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立命館CLUB 【VOL.142】

立命館CLUB【VOL.142】

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 ■□■ 2018.6.8 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
 ■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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 立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

 6月1日(金)、来春卒業する大学生・大学院生への採用選考が「解禁」されました。
 立命館大学キャリアセンターでは、4回生を対象にした「学内合同企業説明会」や
 「模擬面接」、3回生を対象とした「インターンシップ選考対策」など、学生一人
 ひとりの希望する進路・就職を叶えるための支援を行っています。希望する進路の
 実現を目指す皆さんを応援しています。
 キャリアセンターホームページはコチラ≫

 さて、立命館大学相撲部・野﨑舞夏星さん(スポーツ健康科学部4回生)が、以下の
 テレビ番組に出演します。ジュニア世界一の女横綱!再び世界の頂点を目指し、
 土俵に生きる21歳の素顔に迫っています。是非ご覧ください。

 ◆毎日放送 「情熱大陸」
 [日 時]6月10日(日)23:00~
 情熱大陸ホームページ≫

 7月14日(土)~22日(日)、メキシコ合衆国メキシコシティーにて、「第5回U19世界
 アメリカンフットボール選手権大会」
が開催されます。今回、日本代表選手に立命館
 大学アメリカンフットボール部・立命館宇治高校アメリカンフットボール部から選手・
 スタッフあわせて8名が選ばれました。熱いご声援をよろしくお願いします。
 詳細はコチラ≫

 今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

 読者プレゼントは、「立命館オリジナルアルミボトル&Rマークステッカー」です。

▼学園ニュース▼

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 【1】2019年4月、大阪いばらきキャンパスへの「グローバル教養学部」開設が決定

 このたび、「グローバル教養学部」の設置届出が文部科学省に受理されました。これに
 より、2019年4月、立命館大学16番目の学部「グローバル教養学部」(以下、GLA)を
 開設することが決定しました。
 GLAは、オーストラリア国立大学(以下、ANU)のCollege of Asia & the Pacific
 (アジア太平洋学群)が提供するアジア太平洋に関する学びと、立命館大学が展開する
 グローバル時代の教養(リベラル・アーツ)に関する学びの両方を、オーストラリア・
 日本の2つのキャンパスで修めます。国を越えて2つの大学の学位を取得できる「デュ
 アル・ディグリープログラム」に、学部全体で取り組むことは日本初となります。
 授業はすべて英語で行い、ANUの授業の一部は、同大学教員によって、大阪いばらき
 キャンパスでも開講されます。立命館大学では、GLAの誕生を機にグローバル化を
 さらに高いレベルで推進し、アジア太平洋、ひいては世界で活躍するグローバルリー
 ダーの育成に努めてまいります。

 <立命館大学 グローバル教養学部について>
 学部名称 : グローバル教養学部 College of Global Liberal Arts
 学科名称 : グローバル教養学科 Department of Global Liberal Arts
 学位名称 : 学士(グローバル教養学) Bachelor of Global Liberal Arts
 開 設 日 : 2019年4月1日
 開設場所 : 大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市)
 入学定員 : 100名(国内学生:30名・国際学生:70名)
 

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 【2】「いばらき×立命館DAY 2018 ~出会う、つながる、つくりだす~」を開催

 5月20日(日)、大阪いばらきキャンパスにて、地域交流イベント「いばらき×立命館
 DAY 2018 ~出会う、つながる、つくりだす~」を開催しました。このイベントは、
 立命館大学や地元企業・団体の取り組みを地域の方々に紹介し、体験いただく機会と
 して実施しています。4回目の開催となった今年度は、「知る」・「体験する」・
 「観る」・「食べる(買う)」をテーマに、ステージパフォーマンスやスポーツ体験
 企画などが行われました。
 当日は天候にも恵まれ、過去最多となる約16,000名が来場しました。例年大人気の
 ご当地ソフトクリームやビールのみならず、政策科学部・経営学部・総合心理学部の
 新入生による模擬店、博多一風堂による親子麺作り体験も大盛況でした。スポーツ
 体験企画やかけっこ教室・防災体験企画など、子どもから大人まで楽しめる企画に、
 会場は多くの家族連れで賑わいました。
  

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 【3】立命館大学政策科学部と関西経済連合会との連携授業を実施

