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立命館CLUB 【VOL.206】

立命館CLUB【VOL.206】


立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。


5月19日(水)は、立命館の創立記念日でした。
立命館の歴史は、近代日本の代表的な政治家で、国際人であった西園寺公望が、1869年、20歳の若き日に私塾「立命館」を開設したことに始まります。そして、中川小十郎がその精神を受け継ぎ、1900年5月19日に「私立京都法政学校」を創立しました。その後、1913年、京都法政学校は西園寺の承諾を得て、「立命館」の名称を継承し、今日に至ります。
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立命館大学校友会のYouTubeチャンネルでは、立命館のゆかりの地をオンラインで巡りながら、立命館の歴史を学べる動画「立命館ゆかりの地を訪ねる」を公開しています。「立命館に想いをはせる旅」、是非お楽しみください。

動画「立命館ゆかりの地を訪ねる」はコチラ≫


5月25日(火)からプロ野球のセ・パ交流戦が始まりました。
5月28日(金)は、楽天ゴールデンイーグルス横浜DeNAベイスターズ戦が実施されます。
DeNAの予告先発は坂本裕哉投手(文学部2020年卒)、対する楽天には辰己涼介選手(産業社会学部2019年卒)が所属しています。
もしかするとお二人の対決が見られるかもしれませんね。

今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

読者プレゼントは、「立命館オリジナル一筆箋」です。

応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】静岡国際陸上女子200mで壹岐あいこ選手が優勝

5月3日(月・祝)、静岡県小笠山総合運動公園エコパスタジアムにて「サトウ食品日本グランプリシリーズ 静岡大会 第36回静岡国際陸上競技大会」が開催されました。女子200mに女子陸上競技部の壹岐あいこ選手(スポーツ健康科学部3回生)が出場し、高校3年生時に記録した自己ベストを更新、23秒71で優勝しました。昨年は100mでも11秒62と自己ベストを更新し、日本インカレでも100m2位、200m3位に輝いています。
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写真提供:月刊陸上競技
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【2】川満陽香理さん(経済学部2010年卒)が全米女子オープンゴルフ選手権の出場権獲得

4月26日(月)、横浜カントリークラブで行なわれた「2021年度(第76回)全米女子オープンゴルフ選手権予選」において、川満陽香理さん(経済学部2010年卒)が36ホールを2オーバーでトップ通過、本選の出場権を獲得されました。
全米女子オープンゴルフ選手権は、女子の5大メジャー大会の1つで、6月3日(木)~6日(日)の4日間、アメリカ・カリフォルニア州のオリンピッククラブで行なわれます。

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【3】学校法人立命館と国立研究開発法人産業技術総合研究所が連携及び協力に関する協定を締結

5月11日(火)、学校法人立命館と国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)は、双方の持つ強みを生かし、産業技術の振興・社会課題の解決・イノベーション人材の育成ならびに地域イノベーションの推進に寄与することを目的とした包括協定を締結いたしました。
本協定を通じて、双方の持つ技術的資源と学校法人立命館の人文社会科学から自然科学に至る異分野融合研究の強みを最大限に生かし、企業とも連携して、持続可能かつ活力ある社会のための課題解決とその成果の社会実装を進めます。国内最大級の公的研究機関である産総研との協定は、西日本私立大学としては初めてとなります。
協定書にサインをする両理事長
関係者による記念写真

詳細はコチラ≫


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【4】APUが国連世界観光機関(UNWTO)の観光教育認証「TedQual」の再認証を取得

立命館アジア太平洋大学(APU)アジア太平洋学部(APS)は、国連世界観光機関(UNWTO)の関連組織UNWTO Academyが実施する観光教育機関向けの認証制度「UNWTO. TedQual(Tourism Education Quality)」の再認証を取得しました。
2018年3月に初めて取得した本認証の期間満了に伴い再度評価プロセスを受審、今回これまでの取り組みが高く評価され、認証の最長期間である4年(2021年4月~2025年4月)を付与いただきました。
「UNWTO. TedQual」は、観光学教育・研究プログラムの質の向上を目的とし、海外においては、観光学プログラムをもつ著名な大学やそれに準ずる教育機関が認証を受けています。

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その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

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【1】[オンライン][有料][要事前申込]
“0泊2時間”東北食べるツアー ~生産者と語ろう~

