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立命館CLUB 【VOL.106】

立命館CLUB【VOL.106】

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.106━━━
 ■□■ 2016.11.11 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
 ■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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 立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

 11月7日(月)、立冬も過ぎ、朝晩はぐっと冷え込む日が増え、立命館大学各キャン
 パスの木々も色づき始めました。
 
 衣笠キャンパス・平井嘉一郎記念図書館前

 さて、10月30日(日)、びわこ・くさつキャンパス(以下BKC)にて、2016年度立命館
 大学学園祭
が開催されました。今年のテーマは翌日に控えたハロウィンにちなみ、
 「Halloween+R~いいからあそびにきな祭~」。会場の装飾やゲーム内容にかぼちゃや
 お化けがあしらわれ、ステージの司会者や模擬店の学生、来場者も仮装した方々が
 多く見られるなど、BKC全体がハロウィンの雰囲気に包まれました。
  
 (写真右)パフォーマンスを披露するおどりっつの学生たち

 各キャンパスから様々な団体がパフォーマンスの披露や展示、模擬店などが出店され
 ました。メインとなるセントラルステージにて応援団のパフォーマンスからスタート。
 学生・父母・地域の皆様など約1万名が来場し、盛況のうちに幕を閉じました。
  
 (写真左)子どもたちに科学実験を見せるライフサイエンス研究会
 (写真右)エンディングを飾ったカラーガードサークルLUSTER

 それでは、今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

 読者プレゼントは、「オール立命館校友大会2016 in 金沢 オリジナルのメモブロック」
 です。

 応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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 【1】「オール立命館校友大会2016 in 金沢」を開催

 10月29日(土)、「オール立命館校友大会2016 in 金沢」が開催され、延べ2,000名
 以上の校友が集い、交流しました。今年は、金沢駅前に巨大な懸垂幕をかかげ、
 北陸・金沢に校友を迎えました。金沢駅東もてなしドーム・地下広場にて、村上
 健治・立命館大学校友会会長の開会宣言からスタートし、山野之義・金沢市長から
 ご挨拶をいただき、応援団や出前ちんどんなどのパフォーマンスが行われました。
 ホテル日航金沢で開催された、立命館大学客員教授の宮家邦彦氏を講師に迎えての
 アカデミック企画には、約600名が参加し、会場は熱気に包まれました。アカデミック
 企画終了後、女性校友の交流会「FIT Café in金沢」、20~30代の若手校友の交流会
 「立★コン2016」、シニア層の校友を中心とした懇談会「衣笠・広小路の集い」の3つの
 交流会を開催。各交流会終了後、総会・懇親会が盛大に行われました。来年のオール
 立命館校友大会は、京都にて開催します。
  

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 【2】史上初の6連覇ならず 杜の都駅伝2位

 10月30日(日)、仙台にて、大学女子駅伝の日本一決定戦「第34回全日本大学女子
 駅伝対校選手権大会 杜の都駅伝」が行われ、6連覇を狙った女子陸上競技部は2位と
 いう結果でした。各大学が「打倒立命館」を掲げるなかスタートした「杜の都駅伝」。
 1区で6位と出遅れ、2区5位、3区6位と襷をつないだ立命館大学は、4区で和田優香里
 選手(スポーツ健康科学部3回生)が区間2位の記録で3位に。続く5区の関紅葉選手
 (経済学部2回生)が2位に上がり、アンカー大森菜月選手(スポーツ健康科学部
 4回生)が安定した走りでトップを追いかけましたが、1分11秒差で立命館大学は2位で
 フィニッシュしました(優勝は松山大学)。今後、女子陸上競技部は、この雪辱を
 果たすべく、12月30日(金)に行われる「2016全日本大学女子選抜駅伝競走 富士山
 女子駅伝」に挑みます。
 また、11月6日(日)、京都府・丹波自然運動公園にて、「第33回女子京都府高校
 駅伝」が行われ、立命館宇治高等学校女子陸上部が、29年連続31度目の栄冠に輝き
 ました。12月25日(日)に行われる「全国高校駅伝」への出場が決まり、4度目の
 頂上を目指します。
  

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 【3】日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センターとの教育研究協力に関する
    協定を締結


