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立命館CLUB 【VOL.135】

立命館CLUB【VOL.135】

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.135━━━
 ■□■ 2018.2.23 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
 ■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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 立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

 春の訪れを予感させてくれる梅の花。京都の梅の名所でも、ちらほらと咲き始め
 ました。

 さて、2月9日(金)から開催されている「平昌2018オリンピック冬季競技大会」。
 日本選手団から元気をもらった方々も多いのではないでしょうか。3月9日(金)から
 は、「平昌2018パラリンピック冬季競技大会」が開催されます。
 今回、星澤克さん(立命館慶祥高校3年)が「ノルディックスキー男子立位」日本代表
 に選出
されました。星澤さんは、先日開かれた壮行会の場で、「パラリンピックと大学
 受験の両立は大変ですが、両方全力を尽くします!」と大会に臨む意気込みを語り
 ました。
 

 さらに、立命館大学硬式野球部から、春季キャンプ・オープン戦の情報が届きました。
 2月24日(土)~3月3日(土)、和歌山県串本町にて春季キャンプを行います。そして、
 3月7日(火)13時~、柊野グラウンドでの大阪産業大学戦からオープン戦が始まり
 ます。2017年度は関西学生野球連盟春季リーグ・秋季リーグともに2位と悔しい結果に
 終わりました。昨年度の雪辱を果たすべく、練習に一層熱が入っています。2018年度も
 選手たちに熱いご声援をよろしくお願いします!

 立命館大学硬式野球部ホームページ≫

 今号も学生や教職員の情報満載でお届けします。

 読者プレゼントは、「R-Cubeふせん2個&Rマークステッカー」です。

 応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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 【1】「2017年度 立命館大学体育会歓送会」を開催

 2月10日(土)、ホテルグランヴィア京都にて「2017年度立命館大学体育会歓送会」が
 開催され、770名を超える体育会所属学生とOB・OGらが出席しました。第一部では、
 昨年11月に学校法人立命館と包括連携交流協定を締結したアシックスジャパン株式
 会社の小林淳二・代表取締役社長が来賓祝辞を述べられました。第二部の表彰式では、
 2017年度に活躍した個人14名と8団体に表彰状を授与、続いて開催された懇親会では
 応援団吹奏楽部とチアリーダー部の各部ステージ、応援団によるファイトオンステージ
 などが行われ、最後は参加者全員によるグレーター立命斉唱でお開きとなりました。

 表彰者一覧
 【体育会名誉会長賞】
  <団体部門>ホッケー部(女子) <個人部門>ボート部 藤井香菜
 【体育会委員長賞】
  <団体部門>カヌー部、女子陸上競技部、ラクロス部(男子)
  <個人部門>男子陸上競技部 鍵本真啓、ウインドサーフィン同好会 島智子、
        自転車競技部 北野龍人
 【体育会本部賞】
  柔道部、アイスホッケー部、応援団チアリーダー部、応援団吹奏楽部
 【スポーツフェロー会長賞】
  アイスホッケー部主務 神森柚佳、ホッケー部(女子)マネージャー 井上和香、
  ホッケー部(男子)マネージャー 橋本名奈子、ホッケー部(女子)マネージャー
  山本佳奈、射撃部副将 亀井敦史、少林寺拳法部統括部長 大場千裕、女子陸上競技部
  マネージャー 藤原理奈、体育会本部委員長 池上昂志郎
 【The best manager of Ritsumei】
  ラグビー部 千葉優樹
 【The best player of Ritsumei】
  硬式野球部 東克樹
 

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 【2】「2018年 学校法人立命館 理事・監事・評議員 新年会-長田豊臣前理事長への
    感謝の集い、立命館名誉館友・館友称号授与式、有功者表彰式-」を開催