立命館災害復興支援室では、東北6県の農家・漁師の姿を伝え続けている「東北食べる通信」とコラボし、東北の食を通して、3.11から10年を迎える「東北の今」に触れる取り組みをスタートしました。
第2回は「ドンコ」。ちょっぴりグロテスクでもどことなく愛嬌のある深海魚・ドンコをご自宅にお届けし、オンライン上での交流を通じて、岩手県釜石市の佐々木洋裕さんが水揚げするドンコの魅力、そして東北を存分に味わっていただける企画です。

[日 時]6月19日(土)16:00~18:00
[開催方法]オンライン(Zoom)
[参加費]2,680円(食材・送料込)
<申込締切:6月11日(金)12:00>

詳細はコチラ≫

お申込みはコチラ≫
※お申込み時にアカウント登録が必要です
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第1回「赤皿貝」の様子はコチラ≫

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【2】[オンライン][無料][要事前申込]
サイエンス・ライティング講座(入門編)

日本ミステリー文学大賞新人賞作家の橘由里香(筆名:茜灯里)・立命館大学総合科学技術研究機構助教による「人に伝える力を科学する」全6回のライティング講座です。自分の思いや考えを文章でわかりやすく伝えるためのコツを学べます。対象は高校生から社会人で、どなたでも無料でご参加いただけます。文章を書くことが苦手な方・伝え方のポイントを学びたい方・レポートや報告書を効果的に書きたい方など、お気軽に受講してください。

[日 時]5月19日(水)~6月23日(水)の毎週水曜日 18:00~18:45
[受講料]無料
[定 員]500名 ※先着順です。お早めにお申込みください。
[開催方法]オンライン(Zoom) ※後日、YouTubeにて見逃し配信あり
[その他]既に開催された講座についても見逃し配信にてご覧いただけます。

詳細はコチラ≫

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【3】[@京都][無料][申込不要]
立命館大学歴史都市防災研究所 2020年度・研究成果報告-「レキボウ」って何?-

立命館大学歴史都市防災研究所は、先人から受け継いだ歴史都市・文化遺産を災害から守ることを目的に人文社会科学分野と理工学分野の複合領域である「文化遺産防災学」の教育・研究を推進しています。文理融合で取り組む最先端の研究を広く知っていただくことを目的に企画展示を行なっています。

[日 時]5月17日(月)~7月30日(金) 平日9:30~17:00
[場 所]立命館大学衣笠キャンパス 歴史都市防災研究所 展示ルーム
[入場料]無料
※マスクの着用・入口での手指消毒・体温測定(自動測定)にご協力ください。
※室内が混みあっている場合は、入場をお待ちいただきます。

詳細はコチラ≫


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その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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【1】[オンライン][無料][申込不要]
立命館大学交響楽団「第125回定期演奏会」

春の定期演奏会メイン曲・ベートヴェン交響曲第7番は、『のだめカンタービレ』でも取り上げられた有名な曲です。指揮には、世界的にも活躍されている当団オーケストラアドヴァイザーの阪哲朗氏を迎えます。

[日 時]5月29日(土)18:30~20:25
[開催方法]立命館大学交響楽団公式YouTubeにてLIVE配信(無観客公演)
[入場料]無料

詳細はコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼

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   第175回 輝く学生インタビュー
          1日6時間を3週間~僕が無我夢中になれるもの
                                                                                     美術研究部
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、美術研究部部長川勝慎仁さん(文学部3回生・京都府出身)です。これまでの取り組みについてお話を伺いました。

Q.美術研究部について教えてください。
美術研究部は、衣笠・BKC・OICに拠点があり、現在は約50名が所属しています。イラスト・油絵・水彩画・デジタル作品・彫刻など、それぞれが自由に創作活動に取り組んでいます。例年は、似顔絵やデッサンなどの練習会・学内外での展示会開催・学園祭での出展を中心に活動しています。