 10月24日(月)、立命館大学スポーツ健康科学研究科と日本スポーツ振興センター
 国立スポーツ科学センターは、教育・研究内容の充実と発展および科学技術の高度化を
 図ることを目的とした教育・研究協力に関する協定を締結しました。「低酸素環境を
 利用したスプリント能力向上のためのトレーニング効果の検証」「高強度トレー
 ニングが鉄代謝に及ぼす影響」「スポーツ競技者における運動後の食欲調節の
 変化」に関わる分野を中心に共同研究を行うとともに、合同シンポジウムを開催する
 など連携を進めます。今回の協定締結により、両者の保有する教育・研究資源のさら
 なる有効活用を図り、トップアスリートの競技力向上を目指した取り組みを加速
 させていきます。
 

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 【4】白川静先生没後十年 漢字とともに歩んだ一生を振り返る特設サイトオープン

 2016年は白川静立命館大学名誉教授が亡くなられてから10年目にあたります。96歳で
 その生涯を終えるまで、白川先生は研究に没頭し続けました。この特設サイトにて、
 白川静先生の生涯に触れていただくことができます。
 

 特設サイトはコチラ≫

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 その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる
 場合があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。
 ※[要事前申込]の場合は、各問い合わせ先にご連絡ください。
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 【1】[@京都][有料][要事前申込]
  第48回 京都漢字探検隊「はんこをつくってみよう」


 [日 時]11月23日(水・祝)
      第一部10:00~12:00
      第二部14:00~16:00

 [場 所]朱雀キャンパス 3階301教室
 [参加費]1,000円 ※教材費・保険代
 [その他]定員:各回30名(先着順)

 受付フォームはコチラ≫
 
 
 詳細はコチラ≫ 

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 【2】[@滋賀][無料][要事前申込]
  文部科学省グローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGEプログラム)
  立命館大学イノベーション・アーキテクト養成プログラムシンポジウム
  「イノベーションへの飛翔」


 [日 時]12月3日(土)14:00~17:30
 [場 所]びわこ・くさつキャンパス プリズムホール
 [入場料]無料 ※シンポジウム終了後、交流会(参加費1,000円)を開催します。
 [その他]申込み締め切り:11月28日(月) 
      ※定員100名になり次第、締め切らせていただきます。

 申し込みはコチラ≫
 

 詳細はコチラ≫

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 【3】[@大阪][無料][要事前申込]
  第2回 国際シンポジウム「稲盛経営哲学に基づく社会の実現にむけて」

 [日 時]12月8日(木)9:40~17:30 (受付9:00~)
 [場 所]大阪いばらきキャンパス 立命館いばらきフューチャープラザ3階
      コロキウム
 [入場料]無料 ※定員に達し次第受付を終了します。

 申し込みはコチラ≫
 

 詳細はコチラ≫
 
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 その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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 【1】[@大阪][有料][申込不要]
  アメリカンフットボール部「関西学生アメリカンフットボールリーグ」
  関西学院大学戦

 
   リーグ優勝をかけた全勝対決です。
 
 [日 時]11月20日(日)14:30~
  [場 所]万博記念競技場(大阪府吹田市千里万博公園1-1)
 [入場料]一般・大学生1,200円 高校生以下無料(要生徒手帳)

 詳細はコチラ≫
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 【2】[@兵庫・京都][有料][申込不要]
  ラグビー部「2016ムロオ関西大学ラグビーAリーグ」
 
 ◆同志社大学戦
 [日 時]11月27日(日)14:00~
  [場 所]神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(兵庫県神戸市須磨区緑台)
  [入場料]一般1,500円 高校生500円 中学生以下無料(要学生証)

 ◆関西大学戦
 [日 時]12月3日(土)12:00~
  [場 所]京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場
     (京都市右京区西京極新明町29)
  [入場料]一般1,500円 高校生500円 中学生以下無料(要学生証)

 詳細はコチラ≫
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 【3】[@大阪][有料][申込不要]
  応援団吹奏楽部「ジョイントコンサート」

  立命館大学と大阪桐蔭高等学校の吹奏楽部のジョイントコンサートです。

 [日 時]11月19日(土)16:30開場 17:00開演
 [場 所]立命館いばらきフューチャープラザ グランドホール
 [入場料]全席自由席1,000円(4歳以上は有料)
 [その他]お問合せ先:実行委員会事務局(06-6308-5720)
 

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 その他のイベントはコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼

