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立命館CLUB 【VOL.48】
2014年04月25日
立命館CLUB 【VOL.48】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.48━━■□ 2014.4.25
□■ 立命館CLUB-立命館の“今”を届けるメールマガジン-
■□ https://www.ritsumei.ac.jp/rclub/magazine/
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立命館CLUB会員の皆様、こんにちは。
先日、衣笠キャンパスにて、産業社会学部創設50周年記念事業プ
レ企画・是枝裕和客員教授監督作品「そして父になる」のティー
チイン上映会が開催されました。
会場の様子
4月23日(水)に発売されたDVD「そして父になる」の上映後、是
枝監督とリリー・フランキーさんのティーチインを実施。作品に
対する思いや撮影の裏話に加え、参加者の方から寄せられた質問
にも軽快なテンポで回答されるお二人の姿が印象的でした。
是枝監督とリリー・フランキーさんのティーチインの様子
最後に、是枝監督が担当されている講義「映像論」の昨年度受講
生から花束の贈呈があり、大盛況のうちに幕を閉じました。
花束を贈呈された是枝監督とリリー・フランキーさん
今号も学生や教職員の情報満載でお届けしたいと思います。
読者プレゼントは、「立命館オリジナルピンバッジ」です。
応募方法は最後にお知らせします。お見逃しなく。
それでは最後までお楽しみください。
▼学園ニュース▼
【1】大阪いばらきキャンパス(OIC)に関する取り組みをご紹介[1]茨木市・イオンリテール株式会社・立命館大学が、相互連携
協力による災害に強いまちづくりに関する協定を締結
4月18日(金)、立命館大学は茨木市およびイオンリテール株式会
社と相互連携協力による災害に強いまちづくりに関する協定を締
結しました。
関西でも甚大な被害が予測されている南海トラフ地震への対策な
ど、大規模自然災害に対する地域レベルでの防災対策は一層重要
になっています。
これまでも、茨木市とイオンリテール株式会社は災害時における
物資提供に関する協定を結び、災害時対応を想定したイベントを
共同で開催してきました。 また、イオン茨木ショッピングセン
ターと大阪いばらきキャンパス(以下、OIC)は、非常時に自家発
電による電力供給を相互に行うこととなっています。相互の電力
供給は、OICに隣接し、茨木市が整備する防災公園に対しても実
施することが計画されています。
本協定は、防災に対する連携関係を三者間とし、より災害に強い
まちづくりを推進することを目的として締結されました。今後は、
地域の防災に関する啓発・研修、災害発生時における応急対応お
よび復興においてそれぞれの持つ資源を活用しつつ相互連携協力
を行うこととしています。
調印式終了後は、防災に関する市民参加のイベントが開催され、
各種防災体験(水消火器体験、AED操作体験など)や防災に関する
パネル展示・ワークショップ、非常食の無料配布などが行われま
した。
(写真左)立命館大学学長 川口清史
(写真中央)茨木市市長 木本保平氏
(写真右)イオンリテール株式会社 近畿・北陸カンパニー支社長 若山昇氏
詳細はコチラをクリック≫
[2]茨木市役所との連携講義「政策科学特殊講義」まもなく開講
OICに移転が決定している政策科学部が、2014年度前期、茨木市
役所との連携講義「政策科学特殊講義」(担当:政策科学部・藤
井禎介准教授)を開講します。
本講義では、茨木市役所からゲストスピーカーを毎回招き、現場
から見た政策課題をお話いただきます。現在の自治体が抱える多
様な政策課題について理解し、問題解決に必要な思考法を涵養す
ることを目標としています。
現在、茨木市ではOIC開設の2015年4月に、今後10年間を見通した
「第5次茨木市総合計画」を策定する予定です。総合計画の策定
に関わる様々な部課の取り組みについて講義します。
なお、政策科学部の2回生を対象とした「研究入門フォーラム(
茨木市プロジェクト)」(担当:政策科学部・藤井禎介准教授)
とも連動しており、より深く茨木市の研究を行います。
詳細はコチラをクリック≫
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【2】「食」に関するトピックス
[1]国立民族学博物館と「食」を中心とした学術交流に関する
協定を締結
立命館大学と国立民族学博物館は「食」に関する学術研究や諸活
動の推進を目的として学術交流に関する協定を締結しました。
協定締結により、立命館大学が推進している「食」に関する研究
の領域拡大や高度化、学生・院生・研究者の研究交流を通じた相
互の創発が期待されます。なお、国立民族学博物館が私立大学と
協定を結ぶのは今回が初めてです。
左から国立民族学博物館教授 朝倉敏夫氏・国立民族学博物館館長 須藤健一氏・
立命館大学学長 川口清史・立命館大学研究部長 サトウタツヤ
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[2]立命館守山中学校・高等学校が文部科学省の「スーパー食育
