11月11日(月)・11月18日(月)・11月25日(月)・12月2日(月)・12月9日(月)
[時 間]14:00~15:40
[場 所]立命館大阪梅田キャンパス(大阪市北区小松原町2-4 大阪富国生命ビル5階)
[受講料]1,700円/回(一括申込割引有)
[定 員]100名(先着順)

詳細はコチラ≫

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【3】[@京都][無料][申込不要]
国際言語文化研究所 連続講座「食と政治-胃袋から支配する」

生きることの根幹には食があり、そして政治がある。その密接な繋がりを4 回にわけて考察します。

[日 程]
◆10月4日(金) 「食と全体主義」
◆10月17日(木)「食と甘さの世界変容」
◆10月18日(金)「食と言説」
◆10月25日(金)「食と支配・抵抗」
[時 間]17:00~19:00(開場 16:30) ※第2回のみ17:30~19:30(開場 17:00)
[場 所]衣笠キャンパス 平井嘉一郎記念図書館 1Fカンファレンスルーム
[参加費]無料

詳細はコチラ≫

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その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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【1】[@兵庫][有料][申込不要]
硬式野球部「関西学生野球連盟 秋季リーグ戦」 近畿大学戦

[日 時]
10月6日(日)10:30~
10月7日(月)13:00~

[場 所]ほっともっとフィールド神戸(兵庫県神戸市須磨区緑台)
[入場料]大人1,000円 学生500円 中学生以下無料

詳細はコチラ≫

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【2】[@大阪][有料][申込不要]
アメリカンフットボール部「2019関西学生アメリカンフットボールリーグ」関西大学戦

[日 時]10月12日(土)15:00~
[場 所]ヤンマーフィールド長居<長居第2陸上競技場>(大阪市東住吉区長居公園1-1)
[入場料]一般・大学生1,300円 高校生以下無料

詳細はコチラ≫

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【3】[@大阪][有料][申込不要]
相撲部「第14回世界女子相撲選手権大会」

日本代表として、中量級に松本渚さん(スポーツ健康科学部2回生)、無差別級および団体戦に今日和さん(国際関係学部4回生)が出場します。

[日 時]10月13日(日)10:00~
[場 所]大浜公園相撲場(大阪府堺市堺区大浜北町4丁)
[入場料]2,000円 小・中学生無料

詳細はコチラ≫

rclub/imge20190927 c_event03

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【4】[@島根][無料][申込不要]
男子陸上競技部「第31回出雲全日本大学選抜駅伝競走(出雲駅伝)」

学生三大駅伝の一つ「出雲駅伝」は、最も距離が短いことから「スピード駅伝」と呼ばれています。立命館大学男子陸上競技部は、18回目の出場です。熱いご声援よろしくお願いします。

[日 時]10月14日(月・祝)13:05~
[場 所]スタート:出雲大社正面鳥居前~フィニッシュ:出雲ドーム前(6区間 45.1km)
[入場料]無料
[その他]フジテレビ系列にて全国生中継 13:00~15:25
 
詳細はコチラ≫

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【5】[@福井][無料][申込不要]
出前ちんどん・和太鼓ドン「第20回熊川いっぷく時代村」

立命館大学からは和太鼓サークル「和太鼓ドン」と多国籍音楽サークル「出前ちんどん」などが参加します。

[日 時]10月6日(日)9:00~16:00 ※学生参加のイベントは10:30~
[場 所]鯖街道熊川宿(福井県三方上中郡若狭町熊川)
[参加費]無料

詳細はコチラ≫

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その他のイベントはコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼

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   第140回 輝く学生インタビュー
      人災を防ぎ、天災に備える~自分たちにできることから~
                     学生防災サークル 立命館FAST
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、衣笠キャンパスを中心に防災活動を行なう「学生防災サークル 立命館FAST」です。代表の松尾悠希さん(法学部3回生・京都府出身)佐竹悠太さん(法学部1回生・福岡県出身)に取り組みについてお話を伺いました。
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(左:佐竹さん 右:松尾さん)