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   第78回 輝く学生インタビュー
              お神輿が縁を繋いでくれる
                       立命館大学神輿会 春秋
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介して
 いきます。今回ご紹介するのは、「立命館大学神輿会 春秋」会長・高橋光輝さん
 (法学部3回生・大阪府出身)
森本佳樹さん(文学部3回生・佐賀県出身)です。
 京都では唯一の神輿会サークルとはどのような活動をしているのか、地域の方々との
 交流などについて伺いました。
 
 左:森本佳樹さん、右:高橋光輝さん

 Q.「立命館大学神輿会 春秋」(以下、「春秋」)のメンバーの構成を
 教えてください。

 高橋さん:衣笠キャンパスを中心に3回生・7名、2回生・1名、1回生・4名の12名で活動
 しています。お神輿といえば男子ばかりのイメージかもしれませんが、女子メンバー
 2名も活躍中です。

 Q.「春秋」の設立時期や理由などを教えてください。
 高橋さん:設立は2011年、今年5年目になります。「春秋」を設立した先輩は山梨県
 出身で、日本三奇祭のひとつ「吉田の火祭り」が開催される地域で育ったそうです。
 子どもの頃からお神輿が大好きで立命館大学入学後もお神輿を担ぎたいと、個人で
 晴明神社へお願いに行きました。残念ながら断られてしまいましたが、清明神社の
 お祭りを統括している「八条壬生神輿会」の方と知り合い、八条壬生神輿会のひとり
 として様々な祭りに参加していました。ある日、「大学のサークルとして神輿会を
 作ってみたらどうか」と言われたことがきっかけで、仲間に声をかけ「神輿会 春秋」
 を設立したそうです。現在も、私たちは八条壬生神輿会のお祭りに参加しています。

 Q.神輿を担ぐときは地域からの依頼ですか?それとも「春秋」からお願いに
 行くのですか?

 森本さん:依頼されるものもあれば、私たちからお願いに行くこともあります。京都
 には昔から地域に根ざしている「神輿会」があります。お世話になっている「八条
 壬生神輿会」は、六孫王神社を中心に活動されている神輿会で、八条壬生神輿会が参加
 するお祭りに私たちも参加しています。
 高橋さん:「春秋」の初代会長が「大学の近くにある神社には、地域活動への貢献と
 して、学生自身でお願いに出向く」という行動方針を作ったこともあり、現在も立命館
 大学の近所にある六請神社や大将軍八神社へは、私たちからお祭りに参加させていた
 だけるようお願いをしています。大学周辺で言うと、わら天神が4月、六請神社・大将軍
 八神社が10月にお祭りがあり、それぞれでお神輿を担がせていただいています。
 
 大将軍八神社(京都市上京区)のお祭り

 Q.年間のスケジュールは決まっていますか?
 高橋さん:サークル名のとおり、春と秋が活動のメインです。「祭り=夏」という
 イメージのためか、主として夏に活動していると勘違いされることもありますが、夏は
 祇園祭のみです。その分、春と秋は毎週のようにお神輿を担いでいて、ハードな週末を
 すごします。ゴールデンウイークには3日連続で担ぐこともあります。

 Q.「神輿会」サークルは珍しいと思いますが、他大学にもありますか?
 高橋さん:京都では私たちが唯一のサークルです。京都造形芸術大学は学園祭用に
 お神輿を作り、京都大学の学生は近くにある吉田神社のお神輿を担いでいますが、
 地域の様々なお祭りに参加し、お神輿を担ぐことをメインに活動しているサークルは、
 私たちしかありません。西日本では他に神輿会のサークルがあるという話は聞いた
 ことがありません。
 森本さん:関東では國學院大学に神輿サークルがあるようです。神道文化学部がある
 こととかかわっているかも知れません。私たちのサークルは、地域との繋がり・
 京都の文化を体験することも活動の目的のひとつです。

 Q.2名の女性メンバーも、男性と同じように神輿を担いでいますか?
 高橋さん:京都では、男神輿・女神輿がはっきりと分かれていていますので、女神輿の
 あるお祭りに参加しています。男性が参加できる祭りは25ケ所程度ありますが、女性が
 参加できるのは5ケ所程度と非常に少なくなります。せっかく興味を持って入部した
 のに、あまりにも活動がないと申し訳ないと思うこともあります。メンバー間の仲は
 よく、祭りのない時期は伏見稲荷や秋の紅葉など京都観光を企画して、メンバー同士の
 親睦を深めています。
  