 1月26日(金)、京都ホテルオークラにて2018年学校法人立命館理事・監事・評議員
 新年会が開催されました。山口夏海さん(国際関係学部4回生)によるヴァイオリン
 演奏で幕を開け、森島朋三・学校法人立命館理事長が法人を代表して挨拶、学園の
 取り組みと今後の展望を語るとともに長田豊臣・学校法人立命館前理事長(以下、
 前理事長)、是永駿・立命館アジア太平洋大学前学長(以下、APU前学長)、名誉館友
 ・館友・有功者となられたみなさまへの感謝の意を述べました。
 続いて、総長を8年、理事長を10年5ヶ月務めた長田前理事長は「教職員一丸となって、
 大学改革を進めてきました。今後も日本一の私立大学を目指し頑張っていただき
 たい」、立命館アジア太平洋大学学長を8年務めた是永APU前学長は「立命館アジア
 太平洋大学は日本のみならずアジアを代表するグローバル大学に変貌を遂げるであろう
 と信じています。これからも応援しています」と挨拶されました。
 その後の懇親会は、門川大作・京都市長の乾杯でスタート、2018年学生・生徒・児童
 表彰者の映像・写真が上映されました。表彰者を代表し5名の学生が参加、これまでの
 声援に対する感謝の意と今後の抱負を語りました。
 

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 【3】将棋研究会がこども将棋教室「将太郎クラブ」を開催

 将棋は、単に競技として面白いだけでなく、習得の過程において礼儀が身につき、集中
 力や判断力が養われるといった教育的効果も期待できます。将棋研究会では、2016年
 12月から草津市老上学区住民の方々と連携し小学生を対象とした将棋教室「将太郎
 クラブ」を毎週土曜日の午後、老上まちづくりセンターで開催しています。毎回部員
 2~3名が参加、活動が口コミで広がり当初5名程度だった参加者が、20名近くに増え
 ました。2018年4月からは、草津市の社会教育団体に登録して活動を広げる予定です。
 将棋研究会は2017年度に開催された「富士通杯争奪第13回全国大学対抗将棋大会」
 3連覇、「全日本学生将棋王座戦」2連覇など優秀な成績を収めています。今後も部員や
 部全体の競技力向上に励むとともに、社会・地域貢献活動にも取り組んでいきます。
  
 詰将棋出題中の将棋研究会・山本将太郎さん(生命科学部4回生)

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 【4】立命館守山中学校のグループが「日本数学的モデリングチャレンジ2018」で
    準優勝


 2月11日(日)、京都大学数理解析研究所にて「日本数学的モデリングチャレンジ2018」
 が開催され、立命館守山中学校のグループが準優勝に輝きました。大会では、「2月
 11日の17時の京都タワー先端部分の影の位置を特定しなさい」という問題が出され
 ました。立命館守山中学校からは15名が参加、3名1組のチームとなりメンバーで知恵を
 出し合いながら3時間半かけて答えを導き出しました。

 *数学的モデリングでは、現実世界で起こる事象を数理モデルに変換し計算・実験・
  検証を行います。その結果と現実世界で起こった事象との齟齬を確認することを繰り
  返し、精度の高い数理モデルを作成する取り組みです。
  

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 その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

 掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる
 場合があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。
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 【1】[@兵庫][有料][要事前申込]
  姫路漢字探検隊「神さまと漢字」
 
 「しめなわ」や「鳥居」など、神社にある漢字の由来を探します。

 [日 時]3月3日(土) 第1部 10:00~12:00
              第2部 14:00~16:00

 [場 所]播磨国総社<はりまのくにそうしゃ>(兵庫県姫路市総社本町190)
 [参加費]1,000円 ※正式参拝・初穂料含む
 [定 員]第1部・第2部 各50名(先着順)

 お申込みはコチラ≫

 

 詳細はコチラ≫

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 【2】[@京都][無料][要事前申込]
  明日の京都文化遺産プラットフォーム 無形文化遺産シンポジウム
 「日本人の棲まい方~伝統構法と匠の技~」


 日本人の棲まい方の思想と、独自の生活文化(茶・花・香など)を発達させた日本
 建築の今後の在り方を考えます。

 [日 時]3月11日(日)13:30~16:40 (13:00開場)
 [会 場]立命館朱雀キャンパス 大講義室
 [入場料]無料
 [定 員]450名(応募者多数の場合は抽選)
 [申込締切]2月27日(火)必着

 お申込みはコチラ≫

 

 詳細はコチラ≫

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 【3】[@京都][無料][申込不要]
  「いのちのつどい」