Q. 学生防災サークル 立命館FAST(ファスト 以下、FAST)について教えてください。
松尾さん:FASTは、「大学と地域の架け橋」をスローガンに掲げ、防災啓発に取り組んでいます。拠点は衣笠キャンパスです。主な活動は、月に一度の大学隣接地域での夜回り活動、防災訓練の運営補助、学園祭での防火巡回です。また、毎年11月下旬もしくは12月初旬に開催される「京(みやこ)防災フェスタ」にも参加しています。このイベントは、京都府と府内の大学の防災サークルなどが協力し、運営しています。
現在、部員は、院生1名・5回生1名・4回生1名・3回生2名・2回生1名・1回生1名、合計7名です。団体名の「FAST」は、「Fire And Safety Team」を意味しています。
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Q. FASTの設立経緯を教えてください。
松尾さん:2014年度から始まった京都府の「大学生消防防災サークル支援事業」の支援を受けて、2015年9月26日に創設しました。この支援事業は、京都府内の大学・短期大学などを対象に、大学生の防災意識の向上を目的として、大学生による消防防災サークルの立ち上げをサポートしています。現在、京都府内12大学において、本事業の支援により、防災サークルが設立されています。

Q. FASTに入ったきっかけを教えてください。
松尾さん:入学式の課外活動団体紹介でFASTを知り、入部しました。
小学6年生のときに東日本大震災が発生し、「自分にできることは何か」ということを考え始めました。「命を守る術」を身につけるため、中学・高校時代には救命講習を受講しました。大学でも防災について学びたいと考えていたので、FASTを見つけたときは「まさに自分が探していたサークルだ!」と思いましたね。

佐竹さん:消防士・警察官・自衛隊を目指す中学・高校時代の先輩や同期が多かったこともあって、もともと防災・救援活動に興味がありました。大学では、そのような活動に関わりたいと考えていたところ、TwitterでFASTの存在を知り、入部することにしました。
松尾さん:これまでの新入生勧誘活動は、チラシ配布が中心でしたが、今年からTwitterでの広報活動を強化していました。Twitterが佐竹さんの入部に繋がって良かったです。私自身はあまり活用していないのですが、周りの友人はSNSで様々な情報を収集しています。FASTの活動について発信する際は、基本的に私が文章を作成しています。しかし、SNSの投稿に慣れていないため、どうしても「かたい文章」になる傾向があります(笑)。

佐竹さん:私はTwitterをよく活用しています。大変恐縮ですが、私でよければ次回発信される際に一緒に文章を考えます(笑)。今後はTwitter含むSNSを活用して、大学生に「防災」をもっと身近に感じてもらえるような工夫ができればと思います。

Q. 月に1度実施されている夜回り活動について教えてください。
松尾さん:18時から約1時間、衣笠キャンパス周辺での夜回り活動を行なっています。具体的には、拍子木と拡声器を使って「寝る前には、火の元を確認してください」「日々の火の取扱いに注意してください」とアナウンスしながら、地域を回ります。
自分たちが地域を知るということも意識しながら、「暗い・狭い道はないか」「ブロック塀が崩壊している」など、危険なところはないか確認しながら巡回しています。
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Q. 学園祭での活動について教えてください。
松尾さん:10~12月に開催される各キャンパスの学園祭で、学生オフィスの職員の方と一緒に防火巡回を行なっています。消火器の周りに多くの荷物を置く団体が見受けられるので、発見したときは必ず注意しています。また、「コンロを使用する際に、袖が燃えないように気を付けてください」と伝えています。
昨年からは、防災について実行委員会と協議する機会を学園祭前に設けるようになりました。一人ひとりが意識することで、「事故ゼロ」につながると思います。

Q. 地域での防災訓練はどのようにサポートされていますか?
松尾さん:主に地域の消防団と協力して実施しています。消防団には、会社員・主婦・学生など、さまざまな方々が所属されています。おもに学区ごとに分団があり、地域の防火・防災に対する意識を高めるため、日々活動をされています。
防災訓練を実施される際には、消火器の運搬・避難名簿の作成・当日の進行補助などをサポートしています。また、参加者に「消火器の使用方法のレクチャー」「避難訓練のフィードバック」も行なっています。
地域住民の方々から「訓練の準備がスムーズにできて、本当に助かった」「また手伝いに来て欲しい」などの言葉をいただいたときは、自分たちの活動が地域のために役立っていることを実感して、やりがいを感じます。
防災訓練の準備をするときは、スケジュール管理に気を付けて、部員と協力しながら取り組むようにしています。高校時代、写真部の部長として、イベントの運営・調整の取りまとめをしていました。部内での調整が上手くいかず、学園祭の準備が当日ぎりぎりまで、時間がかかったことがありました。それ以来、「いつまでに何を準備しなければならないのか把握する」「部内で進捗状況を共有する」ことを徹底するように意識しています。この経験は、FASTの代表になった今でも良い教訓になっていますね。