 金札宮(京都市伏見区)の女神輿

 Q.「春秋」に興味を持ったきっかけを教えてください。
 高橋さん:私は立命館大学に入学し、京都での下宿生活もはじめた頃、「4年間は京都
 らしいことをする」というテーマを決めました。しかし、京都らしい活動がすぐに思い
 ついたわけではなく、新歓祭典でもらったビラを集めて眺めていると「神輿会 春秋」
 という変わったサークル名を見つけました。出身の大阪南部では「だんじり」が
 有名で、子どもの頃から親しんでいました。「だんじり」は曳くものですので、神輿を
 担ぐということが新鮮に感じました。先輩方も優しく、私自身が、祭り好きだった
 こともあり入部を決めました。
 森本さん:私は2回生からの入部です。1回生の後半頃に、たまたま「春秋」の宣伝を
 見つけました。地元佐賀のお祭りは「唐津くんち」といい、京都の祇園祭を見た商人が
 地元に戻り始めたのが起源と言われています。約150年前に始まったそうです。子ども
 の頃から祭り好きで曳山を曳いていたこともあり、京都でも祭りに参加できるのなら
 楽しそうだと感じ入部しました。
 高橋さん:「春秋」のメンバーは、必ずしもお祭りが大好きなメンバーばかりではあり
 ません。おとなしい人・海外志向な人もいます。しかし、「場を楽しく盛り上げ
 たい」という共通点を持っている人が集まっています。地元のお祭りといえば年1回
 ですが、京都では各地域に様々なお祭りがあり、地域性やお神輿の華やかさなど楽し
 める要素が多くあるように思います。

 Q.お神輿を担ぐときに心がけていることはありますか?
 高橋さん:地域のお祭りに参加させていただいていますので、学生という身分に
 甘えず、片付けなども積極的に参加するようにしています。技術的なことはプロの方々
 に任せて、「何か地域のために役立つことをする」ということを必ず頭の隅において
 います。神輿会には自分の父親と同年代の方々が多く、可愛がってもっているので、
 私たちからも積極的に話しかけて交流を持つように心がけています。
 森本さん:お神輿には「きついポジション」、「あまりきつくないポジション」が
 あり、私はできるだけ「きついポジションで担ぐ」ことを心がけています。特に
 前3名・後ろ3名はステップを踏み、お神輿を上下に揺らす役回りになるため激しい
 動きになります。若さもパワーも学生の方があると思っているので、進んでそのポジ
 ションに入るようにしています。
 高橋さん:さらしを巻き、法被を着ると祭りへのスイッチが入ります。森本君は今年、
 まわしもつけたようで「気合の入りようが違う」と驚きました。たまに立命館卒業の
 方と出会うこともあります。普通に大学生活を送っていたら地域の方々と深く話す
 こともなかったのではと考えると、お神輿を担ぐことを通しての出会いを嬉しく
 感じます。
 
 
 Q.印象的だったお祭りはありますか?
 高橋さん:昨年の祇園祭です。台風が直撃し、「130年ぶりに中止かもしれない」と
 言われていました。しかし、「お神輿は神様が乗っている」ことから雨風の中でも行う
 ことが決まりのようです。当日はもちろん大雨、法被に着替えた瞬間からびしょ濡れの
 状態で神輿を担いでいました。7月といえば暑いはずですが、とても寒かったことを覚え
 ています。お神輿は花見小路のエリアも通り、例年ですと舞妓さん・芸子さんのおもて
 なしがあり、見物客も多くて活気がありますが、昨年は少なく淋しかったことも印象的
 でした。
 森本さん:今年の祇園祭はとてもいい天気で、私は神幸祭神輿渡御・還幸祭も両方参加
 できました。見物客も多く、担ぐ側もやる気がみなぎっているように感じました。祇園
 祭は3基のお神輿があり、1基のお神輿に約1,000名の担ぎ手がいます。そのため競争率も
 高く、京都の神輿会ではない私たちが参加できることは、とてもありがたいことです。
 高橋さん:通常のお祭りは参加者が多ければ多いほど嬉しいと言われますが、祇園祭は
 「何名参加できます」と早めにお願いしても、どうにか1~2名参加できるといった感じ
 です。毎年、気持ちを引き締めて参加しています。
 
