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立命館CLUB 【VOL.179】

立命館CLUB【VOL.179】

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■□■ 2020.2.28 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□■ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。

春の訪れを予感させてくれる梅の花。京都の梅の名所でも、ちらほらと咲き始めました。
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このたびの新型コロナウイルスによって影響を受けられた皆様に、心よりお見舞い申しあげます。
現在、罹患された方々におかれましては、一日も早いご快復を心よりお祈りいたします。
皆様、引き続き感染予防および体調管理にくれぐれもご留意ください。


大変残念ではございますが、皆様の安全安心を最優先に考え、立命館大学は、2020年3月の卒業式・学位授与式、および2020年4月の入学式の開催を中止することといたしました。
学長からのコメントは、以下の通りです。
https://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1680

なお、以下のイベント情報につきましては、新型コロナウイルス感染拡大により、今後スケジュールなどが変更となる可能性がございます。
参加される際には、各リンク先で最新情報をご確認いただきますようお願いいたします。

読者プレゼントは、「立命館一筆箋とアルミボールペンのセット」です。

応募方法は最後にお知らせします。それではお楽しみください。

▼学園ニュース▼

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【1】長谷川知子・理工学部准教授が「高被引用論文著者」受賞を報告

1月20日(月)、朱雀キャンパスにて、長谷川知子・理工学部准教授が仲谷善雄・立命館大学長、松原洋子・立命館大学副学長、高山茂・理工学部長に「Highly Cited Researchers 2019(高被引用論文著者)」の受賞報告を行ないました。「高被引用論文著者」は、クラリベイト・アナリティクス社が特定出版年・特定分野において、世界の全論文のうち引用された回数が上位1%に入る論文の著者を選出するものです。
長谷川准教授は、シミュレーションモデルを使って気候変動問題を把握・予測し、どうすれば環境に負荷をかけずに「飢餓の撲滅」を達成できるかを検討、地球温暖化対策の内容によっては、何も対策を講じないよりもむしろ飢餓リスクを高める可能性があることを指摘、それが評価につながったと説明しました。
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【2】カナダ・バンクーバーのブリティッシュ・コロンビア大学にて成人式を開催

1月12日(日)、立命館・UBCアカデミック・イマージョン・プログラム(UBC-AIP)にて、カナダ・バンクーバーのブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)に留学中の立命館大学の学生が中心となり、成人式を開催しました。式典は、本プログラム参加学生の自主企画として伝統的に開催されているもので、来賓として在バンクーバー日本国総領事館総領事・羽鳥隆様やプログラムに携わる教職員の方々をお迎えしました。
53名の新成人を代表して、竹野内優さん(国際関係学部2回生)、斎藤力公さん(国際関係学部2回生)が挨拶、「グローバルな視野で課題解決に取り組んでいきたい」「これからも挑戦し続けたい」と英語でスピーチしました。
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【3】“おもしろい”が連鎖する「OIC創業祭」を開催

2月14日(金)、大阪いばらきキャンパス分林記念館「R+ing」にて、「OIC創業祭」を開催しました。
出口治明・立命館アジア太平洋大学長のオープニングトークからはじまり、富永勇亮・Whatever代表の講演では、「最強のチームをつくる。起業という必然」と題し、ご自身が手掛けてこられたプロダクトや面白いを仕事につなげる確固たる信念についてお話しいただきました。続いて、学生起業家の垣端拓海さん(経営学部4回生)による講演、その後、参加者を交えたオールオーバークロストークを実施。ゲストの方々と参加者が起業をテーマに、これからの生き方・考え方などを共有し議論を深めました。起業志望や起業に興味のある学生・社会人約80名が参加、多くの気づきを得る機会となりました。
次回は「人生が変わるシンプルな文章術『読みたいことを、書けばいい。』~皆さんのものを書くということについての考え方は間違っています~」をテーマに、4月24日(金)18時~開催を予定しています。

詳細はコチラ≫

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【4】立命館慶祥高校で「ディーディー・トロッター選手の特別講演会」が開催されました。