Q. 京(みやこ)防災フェスタでの取り組みについて教えてください。
松尾さん:このイベントは、府民の防災意識向上を目的として、京都府と府内の大学の防災サークル・NPOなどが協力し、開催しています。
昨年は12月9日(日)に梅小路公園で行なわれ、私たちは2018年9月6日(木)に発生した「北海道胆振東部地震」をテーマに、ブースを出展しました。
実際に被災されていた前代表の小川さん(法学部・4回生)が、その経験の発表を行ないました。「もし同様のことが起こった場合、どうするべきか」ということを一緒に考えてもらいたいという想いから、このテーマを取り上げました。
この震災の特徴として、ブラックアウトと呼ばれる道内全域での大規模停電があげられます。「電気が使えない状況では、どうすればよいのか」「停電に備えて何を準備しておくべきか」といったこともお伝えし、少しでも多くの方が防災の必要性を理解していただけるように努めました。また、小川さんが現地で撮影された被災地の写真をできるだけ多く使用することで、視覚に訴えることも意識した内容にしました。
参加者の方々は「北海道での大停電は日本初のブラックアウト。もし京都で同じことが発生したら、大変なことになる。防災意識をもっと持たなければ」と、熱心に私たちの発表を聞いてくださいました。
このイベントには、毎年、多くの家族連れの方々が参加くださっています。それをふまえて、今年は子供向けにわかりやすく、かつ楽しみながら防災について学べるブースを出展したいと考えています。

Q. 2018年2月に作成された「北区安心安全マップ」について教えてください。
松尾さん:京都市北区役所と区内4大学(大谷大学・京都産業大学・佛教大学・立命館大学)が協力して防犯・交通安全及び防災情報をまとめたマップを作成しました。このマップでは、交通量が多い場所・街灯が少ないエリア・見通しが悪い道などをマップ上に記載しています。立命館大学は、「柏野学区」「大将軍学区」「衣笠・金閣学区」を担当しました。夜回り活動の際に「ここは道が狭い」「曲がり角が多くて見通しが悪い」など気になった場所を写真で撮影しながら情報を収集し、マップを作成していきました。
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佐竹さん:私は、入部前にこのマップを新入生向けの「自転車安全運転講習会」でもらいました。この講習会は、立命館大学に自転車で通学する学生全員が、受講しなければなりません。配布されたときは、「キャンパス周辺の情報が、わかりやすくまとめられていて、京都市はすごいな」と思っていました。入部後、先輩から安心安全マップの作成にFASTが関わっていたことを教えていただき、「そんな取り組みもしているのか」と大変驚きました。
いざという時に、マップを見ることができるように、いつも鞄のなかに入れています。8月下旬に大雨が降った際、大学にいたので、このマップを見ながら帰宅経路を確認しました。いつものルートの途中に「街灯が少ない」「見通しが悪い」場所を示すマーク「!」があったので、そのエリアを避けて帰宅しました。もしものために、このマップを携帯することをおすすめします。

Q. FASTの今後の目標について教えてください。
松尾さん:2018年12月から代表になりました。今年度は新たな取り組みとして、「防災士」の資格取得に向けてメンバーと一緒に頑張っています。「防災士」は民間資格で、災害発生時に適切かつ迅速に行動し、自分や家族、地域の人々を守るために必要な意識と知識・技能を身に付けている証明になります。
FASTの活動をしていくなかで、「客観性のある資格をもっていれば、地方自治体や地域の方からより一層信頼していただき、活動の幅が広がるのではないか」と考え、取得を目指しています。
また、現在7名のうち5名が法学部の学生です。私自身も法学部で行政法のゼミに所属していることもあり、防災に関する法律や行政の仕組みについて勉強する機会をFASTのミーティング内で実施しています。学生団体である私たちが、「地域のため行政と協力してどのようなことができるのか」検討するためには欠かせない知識ですので、勉強会は継続して実施していきたいです。