 立命館大学政策科学部は、関西経済連合会事務局(以下、関経連)と連携し、関経連が
 取り組む最新の政策テーマに対し、グループワークやディスカッションを行い、課題
 解決のための提言を行うPBL型授業を実施しています。5月16日(水)、大阪いばらき
 キャンパスにおいて、「新大阪駅および周辺エリアの発展コンセプト」を検討課題と
 したプレゼンテーションを学生が実施しました。企業交流を促進しイノベーション
 都市を目指す提案、新大阪駅を防災拠点として開発するというユニークな発表があり
 ました。発表後の講評では、関経連の西村和芳・地域連携部長から「多様な視点からの
 提言で、今後コンセプトづくりを進める上で参考になります」とコメントをいただき
 ました。また、中島みき・副参与から、「実現のためにはコスト意識をしっかり持つ
 ことも大事」とアドバイスをいただきました。学生たちは今後、「エネルギー・環境」
 と「女性活躍推進」のテーマにも取り組む予定です。
 

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 【4】未来を切り開く学生たちの成果報告会を開催

 5月20日(日)、大阪いばらきキャンパスで2017年度「+R校友会未来人財育成奨学金」
 「学びのコミュニティ集団形成助成金(正課外自主活動)」成果報告会を開催しま
 した。これらの奨学金は、正課外を問わず様々な社会課題の解決に向けて取り組む
 学生に対し支給されています。今回の報告会は、奨学金を受給している学生同士が
 活動内容を伝え合い、お互いに刺激し合うことを目的として開催したもので、101名の
 学生が参加しました。SDGs・環境政策・地域活動・ものづくり・少子化・防災など
 約40の分野で発表が行われました。
 ミクロネシア連邦のポンペイ島で現地の人々とゴミ問題の解決に取り組む団体
 「natuRable」などから発表があり、プロジェクトを進める中で感じた課題や気づきに
 ついて共有しました。成果報告会に来賓として出席した福元寅典・立命館大学校友会
 副会長は、「挑戦というのは、一つの壁を取り払い、自らの考え方をもっと大きく
 もつことです。皆さん一人ひとりの考え方は、経験から生まれる。絶えず新しい考え
 方を持ち、活動を続けてください」と激励しました。
  

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 その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる
 場合があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。
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 【1】[@大阪][有料][要事前申込]
  立命館アカデミックセンター主催「おとなの学び舎’18夏」

 [日 程]◆7月6日(金)・8月3日(金)・9月7日(金)
      「一気通貫!日本史講座-『学校日本史』はどのように教えられて来たか-」
      (高杉巴彦・池坊短期大学学長 立命館大学国際平和ミュージアム元館長)
      ◆7月11日(水)・8月8日(水)・9月12日(水)
      「続・予防医学者の長寿戦略-認知症予防への挑戦-」
      (金森雅夫・立命館大学スポーツ健康科学部特任教授)
        ◆7月17日(火)・8月28日(火)・9月18日(火)
        「宰相の系譜-近代日本の『かたち』を築いた政治家たちの面影-」
        (鵜養幸雄・立命館大学大学院公務研究科教授)
        ◆7月20日(金)・8月10日(金)・9月21日(金)
        「争乱と異変の日本古代史」
        (本郷真紹・立命館大学文学部教授)
        ◆7月24日(火)・8月21日(火)・9月13日(木)
        「『食』で巡るイタリア探訪」
        (石田雅芳・立命館大学食マネジメント学部教授)
        ◆7月25日(水)・8月29日(水)・9月19日(水)
        「東洋のエスペラント-漢字の世界-」
       (久保裕之・立命館大学専任職員 白川静記念東洋文字文化研究所文化
       事業担当)
        ◆7月26日(木)・8月23日(木)・9月27日(木)
        「『論語』を読もう」
        (加地伸行・立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所研究顧問)
        ◆7月27日(金)・8月30日(木)・9月6日(木)・10月19日(金)
        「天皇の代替わり-中世日本から紐解く平成の譲位-」
       ※各回、講師が異なります。
        ◆7月30日(月)・8月27日(月)・9月10日(月)
        「あぁ、そうだったのか!日本芸術の仕組み」
       (前﨑信也・京都女子大学家政学部准教授 立命館大学アート・リサーチ
        センター客員協力研究員)
 [時 間]14:00~15:40
 [場 所]立命館大阪梅田キャンパス(大阪市北区小松原町2-4 大阪富国生命ビル)
 [受講料]1,700円/回
 