スクール」に指定
文部科学省の「平成26年度スーパー食育スクール事業」に、立命
館守山中学校・高等学校が指定されました。
この事業は、大学・企業・行政機関・生産者等と連携し、新たな
食育プログラムの開発・充実を目的としています。
初年度である今年度は小中高校42校が指定され、立命館守山中学
校・高等学校では「中3生の部活動引退前後の活動量の差と食生
活の変化に応じた食育の実践」をテーマにした取り組みを行いま
す。
具体的には中高一貫校の特徴を活かし、学校生活が大きく変化す
る中学3年生から高校1年生への接続期に着目し、体重・体調変化
の実態調査を行います。あわせて、部活動引退後の食育プログラ
ムの実施によって食意識の向上を目指し、肥満や痩せ防止、体力
低下の改善を図る予定です
詳細はコチラをクリック≫
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【3】2014年 立命館大学名誉教授称号授与式を挙行
4月4日(金)、立命館大学名誉教授称号授与式を挙行し、合計24
名の先生方に名誉教授称号を授与しました。
授与式では川口清史学長から、長年にわたる本学への貢献に対す
る感謝と、名誉教授としての今後の活躍への期待を込めた祝辞が
送られました。その後、名誉教授となられたすべての方々が、本
学への思いや今後の抱負等を語られ、穏やかな雰囲気のなか閉式
しました。
記念撮影の様子
名誉教授に称号記が授与されました
名誉教授となられた方々の氏名一覧・詳細はコチラをクリック≫
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【その他学園ニュース】
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学園PICK UPはコチラをクリック≫
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▼EVENT(公開講座)▼
掲載しているイベントや公開講座は、天候や諸事情により、延期または中止になる場合があります。問い合わせ先やイベントホー
ムページをご確認ください。
※[要事前申込]の場合は、各問い合わせ先にご連絡ください。
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【1】[@京都][無料][申込不要]
立命館土曜講座 5月度(第3092~3095回)
[特集]専門研究への橋わたし-入門シリーズ(2)
(1)5月3日(土)(第3092回)
[テーマ]憲法入門-最高裁判決の「読み方」
[講 師]立命館大学 名誉教授 大久保 史郎
(2)5月10日(土)(第3093回)
[テーマ]日本近代教育思想史入門-明六社知識人の教育論-
[講 師]立命館大学文学部 非常勤講師 藤野 真挙
(3)5月17日(土)(第3094回)
[テーマ]日本近代思想史入門
-美濃部達吉と吉野作造を読み解く-
[講 師]立命館大学文学部 教授 小関 素明
(4)5月24日(土)(第3095回)
[テーマ]近代日本の法と心理学史
-明治から現代の応用心理学-
[講 師]立命館大学文学部 助教 若林 宏輔
[時 間]14:00~16:00
[場 所]立命館大学末川記念会館講義室
[聴講料]無料 (※事前申込不要)
主催:立命館大学衣笠総合研究機構
事務局:リサーチオフィス(衣笠)TEL:075-465-8236
立命館大学土曜講座HPはコチラをクリック≫
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【2】[@全国各地][無料][要事前申込]
父母教育後援会主催イベントのご紹介
※参加対象は立命館大学在校生のご父母の方のみです
(1)春のオープンカレッジ2014~関西地区父母教育懇談会~
学生の成長を支援する制度やプログラム、学部での学びなどに
触れていただく貴重な機会です。
ご父母の皆さまのご参加をお待ちしております。
[日 時]6月14日(土)
[会 場]衣笠キャンパス/びわこ・くさつキャンパス
[参加料]無料
詳細はコチラをクリック≫
(2)都道府県父母教育懇談会2014
ご父母の皆さまのもとに本学教職員が赴き懇談を実施します。
[日 時]6月1日(日)~7月6日(日)
[会 場]全国各地 ※詳細は下記URLをご覧ください
[参加料]無料
詳細はコチラをクリック≫
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その他の公開講座はコチラをクリック≫
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▼EVENT(スポーツ/学芸)▼
【1】[@滋賀][一部有料][申込不要]第46回草津宿場まつり
草津宿の歴史と伝統を身近に楽しめる「草津宿場まつり」は、今
年で46回目を迎えます。
本学からは、応援団・書道部・カラーガードサークルLUSTER・吟
詠剣詩舞サークル等の団体が各ステージに出演します。また、天
井川のくさつ万博コーナーでは、ライフサイエンス研究会・将棋
研究会等の団体が体験コーナーを設置する予定です。
[日 時]4月27日(日)10:00~17:30(予定)
[場 所]JR草津駅~草津市役所周辺