Q.現在サークルでは、どのような取り組みを行なっていますか。
Zoomを使ったオンライン練習会を開催したり、SNSでの作品掲載を中心に活動しています。また、「3密」回避・マスクの着用・手指消毒など、感染防止対策や人数制限を設けたうえで、隔週で対面の練習会も実施しています。
新入生歓迎活動では「多くの方々に美術研究部の魅力や雰囲気を感じてもらいたい」と考え、TwitterやInstagramにこれまでの活動の写真や部員の作品を投稿したり、Zoomでの交流会を開催しました。このような状況にもかかわらず、11名の新入生が入部してくれました。
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Q.オンライン練習会について教えてください。
対面での活動が制限されたこともあり、毎週火曜日に18時から約2時間オンラインで開催、毎回約20名が参加しています。その日のテーマに沿って、参加者は作品制作に取り組みます。例えば、「野菜」というテーマだけを決めて、トマト・ブロッコリー・玉ねぎなど、それぞれが対象を自由に選んで描くこともあります。また、10月は「ハロウィン」、11月は「紅葉」、12月は「クリスマスツリー」など、開催時期にあわせたテーマを選ぶなど工夫しています。個人のスタイルを尊重しているので、紙と鉛筆を使う部員、全てパソコン上で作業する部員など様々です。1時間ほど作業時間を取って、その後作品をオンライン上で共有して、互いに講評し合います。「顔の凹凸が本物っぽい!」と褒められたりすると、やっぱり嬉しいですね。また、「速写」とも呼ばれる「クロッキー」の練習も取り入れています。人や動物などの大まかな形を約10分間で描く練習で、対象物の特徴を捉えて描写する練習になり、画力の向上に繋がります。描写のバランスが上手く取れずに困っている部員には、「最初に全体の大まかな形を描いてから、細かい部分を描いた方がいいよ」とアドバイスしたり、作品を見せ合って気づいたことを言い合いながら、技術を高めています。
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これまでは対面での練習会をキャンパスごとで行なっていたため、他キャンパスの美術研究部員との交流はほとんどありませんでした。しかし、オンライン練習会を3キャンパス合同で実施するようになってからは、部員同士の交流が盛んになりました。多くの部員から多様なアドバイスがもらえることはもちろん、他学部の友人も増えて、「オンラインを上手く使えば、コロナ禍でも人との繋がりが広がるんだ」と、新たな気づきもありました。また、「どこからでも気軽に参加できること」に加えて、対面での練習会より運営側の負担も少ないといったメリットもあります。3キャンパス間の交流を促進するため、新型コロナウイルス感染拡大が落ち着いた後もオンライン練習会は継続的に実施していきたいと考えています。
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Q.美術研究部に入ったきっかけを教えてください。
幼い頃から絵を描くことが好きだったこともありますが、高校2年生の時に新海誠監督の『君の名は。』を観て、「自分もこんな作品を作りたい」と思ったことが一番のきっかけです。「細かく描きこまれた背景」「作品をより引き立てる音楽」など、映画全体の完成度の高さに衝撃を受けて、鳥肌が立って震えたことを今でも覚えています。「自分も何かを作ってみたい」と、強く思うようになりました。高校時代は、陸上部で長距離走に取り組んでいたこともあり、「家に帰ったら、すぐ寝る」の繰り返しで絵を描くことはあまりありませんでしたが、大学では「絶対に絵を描きたい」と思っていました。入学後、美術系のサークルを探していたところ、先に入部していた同じ学部の友人からサークルの雰囲気を聞くことができ、「初心者の自分でも楽しめそう。自由な感じで良いなぁ」と思い、美術研究部を選びました。

Q.印象に残っている活動について、教えてください。
残念ながら、昨年の学園祭は中止となりましたが、一昨年の学園祭ではBGMに合わせて絵を描く「ライブアート」と「似顔絵の描画」をしました。特に印象に残っているのが、ブースに来られた方々の似顔絵を部員が描く「似顔絵の描画」です。
初めての依頼者は、卒業生のご夫婦と赤ちゃんでした。人数が何人でも基本的には1組30分、そしてお金(1組100円)もいただくので、「下手なものは描けない」と焦りましたね(笑)。誰か一人だけが中途半端にしか描けていないといった状態にならないように全体のバランスや時間配分に気をつけながら無我夢中で鉛筆を走らせました。作品をお渡ししたところ、「娘にとって初めての似顔絵になりました。似ていますね」という言葉をいただき、本当にほっとしました。
3人の似顔絵をどうにか描ききったことで、それ以降の方々には落ち着いて対応することができました(笑)。「上手いね」と褒められることはこれまでありましたが、目の前で「嬉しい」「ありがとう」と喜んでもらえる体験は初めてで、「絵を描くこと」の新たなやりがいや楽しさに気づくきっかけにもなりました。
その一方で、納得いく似顔絵を30分で描くことの難しさも痛感しました。鉛筆描きで白黒の似顔絵を作り上げることで精一杯でしたが、慣れている先輩たちは色塗りまでされていました。「絵が上手くなりたい。そのためにもっと練習しよう」と思いました。