 東日本大震災が発災した3月11日に「いのちのつどい」と称した追悼の場を実施
 します。相次ぐ災害により亡くなった方々を想うと共に生命の尊さに思いを馳せる
 企画です。2012年から毎年開催しています。

 [日 時]3月11日(日) 13:00~17:00
 [場 所]立命館朱雀キャンパス 1階多目的室
 [参加費]無料
 [内 容]シンポジウム・追悼式典・学生と生徒の活動報告と展示
 [その他]3月9日(金)18:00から、「3.11プレ企画・交流会~3.11を思いながら
      美味しいものを食べよう~」を開催します(有料・要事前申込)。

 詳細・プレ企画のお申込みはコチラ≫

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 その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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 【1】[@長野][無料][申込不要]
  立命館大学スキー部 「秩父宮杯・秩父宮妃杯第91回全日本学生スキー選手権大会」

 立命館大学スキー部は、男子アルペン・クロスカントリー全種目、女子アルペン
 全種目に出場します。

 [日  時] 2月28日(水)~3月5日(月)
 [場  所] 野沢温泉スキー場(長野県下高井郡野沢温泉村字豊郷9167)
 [入場料] 無料 ※大会が行われるコースまでのリフト券代は必要です。

 詳細はコチラ≫

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 【2】[@京都][無料][申込不要]
  立命館大学マンドリンクラブ「第9回マンドリンジョイントコンサート」

 立命館大学・大阪市立大学医学部・大阪経済大学・九州大学・高知県立大学・高知大学
 ・産業医科大学・同志社女子大学・鳥取大学医学部の9大学合同で行うマンドリンコン
 サートです。第Ⅲ部は9大学による合同演奏です。

 [日 時]3月16日(金)18:00開場 18:30開演
 [場 所]京都府立府民ホール アルティ(京都市上京区烏丸通中立売御門前)
 [入場料]無料
 

 詳細はコチラ≫

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 その他のイベントはコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼

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   第106回 輝く学生インタビュー
        歩き続けた先にある絶景を仲間と楽しむ
                      立命館大学体育会山岳部
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介して
 いきます。今回ご紹介するのは、立命館大学体育会山岳部主将・佐々木優太さん
 (情報理工学部3回生・大阪府出身)
次期主将・西夏生さん(法学部2回生・兵庫県
 出身)
です。山登りの魅力について伺いました。

 
 (写真手前:西さん 奥:佐々木さん)

 Q. 立命館大学体育会山岳部(以下、山岳部)の構成について教えてください。
 佐々木さん:部員は、4回生・1名、3回生・3名、2回生・3名、1回生・2名の9名です。
 女子部員も2名います。ほとんどのメンバーが初心者です。ここ数年は新入生が安定的
 に入部してくれています。

 Q.山岳部の特徴を教えてください。
 佐々木さん:地図には「誰もが登れる道」として、登山道が点線で描かれています。
 しかし私たち山岳部は、あえて整備されていない上級者向けのルートを登ります。
 この上級者向けのルートを「バリエーションルート」といいます。ロープを使い険しい
 岩壁などをよじ登らなければならない場所もあります。岩壁をよじ登る力やロープなど
 で安全を確保する技術を身に付け、より困難なルートから頂上を目指すことが山岳部の
 特徴だと思います。

 Q.山岳部に入部したきっかけを教えてください。
 西さん:私は小学校から高校まで野球をしていました。野球部の厳しい練習、監督や
 キャプテンからの命令口調が嫌で「大学に入学したら自由なクラブに入る」と決めて
 いました。漠然とですが「山登り、楽しそう」と感じ、大学入学後すぐに山岳部に
 入部しました。
 佐々木さん:私は子供の頃からボーイスカウトに所属し自然に触れてきました。小学生
 の頃から本格的に山登りを始め、より高度なアウトドアをしたいと考え、大学入学後は
 迷わず山岳部に入部しました。
 