[入場料]無料(雨天時中止の場合あり)
宿場まつりホームページはコチラをクリック≫
プログラム一覧はコチラをクリック≫
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【2】[@兵庫][無料][申込不要]
京都チーム「櫻嵐洛」 第16回加古川踊っこまつり
京都チーム「櫻嵐洛(さらら)」は、高知市発祥の「よさこい」
を踊るサークルです。「鳴子」と呼ばれる鳴り物を手に、エンジ
とヨモギ色の華やかな衣装を身にまとった約70名がエネルギッシ
ュに踊ります。
[日 時]5月3日(土)11:00~(予定)
[場 所]加古川市役所前広場
(ほか、イオンタウン加古川など計4ヶ所)
[入場料]無料
詳細はコチラをクリック≫
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その他のスポーツ・スケジュールはコチラをクリック≫
その他のイベント・スケジュールはコチラをクリック≫
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▼輝く学生インタビュー▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第34回 輝く学生インタビュー
立命館大学で踏み出した、夢への第一歩!
立命館大学新入生 大西彩香さん・篠田美里さん
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学
生や団体を紹介していきます。
今回ご紹介するのは、4月に入学した産業社会学部の大西彩香さ
ん(兵庫県出身)と、国際関係学部の篠田美里さん(東京都出身)
です。お二人とも各学部の新入生代表として、入学式でスピーチ
されました。
そんなお二人に入学の経緯や、スピーチの裏側をインタビューし
てきました。
スピーチ内容とともにお楽しみください。
【新入生代表 産業社会学部 大西彩香さん】
兵庫県小野市出身の大西さんは、地元の高校で放送部に所属して
いました。テレビドキュメント番組の制作がきっかけで放送関係
の仕事を志すようになり、現在社会とメディアの関わりを多角的
に学ぶために「産業社会学部」を志望しました。
新入生を代表して挨拶を行う大西さん
【新入生代表挨拶】
皆さんには、将来の夢や目標があると思います。私の将来の夢は、
地元に根付いたメディアコンテンツ制作をしていくことです。
そう思うようになったきっかけは高校の放送部での活動でした。
放送部ではテレビドキュメント番組を制作するために、地域につ
いて取材をしていました。私がお話をうかがった高齢者の方から
は、インターネットを使いこなせず、病院の情報や高齢者向けの
バスの割引情報のことを知らないという意見がありました。
また、代わりに地域の広報誌が出版されていても、文字が小さく
読めないという声もあったことから、私は、高齢者の方たちに情
報格差が生まれていることに気づきました。この経験を通して、
私は情報格差の問題を解決するメディアはテレビではないかと考
えました。テレビでは文字では伝わりにくい情報を伝えることが
でき、ほぼ毎日すべての人が見ることができるので情報が伝わり
やすいと考えるからです。
私は現代のテレビのように都市部の情報だけでなく、もっと身近
な地域の話題や情報を提供できるテレビ番組を制作するために、
市民のために役立つ報道について学びたいと思いました。しかし、
地域でテレビ番組を制作できても番組を提供するには経済的な障
害がでてくるだろうとも考えました。
産業社会学部では、メディアだけでなく経済面や政治面、社会面
など多角的な視点から知識を得ることができ、この恵まれた環境
の中で仲間と共に、真摯に勉学に励みたいと考えています。そし
て将来は、実際に地元の情報を全国に報道できるメディアコンテ
ンツを制作したいです。
また、大学生活では、出会いを大切にしていきたいです。一つ一
つの出会いが私自身の人生に影響を与えるでしょう。出会いに感
謝し、私が恵まれた環境で過ごせることを、誇りに思うと同時に、
立命館大学の学生として恥じることのないよう、全国から集まっ
てきた仲間と共に、切磋琢磨しながら成長していきたいです。
さて、東日本大震災から3年がたちました。震災の瞬間、私は中
学校の卒業式に出席していました。家に帰ってからテレビをつけ
て驚愕したことを今でも覚えています。高校時の恩師には「今は
まだ東北に行くときではない。力と技術を学んでから手助けに行
きなさいと」アドバイスをもらいました。大学生活を通して自分
自身を磨き、これからの東北の復興にむけて、日本をリードでき
るような人材になることを決意します。
本日、大学生としての一歩を踏み出した私達は、まだまだ微力で
はありますが、志を高く持ち、「自由と清新」という建学の精神
の下、人間的にも成長し、世界に通用する人間になりたいです。
二十一世紀を生きる一人の地球市民として、社会に貢献していく
所存です。
それぞれの将来の夢や目標の達成に向けて、邁進していくことを
誓い、新入生代表の挨拶とさせていただきます。
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桜の前で記念撮影。一番左が大西さん
Q:衣笠キャンパスの印象はいかがですか?