Q.部長としての活動はいかがですか。
日々の活動に積極的に参加していたこともあり、2020年の秋学期から部長になりました。現在、部室の利用は、部員のスケジュールや希望を調整して「創作活動をする場合は、1名で行なう」「対面で練習会をする場合は、6名以下で行なう」といった制限を設けながら活動しています。このような状況下でも「感染予防を徹底したうえで、どうすればより一層充実した活動ができるのか」、模索しながら取り組んでいます。「楽しみながら創作活動に取り組む」「美術を通して、部員同士が交流できる」といった美術研究部の良さを大切にして、部長職を全うしたいと思います。

Q.美術の魅力について教えてください。
私は主にパソコンを用いたデジタルイラストに取り組んでいます。自分が上手いと思った作品を徹底的に観察してみると「顔のこんなところに皺の線を入れている」「顎のラインは、あえてデフォルメして描くことで全体のバランスを取っている」など数多くの発見があります。色々な作品を観察して、それを吸収し、「どうすれば上手く表現できるか」試行錯誤しながら作り上げていく過程も楽しいですね。
また、作品への反響も大きなモチベーションになります。去年の夏休み、様々な作品を参考にしながらイラストの構成などを考えて、初めてデジタル作品を作り上げました。約3週間、無我夢中で毎日6時間以上は描いていました。部員に見せたところ、とても好評で本当に嬉しかったですね。自分では気づかなかったのですが、多くの部員から「新海誠さんの影響を感じる」といった声ももらいました。「やっぱり自分の原点は新海誠さんにある」と思いました(笑)。
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『あの夏』(川勝さんが初めて作られたデジタル作品)

Q.文学部での学びがサークル活動に活きていることはありますか?
上田高弘先生の「西洋美術史」で西洋において「美の概念」が時代背景によって変化していった過程や「美」や「上手い」は人それぞれの主観であるということを学びました。実は、それまで「絵が上手い」というのは「写真のように『見た通り』に描けること」だと思っていたのですが、この授業を通して自分の考えが間違っていることに気づかされました。改めて「上手い絵とは何か」を考えるきっかけになりました。

Q.今後の展望について教えてください。
オンラインでの練習会は継続して、部員同士がより一層アドバイスし合えるような環境作りをしていきたいと思います。そのためには、練習会に加えてオンライン交流会などを開いて、仲を深められるようなきっかけ作りもどんどんしていきたいと思います。新型コロナウイルス感染拡大前のサークル活動を振り返ると、展示会や学園祭に向けての活動はもちろん、「数多くのアート作品で有名な直島などに行った旅行は、部員同士の仲が深まって楽しかったなぁ」と、こんなときだからこそ、その様な思い出がより一層キラキラ輝いて感じます。このような状況下では旅行は難しいのですが、「美術という同じ趣味をもった学生同士が、サークル活動を通じて交流できること」が美術研究部の一番の良さだと思っています。対面の練習会では互いに似顔絵を描いて交流のきっかけを作ったり、オンライン練習会では雑談の時間を設けるなど、「美術研究部の良さ」を部員全員に感じてもらえるよう工夫しながら取り組んでいきたいと思います。
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『夜椿』(川勝さんの作品)

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「インタビューは、あまり慣れていません」と最初は少し緊張した様子の川勝さんでしたが、ご自身が影響を受けた新海誠監督の話になると、表情がぱっと明るくなり、目を輝かせながら熱く魅力を語ってくださいました。実は、私も『君の名は。』が大好きで、インタビュー終了後も「主題歌が流れるあのシーン、本当に良いよね!」「高層ビルが建ち並ぶ都会の描写がリアル」「光の射し込みがきれい」など、話が尽きませんでした。
美術研究部のTwitterでは、インタビュー内でご紹介したものに加えて、数多くの作品が掲載されています。是非ご覧ください!