 詳細はコチラ≫

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 【2】[@京都][無料][申込不要]
  土曜講座「朝鮮半島をめぐる国際関係と日本」

 [日 時]7月28日(土)
      13:00~14:00 講演
       藪中三十二 立命館大学国際関係学部客員教授
      14:10~15:30 パネルディスカッション(質疑応答を含む)
       <パネリスト>
       藪中三十二 立命館大学国際関係学部客員教授
       古川勝久氏 国連安全保障理事会・北朝鮮制裁委員会専門家パネル元委員
       中戸祐夫 立命館大学国際関係学部教授
       <司会>
       本名純 立命館大学国際地域研究所所長 立命館大学国際関係学部教授
 [場 所]衣笠キャンパス 以学館1号ホール
 [入場料]無料


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 その他の公開講座はコチラ≫ 
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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 【1】[@東京][有料][申込不要]
  硬式野球部「第67回全日本大学野球選手権大会」奈良学園大学戦

 立命館大学硬式野球部は、2年ぶりの全国大会出場。初戦の相手は奈良学園大学です。
 この試合に勝利すると、2回戦は6月12日(火)14:00~、国際武道大学との対戦です。
 応援よろしくお願いいたします。

 [日 時]6月11日(月)9:00~
 [場 所]東京ドーム(東京都文京区後楽1-3-61)
 [入場料]内野席券 1,300円 内野席中高生券 500円 応援席券 500円
 


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 【2】[@大阪][有料][申込不要]
  サッカー部「第96回関西学生サッカーリーグ(前期)」

 リーグ戦(前期)は残り2試合となりました。スタンドを立命館カラーのエンジ色に
 染め、選手たちに声援を送りましょう!

 ◆関西大学戦
 [日 時]6月9日(土)14:00~
 [場 所]ヤンマースタジアム長居(大阪市東住吉区長居公園1-1)
 [入場料]大人1,000円、中高生400円、小学生以下無料  

 ◆近畿大学戦
 [日 時]6月16日(土)11:30~
 [場 所] J-GREEN堺・メインフィールド(大阪府堺市堺区築港八幡町145番地)
 [入場料]大人1,000円、中高生400円、小学生以下無料  

 詳細はコチラ≫

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 【3】[@神奈川][無料][申込不要]
  陸上競技部(男子・女子)「2018日本学生陸上競技個人選手権大会」

 立命館大学からは42名の選手が出場します。

 [日 時]6月15日(金)~6月17日(日)
 [場 所]Shonan BMW スタジアム平塚(神奈川県平塚市大原1-1)
      ※ハンマー投のみ東海大学湘南校舎陸上競技場(神奈川県平塚市北金目4-1-1)
 [入場料]無料
 


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 【4】[@京都][無料][申込不要]
  立命館大学混声合唱団メディックス「サマーコンサート」

 「私があなたを包む歌」をテーマに3部構成になっています。四声のハーモニーをお楽しみください。

 [日 時]6月24日(日)13:30開場 14:00開演
 [場 所]衣笠キャンパス 以学館1号ホール
 [入場料]無料
 


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 その他のイベントはコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼

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   第113回 輝く学生インタビュー
             音と動きと呼吸が作る一体感
                         立命館大学体育会ボート部
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介
 します。今回ご紹介するのは、立命館大学体育会ボート部主務 根岸寛さん(経済
 学部4回生・群馬県出身)
です。競技の魅力や日々の活動について伺いました。
 

 Q.立命館大学体育会ボート部のメンバー構成を教えてください。
 部員は現在40名です。選手は29名(男子18名、女子11名)、マネージャーが11名です。
 男子部員のなかには未経験者もいますが、女子部員は全員が高校からの経験者です。

 Q.競技ボートを始めたきっかけを教えてください。
 中学・高校とテニスをしていましたが、大学では新しい部活を経験したいと思い
 ました。競技ボートは大学から始める人が多く、未経験でも練習を積むことで実力を
 発揮できるスポーツだと思い、入部を決めました。
 しかし、一回生の秋に肩の手術をしたことで、選手を続けることが難しくなりました。
 選手として最後に同期4人でボートに乗り、見事に4人とも落ちたことはいい思い出に
 なりました(笑)。二回生から主務に転向し、スムーズな部の運営ができるよう日々
 考えています。