キャンパスに一歩足を踏み入れたらとても静かで「これは勉強に
適した環境だ」と思いました。私の地元・兵庫県小野市は静かな
ところだったので、にぎやかな場所が少し苦手です。キャンパス
内は静かで落ち着きます。
それに、広さに驚いてしまいました。広いうえに建物がたくさん
あって、自分が目指している建物がどれなのか迷ってしまいます。
ここ(取材場所)に来るまでも、迷いながら来ました。
立命館大学放送局(RBC)の活動場所を見学しましたが、施設や
設備が充実している点に目がいきました。これから始まる学生生
活にワクワクしています。特にカメラは、高校の放送部で使用し
ていた機材と違いプロ仕様の機材だったので、「すごいなぁ」と
圧倒されました。
ちなみに、私の趣味はカメラです。静止画・動画のどちらを撮る
ことも好きで、特に人の表情を撮るのが好きです。お金を貯めて、
いつか良いカメラを購入したいと思っています。
Q:高校の放送部の活動について教えてください。
放送部では主にテレビドキュメント番組を制作していました。毎
年『NHK杯全国高校放送コンテスト(※)』優勝を目標に制作し
てきましたが、昨年は悔しくも『優良』に終わってしまいました。
放送部の顧問の先生には大変お世話になり、今でも心から尊敬し
ています。先生は、番組の企画・構成やナレーションの原稿作成
も全てこなし、メディアを通して人に伝える能力に非常に長けた
方で、私の憧れです。
※昨年は全国から1,662校、16,440人の生徒・学校が参加。各県の予選を通過
しエントリーされた中から優勝、準優勝、優秀、優良、入選が決まる。
Q:立命館大学 産業社会学部に入学を決めた理由は?
放送部での活動を通して、将来は放送関係の仕事を志望するよう
になりました。産業社会学部はそのための一番の近道だと思った
からです。
放送部では番組制作をしてきましたが、例えば一つの映像を撮る
ために許可が必要なことなど、番組を見ているだけでは知り得な
い部分がたくさんありました。それに政治や経済など、番組制作
のためには様々な要素が関わってくることに気付き、それを勉強
できる立命館大学の産業社会学部を志望しました。
映像学部ではなく産業社会学部を選んだのは、撮影技術や編集技
術よりも、メディアと人との関わりを学ぶ「メディア社会」につ
いて目を向けたいと思ったからです。
Q:学生時代にチャレンジしたいことは?
テレビドキュメント番組を一人で制作することです。いろいろな
場所へ行って、取材対象者に踏み込んでインタビューしてみたい
ですね。今までは高校内だけの小さな世界でしたが、大学での様
々な人と出会いによって、自分の可能性を広げていきたいと思い
ます。
スピーチでも述べましたが、将来は情報格差をなくすための活動
をしたいと思っています。そう思ったきっかけは、ドキュメント
番組制作のため市役所を訪れた際、たまたま多くのお年寄りの方
から「インターネットができないから、必要な情報が入手できな
い」という意見を聞いたことでした。私たちは何気なくインター
ネットを使っていますが、お年寄りの方は使える方と使えない方
に分かれている現状があることを知り、使えない方々にも情報を
発信できるようになりたいと思っています。
東北のボランティア活動にも興味があるので、一度参加してみた
いです。
Q:一人暮らしの不安はありますか?