美術研究部(衣笠)のTwitterアカウントはこちら≫

▼編集後記▼

今回は、ドイツ「ライプツィヒ・キングス」所属・アメリカンフットボール選手近江克仁さん(経済学部2018年卒・大阪府出身)をご紹介します。立命館大学体育会アメリカンフットボール部パンサーズでは2017年度主将を務め、卒業後は社会人チーム「IBM BIG BLUE」や日本代表主将としても活躍。そして、6月開幕の欧州の新設プロリーグ「ヨーロピアン・リーグ・オブ・フットボール(以下、ELF)」に挑戦されます。
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私のポジションは、オフェンス時にクォーターバックが投げたボールをレシーブするワイドレシーバーです。相手ディフェンスに当たりながらもしっかりとキャッチする能力はもちろん、相手ディフェンスを振り切るスピードが必要です。「IBM BIG BLUE」の先輩から「スピード強化のために陸上競技の練習をした方が良い」とアドバイスをいただき、1年前から短距離走の練習に取り組み始めました。また、「一流選手から学びたい」という思いから、今年の2月中旬から約1カ月間、日本を代表する陸上選手のお一人である藤光謙司さんから沖縄県の陸上競技場で直接ご指導いただきました。
アメフト選手は、「相手からのヒットに耐えられるように重心を下げて『ドシドシ』走るイメージ」があると思います。一方、陸上選手は「軽く宙に浮いているようなイメージ」で走っているように見えます。「陸上選手の走り方」に近づくことを目指して練習を積んだ結果、直線的な走力はもちろん、横への動きなども含め全体的なプレーのスピードアップにも繋がりました。
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6月のELF開幕に向けて、オンラインミーティングも始まっています。アメフトは100以上の戦術があり、それらを全て覚えて試合中に作戦通りに動く必要があります。監督はアメリカ人、選手たちも欧米をはじめ世界中から集まっているため、ミーティングは全て英語で行ないます。昨年から、英語コーチングサービスを活用したり、「IBM BIG BLUE」のアメリカ人選手と共同生活をして英語を学ぶ・使う環境を作り、海外挑戦に備えてきました。まだ、会話の途中に入るジョークはついていけないところがありますが、プレーの専門用語はある程度理解することができています。英語はまだまだ学んでいる途中なので、勉強し続けていこうと思っています。
大学時代は、「日本一になるためには、日本一にふさわしい人間になる必要がある」と考え、そのためにはどうすれば良いか、日々考え行動していました。その姿勢は今の自分にも活きています。ELFで活躍をして、「日本人初のNFL(ナショナル・フットボール・リーグ:アメリカのプロリーグ)選手になる」ために、「NFL選手にふさわしい人間になれているのか」を自問自答しながら、何事にも向き合っています。
アメフトを始めた小学生の頃から「NFL選手になりたい」という夢を追いかけてきましたが、そのためにはどうすればいいのか情報が少なく、具体的なイメージを持てなくなることが何度もありました。だからこそ「自分の取り組みをSNSなどで積極的に発信すること」は、子どもたちに夢を与えたり、アメフト界全体を盛り上げることにも繋がると考えています。私の目標は「日本人初のNFL選手になること」で、どこに行ってもやることは変わりません。ベストを尽くすのみです。これからも応援してくださると嬉しいです。
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インタビューが始まって開口一番、「なんでも答えるので、どんどん聞いてください!」と勢いよくおっしゃってくださった近江さん。どんな質問に対してもわかりやすく、そして熱く語ってくださいました。
ご自身のYouTubeチャンネルでは、インタビュー中にも話題となった藤光謙司さんとの練習動画も紹介されています。陸上競技用のスパイクを履いて、スターティングブロックから走り出す近江さんの姿は、まさにスプリンター。藤光さんからも「アメフト選手から陸上選手になってきた(笑)」とお墨付きをいただいた近江さん、ヨーロッパでの大活躍を期待しています!


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(立命館CLUB事務局)

▼第206号読者プレゼント▼

今回は、「立命館オリジナル一筆箋」5名様にプレゼントします。
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プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:6/7(月)>

【パソコンの方はコチラ】

【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼第205号読プレ当選発表▼

多数のご応募ありがとうございました。205号の読者プレゼント(立命館オリジナル時計)の当選者発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・るうさん(静岡県)・R.Y.さん(京都府)・はっちゃんさん(広島県)・N.N.さん(愛知県)・M.M.さん(兵庫県)

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は6月11日(金)です。お楽しみに。
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