 八ツ淵の滝(滋賀県)をクライミング

 Q.活動内容を教えてください。
 佐々木さん:今年度は月曜日にミーティングを行なっています。活動内容の確認、
 地図や天気図の読み方などの勉強会「デスクワーク」も開催しています。また、ラン
 ニングや筋トレを週1回は必ず行なうように決め、1回生と上回生がペアになり授業の空き
 時間を利用して行なっています。土曜日・日曜日には山に入り、岩登りの練習や荷物を
 背負って歩く「ボッカ練習」をしています。
 西さん:近場での活動が中心です。滋賀県・京都府・兵庫県には初心者の練習に適して
 いるスポットが数多くあります。夏休みや春休みには1~2週間の合宿があります。
 山岳部は他のクラブと異なり大会などがないため、長期休暇の合宿の成功を年間目標に
 掲げ、日々の練習を行なっています。
  
 (写真左)クライミング施設を利用しての練習
 (写真右)ボッカ練習

 Q.地図や天気図の読み方などは、どのように学んでいますか?
 佐々木さん:読図(地図を読むこと)や天気図の書き方などは、前期は上回生が教え
 ます。後期からは、テーマを決めて1回生が調べてきて発表します。上回生から質問や
 アドバイスをして知識を深めています。
 西さん:各自が本やインターネットで調べるなど、常に知識をアップデートするように
 心がけています。また、国立登山研修所という研修施設で行なわれる年3回の研修にも
 参加しています。この研修はプロの山岳ガイドや有名登山家の方から直接指導していた
 だくことができる貴重な機会です。リーダー層や次期リーダー層が参加し、ここでの
 学びは、勉強会「デスクワーク」を通じて部員全員と共有しています。
 佐々木さん:山の中ではラジオの天気予報を聞き、翌日の天気図を描きます。慣れて
 くると30分程度で描けるようになります。その天気図をもとに夕食後のミーティングで
 翌日の行動について話し合います。しかし、専門的な予報はできないので、うまくいく
 こともあれば大きく外れることもあります。電波が入る環境であれば、インターネット
 で山岳の気象情報サイトを確認し判断の参考にすることもあります。
  
 (写真左)地図の読み方を勉強中
 (写真右)定期的に応急処置の方法を復習


 Q.荷物の重さはどのくらいになりますか?
 佐々木さん:夏は25~30kg、冬は30~35kgになります。現在、在籍している女子部員は
 夏山だけ活動していますが、同じくらいの重さを担いで歩いています。いくら練習を
 重ねていても、30kgの荷物を背負って歩くとヘトヘトになります。
 西さん:何度も山登りをしていますが、未だに頂上までの道のりが長く感じ「まだ
 かな、まだかな・・・」と思いながら歩いています。初めて山に登ったときは、
 想像の5倍ぐらい長く感じ、荷物もとても重くて何度も「もういやだ!」と心で叫び
 ながら歩いていました。

 Q.山では全員が同じルートを歩くのですか。
 佐々木さん:夏山は、登攀(とうはん)と縦走(じゅうそう)のグループに分かれ
 ます。縦走は、重たい荷物を背負って複数の山を継続して登ります。一般の登山道を
 歩くため、山登りのイメージそのものだと思います。登攀は、ロープを使って険しい
 岩壁などをよじ登ります。縦走の場合は全員で行動しますが、登攀は2~3名のグループ
 に分かれて登っていきます。冬山は縦走がメインとなります。
 西さん:夏は長いときで10時間ぐらい歩いています。高低差が激しいため、距離的
 にはそんなに長くありませんが、日差しが強く体力の消耗は激しいです。
  

 Q.万が一のためにどのような対策を考えていますか。
 佐々木さん:山に入るときは「ツェルト」といわれる簡易テントを必ず持って行き
 ます。休憩時や非常時に役立つテントで、普通のテントよりもコンパクトなことが
 特徴です。医療パックも常に持っています。しかし、持っているだけでは緊急時に
 使えませんので、定期的に勉強会を開催しています。全員が知識を持ち、いざという
 時に即座に対応できるようにしています。
  