すべて自分でしないといけないので、朝起きてからドタバタの毎
日です。それに、実家では料理の手伝いを全くしていなかったの
で、「今日は何を作ろう?」と日々苦戦しています。昨日も電子
レンジに入れたお皿が割れちゃって。日常生活面はとっても不安
ですね。
Q:ご両親へのメッセージを一言お願いします。
両親のおかげで、精神的に周りの子たちよりも早く自立できてい
ると思います。今まで育ててくれたことに感謝し、「もう大学生
なんだ!」という気持ちで、将来に向けて頑張ります。
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次に、篠田美里さんをご紹介します。
【新入生代表 国際関係学部 篠田美里(しのだ みり)さん】
篠田さんの父は日本人、母はタイ人です。幼少期から母との会話
では日本語とタイ語を使用していたため、両方を習得。家庭の環
境から徐々に「国際関係」や「グローバル」というキーワードに
興味を持ち始めます。東京出身の篠田さんは、中学生のころ留学
を決意し、オーストラリアの高校へ進学しました。
新入生を代表して挨拶を行う篠田さん
【新入生代表挨拶】
So, please allow me to share with you my memorable experiences
of being an international student. Speaking of opportunity,
how many of us imagine 3 years ago that we would be sitting
in this auditorium today. Definitely not me. Three years ago,
I was all fresh and excited about my new high school life
in Australia. At the beginning, life there started with an
excitement, but later I learned that it would not be so easy.
In the first year when my English skills were limited, I
struggled keeping up with my classes and classmates. The
different style of education made my life even more difficult.
I hardly understood my teachers and it was so difficult to
speak up in classes. I eventually adjusted myself and overcame
all of these difficulties. Then, I started to see the beautiful
side of being in Melbourne. I learned about various cultures
from the locals and from my international friends, and I was
glad that I could experience something that I would never
have experienced in Japan.
Living in a boarding house has taught me to be resilient and
independent. There were both great and difficult friendships
in the boarding house. However, I have learnt to accept and
understand other people’s cultures and to share my own opinions.
To me, this is a key part of being an international person.
Being in Australia, I was able to observe Japan from a
distance. Standing on a different continent enabled me to
better understand the strengths and weaknesses of the country.
In this digital era, things are changing faster and faster.
The world has become globally connected and increasingly
interdependent. You can feel that internationalism is at
reach. It is in the air that we breathe. Many universities
in Japan have begun to place more importance on being global
and diverse. So we, as students, have you guys ever spent
a minute on thinking about your own roles?
As a Thai/Japanese girl, when I was young, I wondered why
my parents spoke to me in different languages. Living in
three countries and speaking three languages, I was questioning
myself, who I am and where I belong. I was enlightened when
I was assigned to write an essay on the topic of ‘Identity
and Belonging’ in English class. After researching and
finishing the essay, I became aware that I only knew Japan
on the surface. This was the turning point where I decided
to come back to Japan for further study. And my choice was
Kyoto. Why Kyoto? I believe Kyoto, being rich in Japanese
tradition and with a long history, will give me the best
opportunity to nurture my Japanese identity, and studying
International Relations, apart from knowledge, will give
me more chances to interact with people in Japan and also
enable me to meet more overseas students.
Now that I am a Ritsumeikan University student, I am interested
in becoming an ambassador for international exchange study.
I hope to encourage Japanese students to study abroad to
experience a different life and culture. I would like to
share my experiences in Australia and assist them in preparing
themselves. I would also like to assist any overseas students
who visit Ritsumeikan as an exchange or full time student.
I am certain that I can help them understand Japanese society
and culture so that they can adjust themselves easily.
I would be delighted to bring people together.
Before I close my speech, I would like to say: please don't
take your opportunities for granted. There is no such thing
called “ordinary” in our lives. Live your life to the fullest
because you never know when you will get these chances again
in your life.
Thank you very much for your attention and have a great semester.
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Q:立命館に入学を決めた理由は?
オーストラリアで現地学生や留学生に囲まれた学生生活を過ごす
なかで、自らの「アイデンティティ」について考える授業があり
ました。その時改めて、日本の良さや日本人としてのアイデンテ
ィティを自覚し、日本の大学に進学しようと決意しました。
母の実家のあるタイに滞在していたときに、タイの留学フェアで
立命館大学を知り、政治・経済をはじめ国際関係について幅広く
学べる国際関係学部に進学したいと思いました。留学先からスカ
イプを通して入試の面接を受けられるなど、留学生へのサポート
が充実していて、日本のほかの大学に比べて国際化が進んでいる
印象を持ちました。
Q:新入生代表スピーチを終えて、いかがですか?