高校1年生を対象に、ディーディー・トロッター選手(Ms. DeeDee Trotter)の講演会が開催されました。
トロッター選手は、400mのアメリカ代表選手として2004年アテネオリンピック・2012年ロンドンオリンピックに出場、両大会において女子4×400mリレーで金メダルに輝いた陸上競技界のスーパースターです。輝かしい競技実績を誇るトロッター選手ですが、深刻な故障に見舞われ、競技への復帰は困難と言われた時期がありました。困難に立ち向かう不屈の信念や闘志、プレッシャーを力に変え挑戦することなど、力強い言葉とパフォーマンスに生徒は熱心に耳を傾けていました。
さらに、講演会終了後は高校陸上競技部に特別レッスンを行なっていただきました。一つひとつ動きを確認しながら重要なポイントを伝えていただくとともに、ハードなレッスンを通して強い心を持つ大切さを教えていただきました。
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その他学園ニュースはコチラ≫
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▼EVENT(公開講座など)▼

掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる場合があります。問い合わせ先やイベントホームページをご確認ください。
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【1】[@全国][無料][要事前申込]
JMOOC講座「現代(いま)に生きる子どもの心理学」

株式会社ドコモgacco(ガッコ)が運営する大規模公開オンライン講座「gacco」にて、立命館大学が提供する講座を開講します。IT環境があれば、どなたでも無料で受講できます。

[開講日]2月28日(金)
[講 師]
矢藤優子(立命館大学総合心理学部教授)
谷晋二(立命館大学総合心理学部教授)
荒木穂積(立命館大学総合心理学部・人間科学研究科特別任用教授)
板倉昭二(同志社大学研究開発推進機構赤ちゃん学研究センター センター長・フェロー教授)
[学習期間]4週間程度
[受講料]無料

上記講座のお申込みはコチラ≫

その他JMOOC講座はコチラ≫

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その他の公開講座はコチラ≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼

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【1】[@長野][無料][申込不要]
スキー部「第90回 全関西学生スキー選手権大会」

関西学生王者を決める大会です。 男女ともに総合3位以内を目指します。

[日 時]3月5日(木)~3月10日(火) ※3月5日(木)の開会式は中止です。
[場 所]野沢温泉スキー場(長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷7653)
[入場料]無料 ※大会が行なわれるコースまでのリフト券代は必要です。

詳細はコチラ≫

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その他の公開講座はコチラ≫
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▼輝く学生インタビュー▼

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  第148回 輝く学生インタビュー
              「支える」ことで気付いた 支えられていること
                                                          日野 未奈子さん
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このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介します。今回ご紹介するのは、日野未奈子さん(社会学研究科2回生・愛媛県出身)です。立命館大学女子陸上競技部での活動を通じて、「伴走者」に出会いました。現在、視覚障がい者ランナーとともに東京パラリンピック出場を目指しています。
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Q.陸上を始めたきっかけを教えてください。
本格的に始めたのは中学生からです。走ることが好きだったので、中学入学後は迷わず陸上部へ入部しました。高校生の時、「皇后杯 全国女子駅伝」で愛媛県代表の一員として出場しました。舞台は京都、立命館大学衣笠キャンパスの前を走る区間もあります。当時、コースの下見をしながら「ここが、駅伝の聖地か…。勉強と部活動に打ち込める立命館大学に入れたらな…」と漠然と考えていました。

Q.憧れていた立命館大学女子陸上競技部(以下、女子陸上部)に入部したときは嬉しかったですか?
「何の全国大会が始まるの?!」というくらいレベルの高い選手が揃っていて、各選手の意識の高さを目の当たりにし、嬉しさよりも不安が大きかったことを覚えています。立命館大学のレベルの高さにただただ驚きました。その後、「中距離走の800m・1500mに挑戦しないか」と声をかけていただき、大学からは中距離に焦点を絞って練習を始めました。
走ることが好きで始めた陸上ですが、大学生になると故障も重なり、走ることに対して前向きになれずに落ち込む日が増えました。当時は練習がうまくいかない自分を責めることも多く、初めて挫折を味わった時期でした。周りの方々と関わること自体に距離をおいていたのかもしれません。今振り返れば、18~19歳の頃は「これだ」と決めたことしか目に入らず、視野を狭めていたと思います。毎日のように「もう陸上は辞めようかな…」と考えていました。そんな時、私は「伴走者」という存在を知りました。