 Q.競技ボートについて教えてください。
 種目は大きく分けて、「スカル」と「スイープ」があります。「スカル」は1人が2本の
 オールを両手に1本ずつ持ち左右対称に漕ぎ、「スイープ」は1人が1本のオールで左右
 どちらかを漕ぎます。「スカル」にはシングル(1人)、ダブル(2人)、クォドル
 プル(4人)の3種類があり、「スイープ」にはペア(2人)、フォア(4人)エイト
 (8人)の3種類があります。そのほか、舵手(だしゅ)、艇(ふね)の種類により
 9種目に分類されます。また体重制限のない「重量級(オープン)」と制限のある
 「軽量級」があります。「軽量級」は、男子選手では平均体重が72.5kg以下、女子
 選手では57kg以下となっています。
 使用するオールは「スカル」と「スイープ」で長さが異なり、艇の長さは漕ぎ手の
 人数によって異なります。シングルで約8m、エイトで約17mもあります。
 競技ボートは進行方向に背を向け、オールを使って艇を漕ぎ、順位を競う競技です。
 シングルの場合は、艇のバランスを保ち、真っ直ぐに艇を進める漕ぎ手の技量が問わ
 れる競技ですが、2人以上で艇を操る場合は、漕ぎ手全員のタイミングも合わせなけ
 ればなりません。1人でもタイミングがずれると艇は進みません。
  
 (写真左)フォア
 (写真右)ダブル

 Q.普段の練習について教えてください。
 4月から11月のシーズン中は毎朝5時10分に瀬田川に集合し、約2時間水上練習を行って
 います。午後は週2日、ウエイトトレーニングや「エルゴ」と呼ばれる陸上トレー
 ニング用の機械を使用し、フィジカル面を鍛えています。また、シーズン最後に行わ
 れる全日本選手権に向けて、毎年夏に、日本ボート協会公認の2000mのボート場でも
 ある富山県の桂湖と、神通峡の神二ダム湖内の漕艇場で合宿を行っています。インカレ
 と全日本選手権、両方での優勝を目標に日々練習に励んでいます。

 Q.ボートを動かすコツはありますか?
 最初は1人乗りのシングルスカルから練習を始めますが、大抵の人がひっくり返り
 ます。ひっくり返ることを、私たちは「沈(ちん)」と呼んでいます。1回2回の「沈」
 で乗れるようになる人もいれば、10回20回と「沈」する人もいます。乗って、慣れて
 いくしかないですね。
 競技ボートは腕の筋肉をよく使うと思われがちですが、メインは脚です。漕ぎ手の脚は
 艇に固定され、競技ボートの中に引かれたレールには座席シートが設置され、脚力を
 使って座席を前後に動かし艇を進めます。艇を進めるための「脚で漕ぐ」動きは、
 陸上でトレーニングするための機械「エルゴ」を使用して身に付けます。
 例えば、筋肉量が多く体格のよい人はエルゴを早く多く動かすことが出来ますが、筋力
 だけではスムーズに水上で艇を動かせることに繋がりません。また、競技をする
 うえで「漕ぐ」という技術や筋力も必要ですが、乗っている一人ひとりがしっかり
 バランスをとらなければ艇もまっすぐ進みませんし、勝つことは難しいです。
 また、複数で艇に乗る場合は、オールを水中に入れるタイミング、抜くタイミングと
 いった、漕ぎ方ではない「息を合わせる」ことも重要なポイントです。全員の息が
 そろったときに水上を進む、艇が伸びるという感覚は、本当に気持ちがよく、漕いで
 いて楽しいです。
  