非常に緊張して出だしで噛んでしまい、大学生活初日から大恥を
かいてしまいました(笑)。少し早口になってしまいましたが、
自分らしい言葉で伝えられたと思います。
スピーチには、「人生の限られたチャンスのなかで、後悔しない
よう精一杯努力しよう」という想いを込めました。私も留学した
ころは英語が通じず、海外に一人でいるのが寂しくて諦めて帰ろ
うと思った時期がありました。それでも一つ上の英語のクラスに
上がろうと、目標のステップを小さくわけることでモチベーショ
ンを保ち、努力を続けました。その結果、一番上のクラスに進む
ことができ、自信につながりました。立命館大学と出会えたのも、
この時の努力があったからこそだと思っています。これからの学
生生活が、自分の人生にとって意味のあるものにしたいと思って
スピーチしました。
Q:両親へのメッセージを一言お願いします。
両親の支えがあったからこそ、ここまでくることが出来たと感謝
しています。母にいたっては、模擬面接をしてくれるなど、立命
館大学の面接対策まで手伝ってくれました。入学できたのは両親
のおかげだと思っています。京都でしっかりと学び、留学生が日
本で学ぶサポート、海外で学びたい日本人のサポートをしたいと
思っています。
──────────────────────────
いかがでしたでしょうか。
これからの学生生活への期待に胸を膨らませている
大西さんと篠田さん。
お二人とも初々しい一面をみせてくれた一方で、
今までの経験を活かし「立命館大学でさらに自分を成長させたい」
という強い意欲を感じました。
ここは、自分の限界に挑戦する
Beyond Bordersのフィールド、立命館大学。
その一人ひとりに、
それぞれのBorderに挑む挑戦の物語があります。
常識に縛られず、前例にとらわれず、
自分の信じる道をまっすぐに
それぞれの挑戦の物語をスタートさせてほしいと思います。
新しい自分を見つけよう。新しい未来をつくろう。
ようこそ、立命館へ。
──────────────────────────
▼編集後記▼
今回は、脚本家・井上由美子さん(文学部卒・兵庫県出身)をご紹介します。
井上さんは大学卒業後、テレビ東京に勤務を経て、シナリオ作家
協会シナリオ講座研修科を修了。その後、数多くのヒットドラマ
を生み出されました。主な作品に『白い巨塔』『14才の母』『GO
OD LUCK!!』『エンジン』『きらきらひかる』などがあります。
また、モンテカルロ国際テレビ祭 AMADE賞・芸術選奨文部科学大
臣賞・向田邦子賞など、脚本家として数々の賞を受賞されていま
す。
以前に井上さんは「学生時代は京都に住んでいたので、老舗のお
漬物屋さんとか、修学旅行の生徒が泊まる旅館の布団の上げ下ろ
しとか、変わったアルバイトもしました。いま思えば、そのとき
の仕事の経験が脚本作りにも役立っていますね」と語っておられ
たそうです。2007年度に京セラドームで開催された入学式では、
新入生に向けて「大学で過ごす時間は大切な贈り物のようなもの
です。有意義な4年間を過ごしてください」とお祝いメッセージを
贈ってくださいました。
そんな井上さんが先日、WOWOWのドラマ『パンドラ ~永遠の命~』
の制作記者会見に、主演の堺雅人さんとともに出席されました。
このドラマは、がんの特効薬や飢餓を救う食べ物、自殺を防止す
る薬といった“禁断”のテーマを扱い、人気を博した『パンドラ』
シリーズの最新作です。クローン技術をテーマとした今回の作品
について井上さんは「パンドラの箱を開けるにあたって、人類に
とって一番恐ろしい発明だと思いました」と語られたそうです。
ドラマWスペシャル「パンドラ ~永遠の命~」は4月27日(日)
22:00から放送開始です。
(立命館CLUB事務局 堀井)
▼第48号読者プレゼント▼
今回は、「立命館オリジナルピンバッジ」を3名様にプレゼントします。立命館の各種イベント時に着用していると注目を集めら
れる一品です。
プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。
<応募締切:5/5(月)>
【パソコンの方はコチラをクリック】
【携帯電話の方はコチラをクリック】
※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記の
うえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。
応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
応募必要事項
(1)名前: (2)プレゼント送付先住所:
(3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
(5)プレゼント発表時の氏名公開:可 否
(否の場合はイニシャルで表記いたします。
ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)
▼第47号読プレ当選発表▼
多数のご応募ありがとうございました。第47号の読者プレゼント当選者の発表です。
プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★・中牟田 満子さん (千葉県) ★
★・本村 秀博さん (鹿児島県)★
★・スカイ小僧さん (埼玉県) ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
次回のご応募もお待ちしています。
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次回配信予定は5月9日(金)です。お楽しみに。
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