Q.「伴走者」との出会いを教えてください。
男子陸上競技部の長距離パートコーチ・高尾憲司さんから、声をかけていただきました。当時、女子陸上部中距離パートには専門のコーチがいらっしゃらなかったので、高尾コーチにメニュー作りなどをお願いしていました。ある日、高尾コーチから「視覚障がい者の伴走者をやってみないか」と連絡をいただきました。故障で落ち込んでいる私を見かねて、「気分転換になれば」という感じだったようですが、お話をうかがったその日、「是非やらせてください!」と答えました。「何かが変わるかもしれない」という一心で即答したのだと思います。
2015年9月、マラソン選手の近藤寛子選手と出会い、私は「走る楽しさ」を再び実感するようになりました。リオデジャネイロパラリンピック(リオパラリンピック)出場という素晴らしい経験もさせていただきました。当初は親子ほどの年の差に不安もありましたし、高尾コーチも私も手探り状態のなかでの「視覚障がい者の伴走」のスタートでした。しかし、積極的に近藤選手とコミュニケーションをとったことで、年の差や伴走者だからといった関係を意識せずにパートナー関係をもてたことが、競技にも良い影響を及ぼしたと思っています。そして、リオパラリンピックを見た、井内菜津美(いのうちなつみ)選手から声をかけていただき、現在は井内選手とともに東京パラリンピック出場を目指しています。
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Q.伴走者には、どのような役割があるのでしょうか。
伴走者は視覚障がい者ランナーの“目”となって、走路の案内や障害物の有無、給水の補助を行なうことが役割です。伴走者とランナーは輪になった1本のロープ(きずな)を互いに持ち、二人三脚のように走ります。国際大会・国内の競技会などでは、障がいの程度が成績に影響しないように、クラス分けされます。伴走者が必須の「T11クラス」、伴走者と走るか単独で走るか選択できる「T12クラス」、単独で走る「T13」クラスに分かれます。現在、競技パートナーをしている井内選手は「T11クラス」の選手です。レースに加えて、普段の練習や試合会場までの移動はもちろん、生活の介助も含めて伴走者の役割になってきます。練習・試合以外のサポートが実は非常に重要であると、活動を始めてから知りました。
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Q.現在のパートナーである井内菜津美選手との出会いを教えてください。
2016年12月頃に井内選手から高尾コーチに、「リオパラリンピック女子マラソンの近藤選手の力強い走り、活躍を見ました。私も高尾さんの指導を受けたい」と連絡があったそうです。井内選手は私と同じ中距離、特に1500mを得意としている、スピードもある選手です。「一緒にトラックの日本一、そして世界一を目指したい」という熱い思いに応えるべく、2017年から本格的にサポートを開始しました。井内選手の場合、生まれつき目が見えないため、動きの改善をどのように伝えるべきか、良いとき・悪いときをどう表現したらいいか、初めの頃はとても悩みました。しかし、年齢が近いこともあり、すぐに打ち解けることができました。ほぼ毎日一緒に走っていますので、性格や走り方の癖もつかめています。今では、冗談を言い合ったり、私の大学院での研究の悩みを聞いてもらったりすることもあります。競技パートナーであり、友人のような、姉妹のような存在ですね。

Q.1日の練習メニューを教えてください。
週5~6日、伴走をしています。1日の練習時間は3~4時間、メニューは高尾コーチが組んでくださいます。楽しく強度の低いジョギングをはじめ、筋力トレーニングなども行ない、メリハリのある練習を心がけています。
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井内選手との練習風景

Q.声かけのポイントはありますか?
日常会話をはじめ、練習中の声かけもポジティブな声かけを心がけています。といっても、難しく考えず練習中には「あと●分です。頑張りましょう」、調子が上向いてきたときは「どんどん良くなってますよ」という感じです。また、ルートや障害物などは「5メートル先45度右カーブ」「5cmの下り段差があります」など短く具体的に指示するようにしています。
沿道からの声援もあるので伴走者の声が届くのか不思議だと思いますが、意外とハッキリ聞こえるようです。海外のレースでは、より沿道との距離感が近く声援も大きいので、少し大きな声で伝えるように意識しています。