 祇園祭のお神輿は、地域の方々も気合が入っています

 Q.これまでの活動の中で達成感を得られたことはありますか?
 高橋さん:お祭りが終わったときの達成感は、「春秋」に入部しないと得られ
 なかったと思います。お神輿が地域を巡り、最後はお堂のなかで何回も激しく神輿を
 揺らし、「差し上げ」といって高くお神輿を上げることを何回も繰り返します。
 何時間も歩いてヘトヘトになっているなか、祭りのクライマックスに向け無我夢中で
 盛り上げます。終わった瞬間は、ほっとするのと同時に少し淋しい気持ちにもなり
 ます。また、法被は借りものですが木札をもらえることが嬉しく、コレクションの
 ように壁に飾っています。サークルでもオリジナルの木札を作ろうかと考えています。
 森本さん:お祭りが終わったあと皆で集まり、交流できる時間がとても楽しいです。
 昔から京都に住んでいるおじさんから、普段聞けないような祭りの裏話を聞けることも
 楽しみのひとつです。木札以外に、神社の紋が入った手ぬぐいもいただけます。たまに
 銭湯に持っていくと、たまたま同じお祭り参加した方に「きみも参加していたのか」と
 話しかけられ、お祭りの話で盛り上がることができます。先輩方が八条壬生神輿会の
 方々との繋がりをしっかり作ってくださったおかげで、この活動が続けられていると
 思います。
  
 (写真左)お神輿を担ぐときに神社からいただける木札
 (写真右)六孫王神社の手ぬぐい


 Q.今後の目標・チャレンジしてみたいことを教えてください。
 高橋さん:自分たちの神輿を作り、新歓祭典や学園祭で担いでイベントを盛り上げ
 たい、イベントを華やかにするお手伝いがしたいと思っています。現在は学内で活動
 することが少ないので、「春秋」をアピールする機会を増やしたいと思っています。
 森本さん:私は来年4回生になります。就職活動が忙しくなると思いますが、サークル
 活動にも積極的に参加したいです。今年、担がせていただいたお神輿が20基だった
 ので、来年もせめて今年の半分くらいは参加したいと思っています。

 Q.今まで新歓祭典や学園祭でお神輿を出そうと考えたことはありますか?
 高橋さん:今年の新歓祭典では、「春秋」の紹介ブースに人が乗れるくらいの大きさの
 お神輿を置き、「お神輿に乗りたい人がいれば担ぎます!」と宣伝しました。さすがに
 人の多い会場内を練り歩くのは危険だと思い申請はしませんでしたが、多くの新入生が
 お神輿にも乗ってくれたことはとても嬉しかったです。
 森本さん:神輿を担いで楽しんでいるだけのサークルと思われないか心配でした。
 私たちの活動は、お神輿を担ぐ神事に参加することですが、「大学生がお神輿を担ぐ」
 ということが分かりづらいのかもしれないと考えました。何より敷居が高いイメージを
 壊したいという思いもあり、まずは興味もってもらおうと、お神輿を設置してみました。
 高橋さん:実はそのお神輿は3月に卒業された先輩を乗せて、キャンパスを練り歩く
 ために作ったものです。お神輿自体も廃材として出されていた木材のなかから、角材を
 集めて製作しました。釘と縛る紐は購入しましたが、環境に配慮したお神輿ができ
 あがりました(笑)。いつの日かイベントの目玉として、「春秋」のお神輿でキャン
 パス内を練り歩くことができればと思っています。
 
 「春秋」手作りのお神輿。人が乗っても安全な設計だそうです

 Q.趣味を教えてください。
 高橋さん:神社巡りと読書です。日本史が好きで、古くからある神社へ行くと地域の
 歴史・日本の文化も知ることができるので、休みの日に神社巡りをしています。歴史
 のみならず豪華な装飾も楽しめますし、最近は自宅周辺の小さな神社でゆったりと
 過ごす時間が気に入っています。おすすめは、陰陽師でも人気の晴明神社や下鴨神社・
 糺の森です。また、休みの日は図書館や書店によく行きます。書店で立ち読みする
 だけで終わることもあれば、図書館にこもって好きな本を何時間でも読でいるときも
 あります。
 森本さん:私の趣味は登山と競馬です。身体を動かすことが好きで、今年の夏休みには、
 神輿会メンバーの登山好きと一緒に北アルプスの槍ヶ岳に登りました。もうひとつの
 趣味の競馬ですが、ギャンブルとしてではなく「競馬場」が好きです。馬視点・人間
 視点でそれぞれのドラマを想像しながら、客席の雰囲気や馬の躍動感など雰囲気を
 楽しんでいます。