佐竹さん:現在、1回生は私のみです。数年後はFASTの代表として、サークルを引っ張っていくことができるように、まずは先輩たちから学び、多くのことを吸収していきたいです。
また、ESSにも所属して英語力の向上に努めています。高校時代の英語の先生に憧れて、「語学力を磨きたい」と思い、FASTと掛け持ちをしています。
京都には多くの外国の方々が住まれています。ESSで学んだ英語力をFASTの活動に還元して、今後は「外国人向けの防災レクチャー」なども実施できればと考えています。

Q. 進路や目標について教えてください。
松尾さん:京都府もしくは市の公務員(行政職)を目指しています。防災に対する意識を多くの方々に持っていただくためには、行政の取り組みとして、防災訓練や啓発活動を行ない、「災害に強いまちづくり」を目指す必要があります。FASTの活動を通して学んだ知識・経験を活かすことができれば嬉しいですね。

佐竹さん:現時点では「こんな仕事がしたい」という明確なものは、まだ見つけられていません。大学生活の4年間を通じて、法学部での学びはもちろん、防災や英語など、興味があることに全力で取り組んでいきたいと思います。

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インタビュー後、お二人の写真を撮ろうとしたときのこと。代表・松尾さんは「念のため、撮影用に」と、サークルの帽子を2つ持ってきてくださいました。いつも「事前の準備」を大切にして、FASTを引っ張っている松尾さんの姿勢が垣間見ることができました。
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今年の「京(みやこ)防災フェスタ」は、2019年11月30日(土)に梅小路公園で開催されます。今回FASTはどのようなテーマを取り上げるのか、楽しみにしてください。

▼編集後記▼

今回は、以学館の西側、衣笠キャンパスの南門を下ってすぐのところにある「喫茶 ひとみ」をご紹介します。現在、店主人見幸一郎さん(法学部1974年卒・京都府出身)と奥様が店を切り盛りされています。

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「喫茶 ひとみ」は、私の父が1971年に定食屋として開店しました。大学生の頃、講義のため広小路キャンパスへ通い、ホッケー部の練習のために柊野グラウンドへ、そして、店の手伝いのために衣笠キャンパスへと、立命館を行ったり来たりしていました(笑)。大学卒業後、23歳のときにこの店を継ぎ、喫茶店として改装しました。1987~1988年頃からオムライス中心のメニューへ変わっていきました。
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うちの「オムライス」は、ご飯3分の2合分の「レディースサイズ」から、1合の「レギュラーサイズ」、2合の「セミサイズ」、4合の「ジャンボサイズ」まで取り揃えています。「レディースサイズ」が、一般的なオムライスのサイズだと思ってください。ボリューム満点、良心的な価格で昔から学生の胃袋を掴んできたと思います。
特にびわこ・くさつキャンパス新設による理工学部移転前は、アメリカンフットボール部や理系の男子学生で、お昼休みの時間になると行列が絶えませんでした。
2016年頃から「オムピラフ」をメニューに追加しました。サイズは、オムライスと同じで、もちろん「ジャンボサイズ」もありますよ。是非懐かしいメンバーを誘って、オムライスを食べに来てください。
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「以前、ジャンボサイズは3合でしたが、2合のセミサイズができ、ジャンボはさらにボリュームアップしました(笑)」と奥様が教えてくださいました。喫茶店の素朴なオムライスを、楽しい思い出とともにご堪能ください。

(立命館CLUB事務局 坂東)

▼第170号読者プレゼント▼

今回は、「立命館オリジナルタオル」3名様にプレゼントします。
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プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:10/7(月)>

【パソコンの方はコチラ】

【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼169号読プレ当選発表▼

多数のご応募ありがとうございました。169号の読者プレゼント当選者の発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・J.I.さん(広島県)・はまちゃんさん(茨城県)・K.G.さん(埼玉県)・yuzukaeさん(群馬県)・いなっちさん(神奈川県)・クッキーさん(岡山県)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は10月11日(金)です。お楽しみに。
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