 「エルゴ」のトレーニング風景

 Q.体重制限があると伺いました、日々の管理は大変ですか?
 マネージャーが週4日、栄養面を考えた朝ごはんを作ってくれます。今年は食マネジ
 メント学部が新設されたこともあり、スポーツ栄養学に興味のある学生が2名入部して
 くれました。よりおいしく、栄養バランスのよい朝ごはんが楽しみです。
 選手は、大会の2カ月ほど前から筋肉量を落とさないように、体重だけゆっくり落とし
 ていきます。おもに減量では男子選手より女子選手が苦労しています。全ての試合で
 体重制限が設けられているわけではなく、軽量級の試合に出場する場合は、2時間前に
 行われる計量をクリアする必要があります。計量は試合期間中毎日あるため、試合
 日数が長くなるほど好きなものはお預けの状態が続きます。みんな大会終了後に自分
 へのご褒美として、肉やスイーツなど好きなものを食べています。
  
 マネージャーの作るご飯は、みんな楽しみにしています。

 Q.活動のなかで心がけていることはありますか?
 2018年は、考えて動く「考動」をスローガンとしています。考えて動いていれば、
 きっと自分の身になることがある、成績が残せた人も、そうでない人も「4年間ボート
 部でよかった」と思える活動を目指しています。私自身も選手の頃は自分がどれだけ
 強くなって成績を残せるのか、自分を主体に考えて行動していましたが、大学に入り
 ボート部で主務という立場を任されたことで、ボート部全体をどのように動かして
 いくのか、部員に対し常に視野を広く持つことを心がけています。

 Q.他大学との交流はありますか?
 立命館大学ボート部では4人乗りの「フォア」をメイン競技としていますが、京都大学
 や同志社大学は8人乗りの「エイト」がメイン競技です。大学によって力を入れている
 種目が違うため、なかなか交流がないのが現状です。私自身は関西学生ボート連盟の
 委員長として他大学と関わることで、立命館大学ボート部を客観的に見ることができる
 ようになりました。これまでは活動拠点であった瀬田川に新入生を呼び、説明会や
 試乗会を行っていました。あるとき、同志社大学が学内で教室を借りて、説明会を
 行っているという話を聞き、昨年から私たちも新入生歓迎の時期に教室を借り、艇の
 展示や説明会を行うようにしました。気軽に足を運んでくれるようになり、今年は
 興味を持ってくれる新入生も増え、6名の新入生が入部してくれました。
  
 (写真左)新歓ガイダンス
 (写真右)試乗会の様子


 Q.競技ボートの見所を教えてください。
 数あるスポーツのなかで、8人が同じ動きをする競技というのは、あまりないと思い
 ます。水中で漕いだオールを返すとき、「クラッチ(オールを差し込むために、艇に
 取り付けられた馬蹄状の金具)」が擦れて出る「ガッ」という摩擦音、座席シートと
 レールの擦過音、漕ぎ手の呼吸、全てが一糸乱れず一定の音と動きで艇を進めていく
 競技ボートならではの魅力だと思います。艇が加速していく様子や漕ぎ手がトップ
 スピードに乗せるために全力で漕ぎはじめるスタート地点も見所ですが、やっぱり
 盛り上がるのはゴール付近です。2000mのレースであれば、1500mをすぎた辺りから
 多くのチームが勝負を仕掛けます。最終を走っていた艇がゴール直前に追い抜くことも
 あり、競技ボートの醍醐味だと思います。スピードが出ているため、自分の大学が
 どれなのか分かりにくいのですが、見分けるポイントは「オール」です。もちろん
 ユニフォームも異なりますが、団体によっては数種類のユニフォームがあります。
 しかし、オールは1種類なので、分かりやすいと思います。立命館大学のオールは
 白・赤・白です。大会によっては、パンフレットに各団体のオールを掲載し、観戦に
 来てくれた方々がオールを見てどの団体か分かるような取り組みも行っています。
 是非、一人でも多くの方に観戦に来てもらえると嬉しいです。
 
 立命館大学ボート部のオール

 Q.今後の目標を教えてください。
 女子は全日本選手権で、「女子舵手なしペア」で5連覇、「女子エイト」連覇です。
 男子は、近年、全日本選手権で入賞はあるものの、表彰台は逃しています。今年5月に
 行われた「第71回朝日レガッタ」において、「男子舵手付きフォア」「女子舵手付き
 クォドルプル」ともにアベック優勝を果たしました。この勢いで全日本選手権、イン
 カレでの表彰台を狙っていこうと思います。
  