 ツェルトを実際に使い搬送方法を確認

 Q.今までに見た絶景だった場所・想像していたものとは違った場所を教えてください。
 西さん:絶景だったのは、昨年3月の合宿で登った北アルプスの大天井岳です。約3000
 メーターの山で、その頂上から見た景色はこれまでに見たことがないほどきれい
 でした。普段は、あまり感動しないタイプなのですが、大天井岳から見た風景は2年間
 の活動の中でも一番感動的でした。
 佐々木さん:やはり夏の日の出は絶景です。夏場は天気がいいことも多く、少しずつ
 太陽が昇ってくる瞬間が好きです。冬は、ほとんど人が入らない場所を歩くため、雪の
 上に自分たちだけの足跡をつけることができます。振り返ったときに「おお、これだけ
 歩いてきたのか!」と実感でき、嬉しくなります。実は、山頂から見る景色以上に、
 登山道の花や木々の間から見える景色が素晴らしいことも多いんです。
 西さん:想像と違った場所は、新潟県で見た日本海です。昨年の夏合宿は、富山から
 北アルプスに入り縦走しながら日本海を目指していました。2週間くらい山の中にいた
 ので、美しい砂浜と綺麗な海を想像しながら毎日がんばりました。しかし、いざ到着
 してみると、断崖絶壁で石がごろごろと転がっている場所でした。せっかくゴーグル
 まで持参していたので、砂浜まで移動し海に入ったものの、波が想像以上に高く5分
 ぐらい泳いですぐあがりました(笑)。
 佐々木さん:同じ夏合宿での話になりますが、朝日岳から日本海まで抜ける道が
 地図上にあり、今回はここを通ると決めていました。地図上では「道」でしたので、
 普通の登山道かと思いきや、沼のような道で泥まみれになりながら歩きました。この
 ときばかりは、「あれ?こんなはずじゃなかった」と思いながら、景色を楽しむ
 余裕もなくひたすら歩きました。
  
  

 Q.西さんから見て主将・佐々木さんはどんな方ですか。
 西さん:佐々木さんが入部する前は、会計や事務処理がかなり滞っていたと聞き
 ました。前主将と佐々木さんが中心になって、予算獲得や事務処理の方法を整理し、
 部を強化しようとしてくださっていることを感じています。縦走中は疲れてくると
 なかなか声も出ないメンバーも多いのですが、佐々木さんは常に声をかけてくれます。
 山岳部をいつも支えてくださっていると感じています。次は私が引き継いでいかないと
 いけないのでプレッシャーはありますが、「立命館大学山岳部」の名前をすこしでも
 広められるようがんばります。

 Q.佐々木さんから見て次期主将・西さんはどんな方ですか。
 佐々木さん:今年度、西さんは会計として部を支えてくれています。しかし、実は
 エクセルの使い方も知らなかったので、そこから教え始めました。山登りも初心者
 でしたが、回数を重ねるごとに、山の知識が増えてきています。部の運営方法なども
 少しずつ提案できるようになってきましたし、彼の頑張りはひしひしと伝わって
 きます。

 Q.四季それぞれの山を楽しまれていると思いますが、どの季節の山が好きですか?
 西さん:夏です。理由は、雪崩などがないから。私たちが挑戦する山域は危険な場所も
 多く、雪崩が起こる季節は緊張感が増します。5月でも残雪が多いところもあり、
 「滑落して亡くなった」というニュースを聞きます。雪崩や滑落を心配せずに縦走できる
 夏が好きです。
 佐々木さん:私は秋が好きです。クライミングするのに絶好の時期になります。夏だと
 岩が熱くなりすぎて登りづらいですし、冬は岩が冷たく、つかみにくくなります。
 気候もいいですし、岩場が一番登りやすい季節が秋ですね。