Q.半年後の東京オリンピック・パラリンピックについて、今のお気持ちをお聞かせください。
もちろん、出場したいですね!リオでは競技中はもちろん、開会式や閉会式、選手村のなかでの国際交流がすごく刺激的で、4年後には日本で開催されると思うとすごく興奮したことを鮮明に覚えています。気づけば、半年後に迫っていますし、何としてでもその舞台に立ちたいという思いが日に日に強くなっています。
現在、パラリンピックという一大イベントがあるからこそ、パラリンピック競技にも注目が集まっていると感じています。しかし、パラリンピックが終わってしまうと、注目されなくなるのではないかと選手や私たちは不安に思っています。せっかく盛り上がった雰囲気が大会終了とともに冷めてしまうことは、これからの日本の障がい者スポーツ普及や若手の支援者養成に繋がりません。その裾野をどう広げていくかがこれからの課題だと思っていますし、私自身も若い世代の方々に伴走者をはじめ、パラスポーツの楽しさを伝えていかなければいけないと考えています。

Q.代表選考の大会について教えてください。
1月下旬に東京パラリンピック女子マラソンの最終選考レースがありました。結果は4位、残念ながらマラソンでの代表に入ることができませんでした。しかし、T11という全盲クラスの世界記録を更新できたことは、とても嬉しかったです。井内選手は、5000mのアジア記録を持っていますし、パラリンピック種目の1500mでは日本記録保持者です。得意分野の1500mでの日本代表を目指し、3~5月にかけて行なわれる最終選考レースに挑んでいきます。アジア記録・日本記録を持っていてもまだパラリンピック代表内定とはならず、厳しい状況であることには変わりません。今は、世界ランクを1つでも上げることを目標に日々トレーニングをしています。「東京パラリンピックに出場して恩返しをする」というのが私たちのテーマです。厳しい戦いが続きますが、1戦1戦に集中して東京パラリンピックのスタート地点に立ちたいと思っています。
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Q.大学院での学びを教えてください。
社会学研究科でスポーツ社会を専攻しています。リオパラリンピックでは、女性のスタッフ・伴走者の少なさ、選手層をはじめサポートメンバーも高齢化している印象を受けました。「4年後、東京パラリンピックでは、もっともっと若いファンを増やしていきたい」と思いました。障がい者スポーツを専門的に学びいたいという思いにいたり、大学院進学を決心したのもこの大会でした。
伴走者は「支援者」「サポーター」と言われていますが、選手・コーチをはじめ、多くの方々に支えてもらっているからこそ活動ができていると感じています。その支え合いの概念「ソーシャルサポート」という考え方、それを継続していくことで伴走者にはこういうサポートが活動の継続や実践行動が、伴走者の活動継続や実施要因に繋がることを卒業論文・修士論文では明らかにすることができました。
伴走者は、支援者という立場でありながら、選手やコーチ、様々な方からのサポートを受けています。視覚障がい者ランナーとの関係性は、「喜びは2倍に感じることができ、苦しみは半分にできる」とよく表現されます。距離感の近い競技であることも伴走者の魅力だと思います。今までは自分の競技だけにずっと打ち込んできましたが、支えるスポーツを知った今は、その魅力や楽しさをもっと多くの方々に伝えていきたいですね。
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小学校で行なわれた特別授業の様子

Q.これからの夢・目標を教えてください。
4月からは、井内選手と同じ株式会社みずほフィナンシャルグループで伴走者としての活動を続けていきます。安全確保や競技力向上の観点からも、日中をはじめ、練習など近い距離でサポートできるという点が大きいです。伴走者として、競技者と同じように就職するのは初めての試みだそうです。パラリンピックアスリート支援に力を入れている企業ですので、これまでの私自身の活動や研究を活かし、会社、そして社会に貢献していきたいと考えています。
そして、なにより2020年東京パラリンピックに出場することです。大げさな言い方かもしれませんが、私は立命館大学で伴走活動に出会い、人生が変わりました。「支える」だけではなく、「支えられている」ということに、伴走活動のなかで気づきました。伴走者の活動を通して、故障や記録が伸び悩み途中で競技を諦めた方、大学卒業をきっかけに引退された方々に、もう一度、世界を目指す道があることを示したいと考えています。伴走者が選択肢の一つとして認識されるように、私自身も楽しみながら伴走活動を続けていこうと思っています。

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いかがでしたでしょうか。
「東京パラリンピック出場は、私たちだけではなく、みんなの夢です!」と、力強く話してくださった日野さん。「伴走者」とは並大抵の仕事ではないと実感しました。東京パラリンピックで、日野さんが井内選手の伴走者として輝く姿を見られるよう、応援し続けたいと思います。