 Q.将来の夢を教えてください。
 森本さん:「将来はこれを目指しています」という目標は、まだ明確ではありません。
 企業に就職して、お金を稼ぎたいと思っています。歳を重ねても祭り好きに変わりは
 ないと思いますので、お神輿はいつまでも担ぎたいと思います。
 高橋さん:私は学校の先生になるのが夢です。好きな日本史をメインに教える教師に
 なりたいと思っています。日本史はどうしても書物中心の話になってしまいがちですが、
 様々な土地の文化も知ることができる教科です。現在、春秋で貴重な体験をさせて
 もらっていますので、その経験を生徒に還元したいと思っています。サークル活動の
 おかげで、京都に住み続けるのも悪くないと思うようになりましたし、私も社会人に
 なってもお神輿は担いでいきたいです。
 

 ~~~
 いかがでしたでしょうか。
 入部当初は、お神輿を担いだ次の日は、足・腰はもちろん、肩に触れられただけでも
 痛くて泣きそうだったそうです。お祭りのポスターが貼られる頃になると「ソワソワ
 し始める」という祭り好きのお二人。孫や息子のように接してくれる八条壬生神輿会の
 方々・地域の方々との交流を毎年楽しみにしているようです。「お祭りが近づいて
 くると、皆さんにお声をかけてもらえることが何より嬉しい」と話してください
 ました。


 神輿会 春秋 Twitter≫https://twitter.com/rits_shunzyu

▼編集後記▼

 今回は、リオデジャネイロパラリンピックで視覚障害者マラソンランナー・近藤寛子
 さんのガイドランナーを務めた、日野未奈子さん(産業社会学部3回生)にお話しを
 伺いました。

 ―リオデジャネイロパラリンピックにガイドランナーとして、参加された感想を教えて
  ください。

 「すばらしい経験をさせていただいた」という一言につきます。開会式・閉会式ともに
 参加できました。世界最大規模のスタジアムで、われんばかりの歓声のなか、日本代表
 のユニフォームを着て行進できたことに感動しました。
 

 ―スタート地点に立ったときの心境はどうでしたか?
 大げさな言い方かもしれませんが、伴走者としてスタートラインに立つことは、
 「選手の命」を預かっていることだと感じ、気を引き締めました。私は前半20kmを
 伴走しましたが、走り始めると沿道からの熱狂的な応援の後押しもあり、近藤さんも
 声援に応えるように楽しく走っていらっしゃったのが印象的でした。
  

 ―東京オリンピック・パラリンピックへ向けて、これからの目標を教えてください。
 障がい者スポーツのすばらしさをもっと多くの方々に知ってほしいと感じています。
 近藤さんと出会い、「チーム近藤」の一員として、障がい者スポーツを支える大切さを
 学ぶことができました。この経験をもっと多くの方々、特に若い方々に伝えていきたい
 と思っています。
 

 ~~~
 リオデジャネイロには、日野さんのご両親・高尾コーチ・スポーツ強化オフィスの職員・
 近藤さんの職場の皆さんが応援に駆けつけてくれたそうです。視覚障害者マラソンは大会
 最終日、リオデジャネイロに入ってから2週間後ということもあり、体調の調整方法など
 不安になる日もあったようですが、心強い応援団のおかげで日野さん自身も楽しみながら
 走ることができたと話してくださいました。リオデジャネイロがスタートだと話す日野さん。
 これからの活躍がますます楽しみになりました。

 (立命館CLUB事務局 坂東)

▼第106号読者プレゼント▼

 今回は、「オール立命館校友大会2016 in 金沢 オリジナルのメモブロック」
 5名様にプレゼントします。是非ご応募ください。
 

 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:11/21(月)>

 【パソコンの方はコチラ】

 【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼105号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 105号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・おとぼけ侍さん (秋田県)★
 ★・メカヒロさん  (滋賀県)★
 ★・N.Aさん     (滋賀県)★
 ★・青木光夫さん  (徳島県)★
 ★・J.S.さん     (奈良県)★
 ★・がこ父さんさん (兵庫県)★
 ★・J.S.さん     (広島県)★
 ★・N.Aさん     (長崎県)★
 ★・K.T.さん     (愛知県)★
 ★・ヒサシンさん  (京都府)★
 ★★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は11月25日(金)です。お楽しみに。
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