 「第71回朝日レガッタ」ではアベック優勝

 ~~~
 いかがでしたでしょうか。
 「2000mのレース中で一番つらいのは、1000mから1500mです。ゴール目前の残り
 500mは、ここまできたら漕ぐしかないという気持ちが出てきますが、中間という
 のは、疲れも出始めるため、ゴールが遠く感じます」「ただ、一番集中しているのか、
 レース後の記憶は曖昧です」と話してくれました。体格や性格など、一人ひとり
 個性の違う漕ぎ手が息を合わせたときの動き・呼吸・意識の一体感は、体験した人に
 しか分からない未知の感覚なのかもしれません。

▼編集後記▼

 今回は、綿善旅館若女将小野雅世さん(政策科学部2007年卒・京都府出身)
 ご紹介します。1830年創業の綿善旅館で2015年4月から若女将として、お客様の
 思い出づくりのお手伝いをされています。
 

 ~~~
 立命館大学卒業後は金融機関に総合職として就職、仕事は大変でしたが「楽しくなる
 まで辞めない」と決めていました。3年半後に退職したときは、「本当に一番楽しい
 ときに辞めた」と思えるくらい充実した毎日でした。退職後に父から声をかけられ、
 2011年から家業である綿善旅館で働き始めました。アルバイトからのスタートでした。

 学生時代から「人のお祝いすること、喜ばせること」をよく考えていました。友人の
 誕生日などにサプライズを仕掛けることが楽しみでした。この思いは、綿善旅館で
 働き始めても変わりません。現在は、アフロヘアや被り物などのパーティグッズを
 用意し、時々お客様の誕生日や修学旅行生などにサプライズを仕掛けています。
 スタッフには決して強要はしません。お客様の喜ぶ顔やほかのスタッフの楽しそうな
 姿を見て、サプライズに参加するスタッフも増えてきました。「お客さんに喜んで
 もらいたい」という思いはスタッフ全員が持っています。様々な個性を持ったスタッフ
 がいることで、いつ来ても楽しんでもらえるような旅館になっていると感じます。

 目標は、お客様・スタッフ・地域の方々・取引先の方々まで、関わる人すべてが
 ハッピーになる旅館にすることです。お互いが幸せになれる関係を築き、次の世代に
 バトンタッチしたいと考えています。そして、いつの日か、大好きな沖縄県でたこ
 焼き屋さんを開店することが私の夢です。
 
 ~~~
 3月に二人目のお子さんを出産された小野さん。「ある日、家のインターホンが鳴った
 ので出てみると、スタッフが『メッセージ入りのおむつケーキ』を持ってお祝いに来て
 くれました。驚きましたが、とっても嬉しかったですね」と笑顔で話してください
 ました。お客様・スタッフの方々の笑顔溢れる綿善旅館を訪れたくなりました。

 (立命館CLUB事務局 坂東)


 【お詫びと訂正】
 5月25日(金)配信の立命館CLUB第141号編集後記につきまして、内容の一部に誤りが
 ありました。読者の皆様ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたこと深く
 お詫び申し上げます。

 <訂正内容>
 (誤)プロの動きや迫力を → (正)社会人の動きや迫力を
 (誤)ライスボール → (正)ライスボウル

▼第142号読者プレゼント▼

 今回は、「立命館オリジナルアルミボトル&Rマークステッカー」10名様
 プレゼントします。軽くて携帯に便利なアルミボトルです。容量は500ml、カラビナ
 付きです。
 
 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:6/18(月)>

 【パソコンの方はコチラ】

 【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼141号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 141号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・吉田猛さん  (奈良県)★
 ★・こうちゃんさん(北海道)★
 ★・高木秀夫さん   (長野県)★
 ★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は6月22日(金)です。お楽しみに。
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 [注意]
 ※リンク先は、時間の経過と共に変更・消去されることがあります。
 ご了承ください。
 ※メールマガジンを転載、その他の利用によって生じる事象につい
 て、立命館大学では一切の責任を持ちません。

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 ■■ 発行:立命館大学立命館CLUB事務局
 ■■ 〒604-8520京都市中京区西ノ京朱雀町1番地
 ■■ TEL:075-813-8118
 ■■ FAX:075-813-8119
 ■■ ご意見、お問い合わせなどは、下記までお願いいたします。
 ■■ メール rclub@st.ritsumei.ac.jp
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