▼編集後記▼

今回は、日本あんこ協会会長・にしいあんこさん(西井成弘さん/理工学部2005年卒業・奈良県出身)をご紹介します。2019年4月、TBSテレビ『マツコの知らない世界』に出演し、「あんこの世界」を紹介されました。あんこに関わる仕事を始めた契機や現在の活動などをうかがいました。
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立命館大学理工学部に進学を決めたきっかけは、高校3年生の時に雑誌『ニュートン』を読んだことでした。物理は得意ではありませんでしたが、「この謎を解き明かしてみたい」と、物理のロマンに惹かれました。大学時代は、勉強に加えてバンド活動に熱中する日々でした。軽音サークルに半年間所属。その後は、仲間とバンドを組み、ギター&ボーカルを担当しました。月1~2回ほど、京都・大阪を中心にライブを行ない、スタジオで録音したCDを大学の生協購買部に置いてもらっていました。

あんこは、物心つく頃から大好きでした。祖母や母は、あんこをいつも手作りしてくれましたし、洋菓子よりも和菓子を食べる機会が断然多かったですね。大学卒業後、就職するもわずか2年で退職、「これからどうしようか…」と人生で一番と言っていいほど落ち込んでいた時期がありました。そんな時、父がスーパーで売っているパック詰めのあんこを送ってくれました。荷物を開け、それを手に取った時、ホッとする「ぬくもり」を感じました。
このぬくもりを多くの方々にも感じてもらいたいと考えるようになり、2017年、日本初のあんこ菓子専門通販サイト「あんこ百貨店」をオープン、翌年には「日本あんこ協会」を設立し、会長に就任しました。
日本橋三越本店で開催された「あんこ博覧会」での講演会風景
山形県産業技術センターでの講演

協会設立と同時に、始めたのが「あんバサダー(協会員)」制度です。オンラインの「あんこ検定」をパスすると、協会が認定する「認定あんこ女子」、「認定あんこ男子」として思う存分、「餡活」をすることが許されます。国家試験などのようなライセンスではありませんが(笑)、現在まで約3,000名の方々に受験いただき、2019年12月には全国で合格者数が1,000名を突破しました。一人でも多くの方に「あんバサダー」として、あんこの魅力を発信してほしいと願っています。
大阪あんこ部イベントの様子
福岡あんこ部イベントの様子

日本あんこ協会のビジョンは、(1)「あんこを通じた地域振興ができる組織となる」、(2)「皆が家族愛を想い出せるきっかけとなる組織になる」、(3)「やりたいことをやって生きている組織となる。また皆のその模範となる」です。(1)で社会の「経済的安定」、(2)で「精神的安定」を実現することに加えて、「目指すべき夢や目標」が必要です。そこで(3)が重要になってきます。
あんこ協会のメンバーを見て「自分もあんな風になれるかもしれない!」と思われる組織、誰かを勇気づけられる存在になりたいと思っています。そして、日本あんこ協会のミッションでもある「あんこを通じて世界平和を実現する」ことを目指し、これからも活動してまいります。
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たい焼きを食べるにしいさん
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「いつでも自分には帰れる温かい場所があると確信できると、様々なことに果敢に挑戦ができる」と話すにしいさん。あんこ愛に溢れたお話をうかがった後は、無性に和菓子が食べたくなりました。あんこ好きの方は是非「あんバサダー」として活動してみてはいかがでしょうか。

日本あんこ協会ホームページ≫

(立命館CLUB事務局 坂東)

▼第179号読者プレゼント▼

今回は、「立命館一筆箋とアルミボールペンのセット」5名様にプレゼントします。
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プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:3/9(月)>

【パソコンの方はコチラ】

【携帯電話の方はコチラ】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

▼178号読プレ当選発表▼

多数のご応募ありがとうございました。178号の読者プレゼント当選者の発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

・懐かしの京都さん(兵庫県)・コナン2480さん(千葉県)・A.H.さん(静岡県)

次回のご応募もお待ちしています。
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次回配信予定は3月13日(金)です。お楽しみに。
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◆配信先の変更・解除
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[注意]

※リンク先は、時間の経過と共に変更・消去されることがあります。ご了承ください。
※メールマガジンを転載、その他の利用によって生じる事象について、立命館大学では一切の責任を持ちません。
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■■ 〒604-8520京都市中京区西ノ京朱雀町1番地
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■■ FAX:075-813-8119
■■ ご意見、お問い合わせなどは、下記までお願いいたします。
■■ メール rclub@st.ritsumei.ac.jp
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