 Q.今後の目標を教えてください。
 西さん:群馬県の谷川岳にある一ノ倉沢という厳しい岩場に行ってみたいです。
 谷川岳のバリエーションルートにも挑戦したいです。また、ネパールの未踏峰が解禁
 されたとニュースで聞きました。OBの方々のなかにも未踏峰を登っている方がいらっ
 しゃるので、私も登ってみたいと思っています。
 佐々木さん:3年くらい日本のアルプスに登っていますので、私も海外のバリエーション
 ルートがある山に1度は登ってみたいと思っています。また、3回生中心だった活動も
 2回生へと引き継ぎを始めています。後輩たちには様々な登山知識を増やすことに加え、
 多くのバリエーションルートに挑戦してほしいし、将来「君たちは立命館大学の山岳
 部か」と言ってもらえるくらい強くなってもらいたいと願っています。
 

 ~~~
 いかがでしたでしょうか。
 「過酷な環境のなか歩き続けた先にある絶景。仲間たちと一緒に見ると、それまでの
 疲れも吹き飛びます。高度な技術に磨きを加え、無事故・無怪我で日本各地の山頂を
 目指します」と、力強く語ってくださいました。登山中は仲間と励ましあい険しい
 山道を進み続けます。その先にある美しい山頂を目指し、山岳部は今日もトレーニング
 に打ちこんでいます。

▼編集後記▼

 今回は、男子プロゴルファー・吉桑佑太さん(スポーツ健康科学部2017年卒・岐阜県
 出身)
をご紹介します。吉桑選手は、2017年9月、日本プロゴルフ協会(PGA)主催
 「PGA資格認定プロテスト・最終プロテスト」に出場し、見事合格しました。

 ~~~
 ゴルフを始めたのは3歳の頃。父が近所の打ちっぱなしへ行くときには必ず一緒にいき、
 父の動きを真似していたそうです。クラブにボールがあたる楽しさが忘れられず、小学
 校・中学校とゴルフに熱中していきました。しかし、進学した高校にはゴルフ部は
 なく、授業が終わると毎日のように打ちっぱなしに通い、週末は岐阜関カントリー
 倶楽部で技術向上を目指しました。授業との両立は大変でしたが、「プロになりたい」
 という思いが日々強くなっていました。

 大学進学を考えたとき、メンタル面についても詳しく学び競技に活かしたいと考え、
 立命館大学スポーツ健康科学部に入学しました。ゴルフはメンタル面も強くなければ
 勝てないスポーツです。トレーニング科学やスポーツ心理学などの講義を聞き、ゴルフ
 の技量向上に直結する学びができました。卒業論文では得意のパッティングをテーマに
 書きました。一番プレッシャーのかかるパッティングを心理的に研究したことで、試合
 にも自信を持って挑めるようになったと思います。

 昨年の9月、プロテストに合格。プロだからといって必ず試合に出られるわけではない
 ですが、「やっとスタートラインに立てた」と、少しほっとしました。これまで研修生
 としてゴルフ場などで仕事をしながら競技生活を続けていました。プロテストに合格
 したことで、よりゴルフに集中することができる環境が整ったと思います。大学時代に
 学んだ心理学を活かし、まずはツアートーナメントの出場権をかけた選考会などでよい
 成績を残したいと考えています。目標は、日本ツアーに参加すること、そして賞金王を
 狙える選手になることです。応援よろしくお願いします。

 

 ~~~
 「プロテスト合格後、ゼミ担当であった岡本直輝教授にすぐ電話をしました。自分の
 ことのように喜んでいただき、偶然、岡本先生と一緒におられた現役の学生たちにも
 嬉しい報告ができました」と、話してくださいました。今後の活躍がさらに楽しみ
 です。

 (立命館CLUB事務局 坂東)

▼第135号読者プレゼント▼

 今回は、「R-Cubeふせん2個&Rマークステッカー」5名様にプレゼントします。

 「R-Cube」は「Ritsumeikan Research Repository(立命館学術成果リポジトリ)」の
 名称で、学内で発行されている紀要や博士論文などを検索しWeb上で読むことができる
 データベースです。2008年度から運用が開始され、学外にも公開されています。この
 付箋は、「R-Cube」の利用促進を図るために作成されました。
 

 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:3/5(月)>

 【パソコンの方はコチラ】

 【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼134号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 134号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

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 ★・川本ともぞうさん(岐阜県)★
 ★・加藤もえさん  (東京都)★
 ★・きーちゃんさん (滋賀県)★
 ★・Y.H.さん    (岡山県)★
 ★・保立和則さん    (千葉県)★
 ★★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は3月9日(金)です。お楽しみに。
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 ■■ メール rclub@st.ritsumei.ac.jp
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